ベトナムツアー選びのポイント
ツアーの特徴
直行便で5~6時間ほど、日本から比較的近い距離にあるベトナムは最短で2泊からの旅行が楽しめます。そのため忙しくて休みがとれない社会人でも、週末旅行気分で気軽に足を運べるのが嬉しいポイントです。
旅行会社が提供するツアーには2~3泊からの短期滞在プランが豊富にあるため、海外旅行に慣れていない人や、時間を効率良く使いたい人は利用すると良いかもしれません。往復航空券とホテルがセットになっているプランが多く、自分で航空会社やホテルを選ぶ手間を省けるのがツアーの魅力です。
ベトナムのツアーの特徴として、「複数都市周遊プラン」や「複数ヵ国周遊プラン」の種類が豊富な点が挙げられます。ベトナムは都市によって雰囲気が異なるため、1都市しか訪れずに旅行を終えてしまうのは少しもったいないのが正直なところ。複数都市を巡ることで、ベトナムの様々な顔を知ることができるのです。
またベトナムの近隣諸国にはタイやカンボジア、マレーシアなど魅力的な国が多く、ツアーの周遊プランを利用すれば効率良く複数の国をまわることができます。「せっかく東南アジアまで来たのだから、他の国も見てみたい」と考える人は、ベトナム以外の国も巡れる周遊プランを選ぶと良いでしょう。
旅の目的別に都市を選ぼう
ベトナムのツアー選びをする上でまず重要なのが、「自分がベトナムで何をしたいのか」目的を明確にすることです。ベトナムは都市によってカラーが全然違うため、旅行の目的によって訪問先を選ぶ必要があります。
たとえばフランス統治時代の街並をじっくり見たいならホーチミンがおすすめですし、歴史や文化にどっぷりと浸かりたいならハノイがおすすめ。そのほか幻想的な風景が見たいならホイアン、ビーチリゾートでバカンスを堪能したいならダナンなど目的によって最適な都市が変わります。
国土こそあまり広くありませんが、都市ごとに雰囲気や特徴が異なるのがベトナムの面白さ。自分がベトナムでどんなことをしたいのか、目的を明確にしてから都市を選ぶと、実際に現地へ訪れた際にギャップが少なくなります。
ただ「初めてベトナムを旅行するから、自分が何をしたいのかよくわからない」という人もいるかもしれませんので、そんな人は複数都市周遊プランを選んでおけば間違いないでしょう。
旅行のベストシーズンを調べよう
ベトナムは、北部と南部ではベストシーズンの時期が異なります。雨期に訪れるとどうしても雨の心配がつきまとうため、旅行中の天候が気になる人は乾期のベストシーズンを狙って旅行すると良いでしょう。
ただ逆に、あえてベストシーズンを外した時期のツアーを選ぶことで、料金が安めに設定されているプランに出会えることもあります。その時々によるため確実ではありませんが、定期的にツアーのプランをチェックしておくことでお得なプランが見つかるかもしれません。
ちなみにベトナム各エリアのベストシーズンは、北部が10月から2月、南部が11月から3月、中部が2月から6月です。この時期は雨の日が少なく、気温も高すぎず過ごしやすい日が続きます。街歩きや自然遺産巡り、マリンスポーツなど屋外の観光をメインにしたい人はぜひ参考にしてみてください。
またベトナムでは祭事が時々開かれるため、開催時期に合わせて渡航するのもおすすめです。特に日本でも有名なホイアンのランタン祭りは、ツアーのプランに組み込まれていることも多く日本人観光客もよく利用します。ホーチミンやハノイと違いホイアンは直行便がないため、個人手配で現地まで訪れるのが不安な人はツアーを利用してみるのも1つの方法でしょう。
好みのホテルを選ぼう
海外旅行の醍醐味といえば、日本にはない異国情緒あふれるホテルでの気分転換ではないでしょうか。ベトナムの主要都市ハノイやホーチミン、ダナンには世界で名だたる高級ホテルがあり外国人観光客からも人気です。これらの高級ホテルは個人手配で予約すると値が張りますが、ツアーを利用すれば安値で宿泊できるケースが少なくありません。
せっかくベトナムへ訪れるなら、普段は宿泊しないような高級ホテルや外資系ホテルを選択してみるのもおすすめです。特にホーチミンやハノイなど、フランス統治時代の名残が強いエリアにはコロニアル調のホテルが多く、東南アジアのベトナムにいながらもヨーロッパの雰囲気を感じられます。
そのほかダナンやニャチャンなどのリゾートエリアには、外資系のリゾートホテルが多く南国気分を味わうにはピッタリ。目の前には青い海が広がる、贅沢なホテル滞在ができるでしょう。自身の好みや予算、旅程などを考えながらツアーを検索してみると、自分好みのホテルが見つかって楽しいかもしれませんね。
そもそもベトナムってどんなところ?
ベトナムの基本情報
ベトナムは東南アジア地域に属する国の1つで、正式名称はベトナム社会主義共和国です。東南アジア諸国の中でも日本から距離が近く、宗教に対する考え方や文化が日本と似ている点も多いことから、どことなく親近感がわく国だと言えるでしょう。
近隣諸国にはタイやラオス、カンボジアがあり、これらの国々へは陸路で行けるためまとめて複数ヵ国周遊する観光者も少なくありません。首都はハノイで、ベトナムの北部に位置します。ベトナムは北部と南部で文化が異なり、旅するエリアによってまったく違う雰囲気を感じられる点が特徴です。
公用語はベトナム語ですが、基本的に観光客向けのレストランやホテルでは英語が通じます。ただ、タクシーやバスの運転手は英語を話せる人が多くないため、あらかじめ行き先をベトナム語で書いたメモを運転手に渡すなどの工夫をするとトラブルにならずおすすめです。
通貨にはベトナム・ドンが使われますが、日本円と比べてゼロの数が多いため買い物の際には注意が必要。スーパーマーケットやショッピングセンターではあまり心配要りませんが、ローカル向けの個人経営のお店では、ベトナムに慣れていない観光客と分かると、ぼったくりをする人も残念ながらいます。買い物の際は、本当に金額が合っているのかをよく確認するようにしましょう。
気候について、東南アジアといえば年中暑いイメージがありますが、ベトナムは地形が縦に伸びているため北と南で温度がまったく異なります。首都ハノイがある北部では10月から3月までが乾期にあたり、この時期は気温が10度を下回ることも珍しくありません。そのため旅行をする時期によっては、薄手の上着を持っていくなど寒さ対策が必要です。
また気候だけでなく北部と南部では民族や文化が異なり、中国に近いハノイには中国系の顔つきの人が多く、ホーチミンがある南部にはクメール系の人々が生活しています。住む人々や街の雰囲気、食文化など同じベトナムでも地域によってまったく違う国のように感じられ、奥が深く多様性に富んだ国だと言えるでしょう。
またベトナム旅行の際に注意すべき点は、ビザ無しで滞在できる日数が15日間のみということ。それ以上の日数を滞在してしまうとオーバーステイとなってしまうため、旅行日数はしっかり確認しておくことが大切です。
タイやマレーシアなど他の東南アジア諸国と同様にベトナムも、ここ数年で経済発展が進み街中には多くの商業施設や高層ビルが建設されています。インターネット環境も比較的整備されています。開発が進み人々のエネルギーが伝わり、活気ある国だと言えます。
ベトナムの歴史
「アオザイ」と呼ばれる可愛らしい民族衣装や、日本でも女性の間で流行つつある「フォー」など、ベトナムには長い年月をかけて育まれた魅力的な文化がたくさんあります。しかし魅力的な面だけでなく、ベトナムは独立するまでの間、外国からの侵略と闘い続けた苦難の歴史があるのも事実です。
縦に長い独特の地形のベトナムは、その北部が中国と触れていることから長い間中国の侵略を受けていました。紀元前111年から西暦938年までの、約1,000年間にわたり中国から支配を受けていた時期を「北属期」と言います。
10世紀に入り中国で唐が滅びると、そこから「呉」「前黎」「李」と王朝が代わる代わるベトナムを統一するようになりました。1802年の阮朝の時代には中国の科挙制度や儒教を取り入れるなど、現在のベトナムに残っている中国の文化はこの時代に作られたものが多いと言えるでしょう。
しかしこのしばらく続いた独立王朝時代は、1887年にフランスの植民地支配を受けることで幕を閉じます。フランスは、ベトナム、ラオス、カンボジアの国々を支配し、すべてまとめて「フランス領インドシナ」という植民地を完成させ、それぞれの国をフランス化させる政策を打ち出しました。
現在ハノイやホーチミンなどの街中に数多くあるヨーロピアンな建造物は、このフランス植民地時代に建てられたものだと言えるでしょう。フランスの植民地下にありながらも独立の意識を高く持っていた国民は、後にホーチミンと呼ばれる革命家が独立運動を進め盛んにしていきます。
その後フランスとベトナムによるインドシナ戦争にアメリカが介入、これはベトナム戦争へと発展し最終的にはベトナムの勝利という結果に終わりました。この勝利をきっかけにベトナムは独立宣言をし、戦争が終わった翌年の1976年に長い植民地時代を終えベトナム社会主義共和国が誕生したのです。
今やベトナムの街は平和そのもので穏やかな時が流れていますが、その背景には長い植民地時代や戦争といった悲しい歴史が隠れていることを知っておくと、また少しベトナムに対する見方が変わるかもしれません。
ベトナムの宗教
ベトナムと日本の類似点として、宗教との関わり方が挙げられます。ベトナム人の宗派の構成は、7割以上の人々が無信仰で、その次に大乗仏教が多く、カトリック、プロテスタントと続くのが特徴です。宗教を信仰している人は少ないものの、文化的な習慣としてお寺にお参りに行く人が多い点が日本と似ています。
家に神様の置物があったりバイクや車に安全祈願のお守りが張られていたりと、完全に宗教を信じていないわけではなく、生活の一部として存在しているのがベトナムでの宗教のあり方だと言えるかもしれません。年間行事には仏教にまつわるイベントも開かれますが、12月にはクリスマスを祝うなど、それぞれの宗教に対して批判するのではなく互いを受け入れる寛容さがあるとも言えます。
また仏教やカトリックのような有名な宗教のほかにも、最近ではカオダイ教やホアハオ教などの新興宗教が信者数を増やしているのも特徴です。そのほか数は少ないものの、民族によってはヒンドゥー教やイスラム教を信仰している国民も存在し、ハノイやホーチミンなどの大都市にはモスクと呼ばれる礼拝所が散見されます。
ベトナムの主要都市
ホーチミン
ベトナム南部にあるホーチミンは、世界有数のグローバル都市として各国から観光客やビジネスマンが訪れます。フランスの植民地時代、独立運動に一役買った革命家ホーチミン氏からその名前が取られました。ホーチミンと呼ばれる以前の名前は「サイゴン」であり、今でも年配の国民のなかにはサイゴンと呼ぶ人が多くいます。
首都のハノイに負けず劣らずの規模を誇るホーチミンは、「東洋のパリ」とも呼ばれるほどの美しい街並が魅力です。フランスに統治されていた時代の名残が感じられ、街中にはヨーロピアンな建物が多数見られます。
サイゴン大教会や中央郵便局は、ホーチミン観光の際にぜひ見ておきたい歴史的建造物だと言えます。ベトナムの歴史に詳しくなくても、このレトロな建造物はただ見ているだけでうっとりするでしょう。
ヨーロピアンな建物が多い一方で、活気ある市場や屋台などアジアらしさが感じられるのもホーチミンの特徴。ヨーロッパとアジアの両方を感じられるホーチミンでは、他の都市にはない異国情緒な雰囲気に触れられます。
現在は観光開発が進み高層ビルや商業施設が増えつつありますが、郊外に出れば手つかずの美しいビーチが多くバカンスにもピッタリ。のどかな果樹園や田園もあり、南部の暖かい気候で育った果実はぜひ1度食べておきたい美味しさです。
そのほか水上人形劇や水上マーケットなど、ホーチミンやその周辺にはベトナムの文化に触れられるスポットが数多くあります。街並や自然、文化など幅広いスタイルの観光が楽しめる、ベトナムの魅力を凝縮した都市だと言えるでしょう。
ハノイ
北部のハノイは、ベトナムの首都であり政治の中心地として存在します。ヨーロピアンな建造物の多いホーチミンに対して、ハノイは史跡や城跡など王朝時代の建造物が多いのが特徴です。
国土の北部に位置することから乾期は冷えて気温が下がり、亜熱帯気候の東南アジアにありながらも気温が10度を下回ることも珍しくありません。観光へ訪れる時期によっては、寒さ対策が必要となるでしょう。日本と同様に四季があるため、シーズンによって特色があるのがハノイの魅力です。
またベトナムの偉人といえば革命の父とも呼ばれるホーチミン氏が挙げられますが、その亡骸が眠るホーチミン廊がハノイにはあります。観光客だけでなく地元の人々も訪れるホーチミン廊は、ベトナムの歴史を知るには重要な場所。政治や文化の中心でもあるハノイでは、ベトナムの戦争や独立の歴史を学ぶことができるのです。
歴史だけでなくハノイには、大型ショッピングセンターやスパなど観光に適したスポットが多数存在します。旧市街ではオシャレなベトナム雑貨が販売され、お土産を探すのにもピッタリ。歴史、文化、観光のすべてを満喫できるのがハノイの良さだと言えるでしょう。
また焼き物や版画が作られる村が郊外に点在しているため、芸術作品に興味がある人は中心部から離れて観光するのもおすすめです。ハノイは中国に近い立地ゆえ中国系の顔つきをしている人が多く、東南アジアのベトナムにいながらもどこか東アジアを旅しているような親近感がわいてきます。
ダナン
ベトナム随一のビーチリゾートが、中部に位置するダナンです。年々海外からの観光客が増え、今やアジアを代表するリゾート地だと言っても過言ではありません。透き通るような青い海と真っ白なホワイトサンズは、日頃の疲れを癒してくれる効果抜群です。
国の中部にあるため、南部のホーチミンや北部のハノイから旅行に訪れることも簡単にできます。また近くにはホイアンやフエといった歴史の長い都市があるため、ベトナムの歴史や文化を学びつつビーチでバカンスを楽しむことも可能です。
ダナンはもともと港町として栄えていた都市で、そのため海鮮が美味しいことでも人気。ビーチ沿いや市内には人気のシーフードレストランが数多くあり、連日観光客で大きな賑わいをみせます。ベトナムで少しロマンティックな食事を堪能したいなら、リゾート地ダナンのレストランへ足を運ぶのが良いでしょう。
高級ホテルも多く、ビーチ沿いにはハイアットリージェンシーやインターコンチネンタルなどの名の知れたホテルが多く並びます。これらの高級ホテルはオフシーズンを選んだりツアーを利用したりすることで安く宿泊できるため、お得にバカンスを楽しみたい人にはおすすめです。またダナンは成田や関空から直行便が出ているため、旅行日数に余裕がない人でも気軽に足を運べます。
ホイアン
古都ホイアンは、ベトナムの都市のなかでも最も趣深い都市だと言えるでしょう。ベトナムの昔の街並がそのままに残されたホイアンは、1999年にユネスコから文化遺産に登録されました。経済が発展し観光開発が進むベトナムで、旧家が未だにそのまま建ち並ぶ姿はベトナムの貴重な遺産だとして認められているのです。
かつて貿易港として栄えたホイアンには、ポルトガル、中国、オランダ、そして日本など様々な国の人々が訪れました。そのため各国の文化が取り入れられた建造物が多く、1つの街にいながら東南アジアや東アジア、ヨーロッパなど複数の地域の特色が感じられます。
中国式のカラフルな家の横に真っ赤なランタンが並ぶなど、異国情緒溢れる光景は見ているだけで楽しめるでしょう。旧市街地にはリノベーションされた小洒落たカフェが多いため、ここでゆっくりとベトナムのコーヒーを飲みながら過ごすのもおすすめ。
観光地化されたホイアンですが、郊外に出れば自然が多くベトナムらしいのどかな田園風景が広がります。街で自転車をレンタルし、ふらっと郊外まで出てみるのも良いかもしれませんね。そのほかホイアンといえばグルメが有名で、「カオラウ」「ホワイトローズ」「揚げワンタン」はぜひ食べておきたい地元の名産品。本場のホイアン料理を食べたいなら、この3品は外せないでしょう。
フエ
観光客にとってはあまり馴染みはありませんが、フエはベトナム最後の王朝があった街として国民に親しまれています。街中にはユネスコの世界遺産に登録された建造物が多く、観光するには見応えがあるエリアだと言えるでしょう。ダナンやホイアンといった他の中部観光地にも近く、近年フエを観光する日本人観光客の数も増えています。
市内は旧市街と新市街に分かれ、それぞれ雰囲気が異なるのが特徴。互いのエリアを隔てるフォン川を船で行き来するのは、フエでは人気のアトラクションです。旧市街には王朝時代の名残が感じられる城壁があり、その重厚さはベトナムの長い歴史を感じさせます。そのほか緑豊かな運河やお土産屋など、旧市街はのどかな風景が広がるのが特徴です。
一方、新市街には新しいホテルやレストランが多く、観光客向けに開発が進んでいる様子が伝わります。ただホーチミンやハノイのように高層ビルが建ち並ぶことはなく、あくまでも王朝時代の街並を壊さない配慮がなされているのがポイントです。
またフエといえばフエ料理が名物で、ここではかつて王宮で出されていた宮廷料理が堪能できます。そのほかにもフエ独自の料理が多数あるため、グルメに目がない人は要チェックです。
ベトナム観光の移動手段
タクシー
ベトナム観光の移動手段として、最も使い勝手が良いのがタクシーです。ベトナムでは道のそこら中に流しのタクシーが走っているため、捕まえるのはそう難しくはありません。ただベトナムに限らず東南アジアでは、運賃をぼったくりする運転手もいるため注意が必要です。
ベトナムのタクシー会社で言えば、MAILINH(マイリン)やVINASUN(ビナサン)が信頼できると言われていますので、この2つを利用すると良いでしょう。タクシーの乗り方は日本と同じで、道を走っているタクシーに向かって手を挙げて止めるだけです。
タクシー会社にもよりますが、一般的には初乗り料金が日本円にして50円から70円程度、そこから1kmごとに70~80円ずつ加算されていきます。バスや電車と比べると高値ではありますが、日本のタクシーと比べるとかなり割安だと言えるでしょう。ただベトナムのタクシードライバーは英語が通じる人が少ないため、あらかじめ目的地をベトナム語でメモに書いておくなどの工夫をする必要があります。
路線バス
タクシーよりも安く乗車できるのが、市内を走る路線バスです。料金は一律で30円程度と決まっているため、距離によって金額が変わることはありません。ただ路線バスはタクシーよりも乗車の難易度が高いため、自信がない人は挑戦するのを控えたほうが良いかもしれません。
日本のバスのようにバス停で止まることはなく、自分の降りたい場所に近づいたときに「降ります!」と手を挙げるのがベトナムの路線バス。そのため土地勘がない人は、どこで降りるべきかわからず不安を感じるでしょう。
あらかじめ運転手に目的地を告げ、降車場所に近づいたら教えてもらうという方法もありますが、バスの運転手に英語を話せる人は多くありません。バスを降りるタイミングを逃し、うっかり終点まで行ってしまえば引き返すのも大変です。ただし、現地の人が日常的に使うローカルの乗り物ですので、ベトナムの生活に触れたいのであれば1度チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
バイクタクシー
ベトナムの名物といえば、道路を埋め尽くす大量のバイク。声をかければ簡単に乗ることができます。バイクタクシーの難しいところは、乗車する前に値段交渉をする必要があるということ。値段を確認せずに乗車すれば、後々トラブルにもなりかねないため注意が必要です。
ただし、交渉次第ではタクシーや路線バスよりも格段に安く利用でき、尚且つ車が渋滞している時でもバイクならスイスイとくぐり抜けることが可能。ベトナムといえばバイクというイメージを持つ人もいるほど、バイクタクシーはローカルの乗り物として認識されています。
ベトナムでとにかくローカルの雰囲気を味わいたいなら、少し勇気を出してバイクタクシーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。交渉次第では1日チャーターできるため、複数人ではなく1人で旅行をする人にとっては便利な乗り物だと言えます。
ベトナム旅行の見どころ
ヘルシーなベトナム料理を堪能する
ベトナム料理は、東南アジアの中でも日本人の舌に合いやすい料理だと言われています。タイ料理やインドネシア料理など他の東南アジア諸国では、香辛料をたっぷり使った調理法がメジャーですが、ベトナム料理はその限りではありません。ベトナム料理でよく使われるヌクマムは小魚を発酵して作られた調味料で、日本でも親しまれている醤油に似てサッパリとしています。
またベトナムは歴史的な背景から、アジアとヨーロッパ両方の食文化が取り入れられた料理が多いのが特徴。フランスパンにハムや香草を挟んだ「バインミー」はまさに、アジアとヨーロッパが融合した料理だと言えるでしょう。日本でも人気の「フォー」はベトナムの国民食とも知られ、野菜がふんだんに使われ美容や健康に効果があると信じられています。
北部、中部、南部でもまたそれぞれの郷土料理があるため、観光の際はその土地独自の料理を堪能できるのも嬉しいポイントです。一般的には北部はアッサリとした味付け、南部は甘辛の味付けがされているため、両方の地域を訪れて味付けの違いを比べてみるのも面白いかもしれません。
ヨーロッパとアジア両方の雰囲気を感じる
ベトナムは、1つの国でありながらアジアやヨーロッパなど様々な文化が融合した街並が魅力だと言えます。大都市ホーチミンではフランス統治時代の面影が残った建造物が多く、中央郵便局やサイゴン大教会は、ここがベトナムであることを忘れてしまうかのようなノスタルジックな空気を作り上げています。市内にはレトロなカフェや雑貨屋が建ち並び、ただ散策しているだけで十分に楽しめるでしょう。
中部のフエやホイアンはホーチミンとは雰囲気がガラッと変わり、中国に侵略されていた時代の遺跡が多いのが特徴です。特にホイアンは、中国だけでなくオランダや日本とも貿易が盛んだった過去があるため、アジアとヨーロッパ両方の建造物が共存しています。
様々な国の文化が入り乱れるベトナムは、街を歩いているだけでアジアとヨーロッパ両方の雰囲気が感じられる面白みのある国だと言えるでしょう。
壮大な世界遺産を巡る
ベトナムには、自然遺産や文化遺産、複合遺産など数多くの世界遺産が存在します。どの世界遺産も魅力的で訪れる価値はあるのですが、そのなかでも知名度が最も高いハロン湾はぜひベトナム旅行の際には足を運んでほしいスポットです。
2,000以上の岩や島が水面に浮ぶハロン湾は、壮大なだけでなく美しささえ感じられます。港をカヌーで周遊するツアープランも充実しているため、お時間が合う人は利用してみると良いかもしれません。
そのほかにも古都ホイアンやフエの建造物群など、街全体が文化遺産に登録されている地域は趣があり観光客から人気です。フエの街並はベトナム王朝時代の名残を感じることができ、ホイアンの街並からはアジアとヨーロッパ両方の文化が入り乱れる姿を垣間見ることができます。
様々な国に侵略された悲しい歴史がベトナムにはありますが、そういった歴史的背景に興味がある人は世界遺産巡りをしてみるときっと楽しめるはずです。
種類豊富な民族グッズを買い物できる
ベトナムでは可愛らしいデザインの民族衣装や、デザイン性の高い民族雑貨・小物が販売されています。エスニック系の商品が好きな人は、ベトナムでお土産としてまとめ買いをしてはいかがでしょうか。日本で購入するよりも値段が安いため、お得に衣装や雑貨が手に入ります。
特に女性におすすめしたいのが、民族衣装のアオザイです。体のラインがピッタリと出て女性らしさが伝わるアオザイは、世界の民族衣装のなかでも群を抜いて美しいと言われています。ホーチミンやハノイ市内では専門店が多く営業しているため、そこでオーダーメイドの衣装を作って日本へ持ち帰る女性も少なくありません。本場のアオザイに触れる機会はめったにないため、お土産に1着購入するのもおすすめです。
アオザイのほかにもベトナムには、少数民族の布を利用したポーチや財布が販売され、どれもカラフルでデザイン性に優れています。普段使いするのにも抵抗がないほど可愛らしいため、エスニック系の商品が好きな人にはピッタリのお土産です。
世界有数のビーチリゾートを楽しむ
東南アジアのリゾート地といえばバリ島やプーケットが思い浮かぶ人も多いかもしれませんが、それらのリゾート地にも負けないほど素敵なビーチがベトナムにはあります。近年日本人を含む国外からの観光客から人気を集めるのが、中部エリアのニャチャンビーチとダナンビーチです。
ニャチャンビーチはベトナムのなかでもトップレベルに美しいビーチだと言われ、透明度の高い海と白い砂浜が評価されています。またフランス統治時代の影響で、ヨーロッパのような異国情緒溢れる街並みも観光客から人気です。
ダナンビーチはニャチャンほど海の透明度は高くありませんが、ヤシの木が生えたビーチ沿いにリゾートホテルが並ぶ様子は、まさに南国リゾートそのもの。ベトナムのビーチはインドネシアやタイほどまだ注目されていないため、プライベート感が味わえるのがポイントです。自分だけのお気に入りのビーチを見つけて、ゆったりとバカンスを楽しんではいかがでしょうか。
定番スポット10選
中央郵便局
ホーチミンを代表する観光スポットの1つが、1981年のフランス統治時代に建てられた中央郵便局です。パリのオルセー駅をモデルにしたこの郵便局は、ヨーロッパらしさを感じさせる異国情緒溢れる佇まいをしています。ホーチミンの中心部に位置しアクセスが便利で、コロニアル調の建物は目立つためすぐに見つけられます。
中央郵便局は、黄色の派手な外観に一瞬目を奪われますが、実際に注目してほしいのは内装の優美さです。アーチ状の天井や木目調のベンチなど、レトロで趣のあるデザインの郵便局内。奥には大きなホーチミン氏の肖像画が飾られ、ベトナム国民に愛され敬われていることが伝わります。
壁には2枚の大きな地図が飾られ、それぞれ「1892年のサイゴン(現ホーチミン)」と「1936年南ベトナムとカンボジアの電信網」を示し、当時のベトナムがどういった状況下に置かれていたかを知れます。フランス統治時代のベトナムにタイムスリップしたような少し不思議な気分を味わえる観光スポットだと言えるでしょう。
サイゴン大教会
サイゴン大教会は、今やホーチミンのシンボルとも言える観光スポットです。教会を作る際に利用された資材はすべてフランスから取り寄せられ、ネオゴシックの外観はヨーロッパの建物のよう。外壁の赤レンガはマルセイユから取り寄せられたもので、その完璧にヨーロピアンな姿はここがベトナムではなくフランスにいるような錯覚を起こしてしまいます。
ついつい外観の壮大さには目を奪われてしまいますが、さらに驚くのは内装のきらびやかさです。教会のいたるところにステンドグラスが張り巡らされ、きらきらと輝く姿には神秘性が感じられます。ステンドグラスには聖書の一部やバラの絵が描かれ、それぞれにストーリーがあるためよく見てみると面白いかもしれません。
また教会の外に置かれた聖母マリア像は、地域住民の間で「涙を流していた姿を見た」という噂が出るほど地元ではミステリアスな像として扱われています。優しい表情のなかに少し哀愁が見られるマリア像は、サイゴン大教会を観光するなら一緒に見ておきたい建造物でしょう。
ドンコイ通り
ホーチミンの目抜き通り、ドンコイ通りはショッピングを楽しむのにおすすめのスポットです。地元のアパレルショップやお土産屋はもちろん、高級ブティックや大型ショッピングモールなど大小問わず様々なジャンルのお店が軒を連ねます。基本的にドンコイ通りにあるお店は定額制なので、ベトナム旅行初心者にとっては値段交渉しなくてすむのが嬉しいポイントです。
ありとあらゆる商品が販売されているドンコイ通りですが、ここで買い物するなら雑貨を探すのがおすすめ。数十円から数百円程度のチープな小物から、少し珍しいベトナムの置物など多種多様な雑貨が見つかります。お目当ての商品がなくても、ウィンドウショッピングをしているだけで楽しめるのは間違いありません。
また通りの中心にはオペラハウスがあるため、夜の時間帯に訪れる人はここでコンサートやバレエを鑑賞するのもきっと思い出に残るはずです。日本で音楽鑑賞するよりもお得な価格で楽しめるため、ロマンティックな夜を過ごしたい人はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
タンロン水上人形劇場
ベトナムの伝統芸能の1つに、水上人形劇が挙げられます。鑑賞するのであれば、ハノイで1番の人気スポットだと言われるタンロン水上人形劇場がおすすめです。ホアンキエム湖のほとりにあるので、湖とセットで観光をする人も少なくありません。
劇の内容にはベトナム人の生活や日常、ベトナムの文化などを取り上げるものが多く、水の上で人形たちがクルクルと動く姿は可愛らしく感じられます。ベトナムの伝統楽器による演奏も聴き応えがあり、演奏者たちの豊かな表情と合わせて楽しむと良いでしょう。人形たちの動きを見ながらストーリーを把握するため、ベトナム語がわからない人でも問題ありません。
劇の途中では火花が打ち上がったり、人形たちが飛び跳ねたり、見る人を飽きさせないコミカルな演出が魅力。旅行中ベトナムの芸術に触れたいのであれば、この水上人形劇の観賞は外せないでしょう。
ホアンキエム湖
ハノイの中心部にあるホアンキエム湖は、観光客と地元民両方の憩いの場として愛されています。もともとこの湖は市内を流れる紅河と繋がっていましたが、その後埋め立てなどの改修がおこなわれた結果、今の小さな湖の形に落ち着きました。
湖中央に佇む「亀の塔」と呼ばれる小さな塔は、ホアンキエム湖周辺で1番の観光スポット。15世紀に国王を務めていたレー・ロイを、中国との戦いで勝利に導いた場所だと伝説で言われています。亀の塔のほかにも歴史の長いスポットがいくつかあり、特に玉山祠という神社や朱色のフー・テック橋は、散歩するのにピッタリなスポットとして地元ベトナム人からも人気です。
昼間は観光客やジョギングする地元民で賑わいますが、夜になると湖周辺がライトアップされ美しい光景に様変わりします。ハノイを代表する夜景スポットとしても知られ、昼間は感じられなかったロマンティックな雰囲気に浸ることができるのです。
ホーチミン廊
ホーチミン廊は、フランス統治下にあったベトナムの独立に貢献した「独立の父」ホーチミン氏の眠る場所です。1975年9月2日(火)、ベトナムの建国記念日に建てられたため、今でも毎年9月2日には多くのベトナム国民がここへ足を運びます。また目の前にあるバーディン広場は独立を宣言した場所であり、ホーチミン廊と合わせてベトナム人にとってはかけがえのない場所だと言えるでしょう。
偉大なるホーチミン氏が眠る墓ということもあり、入場する際はノースリーブやハーフパンツは禁止。手荷物はあらかじめ受付で預け、廊内では私語を話すことも許されません。廊内にはガラスケースに収められたホーチミン氏の遺体が安置され、周囲には手を合わせている地元民の姿が見られるなど、ホーチミン氏が今でも英雄として崇められていることが伝わります。
近くにはホーチミン博物館があり、そこではホーチミンの功績やベトナムの歴史について学ぶことが可能。夜になると建物全体がライトアップされ、周辺では地元の人々が夕涼みをしている穏やかな時間が流れます。
ハノイ36通り
ホーチミンのショッピングスポットといえばドンコイ通りが人気ですが、ハノイで買い物を楽しみたいならハノイ36通りがおすすめです。ハノイ36通りはホアンキエム湖近くにある旧市街一帯を指し、古くから商業が栄えていたエリアだと言われています。
それぞれの通りによって「何が売られているのか」商品が大まかに分かれているため、お目当ての商品がある人にとっては買い物しやすいでしょう。たとえば「ハンザウ通り」には主に靴が売られ、「ハンボー通り」には手芸品が売られるなど、ジャンルごとにお店が集っているのが特徴だと言えます。
様々な商品が販売されていますが、雑貨やファッション用品など特にお土産物にピッタリのアイテムが多く取り揃えられています。ベトナムといえば少数民族が作った布製品が人気ですが、そういったエスニック系の雑貨は一通り見つかるはずです。
毎週金・土・日曜日の夜にはナイトマーケットが開かれ、東南アジア独特の活気が感じられるのも魅力の一つです。比較的値段も安いため、まとめ買いをするのにも向いています。
ハロン湾
ハロン湾はベトナムで人気の世界遺産の1つで、ハノイからは車で3時間半ほどの距離にあり、現地発着のバスツアーも多く存在します。ツアーを利用せずに路線バスで向かうこともでき、ハノイを観光する人にとっては比較的アクセスの良いスポットだと言えるでしょう。
エメラルドグリーンに輝く海に、大小2,000にも及ぶ岩や島が浮かぶ景観はベトナム最高峰の壮大さと美しさ。ハロン湾には「龍が舞い降りる海」という意味があり、その名の通り本当に龍が登場してもおかしくないような神秘性を感じられます。
ハロン湾のクルージングはハノイから日帰りでも可能ですが、1泊2日ツアーも人気のため、時間があるなら宿泊してみるのも良いかもしれません。船上で食事をしたり洞窟巡りをしたりと、ツアーの種類が豊富なため自分に合ったプランを選ぶことができます。ベトナムでとにかく雄大な自然に触れたいなら、外せないアクティビティでしょう。
グエンタイホック通り
街全体が世界遺産として認定されているホイアンは、特に何もせずとも市内をブラブラと散策しながら景観を見ているだけで十分に楽しめます。そんなホイアンのなかでも、グエンタイホック通りは最も異国情緒溢れるスポットだと言えるでしょう。
旧市街の中心地にあり、赤や黄色などカラフルでモダンな建物が軒を連ねます。建物の多くにはランタンと呼ばれる灯がぶら下がり、中国のお祭りのような独特の空気感が漂います。
近年観光客が増えてガヤガヤとした賑わいを見せ始め、そのなかでもグエンタイホック通りは静かで穏やかな点が魅力。ホイアンの目抜き通りでありながらも静けさを保っているため、少し喧噪から離れてゆっくり休憩したい人にはピッタリです。
漆器や民族雑貨、アオザイ専門店などベトナムならではのお店が多く、高品質のお土産を揃えたい人に向いている通りだと言えます。職人たちがランタンを作っている様子も見学でき、ここでは都市部にはない昔ながらのベトナムに出会えるでしょう。
ミーケー・ビーチ
ベトナム随一のビーチリゾートといえば、中部エリアのダナンが挙げられます。綺麗な海やビーチ沿いに軒を連ねるリゾートホテルなど、ダナンはまさに誰しもがイメージする開放的な南国ビーチを体現しているのです。
そんなダナンには人気のビーチがいくつかあり、そのなかでも最もおすすめなのがミーケー・ビーチです。世界各国の様々なメディアで「世界の人気ビーチ」としてランクインし、高級ホテルやシーフードレストランが充実した典型的なリゾートエリア。ダナン空港から車で10分という、アクセスの良さも人気の理由でしょう。
海の透明度が高く波は遠浅のため、小さなお子様連れで遊ぶのにも安心です。ビーチには海の家もあり、小腹が空いた時に美味しいベトナム料理が堪能できます。またサンライズが美しいことでも有名で、少し早起きしてビーチへ足を運べば絶景を眺めることも可能です。ベトナム旅行にリゾート感を求めるのであれば、ダナンのミーケー・ビーチは候補に入れたいスポットの1つだと言えます。
ベトナムのおすすめホテル10選
M ブティック ホテル
基本情報
【住所】7A Thai Van Lung Street, 1区, ホーチミン, ベトナム, 70000
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ロータス ブティック ホテル
基本情報
【住所】55/29-31-33 Le Thi Hong Gam, Dist 01, 1区, ホーチミン, ベトナム, 028
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
エデンスター サイゴン ホテル&スパ
基本情報
【住所】38 Bui Thi Xuan Street, Ben Thanh Ward, District 1, 1区, ホーチミン, ベトナム
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
エッセンス ハノイ ホテル & スパ
基本情報
【住所】22 Ta Hien Street, Hoan Kiem District, オールド クォーター, ハノイ, ベトナム
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ハノイ デーウー ホテル
基本情報
【住所】360 Kim Ma Street, Ba Dinh District, バーディン区, ハノイ, ベトナム
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ハノイアン セントラル ホテル&スパ
基本情報
【住所】42B Hang Cot, Hoan Kiem, Hanoi, オールド クォーター, ハノイ, ベトナム, 100000
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】2歳から可能
【ペット】不可
ザ ブロッサム リゾート ダナン オンセン&フット マッサージ インクルーシブ
基本情報
【住所】Lo A1-A2, Zone of the Villas of Green Island, Hoa Cuong Bac ward, Hai Chau, ハイ チャウ, ダナン, ベトナム
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
バルコナ ホテル ダナン
基本情報
【住所】288 Vo Nguyen Giap Street, My An Ward, Ngu Hanh Son District, Da Nang City, フーミー, ダナン, ベトナム, 550000
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
アダモ ホテル
基本情報
【住所】304 Vo Nguyen Giap street, My An Ward, Ngu Hanh Son District, Da Nang City, フーミー, ダナン, ベトナム, 550000
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
アラゴン ザンティーク アンティーク ホテル&スパ
基本情報
【住所】301-303 Ly Tu Trong St, Ben Thanh Ward, 1区, ホーチミン, ベトナム
【Wi-Fi】全室無料
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ベトナムの年間イベント情報
2月
テト
テトとはベトナムの旧正月を祝う日で、この日になると家々の玄関先に花が飾られ華やかな雰囲気を感じられます。テトフェスティバルと呼ばれる花市では、地元の人々が忙しなく花を購入する様子が見られるでしょう。そのほか市場や商店街では花のアーチやフラワーロードが作られるなど、テトでは騒がしいイベントは行なわれませんが、街全体が旧正月を祝っている平和な空気が流れます。
ホーチミン市の「9月23日公園」では花市のほかに屋台が営業しているため、お祭り気分を味わいたい人は訪れてみるときっと楽しいはず。また「バインチュン」と呼ばれるベトナム風のちまきは、テトを祝う季節料理としてベトナム人からも人気。スーパーマーケットで気軽に購入できるため、記念に1つ食べてみても良いかもしれませんね。
4月
フン王祭り
フン王祭りとは伝説上の王様「フン」を称えるお祭りで、毎年旧暦の3月10日にベトチー市フン寺で開催されます。フン王は、ベトナム最初の国家を作ることに尽力した王様。今でも国民からは崇められているものの、不思議なことに現在にいたるまでその国家にまつわる遺物は一切発見されていません。そのため本当に実在したのか不明な点が多く、伝説の人物だとされています。
旧暦3月10日はフン王の命日とされ、2007年からベトナム国民の祝日に制定されました。毎年この日はフン寺で、フン王にかかわる芸術や文化活動などのあらゆるイベントが開催されます。ベトナム全土から毎年400万人ほどの国民が訪れる大規模な祭ですので、日程が合う人は足を運んでみてはいかがでしょうか。
9月
ドーソン闘牛祭り
北部ハイフォンで開催されるドーソン闘牛祭りは、国の無形文化遺産にも認定された由緒ある祭りです。もともとこの祭は港町ハイフォンに住む人々が水の神を崇拝するためのもので、水牛を闘わせることは神への生け贄への意味も込められています。1,000年前から続くイベントで、開催されなかった時期はあるものの、1990年に復活し今現在まで続いています。
現地では「試合に勝った水牛に触れれば良いことが起こる」といった迷信が存在し、ハイフォンの人々にとって水牛は特別な存在であることがわかります。穏やかなイベントが多いベトナムですが、そのなかでもドーソン闘牛祭りは一風変わったエキサイティングなお祭り。心がハラハラする迫力あるイベントが好きな人は、闘牛同士の熱い戦いを観にハイフォンまで訪れるのも良いかもしれません。
10月
オン水神迎え祭り
オン水神迎え祭りは、ホーチミンで行なわれる漁師たちのための祭りです。古くからベトナムの漁師たちは、クジラのことを「オン神」と呼び船の神様として尊敬してきました。これまで漁が無事にできた感謝の気持ちと、これからも航海が繁栄する祈りの気持ちを込め、毎年旧暦8月16日にこの祭りは開かれるのです。
当日は実際の漁に使われる船に乗ることができ、漁師たちがどんな場所で漁に励んでいるのかを知ることができます。そのほかにも屋台や音楽ライブ、展示会など様々なイベントが現地で盛り上がり、観光客でも気軽に参加することが可能です。ベトナムの漁業関連では最も大きいお祭りとなるため、旅行期間がかぶる人は参加してみると面白いはず。
毎月
ランタン祭り
ベトナムで最も注目度の高いお祭りが、ホイアンのランタン祭りです。毎月旧暦の14日、満月の夜にこのランタン祭りは開催されます。夜になるとホイアンの家庭は電気を消し、家や店の入り口にランタンを吊します。満月の夜、真っ暗な世界にランタンの灯だけが輝くホイアンの街は、うっとりするほどのロマンティックなムードを醸し出すのです。
昼間とはまったく違うこの幻想的な街並は、ホイアンでしか見られない絶景だと言えるでしょう。このランタン祭りは世界的にも有名で、お祭りに参加するためだけに旅行の日程を合わせる外国人観光客も少なくはありません。ベトナムでホイアン旅行をメインにするのであれば、あえてこのランタン祭り開催日に合わせて訪れるのもおすすめです。
ベトナムへの主要エリアからのアクセス・所要時間
- 成田~ハノイ:5時間30分~6時間
- 羽田~ハノイ:5時間30分~6時間
- 関空~ハノイ:4時間30分~5時間
- 成田~ホーチミン:6時間~6時間半
- 羽田~ホーチミン:6時間~6時間半
- 関空~ホーチミン:5時間30分~6時間
ベトナムは国土が縦に伸びているため、どの都市に向かうかによってフライト時間に大きく差が出ます。ただ東南アジアのなかでも日本から距離が近い国であることから、最大6時間から6時間半程度で辿り着きます。
直行便の便数も多いため、旅程に余裕のない人はそちらを利用すると良いでしょう。経由便を使うと運賃は安く済ませられますが、フライト時間が10時間を超えてしまうこともしばしば。時間とお金どちらを優先するのか、よく考えて飛行機を予約することをおすすめします。
ベトナムの空港
ノイバイ空港
ノイバイ空港は首都ハノイにある国際空港で、ベトナム北部で最大規模の大きさを誇ります。ハノイ中心部までは45kmほどの距離があり、路線バスを利用すれば市内まで150円ほどの金額で辿り着くことが可能です。ちなみにバスではなく、タクシーを利用する場合は2,000円ほどの値段がかかります。
ベトナム北部最大級の大きさを誇る空港ということもあり、ただ通過するだけではもったいないほどの魅力的な観光スポットが数多くあります。免税店やラウンジなど、旅の最初と最後にふさわしい高級感溢れる店舗はぜひ立ち寄りたいスポットでしょう。
レストランやカフェなどの飲食店も多く、そのなかでも特におすすめが「HIGH LAND'S COFFEE」というベトナムで展開するコーヒーチェーン店です。あまり知られていませんが、ベトナムといえばコーヒーの生産地としても有名ですので、旅の最後にコーヒーを堪能してから日本へ帰国するのも良い思い出になるはず。
そのほか民族衣装や民族雑貨など、旅行中に買い忘れがあっても安心なお土産にピッタリの商品も多数取り揃えられています。
タンソンニャット空港
タンソンニャット空港は、ホーチミン郊外にある国際空港です。ハノイのノイバイ空港と並ぶベトナムの2大空港とも言われています。ホーチミン市内まで約8kmという好立地にあり、空港から市内まではタクシーや路線バスで移動が可能です。ただベトナムはバイクの交通量が多く渋滞する可能性が高いため、帰りの飛行機に乗る際は早めに空港に向かうと安心でしょう。
ホーチミンに訪れる観光客のほとんどが利用する空港といっても過言ではなく、空港内の商業施設は種類豊富で魅力があります。疲れた時に気軽に利用できる仮眠室は、30分400円からとお得なお値段。空港に早く着きすぎてしまった場合などおすすめです。仮眠室の近くにはベッドのように使えるチェアもあり、こちらは無料で利用できます。
そのほかにもお土産屋やレストラン、スパなどあらゆる商業施設が空港内で営業しているため、観光がてら少し散策してみると面白いかもしれません。
就航している航空会社
ハノイ・ノイバイ空港へ(直行便)
- 日本航空:成田
- 全日空:羽田
- ベトナム航空:羽田、成田、関空、中部、福岡
- ベトジェットエア:成田、関空
- ジェットスター・パシフィック:関空(週4便のみ)
ホーチミン・タンソンニャット空港へ(直行便)
- 日本航空:羽田、成田
- 全日空:成田
- ベトナム航空:成田、関空、中部、福岡
- ベトジェットエア:成田、関空
ダナン・ダナン国際空港へ(直行便)
- ベトナム航空:成田、関空(ビジネスのみ、プレミアムエコノミーはなし)
- ベトジェットエア:羽田
経由乗り継ぎ便
大韓航空、シンガポール航空、アシアナ航空、スクートなど
ベトナムツアーを選ぶときのTips集
ベトナムまでは飛行機でどのくらいかかりますか?
出発地と到着地にもよりますが、直行便であれば5時間から6時間半程度のフライト時間で到着します。日本から直行便があるのはハノイ、ホーチミン、ダナンの3都市のみのため、それ以外の都市へ向かう場合は飛行機の乗り換えや陸路に切り替えなければいけません。
日本から直行便のある日本航空や全日空は、席にモニターがついているためフライト中は映画を見たりゲームをしたりと時間をつぶすことが可能です。
直行便ではなく経由便を使えば値段を安く済ませられますが、目的の都市に到着するまでに10時間以上かかってしまうことも。旅行日数に余裕があり「フライト時間は気にしないから、とにかく安く済ませたい」という人は経由便を利用すると良いかもしれませんね。
何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?
ベトナムは日本からも比較的近いため、最低2泊からツアーを楽しむことが可能です。訪れたい都市が1つしかない場合や、仕事の都合で旅行日数に余裕がない人は、2泊のツアーを利用すると良いかもしれません。
ただ複数の都市を旅行したい人や、1つの都市を深掘りしたい人は3泊以上のツアーがおすすめです。たとえばハノイとホーチミンの両方を堪能したいと考えた場合、地形が縦に長いベトナムは陸路で移動することはほぼ不可能。飛行機を利用することを考えると、移動時間などを考えて3泊は必要でしょう。
カンボジアやタイからも近いため、近隣諸国をまとめて旅行できるのが魅力です。ベトナムから出て隣国を周遊するのであれば、最低でも4泊以上のツアーを使ったほうが時間に余裕があって楽しめます。
ベトナムの気候は?行くのにいい時期はいつでしょう?
ベトナムは都市によって、気候やベストシーズンが異なります。北部は日本と気候が似ていて、年間を通して四季があるのが特徴です。1月から2月にかけてが最も寒く、日によっては最低気温が10度前後になることも。そこから徐々に気温が上がり、7~8月は最高気温が30度を超える暑い日が続きます。
5月から9月までは雨期と呼ばれる雨量が多い時期に入るため、アウトドア系のアクティビティをする人は念頭に置いておくと良いでしょう。10月からはまた気温が下がり始め、雨の日も減り過ごしやすくなります。
一方、南部は北部とは全く気候が異なり、四季はなく年間を通して暑い日が続きます。5~10月が雨期にあたるため、この時期はジトジトと蒸し暑い日が多いです。ただ日本のように1日中雨が降ることはなく、スコールと呼ばれる大雨が短時間に一気に降るのが特徴です。
ホイアンやフエがある中部エリアは9~12月が雨期で、中部エリアの雨期は洪水が起きるほど激しいため注意が必要。雨期を避けたベストシーズンは、北部が10月から2月、南部が11月から3月、中部が2月から6月です。
ベトナム語が話せないのですが、英語が通じますか?
ベトナムの公用語はベトナム語ですが、観光地のレストランやホテルでは英語がよく通じます。ハノイやホーチミン、ダナンなどの中心街や観光地を旅行する場合は、基本的な英語さえ覚えておけば困ることはないでしょう。
少し難点なのが、タクシーやバスの運転手のなかには英語が話せる人がほぼいないということです。そのためどこか目的地を伝えたい時は、紙にベトナム語で地名を書いて渡すといった工夫をする必要があります。
ただいくら観光地では英語が通じるといっても、海外旅行慣れしていない人やベトナムに初めて訪れる人にとっては、語学の壁は旅行の際の不安要因ともなり得るでしょう。語学にあまり自信がない人は、日本語ガイド付きのツアーを選ぶことを検討してみてはいかがでしょうか。
ベトナムの治安はどうですか?危険ですか?
ベトナムでは、殺人やテロなどの重犯罪はめったに起きることはなく、治安は割と安全だと言われています。注意する必要があるのは、スリやぼったくりといった軽犯罪が日本と比べて多いため、それらの対策を講じることは重要です。
ホテルやレストランでは目を離した隙に荷物が盗まれる置き引き事件も発生しているため、荷物から目を離さないようにしたり、人混みのなかではリュックを前に抱えたり、自分自身で出来る対策は怠らないようにしましょう。
またベトナムだけに限った話ではないですが、夜遅くに人気の少ない場所を歩く場合は、出来るだけ複数人でいることで不要な事件やトラブルから避けることができます。