カナダツアー選びのポイント
ツアーの特徴
カナダは日本の約27倍という広大な国土であることから、ひとつの国のなかでも北と南では気候が大きく異なり、さらに最東端と最西端では4時間半もの時差が発生します。
そのぶん地域によって見どころや楽しみ方もたくさんありますので、1回の旅で雰囲気の違った複数の都市をまわることができるのも魅力のひとつです。
とはいえ、日本からは少し離れているほかに日付変更線も超えるため、1〜 2日といった弾丸での旅行は難しいでしょう。フライトにかかる時間を考慮し、現地での滞在を最低でも2泊は確保できるプランを立てることが大切です。
1つの都市だけを観光するのであれば4〜 5日間、複数の都市をまわるのであれば6〜 7日間ほどのスケジュールであれば問題ないといえます。パッケージツアーであれば、都市間の移動手段やホテルの手配の心配がないうえに名所を効率よく観光することができるため、はじめての旅行や各種手配の手間を省きたい場合におすすめです。
また、パッケージツアーを選ぶときにはダウンタウンや歴史的建造物のような1年中楽しめるスポットに加えて、季節ごとの自然も堪能できるプランを選ぶことがポイントとして挙げられます。
カナダはなんといっても自然の美しさが特徴的で、訪れる時期によって四季折々のさまざまな楽しみ方ができることも魅力のひとつ。季節ごとにいろいろな表情を見せる美しい大自然は、カナダを訪れるにあたって一度は堪能していただきたい、外せないスポットです。
カップルや友人同士での旅行の場合は、都市部を拠点にしつつナイアガラ・フォールズなどの人気スポットをまわるツアーが人気です。一方でファミリーにはスキーやカヌーなど、大自然を満喫できるアクティビティがメインのツアーが人気を集めています。
さらに、カナダの隣国であるアメリカを経由し、アメリカとカナダの2ヵ国を周遊できるツアーもたくさん出ていておすすめです。
出発地と行きたい都市を決める
日本からカナダに行く際は、成田空港・羽田空港・関西国際空港の3ヵ所から出ている直行便を利用することになります。そのため、北海道や九州などから出発する場合は、3ヵ所のいずれかを経由しての出国が必要です。
また、日本からの直行便はトロント・バンクーバー・モントリオール・カルガリー間で運行していて、最も便の種類が豊富なのは成田空港です。行き先に応じて日本からの出発地も変わりますので、注意しましょう。ツアーによっては、行きは成田発で帰りは羽田着という行程もあります。
カナダは広い国ですので、地域間にも距離があるほかに見どころも点在しています。そのため、まずは拠点とする都市を決めましょう。カナダの玄関口として知られるトロントやバンクーバーであれば、カナダ国内における移動の手段や便数も豊富で地域間の移動もしやすいといえます。
日本から直行便で行くことができる都市
・バンクーバー:バンクーバー国際空港
カナダ西部にあるバンクーバーにはバンクーバー国際空港があり、成田・羽田・関空からアクセスすることができます。
あわせて訪れることができる主な観光地:ウィスラー、ビクトリア
・トロント:トロント・ピアソン国際空港
カナダ最大の都市といわれるトロントにはトロント・ピアソン国際空港があり、成田・羽田からアクセスすることができます。
あわせて訪れることができる主な観光地:ナイアガラ・フォールズ、オタワ、ストラットフォード
・モントリオール:モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港
カナダ東部にあり、カナダ第2の都市とも呼ばれるモントリオールには、成田空港からアクセスすることができます。
あわせて訪れることができる主な観光地:ケベック・シティ、プリンス・エドワード島、トロワ・リビエール
・カルガリー:カルガリー国際空港
冬季オリンピックの開催地として知られるカルガリーにはカルガリー国際空港があり、成田空港からアクセスすることができます。
あわせて訪れることができる主な観光地:カナディアン・ロッキー、バンフ、バッドランド
旅行日程を決める
カナダ旅行の際は、日本から片道10時間以上の長時間移動に加えて日付変更線をまたぐ関係から、前後1日が移動日として必要になります。さらに、カナダはとても広い国ですので、カナダ国内での移動にもある程度の時間がかかることを前提に、旅行の日数を確保しましょう。
価格を抑えたいなら長距離バスや列車の利用がおすすめですが、そのぶん時間もかなりかかるため、パッケージツアーでは飛行機やツアーバスなどを利用したコンパクトな移動がメインとなります。
ひとつの都市だけの場合
ひとつの都市を観光する場合は、最低でも2泊ほど滞在できるように日程を確保すれば観光には問題ありません。日本から直行便で行ける都市であればなおさら、弾丸旅行でもしっかり観光の時間を確保することができます。
また、現地での滞在に加えて行きと帰りの1泊ずつは機内で過ごすことになります。これを踏まえて弾丸での旅行向けに2泊4日、のんびり観光したい人向けに3泊5日のツアーが組まれることが多いです。
複数の都市をまわる場合
1回の旅行でいくつかの都市をまわる場合は、それぞれのエリアに2泊ずつ滞在できるように日程を確保するのがベストです。
たとえば、文化都市トロントと世界遺産都市ケベック・シティの周遊ツアーや、カナダ西部で人気のあるバンフとバンクーバーを組み合わせた周遊ツアーなどが人気を集めていて、いずれも4泊6日以上の行程のものがたくさん出ています。
2都市の場合は4泊6日以上、3都市の場合は6泊8日以上のツアーが多く見受けられますが、オーロラで人気のイエローナイフに行くツアーについては、オーロラの出現率の関係でイエローナイフに3泊以上滞在するツアーがおすすめです。
そしてカナダ国内はもちろんですが、隣国のアメリカを経由したツアーも魅力的です。バンクーバー&ラスベガスや、トロント&ニューヨークの組み合わせが特に人気で、ツアーの数も豊富に提供されています。
どう過ごしたいかを決める
カナダは見どころがたくさんあるがゆえに、さまざまな楽しみ方ができるところもポイントです。ここでは、カナダ特有の大自然や歴史的建造物、ショッピングなどといった目的地によっておすすめの行き先をご紹介します。
大自然を堪能したい
バンフ(カナディアン・ロッキー)、イエローナイフ、ホワイトホース、ナイアガラ・フォールズ(トロント)、ウィスラー、メープル街道(オンタリオ州〜ケベック州)
カナダの歴史・文化に触れたい
オタワ、ケベック・シティ、モントリオール
ショッピングを楽しみたい
トロント、モントリオール、バンクーバー
カナダの世界遺産を見たい
オタワ(リドー運河)、ホワイトホース(クルアニ国立公園)、ケベック・シティ(旧市街)、カナディアン・ロッキー(カナディアン・ロッキー山岳公園群)
のんびり街歩きをしたい
バンクーバー、ケベック・シティ、オタワ、ビクトリア
カナダでスポーツを観戦したい
バンクーバー、トロント、モントリオール
ウィンタースポーツを楽しみたい
ウィスラー(バンクーバー)、バンフ(カナディアン・ロッキー)
そもそもカナダってどんなところ?
カナダは、国ができてから約150年ほどと比較的歴史の浅い国です。イギリス人とフランス人がカナダに進出したことが国として独立する最初のきっかけで、イギリス領だった時代などを経て現在のカナダができあがりました。
現在カナダに住んでいる人々は、国外から移住してきた200を超える民族から構成されています。
カナダの基本情報
カナダの首都はオンタリオ州にあるオタワです。国民の80%はクリスチャンで、公用語は英語とフランス語になります。したがって、英語またはフランス語のみが使われる地域もあるものの、英語とフランス語の両方で看板や公共交通機関の表示が書かれている地域も多いです。
また、カナダの国旗といえば、中央に国のシンボルであるカエデの葉が配置されているのが特徴的で、左右に入っている赤いラインは太平洋と大西洋がモチーフになっています。
さらに、カナダはとても広大な国土を持っていて、その面積はロシアに次いで世界第2位を誇ります。日本の面積と比較してみると約27倍となり、同じ国のなかでも最東端と最西端では4時間30分の時差が発生します。
カナダの気候・日本との時差は?
日本とカナダの時差については、首都であるオタワを基準にした場合「14時間」となります。しかし、カナダはサマータイムを採用しているため、サマータイム中(3月〜11月)の時差は13時間に縮まります。
また、いくつかの気候地域をもつことから、地域によっては温暖な地域や寒さの厳しい地域などが存在します。しかし日本よりも北緯が高いため、日本と比較すると平均して気温が低いことが特徴です。
留学先として人気のカナダ
カナダが留学先として人気が高い理由のひとつに「治安の良さ」が挙げられるほど、欧米諸国と比べると治安は良好です。しかし、置き引きや窃盗などの観光客を狙った犯罪は増えている傾向にあるため、旅行の際には他の国に行くときと同様に注意が必要です。
とはいえ、国民性をみても比較的おだやかで落ち着いた国であることから、日本人にも馴染みやすい環境であるといえます。
カナダの通貨や物価、旅行時に必要なもの
カナダの通貨は「カナダドル(Canadian Dollar)」で、略号は$またはC$(CAD)です。$1は約82円ほど(2019年6月現在)で、5種類の紙幣と硬貨が使用されています。
しかし、カナダはクレジットカード決済が比較的浸透している国ですので、都市部や観光地であればほとんどの買い物でクレジットカード決済が可能です。したがって多額の現金を持ち歩く必要がなく、両替にかかる手間や手数料を省くことができるのも旅行者にとってはメリットになるでしょう。
チップの支払いについても現金の場合は自分で計算する必要がありますが、クレジットカード決済の場合だと専用端末にチップのパーセンテージを入力する項目があることも多いため、チップの習慣に慣れていない日本人にとっては便利です。
物価については日本とそれほど差はありませんが、ファストフードやカフェなどは日本よりも比較的安く利用できます。
また、旅行などでカナダに空路で入国する際は、パスポートに加えて「eTA」と呼ばれる電子渡航認証の取得が必要です。eTAはオンラインで事前に申請することができますので、旅行が決まった時点で早めに申請するのがおすすめです。
ほかにも、周遊ツアーなどでアメリカに入国する際には、同じく電子渡航認証の「ESTA」を取得する必要があります。こちらも出発までに余裕を持って準備をしておきましょう。
地域間の主な移動手段
広大な国土をもつカナダにおいて、移動手段の確保は必要不可欠です。予算や旅行の日程、さらには自身の体力や移動距離に応じて飛行機、バス、レンタカーなどを使い分け、上手に旅を満喫しましょう。
飛行機
飛行機の利用はコストがかかるものの、長距離の移動や短時間で移動したい場合には最もおすすめです。カナダは大きい国であるため飛行機での移動も珍しくなく、国内線の本数も充実しています。観光の時間をたっぷり確保したい場合は、飛行機を利用してみましょう。
長距離バス
できる限り予算を抑えたい場合には、飛行機よりもお手頃価格で利用できる長距離バスがおすすめです。しかし主要都市以外では便数があまり充実しておらず、さらに移動距離が長いと時間と体力をかなり消耗しますので、旅の日程や自身の体力を踏まえた上で利用を検討しましょう。
列車
のんびり優雅に、移動時間も楽しみたい場合には列車の利用も可能です。長時間の移動になることもありますが、車窓からの景色を眺めながらゆったりと過ごすにはぴったりです。
レンタカー
自分好みのルートで自由に移動できるというメリットを持つレンタカーは、日本からも予約が可能です。空港やダウンタウンで受付をすることが多いため主要都市での利用にはおすすめですが、長距離移動にはあまり向かないため、その際はほかの手段を選ぶのが賢明です。
人気の観光都市
カナダには、美しい自然や地域によってテイストの異なる街並み、さらには歴史的建造物や観光名所などの一度は訪れたい魅力的なスポットが数多くあります。主に人気の観光都市は以下のとおりです。
バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
バンクーバーは大都市でありながら海や山、森といった自然が身近に感じられ、「世界で最も住みやすい都市」とも呼ばれています。近年では冬季オリンピックの開催により国際的な知名度も上昇し、留学先としても人気です。
また、バンクーバーは太平洋の湿った暖かい空気の影響を受けて、夏は涼しくカラッとした気候で冬は温暖な気候であることも特徴のひとつです。したがって、バンクーバーは観光にも向いている地域だといえます。
主な観光スポットはダウンタウンに多くあり、公共交通機関を使っての移動が可能なエリアに集中しています。市内での移動手段は主に市バス・スカイトレイン・シーバスが挙げられ、これらを使えば市内の移動には基本的に困りません。
博物館やグランビル・アイランド、イングリッシュ・ベイなどの人気のスポットも1日 〜 2日でまわることができます。
トロント(オンタリオ州)
カナダ国内で最多の人口を誇り、政治や経済の中心となっているカナダ最大の都市トロントも、観光客や留学生に人気のエリアです。
高層ビルがひしめき合うエリアと歴史的建造物や老舗の劇場などが並ぶエリア、そしてナイアガラ・フォールズといった自然の名所が融合していることから、いつ訪れても楽しむことができる都市だともいえます。
さらにトロントは、アメリカの4大スポーツのうちMLB(ベースボール)・NHL(アイスホッケー)・NBA(バスケットボール)で活躍するチームの本拠地になっているため、シーズン中はこれらのスポーツを観戦することも可能です。
ほかにも、ハリウッドスターなどが集う著名な映画祭が開催されたり、世界的なミュージシャンや俳優を数多く輩出したりと、スポーツやエンターテイメントにおける注目度が高まっている都市でもあります。
トロントでの移動手段には主に市バス・鉄道・ストリートカーが挙げられ、これらを利用すればCNタワーやトロント市庁舎のあるダウンタウンはもちろん、カナダ将校の邸宅「カーサ・ロマ」があるミッドタウンのあたりや、トロント動物園などがある郊外にも問題なく足を運ぶことができます。
歴史と流行の最先端が融合する街トロントは、一度は訪れるべき場所だといえるでしょう。
オタワ(オンタリオ州)
オンタリオ州ではトロントと並んで二大都市と称される首都オタワは、カナダ政治の中心となっている都市です。オタワ川沿いに位置するオタワはトロントから飛行機で約1時間ほどで、国内外から飛行機の便が数多く運行していることからアクセスには困りません。
自然豊かなオタワは、春はチューリップの花が至るところに咲き誇り、冬は北米最大規模のウィンターフェスティバルで街が賑わっていることから1年を通して楽しめる都市となっています。
また、オタワが首都となったのは、イギリス系とフランス系の両勢力から中立的な土地であったことや、当時は軍事的な脅威だったアメリカから離れているという理由からだといわれています。
街としての歴史は新しい都市ではありますが、オタワ最古の教会である「ノートルダム聖堂」や世界文化遺産の「リドー運河」などの観光名所を通して、カナダという国ができてからの政治や交易の歴史を体感することができます。
オタワ市内の主な交通手段には市バスと、ライトレール方式の電車「O-トレイン」があり、ダウンタウン周辺はこれらを利用することで問題なくまわることができます。
しかし、カナダの首都なだけあってオタワの街は比較的広いため、観光名所間の移動は市バスやタクシーをうまく活用して効率よくまわることがポイントです。
トロントのような近代的要素こそ少ないものの、国会議事堂や国立の美術館・博物館などの重要な建物はオタワに集中していて、見どころはたくさんあります。
モントリオール(ケベック州)
モントリオールはセントローレンス川の中洲に発展したカナダ第二の都市で、パリに次いで世界で2番目に大きいフランス語圏の地域でもあります。
街にはフランス語と英語の看板の両方が見受けられ、現地の人々同士の会話はフランス語がメインとなりますが、観光客や英語が母国語の人々を前にするとすんなりと英語に切り替えられるくらい、住民のほとんどが英語とフランス語を使いこなすバイリンガルです。
また、モントリオールの支配権がフランス系からイギリス系へと移っていったあとも、都市の80%ほどを占めるフランス系カナダ人たちが自分たちの文化や伝統を大切に守りながら暮らしてきたため、街にはフランス風の建物とイギリス風の建物が混在しています。
この独特の街の雰囲気や現地の人々によって、モントリオールが歩んできた歴史を感じることができるのも魅力のひとつです。
さらに、モントリオールはカナダでも2番目となる大都市なだけあって訪れたいスポットも広範囲に及びます。しかし、地下鉄と市バスを利用すれば観光でまわる範囲についてはほぼ完璧にカバーできるので、積極的に利用してみるのがおすすめです。
冬は少し寒さの厳しい地域ではありますが、そのぶん地下街が発達していて比較的快適に移動ができるので、いつ訪れても楽しめるでしょう。美しい教会や礼拝堂、独特の街並みなどはぜひ実際に訪れて体験していただきたいスポットです。
ケベック・シティー(ケベック州)
ケベック州の州都であるケベック・シティはフランス系住民を中心に文化や伝統を築いてきた地域で、美しい建造物や街並みが特徴のひとつに挙げられます。日本からの直行便はないため、モントリオールやトロント、オタワといった都市部からの便を利用する必要があります。
政治や経済の中心ではないものの、街の歴史はカナダのなかでも古く、イギリス軍とフランス軍による戦いの歴史などが色濃く感じ取れる場所でもあります。
街の歴史を学べる博物館や軍の訓練に使われた広場などを巡り、当時の様子や独自の発展を遂げた文化の残る街を散策するのがケベック・シティの楽しみ方だといえるでしょう。
また、日中にぎわう旧市街に代わって夜は新市街が活気づくことから、どの時間に行っても、誰と行っても楽しめるのも魅力です。
中心部だけなら徒歩でも充分にまわれる広さですが、旧市街と新市街を循環するバスもありますので、上手に活用して観光してみましょう。カナダの歴史や伝統を感じながらのんびりと旅をしたい場合には、ケベック・シティーがピッタリです。
カナダ旅行の見どころ
季節や地域ごとの美しい大自然を堪能する
広い国なだけあって見どころがたくさんあるカナダ。そのなかでも、迫力満点の美しい自然は特に堪能していただきたいポイントです。
ナイアガラ・フォールズやイエローナイフなどの観光名所になっているスポットはもちろん、まだまだ手つかずの自然も多く残るカナダでは、四季折々の魅力を間近でたっぷりと感じることができます。
カナディアン・ロッキーやオーロラ、街じゅうを彩る紅葉など、いつ訪れても圧倒されてしまうような自然の壮大さは体験の価値ありです。
都市によって異なる街並みを楽しむ
移民によって国がつくられたカナダは地域によって街の雰囲気に違いがあったり、独特のエッセンスが入っていたりするため、眺めて歩いているだけでも充分に楽しむことができます。
たとえば、中国や韓国といったアジアの要素や、公用語にもなっているフランスの要素、そして植民地となっていたイギリス風の建物などが混在し、独特の雰囲気をまとうエリアが至るところに見受けられる光景は大変興味深いです。
このように「いろいろな国の文化が混ざっている」という、日本ではあまり馴染みがない雰囲気は移民の国ならではともいえるでしょう。観光やショッピングの合間に街歩きをするだけでも、街の歴史を感じることができて旅の充実度は格段にアップするはずです。
ダウンタウンでショッピングを満喫する
カナダの魅力は、大自然を満喫することだけではありません。そのひとつが「ショッピング」。あまりイメージがないかもしれませんが、都市部には大型ショッピングモールがいくつもあり、買い物をするのにも楽しい場所なのです。
また、カナダでは「ブラックフライデー」や「ボクシングデー」といった国をあげてのビッグセールも年に数回開催され、この日はかなりの早朝からショッピングモールがごった返すほどの一大イベントとなっています。
カナダのショッピングモールには、世界中に展開している有名ブランドや日本に進出していないブランドもあれば、アウターブランドの「CANADA GOOSE(カナダグース)」やコスメブランドの「M・A・C(マック)」といった、日本でも有名なカナダ生まれのブランドもあり、ショッピング好きにはたまらない環境だといえるでしょう。
ブランドによっては日本よりも安く手に入れることができるため、掘り出し物を求めてのショッピングを旅の計画に入れてみるのもおすすめです。
カナダのアートシーンに触れる
カナダは比較的歴史が浅いことから、アートにおける世界レベルの巨匠はあまり多くありません。しかし、それでも都市部の至るところに美術館があり、街には個性的なアートがあふれていることから、カナダのアートシーンも一度は見ておくべきだといえます。
特に、建物の壁に描かれた「ウォールアート」は徐々に注目を集めるようになったアートのひとつです。
トロントのクイーン・ストリート・ウエストにある「グラフィティ・アレー」と呼ばれるエリアは、約300メートルにも及ぶ狭い小路の両側にびっしりとウォールアートが描かれていて、いまやトロントの観光名所として観光客や地元の若者たちで常に賑わっています。
圧倒されるくらいのド派手で個性的なアートは、SNS映えも抜群です。
カナダに行ったら外せないおみやげをゲットする
カナダは街中におみやげ売り場があり、選ぶのに迷ってしまうほどたくさん種類があります。旅の記念として欠かせない代表的なおみやげを思い出とともに持ち帰り、旅を締めくくりましょう。
メープルシロップ
カエデからつくられるメープルシロップは、カナダの国旗にも描かれているほど代表的なカナダ名物です。
世界のメープルシロップ生産量の85%がカナダ産なだけあって国内では至るところで手軽に購入でき、カナダ人の食卓でも高い頻度で使われているため、”カナダ旅行の記念”としてはマストで手に入れたいアイテムだといえます。
また、メープルシロップにも樹液がとれた時期によって5つの等級があり、用途や好み、価格などに応じてベストな1本を選ぶことができます。シロップのほかにも、メープルフレーバーのクッキーや紅茶なども売られていて、家族や知人に配るときなどにぴったりです。
アイスワイン
カナダの厳しい寒さで凍らせたブドウからつくるアイスワインは、「デザートワイン」と呼ばれるほど上品な甘みが凝縮されたワインです。世界的に権威のある品評会でも高い評価を得るなど、その魅力は世界でも認められています。
最近ではアイスワイン風味のお菓子なども徐々に増えてきて、バラマキ用のおみやげのほかにお酒が苦手な場合にもおすすめです。また、パッケージツアーの中にはアイスワインの試飲会が含まれているものもありますので、さまざまなワインの中からお気に入りを探してみましょう。
定番スポット10選
キャピラノ吊り橋(バンクーバー)
ノース・バンクーバーを流れるキャピラノ川の両側は深い渓谷になっていて、この渓谷にかかる吊り橋が「キャピラノ吊り橋」です。
全長134メートルの橋が谷底から約70メートルのところにかかっていて、歩いてみるとゆらゆら揺れてスリル満点。いまやバンクーバーの観光名所となっています。
吊り橋を渡った先には公園があり、ブリティッシュコロンビア州沿岸特有の寒帯雨林がひろがっていて、森林浴をたっぷり堪能できるところも魅力です。
さらに吊り橋以外にも、空中に飛び出た遊歩道を歩く「クリフウォーク」や、支柱に7つの吊り橋をかけた「ツリートップアドベンチャー」などのアクティビティを楽しんだり、ギフトショップやレストランも充実しているため買い物やグルメも満喫できたりします。
キャピラノ吊り橋までは、バンクーバー市内から市バスやシャトルバスが運行しているためアクセスも良好です。ハイシーズンの5月〜9月は本数も充実していてたくさんの観光客で賑わっていますが、冬になるとイルミネーションも楽しめることから、いつ訪れてもおすすめだといえます。
リドー運河(オタワ)
カナダの首都であるオタワの中心部には、オンタリオ州ではじめてユネスコの世界文化遺産にも登録された「リドー運河」が全長202キロメートルにわたって流れており、オタワ観光における定番スポットとなっています。
英米戦争後のアメリカの侵攻を恐れて防衛のためにつくられたリドー運河には24の水門があり、完成後は軍事物資の輸送などにも使われていました。この24の水門を開閉しながら川の高低差を調節することで、船を進ませる仕組みになっています。
そしてこの水門は現在も使われていることから、タイミングが合えば開閉させる様子を見ることも可能です。また、建設時に作業場となっていた場所には現在「バイタウン博物館」があり、運河とオタワの歴史に触れることができます。
運河沿いには遊歩道があり、春から秋まではのんびりサイクリングや散歩を楽しむことができるほかに、冬になると運河の水面が凍りつくことからスケートリンクとして利用され、1年を通して観光客や地元の人々の憩いの場として親しまれています。
プリンスエドワード島
ルーシー・モード・モンゴメリの小説「赤毛のアン Anne of Green Gables」の舞台として有名なプリンスエドワード島は、セント・ローレンス湾に浮かぶ小さな島です。小説で描写された場所がいくつも存在していて、ファンにはたまらないスポットだといえるでしょう。
そのため、人気のエリアは「赤毛のアン」でアヴォンリー村のモデルになったキャベンディッシュです。
作者モンゴメリの生家や、アンが少女時代を過ごした家として描かれている「グリーン・ゲイブルス」といった物語に関連する場所を訪れ、アンの世界にどっぷりと浸かってみるのがおすすめの過ごし方だといえます。
もちろん物語を知らずとも、カナダ連邦発祥の地として知られる島の中心地「シャーロットタウン」で19世紀を伺わせる建造物を眺めたり、海沿いの遊歩道を美しい夕暮れとともに歩いてみたり、島の名物ロブスターを心ゆくまで堪能したりと、楽しみ方はたくさん。
ぜひカナダを訪れる際にはプリンスエドワード島への滞在が含まれているツアーを選び、島の魅力を体感してみましょう。
イエローナイフ
極北とよばれる寒さの厳しい地方にある「イエローナイフ」は、美しいオーロラを見ることができる場所として世界的に有名です。
オーロラ・オーバルの真下に位置するイエローナイフだからこそ、4日間滞在した場合には99%以上の確率でオーロラを見ることができるため、オーロラ鑑賞を扱うツアーは数多く存在します。
また、北極圏に位置していることから気温は低めで、冬場の気温はマイナス30〜50℃になることも。したがって州の面積はとても広いにもかかわらず、人口は州全体でわずか4万1,700人ほどしかいません。
イエローナイフの街は空港に最も近いニュータウン、永久凍土の地域につくられたダウンタウン、半島に築かれたオールドタウンの3つのエリアに分かれています。
先住民のイヌイットをはじめインディアンのいくつかの種族や、鉱山を求めてやってきた欧米人らによって独特のカルチャーがつくり出されているのが特徴です。
高層ビルのあるダウンタウンやニュータウンと違って、オールドタウンは交通の便も悪く上下水道も完備されていません。しかしそのぶん、都会の喧騒とは無縁の生活ができるため、静かな暮らしを求めた富裕層の高級住宅も目に留まるエリアです。
イエローナイフの公用語は8つもあり、これまで街は鉱山のもたらす富によって栄えてきましたが、近年ではさらにダイヤモンド鉱山が発見され、今後さらに発展していく兆しを見せています。
イエローナイフへ行く際には、飛行機で到着したあとにタクシーなどでの移動が必要になるため、移動手段や宿泊施設の手配がされたツアーを利用しての滞在がおすすめです。
8月〜4月あたりのツアーが人気ですので、夏以外にカナダを訪れる際には行き先のひとつとしてイエローナイフを検討してみてください。
ウィスラー
ブリティッシュコロンビア州にあるウィスラーは、2010年に行われたバンクーバーオリンピックの競技開催地として有名で、ウィスラー山とブラッコム山にまたがる巨大なスキーリゾートは世界中のスキーヤーが憧れる場所です。
街の中心であるウィスラービレッジにはたくさんのホテルやカフェ、レストランが並び、冬はたくさんのスキーヤーたちで賑わっています。
また、ウィスラーは冬だけでなく、雪がない時期も楽しめる通年型の山岳リゾートです。夏場はハイキングや乗馬、ラフティングといったアクティビティが充実していて、コースト山脈の山並みと周辺を流れる河川を眺めながら貴重な体験をすることができます。
ほかにもウィスラービレッジではさまざまなイベントが開催されるなど、夏のウィスラーもにぎやかで魅力的です。
ウィスラーへ行くにはバンクーバーから運行しているバスを利用するのが便利で、空港からは3時間、ダウンタウンからは2時間〜2時間20分ほどの所要時間で行くことができます。カナダの大自然を感じながらアクティブな旅を楽しみたい場合にはおすすめのスポットです。
ナイアガラ・フォールズ
カナダの名所といえばまず思い浮かぶ「ナイアガラ・フォールズ」は、オンタリオ州とアメリカの国境付近にある世界三大瀑布のひとつです。
アメリカ側に流れる「アメリカ滝」と、カナダ側に流れる「カナダ滝」からなり、特にカナダ滝は弓なりに削られた巨大かつ独特の形状から凄まじい量の水が流れていて、圧巻のスケールを誇ります。
滝付近までは歩いていけるよう整備されているため、まずは近くまで行って自然の魅力を間近で体験するのがおすすめ。最も滝に近い場所に至っては、このまま吸い込まれてしまいそうな感覚を覚えるほどです。
さらに、滝が見えるエリアには観光開発によって高級ホテルやレストラン、カジノなどのアトラクション施設が並び、自然の魅力と同時にグルメやアミューズメントも楽しむことができます。
ほかにも、スカイロンタワーの展望デッキからはふたつの滝とどこまでも続くナイアガラ川が一望できたり、クルーズ船に乗って至近距離で迫力満点の滝を見上げたり、夜にはライトアップされた美しい滝や花火を堪能できたりと、いくつもの視点で滝の魅力を満喫するための工夫がなされていて、昼夜問わず誰もが楽しめるスポットです。
ナイアガラ・フォールズへ行くには、空港からはシャトルバスを利用し、トロントのダウンタウンからはシャトルバスまたは長距離バスが便利です。いずれも所要時間1時間半〜2時間ほどで行くことができますので、トロント観光の計画にぜひ取り入れてみましょう。
カナディアン・ロッキー
北米大陸をほぼ縦断するロッキー山脈のなかで、アルバータ州とブリティッシュコロンビア州にまたがる山脈を「カナディアン・ロッキー」といいます。
カナディアン・ロッキーの観光シーズンは冬に凍った湖が完全に溶ける6月末〜8月の間で、3,000メートル級の岩山に残る氷河や深緑の針葉樹、そしてエメラルド色をした湖のコントラストは圧巻の美しさを誇ります。
夏が終わると9月〜10月は黄葉、11月からは雪が降ってスキーシーズンを迎え、季節ごとに異なる美しさを堪能できるのもポイントです。
カナディアン・ロッキーの観光において拠点になるのは、アルバータ州の「バンフ」と「ジャスパー」という、いずれもリゾート地として名高い町です。
特にバンフは町の規模も大きく、ホテルやレストランなども充実しているため世界中から観光客が訪れます。これらの町を拠点にして代表的な自然公園をまわったり、スキーやハイキング、乗馬などのアクティビティを楽しんだりするのが一般的な観光ルートとなります。
ほかには、氷河のうえを雪上車で移動し、自分の足で歩いたりする「コロンビア・アイスフィールド・アドベンチャー」や、高さ280メートルの崖から飛び出した空中歩道を歩く「コロンビア・アイスフィールド・スカイウォーク」などの体感型アトラクションも人気です。
カナディアン・ロッキーを訪れた際には絵葉書のような美しい大自然を、目で見て、実際に触れて堪能することをおすすめします。
ノートルダム大聖堂(モントリオール)
モントリオールの旧市街にある「ノートルダム大聖堂」は、1829年に建設されたネオゴシック様式といわれる厳かな雰囲気に包まれた建物で、モントリオール旧市街最大の見どころです。2つの塔が空に向かって伸びている特徴的な外観は、旧市街の建物のなかでもひときわ目を引きます。
大聖堂は旧市街のメインストリートにあたるノートルダム通り沿いにあり、アクセスも良好ですので、モントリオール観光では外せないスポットです。また、近年ではモントリオール出身の歌手セリーヌ・ディオンが挙式を行なった場所としても知られています。
そして、さらなる見どころは大聖堂の内部。足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのは、コバルトブルーのライトに照らされて浮かび上がる黄金の祭壇で、その息を呑むほどの美しさに誰もが目を奪われるでしょう。
さらに色鮮やかなステンドグラスから差し込む光も相まって、聖堂内は厳かでありながら温かい雰囲気に包まれています。
また、ノートルダム大聖堂には7,000本のパイプをもつ世界最大級のパイプオルガンも設置されており、建設直後から現在までミサやコンサートで定期的に使用されています。
なかでも、モントリオール交響楽団によるモーツアルトのコンサートは夏のイベントとして有名で、入場料の代わりにチケットを購入して鑑賞することができますので、夏の旅行時にはぜひ訪れてみましょう。
CNタワー(トロント)
カナダ最大の繁華街といわれるトロントのダウンタウンにある「CNタワー」は、トロント全体を一望できる全長553メートルのタワーです。
テレビやラジオの電波塔として建造されたCNタワーはダウンタウンの至るところから見上げることができ、世界最大級のランドマークとして親しまれています。
地上340メートルほどのところにある展望台は屋内と屋外の2つで、屋内展望台には床がガラス張りになった「Glass Floor(グラス・フロア)」やカフェなどがあります。
グラスフロアに立って下を向くとはるか遠くに車が走っているのが見え、思わず足がすくんでしまうようなスリルを味わえるでしょう。屋外に出ると柵があるものの、トロントの海風を感じながら街全体を見渡すことができて爽快です。
また、CNタワーでは展望台の外側に設置された幅1.5メートルの縁を歩く「Edge Walk(エッジ・ウォーク)」というアトラクションも人気を呼んでいます。
命綱がわりの1本のケーブルだけが頼りで、下を向いてしまったら恐怖で歩けなくなりそうなほどのスリル満点の体験ができるでしょう。さらにCNタワーの下部はショッピングアーケードになっていて、カナダ定番のお土産やCNタワーだけのオリジナルグッズを手に入れることが可能です。
CNタワーは、ダウンタウン中心部のユニオン駅から専用の連絡通路で結ばれていてアクセス抜群。
CNタワーと同じ敷地内にはカナダ最大の水族館「リプリーズ・アクアリウム・オブ・カナダ」や、メジャーリーグを観戦できる「ロジャースセンター」などもあり、1日を通して楽しむことができる人気のエリアです。
モレイン湖(カナディアン・ロッキー)
「モレイン湖」は、カナディアン・ロッキーで有名なアルバータ州バンフにある「バンフ国立公園」内の湖です。
テンピークスと呼ばれる山々に囲まれた、ターコイズブルーに輝くモレイン湖は「世界一美しい」と称され、カナダの旧20ドル札の図案にも採用されていました。青い空とテンピークスに残る白い雪、そして青く美しい湖のコントラストは必見です。
モレイン湖がターコイズブルーに輝く理由は、雪解け水と一緒に湖へと流れてくるに氷河によって削り取られた微細な岩壁が、太陽の光のなかで青系統のものだけを反射するためだといわれています。光線の関係から、最も湖が美しく見えるのは午前中。
さらに夏場は観光客が殺到するため、駐車場が埋まってしまう関係でも午前中の早い時間に行くのが望ましいでしょう。この時間帯を狙っていくと、より青く美しく輝くモレイン湖を見られる可能性がぐんと高まります。
また、湖に向かう道路が冬の間は閉鎖されてしまうため、この絶景は夏にしか見ることができません。そのぶん夏には、湖にある散策道を歩いたり、カヌーで遊ぶことができたりとモレイン湖の魅力がたっぷり味わえるようになっています。
まわりの山々とのコントラストを眺めて楽しむほかに、ぜひカヌーに乗って間近でモレイン湖の美しさを体感してみましょう。
カナダのおすすめホテル10選
ヤング パレス ノース ヨーク センター
基本情報
【住所】219 Doris Avenue, ノース ヨーク, トロント(ON), カナダ, 3R6
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ベストウェスタン プラス トラベル ホテル トロント エアポート
基本情報
【住所】5503 Eglinton Avenue W, エトビコ, トロント(ON), カナダ, M9C 5K5
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
エンバシー スイーツ バイ ヒルトン トロント エアポート
基本情報
【住所】262 Carlingview Drive, エトビコ, トロント(ON), カナダ, M9W 5G1
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可
センチュリー プラザ ホテル & スパ
基本情報
【住所】1015 Burrard Street, バンクーバー市街, バンクーバー(BC), カナダ, V6Z 1Y5
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可
ブルー ホライズン ホテル
基本情報
【住所】1225 Robson Street, バンクーバー市街, バンクーバー(BC), カナダ, 1C3
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
エクスチェンジ ホテル バンクーバー
基本情報
【住所】475 Howe Street, バンクーバー市街, バンクーバー(BC), カナダ, 2B3
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可
BBV ベッド&ブレックファースト ドゥ ヴィラージュ
基本情報
【住所】1279, rue Montcalm, モントリオール市街, モントリオール(QC), カナダ, H2L 3G6
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ホテル サン-デニ
基本情報
【住所】1254 St-Denis, モントリオール市街, モントリオール(QC), カナダ, H2X3J6
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
タワー ホテル アット フォールズビュー
基本情報
【住所】6732 Fallsview Boulevard, ポーテージ ロード エリア, ナイアガラ フォールズ(ON), カナダ, L2G 3W6
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】18歳以上
【ペット】不可
Steveston Village B&B
基本情報
【住所】3500 Broadway Street, リッチモンド, リッチモンド(BC), カナダ, V7E 2X7
【Wi-Fi】利用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可
カナダの年間イベント情報
New Years Day:元旦(1/1)
カナダの年越しは友人や恋人と過ごすのが一般的で、大晦日に花火などとともに盛大なカウントダウンを行ないます。都市部にいくと花火があがったり、カウントダウンコンサートが行われたりと、盛大さは日本とあまり変わらないようです。
そして年があけると「New Years Day」という、日本と同様に国が定めた祝日となります。
日本では年越しそばを食べたり、おせちを食べたり、初詣に行ったりとお正月に行なうことは色々とありますが、カナダのNew Years Dayはこれといったイベントなどがなく、街のお店が時間を短縮して営業している程度です。
また、1月2日からは仕事やお店の営業も通常どおりに始まるため、カナダのお正月は自宅でゆっくり過ごすのが一般的なようです。
Good Friday:聖金曜日(※4/19)
Good Fridayはイエス・キリストが亡くなった日とされていて、キリスト教徒にとってはとても重要な日です。カナダでは、Good Fridayから土日を挟んだ4日間を「イースター」といい、キリストが亡くなってから復活したとされる日までを4連休にしています。
Good Fridayは、州によっては学校なども休みになることが多く、過ごし方は地域や家庭によっても異なりますが、キリスト教徒の場合はキリストが亡くなった午後3時に教会へ行き、お祈りをするのが一般的なようです。
そして、Good Fridayの翌々日にあたる日曜日は復活祭(=イースター)となります。
※移動祝祭日のため、日にちは毎年変動します。
Easter Monday:復活祭の月曜日(※4/22)
イエス・キリストが亡くなってから3日後に復活したことをお祝いするイースター(=復活祭)。バレンタインが終わってからは、生命の象徴といわれる「卵」と「うさぎ」をモチーフにしたお菓子などが街のお店にあふれ、それによって春の訪れを感じるようです。
イースター当日の過ごし方は、街で開催されるイベントに参加したり、家族で集まってご馳走を食べたりします。
そして、イースターの翌日にあたる月曜日が「イースターマンデー」という祝日で、政府機関の公休日となっています。イースターの期間は、基本的に家族でお祝いしながらのんびり過ごすのが一般的です。
※移動祝祭日のため、日にちは毎年変動します。
Victoria Day:ヴィクトリア女王誕生祭(※5/20)
ヴィクトリアデーとは、イギリスのヴィクトリア元女王の誕生日を祝う祝日です。カナダはもともとイギリス連邦王国のひとつであり、イギリスの国王がカナダの国王となることから、この日が現在でも祝日となっています。
また、ヴィクトリアデーは月曜日にあてられるため、週末から数えると3連休になるように毎年日にちが変動します。
この期間は、ブリティッシュコロンビア州の州都であるヴィクトリアでパレードや花火を伴う盛大なお祭りが開催されるなど、各地でさまざまなイベントが行なわれていて街がにぎやかです。
ヴィクトリアデーの当日は、主にこういったイベントを通して盛り上がったり、仲間とお酒を飲んだりしながら過ごします。
※移動祝祭日のため、日にちは毎年変動します。
Canada Day:建国記念日(7/1)
7月1日のカナダデーは「カナダが1つの連邦として自治を開始した日」を指し、日本でいう建国記念日のような祝日です。カナダにとっては国の誕生日のようなものなので、この日は国中でお祭り騒ぎになります。
日本では建国記念日に目立ったイベントを開催する習慣がないので、新鮮に感じることでしょう。
カナダデー当日は各地でパレードや野外コンサート、ライブパフォーマンスなどが行なわれていて、これらのイベントをまわったり、自宅で家族や友達とパーティーをしたりするのが一般的なカナダデーの過ごし方です。
ほかにも、この日はカナダの国旗をイメージした赤と白の洋服を着て過ごす人も多いため、街はとてもカラフルでにぎやかになります。
カナダに住んでいる人たちは、カナダで生まれた人や他の国から移住してきた人などのさまざまなルーツを持っています。カナダ人にとってカナダデーとは、カナダができてからの歴史に思いを馳せながら、自分たちがカナダ人であることを誇りに感じる大切な日なのです。
Toronto International Film Festival:トロント国際映画祭(9月)
こちらは祝日ではありませんが、毎年9月になると世界中の注目を浴びる映画祭がトロントで開催されます。
頭文字をとって「TIFF(ティフ)」という愛称で親しまれていて、世界中から選ばれた300本以上の映画が上演されるほかに、ハリウッドスターを含めた映画界のセレブたち数百人がトロントに集結する北米最大級の一大イベントです。
日本の著名な監督や俳優が登壇することも多く、日本においての注目度も近年は上昇しています。
また、トロント国際映画祭はコンペティション形式ではないため、最高賞を選ぶ基準は審査員による評価ではなく、一般観客の投票です。
とはいえ、この映画祭で受賞をするとその後に開催される著名な映画祭の評価に繋がりやすいといわれていることから、世界的にみても重要な映画祭として位置づけられています。
開催期間中はユニオン駅周辺の通りにTIFFのロゴマークのオフジェが置かれたり、ハリウッドスターをひと目見ようとレッドカーペットにたくさんの観衆が集まったりと、街全体が映画祭を歓迎するムードに包まれます。
この期間中にトロントを訪れる際は、ぜひこの映画祭の雰囲気も味わってみましょう。
Thanksgiving Day:感謝祭(※10月)
サンクスギビングデーは、アメリカとカナダの祝日です。いずれも食物の収穫に感謝し、お祝いするための日ではあるものの、その起源や日にちに違いがあります。カナダの場合はイギリスの伝統的な収穫祭がルーツで、毎年10月の第2月曜日がサンクスギビングデーです。
現在においては伝統的な意味合いは薄れ、当日は自宅で家族や友人、親戚と食卓を一緒に囲むのが一般的な過ごし方です。また、サンクスギビングデー定番の料理は七面鳥で、「ターキー(七面鳥)デー」という別名があるほど必ず食卓で振る舞われます。
ほかには、マッシュポテトやパンプキンパイなどが定番メニューとして挙げられます。カナダ人にとっては、大好きな家族や友人たちとごちそうを食べながら一緒に過ごす特別な時間としてサンクスギビングデーが浸透しているようです。
※移動祝祭日のため、日にちは毎年変動します。
Boxing Day:ボクシングデー(12/26)
家族などとのんびり過ごすクリスマスの翌日は、ボクシングデーという祝日です。
もともとは、貧しい人たちのために教会が寄付を募り、用意したクリスマスプレゼントの箱(=Box)を開ける日だったことに由来しているそうで、いまではカナダ中のお店がセールを開催する日として親しまれています。日本でいう、お正月の初売りに近いです。
ボクシングデー当日になると大型ショッピングモールは早朝から営業を始めます。その営業開始時間が近づくにつれて、いち早く入場するためにお客さんが列をつくります。この様子については、日本でも見かける光景かもしれませんね。
そして国をあげてのビッグセールなだけあって、人気の商品や良質な商品を破格の値段で手に入れられるため、早い段階でモール内は目当ての商品を物色する人たちでごった返します。
モールによっては入場制限がかかったり、レジに長蛇の列ができたりするほどですが、買い物好きの人たちにとってはたまらない1日となるはずです。
カナダへの主要エリアからのアクセス・所要時間
<成田国際空港から>
バンクーバー:約10時間(エア・カナダ、JAL)
モントリオール:約12時間(エア・カナダ)
トロント:約12時間(エア・カナダ)
カルガリー:約11時間(エア・カナダ)
<羽田空港から>
バンクーバー:約10時間(ANA)
トロント:約12時間(エア・カナダ)
<関西国際空港から>
バンクーバー:約10時間20分(エア・カナダ)
※直行便を利用した場合の所要時間
就航している航空会社
エア・カナダ
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成田ーバンクーバー
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成田ーモントリオール
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成田ートロント
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成田ーカルガリー
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羽田ーバンクーバー
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羽田ートロント
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関空ーバンクーバー
JAL
- 成田ーバンクーバー
ANA
- 羽田ーバンクーバー
カナダツアーを選ぶときのTips集
何泊くらいのツアーが最も楽しめますか?
カナダへの移動時間が各都市10時間以上あるため、どうしても前後1日は移動のために必要となります。
それに加えて観光の時間をしっかり確保するために、最短でもひとつの都市に2泊ほど滞在するツアーを提供している旅行会社が多いです。したがって、行きたい都市やスポットに応じて、相応の滞在期間になるプランを選ぶようにしましょう。
ひとつの都市だけを観光するのであれば2泊4日または3泊5日、複数の都市をまわるのであれば4泊6日 〜6泊8日ほどのツアーを選ぶと、充分に観光を楽しむことができるのでおすすめです。
カナダの気候は?旅行にベストな時期はいつですか?
カナダは日本よりも緯度が高いため、全体的に気温は低めです。しかし、広大な国土ゆえに気候もさまざまですので、観光したいエリアに合わせて訪れる時期や服装を調節するとよいでしょう。
カナディアン・ロッキーなどの山岳地帯は、夏の暑いときで気温が30℃近くまで上昇し、冬はマイナス30℃まで下がります。さらに1日の中で天気が変わりやすいのも特徴のひとつで、天気が崩れれば夏でも上着は欠かせません。
また、バンクーバーなどの沿岸部の場合、夏は比較的涼しくて冬は温暖で過ごしやすいといえます。
したがって、スキーなどの冬のアクティビティを目的としなければ夏〜秋の旅行がおすすめです。とはいえ、日によって寒暖差が大きい地域もありますので、温度調節しやすいような服装は必須となります。
また、ツアーの価格も時期によって変動します。春〜秋は比較的高くなり、冬は1年のなかで最も安く利用できる時期ですので、旅行の目的や予算に応じて最適な時期を選びましょう。
しかし、場所によっては冬季間は閉園になるところもあるので、注意が必要です。旅行する季節に応じて、行きたいスポットの見学可能時期を事前に確認しておくことをおすすめします。
さらに、カナダの日差しは日本と比べて非常に強く、現地の人たちでさえ外出時は年中サングラスを着用しています。観光客は特にカナダの日差しに慣れていませんので、サングラスは必ず持参しましょう。
ビザは必要ですか?入出国において必要な手続きは?
日本はカナダに入国する際のビザが免除されているため、観光目的での90日以内の滞在であればビザは必要ありません。しかし、ビザが免除されている国の国籍を持ち、カナダに滞在する期間が6ヵ月以内の場合についてはeTA(電子渡航認証)の取得が必要です。
eTAはカナダに空路で渡航する際には必須で、オンラインで手続きが可能です。
その際に必要となるのがパスポート・クレジットカード・メールアドレスで、これらの準備が整った段階で申請します。ですから、旅行が決まった段階で余裕を持って申請をするようにしましょう。
また、留学やワーキングホリデーなどで6ヵ月以上滞在する場合には、就労・就学許可証などの申請が必要です。こちらも書面またはオンラインでの申請となりますので、詳しくはカナダ大使館などのHPでチェックしてみてください。