ハワイツアー選びのポイント
ツアーの特徴
子ども連れでの家族旅行や、カップルや友達同士、またハネムーン旅行やゴルフ、サーフィンをするための旅行など、毎年多くの日本人がハワイに訪れています。大人気のリゾート地である、ハワイを旅行するツアーには、オアフ島やハワイ島に直行便で向かって他の島へは移動しない、「一つの島に宿泊するプラン」と、ハワイ内の「複数の島を移動して宿泊するプラン」があります。
初めてのハワイ旅行で一つの島を訪れるのであれば、定番のオアフ島がおすすめです。美しいビーチと多くの人で賑わう人気ショッピングスポットが揃い、日本語が通じる観光スポットが多いので、便利で楽しみやすい島となっています。
おすすめの旅行日数
ハワイへ出かける際の日数については、できるだけ長めの日数をおすすめします。往復で約15時間ほどと移動に時間がかかる上に、19時間の時差で時差ボケが起きてしまうことも多いので、気分を切り替えてアクティブに楽しめるように、予定はあまり詰め込みすぎないようにしましょう。
深夜に日本を出発して現地時間の朝にハワイに着くフライトが多く、機内泊で体力を消耗しているため、初日は特にゆったりと過ごすのを前提でスケジュールを立てると良さそうです。多くのホテルのチェックインは15時からとなっています。ホテルに荷物を預けて、お昼を食べに行ったり、ショッピングスポットを軽くチェックしたりして、無理をしすぎないことをおすすめします。
一つの島に宿泊するプランで予定を立てると、3泊5日で行くこともできますが、できれば4泊6日、時間に余裕があれば5泊7日が満足感のある日数となるでしょう。初日や最終日を除いた、丸一日遊べる日にオプショナルツアーを入れれば、クタクタになっても安心です。
複数の島を移動する場合も同様に、プールや海などホテルを楽しむ時間が必要なため、各島でそれぞれ少なくとも2泊ずつ宿泊するのが基本となります。そのため、4泊6日が最も短い日数で、5泊7日や6泊8日がおすすめです。また、移動時間が短く済むことから、オアフ島への宿泊は最後にしておくのが良いでしょう。
まずはホテルから選ぼう
ハワイでの楽しみの一つに、ホテル内にあるプールやビーチで遊ぶことが挙げられます。多くのハワイツアーでは、ホテルや部屋が指定されています。反対に、航空会社はあまり指定されていないケースが多いです。
リゾートではホテルで過ごす時間が長くなるので、ホテルの施設情報をいつも以上にチェックするようにしましょう。普段旅行では安いホテルに泊まるという方も、リゾート地であるハワイでは、贅沢をしてみても良いかもしれません。
特にチェックしておくべきポイントは、「ホテルから海への距離・部屋からの景色」です。
ビーチにすぐ向かうことができる、オンザビーチのホテルは人気があり、どこも値段が高めに設定されています。海で遊ぶ際に水着を着たままサッと移動することができるのに加えて、また海から上がってすぐにシャワーを浴びることができる便利さが魅力です。
部屋の窓から海が見える部屋には、「オーシャンビュー」と書かれている場合が多いです。しかし、海が目の前に広がる「オーシャンフロント」や、海が一部見える「パーシャルオーシャンビュー」など、海が見える度合いの幅が広いので、口コミをしっかりとチェックするようにしましょう。
また、ホテルのプールやレストランなどの施設設備に加えて、日本語が話せるスタッフがいるかどうかなどのサービス面を事前に確認しておくと、予想外のトラブルにも対応でき、ホテルでより一層快適に過ごすことができます。
コンドミニアムで暮らそう
ハワイに長期滞在するという方におすすめなのがコンドミニアムホテルです。コンドミニアムとは、アメリカやカナダの分譲マンション・ホテルのことで、リビングやベッドルームだけでなく、キッチンやダイニング、洗濯機などの日常生活に必要な設備が用意されている宿泊施設のことを指します。
滞在中に料理や洗濯を自分たちで行うことで、現地に住んでいるような気分で泊まることができます。簡易なキッチン(キチネット)が付けられている場合が多いですが、しっかりとハワイで料理がしたいという方向けに本格的なフルキッチンが付けられたコンドミニアムもあります。
周りにハワイのコンビニ・ABCストアや、スーパーマーケットがあるコンドミニアムを選ぶと、食材や日用品の調達が楽になります。特に1ヵ月以上の長期滞在をするような方にとって、コンドミニアムの宿泊は経済的で過ごしやすいでしょう。もちろん、1週間以内のように短期でレンタルすることができるコンドミニアムも、ハワイには多くあります。
アクティビティはオプションで
ハワイには魅力的なアクティビティが数多くあります。ウミガメやイルカ、カラフルな熱帯魚に出会うことができるダイビングやシュノーケリングのほか、スタンドアップパドル(SUP)やカヤックは、ハワイで大人気のアクティビティです。
また、サーフィンをはじめ、身につけたパラシュートで海上を飛行するパラセーリング、水上バイクのジェットスキー、水圧を利用して海上を飛び回るジェットレブやフライボードなど、非日常感あふれるマリンスポーツが体験できます。ハワイの青い空と海を満喫したいアクティブな方におすすめです。
さらに、子ども連れやカップルなど、どんな世代の旅行でもおすすめなオプションは、ディナーショーです。ツアーのオプションでは送迎が付くことも多いので、安心して参加することができます。日が暮れる頃から、美しいフラや生演奏、迫力満点のファイヤーダンス、マジックのパフォーマンスなどが行われ、ハワイの伝統的な宴であるルアウを堪能することができます。
この他にも、ハワイ島にあるマウナ・ケアやマウイ島のハレアカラで星空観測とサンセット・サンライズを鑑賞するツアーや、キラウエア火山を歩くツアー、ヘリコプターで滝や火山を見下ろすツアーなどが用意されています。
そもそもハワイってどんなところ?
ハワイはアメリカ合衆国の州の一つです。太平洋に浮かぶハワイ諸島は、ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、ニイハウ島、カホオラウェ島という8つの島と、その周辺に位置する小さな島・環礁・暗礁の総称です。このハワイ諸島のうち、ミッドウェー環礁を除いたすべての島がアメリカのハワイ州に属しています。
日本との時差は19時間で、日本の方が時刻が進んでいます。簡単な計算方法は「日本時間ー19時間」または、「日本時間+5時間ー1日」です。例えば日本が8月20日21:00のとき、ハワイは8月20日2:00です。また、日本が8月20日12:00のとき、ハワイは8月19日17:00となります。
公用語は英語とハワイ語です。しかし、あまりハワイ語は現地で使われていません。通貨はアメリカ本土と同様に、米ドルが使われています。多くの店舗でクレジットカードが使えますが、チップの制度があるため、少額であっても現金は用意するようにしましょう。
チップは何か手助けをしてもらったり、ホテルやレストランでサービスを受けたときに渡す、心付けのお金です。ホテルでは荷物の積みおろしや、ベッドメイキングでそれぞれ1〜2ドルほど、タクシーやレストランでは代金の15%〜20%を上乗せして渡します。レストランなどでは、あらかじめ請求金額に含まれている場合もあるので、伝票をしっかりと確認するようにしましょう。
ハワイの歴史
ハワイの島々は、海底で噴火したマグマが蓄積していったことによってつくられました。人がハワイに足を踏み入れたのは、およそ1,500年前にマルケサス諸島辺りのポリネシア人がカヌーでハワイに辿り着いたのが最初だとされています。その後、10〜12世紀にタヒチから多くの人々が移住しました。
そして、1778年にイギリスの海洋探検家であるキャプテン・クックがカウアイ島ワイメア湾に上陸したことをきっかけに、近代化が進んで行きました。1795年にはカメハメハ大王がハワイを統一し、ハワイ王国を建国。捕鯨産業が盛んとなったハワイには、西洋の人々が多く訪れるようになりました。
また、19世紀後半には、サトウキビ畑や製糖工場で働くために多くの日本人がハワイへ移住しました。ハワイはこの後アメリカの属領となり、1959年には、50番目の州としてアメリカ合衆国に加盟して今日に至ります。
知っておきたい基本のハワイ語
ハワイの公用語は英語とハワイ語ですが、日常的にはほとんどハワイ語は使われていません。ただ、簡単なあいさつなどを覚えておくと現地の人と積極的にコミュニケーションを取ることができます。ハワイへの旅行で役立つ基本の言葉を確認しましょう。
アロハ(Aloha)
「こんにちは、さようなら、ありがとう、愛しています」といった様々な意味を持つ、基本中の基本とも言えるあいさつです。「ALOHA」は、「Akahai(思いやり)」、「Lokahi(調和)」、「Olu'olu(喜び)」、「Ha'a ha'a(謙虚)」、「Ahonui(忍耐)」という5つのハワイの言葉から成り立っています。
ハワイの人々はこのアロハスピリットを常に大切にしているので、旅の合間にも必ず耳にするはずです。「アロハ」と話しかけられた時には、笑顔で返してあげましょう。
マハロ(Mahalo)
「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えるあいさつの言葉です。買い物のあとやレストランでの食事のあとに、「マハロ」と声をかけられることが多いです。こちらからも、「Thank you」の代わりに「マハロ」とあいさつすると、グッと身近にハワイの人々が感じられるでしょう。
エコモマイ(e komo mai)
「ようこそ」という歓迎の気持ちを表すあいさつです。空港の到着ロビーや、観光地ではこの「e komo mai」が書かれているボードを多く見かけるでしょう。
オハナ('ohana)
「家族」という意味の単語です。家族の絆や繋がりを大切にするハワイでは、血の繋がった関係に限らず、信頼しあえる仲間や友人などの親しい関係の人にも使われます。
ハワイの空港
オアフ島/ダニエル・K・イノウエ国際空港
日本とハワイをつなぐ直行便の大半が降り立つダニエル・K・イノウエ国際空港。ハワイ州最大の空港で、太平洋のハブ空港として毎日多くの人に使われています。空港のゲートラウンジには、高級ブティックを含む免税店や売店、カフェなどのショップが揃っています。お土産を買い足すこともできるので、出国前には少し早めにゲートラウンジに入っても良いでしょう。
観光の中心であるワイキキまでは、約15kmとなっています。ツアーに送迎が含まれていない場合、ワイキキまでの移動手段には、バス、エアポート・シャトル、タクシーがあります。バスは2.75ドルと安いですが、大きな荷物を持ち込むことができません。所要時間はそれぞれ40分ほどです。
また、その後も観光にレンタカーを使う場合には、事前に予約して空港で車を借りて移動しましょう。空港から約300mほど歩いたところには、各レンタカー会社のカウンターがあります。
ハワイ島/エリソン・オニヅカ・コナ国際空港
オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港とともに、日本とハワイをつなぐ直行便が就航するエリソン・オニヅカ・コナ国際空港は、その地名からケアホレ空港とも呼ばれてきました。
多くの人が想像する国際空港のイメージとは異なるであろう、ゆったりとした空港です。ポリネシア風の平屋の建物で構成されており、待ち時間は青空の下で過ごし、さらにタラップで乗り降りします。もちろん、規模は小さいながらも売店やカフェが入っているので、食べそびれていても安心です。
ハワイ島では、観光の最中も車で移動しなければいけない場合が多いので、空港でレンタカーを借りてしまいましょう。日本から事前に予約しておけば、各レンタカー会社の送迎バスで営業所まで移動し、短時間で簡単に手続きを行うことができます。また、ホテルやツアーオプションの送迎サービスを利用するのもおすすめです。
空港から車で移動する所要時間は、ワイコロア・ビーチ・リゾートやケアウホウまでおよそ30分、マウナ・ケア・リゾートまでおよそ45分、カイルア・コナまでおよそ20分です。
オアフ島
ハワイを語る上で欠かせない島であるオアフ島。州都のホノルルがあり、ハワイ州全体の人口の約7割である99万人ほどがオアフ島に住んでいます。ハワイと聞いて、多くの人が思い浮かべるのがこの島でしょう。
世界有数のリゾートエリアであるワイキキや、現地に暮らす人が集まるダウンタウンがあるのは、島の南部にあるホノルル市内です。ワイキキには、美しいビーチに加えて、観光客向けの大型ショッピングセンターや多くのホテル・コンドミニアムが並び立っています。あまり動き回らずにハワイを楽しみたいという方にとって、ハワイの魅力の大半が集まっているホノルルは、魅力的なエリアだと言えるでしょう。
ホノルルの東側には、シーライフ・パーク・ハワイというマリンパークや、ロコも訪れるココ・ヘッド・サンディ・ビーチパーク、ハナウマ湾などの美しい穴場ビーチスポットがあるので、短時間のドライブで足を伸ばしてみても良いかもしれません。
また、島の北部にはサーフィンの名所として知られるノース・ショアがあり、ビッグウェーブを求めて世界中からサーファーが集まります。ローカルな魅力のあるオールドタウンのハレイワや島最大の神殿跡など、ドライブとともに時間をかけて観光したくなるエリアです。
ウエスト・コーストは、ホノルルよりも落ち着いて穏やかに過ごすことができるリゾートエリアです。特に「アウラニ ディズニー リゾート&スパ」などの人気リゾートホテルが位置するコオリナは、自然の美しさとアクティビティの豊富さのバランスが取れた、世代を超えて楽しめるエリアとなっています。
この他にも、パイナップル尽くしのテーマパークであるドールプランテーションがある内陸部や、東海岸には美しさで知られるカイルア・ビーチが位置するウインドワード、太平洋戦争の舞台として知られている米軍の拠点・パールハーバーなど、島の中には個性的なエリアが満載です。
ハワイ島
「ビッグ・アイランド」と呼ばれ、親しまれているハワイ島。その面積はハワイ諸島の中で最も大きく、ハワイ島を除いた7島を全て足した面積よりも広い、10,432.5平方kmです。
また、マウナ・ロア山、マウナ・ケア山という2つの標高4,000mを超える山をはじめ、ハワイの島々が火山活動によって形成されたことを現在もなお感じさせる大きな山が点在しています。交通機関がほとんど無いので、島の中での移動はレンタカーがおすすめです。
ハワイ島はハワイ火山国立公園やワイピオ渓谷、アカカ滝州立公園などがあり、自然をたっぷりと満喫したい方におすすめの島です。日本からの直行便が運行しているので、定番のオアフ島と組み合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
宿泊に人気のエリアは、高級リゾートが点在しているサウス・コハラ・コーストや、観光地にアクセスしやすく、比較的リーズナブルに宿泊できるカイルア・コナ、ケアウホウです。またヒロやワイメアなどのプチホテルが数軒並ぶエリアがあります。
マウイ島
モロカイ島、ラナイ島、カホオラウェ島と共にマウイ郡を形成するマウイ島は、ハワイ島に次いで面積の大きい島です。もともと2つの異なる島でしたが、ハレアカラ火山の噴火で流れた溶岩によって繋げられ、現在のひょうたんのような形になりました。
かつて19世紀前半にハワイ王朝の首都であった港町のラハイナでは、当時の様子が感じ取れる城壁などの遺構を見学することができます。
また、南東の沖には、三日月の形をした小さな無人島のモロキニ島があります。一般の人は島に上陸することはできませんが、美しいサンゴ礁に囲まれていることから、シュノーケリングやダイビングのスポットとして人気です。
マウイ島で人気の宿泊エリアは、カアナパリからカパルアにかけての島の西部です。一流ホテルはもちろん、豪華で快適なコンドミニアムも立ち並ぶリゾートエリアとなっています。また、ワイレアからマケナにかけての島の南部にも、過ごしやすいリゾートホテルやコンドミニアムが揃っています。リーズナブルに過ごしたい方には、ホノコワイやキヘイ、ラハイナなどにあるコンドミニアムに宿泊しましょう。
カウアイ島
ハワイ諸島の最北端に位置するカウアイ島は、「ガーデン・アイランド」と呼ばれる名の通り、熱帯雨林や渓谷の美しさが魅力の島です。火山活動によって順々に形成されたハワイ諸島の中で、最初に生まれました。
シダの洞窟やワイルア滝などの見どころを有するワイルア・リバー州立公園や、ワイメア渓谷などの自然スポットには、他ではなかなか出会うことのできない個性的な植物や鳥が生息しています。ゴルフコースのあるコンドミニアム・ホテルがあるため、リゾート地としても人気です。
宿泊には、プリンスヴィルやポイプといったエリアが特に人気です。それぞれプリンスヴィルは北海岸・ポイプは南海岸に位置するリゾートエリアで、値段もリーズナブルなものから高級なものまで、コンドミニアムもホテルも揃っています。また、島の東海岸であるワイルアからカパアにかけては、リーズナブルで使いやすいホテルが立ち並んでいます。
モロカイ島
観光目的で訪れる人はあまりいない、秘境のような島です。東西に長いモロカイ島は、北海岸が崖が続く海岸線となっており、美しいビーチが点在する南海岸が比較的栄えています。
東に位置するハラワ湾のビーチは、透明度の非常に高い美しさで人々を圧倒させます。ハワイに何度も訪れたことがある方にとって、「何もしない」をするのにぴったりの島です。
そんなモロカイ島では、やはりホテル選びが充実感・満喫感の鍵を握ります。島の西部には、カルアコイ・リゾートのコンドミニアムがあるほか、カウナカカイの周辺にも個性的で素敵なホテルが建てられています。
ラナイ島
「パイナップル・アイランド」と呼ばれているのは、かつて島全体の土地の6分の1ほどがパイナップル畑であったことに由来します。
原野が残された「ハワイ最後のパラダイス」としてあまり多くの人が訪れてこなかったラナイ島ですが、近年大きなリゾートホテルとゴルフコースが造られたことによって、リゾートとしての人気が高まっています。島内には、荒涼とした自然石が特徴的で「神々の庭園」と呼ばれているケアヒアカヴェロなどの絶景スポットがあります。
ラナイでおすすめなのは、「フォーシーズンズ・リゾート・ラナイ」という高級リゾートホテルです。もともと一軒のホテルしかなかったラナイですが、フォーシーズンズのホテルができたことによって、ずっと過ごしやすくなりました。南海岸であるフロポエ湾に面している白砂のビーチは、島一番の美しさだと人気です。また、行き届いた細やかなサービスとラグジュアリーなプールや家具は、思わずうっとりとしてしまうでしょう。
ニイハウ島
上記で紹介したハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島は人々が観光に訪れる主要な島です。しかし、この他にもハワイ諸島にはいくつか島があります。
ニイハウ島は、面積179.9平方kmの小さな島です。1864年にニュージーランドから移住したロビンソン一家は当時のカメハメハ5世から、島の住民ごと買い取り、現在もロビンソン一家の個人所有のまま残っています。2010年の国勢調査では、約170人ほどの島民がおり、島民とロビンソン一家以外は、原則自由に出入りすることが出来ません。しかし、近年はロビンソン一家が運営しているツアーで参加することができるようになりました。
ツアーはヘリコプターに乗って、ニイハウ島に降り立ち、3時間ほどビーチで遊ぶことができるというものです。現地の住民に話しかけたりすることは禁止されていますが、それでも手付かずの自然や絶滅危惧種に指定されている動物を間近で見ることができる貴重な体験ができます。
また、ニイハウは、海岸で拾った貝がらで作られるシェル・レイが美しいことで有名です。細かく、凝ったデザインの高級なレイは、ハワイの他の島にある宝石店や博物館の売店で購入することができます。
カホオラウェ島
カホオラウェ島は、全長17.6m、面積115.5平方kmの無人島です。土地がひどく乾燥していたことから、農作物は育たず、漁業のための場所として使われてきました。
19世紀には、ハワイ王朝の流刑地としても使われていたカホオラウェ島。しかしながら、1953年からアメリカ合衆国の海軍が支配し、対地攻撃の演習場として用いられるようになりました。
先住ハワイ人によるムーブメントの結果、1994年5月にハワイ州に返還されましたが、現在も米軍の演習で残された不発弾が多く残っていると言われています。
ハワイ旅行の見どころ
海とビーチを大満喫
ハワイといえば、なんといっても美しい海!青い海とカラッと晴れた空、白い砂浜の美しさは心が洗われるような気持ちにさせてくれます。ビーチサイドでご飯を楽しんだり、海水浴に没頭したりと、時間をかけて堪能しましょう。
ただ入るだけ、眺めるだけでも十分に楽しめる海ですが、サーフィンをはじめ、カヤック、スタンドアップパドル、ボディーボードなど、ワクワクするようなマリンスポーツが豊富に用意されています。
また、ハワイの海に住む生き物が好きな方は、シュノーケリングやダイビングに挑戦してみましょう。初心者向けの体験ダイビングが用意されているほか、ダイビングライセンスを持っていない方でも、野生のイルカや熱帯魚たちと一緒に泳ぐことができるドルフィン・シュノーケリングツアーや、船上からイルカの群れを見るドルフィン・ウォッチングツアーに参加することができます。
さらに、アクティブに満喫したい方は、凧揚げのように海の上から空へと飛んでいくパラセーリングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。何日あっても飽きることのない豊富なマリンスポーツは、何度ハワイを訪れても欠かすことができません。
ハワイアン文化に触れる
ハワイでは、ネイティブ・ハワイアンの風習や文化が現代まで受け継がれてきました。自然の中に神の存在を感じてきたことによって生まれたハワイ神話や伝説は今も語り継がれています。ツアーなどを利用してハワイに着くとまず最初に首からかけられる、花飾り「レイ」をはじめ、観光中にはハワイの文化の独自性を多く感じるでしょう。
ハワイアン文化の中でも有名なのが、フラ・ダンスやハワイアンミュージックではないでしょうか。フェスティバルやコンテスト、さらにディナーを味わうレストランやホテルの中でも、ライブパフォーマンスのショーが行われます。
様々なハワイアン・パフォーマンスとグルメを楽しみたい方は、ぜひ「ルアウ」に参加してみましょう。ルアウは、伝統的なハワイの宴会で、観光客向けに開催されているものも多くあります。フラや音楽はもちろん、ファイヤーダンスやタヒチアン・ダンスなどポリネシアの様々なエンターテイメントに触れることができます。
ショッピングスポットを巡る
オアフ島ホノルルを中心に、ハワイには大規模なショッピングスポットがたくさん存在します。ハワイ観光で外せない定番のアラモアナ・センターや、リニューアルされた美しい施設も魅力的なインターナショナルマーケットプレイス、ワイキキ最大級のロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターなど、ショッピングセンターはそれぞれ個性豊かです。
多くのショッピングセンターでは、自分への記念に最適なブランドやお土産選びに最適なショップのほか、ハワイアングルメが味わえるレストランやハワイの文化を体験することができるイベントスペースが用意されています。普段は入らないお店でウィンドウショッピングを楽しむのもおすすめです。
SNS映えスイーツを堪能
ハワイのカフェやフードスタンドでは、フルーツをたっぷりと使ったヘルシーなスイーツや、照りつける太陽にぴったりのカラフルなスイーツが揃っています。マラサダなどのローカルスイーツをはじめ、アサイーボウルやパンケーキといった新定番は、日本人にも大人気。贅沢なおやつはもちろん、朝食にもぴったりです。
また、一年中暖かさが続くハワイでは、アイスクリームやシェイブアイス(かき氷)はいつでも食べたい定番スイーツ。こちらも、カラフルでキュートなトッピングをたっぷりとのせたものが人気です。ハワイのスイーツは大きめのサイズで提供されることが多いので、アクティビティでしっかりとお腹をすかせてから食べに行きましょう。
定番スポット10選
アラモアナセンター【オアフ島】
約20万平方メートルの敷地を持つアラモアナセンターは、ハワイ旅行に欠かせないショッピングスポットです。敷地の中には、5軒のデパート(メイシーズ、ニーマン・マーカス、ノードストローム、ブルーミングデールズ、ターゲット)が併設しているのに加えて、数多くのファッションブティック、ギフトショップ、レストランが揃えられています。
アラモアナセンターに来れば何でも揃うと言われるほどに豊富な商品と、圧倒的な規模感で、ブラブラと歩いているだけでもすぐに時間が経ってしまいます。時間の許す限りショッピングを楽しんでもらいたいですが、ある程度お目当てのブティックに目星を付けておくのがおすすめです。
高級なブランドブティックの商品が日本より安く手に入ることも多く、また、日本に上陸していないブランドに出会うこともできます。ショッピングの合間には、マカイ・マーケット・フードコートやラナイ@アラモアナセンターなどのフードコートや、ハワイならではのカフェで一休みしてはいかがでしょうか。
ダイヤモンド・ヘッド【オアフ島】
オアフ島のシンボルとされている人気のスポットです。約30万年前に起きた火山の噴火によって、大きなクレーターが形成されました。
現在定着している「ダイヤモンド・ヘッド」という名称は、19世紀初めにイギリスの水夫たちが付けたものです。山にゴロゴロと転がっていた方解石の結晶をダイヤモンドだと勘違いしたことが、由来とされています。それまではハワイの先住民たちから「ラエ・アヒ(マグロの眉)」と呼ばれていました。
標高232mの頂上からは、美しい海とホノルルの街並みを一望することができます。駐車場から頂上までは、約25分〜30分でたどり着けるので、ハイキングのような気分で日程に入れてみてはいかがでしょうか。傾斜のきつい場所や舗装されていない道を歩くので、サンダルなどではなく、歩きやすくて足を保護してくれる靴を履いて行きましょう。
インターナショナル・マーケットプレイス【オアフ島】
ワイキキの中心であるカラカウア通りに面した、アクセスのしやすさが魅力のショッピングスポットです。2016年8月に美しくリニューアルオープンしました。選りすぐりの約100ショップの中には、ハワイ初出店の大型高級デパート「サックス・フィフス・アベニュー」などがあります。
ショッピングの合間には、モール内にいくつも用意されているベンチで、吹き抜けるハワイの風や樹齢160年を超えるバニヤン・ツリーに癒されましょう。日が暮れた後には、フラやハワイアンミュージックのショーが開催される、買い物以上の魅力があるスポットとなっています。
カメハメハ大王像【オアフ島】
ハワイ諸島を初めて統一してハワイ王国を建国した、カメハメハ大王(カメハメハ1世)の銅像です。ハワイには、3体のカメハメハ大王像がありますが、その中でオアフ島にあるハワイ州最高裁判所のアリイオラニ・ハレ正面にたつ銅像が最も有名でしょう。この銅像は「キャプテン・クックによるハワイ発見100周年」である1878年に、イタリアで造られました。
後ろにあるハワイ州最高裁判所やヤシの木と合わせて、ハワイらしさが存分に感じられるため、フォトスポットとしても人気があります。大王の誕生日である毎年6月11日は、カメハメハ・デイという祝日に制定されており、銅像には色とりどりで華やかなレイが飾られます。
カラカウア通り【オアフ島】
カラカウア通りはオアフ島での観光に欠かせない、ワイキキのメインストリートです。美しく整備されている道は、歩いて回るのにも、ハワイでポピュラーなシェア自転車のBiKiでサイクリングするのにも適しています。ワイキキ・ビーチに面しているので、買い物の合間にビーチを歩けば子どもと一緒でも退屈しないでしょう。
特ににぎやかさが際立つのは、カピオラニ公園からワイキキ・ゲートウェイ公園にかけての約2kmの道沿いです。大型のショッピングモールが数多く並ぶほか、高層ホテルや誰もが知る高級ブランドブティック、またファストファッションの人気店舗も揃います。
ワイキキ・ビーチ【オアフ島】
ハワイのビーチを代表するワイキキ・ビーチ。白い砂浜と美しい色で輝く海、砂浜の奥にはダイヤモンドヘッドが見える、そんな非日常が味わえるビーチです。全長約3kmのビーチでは、シュノーケリングやサーフィン、カヌーなどのウォーターアクティビティを満喫することができます。また、夕方になるとフラのパフォーマンスがビーチサイドで始まります。
その中で、最もおすすめするのがクヒオ・ビーチパークからグレイズ・ビーチにかけての海岸線です。ハイアット・リージェンシー・ワイキキや、ワイキキ・ビーチ・マリオット、アストン・ワイキキなど人気ホテルが面しています。ビーチテラスやレンタルスポットも多くあるので、誰でも遊びやすいのが魅力です。常に多くの人で賑わいます。
ハレイワ【オアフ島】
ワイキキから足を伸ばして観光したいという方におすすめするのが、サーファーの町「ハレイワ」です。バスでアラモアナから約60分のところに位置しており、レンタカーでカメハメハ・ハイウェイを通ってドライブすることもできます。
20世紀前半までは商業の町として栄えていましたが、1940年代に鉄道が廃止されてから大きく変化することはなかったために、オールドハワイの面影を今に残します。ハレイワで最も有名なマツモトストアのシェイブアイスは、並んでも食べておきたい一品。カラフルなレインボーカラーのかき氷は、SNS映えもバッチリです。
ハワイ火山国立公園【ハワイ島】
「火山の島」として知られているハワイ島には、マウナ・ケア山、マウナ・ロア山、フアラライ山、コハラ山脈、キラウエア山という、5つの火山系があります。ハワイ火山国立公園は、その中で現在も活動を続けているキラウエア山とマウナ・ロア山が含まれる国立公園で、1987年には世界自然遺産に登録されました。
入口の近くにあるキラウエア・ビジターセンターでは、火山の活動を記録した写真や映像を見ることができるので、まず最初に立ち寄りましょう。また、火口の噴煙を見ることができる展望台も人気の場所です。
2018年にもキラウエア・カルデラの火口・ハレマウマウが噴火し、一時は避難勧告が出されました。このハレマウマウは、ハワイ神話に多く登場する火山を司る神「ペレ」が住んでいると言い伝えられています。噴火のたびにその形を変えていく火山の、エネルギーの大きさを感じることができるスポットです。
マウナ・ケア【ハワイ島】
ハワイ諸島で最も高い標高約4,205 mを記録する火山のマウナ・ケア。ハワイ語で「白い山」という意味の名前を持つ通り、冬には山頂が雪に覆われて白く染まります。
空気が澄んでいることに加えて、人工の光汚染が少ないことや、晴天日が非常に多いことから、世界中で最も天体観測に適した場所の一つと言われています。そのため山頂には、日本の光学赤外線望遠鏡「すばる」をはじめとする、世界各国の研究機関の天文台が合計13基設置されています。
ここでは、観光客向けの星空ウォッチングのツアーが人気です。サンセットやサンライズと合わせて、夜空の天体観測ができるツアーです。標高2,800m、マウナ・ケアの中腹に位置するオニヅカ・ビジターセンターで下車すると、肉眼でも多くの星が見える空が広がっています。
シダの洞窟【カウアイ島】
ワイルア・リバー州立公園の中に位置する、王族や貴族階級の人々のみが立ち入ることを許された神聖なスポットです。安全面の観点から洞窟の内部へは入れなくなってしまいましたが、シダに覆われた洞窟は外から眺めていても、不思議なパワーが感じられます。
ここで恋人と固く手を繋ぐと、永遠の愛が約束されるという言い伝えがあることから、洞窟の前で行うウエディングも人気です。日本の有名人も多く結婚式を挙げています。
車や徒歩ではアクセスすることができないので、遊覧船で向かいましょう。スミスズ・カウアイでは、ファーン・グロット・ワイルア・リバークルーズというツアーが用意されています。洞窟までワイルア川を往復して見学する、所要時間約1時間20分のツアーです。
ハワイのおすすめホテル10選
ザ モダン ホノルル
基本情報
【住所】1775 Ala Moana Blvd, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
シェラトン コナ リゾート & スパ アット ケアウホウ ベイ
基本情報
【住所】78-128 Ehukai St, Kailua-Kona, HI 96740 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可能
トランプ インターナショナル ホテル ワイキキ ビーチ ウォーク
基本情報
【住所】223 Saratoga Rd, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可能
ハイアット リージェンシー ワイキキ リゾート & スパ
基本情報
【住所】2424 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可能
ヒルトン ハワイアン ビレッジ ワイキキ ビーチ リゾート
基本情報
【住所】2005 Kalia Rd, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
アウラニ ディズニー リゾート & スパ
基本情報
【住所】92-1185 Ali'inui Dr, Kapolei, HI 96707 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ロイヤル コナ リゾート
基本情報
【住所】75-5852 Alii Dr, Kailua-Kona, HI 96740 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】共有エリアのみ可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ハレクラニ
基本情報
【住所】2199 Kalia Rd, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート
基本情報
【住所】2259 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】共有エリアのみ可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
プリンス ワイキキ
基本情報
【住所】100 Holomoana St, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
【Wi-Fi】共有エリアのみ可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可能
ハワイの年間イベント情報
1月
ソニー・オープン・イン・ハワイ【オアフ島】
正月明けに開催される、男子プロゴルフツアーPGAツアーの公式戦です。ホノルルのカハラ地区にあるワイアラエ・カントリークラブ(The Wai'alae Country Club)にて、毎年開催されています。練習日や、現地のジュニアゴルファーとプロがペアを組んでコースを回る「プロ・ジュニア・チャレンジ」は無料で観戦できることもあり、期間中には約5万人もの観客が会場を訪れます。
元々この大会は、1965年から「ハワイアン・オープン」という名前で始まったものです。1999年からは「ソニー・オープン・イン・ハワイ」の名前が付けられるようになりました。他のPGAツアーよりも選手との距離が近いことから、ゴルフファン必見のイベントとなっています。
3月
ホノルル・フェスティバル【オアフ島】
ホノルルで行われる日本の文化やお祭りを通じて、日本とハワイの繋がりの強さを再確認できるようなイベントです。ハワイに住む日系人や日本からハワイを訪れる人は非常に多く、今や日本とハワイは切っても切れない関係にあります。
ホノルル・フェスティバルは、ハワイ・日本の歴史と文化をお互いに知るための場として1995年3月に第一回が開催されて以降、恒例行事として続けられ、現在では「環太平洋諸国との親善交流の場」として発展しています。
様々な国・地域のステージパフォーマンスや、パレード、日本らしい花火や縁日など、期間中はイベント盛りだくさんなので、是非足を運んでみてください。
4月
メリー・モナーク・フェスティバル【ハワイ島】
ハワイ島のヒロで、毎年イースターの時期に開催される歴史的なフラのイベントです。ホオルル公園にあるエディス・カナカオレ・スタジアムにて行われます。津波に襲われたヒロに観光客を誘致するため、1964年に最初のフェスティバルが催され、1971年からフラ競技が加わって今日に至ります。
このイベントの名前は、ハワイ王国の第7代国王であるカラカウア王が、陽気な君主という意味を持つ「メリー・モナーク」という愛称で呼ばれていることに由来します。カラカウア王は、19世紀後半頃にキリスト教宣教師によって禁止されていたフラを復活させた功績を持つ人物です。
イベントでは、女性がソロで踊るミス・アロハ・フラや、古典的なフラ・カヒコ、現代のフラ・アウアナといった部門に分けられて競技を行います。
5月
レイデー・セレブレーション【オアフ島】
メイデー(メーデー)として、世界各国で「労働者の日」や夏の訪れを祝う祭典が行われる5月1日。ハワイでは「レイデー」と呼ばれていて、ハワイの伝統文化を継承するためのイベントが各地で行われます。
ワイキキの東に位置するカピオラニ公園にて開催される「レイデー・セレブレーション」は、フラやハワイアンミュージックのステージパフォーマンスや、年代別に選ばれるレイ・クイーン&プリンセスの任命式など、ハワイらしさを存分に満喫できる内容となっています。
その中でもメインイベントとして注目を集めるのは、レイ・コンテストです。テーマやカラー、ハット・レイなどそれぞれ部門に分けられたレイは午前中に審査を受け、入賞したレイは午後から一般公開されます。ハワイ各島のレイ・メイカーが腕によりをかけた、色とりどりのレイは必見です。
6月
キング・カメハメハ・フローラルパレード【オアフ島】
毎年6月11日には、1795年にハワイを統率したカメハメハ大王を讃えるカメハメハ・デーを祝い、華やかなイベントが開催されます。
そのカメハメハ・セレブレーションの中で最も華やかなイベントが、キング・カメハメハ・フローラルパレードです。ダウンタウンのイオラニ宮殿からワイキキの東に位置するカピオラニ公園までの道を、何百ものレイで彩られた山車や馬、伝統的な衣装を身に着けた人々、そしてハワイの主要な8つの島を象徴する豪華なドレスを着た8人のクイーンが行進します。
7月
プリンス・ロット・フラ・フェスティバル【オアフ島】
フラやハワイ文化の復興に尽力した、プリンス・ロットとも呼ばれるカメハメハ5世の功績を讃える、ハワイ最古のフラ・イベントです。2日間に渡って、イオラニ宮殿にて行われます。ハワイ州内外で活躍するフラダンサーたちによる素晴らしいフラを無料で鑑賞することができるイベントです。コンペティション形式ではないフラのイベントでは世界最大の規模を誇ります。
当日はイオラニ宮殿の敷地内に、いくつものハワイアンフードのショップや雑貨を販売するクラフトショップが出店しているので、一日のんびりフラを鑑賞するのに最適なイベントです。
9月
アロハ・フェスティバル【オアフ島】
毎年9月に1ヵ月ほどかけて行われる、ハワイで最も重要で規模の大きいイベントです。ハワイの伝統や文化、歴史を後世に伝えるために毎年異なるテーマを掲げて開催されます。イベントの時期が近づくと販売されるのが、記念のフェスティバル・リボンです。リボンを期間中に付けていると、レストランの割引など嬉しいサービスが受けられます。
イベント大使であるロイヤルコートの就任式や、カラカウア通りを通行止めにして行う「ワイキキ・ホオラウレア」という路上の祝宴、たくさんの色鮮やかな花々で飾られた山車が魅力の「フローラル・パレード」など、見逃せない催しが多くあります。いずれも見学無料なので、9月の旅行では気軽にアロハ・フェスティバルを訪れてみましょう。
10月
ハワイ・フード&ワイン・フェスティバル【ハワイ島・オアフ島・マウイ島】
ハワイ諸島やその他の国々を代表するシェフやワインメーカー、そして果物や野菜、ハーブを使ってオリジナルカクテルを提供するミクソロジストたちが一堂に会する、太平洋エリア最大級のグルメイベントです。ハワイでとれた食材をふんだんに使用したメニューをはじめ、世界中の絶品グルメを食べ比べることができます。
美味しい料理からワイン、ビール、カクテルまで全て食べ放題・飲み放題となっており、さらに会場によってはサンセットを堪能したり、打ち上げられた花火を鑑賞したりすることもできます。毎年人気のイベントなので、チケットは早いうちから確保しておくことをおすすめします。
ココナッツ・フェスティバル【カウアイ島】
カウアイ島の東海岸地区にあるカパア・ビーチパークにて、毎年10月上旬の土日に、2日間に渡って開催されます。このビーチパークは地元で、「ロイヤル・ココナッツ・コースト」と呼ばれて親しまれているエリアです。
名前の通り、全米で唯一ココナッツをテーマにしているイベントで、料理コンテストや、早食い競争、クラフトワーク体験などが開催されます。また、ハワイらしく、フラやハワイアンミュージックのパフォーマンス、ゲームイベントも用意されており、大人も子どもも揃って楽しめます。
JTBマウイマラソン【マウイ島】
ホノルルマラソンよりも古くからの歴史を持つ、ハワイ最古のマラソン大会・マウイマラソンは、「景色の良いマラソンコーストップ10」に選ばれるほどに、海岸線沿いを走るランニングコースの美しさは世界でも注目を集めています。フルマラソンは8時間、ハーフマラソンは4時間と、コースの長さによって制限時間が設けられています。
フルマラソンの他に、ハーフマラソンや、10km、5km、そして42.195kmを4人で走りつなぐリレー(日本事務局からのエントリーは不可)と多くの種類があります。走り慣れていない方でも、5kmや10kmの比較的短距離なコースを、記念に挑戦してみてはいかがでしょうか。
11月
ヴァンズ・トリプルクラウン【オアフ島】
サーファーの聖地として知られるオアフ島ノースショアで開かれる、サーフィンのビッグイベントです。最高の波と世界レベルのサーフィンが見られることから、多くのサーファーや観客が訪れます。
ヴァンズ・トリプルクラウンは、「リーフ・ハワイアン・プロ」「バンズ・ワールド・カップ・オブ・サーフィン」「ビラボン・パイプ・マスターズ」という、レベルの高い3イベントの総称です。特に最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ」は、パイプラインという通称で有名なエフカイ・ビーチで開催されるというだけでなく、ワールド・ツアーの最終戦であることから、世界中からの注目を集めます。
12月
ホノルルマラソン【オアフ島】
毎年12月第2日曜日に開催され、日本人ランナーの参加も多い、人気のマラソンイベントです。1973年に第一回が開催されてから続き、ニューヨークシティーマラソン、ボストンマラソン、シカゴマラソンと並んで、「全米4大マラソン大会」に数えられています。
時間制限が設けられていないことや、大会当日に7歳以上であれば誰でも参加可能(10kmラン&ウォークは年齢制限なし)であるため、気軽にチャレンジできることが魅力の一つです。42.195kmの道のりを走るフルマラソンに加え、家族で参加しやすい10kmを走る「10kmラン&ウォーク」コースも用意されています。カラッと晴れたハワイらしい気候の中、ダイヤモンドヘッドや海の美しい景色を眺めながら走るマラソンは、一度はチャレンジしてみたいと思わせる特別感があります。
ハワイへの主要エリアからのアクセス・所要時間
- 日本からハワイへの往路:約6時間30分〜7時間強
- ハワイから日本への復路:約7時間30分〜8時間強
日本とハワイの間は、オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港、ハワイ島のエリソン・オニヅカ・コナ国際空港へ向かう直行便が運行しています。
帰りのフライトスケジュールはバラバラですが、日本からハワイに向かう行きのフライトの多くは、日本を夜に出発して、ハワイへ現地時間の朝に到着するスケジュールとなっています。ハワイに朝着いてからは、早めにチェックインし、少しホテルで休憩してから観光に出かけると良いでしょう。
ハワイ諸島内の島々を移動するのにも、飛行機を使用します。複数の島に宿泊する方にとって、注目するべきなのはそれぞれの島に訪れる順番です。空港内などにおいて移動時間が短く済むため、オアフ島への宿泊を最後にすることをおすすめします。多くのツアーは、オアフ島が最後に組み込まれています。
日本から就航する多くの飛行機が到着する、オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港からの各島への移動時間は以下の通りです。
- ハワイ島(エリソン・オニヅカ・コナ国際空港):約40分
- ハワイ島(ヒロ国際空港) :約50分
- マウイ島(カフルイ空港) :約35分
- カウアイ島(リフエ空港) :約35分
- モロカイ島(モロカイ空港) :約25分
- ラナイ島(ラナイ空港) :約30分
就航している航空会社
日本から就航している直行便は、オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港へ向かうものと、ハワイ島のエリソン・オニヅカ・コナ国際空港へ向かうものがあります。オアフ島へ向かう直行便が圧倒的に多いですが、ハワイ島へは2019年現在、日本航空とハワイアン航空からそれぞれ毎日1便ずつ直行便が出ています。
オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港へ
- 日本航空(JAL):成田・羽田・関西・中部・新千歳 発
- 全日本航空(ANA):成田・羽田 発
- ユナイテッド航空:成田・羽田 発
- デルタ航空:成田・関西・中部・福岡 発
- 大韓航空:成田 発
- ハワイアン航空:成田・羽田・関西・中部・新千歳 発
- エアアジアXD7:関西 発
- スクート:関西 発
ハワイ島のエリソン・オニヅカ・コナ国際空港へ
- 日本航空:成田 発
- ハワイアン航空:羽田 発
ハワイツアーを選ぶときのTips集
ハワイまで飛行機でどれくらいかかりますか?
日本からハワイへは約6時間30分〜7時間強かかります。ハワイから日本へは約7時間30分〜8時間強の所要時間です。日本からハワイに向かう便の多くは、日本を夜に出発して、ハワイへ現地時間の朝に到着するスケジュールです。
何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?
まず、オアフ島やハワイ島に直行便で向かい、そこから島を移動しない場合について説明します。初めてのハワイ旅行であれば、ゆったりすることができるのは4泊6日からです。時間に余裕があれば5泊7日が満足感のある日数となるでしょう。しかしホテルでゆっくりと過ごすことが目的で、あまり観光はしないというのであれば、3泊5日でも雰囲気を満喫することができます。
次に、複数の島で宿泊する場合についてです。プールや海などホテルを楽しむ時間が必要なため、各島でそれぞれ少なくとも2泊ずつ宿泊するのが基本となります。そのため、4泊6日が最も短い日数で、5泊7日や6泊8日がおすすめです。移動時間が短く済むことから、オアフ島への宿泊は最後にしておくのが良いでしょう。
ハワイの気候は?行くのにおすすめの時期はありますか?
ハワイの気候は、大きく乾季と雨季に分けられます。乾季である6月から10月にかけての時期が、ハワイのベストシーズンです。しかし、ハワイの雨季は、日本のように一日中降り続けるものではなく、晴れの合間のにわか雨が降る回数が増えるものなので、あまり心配はありません。
「常夏の島」と言われているように気温の変化は日本と異なり、一年を通して25度前後の平均気温を保ちます。冬の時期でも短時間であればプールや海に入ることができるため、夏休みシーズンに加えてクリスマスシーズンも、ツアー・ホテルの料金が上がります。安く旅行したい方は、この時期を外して行きましょう。
冬季にはどのような服を用意すべきですか?
冬季であっても平均気温は23度ほどを保ちます。半袖のTシャツに短パンといった、夏らしい格好でも日中は十分に過ごせるでしょう。しかしながら、早朝と夕方以降は気温が下がるため、パーカーやウィンドブレーカーのような羽織もの、丈の長いボトムスを合わせて用意することをおすすめします。
また、履き物に関してはホテル内や周辺の観光で履くサンダルの他に、スニーカーのように歩きやすくて足を保護できる靴も用意しましょう。多く歩き回る際やトレッキングなどのアクティビティの際に必要となります。