ハワイってどんなところ?
ハワイはアメリカ合衆国の州の一つです。太平洋に浮かぶハワイ諸島は、ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、ニイハウ島、カホオラウェ島という8つの島と、その周辺に位置する小さな島・環礁・暗礁の総称です。このハワイ諸島のうち、ミッドウェー環礁を除いたすべての島がアメリカのハワイ州に属しています。
日本との時差は19時間で、日本の方が時刻が進んでいます。簡単な計算方法は「日本時間ー19時間」または、「日本時間+5時間ー1日」です。例えば日本が8月20日21:00のとき、ハワイは8月20日2:00です。また、日本が8月20日12:00のとき、ハワイは8月19日17:00となります。
公用語は英語とハワイ語です。しかし、あまりハワイ語は現地で使われていません。通貨はアメリカ本土と同様に、米ドルが使われています。多くの店舗でクレジットカードが使えますが、チップの制度があるため、少額であっても現金は用意するようにしましょう。
チップは何か手助けをしてもらったり、ホテルやレストランでサービスを受けたときに渡す、心付けのお金です。ホテルでは荷物の積みおろしや、ベッドメイキングでそれぞれ1〜2ドルほど、タクシーやレストランでは代金の15%〜20%を上乗せして渡します。レストランなどでは、あらかじめ請求金額に含まれている場合もあるので、伝票をしっかりと確認するようにしましょう。
ハワイの歴史
ハワイの島々は、海底で噴火したマグマが蓄積していったことによってつくられました。人がハワイに足を踏み入れたのは、およそ1,500年前にマルケサス諸島辺りのポリネシア人がカヌーでハワイに辿り着いたのが最初だとされています。その後、10〜12世紀にタヒチから多くの人々が移住しました。
そして、1778年にイギリスの海洋探検家であるキャプテン・クックがカウアイ島ワイメア湾に上陸したことをきっかけに、近代化が進んで行きました。1795年にはカメハメハ大王がハワイを統一し、ハワイ王国を建国。捕鯨産業が盛んとなったハワイには、西洋の人々が多く訪れるようになりました。
また、19世紀後半には、サトウキビ畑や製糖工場で働くために多くの日本人がハワイへ移住しました。ハワイはこの後アメリカの属領となり、1959年には、50番目の州としてアメリカ合衆国に加盟して今日に至ります。
知っておきたい基本のハワイ語
ハワイの公用語は英語とハワイ語ですが、日常的にはほとんどハワイ語は使われていません。ただ、簡単なあいさつなどを覚えておくと現地の人と積極的にコミュニケーションを取ることができます。ハワイへの旅行で役立つ基本の言葉を確認しましょう。
アロハ(Aloha)
「こんにちは、さようなら、ありがとう、愛しています」といった様々な意味を持つ、基本中の基本とも言えるあいさつです。「ALOHA」は、「Akahai(思いやり)」、「Lokahi(調和)」、「Olu'olu(喜び)」、「Ha'a ha'a(謙虚)」、「Ahonui(忍耐)」という5つのハワイの言葉から成り立っています。
ハワイの人々はこのアロハスピリットを常に大切にしているので、旅の合間にも必ず耳にするはずです。「アロハ」と話しかけられた時には、笑顔で返してあげましょう。
マハロ(Mahalo)
「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えるあいさつの言葉です。買い物のあとやレストランでの食事のあとに、「マハロ」と声をかけられることが多いです。こちらからも、「Thank you」の代わりに「マハロ」とあいさつすると、グッと身近にハワイの人々が感じられるでしょう。
エコモマイ(e komo mai)
「ようこそ」という歓迎の気持ちを表すあいさつです。空港の到着ロビーや、観光地ではこの「e komo mai」が書かれているボードを多く見かけるでしょう。
オハナ('ohana)
「家族」という意味の単語です。家族の絆や繋がりを大切にするハワイでは、血の繋がった関係に限らず、信頼しあえる仲間や友人などの親しい関係の人にも使われます。
オアフ島
ハワイを語る上で欠かせない島であるオアフ島。州都のホノルルがあり、ハワイ州全体の人口の約7割である99万人ほどがオアフ島に住んでいます。ハワイと聞いて、多くの人が思い浮かべるのがこの島でしょう。
世界有数のリゾートエリアであるワイキキや、現地に暮らす人が集まるダウンタウンがあるのは、島の南部にあるホノルル市内です。ワイキキには、美しいビーチに加えて、観光客向けの大型ショッピングセンターや多くのホテル・コンドミニアムが並び立っています。あまり動き回らずにハワイを楽しみたいという方にとって、ハワイの魅力の大半が集まっているホノルルは、魅力的なエリアだと言えるでしょう。
また、島の北部にはサーフィンの名所として知られるノース・ショアがあり、ビッグウェーブを求めて世界中からサーファーが集まります。ローカルな魅力のあるオールドタウンのハレイワや島最大の神殿跡など、ドライブとともに時間をかけて観光したくなるエリアです。
さらに、ウエスト・コーストは、ホノルルよりも落ち着いて穏やかに過ごすことができるリゾートエリアです。特に「アウラニ ディズニー リゾート&スパ」などの人気リゾートホテルが位置するコオリナは、自然の美しさとアクティビティの豊富さのバランスが取れた、世代を超えて楽しめるエリアとなっています。
ハワイ島
「ビッグ・アイランド」と呼ばれ、親しまれているハワイ島。その面積はハワイ諸島の中で最も大きく、ハワイ島を除いた7島を全て足した面積よりも広い、10,432.5平方kmです。
また、マウナ・ロア山、マウナ・ケア山という2つの標高4,000mを超える山をはじめ、ハワイの島々が火山活動によって形成されたことを現在もなお感じさせる大きな山が点在しています。交通機関がほとんど無いので、島の中での移動はレンタカーがおすすめです。
ハワイ島はハワイ火山国立公園やワイピオ渓谷、アカカ滝州立公園などがあり、自然をたっぷりと満喫したい方におすすめの島です。日本からの直行便が運行しているので、定番のオアフ島と組み合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
宿泊に人気のエリアは、高級リゾートが点在しているサウス・コハラ・コーストや、観光地にアクセスしやすく、比較的リーズナブルに宿泊できるカイルア・コナ、ケアウホウです。またヒロやワイメアなどのプチホテルが数軒並ぶエリアがあります。
マウイ島
モロカイ島、ラナイ島、カホオラウェ島と共にマウイ郡を形成するマウイ島は、ハワイ島に次いで面積の大きい島です。もともと2つの異なる島でしたが、ハレアカラ火山の噴火で流れた溶岩によって繋げられ、現在のひょうたんのような形になりました。
かつて19世紀前半にハワイ王朝の首都であった港町のラハイナでは、当時の様子が感じ取れる城壁などの遺構を見学することができます。
また、南東の沖には、三日月の形をした小さな無人島のモロキニ島があります。一般の人は島に上陸することはできませんが、美しいサンゴ礁に囲まれていることから、シュノーケリングやダイビングのスポットとして人気です。
マウイ島で人気の宿泊エリアは、カアナパリからカパルアにかけての島の西部です。一流ホテルはもちろん、豪華で快適なコンドミニアムも立ち並ぶリゾートエリアとなっています。また、ワイレアからマケナにかけての島の南部にも、過ごしやすいリゾートホテルやコンドミニアムが揃っています。リーズナブルに過ごしたい方には、ホノコワイやキヘイ、ラハイナなどにあるコンドミニアムに宿泊しましょう。
カウアイ島
ハワイ諸島の最北端に位置するカウアイ島は、「ガーデン・アイランド」と呼ばれる名の通り、熱帯雨林や渓谷の美しさが魅力の島です。火山活動によって順々に形成されたハワイ諸島の中で、最初に生まれました。
シダの洞窟やワイルア滝などの見どころを有するワイルア・リバー州立公園や、ワイメア渓谷などの自然スポットには、他ではなかなか出会うことのできない個性的な植物や鳥が生息しています。ゴルフコースのあるコンドミニアム・ホテルがあるため、リゾート地としても人気です。
宿泊には、プリンスヴィルやポイプといったエリアが特に人気です。それぞれプリンスヴィルは北海岸・ポイプは南海岸に位置するリゾートエリアで、値段もリーズナブルなものから高級なものまで、コンドミニアムもホテルも揃っています。また、島の東海岸であるワイルアからカパアにかけては、リーズナブルで使いやすいホテルが立ち並んでいます。
モロカイ島
観光目的で訪れる人はあまりいない、秘境のような島です。東西に長いモロカイ島は、北海岸が崖が続く海岸線となっており、美しいビーチが点在する南海岸が比較的栄えています。
東に位置するハラワ湾のビーチは、透明度の非常に高い美しさで人々を圧倒させます。ハワイに何度も訪れたことがある方にとって、「何もしない」をするのにぴったりの島です。
そんなモロカイ島では、やはりホテル選びが充実感・満喫感の鍵を握ります。島の西部には、カルアコイ・リゾートのコンドミニアムがあるほか、カウナカカイの周辺にも個性的で素敵なホテルが建てられています。
ラナイ島
「パイナップル・アイランド」と呼ばれているのは、かつて島全体の土地の6分の1ほどがパイナップル畑であったことに由来します。
原野が残された「ハワイ最後のパラダイス」としてあまり多くの人が訪れてこなかったラナイ島ですが、近年大きなリゾートホテルとゴルフコースが造られたことによって、リゾートとしての人気が高まっています。島内には、荒涼とした自然石が特徴的で「神々の庭園」と呼ばれているケアヒアカヴェロなどの絶景スポットがあります。
ラナイでおすすめなのは、「フォーシーズンズ・リゾート・ラナイ」という高級リゾートホテルです。もともと一軒のホテルしかなかったラナイですが、フォーシーズンズのホテルができたことによって、ずっと過ごしやすくなりました。南海岸であるフロポエ湾に面している白砂のビーチは、島一番の美しさだと人気です。また、行き届いた細やかなサービスとラグジュアリーなプールや家具は、思わずうっとりとしてしまうでしょう。
ニイハウ島
上記で紹介したハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島は人々が観光に訪れる主要な島です。しかし、この他にもハワイ諸島にはいくつか島があります。
ニイハウ島は、面積179.9平方キロメートルの小さな島です。1864年にニュージーランドから移住したロビンソン一家は当時のカメハメハ5世から、島の住民ごと買い取り、現在もロビンソン一家の個人所有のまま残っています。2010年の国勢調査では、約170人ほどの島民がおり、島民とロビンソン一家以外は、原則自由に出入りすることが出来ません。しかし、近年はロビンソン一家が運営しているツアーで参加することができるようになりました。
ツアーはヘリコプターに乗って、ニイハウ島に降り立ち、3時間ほどビーチで遊ぶことができるというものです。現地の住民に話しかけたりすることは禁止されていますが、それでも手付かずの自然や絶滅危惧種に指定されている動物を間近で見ることができる貴重な体験ができます。
また、ニイハウは、海岸で拾った貝がらで作られるシェル・レイが美しいことで有名です。細かく、凝ったデザインの高級なレイは、ハワイの他の島にある宝石店や博物館の売店で購入することができます。
カホオラウェ島
カホオラウェ島は、全長17.6m、面積115.5平方キロメートルの無人島です。土地がひどく乾燥していたことから、農作物は育たず、漁業のための場所として使われてきました。
19世紀には、ハワイ王朝の流刑地としても使われていたカホオラウェ島。しかしながら、1953年からアメリカ合衆国の海軍が支配し、対地攻撃の演習場として用いられるようになりました。
先住ハワイ人によるムーブメントの結果、1994年5月にハワイ州に返還されましたが、現在も米軍の演習で残された不発弾が多く残っていると言われています。
定番スポット10選
アラモアナセンター【オアフ島】
約20万平方メートルの敷地を持つアラモアナセンターは、ハワイ旅行に欠かせないショッピングスポットです。敷地の中には、5軒のデパート(メイシーズ、ニーマン・マーカス、ノードストローム、ブルーミングデールズ、ターゲット)が併設しているのに加えて、数多くのファッションブティック、ギフトショップ、レストランが揃えられています。
アラモアナセンターに来れば何でも揃うと言われるほどに豊富な商品と、圧倒的な規模感で、ブラブラと歩いているだけでもすぐに時間が経ってしまいます。時間の許す限りショッピングを楽しんでもらいたいですが、ある程度お目当てのブティックに目星を付けておくのがおすすめです。
高級なブランドブティックの商品が日本より安く手に入ることも多く、また、日本に上陸していないブランドに出会うこともできます。ショッピングの合間には、マカイ・マーケット・フードコートやラナイ@アラモアナセンターなどのフードコートや、ハワイならではのカフェで一休みしてはいかがでしょうか。
ダイヤモンド・ヘッド【オアフ島】
オアフ島のシンボルとされている人気のスポットです。約30万年前に起きた火山の噴火によって、大きなクレーターが形成されました。
現在定着している「ダイヤモンド・ヘッド」という名称は、19世紀初めにイギリスの水夫たちが付けたものです。山にゴロゴロと転がっていた方解石の結晶をダイヤモンドだと勘違いしたことが、由来とされています。それまではハワイの先住民たちから「ラエ・アヒ(マグロの眉)」と呼ばれていました。
標高232mの頂上からは、美しい海とホノルルの街並みを一望することができます。駐車場から頂上までは、約25分〜30分でたどり着けるので、ハイキングのような気分で日程に入れてみてはいかがでしょうか。傾斜のきつい場所や舗装されていない道を歩くので、サンダルなどではなく、歩きやすくて足を保護してくれる靴を履いて行きましょう。
インターナショナル・マーケットプレイス【オアフ島】
ワイキキの中心であるカラカウア通りに面した、アクセスのしやすさが魅力のショッピングスポットです。2016年8月に美しくリニューアルオープンしました。選りすぐりの約100ショップの中には、ハワイ初出店の大型高級デパート「サックス・フィフス・アベニュー」などがあります。
ショッピングの合間には、モール内にいくつも用意されているベンチで、吹き抜けるハワイの風や樹齢160年を超えるバニヤン・ツリーに癒されましょう。日が暮れた後には、フラやハワイアンミュージックのショーが開催される、買い物以上の魅力があるスポットとなっています。
カメハメハ大王像【オアフ島】
ハワイ諸島を初めて統一してハワイ王国を建国した、カメハメハ大王(カメハメハ1世)の銅像です。ハワイには、3体のカメハメハ大王像がありますが、その中でオアフ島にあるハワイ州最高裁判所のアリイオラニ・ハレ正面にたつ銅像が最も有名でしょう。この銅像は「キャプテン・クックによるハワイ発見100周年」である1878年に、イタリアで造られました。
後ろにあるハワイ州最高裁判所やヤシの木と合わせて、ハワイらしさが存分に感じられるため、フォトスポットとしても人気があります。大王の誕生日である毎年6月11日は、カメハメハ・デイという祝日に制定されており、銅像には色とりどりで華やかなレイが飾られます。
カラカウア通り【オアフ島】
カラカウア通りはオアフ島での観光に欠かせない、ワイキキのメインストリートです。美しく整備されている道は、歩いて回るのにも、ハワイでポピュラーなシェア自転車のBiKiでサイクリングするのにも適しています。ワイキキ・ビーチに面しているので、買い物の合間にビーチを歩けば子どもと一緒でも退屈しないでしょう。
特ににぎやかさが際立つのは、カピオラニ公園からワイキキ・ゲートウェイ公園にかけての約2kmの道沿いです。大型のショッピングモールが数多く並ぶほか、高層ホテルや誰もが知る高級ブランドブティック、またファストファッションの人気店舗も揃います。
ワイキキ・ビーチ【オアフ島】
ハワイのビーチを代表するワイキキ・ビーチ。白い砂浜と美しい色で輝く海、砂浜の奥にはダイヤモンドヘッドが見える、そんな非日常が味わえるビーチです。全長約3kmのビーチでは、シュノーケリングやサーフィン、カヌーなどのウォーターアクティビティを満喫することができます。また、夕方になるとフラのパフォーマンスがビーチサイドで始まります。
その中で、最もおすすめするのがクヒオ・ビーチパークからグレイズ・ビーチにかけての海岸線です。ハイアット・リージェンシー・ワイキキや、ワイキキ・ビーチ・マリオット、アストン・ワイキキなど人気ホテルが面しています。ビーチテラスやレンタルスポットも多くあるので、誰でも遊びやすいのが魅力です。常に多くの人で賑わいます。
ハレイワ【オアフ島】
ワイキキから足を伸ばして観光したいという方におすすめするのが、サーファーの町「ハレイワ」です。バスでアラモアナから約60分のところに位置しており、レンタカーでカメハメハ・ハイウェイを通ってドライブすることもできます。
20世紀前半までは商業の町として栄えていましたが、1940年代に鉄道が廃止されてから大きく変化することはなかったために、オールドハワイの面影を今に残します。ハレイワで最も有名なマツモトストアのシェイブアイスは、並んでも食べておきたい一品。カラフルなレインボーカラーのかき氷は、SNS映えもバッチリです。
ハワイ火山国立公園【ハワイ島】
「火山の島」として知られているハワイ島には、マウナ・ケア山、マウナ・ロア山、フアラライ山、コハラ山脈、キラウエア山という、5つの火山系があります。ハワイ火山国立公園は、その中で現在も活動を続けているキラウエア山とマウナ・ロア山が含まれる国立公園で、1987年には世界自然遺産に登録されました。
入口の近くにあるキラウエア・ビジターセンターでは、火山の活動を記録した写真や映像を見ることができるので、まず最初に立ち寄りましょう。また、火口の噴煙を見ることができる展望台も人気の場所です。
2018年にもキラウエア・カルデラの火口・ハレマウマウが噴火し、一時は避難勧告が出されました。このハレマウマウは、ハワイ神話に多く登場する火山を司る神「ペレ」が住んでいると言い伝えられています。噴火のたびにその形を変えていく火山の、エネルギーの大きさを感じることができるスポットです。
マウナ・ケア【ハワイ島】
ハワイ諸島で最も高い標高約4,205 mを記録する火山のマウナ・ケア。ハワイ語で「白い山」という意味の名前を持つ通り、冬には山頂が雪に覆われて白く染まります。
空気が澄んでいることに加えて、人工の光汚染が少ないことや、晴天日が非常に多いことから、世界中で最も天体観測に適した場所の一つと言われています。そのため山頂には、日本の光学赤外線望遠鏡「すばる」をはじめとする、世界各国の研究機関の天文台が合計13基設置されています。
ここでは、観光客向けの星空ウォッチングのツアーが人気です。サンセットやサンライズと合わせて、夜空の天体観測ができるツアーです。標高2,800m、マウナ・ケアの中腹に位置するオニヅカ・ビジターセンターで下車すると、肉眼でも多くの星が見える空が広がっています。
シダの洞窟【カウアイ島】
ワイルア・リバー州立公園の中に位置する、王族や貴族階級の人々のみが立ち入ることを許された神聖なスポットです。安全面の観点から洞窟の内部へは入れなくなってしまいましたが、シダに覆われた洞窟は外から眺めていても、不思議なパワーが感じられます。
ここで恋人と固く手を繋ぐと、永遠の愛が約束されるという言い伝えがあることから、洞窟の前で行うウエディングも人気です。日本の有名人も多く結婚式を挙げています。
車や徒歩ではアクセスすることができないので、遊覧船で向かいましょう。スミスズ・カウアイでは、ファーン・グロット・ワイルア・リバークルーズというツアーが用意されています。洞窟までワイルア川を往復して見学する、所要時間約1時間20分のツアーです。
ダイナミックな自然・絶景スポット5選
ハレアカラ国立公園【マウイ島】
自然の迫力に圧倒されたいという方にぴったりのスポットです。標高約3,000mに位置するハレアカラの噴火口は、なんと面積49.2平方キロメートル。日本では体感できないスケールが目の前に広がります。
約3,055mのレッド・ヒルと呼ばれる丘が最も標高が高いですが、見逃してはいけないのが約2,987mにあるビジターセンターの周辺。火口内を一望できる絶景ポイントがあります。
ハレアカラの頂上へは、さまざまなツアーで訪れることができるほか、レンタカーでドライブすることができます。国立公園の入場料は、車一台につき25ドルです。
ワイメア渓谷州立公園【カウアイ島】
作家のマーク・トウェインによって「太平洋のグランド・キャニオン」と呼ばれたほどに、パワフルな渓谷は必見です。雨、風、流水によって削られている山肌は、表面の地層の色や形もさまざま。また、時間や太陽の位置によっても姿を変えると言われています。
カウアイ島の中には、ワイメア渓谷州立公園の他に、ワイルア・リバー州立公園などもあるので看板やガイドブックを読み間違えないように注意しましょう。
ハナレイ渓谷展望台【カウアイ島】
カウアイ島の北に位置するハナレイは、雨が頻繁に降ることから虹が生まれる里と言われています。ここでは、自然に囲まれて、深呼吸しながら散策してみましょう。
ハナレイ渓谷展望台からは、ハナレイ川とその周辺に広がるタロイモ、サトウキビなどの野菜畑を見渡すことができます。また、ワイアレアレの山並みに目を向けると、いくつもの滝が流れ落ちる様子が見えるでしょう。
タンタラスの丘【オアフ島】
コオラウ山脈の一部が、ホノルルの街並みにせり出している小高い丘です。山とビルが同時に眺められる、ホノルルの市内を一望できるパノラマビューが有名な絶景スポットとなっています。
タンタラスの丘で特に人気があるのは、美しい夜景です。山頂にあるプウ・ウアラカア州立公園は日没後に閉鎖されてしまうので、山の中腹から夜景を眺めましょう。宝石のようにきらめくホノルルの街並みにしばし時間を忘れてうっとりしてみてはいかがでしょうか。
タンタラスへは、ヘアピンカーブが多い上に傾斜も急なので、慣れていない方はタクシーで向かうことをおすすめします。運転に自信のある方は、山の中腹に駐車場があるのでそちらを利用してください。
ナ・パリ・コースト【カウアイ島】
秘境海岸とも呼ばれている幻想的なスポットです。いつの時代に来たのか分からなくなるような、ナ・パリ・コーストの大自然は、映画『ジュラシック・パーク』のロケ地にも使用されました。
荒々しい崖や、手つかずの自然が見事な渓谷、いくつもの美しい滝を見ることができます。なかなか個人で行くことはできないので、クルージングやヘリコプターのツアーに申し込んで訪れることをおすすめします。
ハワイならではのビーチスポット8選
カネオヘサンドバー【オアフ島】
カネオヘ湾の沖合にあるサンドバーは、コマーシャルや映画などのロケ地に使われる美しいスポット。サンドバーとは、水の流れによって河口付近につくられる、堆積した砂地のことです。
フラの女神・ラカが火の女神・ペレにフラを捧げた場所ということで、フラの聖地とされています。サンドバーへは、熱帯魚やウミガメを見るツアーに参加することで訪れることができます。
ハナウマ湾【オアフ島】
オアフ島の南東部に位置するハナウマ湾(ハナウマベイ)。「カーブした」という意味を持つハナウマの名前は、湾を上から見ると納得できるでしょう。エルビス・プレスリーが主演した映画『ブルー・ハワイ』の舞台になったことでも有名です。他の多くの湾とは異なり、大人(13歳以上)は7.5ドルの入場料がかかります。
ここでは、スキューバダイビングは少し不安という方でも安心のシュノーケルを楽しみましょう。膝までの深さでも、色とりどりの魚を見ることができる人気スポットです。また、2〜3mほどの深さがあるエリアでは、運が良ければウミガメに出会えることも。魚の餌付けは禁止されているので、ご注意ください。
カイルアビーチ【オアフ島】
ワイキキから車で約30分と、アクセスも良い人気ビーチ。きめ細かい砂は、素足で走り回りたくなる心地よさです。少し東に進んだところに位置するラニカイ・ビーチと並ぶ、海の透明感が人気の理由。ただ穏やかな波を眺めているだけでもリフレッシュできます。
ビーチの周辺にはシャワーやトイレもしっかりと設置されているので安心して泳ぐことができます。ウィンドサーフィンやカヤックも人気のアクティビティです。
ハナ・コースト【マウイ島】
マウイ島には、Heavenly Hana(天国のようなハナ)と呼ばれる小さな町があります。文字通りに険しい道のりが続く先にあるハナは、古来から続くハワイならではの豊かな自然と静寂が保たれた場所です。
森林の中にある30を超える滝や、渓谷の美しさは、ドライブの最中から楽しませてくれます。しかし、ハナへのロングドライブは、カフルイから約2時間半〜3時間かかります。カーブが多く、土砂が崩れているケースもあるので、高度な運転技術が必要です。また、日帰りの場合は15時頃に帰り始めたほうがいいでしょう。
モロキニ島【マウイ島】
モロキニ島は、三日月の形をした小さな無人島です。マウイ島のマアラエア港からモロキニ島までは、船でおよそ40分。運が良ければ、セイリング中にイルカやウミガメ、クジラを見ることができます。
海の透明度が高く、サンゴ礁や熱帯魚を多く見ることができるので、ダイビング、シュノーケリングのスポットとして人気があります。マウイ島を訪れるのであれば、足を伸ばしてみたい島です。
カアナパリ・ビーチ【マウイ島】
カアナパリは、ビーチやゴルフ場、ホテル、ショッピングセンターを集めた複合的なリゾートスタイルが作り出された最初のリゾートエリアです。現在、11軒のホテルやコンドミニアム、36ホールものゴルフコース、25個のプール、約50軒のレストランやバーが集結しています。
カアナパリには何日あっても足りないほどに豊富なアクティビティが揃います。それぞれの施設の間隔にゆとりがあるため、気分も開放的になること間違いなしです。
ポイプ【カウアイ島】
晴天の日が多いことでも知られている人気リゾート・ポイプ。ツリートンネルと呼ばれる約2kmのユーカリ並木道や、穏やかな時間が流れるオールド・コロア・タウンは、ドライブにも最適です。
日光浴したい方におすすめなポイプ・ビーチパークでは、ウミガメや、ハワイにしか生息していないアザラシであるハワイアン・モンクシールに出会うことができます。彼らも日光浴を楽しみに砂浜まで上がってきていますが、絶滅危惧種に指定されているモンクシールは、州法で触ることが禁止されているので気をつけましょう。
パポハク・ビーチ【モロカイ島】
ハワイ諸島で最も長い、約5kmもの距離がある白砂のビーチです。モロカイ島の西部に位置し、オアフ島などのビーチと比較すると圧倒的に人が少ないため、美しいビーチを独占することができます。
波が高いので、泳ぐのには向いていませんが、ビーチでのんびり過ごしたいという方におすすめです。ピクニックや日光浴にぴったりで、スケールの大きさにゆったりできます。
ドライブにぴったり!歴史・観光スポット7選
カイルア・コナ【ハワイ島】
ハワイ島観光の中心地である、西海岸のリゾートタウンです。海に面して、人気ホテルや宮殿、レストラン、ショッピングセンターが立ち並んでいます。また、コナの南部では、有名なコナ・コーヒーが生産されています。
カイルア・コナは、カメハメハ大王ゆかりの地として知られています。ハワイ王朝の初期に都があったというだけでなく、カメハメハ大王は晩年をこの地で過ごしました。カラカウア王が夏の別荘として利用していたフリヘエ宮殿は、現在、王家の調度品やコレクションが展示されている博物館になっています。
サウス・コハラ・コースト【ハワイ島】
エリソン・オニヅカ・コナ国際空港から20分ほど北上したところにある、最高級のリゾートエリアです。マウナ・ケア山から流れ出た溶岩がゴツゴツとしている土地やハワイ島最大の白砂ビーチであるハプナ・ビーチの美しさが、日常を忘れさせてくれます。
ゴルフ場、高級コンドミニアム、別荘まで建てられているサウス・コハラは、いつかは宿泊したい、夢の休日が過ごせるエリアです。また、北に位置するプウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園では、ハワイ最大規模のヘイアウ(神殿)があるので、歴史を感じる旅を満喫したい方にもおすすめです。
ヒロ【ハワイ島】
ハワイ第二の都市とされているヒロ。日系人が多く住む町のため、何十年か前の日本の田舎町に来たかのような、不思議な安心感があります。
派手さがない分、ゆったりと過ごすことができるので、町を散策しましょう。建築やインテリアが好きな方におすすめなのは、カメハメハ通りです。モダンなデザインの建物の合間に、おしゃれなカフェや、ギャラリーなどが点在しています。
「雨の都」と呼ばれるほどに降雨量が多いため、観光で訪れる際には折り畳み傘を持っていくことをおすすめします。比較的午前中に晴れ渡ることが多いです。
ラハイナ【マウイ島】
1795年にハワイが統一されてから、1845年にホノルルへ遷都されるまで、ハワイ王国の首都として栄えた町です。同じ時期に捕鯨も盛んに行われ、ピーク時には400を超える多くの捕鯨船がラハイナを基地としていました。
捕鯨を目的としたアメリカ人によって、西洋の文化が入ってきたため、現在も当時の文化の急速な変化を伝える史跡を見ることができます。現在は、国立歴史保護区に指定され、昔ながらの街並みを残しつつ、リゾートタウンとして過ごしやすいエリアとなっています。
キングス・ショップス/クイーンズ・マーケットプレイス【ハワイ島】
ハワイ島には、オアフ島ほど大きなショッピングセンターはありません。規模は小さめでありながらも、人気のお店を取り揃えているのが、キングス・ショップスとクイーンズ・マーケットプレイスです。どちらもワイコロア・ビーチ・リゾートにあり、ハワイアンカルチャーを体験できるイベントも開催されるショッピングモールです。
キングス・ショップスには、特に高級なファッションブランド、ジュエリーブランドのブティックが揃っています。また、クイーンズ・マーケットプレイスには、品揃え抜群のスーパーや人気カジュアルウエアショップ、フードコートやカフェが揃っています。用途に合わせて訪れてみてください。
ロイヤル・ハワイアン・ホテル【オアフ島】
外観、内観ともにピンクで統一されたロイヤル・ハワイアン・ホテルは、ワイキキを代表するホテルです。「ピンク・パレス」の愛称の通り、ホテルの壁面はもちろん、プールサイドのパラソルや名物のパンケーキまで、ピンク一色。フォトジェニックで女子旅にぴったりです。
美しい見た目からは意外ですが、このホテルの歴史は古く、1927年に建てられました。大統領や、各国の王族、ハリウッドスターも集まったハワイで最もゴージャスな歴史を持つホテルです。宿泊にも、レストランのみの利用にもおすすめです。
アウラニ ディズニーリゾート&スパ【オアフ島】
オアフ島西部に位置するコオリナには、ディズニーファン必見のリゾートホテルがあります。宿泊ホテルとして選ぶのはもちろん、日帰りで食事を楽しむこともできます。ハワイ語で「メッセンジャー」という意味の「アウラニ」が名前に付けられているように、ハワイの歴史や文化を伝えてくれるホテルです。
ダイニングで提供されている、ミッキーの形をしたワッフルは子どもが喜ぶこと間違いなしの人気メニューです。また、ホテルの中では、ディズニーキャラクターに出会えることも。出会えた時には、記念写真を撮ってもらうことができます。
失敗なしのハワイ定番お土産
マカデミアナッツチョコレート
ハワイのABCストアや、ウォルマートなど、至る所で購入することができる人気のお土産といえばマカデミアナッツチョコレート。近年は、ミルクチョコ、ダークチョコの違いに加えて、抹茶味やハニーコーティングの味などの種類が増えています。
特に人気があるのは、Hawaiian Host(ハワイアンホースト)のマカデミアナッツチョコレートです。ハワイアンホーストは、世界で初めてマカデミアナッツチョコレートをつくった老舗メーカーです。他にもマカデミアナッツチョコレートを販売するブランドは多くありますが、見たことのあるパッケージの安心感から、手に取りやすいでしょう。
クッキー
パイナップルの形がハワイらしい「ホノルル クッキー カンパニー」や、1981年から続く老舗クッキーメーカーの「ザ クッキーコーナー」、ハワイ島生まれの「ビッグ アイランド キャンディーズ」など、ハワイには人気のクッキーショップがあります。
パッケージは、ギフト缶や紙箱などさまざまで、形もユニークなものが多いので、悩んでしまうかもしれません。マカデミアナッツ、ココナッツ、コナコーヒーなどのフレーバーや、チョコレートがディップされたクッキーが揃っています。たくさん買っても入るように、スーツケースは余裕を持っておきましょう。
MAUNA LOAのマカデミアナッツ
MAUNA LOAは、世界で最も人気のあるマカデミアナッツブランドです。ハワイ島にある山の名前に由来しています。シンプルに塩のみで味付けされたシーソルト味や、おつまみにぴったりなマウイオニオン&ガーリック味、ハワイアンハニーをたっぷりと使用したハニーロースト味などが定番です。
フレーバーがさまざまなので、甘いものが苦手な方へのお土産にもぴったりです。複数のフレーバーを組み合わせてプレゼントしても良いでしょう。
マノア・ハニー・カンパニーのクマさんハチミツ
美しい花々が咲くハワイでは、美味しいハチミツが収穫されています。日持ちがするハチミツはお土産にぴったりです。マノア・ハニー・カンパニー以外にも、クマのボトルに詰められたハチミツは販売されています。
おすすめは異なるフレーバーのハチミツを詰め合わせたミニセット。見た目の可愛らしさも持ち運びやすさもバツグンです。マノア・ハニー・カンパニーは10ヵ所以上の養蜂場があるため、それぞれに異なった味わいが楽しめます。さっぱりとして日本人の味覚にあう「クレイター・キアヴェ」や、フローラルなフレーバーの「ペレズ・ゴールド」などを試してみてはいかがでしょうか。
ハワイアンジュエリー
大切な人や自分へのお土産として人気のハワイアンジュエリーは、旅行の記念におすすめです。結婚指輪などのリングはもちろん、ネックレスやバングルなどが販売されています。気軽に買うことができる安価なジュエリーや、家族で代々受け継がれるような大切なジュエリーがあります。
古来から受け継がれてきた、プルメリアやウミガメ(ホヌ)、ホエールテールなど、ハワイの自然をモチーフにした彫りが特徴です。ハワイ伝統のモチーフには、それぞれ意味やパワーがあります。また、ハワイの言葉や模様を刻印したジュエリーも人気となっています。
コーヒー豆
火山の栄養分を豊富に含んだ土壌を持つハワイで作られるコーヒーは、世界でも品質の高さに定評があります。ハワイのカフェでコーヒーを堪能するだけでなく、お土産としてコーヒー豆を購入してみてはいかがでしょうか。
ハワイ島のコナ地区で生産されている「コナ・コーヒー」は有名です。専門店はもちろんスーパーでも、ハワイで作られたコーヒー豆を購入することができます。お土産にたっぷりと買いたい方におすすめです。
パンケーキミックス
パンケーキミックスを購入すれば、日本に帰っても、自宅でハワイの美味しいパンケーキを味わうことができます。リリコイやマカデミアナッツなど、パンケーキのフレーバーはさまざまに用意されています。
ミックスはパンケーキ専門店やホテル、スーパーなどでも販売されています。お水を加えるだけで簡単にパンケーキを作ることができる、簡単で便利なお土産です。
ISLAND GIRL HAWAIIのキューティクルオイル
ISLAND GIRL HAWAII(アイランドガールハワイ)のキューティクルオイルは、女子に人気のネイルオイルです。ハイビスカス、スプリングブーケ、ジャスミン、ラベンダー、ハニーサックル、ライラックと6種類の香りがあるオイルには、それぞれ異なるドライフラワーが入っています。
ABCストアでは3つセットで販売されているので、バラマキ用に多めに購入しても良いでしょう。甘皮や爪の周りに塗ってマッサージすることで、指周りの乾燥を防ぐことができます。
ハワイへのアクセス
- 日本からハワイへの往路:約6時間30分〜7時間強
- ハワイから日本への復路:約7時間30分〜8時間強
日本とハワイの間は、オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港、ハワイ島のエリソン・オニヅカ・コナ国際空港へ向かう直行便が運行しています。
帰りのフライトスケジュールはバラバラですが、日本からハワイに向かう行きのフライトの多くは、日本を夜に出発して、ハワイへ現地時間の朝に到着するスケジュールとなっています。ハワイに朝着いてからは、早めにチェックインし、少しホテルで休憩してから観光に出かけると良いでしょう。
ハワイ諸島内の島々を移動するのにも、飛行機を使用します。複数の島に宿泊する方にとって、注目するべきなのはそれぞれの島に訪れる順番です。空港内などにおいて移動時間が短く済むため、オアフ島への宿泊を最後にすることをおすすめします。多くのツアーは、オアフ島が最後に組み込まれています。
日本から就航する多くの飛行機が到着する、オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港からの各島への移動時間は以下の通りです。
- ハワイ島(エリソン・オニヅカ・コナ国際空港):約40分
- ハワイ島(ヒロ国際空港) :約50分
- マウイ島(カフルイ空港) :約35分
- カウアイ島(リフエ空港) :約35分
- モロカイ島(モロカイ空港) :約25分
- ラナイ島(ラナイ空港) :約30分
ハワイ観光の移動手段
TheBus(ザ・バス)
オアフ島全域を移動するのに便利な「TheBus(ザ・バス)」は、観光客も住民も利用する、ハワイ最大の公共交通機関です。利用の際には、目的地までのルート番号と停留所を事前にチェックしておきましょう。バスルートは100を超えています。
移動距離に関わらず、乗車一回につき大人は2.75ドル、6歳から17歳まで及び学生証がある19歳までの高校生は1.25ドル(座席を使わない場合の5歳以下の子どもは無料)なので、長距離移動するときにお得です。2回以上でお得になる、一日乗り放題のワンデーパス(1-Day Pass)もあります。
ワイキキトロリー
移動よりも観光目的で乗りたいのが、ワイキキトロリーです。19世紀にカリフォルニアで使われていた路面電車のレプリカで、明るいオレンジ色が目を引きます。窓ガラスがないので、風を感じながら観光スポットに向かうことができます。
主なルートは5つです。それぞれ車体に付けられた旗や電光掲示板で行き先を確認することができます。ラインのカラーが決められているので、乗る前に目的地へ行く色を確認しておきましょう。基本的に乗り放題チケットを購入しますが、ワイキキとアラモアナセンターを結ぶピンクラインのみ、片道2ドルで乗車できます。
レンタカー
オアフ島を除いて、公共の交通機関がないため、ツアー以外の観光客はレンタカーで移動する場合が多いです。また、移動時間もドライブとして楽しみたい方におすすめです。
ハワイでの運転は、日本とは反対の右側通行になるだけでなく、距離や時速がマイルで表記されるため、いつもと違う感覚になります。また、日本と同様にシートベルトは義務化されているのでご注意ください。
利用頻度が少ない場合にはタクシーを利用することもできますが、流しのタクシーは手を挙げても停まってくれないので、タクシー乗り場まで行くか、電話する必要があります。ホテルやレストランなどから乗る場合には、スタッフに頼むようにしましょう。
ハワイ観光でお得なフリーパス
TheBusのワンデーパス/マンスリーパス
ほとんど公共交通機関のないハワイですが、オアフ島には、空港やワイキキ、ノースショアなどを結ぶ「TheBus(ザ・バス)」があります。TheBusの運賃は、1回につき大人は2.75ドル、6歳から17歳まで及び学生証がある19歳までの高校生は1.25ドル(座席を使わない場合の5歳以下の子どもは無料)ですが、多く利用する方向けにワンデーパス(1-Day Pass)が用意されています。
ワンデーパスの料金は、大人が5.50ドル、6歳から17歳まで及び学生証がある19歳までの高校生が2.50です。大人も子どももともに、2回で同額、3回以上の利用でお得になります。バス乗車時にドライバーへ声をかけて購入しましょう。「1-Day Pass, please.」で伝わります。
また、長期滞在する方におすすめなマンスリーパス(Monthly Pass)も用意されています。大人70ドル、子ども35ドルで、月初から月末まで乗り放題になります。購入した日付からではなく、その月の1日から末日までが期限となるので注意しましょう。
ゴー・オアフ・カード
ゴー・オアフ・カードは、オアフ島で使うことができる割引パスです。「オール・インクルーシブ・パス(All-Inclusive Pass)」と「カスタマイズ・パス(Customize Pass)」の2種類が用意されています。
オール・インクルーシブ・パスは、1,2,3,5,7日間と5種類の日数から予定に合わせて購入できます。3日間以上のカードを購入すると、特典としてディナークルーズやシュノーケリングなどの「プレミアム・アトラクション」を利用することができるので、お得感満載です。スマートフォンまたは紙に印刷したパスを見せるだけで、30ヵ所以上のオアフ島の人気アクティビティに無料で参加できます。
また、カスタマイズ・パスは、30を超えるアクティビティの中から2つ以上選び、正規入場料の20%オフで購入することができるパスです。どちらも、オアフ島をお得に満喫するのにぴったりのパスとなっています。
ハワイの年間イベント情報
1月
ソニー・オープン・イン・ハワイ【オアフ島】
正月明けに開催される、男子プロゴルフツアーPGAツアーの公式戦です。ホノルルのカハラ地区にあるワイアラエ・カントリークラブ(The Wai'alae Country Club)にて、毎年開催されています。練習日や、現地のジュニアゴルファーとプロがペアを組んでコースを回る「プロ・ジュニア・チャレンジ」は無料で観戦できることもあり、期間中には約5万人もの観客が会場を訪れます。
元々この大会は、1965年から「ハワイアン・オープン」という名前で始まったものです。1999年からは「ソニー・オープン・イン・ハワイ」の名前が付けられるようになりました。他のPGAツアーよりも選手との距離が近いことから、ゴルフファン必見のイベントとなっています。
3月
ホノルル・フェスティバル【オアフ島】
ホノルルで行われる日本の文化やお祭りを通じて、日本とハワイの繋がりの強さを再確認できるようなイベントです。ハワイに住む日系人や日本からハワイを訪れる人は非常に多く、今や日本とハワイは切っても切れない関係にあります。
ホノルル・フェスティバルは、ハワイ・日本の歴史と文化をお互いに知るための場として1995年3月に第一回が開催されて以降、恒例行事として続けられ、現在では「環太平洋諸国との親善交流の場」として発展しています。
様々な国・地域のステージパフォーマンスや、パレード、日本らしい花火や縁日など、期間中はイベント盛りだくさんなので、是非足を運んでみてください。
4月
メリー・モナーク・フェスティバル【ハワイ島】
ハワイ島のヒロで、毎年イースターの時期に開催される歴史的なフラのイベントです。ホオルル公園にあるエディス・カナカオレ・スタジアムにて行われます。津波に襲われたヒロに観光客を誘致するため、1964年に最初のフェスティバルが催され、1971年からフラ競技が加わって今日に至ります。
このイベントの名前は、ハワイ王国の第7代国王であるカラカウア王が、陽気な君主という意味を持つ「メリー・モナーク」という愛称で呼ばれていることに由来します。カラカウア王は、19世紀後半頃にキリスト教宣教師によって禁止されていたフラを復活させた功績を持つ人物です。
イベントでは、女性がソロで踊るミス・アロハ・フラや、古典的なフラ・カヒコ、現代のフラ・アウアナといった部門に分けられて競技を行います。
5月
レイデー・セレブレーション【オアフ島】
メイデー(メーデー)として、世界各国で「労働者の日」や夏の訪れを祝う祭典が行われる5月1日。ハワイでは「レイデー」と呼ばれていて、ハワイの伝統文化を継承するためのイベントが各地で行われます。
ワイキキの東に位置するカピオラニ公園にて開催される「レイデー・セレブレーション」は、フラやハワイアンミュージックのステージパフォーマンスや、年代別に選ばれるレイ・クイーン&プリンセスの任命式など、ハワイらしさを存分に満喫できる内容となっています。
その中でもメインイベントとして注目を集めるのは、レイ・コンテストです。テーマやカラー、ハット・レイなどそれぞれ部門に分けられたレイは午前中に審査を受け、入賞したレイは午後から一般公開されます。ハワイ各島のレイ・メイカーが腕によりをかけた、色とりどりのレイは必見です。
6月
キング・カメハメハ・フローラルパレード【オアフ島】
毎年6月11日には、1795年にハワイを統率したカメハメハ大王を讃えるカメハメハ・デーを祝い、華やかなイベントが開催されます。
そのカメハメハ・セレブレーションの中で最も華やかなイベントが、キング・カメハメハ・フローラルパレードです。ダウンタウンのイオラニ宮殿からワイキキの東に位置するカピオラニ公園までの道を、何百ものレイで彩られた山車や馬、伝統的な衣装を身に着けた人々、そしてハワイの主要な8つの島を象徴する豪華なドレスを着た8人のクイーンが行進します。
7月
プリンス・ロット・フラ・フェスティバル【オアフ島】
フラやハワイ文化の復興に尽力した、プリンス・ロットとも呼ばれるカメハメハ5世の功績を讃える、ハワイ最古のフラ・イベントです。2日間に渡って、イオラニ宮殿にて行われます。ハワイ州内外で活躍するフラダンサーたちによる素晴らしいフラを無料で鑑賞することができるイベントです。コンペティション形式ではないフラのイベントでは世界最大の規模を誇ります。
当日はイオラニ宮殿の敷地内に、いくつものハワイアンフードのショップや雑貨を販売するクラフトショップが出店しているので、一日のんびりフラを鑑賞するのに最適なイベントです。
9月
アロハ・フェスティバル【オアフ島】
毎年9月に1ヵ月ほどかけて行われる、ハワイで最も重要で規模の大きいイベントです。ハワイの伝統や文化、歴史を後世に伝えるために毎年異なるテーマを掲げて開催されます。イベントの時期が近づくと販売されるのが、記念のフェスティバル・リボンです。リボンを期間中に付けていると、レストランの割引など嬉しいサービスが受けられます。
イベント大使であるロイヤルコートの就任式や、カラカウア通りを通行止めにして行う「ワイキキ・ホオラウレア」という路上の祝宴、たくさんの色鮮やかな花々で飾られた山車が魅力の「フローラル・パレード」など、見逃せない催しが多くあります。いずれも見学無料なので、9月の旅行では気軽にアロハ・フェスティバルを訪れてみましょう。
10月
ハワイ・フード&ワイン・フェスティバル【ハワイ島・オアフ島・マウイ島】
ハワイ諸島やその他の国々を代表するシェフやワインメーカー、そして果物や野菜、ハーブを使ってオリジナルカクテルを提供するミクソロジストたちが一堂に会する、太平洋エリア最大級のグルメイベントです。ハワイでとれた食材をふんだんに使用したメニューをはじめ、世界中の絶品グルメを食べ比べることができます。
美味しい料理からワイン、ビール、カクテルまで全て食べ放題・飲み放題となっており、さらに会場によってはサンセットを堪能したり、打ち上げられた花火を鑑賞したりすることもできます。毎年人気のイベントなので、チケットは早いうちから確保しておくことをおすすめします。
ココナッツ・フェスティバル【カウアイ島】
カウアイ島の東海岸地区にあるカパア・ビーチパークにて、毎年10月上旬の土日に、2日間に渡って開催されます。このビーチパークは地元で、「ロイヤル・ココナッツ・コースト」と呼ばれて親しまれているエリアです。
名前の通り、全米で唯一ココナッツをテーマにしているイベントで、料理コンテストや、早食い競争、クラフトワーク体験などが開催されます。また、ハワイらしく、フラやハワイアンミュージックのパフォーマンス、ゲームイベントも用意されており、大人も子どもも揃って楽しめます。
JTBマウイマラソン【マウイ島】
ホノルルマラソンよりも古くからの歴史を持つ、ハワイ最古のマラソン大会・マウイマラソンは、「景色の良いマラソンコーストップ10」に選ばれるほどに、海岸線沿いを走るランニングコースの美しさは世界でも注目を集めています。フルマラソンは8時間、ハーフマラソンは4時間と、コースの長さによって制限時間が設けられています。
フルマラソンの他に、ハーフマラソンや、10km、5km、そして42.195kmを4人で走りつなぐリレー(日本事務局からのエントリーは不可)と多くの種類があります。走り慣れていない方でも、5kmや10kmの比較的短距離なコースを、記念に挑戦してみてはいかがでしょうか。
11月
ヴァンズ・トリプルクラウン【オアフ島】
サーファーの聖地として知られるオアフ島ノースショアで開かれる、サーフィンのビッグイベントです。最高の波と世界レベルのサーフィンが見られることから、多くのサーファーや観客が訪れます。
ヴァンズ・トリプルクラウンは、「リーフ・ハワイアン・プロ」「バンズ・ワールド・カップ・オブ・サーフィン」「ビラボン・パイプ・マスターズ」という、レベルの高い3イベントの総称です。特に最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ」は、パイプラインという通称で有名なエフカイ・ビーチで開催されるというだけでなく、ワールド・ツアーの最終戦であることから、世界中からの注目を集めます。
12月
ホノルルマラソン【オアフ島】
毎年12月第2日曜日に開催され、日本人ランナーの参加も多い、人気のマラソンイベントです。1973年に第一回が開催されてから続き、ニューヨークシティーマラソン、ボストンマラソン、シカゴマラソンと並んで、「全米4大マラソン大会」に数えられています。
時間制限が設けられていないことや、大会当日に7歳以上であれば誰でも参加可能(10kmラン&ウォークは年齢制限なし)であるため、気軽にチャレンジできることが魅力の一つです。42.195kmの道のりを走るフルマラソンに加え、家族で参加しやすい10kmを走る「10kmラン&ウォーク」コースも用意されています。カラッと晴れたハワイらしい気候の中、ダイヤモンドヘッドや海の美しい景色を眺めながら走るマラソンは、一度はチャレンジしてみたいと思わせる特別感があります。