オーストラリアってどんなところ?
オーストラリアの基本情報
国土面積は日本のおよそ20倍もあるスケールのオーストラリア。広大なことから国内でも時差があり、また、気候も異なるという世界でも数少ない特徴があります。
首都は、キャンベラで、6つの州と2つの特別地域から成り、それぞれの州や特別区は、日本の都道府県とは比べ物にならないほど、強い自治権を持っています。
州都は、西オーストラリア州のパース、ノーザンテリトリーのダーウィン、クィーンズランド州のブリスベン、南オーストラリア州のアデレード、ニューサウスウエールズ州のシドニー、ビクトリア州のメルボルン、タスマニア州のホバートです。州の名前を聞いただけではピンとこなくても州都であれば、よく耳にしますね。
エリアによって、雨季と乾季をもつ熱帯性気候、年中温暖な亜熱帯性気候、日本と逆の四季となる温帯性気候、夏でも涼しい冷温帯性気候、乾燥した砂漠気候と大きく分かれています。
広大であるがゆえに、東部、中央部、西部の3つの時間帯に分かれており、州によっても−1〜+2時間の異なる時差があります。日本の標準時と比較した場合、クイーンズランド州やニューサウスウエールズ州、ビクトリア州、首都特別地域の東部時間帯は1時間早く、ノーザンテリトリーや南オーストラリア州の中央部時間帯は30分早くなります。逆に西オーストラリア州の西部時間帯は日本標準時よりも1時間遅いことになります。
例えば、日本が午前7時の場合、シドニーは、午前8時ですが、サマータイム期間中は、シドニーは午前9時となります。
都市間の移動には想像以上に時間がかかります。シドニーとメルボルンであれば、飛行機で約1時間30分、長距離バスや列車ならひと晩はかかります。シドニーとパースの大陸横断となると、列車やバスで3〜 4日がかりとなります。コストを抑えたいなら、バスや列車の利用となりますので、あらかじめ余裕を持った旅行計画が大切です。
通貨は、オーストラリアドルとオーストラリアセントです。紙幣が5種類、硬貨が6種類。両替は旅行時の為替レートにもよりますが、現地で行ったほうがレートが良いという傾向にあります。公用語は英語です。
オーストラリアへ旅行するには、有効期限が6ヵ月以上残っているパスポートのほかに、観光目的で訪れる場合は、イータス(ETAS:ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY SYSTEM)という電子タイプの渡航許可ビザが必要です。ETAとも呼ばれます。
人気の観光都市
人気の観光都市といえば、シドニー、メルボルン、ケアンズ、パースが挙げられます。日本からの直行便が運行していることから、アクセスがしやすく、身近に感じられることもあり人気です。
シドニー
オーストラリア人口最大の都市です。シドニーといえば、真っ先に「オペラハウス」と思い浮かべますね。温暖な気候も人気の一つです。ビーチなどの自然が広がる一方、トレンド発祥の都会的な一面も覗かせます。豊かな自然から近代文化まで幅白く楽しめる、魅力溢れる国際都市です。
- 気候:冬は過ごしやすい気候の晴天が続き、夏は暖かく、太陽の日差しに恵まれて、アウトドアライフを楽しむには絶好。
- 人気の観光スポット:シドニー・オペラハウス、ハーバーブリッジ、ボンダイビーチ
楽しみ方
- 美しいハーバーでのセーリング
- ロックスエリアでオーストラリアの歴史に触れる
- ブルー・マウンテンズでワイルドな体験
メルボルン
シドニーに次ぐオーストラリア人口第2の都市です。色鮮やかな花が咲く公園の多い優雅な町並み、都会でありながらものんびりした雰囲気が残っています。アートの有名な観光地で、石畳の路地裏散策やストリートアートを楽しめ、美術館も数多くあります。F1グランプリやテニスの全豪オープンなど国際イベントも多く開催されます。
- 気候:1日で四季があると言われるほど変わりやすいが、年間を通して過ごしやすい。
- 人気の観光スポット:グレートオーシャンロード、クイーンビクトリア・マーケット、セントパトリック大聖堂
楽しみ方
- マーケットで地元流のショッピング
- スポーツ観戦を楽しむ
- ビーチが美しいセント・キルダに足を伸ばしてみる
ケアンズ
世界遺産グレートバリアリーフの玄関口です。世界最古の熱帯雨林(ウェットトロピックス)、日本では見られないような動植物が生息しています。人気の観光列車キュランダ鉄道でもおなじみです。原住民アボリジニーの歴史と文化を残しながらも、世界屈指のリゾート都市として発展してきました。
- 気候:夏は暑くて湿度も高く、冬は過ごしやすい。
- 人気の観光スポット:キュランダ鉄道、スカイレール、グレートバリアリーフ(グリーン島、ハミルトン島)
楽しみ方
- 日帰りでフィッツロイ島国立公園を楽しむ
- アボリジニ文化に触れる
- 世界遺産デインツリー・レインフォレストのトレッキング
パース
西オーストラリアの玄関口、スワン川のほとりに開けた美しい町で、「光の都市」や「清潔な町」などと賞賛されています。2019年9月から全日空が直行便を運行開始します。新旧の建物がまざり、不思議な調和が魅力です。
- 気候:夏は暑く乾燥していて、冬は穏やか。夏に雨が降ることは稀で、冬は激しい雨や雷雨が発生することがある。
- 人気の観光スポット:キングスパーク、フリーマントル、ロットネスト島
楽しみ方
- 博物館、ギャラリー、動物園を巡る
- 最高のビーチでのんびりする
- 海辺の町・フリーマントルの魅力を満喫する
なお、エアーズロックへの直行便はありませんので、シドニーやケアンズからの乗り継ぎが必要となります。シドニーの国内線ターミナルから、エアーズロック空港へ、搭乗時間は約3時間35分です。ケアンズであれば国内線で、約2時間30分です。エアーズロックで宿泊するツアーがほとんどです。
オーストラリアの歴史
世界が北の大陸「ローラシア」と南の大陸「ゴンドワナ」しかない時代に、いち早くゴンドワナから分離したのが現在のオーストラリア大陸です。
オーストラリア大陸に、アボリジニの祖先が住み着いたのは、今から約4万年ほど昔です。解氷気に海面が上昇し、大陸間の移動が困難になったことから、アボリジニの祖先は、ほかの大陸から完全に孤立。農耕文化はオーストラリアには届かず、アボリジニは、狩猟、採集による生活を送っていました。
大陸の古い歴史がある一方で、西欧文明の影響を受けた歴史は、英国人の入植以降わずか230年ほど。そのため、見どころの多くが公共交通機関では行きにくい、大自然の中にあるということを忘れてはいけません。
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エアーズロック(ウルル)
オーストラリアを代表する世界遺産として知られる「ウルル・カタ・ジュタ国立公園」。エアーズロックは、高さ346m、周囲約9.4kmの巨大な一枚岩で、アボリジニの言葉で「ウルル」と呼ばれます。オーストラリア観光といったら、まずココ!と言う人がほとんどではないでしょうか。
早朝と夕刻、太陽の輝きを受けゆっくりと黄金に染め上げられていくエアーズロックの様子は、一生に一度は観たい光景です。威風堂々とたたずむその姿は、訪れる人々を圧倒する神々しさと美しさを秘めています。夜明けの最初の光が砂漠の平原をゆっくりと横断する様子や、地平線に近づくにつれてだんだんと姿を現したり、といろんな表情をもっています。
エアーズロックの登頂は、公園の管理者が天候状況などにより、登頂許可を決めています。その許可状況は非常に厳しく、2017年4月~2018年3月の1年間で107日でした。アボリジニの文化的事情により、あまり推奨されておらず、2019年10月25日(金)をもって登山口が閉鎖されることが決まりました。
なんとしてでも登頂したいなら、今がチャンスです。ただ、登山ルートはかなりハードです。所要時間は、平均して往復約1時間半から2時間かかります。暑さを避けるためには、早朝登山がオススメです。
観光の際は、拠点となる「エアーズロック・リゾート」に滞在することになります。エアーズロックの玄関口である「コネラン空港」からは約5kmで、ほとんどの場合、エアポート・シャトルバスでの移動となります。いくつかのホテルやショッピングセンターが集まる町のようになっており、巡回バスを利用できるので、どのホテルに泊まってもあまり不便さは感じません。
また、リゾートからエアーズロックまでは約20km以上離れているので、ツアーでの参加が一般的です。
グレートバリアリーフ
オーストラリア北東部のクイーンズランド沖に位置しているグレートバリアリーフ。エアーズロックと並び、オーストラリアの代表的な観光スポットとして多くの人々を魅了しています。色鮮やかな海洋生物が数多く生息する、まさに楽園です。
一般的にはケアンズが玄関口になっています。行くスポットにもよりますが、ケアンズの港からはクルーズ船で約1〜2時間で、日帰りで楽しむことができるのも人気の理由です。人気のハミルトン島は国内線でのフライトでのアクセスとなります。
全長2,000km余りの世界最大級の珊瑚礁地帯は、なんと日本列島とほぼ同じ面積で、宇宙からも見えるとか。およそ1万5,000年前から珊瑚が少しずつ成長してできあがったものと言われ、1981年に世界遺産に登録されました。
リゾート施設やツアーがとても充実しており、場所によって全く違った景色を楽しむことができるのも魅力の1つ。ダイビングやシュノーケリングも良いですが、ただ眺めているだけでも充分満足できます。
グレートバリアリーフ内で人気なのは、グリーン島。ケアンズから一番近く、高速船で45分ほどで着くので気軽に行くことができます。
ハートのサンゴ礁「ハートリーフ」が象徴のハミルトン島は、新婚夫婦やカップルに特にオススメです。ロマンティックなハートリーフは、カップルで見ると幸せになると言われています。ただし、ハートリーフを見るには、ヘリコプターやセスナの利用が必須ですのでご注意ください。
シドニー・オペラハウス
シドニー・オペラハウスは、世界を見回しても似た建造物はひとつとない、緩やかな曲線美のユニークな形をしています。着工は1959年で、実に14年もの歳月をかけて1973年に完成しました。
もっとも特徴的なのは、帆船の帆のような、あるいは貝殻が重なっているかのような独特のシェイプをした屋根です。土台のアースカラーとのコントラストが青い港に浮かぶ白の屋根を一層、際立たせています。ライトアップされた夜景はまた違った魅力があります。
オペラシアター、コンサートホール、ドラマシアターなど4つの劇場をもち、レセプションホール、レストラン、バーなども備えた巨大な芸術総合施設です。毎日定期的に、デザインと構造など数々のエピソードを簡潔に説明してくれる日本語のガイドツアーも行われています。
コンサートやバレエ、オペラ、演劇、ダンスなど毎年1,600もの多彩な公演が開催されており、その公演回数は世界でトップクラスを誇ります。毎年5月後半~6月上旬に行われる光と音楽の祭典「ビビッド・シドニー」も必見です。
シドニー・ハーバーブリッジ
シドニーの大動脈であるハーバーブリッジは、ノースシドニーとシティを結び、両端を支える石造の支柱と美しく描かれたアーチが特徴です。その形からは「コートハンガー」という異名をもち、広く親しまれています。約9年の歳月をかけて造られた、オペラハウスに次ぐシドニーのシンボルです。
高さ134mから景色を見渡せるアクティビティ「ブリッジクライム」の体験は、ツアーへの参加が必須です。所要時間は、専用スーツへの着替えや説明を含めて3.5時間ほどです。残念ながら、日本語でのツアーはありません。
クライムリーダーの先導で1,300段ある階段を楽しく上り、頂上では遮るものはなにもない360度のパノラマを堪能します。特に夜明けや夕暮れ時などの刻々と変わる景色がオススメです。カメラは持ち込めませんが、要所で写真を撮ってもらえます。オペラハウスや高層ビル群をバックに、旅の良い記念になること間違いなしです。
ブリッジクライムは刺激が強すぎるという人には、橋を徒歩で渡ることも可能です。しかも、歩行者の通行は無料です。また、オペラハウス側のパイロン(支柱)は、博物館兼展望台になっています。
スリー・シスターズ(ブルーマウンテンズ国立公園)
ブルー・マウンテンズ国立公園はいくつもの滝や渓谷のある景勝地となっています。なかでも中心の代表的なランドマーク「スリー・シスターズ」は、何千年もの時間をかけて形成された奇岩として有名です。観光拠点であるカトゥーンバの町のエコー・ポイント展望台から眺めは必見です。
諸説ありますが、アボリジニの伝説によると、父親が美しい三姉妹を魔物から守るために岩にして隠し、父親自身もコトドリに変身したが4人とも人間には戻れなくなり、残った岩が由来です。エコーポイントからスリーシスターズまでの平坦なウォーキングルートを歩くと、実際に岩に触れることもできます。
また、「ブルー・マウンテンズ」は、ユーカリの森が発する油が気化して広がり、青い霧を生み出すことに由来しています。訪れる季節によって姿を変え、太陽が岩に反射して素晴らしい色を映しだします。夜には照明が当てられ、夜空に岩が美しく幻想的に浮かび上がる様がフォトジェニックです。
シドニーからの日帰りツアーでの参加が多く、そのほか、世界最古の鍾乳洞・ジェノランケープ見学も人気です。
グレートオーシャンロード
ビクトリア州南西部にある、世界で最も眺めの良い海岸道路のひとつであるグレートオーシャンロードの出発点は、メルボルンの中心街から車で約90分のところにあります。
全長約250kmは、大きく3つのパートに分かれ、トーキーからローンまでのサーフコースト、ローンからポートキャンベルまでのオトウェイズ・ヒンターランド、ポートキャンベルからワーナンブールまでのシップレックコーストです。海風や波に侵食されてできた奇石の数々のなかでも最大のみどころ、ポートキャンベル国立公園の海から突き出た12の岩「12人の使徒」は必見です。
メルボルンからのバスツアーかレンタカーがオススメです。日帰り日本語ツアーもあります。レンタカーであれば、自分のペースで気ままにドライブできるので一段と爽快感を味わえます。また、その迫力と景観を空から眺めるヘリコプターでの遊覧も可能です。
フィリップ島
フィリップ島は、メルボルンの南東に位置し、メルボルン市民にとってのリゾートライフにぴったりの場所になっています。「ペンギンパレード」を見ることができる島として知られています。
日が沈み、あたりが暗くなる頃、海から陸にあがってくる体長約30cmのリトルペンギンの群れを見ることができます。ビーチ前の階段状のテラスで待っていると、照明で照らし出されたビーチをよちよちとペンギンがあがってくる姿はなんとも愛らしく、訓練されたわけでもない、ごく自然のありのままの姿に感動を覚えます。
写真に収めたくなるのですが、フラッシュなどの光がペンギンに悪影響を与えるので、写真も動画も撮影禁止です。しっかりと目に焼き付けてください。
そのほか、野生のコアラを見ることができる「コアラ保護センター」、ファーム体験ができる「チャーチル島」があり、素晴らしい自然環境の中で野生動物とのふれあうことができます。
クイーンビクトリア・マーケット
1878年に開業した130年以上の歴史ある、地域に愛され、親しまれてきたマーケットです。メルボルンでぜひ訪れたい人気のスポットです。
野菜や果物、肉や魚などの生鮮食料品に加え、チーズやマリネなど加工食品などのエリア、そして衣料品や雑貨などのエリアに大きく分かれています。基本的に様々なものが安価で売られ、掘り出し物を探すのも楽しいです。
フードコートやカフェも点在していますので、歩き疲れたらすぐに休憩することもできます。1日中活気に溢れ、大道芸人のパフォーマンスなども見られます。とにかく広いので、歩きやすい靴で行きましょう。11月下旬から3月下旬の毎週水曜日開催のナイトマーケットも各国の屋台が並び、盛り上がります。
月・水曜日は休み、オーストラリアの祝日も同様に休みとなります。事前に営業時間のチェックを忘れずに。全豪オープン期間中は1月26日に「オーストラリア・デー」があり、市内のほとんどのお店が休みになります。
キュランダ・シーニックレールウェイ
テレビ番組「世界の車窓から」のオープニングに起用されたことで有名な鉄道です。ケアンズ旅行では、キュランダ鉄道は外せないと言われるほど、定番です。熱帯雨林を駆け抜ける景色が楽しめます。
エンジと白に塗り分けられた木造の先頭車両には、カーペットスネーク(ニシキヘビの仲間)をモチーフにした絵が描かれています。
もともとは1886年にアサートンテーブルランドの物資輸送手段として敷設開始された鉄道で、完成まで約5年を要しました。列車が走るのはその一部で、ケアンズからキュランダまでの約34kmを約2時間ほどの乗車です。
景色が楽しめるスポットが次々に現れますが、特にストーニー・クリーク峡谷の橋を渡る際は、すぐ脇の約45mもの落差をもつ滝が見えます。有名な180度のヘアピンカーブのときは、自分が乗ってる車体を撮ることもできます。フォトスポットが勢揃いですので、乗車時間もまったく飽きることはありません。
キュランダは小さな村ですが、マーケット巡りや自然を楽しめる場所でもあります。片道スカイレールと片道キュランダ鉄道、レインフォレストステーション・ネイチャーパークをセットにした日本語ツアーが人気です。アーミーダックに乗ることができたり、コアラを抱っこして写真が撮れます。
サーファーズパラダイス(ゴールドコースト)
一年中温暖なゴールドコーストを象徴し賑わいをみせるエリアで、日本人にも人気が高いことで知られています。海水浴、サーフィーンやボディボードなどマリンアクティビティが楽しめ、ビーチにはゴミひとつ落ちていないので、海に入らずとも、遊歩道をお散歩したりビーチで本を読むのもおすすめで、地元の定番の憩いの場所になっています。
どこまでも続く白い砂浜に青く美しい海、そしてショッピングモールやナイトマーケット、お洒落カフェやレストラン・テーマパークまで、ありとあらゆる楽しいスポットが集中しています。
繁華街はそれほど広くはないので、いつも賑わっている「カビル・モール」を起点として、歩行者天国を歩いたり、大型ショッピングセンター「セントロ・サーファーズパラダイス」でお土産選びやグルメが楽しめます。
動植物とふれあえる癒やしのスポット9選
ワイルドライフ・シドニー動物園
ダーリングハーバーにある屋内動物園で、それぞれの動物たちが暮らす自然環境に近い生態系を最先端の展示方法で再現しています。館内は9つの異なる環境で構成されていて、熱帯雨林地域に住む動物、砂漠地域に住む動物など、多種多様な生物が生息しています。町なかにあるので気軽に立ち寄れます。
コアラ、カンガルー、クロコダイル、ウォンバット、カモノハシというオーストラリアならではの動物が勢揃いです。申込みをすれば、コアラと一緒に写真を撮れたり、コアラと一緒に朝食体験もできます。
メルボルン動物園
約320種もの世界の動物たちを飼育しているメルボルン動物園は、1862年に開園しました。オーストラリア最古で世界でも3番めに古い動物園です。メルボルン市街から車でわずか5分、電車でもすぐに行けるアクセスの良さから、多くの人が訪れています。
動物たちの暮らしに寄り添った環境作りに力を入れており、アジアゾウのブースは、アジアの村を忠実に再現したことで受賞したこともあるほど。カンガルーやミーアキャットに近づいて写真が撮れる「クローズアップエンカウンター」も人気です。
また予約をすれば餌やり体験や、トラやオランウータン、ゴリラを近距離で見学できるイベントにも参加できます。
キュランダ・コアラガーデン
ヘリテージマーケット内にある動物園で、キュランダ村で唯一コアラと抱っこ写真を撮ることができます。ワラビーやウォンバットの有袋類、ワニなども間近で観覧でき、お手頃な入場料も魅力です。また、小さな動物園ですので、大幅に時間を取られることなく、時間がない人にもおすすめなスポットです。
ペンギン島
ロッキンハムからフェリーで約5分、30分ほどで1周できる小さな島のペンギン島があります。その名のごとく、野生のペンギンが生息していて、自然保護のため、毎年9月15日 〜6月前半のみ入島可能です。
毎日10:30、12:30、14:30の3回フーディングタイムがあります。島にはピクニック施設もあり、ビーチもきれいですので、のんびり過ごすのもオススメです。
ただ、野生のペンギンは、日中は餌を求めて海中にいるので、昼間に見られる確率は低いのでご注意ください。また、ショップもないので、飲み物やスナックなどを持っていくといいでしょう。
ロットネスト島
パースの海岸線から沖合約18kmのインド洋に浮かぶ、高速フェリーでおよそ30分ほどのところにある、A級自然保護指定の国立公園です。島には手つかずの自然が数多く残っており、年齢を問わずに誰もが島を満喫できるアトラクションがあります。
ロットネスト島だけでしか見ることができない貴重な有袋類「クオッカ」は、口角があがっていて笑っているように見えることから「世界一幸せな生き物」と言われています。
そのほか、独立した環境の中育まれたユニークな動植物、エメラルドグリーンに輝く海と純白の砂浜が数多く存在しています。また、100種類を超えるトロピカルフィッシュやサンゴ礁が生息し、シュノーケリングが楽しめます。
ロードハウ諸島
大自然の宝庫・ロードハウ諸島は、タスマン海に浮かぶ島で、ブリスベンやシドニーから2時間弱のフライトで行くことができます。島には一度に400人しか滞在を許されていません。1982年に世界遺産に登録されました。
この島ができたのは約700万年前、隆起した海底火山活動が侵食されできあがりました。19世紀に人間が移住するまで鳥類と植物の楽園だったことから、島の生態系はかなり特異です。白く輝く手つかずのビーチやアクアマリン色のラグーン(礁湖)の周りには世界最南端のサンゴ礁が広がっています。熱帯魚から回遊魚まで約500種の魚が生息しています。
島の内陸部はほとんどがガウア山とリッドバード山という火山の裾野です。白砂のビーチを歩き、世界最南端のサンゴ礁でシュノーケリング、ヤシの木々の間をハイキングしてガウア山に登ってみましょう。ガイドに案内してもらえば日帰りで登ることができます。
もちろんレストランやスパ、豪華な宿泊施設など、現代的な設備も整っています。特にリピーターにぜひ訪れてほしい場所です。
王立植物園
オーストラリア最古の科学研究所として1816年にオープンしたシドニーの植物園です。ジュラ紀の植物を保護しているジュラシック・ガーデン、亜熱帯地域に生息するヤシを集めたパーム・ハウスやシダ類を集めたコーナー、ほのかに良い香りが漂うハーブ・ガーデンや絶滅危惧種を保護するエリアなど、オーストラリアの固有種から海外の植物に至るまで様々な植物を鑑賞することができます。
公園の突端では、世界遺産の「オペラハウス」とシドニーの象徴の一つ「ハーバーブリッジ」を一度に望むことができるポイントがあり、ベストショット撮影にピッタリです。
キングスパーク&植物園
スワン川、パース市内を一望できる美しい公園です。約404haの広大な敷地で、自然のままの森林が広がり、250種類以上の植物と100種以上の野生動物が保護されています。
西オーストラリア州では、春にあたる毎年8〜11月頃に12,000種以上のワイルドフラワーがあちこちで見ることができ、園内でも一面に咲き誇ります。オーストラリアでしか見ることのできない、貴重で珍しい固有種も楽しめます。特に、毎年9月に開催される「キングスパーク・ワイルドフラワーフェスティバル」の時期は必見です。
夜景スポットとしても人気で、パース市内にあり、シティから無料バスで5分で行くことができるのも嬉しいポイントです。
ゴンドワナ多雨林群
クイーンズランド州南東部とニュー・サウスウェールズ州北東部に広がる、約37万ヘクタールの多雨林地帯です。50ヵ所もの国立公園と自然保護区があり、樹海、洞窟、滝などの環境の中に、世界最古のシダ類をはじめとした多彩な植物を見ることができます。
かつて、太古の時代に存在していたと考えられているゴンドワナ大陸に存在していた森林のうち、現在の形に残されたものがゴンドワナ多雨林群です。この地では数億年前の動植物が原型をとどめています。夜間のガイドウォークであれば、ポッサムやワラビーなど夜行性動物本来の真の姿に出会える確率が高くなります。
土ホタルを見ることができる「ラミントン国立公園」、ミラミラの滝で有名な「スプリングブルック国立公園」などが人気です。世界最古のシダ類や希少かつ絶滅危惧種の鳥類や哺乳類などの動植物が観察できます。ブリスベンからの日帰り、また、ゴールドコーストからもアクセスも可能です。
SNS映えスポット9選
ピナクルス(ナンバン国立公園)
パースから北に伸びる静かな海沿いにあり、車なら約3時間ほどのところにある、ナンバン国立公園の一角に広がる奇形がピナクルスです。大自然が長い歳月をかけて造りあげた砂漠の彫刻。黄色い砂の丘に風化作用でできた岩の塔が無数に突き出ている様は、不思議な光景です。
太古の昔、海辺だったこの一角に貝が堆積し、石灰岩質の土台を造り上げました。大地が風化されていき、根の間に残った石灰岩質が、塔のように残ってできました。
夕日の美しさは、さらに格別。茜色の空と、燃えるように赤く染まる砂漠、そしてピナクルスのシルエットが幻想的で大自然の壮大さに改めて気付かされることでしょう。
パースからの日帰りツアーとして人気ですが、レンタカーであれば、ところどころで降りて、砂漠地帯を歩いてじっくり見て回るといいです。
ストーリーブリッジ【ブリスベン】
ブリスベンのシンボルとなっている大きな橋で、長さは約1,072m、幅約24m。街の東側対岸にあるカンガルーポイント地区と郊外のフォーティテュード・ヴァリーを結んでいます。特に、夜はライトアップされてロマンティックです。
「ブリッジクライムアドベンチャー」は、頂上から360度眼下に広がるブリスベン市内と近郊地域の景色を満喫できるアクティビティです。所要時間はおよそ2時間半で、年齢問わず、初めての人でも大丈夫。経験豊富なガイドが、ブリスベン・シティやストーリーブリッジの歴史などをわかりやすく解説します。
橋の頂上で目にする景色に、登った人だけが味わえる感動と達成感を覚えること間違いないでしょう。
カンガルー島
ブリスベンのシンボルとなっている大きな橋で、長さは約1,072m、幅約24m。街の東側対岸にあるカンガルーポイント地区と郊外のフォーティテュード・ヴァリーを結んでいます。特に、夜はライトアップされてロマンティックです。
「ブリッジクライムアドベンチャー」は、頂上から360度眼下に広がるブリスベン市内と近郊地域の景色を満喫できるアクティビティです。所要時間はおよそ2時間半で、年齢問わず、初めての人でも大丈夫。経験豊富なガイドが、ブリスベン・シティやストーリーブリッジの歴史などをわかりやすく解説します。
橋の頂上で目にする景色に、登った人だけが味わえる感動と達成感を覚えること間違いないでしょう。
セントキルダビーチ
メルボルン市街地南部にある人気のビーチで、サンセットが美しく、また、野生のペンギンを見ることができる場所としても有名です。
地元の人は、海水浴のほか、ウィンドサーフィン、ビーチ沿いの歩道ではランニングやサイクリングを楽しんでいます。
セント・メアリー大聖堂
シドニー市街の中心に広がる公園ハイドパークの傍らに大きくそびえ立ち、木々の合間から垣間見える巨大なゴシック建築の教会です。200年近い歴史を持つこの教会の内部は、美しいステンドグラスや数々の彫刻が見どころです。常識的なマナーを守って見学しましょう。
シドニータワー・アイ
1981年8月にオープンした、高層展望タワーです。全高は309m、地上260mとシドニーで一番高いところからの景色と4Dシネマが楽しめます。展望台からはシドニーハーバーの海岸線、晴れればブルーマウンテンズまで見渡せます。
また、「スカイウォーク」は、足元が透けて見え、とてもスリリング。体力的にはきつくないので、年齢や体力の有無も関係ありませんが、くれぐれも高所恐怖症の人はご注意ください。
クイーン・ビクトリア・ビルディング(QVB)
QVBの名前で知られ、豊かな歴史と見事な建築様式を持つクイーン・ビクトリア・ビルディングは、ジョージ通りでひときわ目立つタマネギのような形の天井が特徴です。180店舗以上のシドニー随一のファッションブティック、ジュエリーショップ、ホームウェア、楽しいカフェやレストランが入っています。
1898年に建てられた当初は、大聖堂並みの規模を誇る市営のマーケットでした。1986年に美しく改装を終え再オープンしたQVBは、以来瞬く間に人気の高級ショッピングセンターとなり、シドニー観光の定番スポットです。
見どころの一つは、天井からぶらさがる2つの時計です。北口のグレートオーストラリアンクロックは重さ4t、高さ10mの世界最大の吊り時計です。南側の大きなからくり時計・ロイヤルクロックも迫力があります。
随所に素晴らしいステンドグラスや建築が施されています。ショッピングだけでなく、歴史的な建築物に目を配りながら、優雅な気分を味わえます。
ダーリングハーバー
1988年に大規模な再開発が行われ、ショッピングセンター、博物館、水族館、動物園などが集まる一大観光スポットとなったダーリングハーバー。観光、食事、カフェ、ショッピング、博物館、子供の遊び場まで、全てがそろうこの場所は、いつ行っても活気にあふれています。
中央をU字型に南に伸びる湾のコックルベイは、ダーリングハーバーの中心となっていて、毎週土曜日の夜に花火が打ち上げられています。
シドニーの代表的ショッピングセンター「ハーバーサイドショッピングセンター」には、オーストラリアの人気ファッションブランドやお土産店が集まり、日本でも人気のUGG(アグ)ブーツのショップが多いことでも知られています。
ボンダイビーチ
世界的な大都市シドニーのすぐそばにある、オーストラリアで最も有名なビーチの1つです。観光客のみならず地元の人々にも愛されている人気のビーチです。シドニーハーバーの南側、タスマン海に面して点在するビーチを総称して「サザンビーチ」と呼ばれ、その中心となるのがボンダイビーチです。
「ボンダイ」は先住民族アボリジニの言葉で、「岩に砕ける波」という意味をもっていてサーフィンにも適しています。ゆっくり眺めるだけでもオススメです。
ビーチの清掃も行き届いており、フリーWi‐Fiも完備されているのでビーチにいるとは思えない利便性で、市の中心部からは約10kmほどというアクセスの良さも魅力です。また、オーストラリアで初めてトップレスが認められた場所でもあります。夏はもちろん、冬でも週末に日光浴をしたりピクニックをしています。
ビーチ沿いのメインストリート「キャンベル・パレード」は、リゾート雰囲気たっぷりでレストランやカフェが立ち並んでいます。
アボリジニの文化を感じられるスポット3選
カカドゥ国立公園
世界遺産に登録されているカカドゥ国立公園は、オーストラリア最大の国立公園で、見どころたっぷりです。起伏の激しい断崖や緑豊かな熱帯雨林、2万年前に遡るロックアート(壁画)を見ることができます。ダーウィンから車で約1時間40分ほどで、公園一帯の敷地は実に2万平方キロメートルにも及びます。
ノーランジーロックアートサイトには、豊かな精神的伝統を表現する洞窟型の壁画が残っています。ロックアートの意味やどのようにそれが物事を語っており、世代から世代へと知恵を伝承していたか学びましょう。
カカドゥには数多くの滝がありますが、中でもジムジム滝とツイン滝は息をのむほどの美しさがあります。マグック渓谷は、岩場の渓谷を通り作られた人里離れたスイミングスポットであり、あまりに美しく神秘的です。
レインフォレステーション・ネイチャーパーク
キュランダを代表するテーマパークです。コアラを抱っこしたり、オーストラリア特有の動物に会える動物園や先住民・パマギリ族によるダンスショーやブーメラン投げ等が楽しめるアボリジニ文化体験、アーミーダック(水陸両用車)ツアーなどが楽しめます。
一番人気のアーミーダックツアーは、エコガイドの説明を聞きながら、豪快に熱帯雨林の森を進み、植物や鳥、運が良ければ、動物まで見ることができる見どころ満載の約45分間です。
ミニ動物園「コアラ&ワイルドライフパーク」は、コアラはもちろん、放し飼いになっているカンガルーやワラビーへの餌付けが体験できます。先住民文化を学ぶことができる「パマギリ・アボリジナル・エクスペリエンス」もオススメです。
ジャプカイ・アボリジナル・カルチュラルパーク
ケアンズ近郊に古代から暮らしてきたアボリジニのジャプカイ族。太古の伝説の時代から伝わる彼らの歴史と文化を、パフォーマンス劇や野外キャンプで紹介してくれる、敷地面積約25haのテーマパークです。
屋内ショーでは、木管楽器ディジュリドゥのライブパフォーマンスを楽しむことができます。屋外ショーでは、ダンス見学をしたり、火起こしの儀式なども披露され、ブーメランややり投げ体験ができます。
また、ナイトアトラクションでは、幻想的なショーとディナーで、ゲストも一緒に盛り上がり、ケアンズでの忘れられない一夜になることでしょう。
個性豊かな感動アートスポット3選
ビクトリア国立美術館
1861年にオープンした、オーストラリア最古の美術館です。市民からは「NGV」と呼ばれ、親しまれています。中心部からほど近く、フェデレーションスクエアからヤラ川を渡り、セントキルダロードに沿って徒歩でアクセス可能な、サウスバンクにあります。
展示場は2つに分かれ、どちらも常設コレクションは入場無料。噴水が目印の「NGVインターナショナル」は、ヨーロッパやアジアなどの貴重な美術品のコレクションがあり、もうひとつの「イアンポッターセンターNGVオーストラリア」は、オーストラリア国内のコレクションが展示されています。フェデレーションスクエアにあり、どちらも徒歩で行き来可能な距離です。
また、館内に、カフェやレストランがありますので、休憩やランチにも最適です。日本語パンフレットもあるので安心です。
ホイザーレーン(ストリートアート)
ホイザーレーンは、ストリートアートで世界的にも有名です。アートに溢れるメルボルンでもひときわ人気のスポットです。
壁一面に施されたアートは、そのクオリティの高さだけでなく、迫力にも驚きます。日本のものとは規模もレベルも違い、圧倒されます。常に新しいイラストが上書きされていくのも魅力で、何回訪れても、新発見があります。散策がてら出かけて、映えショットを狙いましょう。
MONA【ホバート】
ホバートで話題の衝撃的な私設美術館「MONA (ミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニューアート)」。ちなみに、ニューヨーク近代美術館は、MoMAです。
2011年、前衛アートコレクターでもあるタスマニアの大富豪「デビッド・ウォルシュ」が設立、クリエイター達が思う存分自己表現できる空間が提供されています。独特で強烈な世界観をぜひ、覗いてみてはいかがでしょうか。
失敗なしのオーストラリア定番お土産
UGGブーツ
日本でも人気のUGGブーツ(アグ・ブーツ)、ふわふわもこもこで、寒い冬に重宝しますよね。世界各国に展開されており、セレブや芸能人などにも愛用されています。オーストラリアに行ったならぜひ買って帰りたい、という人も多いはず。
UGGは、実はアメリカの会社です。オーストラリアで「UGGブーツ」とは一般名称で、シープスキンの履物はなんでも「UGGブーツ」と呼ばれていますので注意が必要です。
いろんなメーカーやブランドが展開しているので、純粋な「オーストラリア製」のUGGブーツを探すのも一苦労。正真正銘オーストラリア産にこだわりたい人は事前にショップをリサーチしておきましょう。
オパールアクセサリー
オーストラリアのオパールは、世界産出量95%と言われています。そのため、専門店もあちらこちらで見かけ、お手頃価格で買える所もあれば、数十万円とお値段が張る所もあり様々です。いろいろ見て回って、旅の記念に自分へのプレゼントにしてもいいですね。
ブラックオパール、ホワイトオパール、クリスタルオパールなど種類もさまざまで見た目も異なります。ちなみに、オパールは、10月の誕生石で、希望・幸運の石などと言われています。
ワイン
オーストラリアの広大で豊かな大地で育まれたブドウから作られるワインは格別。南半球にあるので、北半球よりも半年早い3月~4月ごろがブドウの収穫時期です。主に南オーストラリア州、ニューサウスウエールズ州、西オーストラリア州で栽培されています。テーブルワインのジェネリックワイン、上質なヴァラエタルワイン、ヴァラエタルブレンドワインなど飲み比べてみましょう。
T2(ティーツー)の紅茶
メルボルン生まれの紅茶専門店「T2(ティー・ツー)」。ニュージーランド、イギリスなど世界で約96店舗を構えていますが、日本にはまだありません。イギリス文化を色濃く残すオーストラリアならではで、パッケージも可愛く、お土産やギフトに最適です。フルーツティー、ルイボスティー、中国茶、抹茶、緑茶など常時200種類もの茶葉を揃えています。試飲してみて、お気に入りのものを見つけてみてください。
TimTam(ティムタム)
定番おみやげの1つで、オーストラリアでNo.1のビスケット・メーカーArnott’s(アーノッツ)社が生産しているチョコレート・クッキーです。今は日本国内でも気軽に手に入るのですが、定番の5種類以外に季節ごとの限定フレーバーと併せて常時10種類ほど楽しめます。現地でしか見かけない珍しいフレーバーを見つけてみましょう。
ルーカス・ポーポー
オーストラリアで買い物をしていると、薬局コーナーでよく見かける赤いパッケージのスキンケアアイテム。正式名称「Lucas' Papaw Ointment(ポーポー・オイントメント)」と言い、オーストラリアでは古くからある、パパイアのパパイン酵素を主成分とした軟膏です。肌荒れや乾燥、虫刺されや擦り傷、傷んだ髪など何にでも効く万能薬で、オーストラリアの家庭には必需品です。
オーストラリアへのアクセス・所要時間
成田から
- ジェットスター航空 ケアンズ着 約7時間25分
- ジェットスター航空 ゴールドコースト着 約8時間50分
- カンタス航空 メルボルン着 約10時間25分
- カンタス航空 ブリスベン着 約9時間
- 日本航空 シドニー着 約9時間50分
- 全日空 パース着 約10時間5分(2019年9月より運行開始)
羽田から
- カンタス航空 シドニー着 約9時間30分
関空から
- ジェットスター航空 ケアンズ着 約7時間30分
- カンタス航空 シドニー着 約9時間45分
福岡から
- チャイナエアライン メルボルン着(台北経由) 約15時間
オーストラリア観光の移動手段
広いオーストラリアの足は、必要不可欠でさまざまです。飛行機、長距離バス、移動型ツアーバス、列車、レンタカーがあります。自分の日程と体力などを考慮して、うまく使い分けましょう。
飛行機
予算はかかりますが、短時間で移動したい人にオススメです。ただし、便数も限られていますので、うまく計画を立てましょう。
長距離バス
お手頃料金で、お得なパスも利用すればさらに格安となります。ただし、主要都市以外は便数が少なく、長時間となると体力を消耗します。
移動型ツアーバス
移動中も車窓からの景色を眺められるのがメリットです。宿泊料金も含まれていることがあり、料金も手頃です。ただし、座席が狭く、長時間であることから、人によってはストレスに感じてしまうかもしれません。
列車
現地に密着して、のんびりとした移動なら断然オススメです。安全で快適、時間の正確性も期待できます。豪華列車も多いのが魅力ですが、料金が飛行機よりも高くなる場合もあります。
オーストラリアを代表する2大列車は、東西に横断する「インディアンパシフィック号」と南北に横断する、世界で唯一の大陸横断列車「ザ・ガン号」があります。
レンタカー
日本と交通ルールが似ていて運転しやすく、また自分好みのルートで気ままな観光が楽しめるのがメリットですが、主要都市で1日だけ借りてみるのがオススメです。長距離移動にはあまり向いていません。
オーストラリア観光でお得なフリーパス
長距離バス
赤色ボディの「グレイハウンド・オーストラリア」は国内にネットワークを持つ代表的な長距離バス会社です。飛行機よりもコストを抑えたい、長距離バスでの移動がメインという旅行者にお得なパスがあります。
Whimitパス
有効期間以内ならどの路線でも乗り放題です。連続した日数が使えるので、お得にオーストラリアを回れます。ゴールドコーストからシドニー、シドニーからメルボルンの都市間の利用や飛行機では行けないゴールドコーストからバイロンベイなどの区間を何度でも乗車可能です。
【料金】
- 3日間 A$159
- 5日間 A$199
- 7日間 A$275
HOP ON HOP OFF(ホップオン・ホップオフ)パス
購入区間を一方向自由に乗り降りできます。短距離であれば、「ショートホップパス」となります。バスに乗車するには事前予約が必要です。
【料金】
- シドニー〜ブリスベン A$149
- メルボルン〜ブリスベン A$365
鉄道
全土に利用できるものはありませんが、主に東海岸沿いを鉄道メインで旅行するプランの人にオススメのパスがあります。なお、オーストラリア国外居住者で、購入時にはパスポートの提示が必要です。
クイーンズランド・コースタルバス
- クイーンズランド州をのんびり旅行したい人におすすめ
- クイーンズランド沿岸を走るティルトトレインやサンランダー号に利用可能
- 1ヵ月または2ヵ月の間に使用すればよい
【料金】
A$209〜A$289
エコノミー・ディスカバリー・トラベルパス
- ニューサウスウェールズ州の長期旅行におすすめ
- 利用期間が選べる
- ニューサウスウェールズ州内及びメルボルン - ブリスベン間を自由に行き来できる
【料金】
A$232〜A$420
クイーンズランド・エクスプローラーパス
- クイーンズランド州をのんびり旅行したい人におすすめ
- クイーンズランドレールのすべての長距離列車が利用可能
- 1ヵ月または2ヵ月の間に使用すればよい
【料金】
A$299〜A$389
プレミアム・ディスカバリーパス
- ニューサウスウェールズ州の色々な場所にファーストクラス座席で行ける
- シドニー〜メルボルン、シドニー〜ブリスベンのXPTにも利用可能
- 利用期間が選べる
【料金】
A$300〜A$550
【購入方法】
- ニューサウスウエールズ州、クーンズランド州の主要鉄道駅
- オーストラリアンツアースペシャリスト 公式サイト
オーストラリアの年間イベント情報
1月
シドニーフェスティバル(シドニー)
シドニー中心地からパラマタまで街全体をお祭りムードに変える芸術の祭典です。1977年から続いており、シドニー内の30を超える会場でサーカスや舞台公演、音楽やダンスのコンサートや、アート作品展示など、数多くのイベントが催されます。
有料イベントだけではなく、30以上のイベントは無料で参加や鑑賞ができます。国内外からアーティストと観客を集め、バラエティ豊富な芸術イベントが目白押しです。年明けから約3週間ほどの期間、朝から晩まで盛り上がる、オーストラリアならではのスケールを感じるイベントです。
オーストラリア・デー(全土)
毎年1月26日に、オーストラリア国民がひとつになって祝う建国記念日です。今から約230年前、大英帝国から入植船(ファースト・フリート)が到着した日を記念して、オーストラリアの多彩な文化と功績、過去と未来を讃える日です。普段から愛国心が強いオーストラリア人は、自国を想い、家族や友人と集まってバーベキューやピクニックをするなどして、特別な1日を過ごします。
特に、シドニーでは、オーストラリア最古にして最大の都市にふさわしく、幅広い種類のイベントとアクティビティが盛大に開催されます。
全豪オープンテニス(メルボルン)
2018年、大坂なおみ選手が全米オープンテニスで優勝したことをきっかけにさらなる盛り上がりを見せています。世界のトップ選手のプレーや錦織圭選手をはじめとした日本選手の活躍を間近で見るチャンスです。
会場にはさまざまな飲食店が並び、食べ物や飲み物と共にパブリックビューイングで試合観戦を楽しむこともできます。世界トッププレーヤーのレベルの高い試合をライブで観戦できます。
TOYOTA Country Music Festival Tamworth(タムワース)
オーストラリア最大のミュージックフェスティバルです。700人以上のアーティスト出演、2,800以上のイベント開催で、30万人以上の観客を集めます。
タムワースの「ピールストリート」では600人以上の路上パフォーマーが人々を魅了し、活気づけます。なかでもオーストラリアのアーティストの中でギタリストとシンガーの新しい才能を発掘するステージ「Toyota Golden Guitars(トヨタ・ゴールデンギター)」とToyota Star Maker(トヨタ・スターメイカー)」は必見です。
2月
シドニー・ルナ・ニューイヤー(シドニー)
中国の正月である太陰暦の旧正月に合わせて開催されます。シドニー各地でさまざまなイベントが催され、12支にちなんだ巨大なランタンオブジェが設置されたり、ナイトマーケットが催されます。中国獅子舞が踊るパレードやアジア料理のマーケットなど、エキゾチックな雰囲気が漂い、中国文化の旧正月を体験できます。シドニー湾の夜景とともに輝く中国のランタンオブジェは必見です。
ULTRA Australia(メルボルン、シドニー)
2018年にオーストラリアに初上陸、メルボルン、シドニーの2都市で開催されるダンスミュージックイベントです。日本でも注目されているのでご存知の方も多いと思います。日本とは逆の暑い夏の中、フェスでおもいっきり汗をかいて盛り上がるのもいいですね。
3月
Australian Grand Prix(メルボルン)
ヨーロッパから広まり、最高峰自動車レースであるF1。世界中のスポーツイベントの中で、オリンピック、サッカーワールドカップに次いでテレビ観戦者の数が多く、注目度が高い大会です。メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されます。
全10チーム、各チーム2人のドライバーで年間を通して戦い抜いていきます。一握りのドライバーのみが参戦できるF1、その初戦となるのがこのオーストラリアGPです。迫力とスリル満点のレースを観戦してみましょう。
4月
QUIKSILVER PRO GOLD COAST(ゴールドコースト)
サーファーの世界1を決める世界最高峰のサーフィンレースWSLチャンピオンシップツアーの開幕戦です。会場「スナッパー・ロックス」は、サーファーたちのメッカとして知られ、多くのサーファー達が集います。サーファーのメッカで世界トップ選手によるハイレベルな戦いは見ものです。
シドニー・ロイヤル・イースターショー(シドニー)
オーストラリア全土の地方都市が毎年イースターに集結します。オーストラリアの農産業をテーマに、オーストラリアの田舎の伝統から近代のライフスタイルまでさまざまなオーストラリア文化を体験できる酪農祭で、オーストラリアならではのアクティビティが数多く開かれます。
動物との触れ合いや伝統的な食べ物、ショッピングなどを体験することができ、羊の毛刈りや100年以上続く丸太切り大会、イベント会場中全ての動物が参加する世界最大規模のパレード「グランド・パレード」は必見です。人気の福袋には、品質の良いオーストラリア産の品々が詰まっています。期間中には毎晩、花火が打ち上がり夜空を彩ります。
Byron Bay Blues Fest(バイロンベイ)
2019年で30回目を迎えるオーストラリア最大の野外音楽フェスティバル。5日間で200人以上のアーティストが出演し、現在は国外からも注目され10万人以上の観客を集めます。
会場には5つのステージ、6,000人を収容できるキャンプエリア、100以上の各国料理のケータリングブースが設置されます。
日中は音楽を聴きながらリラックスできる空間を過ごし、夜はキャンプ、とフェスらしい時間を満喫しましょう。オーストラリア最東端の街・バイロンベイで美しいビーチやショッピングなどでのんびり過ごすのもおすすめです。
5月(〜6月)
ビビッド・シドニー(シドニー)
世界最大級の光と音楽とアートの祭典です。このタイミングにシドニー滞在なら絶対に見るべきイベントで無料で鑑賞可能です。
オペラハウスがあるサーキュラーキーやロックス地区の建物に3Dプロジェクションマッピングの美しい映像が映し出され、夜のシドニーがアーティスティックに彩られます。オペラハウスも巨大なスクリーンとなって、ポップでカラフルに大変身します。普段のシドニーとはまた違った表情を見せてくれます。
7月
ゴールドコーストマラソン(ゴールドコースト)
日本人に愛される海外マラソンのひとつとなっています。コースが平坦で走りやすいと言われており、各ランナーが自己ベストを更新することも多々あります。初心者はもちろん、ベテランランナーで記録更新を目指す人にもオススメです。
7月の南半球は走るのにはベストコンディション。フレンドリーな地元の人達、日本語ボランティアもいるので安心です。
子供たちは「ジュニアダッシュ」、大人は「10kmラン」、そしておじいちゃんとおばあちゃんは「5.7kmファンラン」など、家族揃って楽しめます。大会前後には、ショッピングや観光を満喫できるのも魅力です。
8月
City 2 Surf(シドニー)
シドニーの中心街からシドニーで最も人気なボンダイビーチまでを駆け抜ける世界最大級のマラソンイベントです。
1971年から始まり、開催を重ねるにつれて女性や子供まで幅広く多くの人を集めるイベントに成長しました。14kmのコースを歩くもよし、走るもよしで参加者に楽しんでもらうことがテーマになっているので、ランナー初心者でも参加しやすいです。
シドニー中心地からボンダイビーチまでのコースでシドニーの清々しい景色も堪能できます。参加者の中には仮装して走る人も多くいるため、レースの沿道からの応援だけでも楽しめます。
Cairns Festival(ケアンズフェスティバル)(〜9月)(ケアンズ)
1961年から続く、ケアンズ最大のお祭りで、メインイベントはケアンズエスプラネードを進むパレードと花火大会です。
日中はシティ内の大通りにパフォーマーが出現し人々を楽しませ、夜にはシティの真っ白な図書館をキャンバスにプロジェクションマッピングで光のアートを描きます。そのほかにも音楽やトークショーなどのイベントが街中で催されます。
9月
シドニーマラソン
2000年のシドニーオリンピックを記念して、2001年から始まった南半球最大のマラソン大会です。
種目はフルマラソンにハーフマラソン、10km、3.5kmのファミリーファンランがあり、スタート地点は全種目ミルソンズポイントからゴール地点はオペラハウスまでを目指します(ファミリーファンランのみ王立植物園入り口まで)。
フルマラソンを完走したら、Tシャツと完走メダル、それ以外の種目でも完走すればメダルが贈られます。日本のプロマラソン選手の活躍も目立つ大会です。旅行会社などのツアーでの参加も可能です。
Brisbane Festival(ブリスベンフェスティバル)(ブリスベン)
毎年およそ100万人もの来場者が訪れる、約1ヶ月に渡る大規模なアートフェスティバルです。ブリスベン川で行われる光のショー「リバー・オブ・ライト」や、15トンの鏡を使った迷路「ハウス・オブ・ミラーズ」他、演劇やコンサート、サーカス、オペラ、花火などあらゆるジャンルのエンターテインメントとアートをブリスベン各地で堪能できます。チケットは少し高額ですが、無料で楽しめるイベントもあります。
AFL Final(オーストラリアンフットボール・リーグファイナル)(メルボルン)
オーストラリアで最も観客を動員するオーストラリアンフットボールの優勝決定戦で、メルボルンクリケットグラウンドで開催されます。
「オーストラリアンフットボール」とは、ラグビーとサッカーを合わせたような激しいスポーツ。オーストラリア国内には全18チームから成り立つリーグがあり、それぞれのチームが優勝決定戦を目指してシーズンを戦います。現地では「フッティー」とも呼ばれ、熱狂的なファンも多いです。
優勝決定戦の前日の金曜日はビクトリア州では祝日となり、優勝決定戦には9万人以上が会場に詰めかけ、街中はカーニバルのような雰囲気に包まれます。
Manly Jazz(マンリー・ジャズ)(シドニー)
シドニーでも1、2を争う人気の高さを誇るマンリービーチで3日間開催されるオーストラリア最大のジャズフェスティバルです。
100人を超える国内外のアーティストが出演し、ジャズアーティストだけでなく、ファンクやソウル、ブルース、スウィングなどあらゆるジャンルからも選出され、多様な音楽を楽しむことができるのが魅力です。美しい街マンリーが多種多様な音楽に包まれます。
11月
Japanese Film Festival(日本映画祭)(シドニー)
1997年に始まり、今では世界で最も大きい日本の映画祭となりました。日本政府によって立ち上げられた国際交流基金がオーストラリアと日本の文化交流を目的にスタートしました。
日本でも公開したばかりの新作からクラシックな名作まで数多くの作品が上映され、多くの観客を魅了します。毎年日本からスペシャルゲストを招き、トークセッションも開催されます。シドニーにいながら、日本の話題作を鑑賞することができる貴重な機会です。
12月
MATSURI-Japan Festival-(祭-日本フェスティバル-)(シドニー)
シドニーの日系団体や企業が協力して、日本の文化や観光地を紹介するお祭りです。2006年に日豪友好30周年を記念したのが始まりで、誰でも参加でき、現在では4万人以上の来場者を集め、シドニー夏の風物詩とも謳われるほどです。多彩なステージショーやワークショップを開催し、日本のお祭り定番の屋台やビアガーデンが並びます。
和太鼓の演奏や空手などの日本の伝統的なものから、J-POPやコスプレショーなど、幅広いパフォーマンスを繰り広げられます。
ニューイヤーズイブ・ファイヤーワークス(シドニー)
年越しを祝うオーストラリア最大の花火大会です。オーストラリアで年越しするならシドニー湾の花火大会は必見です。
日本よりも一足先の真夏の年越しカウントダウンは、音や光を合わせた演出で見応え抜群で、360度花火で囲まれるオペラハウス周辺は朝早くから人が殺到するため早い場所取りがおすすめです。少しリッチにクルーズからの花火鑑賞も用意されています。