オーストラリアツアー選びのポイント
ツアーの特徴
オーストラリアと一口に言っても、その面積は広大で、国の中でも気候が異なり時差もあるほどです。まずは、オーストラリアでの過ごし方、旅行日程を検討しましょう。
広い国ではありますが、1回の渡航で、2、あるいは3都市など複数都市を周遊できるのも魅力です。1都市であれば、4、5日間で問題ないですが、複数都市を巡るのであれば、6日間以上が理想的です。
日本から直行便であれば、ケアンズ、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニー、パース(2019年9月より運行開始)への渡航が可能です。都市間の移動には想像以上に時間を要します。たとえば、シドニーとメルボルンは、飛行機で約1時間30分、長距離バスや列車ならひと晩はかかります。シドニーとパースの大陸横断となると、列車やバスで3〜 4日がかりとなります。余裕を持った旅行計画が大切です。
カップルには、ハミルトン島のオーシャンビューでのゆったりしたリゾート、ファミリーには、動物とふれあえ、ビーチも楽しめるケアンズやゴールドコーストが人気となっています。また、ツアーによってはシンガポールを経由して、オーストラリアとシンガポールの2ヵ国を楽しめるものもあります。
南半球のオーストラリアは、日本と季節が逆ですので旅行のベストシーズンは、真夏の11〜3月と言われていて、クリスマス前頃から2月にかけては旅行代金も割高になります。
出発地と行きたい都市を決める
日本からは6つの都市への直行便が運行しています。出発地は成田、羽田、関空の3ヵ所に限定されます。北海道、中部、九州からであれば、一度、国内線で移動してから出国するパターンとなります。
広いオーストラリアは見どころもさまざまです。まずは拠点となる都市を決めましょう。1つの都市を満喫するか、複数都市を観光するかも重要なポイントです。シンガポール経由であれば、オーストラリアとシンガポールの2ヵ国観光できるものもあります。
また、一部のツアーに限られますが、成田発で戻りは羽田着という行程もあります。
日本から直行便で行くことができる都市
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ケアンズ
オーストラリア北部にあり、成田と関空からアクセスできます。
合わせて訪れることができる主な観光地:ゴールドコースト、エアーズロック、メルボルン、ハミルトン島 -
メルボルン
オーストラリア南東部にあり、成田からアクセスできます。
合わせて訪れることができる主な観光地:ケアンズ、エアーズロック、シドニー -
ブリスベン
オーストラリア南東部にあり、成田からアクセスできます。
合わせて訪れることができる主な観光地:エアーズロック、ゴールドコースト -
ゴールドコースト
オーストラリア南東部にあり、成田からアクセスできます。
合わせて訪れることができる主な観光地:エアーズロック、ブリスベン -
シドニー
オーストラリア南東部にあり、成田、羽田、関空からアクセスできます。
合わせて訪れることができる主な観光地:メルボルン、エアーズロック、ゴールドコースト -
パース(2019年9月より運行開始)
オーストラリア南西部にあり、成田からアクセスできます。
合わせて訪れることができる主な観光地:シドニー
旅行日程を決める
オーストラリアの国内での移動手段は、飛行機やバス、列車、レンタカーなどさまざまな選択が可能ですが、その分、時間がかかることも見越しておかなければなりません。ツアーでの移動にはもっとも早い飛行機が使用されることが多く、その分コンパクトな時間での移動が可能になります。
- 1都市だけの場合
例えば、ゴールドコーストやパースのみの旅行であれば、5日間の場合、4泊5日の行程となります。しかし、タスマニア州のホバートの場合、6日間で3泊6日という内容になります。
羽田を夜に出発、シドニーへ向かい、シドニーからホバートへの乗り継ぎが必要で、行きと帰りの2泊が機中泊となります。1都市のみであっても直行便がなく、国内線での乗り継ぎが必要となるのが理由です。また、地方からの利用であれば、羽田へ向かう際と羽田へ着いてから、といったように居住地からのフライトなどさらに移動時間がかかってきますので注意が必要です。
- 2、3都市など複数の場合
定番の2大人気スポット、エアーズロックやグレートバリアリーフとの組み合わせが主流です。どちらかともう1ヵ所の別の都市であったり、あるいは両方とも含まれるツアーもあります。
グレートバリアリーフは、ほぼハミルトン島へ宿泊するものが多く、ケアンズでの1泊もセットになっています。したがって、エアーズロック、グレートバリアリーフ(ハミルトン島)、ケアンズの3都市周遊となり、最低でも7日間からのツアーとなります。
また、ハミルトン島、ケアンズ、エアーズロックに、シドニーをプラスした4都市周遊プランもあり、最低8日間が必要です。5泊8日で、2泊が機中泊となります。機中泊は、ホテルのようにゆったり眠れる環境とは異なりますので、ある程度、体力を消耗します。あらかじめ念頭に入れておきましょう。
そのほかの注目都市として、南オーストラリアのアデレードはこぢんまりとした英国風の町で落ち着いた雰囲気が漂います。日本人にも評判で、旅行者に「オーストラリアで一番好きな町」と言われるほどです。ショッピングや「食」が楽しめ、ワイナリー巡りや、カンガルー島への観光拠点です。
タスマニア州の州都ホバートは、港町で、夏でも比較的涼しく過ごしやすい場所。オーストラリアで2番めに古い町で歴史が色濃く残ります。世界的にもレベルの高い魅力あるアートギャラリーがたくさんあり、大晦日前後のホバート港のヨットレースなどが名物。タスマニアの自然が詰まっている国立公園など自然も楽しめます。島なのでアクセスにはメルボルンからの飛行機が利便性からもおすすめです。
オーストラリア北部ノーザンテリトリー準州の州都ダーウィン。先住民族アボリジニの文化が色濃く残っています。アジアに近いことから、活気あふれるフードシーンや夜市など、強いアジアの影響を感じ取ることができます。観光時期は道路が水没になる可能性もあるので、5〜11月の乾季が適しています。日本からの直行便はないのでケアンズからの国内線でのが移動が適しています。
どのように過ごしたいかリストアップする
現地でどのように過ごしますか?世界遺産など自然あふれる魅力を見てみたい、コアラやカンガルーなど野生動物に会いに行きたい、シティもしくはリゾートで遊びたい、スポーツをライブ観戦してみたいなどさまざま。何がしたいかによって行き先も異なります。
また、誰と行動するかもポイントです。女子旅や家族連れ、あるいは一人旅などケースに合ったプランを立てましょう。
世界遺産を見たい
ケアンズ(グレートバリアリーフ)、ゴールドコースト(ゴンドワナ多雨林地域)、シドニー(ブルーマウンテンズ)など
コアラを見たい・抱きたい
ケアンズ(ハートリースアドベンチャーズ他)、キュランダ(レインフォレストステーション・ネイチャーパーク他)、ゴールドコースト(パラダイスカントリー他)など
リゾート気分を味わいたい
グレートバリアリーフ(ハミルトン島、グリーン島)、ゴールドコースト、パース(ロットネスト島)など
スポーツを生観戦したい
メルボルン(全豪オープンテニス、オーストラリアンフットボール、F1)など
大自然を感じたい
ケアンズ(グレートオーシャンロード)、エアーズロック、パース(ウェーブロック)など
オーストラリアの文化や歴史に触れたい
ブリスベン(クイーンズランド博物館と美術館)、ホバート(タスマニア博物・美術館)など
街歩きやカフェ巡りがしたい
メルボルン、シドニー、ブリスベンなど
そもそもオーストラリアってどんなところ?
オーストラリアの基本情報
国土面積は日本のおよそ20倍もの特大スケールのオーストラリア。広大なことから国内でも時差があり、また気候も異なるという世界でも数少ない特徴があります。
首都は、キャンベラで、6つの州と2つの特別地域から成り、それぞれの州や特別区は、日本の都道府県とは比べ物にならないほど強い自治権を持っています。
州都は、西オーストラリア州のパース、ノーザンテリトリーのダーウィン、クィーンズランド州のブリスベン、南オーストラリア州のアデレード、ニューサウスウエールズ州のシドニー、ビクトリア州のメルボルン、タスマニア州のホバートです。州の名前を聞いただけではピンとこなくても州都であればよく耳にしますね。
エリアによって、雨季と乾季をもつ熱帯性気候、年中温暖な亜熱帯性気候、日本と逆の四季となる温帯性気候、夏でも涼しい冷温帯性気候、乾燥した砂漠気候と大きく分かれています。
広大であるがゆえに、東部、中央部、西部の3つの時間帯に分かれており、州によっても−1〜+2時間の異なる時差があります。日本の標準時と比較した場合、クイーンズランド州やニューサウスウエールズ州、ビクトリア州、首都特別地域の東部時間帯は1時間早く、ノーザンテリトリーや南オーストラリア州の中央部時間帯は30分早くなります。逆に西オーストラリア州の西部時間帯は日本標準時よりも1時間遅いことになります。
例えば、日本が午前7時の場合、シドニーは、午前8時ですが、サマータイム期間中は、シドニーは午前9時となります。
都市間の移動には想像以上に時間がかかります。シドニーとメルボルンであれば、飛行機で約1時間30分、長距離バスや列車ならひと晩はかかります。シドニーとパースの大陸横断となると、列車やバスで3〜 4日がかりとなります。コストを抑えたいなら、バスや列車での利用となりますので、あらかじめ余裕を持った旅行計画が大切です。
通貨は、オーストラリアドルとオーストラリアセントです。紙幣が5種類、硬貨が6種類。両替は旅行時の為替レートにもよりますが、現地で行ったほうがレートが良いという傾向にあります。公用語は英語です。
オーストラリアへ旅行するには、有効期限が6ヵ月以上残っているパスポートのほかに、観光目的で訪れる場合は、イータス(ETAS:ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY SYSTEM)という電子タイプの渡航許可ビザが必要です。ETAとも呼ばれます。
人気の観光都市
人気の観光都市といえば、シドニー、メルボルン、ケアンズ、パースが挙げられます。日本からの直行便が運行していることから、アクセスがしやすく、身近に感じられることもあり人気です。
シドニー
オーストラリア人口最大の都市です。シドニーといえば、真っ先に「オペラハウス」と思い浮かべますね。温暖な気候も人気の一つです。ビーチなどの自然が広がる一方、トレンド発祥の都会的な一面も覗かせます。豊かな自然から近代文化まで幅白く楽しめる、魅力溢れる国際都市です。
- 気候:冬は過ごしやすい気候の晴天が続き、夏は暖かく、太陽の日差しに恵まれて、アウトドアライフを楽しむには絶好。
- 人気の観光スポット:シドニー・オペラハウス、ハーバーブリッジ、ボンダイビーチ
楽しみ方
- 美しいハーバーでのセーリング
- ロックスエリアでオーストラリアの歴史に触れる
- ブルー・マウンテンズでワイルドな体験
メルボルン
シドニーに次ぐオーストラリア人口第2の都市です。色鮮やかな花が咲く公園の多い優雅な町並み、都会でありながらものんびりした雰囲気が残っています。アートの有名な観光地で、石畳の路地裏散策やストリートアートを楽しめ、美術館も数多くあります。F1グランプリやテニスの全豪オープンなど国際イベントも多く開催されます。
- 気候:1日で四季があると言われるほど変わりやすいが、年間を通して過ごしやすい。
- 人気の観光スポット:グレートオーシャンロード、クイーンビクトリア・マーケット、セントパトリック大聖堂
楽しみ方
- マーケットで地元流のショッピング
- スポーツ観戦を楽しむ
- ビーチが美しいセント・キルダに足を伸ばしてみる
ケアンズ
世界遺産グレートバリアリーフの玄関口です。世界最古の熱帯雨林(ウェットトロピックス)、日本では見られないような動植物が生息しています。人気の観光列車キュランダ鉄道でもおなじみです。原住民アボリジニーの歴史と文化を残しながらも、世界屈指のリゾート都市として発展してきました。
- 気候:夏は暑くて湿度も高く、冬は過ごしやすい。
- 人気の観光スポット:キュランダ鉄道、スカイレール、グレートバリアリーフ(グリーン島、ハミルトン島)
楽しみ方
- 日帰りでフィッツロイ島国立公園を楽しむ
- アボリジニ文化に触れる
- 世界遺産デインツリー・レインフォレストのトレッキング
パース
西オーストラリアの玄関口、スワン川のほとりに開けた美しい町で、「光の都市」や「清潔な町」などと賞賛されています。2019年9月から全日空が直行便を運行開始します。新旧の建物がまざり、不思議な調和が魅力です。
- 気候:夏は暑く乾燥していて、冬は穏やか。夏に雨が降ることは稀で、冬は激しい雨や雷雨が発生することがある。
- 人気の観光スポット:キングスパーク、フリーマントル、ロットネスト島
楽しみ方
- 博物館、ギャラリー、動物園を巡る
- 最高のビーチでのんびりする
- 海辺の町・フリーマントルの魅力を満喫する
なお、エアーズロックへの直行便はありませんので、シドニーやケアンズからの乗り継ぎが必要となります。シドニーの国内線ターミナルから、エアーズロック空港へ、搭乗時間は約3時間35分です。ケアンズであれば国内線で、約2時間30分です。エアーズロックで宿泊するツアーがほとんどです。
オーストラリアの移動手段
広いオーストラリアの足は、必要不可欠でさまざまです。飛行機、長距離バス、移動型ツアーバス、列車、レンタカーがあります。自分の日程と体力などを考慮して、うまく使い分けましょう。
飛行機
予算はかかりますが、短時間で移動したい人にオススメです。ただし、便数も限られていますので、うまく計画を立てましょう。
長距離バス
お手頃料金で、お得なパスも利用すればさらに格安となります。ただし、主要都市以外は便数が少なく、長時間となると体力を消耗します。
移動型ツアーバス
移動中も車窓からの景色を眺められるのがメリットです。宿泊料金も含まれていることがあり、料金も手頃です。ただし、座席が狭く、長時間であることから、人によってはストレスに感じてしまうかもしれません。
列車
現地に密着して、のんびりとした移動なら断然オススメです。安全で快適、時間の正確性も期待できます。豪華列車も多いのが魅力ですが、料金が飛行機よりも高くなる場合もあります。
レンタカー
日本と交通ルールが似ていて運転しやすく、また自分好みのルートで気ままな観光が楽しめるのがメリットですが、主要都市で1日だけ借りてみるのがオススメです。長距離移動にはあまり向いていません。
オーストラリアの歴史
世界が北の大陸「ローラシア」と南の大陸「ゴンドワナ」しかない時代に、いち早くゴンドワナから分離したのが現在のオーストラリア大陸です。
オーストラリア大陸に、アボリジニの祖先が住み着いたのは、今から約4万年ほど昔です。解氷気に海面が上昇し、大陸間の移動が困難になったことから、アボリジニの祖先は、ほかの大陸から完全に孤立。農耕文化はオーストラリアには届かず、アボリジニは、狩猟、採集による生活を送っていました。
大陸の古い歴史がある一方で、西欧文明の影響を受けた歴史は、英国人の入植以降わずか230年ほど。そのため、見どころの多くが公共交通機関では行きにくい、大自然の中にあるということを忘れてはいけません。
オーストラリア旅行の見どころ
壮大な世界遺産を見ることができる
世界遺産が多く集まるオーストラリア。迫力満点の自然の驚異を目の当たりにできます。全長約2,000kmの広大なサンゴ礁群の「グレートバリアリーフ」、「地球のヘソ」と呼ばれる世界最大級の一枚岩「エアーズロック」、「スリーシスターズ」と呼ばれる3つの奇岩群の眺望が楽しめる「ブルーマウンテンズ」、総面積36万ヘクタール以上の太古の森「ゴンドワナ多雨林群」などがあります。
自然が織りなす造形美、その大いなるパワーとエネルギーを全身で感じてみましょう。
いろんな島々を巡る
8,000以上の島々に囲まれているオーストラリア大陸は、離島での楽しみ方も豊富に揃います。グレートバリアリーフで熱帯のパラダイスを体験できるのは有名ですが、ウィットサンデー諸島をヨットでめぐったり、4WDでフレーザー島の熱帯雨林や湖に繰り出したり。南オーストラリア州のカンガルー島や、ビクトリア州のフレンチ島、フィリップ島などで野生生物保護区を探検することもできます。
美しいロットネスト島では、希少な植物たちと触れ合うことができます。世界最南端のサンゴ礁に囲まれた世界遺産「ロード・ハウ島」まで足を伸ばして非日常を味わいましょう。タスマニア沿岸の島々の自然に満ちた美しさも見逃せません。タスマニア州は州自体がオーストラリア最大の島でもあります。
コアラやカンガルーなどの野生動物に出会える
自然の中に生息するオーストラリア固有の野生動物を間近に感じましょう。
愛らしい表情が魅力のコアラは、老若男女問わず長年人気です。一度は抱っこしてみたいと思う人も多いはず。コアラはとても繊細で、その日の状況次第では断念せざるを得ないこともあります。ただ、間近で見れるコアラのキュートさには敵いません。
カンタス航空のロゴマークにも利用されるほど、オーストラリアを代表するカンガルー。有袋動物ならではの、お腹のところに赤ちゃんがひょっこり顔を覗かせる親子の姿も一段と愛らしいです。本物の大自然の中で出会う動物たちの姿は、動物園とはまた違う感動があります。
そのほか、フィリップ島のペンギンパレードや、ロットネスト島の幸せな動物・クォッカも見逃せません。
アボリジニの文化に触れる
オーストラリアの随所でアボリジニ文化に触れることができます。言わずと知れたエアーズロックはアボリジニの聖地。「ウルル」と言われることもあり、オーストラリアの先住民アボリジニの人たちの呼び方です。エアーズロックはカタ・ジュダ国立公園の中にあり、この国立公園全体が世界遺産として登録されています。
園内の渓谷には、アボリジニ・ロック・アートが集中している地域があります。約5,000に上るアボリジニ史跡が見つかり、シェルターや石器、回転砥石、ロック・アート、儀式用黄土も発見されました。
そのほか、ウジャル・ウジャル族が住むデインツリー熱帯雨林は、1億3,500万年以上もの時を経ている世界最古の熱帯雨林地帯。アボリジニのククヤランジ族の人々が行っている、モスマン渓谷のガイドツアーがオススメです。また、ワンジナ族の姿を描いた洞窟絵や、神秘的なグィオン・グィオンの岩絵などが「キンバリー」に残っています。
スポーツ好きなら憧れの生観戦ができる
テニス好きでなくても知っている「全豪オープン」の開催地がメルボルンです。100年以上の歴史があり、テニスのグランドスラム(4大大会)の1つです。オーストラリア真夏の1月、各州の前哨戦で幕が開け、中旬には全豪オープンが開催されます。
また、F1グランプリ、オーストラリアンフットボール(AFL)にラグビーリーグ(NRL)、クリケット、サッカーなどスポーツイベントが盛んでスポーツ好きにはたまりません。 迫力と緊張感が伝わるライブ観戦ができる絶好の機会です。
映える!アートスポット鑑賞ができる
型破りな現代美術館・ホバートのMONAや、メルボルンのビクトリア国立美術館やアートセンターなど、人気の美術館や劇場で、優雅に芸術鑑賞を楽しみましょう。
ちょっと気軽に、という人には、芸術の街と言われるメルボルンがオススメ。ストリートアートが観光の目玉の一つになっています。中心地にはストリートアートが集ったスポットがあり、ハイレベルなグラフィティーから、個性的なアート作品まで様々あります。市が公式に「落書きしても良い」と許可している壁が点在しています。無料でインスタ映えも狙えますので、散策がてら探してみるのもいいですね。
名物グルメとワインを堪能する
オーストラリアの大自然は、驚くほど多様な、新鮮で美味しい食べ物を生み出し、オーストラリアの食とワインの文化は自由で創造性に富み、世界から注目を集めているほどです。
西オーストラリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、タスマニア州などでワイン造りが盛んです。特に、南オーストラリア州のアデレード・ヒルズ地域は、ナチュラルワインの産地となっています。そして、ワインに合わせた食事メニューを楽しむのがオーストラリア流です。
シドニー産ロック・オイスター、オーストラリア産牛肉のオージービーフ、高タンパクで低脂肪のカンガルーミートなど、恵まれた天候、降り注ぐ太陽の光、魅力あふれる自然に育まれた食べ物も絶品です。
オーストラリアの定番スポット10選
エアーズロック(ウルル)
オーストラリアを代表する世界遺産として知られる「ウルル・カタ・ジュタ国立公園」。エアーズロックは、高さ346m、周囲約9.4kmの巨大な一枚岩で、アボリジニの言葉で「ウルル」と呼ばれます。オーストラリア観光といったら、まずココ!と言う人がほとんどではないでしょうか。
早朝と夕刻、太陽の輝きを受けゆっくりと黄金に染め上げられていくエアーズロックの様子は、一生に一度は観たい光景です。威風堂々とたたずむその姿は、訪れる人々を圧倒する神々しさと美しさを秘めています。夜明けの最初の光が砂漠の平原をゆっくりと横断する様子や、地平線に近づくにつれてだんだんと姿を現したり、といろんな表情をもっています。
エアーズロックの登頂は、公園の管理者が天候状況などにより、登頂許可を決めています。その許可状況は非常に厳しく、2017年4月~2018年3月の1年間で107日でした。アボリジニの文化的事情により登頂はあまり推奨されておらず、2019年10月25日(金)をもって登山口が閉鎖されることが決まりました。
なんとしてでも登頂したいなら、今がチャンスです。ただ、登山ルートはかなりハードです。所要時間は平均して往復約1時間半から2時間かかります。暑さを避けるためには早朝登山がオススメです。
観光の際は、拠点となる「エアーズロック・リゾート」に滞在することになります。エアーズロックの玄関口である「コネラン空港」からは約5kmで、ほとんどの場合、エアポート・シャトルバスでの移動となります。いくつかのホテルやショッピングセンターが集まる町のようになっており、巡回バスを利用できるので、どのホテルに泊まってもあまり不便さは感じません。
また、リゾートからエアーズロックまでは約20km以上離れているので、ツアーでの参加が一般的です。
グレートバリアリーフ(ケアンズ)
オーストラリア北東部のクイーンズランド沖に位置しているグレートバリアリーフ。エアーズロックと並び、オーストラリアの代表的な観光スポットとして多くの人々を魅了しています。色鮮やかな海洋生物が数多く生息する、まさに楽園です。
一般的にはケアンズが玄関口になっています。行くスポットにもよりますが、ケアンズの港からはクルーズ船で約1〜2時間で、日帰りで楽しむことができるのも人気の理由です。人気のハミルトン島は国内線でのフライトでのアクセスとなります。
全長2,000km余りの世界最大級の珊瑚礁地帯は、なんと日本列島とほぼ同じ面積で、宇宙からも見えるとか。およそ1万5,000年前から珊瑚が少しずつ成長してできあがったものと言われ、1981年に世界遺産に登録されました。
リゾート施設やツアーがとても充実しており、場所によって全く違った景色を楽しむことができるのも魅力の1つ。ダイビングやシュノーケリングも良いですが、ただ眺めているだけでも充分満足できます。
グレートバリアリーフ内で人気なのは、グリーン島。ケアンズから一番近く、高速船で45分ほどで着くので気軽に行くことができます。
ハートのサンゴ礁「ハートリーフ」が象徴のハミルトン島は、新婚夫婦やカップルに特にオススメです。ロマンティックなハートリーフは、カップルで見ると幸せになると言われています。ただし、ハートリーフを見るには、ヘリコプターやセスナの利用が必須ですのでご注意ください。
シドニー・オペラハウス(シドニー)
シドニー・オペラハウスは、世界を見回しても似た建造物はひとつとない、緩やかな曲線美のユニークな形をしています。着工は1959年で、実に14年もの歳月をかけて1973年に完成しました。
もっとも特徴的なのは、帆船の帆のような、あるいは貝殻が重なっているかのような独特のシェイプをした屋根です。土台のアースカラーとのコントラストが青い港に浮かぶ白の屋根を一層、際立たせています。ライトアップされた夜景はまた違った魅力があります。
オペラシアター、コンサートホール、ドラマシアターなど4つの劇場をもち、レセプションホール、レストラン、バーなども備えた巨大な芸術総合施設です。毎日定期的に、デザインと構造など数々のエピソードを簡潔に説明してくれる日本語のガイドツアーも行われています。
コンサートやバレエ、オペラ、演劇、ダンスなど毎年1,600もの多彩な公演が開催されており、その公演回数は世界でトップクラスを誇ります。毎年5月後半~6月上旬に行われる光と音楽の祭典「ビビッド・シドニー」も必見です。
シドニー・ハーバーブリッジ(シドニー)
シドニーの大動脈であるハーバーブリッジは、ノースシドニーとシティを結び、両端を支える石造の支柱と美しく描かれたアーチが特徴です。その形からは「コートハンガー」という異名をもち、広く親しまれています。約9年の歳月をかけて造られた、オペラハウスに次ぐシドニーのシンボルです。
高さ134mから景色を見渡せるアクティビティ「ブリッジクライム」の体験は、ツアーへの参加が必須です。所要時間は、専用スーツへの着替えや説明を含めて3.5時間ほどです。残念ながら、日本語でのツアーはありません。
クライムリーダーの先導で1,300段ある階段を楽しく上り、頂上では遮るものはなにもない360度のパノラマを堪能します。特に夜明けや夕暮れ時などの刻々と変わる景色がオススメです。カメラは持ち込めませんが、要所で写真を撮ってもらえます。オペラハウスや高層ビル群をバックに、旅の良い記念になること間違いなしです。
ブリッジクライムは刺激が強すぎるという人には、橋を徒歩で渡ることも可能です。しかも、歩行者の通行は無料です。また、オペラハウス側のパイロン(支柱)は博物館兼展望台になっています。
スリー・シスターズ(ブルーマウンテンズ国立公園)(シドニー)
ブルー・マウンテンズ国立公園はいくつもの滝や渓谷のある景勝地となっています。なかでも中心の代表的なランドマーク「スリー・シスターズ」は、何千年もの時間をかけて形成された奇岩として有名です。観光拠点であるカトゥーンバの町のエコー・ポイント展望台から眺めは必見です。
諸説ありますが、アボリジニの伝説によると、父親が美しい三姉妹を魔物から守るために岩にして隠し、父親自身もコトドリに変身したが4人とも人間には戻れなくなり残った岩が由来です。エコーポイントからスリーシスターズまでの平坦なウォーキングルートを歩くと、実際に岩に触れることもできます。
また、「ブルー・マウンテンズ」は、ユーカリの森が発する油が気化して広がり、青い霧を生み出すことに由来しています。訪れる季節によって姿を変え、太陽が岩に反射して素晴らしい色を映しだします。夜には照明が当てられ、夜空に岩が美しく幻想的に浮かび上がる様がフォトジェニックです。
シドニーからの日帰りツアーでの参加が多く、そのほか、世界最古の鍾乳洞・ジェノランケープ見学も人気です。
グレートオーシャンロード(メルボルン)
ビクトリア州南西部にある、世界で最も眺めの良い海岸道路のひとつであるグレートオーシャンロードの出発点は、メルボルンの中心街から車で約90分のところにあります。
全長約250kmは、大きく3つのパートに分かれ、トーキーからローンまでのサーフコースト、ローンからポートキャンベルまでのオトウェイズ・ヒンターランド、ポートキャンベルからワーナンブールまでのシップレックコーストです。海風や波に侵食されてできた奇石の数々のなかでも最大のみどころ、ポートキャンベル国立公園の海から突き出た12の岩「12人の使徒」は必見です。
メルボルンからのバスツアーかレンタカーがオススメです。日帰り日本語ツアーもあります。レンタカーであれば、自分のペースで気ままにドライブできるので一段と爽快感を味わえます。また、その迫力と景観を空から眺めるヘリコプターでの遊覧も可能です。
フィリップ島(メルボルン)
フィリップ島は、メルボルンの南東に位置し、メルボルン市民にとってのリゾートライフにぴったりの場所になっています。「ペンギンパレード」を見ることができる島として知られています。
日が沈み、あたりが暗くなる頃、海から陸にあがってくる体長約30cmのリトルペンギンの群れを見ることができます。ビーチ前の階段状のテラスで待っていると、照明で照らし出されたビーチをよちよちとペンギンがあがってくる姿はなんとも愛らしく、訓練されたわけでもない、ごく自然のありのままの姿に感動を覚えます。
写真に収めたくなるのですが、フラッシュなどの光がペンギンに悪影響を与えるので、写真も動画も撮影禁止です。しっかりと目に焼き付けてください。
そのほか、野生のコアラを見ることができる「コアラ保護センター」、ファーム体験ができる「チャーチル島」があり、素晴らしい自然環境の中で野生動物とのふれあうことができます。
クイーンビクトリア・マーケット(メルボルン)
1878年に開業した130年以上の歴史ある、地域に愛され、親しまれてきたマーケットです。メルボルンでぜひ訪れたい人気のスポットです。
野菜や果物、肉や魚などの生鮮食料品に加え、チーズやマリネなど加工食品などのエリア、そして衣料品や雑貨などのエリアに大きく分かれています。基本的に様々なものが安価で売られ、掘り出し物を探すのも楽しいです。
フードコートやカフェも点在していますので、歩き疲れたらすぐに休憩することもできます。1日中活気に溢れ、大道芸人のパフォーマンスなども見られます。とにかく広いので、歩きやすい靴で行きましょう。11月下旬から3月下旬の毎週水曜日開催のナイトマーケットも各国の屋台が並び、盛り上がります。
月・水曜日は休み、オーストラリアの祝日も同様に休みとなります。事前に営業時間のチェックを忘れずに。全豪オープン期間中は1月26日に「オーストラリア・デー」があり、市内のほとんどのお店が休みになります。
キュランダ・シーニックレールウェイ(キュランダ鉄道)(ケアンズ)
テレビ番組「世界の車窓から」のオープニングに起用されたことで有名な鉄道です。ケアンズ旅行では、キュランダ鉄道は外せないと言われるほど、定番です。熱帯雨林を駆け抜ける景色が楽しめます。
エンジと白に塗り分けられた木造の先頭車両には、カーペットスネーク(ニシキヘビの仲間)をモチーフにした絵が描かれています。
もともとは1886年にアサートンテーブルランドの物資輸送手段として敷設開始された鉄道で、完成まで約5年を要しました。列車が走るのはその一部で、ケアンズからキュランダまでの約34kmを約2時間ほどの乗車です。
景色が楽しめるスポットが次々に現れますが、特にストーニー・クリーク峡谷の橋を渡る際は、すぐ脇の約45mもの落差をもつ滝が見えます。有名な180度のヘアピンカーブのときは、自分が乗ってる車体を撮ることもできます。フォトスポットが勢揃いですので、乗車時間もまったく飽きることはありません。
キュランダは小さな村ですが、マーケット巡りや自然を楽しめる場所でもあります。片道スカイレールと片道キュランダ鉄道、レインフォレストステーション・ネイチャーパークをセットにした日本語ツアーが人気です。アーミーダックに乗ることができたり、コアラを抱っこして写真が撮れます。
サーファーズパラダイス(ゴールドコースト)
一年中温暖なゴールドコーストを象徴し賑わいをみせるエリアで、日本人にも人気が高いことで知られています。海水浴、サーフィーンやボディボードなどマリンアクティビティが楽しめ、ビーチにはゴミひとつ落ちていないので、海に入らずとも、遊歩道をお散歩したりビーチで本を読むのもおすすめで、地元の定番の憩いの場所になっています。
どこまでも続く白い砂浜に青く美しい海、そしてショッピングモールやナイトマーケット、お洒落カフェやレストラン・テーマパークまで、ありとあらゆる楽しいスポットが集中しています。
繁華街はそれほど広くはないので、いつも賑わっている「カビル・モール」を起点として、歩行者天国を歩いたり、大型ショッピングセンター「セントロ・サーファーズパラダイス」でお土産選びやグルメが楽しめます。
オーストラリアのおすすめホテル10選
シドニー
カンブリッジ ホテル シドニー (Cambridge Hotel Sydney)
基本情報
【住所】212 Riley Street, Surry Hills, ダーリングハースト, シドニー, オーストラリア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ザ タンク ストリーム ホテル (The Tank Stream Hotel)
基本情報
【住所】97 Pitt Street, シドニー中心業務地区, シドニー, オーストラリア, 2000
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ケアンズ
サンシャイン タワー ホテル (Sunshine Tower Hotel)
基本情報
【住所】136-140 Sheridan Street, ケアンズ市内中心部, ケアンズ, オーストラリア, 4870
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
リッジズ プラザ ホテル (Rydges Plaza Hotel Cairns)
基本情報
【住所】Cnr Spence and Grafton Streets, ケアンズ市内中心部, ケアンズ, オーストラリア, 4870
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
メルボルン
ザホテル ウィンサー (The Hotel Windsor)
基本情報
【住所】111 Spring Street, メルボルン中心業務地区, メルボルン, オーストラリア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ペガサス アパートメント ホテル (Pegasus Apartment Hotel)
基本情報
【住所】206 A'Beckett St, メルボルン中心業務地区, メルボルン, オーストラリア, 3000
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ブリスベン
ザ ポイント ブリスベン ホテル (The Point Brisbane - Hotel)
基本情報
【住所】21 Lambert Street, カンガルー ポイント, ブリスベン, オーストラリア, 4169
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ネクスト ホテル ブリスベン (NEXT Hotel Brisbane)
基本情報
【住所】72 Queen Street (Queen Street Mall), ブリズベン市内中心部, ブリスベン, オーストラリア, 4000
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
パース
ダクストン ホテル (Duxton Hotel)
基本情報
【住所】1 St Georges Terrace, パース シティ センター, パース, オーストラリア, 6000
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ダブルツリー バイ ヒルトン パース ノースブリッジ (DoubleTree by Hilton Perth Northbridge)
基本情報
【住所】100 James St, ノースブリッジ, パース, オーストラリア, 6003
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
オーストラリアの年間イベント情報
1月
シドニーフェスティバル(シドニー)
シドニー中心地からパラマタまで街全体をお祭りムードに変える芸術の祭典です。1977年から続いており、シドニー内の30を超える会場で、サーカスや舞台公演、音楽やダンスのコンサート、アート作品展示など数多くのイベントが催されます。
有料イベントだけではなく、30以上のイベントは無料で参加や鑑賞ができます。国内外からアーティストと観客を集め、バラエティ豊富な芸術イベントが目白押しです。年明けから約3週間ほどの期間、朝から晩まで盛り上がるオーストラリアならではのスケールを感じるイベントです。
オーストラリア・デー(全土)
毎年1月26日に、オーストラリア国民がひとつになって祝う建国記念日です。今から約230年前、大英帝国から入植船(ファースト・フリート)が到着した日を記念して、オーストラリアの多彩な文化と功績、過去と未来を讃える日です。普段から愛国心が強いオーストラリア人は、自国を想い家族や友人と集まってバーベキューやピクニックをするなどして特別な1日を過ごします。
特に、シドニーではオーストラリア最古にして最大の都市にふさわしく、幅広い種類のイベントとアクティビティが盛大に開催されます。
全豪オープンテニス(メルボルン)
2018年、大坂なおみ選手が全米オープンテニスで優勝したことをきっかけにさらなる盛り上がりを見せています。世界のトップ選手のプレーや錦織圭選手をはじめとした日本選手の活躍を間近で見るチャンスです。
会場にはさまざまな飲食店が並び、食べ物や飲み物と共にパブリックビューイングで試合観戦を楽しむこともできます。世界トッププレーヤーのレベルの高い試合をライブで観戦できます。
TOYOTA Country Music Festival Tamworth(タムワース)
オーストラリア最大のミュージックフェスティバルです。700人以上のアーティスト出演、2,800以上のイベントが開催され、30万人以上の観客を集めます。
タムワースの「ピールストリート」では600人以上の路上パフォーマーが人々を魅了し活気づけます。なかでもオーストラリアのアーティストの中でギタリストとシンガーの新しい才能を発掘するステージ「Toyota Golden Guitars(トヨタ・ゴールデンギター)」とToyota Star Maker(トヨタ・スターメイカー)」は必見です。
2月
シドニー・ルナ・ニューイヤー(シドニー)
中国の正月である太陰暦の旧正月に合わせて開催されます。シドニー各地でさまざまなイベントが催され、12支にちなんだ巨大なランタンオブジェが設置されたり、ナイトマーケットが催されます。中国獅子舞が踊るパレードやアジア料理のマーケットなどエキゾチックな雰囲気が漂い、中国文化の旧正月を体験できます。シドニー湾の夜景とともに輝く中国のランタンオブジェは必見です。
ULTRA Australia(メルボルン、シドニー)
2018年にオーストラリアに初上陸、メルボルン、シドニーの2都市で開催されるダンスミュージックイベントです。日本でも注目されているのでご存知の方も多いと思います。日本とは逆の暑い夏の中、フェスでおもいっきり汗をかいて盛り上がるのもいいですね。
3月
Australian Grand Prix(メルボルン)
ヨーロッパから広まり、最高峰自動車レースであるF1。世界中のスポーツイベントの中で、オリンピック、サッカーワールドカップに次いでテレビ観戦者の数が多く、注目度が高い大会です。メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されます。
全10チーム、各チーム2人のドライバーで年間を通して戦い抜いていきます。一握りのドライバーのみが参戦できるF1、その初戦となるのがこのオーストラリアGPです。迫力とスリル満点のレースを観戦してみましょう。
4月
QUIKSILVER PRO GOLD COAST(ゴールドコースト)
サーファーの世界1を決める世界最高峰のサーフィンレースWSLチャンピオンシップツアーの開幕戦です。会場「スナッパー・ロックス」は、サーファーたちのメッカとして知られ、多くのサーファー達が集います。サーファーのメッカで世界トップ選手によるハイレベルな戦いは見ものです。
シドニー・ロイヤル・イースターショー(シドニー)
オーストラリア全土の地方都市が毎年イースターに集結します。オーストラリアの農産業をテーマに、オーストラリアの田舎の伝統から近代のライフスタイルまでさまざまなオーストラリア文化を体験できる酪農祭で、オーストラリアならではのアクティビティが数多く開かれます。
動物との触れ合いや伝統的な食べ物、ショッピングなどを体験することができ、羊の毛刈りや100年以上続く丸太切り大会、イベント会場中全ての動物が参加する世界最大規模のパレード「グランド・パレード」は必見です。人気の福袋には品質の良いオーストラリア産の品々が詰まっています。期間中には毎晩花火が打ち上がり夜空を彩ります。
Byron Bay Blues Fest(バイロンベイ)
2019年で30回目を迎えるオーストラリア最大の野外音楽フェスティバル。5日間で200人以上のアーティストが出演し、現在は国外からも注目され10万人以上の観客を集めます。
会場には5つのステージ、6,000人を収容できるキャンプエリア、100以上の各国料理のケータリングブースが設置されます。
日中は音楽を聴きながらリラックスできる空間を過ごし、夜はキャンプ、とフェスらしい時間を満喫しましょう。オーストラリア最東端の街・バイロンベイで美しいビーチやショッピングなどでのんびり過ごすのもおすすめです。
5月(〜6月)
ビビッド・シドニー(シドニー)
世界最大級の光と音楽とアートの祭典です。このタイミングにシドニー滞在なら絶対に見るべきイベントで無料で鑑賞可能です。
オペラハウスがあるサーキュラーキーやロックス地区の建物に3Dプロジェクションマッピングの美しい映像が映し出され、夜のシドニーがアーティスティックに彩られます。オペラハウスも巨大なスクリーンとなって、ポップでカラフルに大変身します。普段のシドニーとはまた違った表情を見せてくれます。
7月
ゴールドコーストマラソン(ゴールドコースト)
日本人に愛される海外マラソンのひとつとなっています。コースが平坦で走りやすいと言われており、各ランナーが自己ベストを更新することも多々あります。初心者はもちろん、ベテランランナーで記録更新を目指す人にもオススメです。
7月の南半球は走るのにはベストコンディション。フレンドリーな地元の人達、日本語ボランティアもいるので安心です。
子供たちは「ジュニアダッシュ」、大人は「10kmラン」、そしておじいちゃんとおばあちゃんは「5.7kmファンラン」など、家族揃って楽しめます。大会前後には、ショッピングや観光を満喫できるのも魅力です。
8月
City 2 Surf(シドニー)
シドニーの中心街からシドニーで最も人気なボンダイビーチまでを駆け抜ける世界最大級のマラソンイベントです。
1971年から始まり、開催を重ねるにつれて女性や子供まで幅広く多くの人を集めるイベントに成長しました。14kmのコースを歩くもよし、走るもよしで参加者に楽しんでもらうことがテーマになっているので、ランナー初心者でも参加しやすいです。
シドニー中心地からボンダイビーチまでのコースでシドニーの清々しい景色も堪能できます。参加者の中には仮装して走る人も多くいるため、レースの沿道からの応援だけでも楽しめます。
Cairns Festival(ケアンズフェスティバル)(〜9月)(ケアンズ)
1961年から続く、ケアンズ最大のお祭りで、メインイベントはケアンズエスプラネードを進むパレードと花火大会です。
日中はシティ内の大通りにパフォーマーが出現し人々を楽しませ、夜にはシティの真っ白な図書館をキャンバスにプロジェクションマッピングで光のアートを描きます。そのほかにも音楽やトークショーなどのイベントが街中で催されます。
9月
シドニーマラソン
2000年のシドニーオリンピックを記念して、2001年から始まった南半球最大のマラソン大会です。
種目はフルマラソンにハーフマラソン、10km、3.5kmのファミリーファンランがあり、スタート地点は全種目ミルソンズポイントからゴール地点はオペラハウスまでを目指します(ファミリーファンランのみ王立植物園入り口まで)。
フルマラソンを完走したら、Tシャツと完走メダル、それ以外の種目でも完走すればメダルが贈られます。日本のプロマラソン選手の活躍も目立つ大会です。旅行会社などのツアーでの参加も可能です。
Brisbane Festival(ブリスベンフェスティバル)(ブリスベン)
毎年およそ100万人もの来場者が訪れる、約1ヶ月に渡る大規模なアートフェスティバルです。ブリスベン川で行われる光のショー「リバー・オブ・ライト」や、15トンの鏡を使った迷路「ハウス・オブ・ミラーズ」他、演劇やコンサート、サーカス、オペラ、花火などあらゆるジャンルのエンターテインメントとアートをブリスベン各地で堪能できます。チケットは少し高額ですが無料で楽しめるイベントもあります。
AFL Final(オーストラリアンフットボール・リーグファイナル)(メルボルン)
オーストラリアで最も観客を動員するオーストラリアンフットボールの優勝決定戦で、メルボルンクリケットグラウンドで開催されます。
「オーストラリアンフットボール」とは、ラグビーとサッカーを合わせたような激しいスポーツ。オーストラリア国内には全18チームから成り立つリーグがあり、それぞれのチームが優勝決定戦を目指してシーズンを戦います。現地では「フッティー」とも呼ばれ、熱狂的なファンも多いです。
優勝決定戦の前日の金曜日はビクトリア州では祝日となり、優勝決定戦には9万人以上が会場に詰めかけ、街中はカーニバルのような雰囲気に包まれます。
Manly Jazz(マンリー・ジャズ)(シドニー)
シドニーでも1、2を争う人気の高さを誇るマンリービーチで3日間開催されるオーストラリア最大のジャズフェスティバルです。
100人を超える国内外のアーティストが出演し、ジャズアーティストだけでなく、ファンクやソウル、ブルース、スウィングなどあらゆるジャンルからも選出され、多様な音楽を楽しむことができるのが魅力です。美しい街マンリーが多種多様な音楽に包まれます。
11月
Japanese Film Festival(日本映画祭)(シドニー)
1997年に始まり、今では世界で最も大きい日本の映画祭となりました。日本政府によって立ち上げられた国際交流基金がオーストラリアと日本の文化交流を目的にスタートしました。
日本でも公開したばかりの新作からクラシックな名作まで数多くの作品が上映され、多くの観客を魅了します。毎年日本からスペシャルゲストを招き、トークセッションも開催されます。シドニーにいながら、日本の話題作を鑑賞することができる貴重な機会です。
12月
MATSURI-Japan Festival-(祭-日本フェスティバル-)(シドニー)
シドニーの日系団体や企業が協力して、日本の文化や観光地を紹介するお祭りです。2006年に日豪友好30周年を記念したのが始まりで、誰でも参加でき、現在では4万人以上の来場者を集め、シドニー夏の風物詩とも謳われるほどです。多彩なステージショーやワークショップを開催し、日本のお祭り定番の屋台やビアガーデンが並びます。
和太鼓の演奏や空手などの日本の伝統的なものから、J-POPやコスプレショーなど、幅広いパフォーマンスを繰り広げられます。
ニューイヤーズイブ・ファイヤーワークス(シドニー)
年越しを祝うオーストラリア最大の花火大会です。オーストラリアで年越しするならシドニー湾の花火大会は必見です。
日本よりも一足先の真夏の年越しカウントダウンは、音や光を合わせた演出で見応え抜群で、360度花火で囲まれるオペラハウス周辺は朝早くから人が殺到するため早い場所取りがおすすめです。少しリッチにクルーズからの花火鑑賞も用意されています。
オーストラリアへのアクセス・所要時間
成田から
- ジェットスター航空 ケアンズ着 約7時間25分
- ジェットスター航空 ゴールドコースト着 約8時間50分
- カンタス航空 メルボルン着 約10時間25分
- カンタス航空 ブリスベン着 約9時間
- 日本航空 シドニー着 約9時間50分
- 全日空 パース着 約10時間5分(2019年9月より運行開始)
羽田から
- カンタス航空 シドニー着 約9時間30分
関空から
- ジェットスター航空 ケアンズ着 約7時間30分
- カンタス航空 シドニー着 約9時間45分
福岡から
- チャイナエアライン メルボルン着(台北経由) 約15時間
就航している航空会社
カンタス航空
- 成田−メルボルン
- 成田−ブリスベン
- 羽田−シドニー
ジェットスター
- 成田−ケアンズ
- 成田−ゴールドコースト
チャイナエアライン
- 福岡−メルボルン(台北経由)
全日空(2019年9月より運行開始)
- 成田−パース
オーストラリアツアーを選ぶときのTips集
オーストラリアまでは飛行機でどのくらいかかりますか?
日本からの直行便であれば、オーストラリアの北部であるケアンズまでは、約7時間25分です。地図で言えば、一番下あたり、南東部のメルボルンまでは、約10時間25分、2019年9月より運行開始となるパースまでは約10時間5分です。
2ヵ国周遊も可能なシンガポール経由で乗り継ぎをした場合、関空からシンガポールまでが約6時間30分、シンガポールからパースまでが約5時間30分で搭乗時間は、約12時間です。待ち時間などを含めると移動時間は、約13時間〜16時間ほどとなります。
何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?
フライト時間が約7〜10時間ということを考慮すると、1都市のみの観光であれば、5日間の日程は確保したいところです。2、3都市など複数都市の場合は、7、8日間が理想です。広大なオーストラリアは、地図上では近いような錯覚を起こしてしまいますが、実際は移動にも時間がかかります。
オーストラリアの気候は?行くのにいい時期はいつでしょう?
広いオーストラリアは、国内であっても地域によって気候が異なります。よく言われる、日本と逆という認識で間違いないでしょう。オーストラリアのクリスマスは真夏です。
ケアンズは、1〜3月が降水量が多いのが特徴です。寒いのが少し苦手という人は、シドニーの6〜8月頃は、平均最低気温が10度を切るなど寒さが厳しいので避けるか、きちんと防寒して行きましょう。
ビザのETAS(ETA)って必要ですか?
オーストラリアに観光目的で訪れる場合は、イータス(ETAS:ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY SYSTEM)という電子タイプの渡航許可ビザが必要です。
ETASを取得することによって、3ヵ月までの短期観光や、ビジネスを目的とした短期滞在が可能になります。オーストラリア政府移民局のページから申請する方法のほか、航空会社や旅行代理店を通じてETASを申請する方法もあります。ETASを取得するのを忘れてオーストラリアに入国しようとすると、入国に時間がかかったり、入国が拒否されたりする場合がありますのでご注意ください。