バリ島ってどんなところ?
バリ島の基本情報
インドネシアに属するバリ島は「神の国」とも呼ばれ、穏やかな自然とゆるやかな火山、そして緑一色の棚田が構成する、平和と神秘に満ちた島として知られ、サーファーにも人気です。
さほど大きくはありませんが、ショッピング、スパ、グルメなど数々の魅力に満ち、リゾート地としても人気です。
公用語はインドネシア語で、熱帯性気候のため、年間を通して温暖ではありますが、雨季と乾季があり、ベストシーズンは、5~10月の乾季です。終日雨が振り続けることは少なく快適に過ごせます。雨季は1日に数回スコールが降るので、湿度が高くジメジメした蒸し暑さを感じることもあります。
通貨は、ルピアで1円がおよそ130ルピアです。紙幣は、1,000、2,000、5,000、10,000、20,000、50,000、100,000ルピアの7種類、硬貨は、100、200、500、1,000ルピアの4種類です。
日本円を両替すると、現地通貨では、極端に枚数が多くなりますので、必ず確認しましょう。チップは、気持ちのよいサービスなどを受けた時は渡しましょう。
時差はマイナス1時間ですので、時差ボケの心配はほぼいりません。観光や親族訪問が目的の日本人で30日以内の滞在であれば、ビザは免除されます。
バリ・ヒンドゥー教徒が島民の約9割を占め、宗教にまつわる祝祭日が多いので、観光プランの際には注意しておきたいことの1つです。
バリ島の観光エリア
バリ島は、「北部&高原地帯」、「ウブド&バリ中部」、「東部」、「西部」、「南部」の主に5つに分けられ、なかでも、南部に主要な観光スポットやリゾートエリアが集結しています。
【南部のリゾートエリア】
- おしゃれで人気上昇中のスミニャック・クロボカン
- サーファーの多いチャングー
- バリ島の中心地、クタ・レギャン
- 空港近くのリゾート、ジンバラン
- 高級リゾート、ヌサドゥア・ブノア
- のんびりリゾート、サヌール
バリの歴史
バリ島は、アジア最古の人類が発見されたジャワ島から約3kmしか離れておらず、古代から人が居住していたことが推測されています。
その歴史は、バリ最古の碑文に刻まれていた882年に始まります。この碑文から、王制、バリ・ヒンドゥー教文化、水田稲作、中部ジャワ島のシャイレンドラ朝の影響があったことが伺えます。
10世紀はじめ、バリ独自の王朝、ワルマデワ王朝が誕生します。現在ウブド周辺に残るゴア・ガシャ、グヌン・カウイ、ティルタ・ウンプルは、この王朝ゆかりの遺跡や寺院です。当時はジャワ島と結びつきが強く、この頃にジャワ・ヒンドゥー文化の浸透が進みました。
その後、ジャワ島はイスラム教が台頭。16世紀はじめにはバリ島とジャワ島のつながりは薄れ、これ以降バリでは独自のヒンドゥー文化が醸成されていきます。
16世紀なかばに最盛期を迎えたゲルゲル朝では文学・舞踊・劇・音楽など宮廷文化が開花し、バリにおけるバリ・ヒンドゥー宗教文化の原型の多くが作られました。1597年には、ハウトマン率いるオランダ船団がバリ島に上陸し、世界にこの島の情報を伝えたとされています。
19世紀後半、オランダは、、バリ北西部を統治下におきます。20世紀になるとバリ島全土を植民地化。1908年には、オランダに抵抗する勢力はバリから一掃されました。それから、1942年に日本軍がバリを陥落させるまでオランダの支配は続きました。
1945年、第二次世界大戦が終結し、インドネシア共和国が成立。スハルト大統領によりバリの新たな観光開発が進められ、ヌサドゥアをリゾート化、観光振興の起爆剤とし、見事に伸長しました。
バリ・ヒンドゥー教について
バリ人の大半はバリ・ヒンドゥー教徒で、慣習をインドネシア語で「アダット」と呼んでいます。鮮やかな花や果物であしらった供え物もアダットの一部です。バリ人にとってバリ・ヒンドゥーはイスラームやキリスト教と同じく一神教です。
バリ人の最も重要な宗教活動は祈りです。儀礼の機会に行うものと、儀礼とは無関係に行うものの2つあります。「トリ・サンディオ」は、1日3回(日の出、正午、日の入り)行われます。
アダットとしての供え物が不可欠で、トリ・サンディオ以外ではほとんど供え物がともなってきます。バリという島の名前も「wali,bali」(サンスクリット語)という供物を意味することに由来するとも言われています。
寺院は、バリ語でプラ(pura)といい、日本の神社に近いものがあります。バリにはたくさんの寺院があり、一人の大人が関わる寺院は軽く10を超えると言われています。寺院の多くは、サイクルで回ってくる行事や人生儀礼があります。バリの女性たちは、毎日供物を作り続けています。
祝日であったり、また祝日ではなくとも行事が行われると、多くのショップやレストランが休みとなるため、事前に調べておきましょう。
バリ島旅行の見どころ
フォトジェニックなパワースポットを巡る
神々の島と呼ばれるバリ島には、各所にパワースポットとされる寺院が点在しています。神秘的な雰囲気に、岩礁や崖上などのロケーションもあいまって、映えること間違いなしです。
バリ・ヒンドゥー教の総本山として知られ、バリ観光では必見の「ブサキ寺院」は、大小20の社寺があります。岩島のロケーションが一段と神聖さを感じさせる「タナ・ロット寺院」は、夕陽の名所としても知られています。ケチャで有名な「ウルワツ寺院」は、断崖絶壁から海を一望できるロケーションです。
そのほか、沐浴場がある「ティルタ・ウンプル寺院」、3つの寺院で構成される複合寺院「ランプヤン寺院」は、バリで最もSNS映えする寺院として注目されています。神聖な場所であることを念頭に置いて、きちんとマナーを守って見学しましょう。
バリ舞踊鑑賞を楽しむ
世界無形文化遺産に登録された「バリ舞踊」は、神秘的かつ幻想的、ぜひ目の前で鑑賞したいものです。バリの伝統芸能の多くは、バリ・ヒンドゥー教の神への奉納芸能が源となっています。ウブドでは、毎晩のように多彩な公演が行われています。
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ケチャ
上半身裸の男性が「チャッ、チャッ」とサルの鳴き声を模し、声を張り上げこだまします。王子ラマと王妃シータを魔王ラワナが引き裂きますが、猿の将軍「ハノマン」とラマで戦い、勝利し、シータを救出するストーリーです。最大の見どころは、魔王一味に捕らえられた猿の将軍「ハノマン」が、火の輪から脱出を図る場面です。 -
レゴン
バリで最も美しいと言われている、華麗な衣装をまとった女性ダンサーの舞に魅了されます。宮廷舞踊として発展してきたことから「レゴン・クラトン」(宮廷レゴン)とも呼ばれています。 -
バロン
バリ独特の相対概念を表現、観光用にアレンジした舞踊です。物事を二極対立で考えるバリ人特有の世界観が表現されています。 -
タリ・プニャンブタン
「歓迎の踊り」の総称。降臨した神々にささげる儀礼で娯楽のために作られたものです。複数の若い女性が花をまいて神と観客を祝福します。 -
ワヤン・クリッ
冠婚葬祭でもよく演じられる影絵芝居。ヤシ油ランプの炎で照らし出されたスクリーンで善と悪をテーマにした物語になっています。
公演のチケットは基本的に予約不要で当日、インフォメーションや会場の入口前で購入でき、自由席となっている場合がほとんどです。公演時間は、大体1時間30分ほどです。個人でタクシーを手配して会場へ向かうことも可能ですが、帰りの交通事情を考慮すると、送迎付きのツアーに参加したほうが便利です。
世界遺産にふれる
2012年にバリ中部の広いエリアが「バリ州の文化的景観」として、バリ発のユネスコ世界文化遺産に登録されました。
- 「バトゥール湖」
キンタマーニ高原にたたずみ、バリの田畑を潤す水源地。バリを代表する景勝地で眺めのいいレストランで絶景を満喫することもできます。 - 「タマン・アユン寺院」
バリ島で最も美しく、また2番目に大きな寺院です。境内には入れないが、メル(塔)に向かって祈るだけでもご利益があるといわれるパワースポット。 - 「ジャティルウィ」
バトゥカル山麓にあり、果てしなく続く芸術的な棚田を見ることができる「ジャティルウィ村」はとにかく圧巻。ジャティルウィとは、「本当にすばらしい」という意味です。 - 「ティルタ・ウンプル」
聖なる水を泉から引いた沐浴場、心身浄化をすることができます。沐浴中はマナーを守って見学しましょう。 - 「バトゥカル寺院」
バリ6大寺院のひとつに数えられる名刹で、バリ島で2番目に高いバトゥカル山の麓にあります。 - 「グヌン・カウィ」
岩山に彫られた遺跡で、ワルマデワ王朝第6代アナック・ウンス王家の陵墓として造られたとするのが定説とされています。当時、インドの影響が広くインドネシアに伝わっていたことを示す貴重なものでもあります。
写真や映像で見たことはあっても、実際目の当たりにすると、荘厳で神秘的な光景に圧倒されます。交通の便があまり良くないスポットもありますが、せっかくの機会ですので、足を運んでみましょう。一見の価値ありです。
洗練されたバリ雑貨などショッピングを楽しむ
特にバリのインテリア雑貨は、ハイレベルで人気です。自然いっぱいのバリ島をイメージしたキッチンやテーブルウェアアイテムは、毎日の生活がより楽しく、なんだか部屋もぐっとおしゃれになります。
花や植物をあしらった南国モチーフや木の素材を活かしたナチュラルテイストのもの、色使いがカラフルでスタイリッシュなものまで、どれもついつい欲しくなってしまいます。
そのほか、クッションカバーなどのリビング雑貨、竹で編んだ小物入れ、小ぶりでお土産にも最適なバスグッズなど豊富にそろっています。
伝統雑貨の3大アイテムは、ろうけつ染めの布生地「バティック」のワンピースやバッグ、シダ科の植物を乾燥させ手編みで作られる「アタ」のバッグ、身に付けると夢が叶うと言われている「ガムランボール」です。現地で調達したら、着替えて、そのまま街歩きを楽しむのも気分が上がります。
ビーチやスパでのんびりリゾートを満喫する
バリ島南部には、スミニャック・クロボカン、クタ・レギャン、ジンバラン、ヌサドゥア・ブノア、サヌールなどの世界的にも有名なビーチリゾートが点在しています。
超高級リゾートからリーズナブルなホテルまで様々なタイプが揃っているので、好みに合ったホテルを選びましょう。ビーチだけでなく、ホテルのプールもリゾート感たっぷりで、読書をしながらのんびりするのもアリです。
また、スパ天国・バリ島では、豊富なスパ体験ができるのも魅力の1つです。日本だと少しお値段が気になって憧れるだけになってしまう高級スパも、物価の安いバリ島では気軽に満喫できます。
スパはリゾートホテル内にあるものと町中に店を構えるものに分かれます。インターネットで事前予約もでき、場合によってはホテルの送迎付きもありますので、安心して体験できます。メニューも多彩なのでいくつか楽しんでみるのもいいですね。また、帰国日が夜遅い便の場合に利用するのも快適な過ごし方です。
【主なスパメニュー】
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ボディトリートメント
「ルルール」ターメリックやサンダルウッドなどの黄色いペーストによる、インドネシアの伝統療法、「ボレー」ウコンやショウガ、グローブなどで作られるバリ伝統のボディパックなど。 -
マッサージ
「バリニーズ・マッサージ」リンパの流れをよくする伝統的なオイルマッサージ、「アロマテラピー・マッサージ」エッセンシャルオイルを配合したマッサージなど。 -
バスメニュー
「フラワーバス」バリスパの王道、香り高い花やバラの花びらでお姫様気分、「スパイス・バス」インドネシア産のスパイスをふんだんに入れた薬草風呂など。
さらに足を伸ばして離島でくつろぐ
バリ島からさらに足を伸ばして、離島ならではの雰囲気を味わうこともできます。
世界遺産のある島「ジャワ島」は、国内線を使って約1時間10分ほどです。バリ島を早朝に出発し、ボロブドゥール寺院やプランバナン寺院を回って夕方にバリに戻る日帰りツアーがあります。
手つかずの自然も多く田舎独特の雰囲気が漂う「ロンボク島」は、飛行機で約30分。日帰り、もしくは1泊での観光がオススメです。
秘境「コモド島」にある「コモド国立公園」では、世界最大級のトカゲ「コモド・ドラゴン」などの野生動物を間近で見ることができます。飛行機で約1時間10分、空港からは車で波止場へ移動し、スピードボートで約1時間ほどかかります。ツアー会社を利用したほうが便利です。
「レンボンガン島」はスピードボートで約40分。バリ島の東海岸「サヌール」から発着します。手つかずの自然が多いので、海の透明度も抜群。シュノーケリングが楽しめたり、マングローブ林の探索なども体験できます。
奥深いインドネシアグルメを堪能する
一度食べるとハマってしまう人も多い「インドネシア料理」は、日本人の口にも合う味付けになっています。
代表的なインドネシア風焼きそば「ミー・ゴレン」と焼き飯「ナシ・ゴレン」は、お店によっても若干アレンジが変わりますので食べ比べてみるのもオススメです。気に入ったら、インスタントやソースがスーパーに置いてありますので、お土産にもできます。旅行を思い出しながら食べたり、知人や友人へ配っても喜ばれます。
「サテ」は、一見、日本の焼き鳥のようですが、独特の甘辛い味付けがクセになります。「イカン・バカール」は「イカン」が魚、「バカール」が焼くの意味で「焼き魚」のことです。また、「ナシチャンプル」は、バリのソウルフードで、1つの皿に、ごはんと、複数のおかずが盛り付けられています。
スイーツですと、マンゴーやマンゴスチンなどの南国フルーツが定番ですが、中に甘く煮たココナッツが入っているバリの伝統菓子「ダタール」やココナッツ風味のかき氷「エス・チャンドル」などのデザートもトライしてみたいものです。
年中を通して温暖なバリ島では、ついついキンキンに冷えたドリンクを欲してしまいがちですが、レストランなどのドリンクに入っている氷でお腹をこわすこともありますので注意が必要です。ミネラルウォーターを常備しておきましょう。
南部エリア
南部にはクタやスミニャックなど、観光に人気のスポットが盛りだくさんです。初めてのバリ島なら、まずココは抑えておきましょう。ビーチや寺院をはじめ、ショッピングやグルメも満喫できます。
ビーチでのサンセットを堪能したり、おしゃれな雑貨屋巡りをしたり、極上のスパ体験をしてみたり。「これぞバリ」といった魅力が詰まっています。
ヌサドゥア
世界有数の一流ホテルが建ち並ぶ、バリ島随一の高級リゾート地です。観光用に開発され、道路など一帯が整備されています。外部とは区別されており、メインゲートではセキュリティチェックも徹底されているので、家族旅行なども安心です。
ヌサドゥアを北上したところにある「タンジュンブノア」では、充実したビーチアクティビティが楽しめるようになっています。バナナボートやジェットスキー、パラセーリングなど豊富に揃っています。
また、ヌサドゥアで外せないのがショー鑑賞です。バリ・ヌサドゥア・シアター内で楽しめる臨場感たっぷりのダイナミックなショーを楽しめる「デヴダン」。インドネシア各地の文化を紹介するような構成でありながら、最新のアクロバットやダンスも楽しめる新しい形のショーです。
高級リゾートホテルに泊まるのはちょっと予算が足りない、という人は、一流ホテルや町中のレストランでグルメを堪能するだけでも、なんだかラグジュアリーな気分になれます。約90店舗あるショッピングモール「バリコレクション」でショッピングも楽しめます。
イカンバカール
「グラライ国際空港」の南部にあるジンバラン・ベイは、ビーチ沿いにモクモクと煙をあげるイカンバカールがズラリと並んでいることで有名です。レストランごとに、砂浜にダイレクトにテーブルと椅子が設置されてあります。
イカン=魚、バカール=焼く、要するにシーフードのバーベキューレストランのことですが、ジンバランのビーチにずらりと並ぶイカンバカールは、ホテルからのオプショナルツアーも組まれるほどバリの名物になっています。
新鮮な海鮮を堪能できる楽しみもありますが、それに加えて目の前に美しいサンセットが見られることが最大の魅力。空を染めるドラマティックな夕日をビーチから眺めながら、ついでにおいしいシーフードやお酒を味わえます。
当然のことながら、太陽が完全に沈むと、暗くなり、料理も鮮明に見えないくらいになるので、できればサンセット前に着いておきたいものです。
注意することとして、お店のメニューは、料金を確認することです。勧められるがままに値段も確認せずにオーダーするのはNG。ほとんどの店は魚を並べて重さで価格が決まっています。
スミニャック
洗練されたおしゃれなショップやヴィラが増え、近年注目されているエリアです。バリの流行の発信地とも言われています。CMやファッション雑誌にも採用されたスポットは、SNS映え抜群です。
買い物とグルメが楽しめ、なかでも「カユアヤ通り」は、以前は人気グルメストリートとして有名でしたが、近年はおしゃれなブティックが増え、ショッピングストリートとして知られるようになっています。
「スミニャック・ビレッジ」は、ショップやカフェが集結したショッピングモールでバリ発信のローカルトレンドが充実しています。
ヴィラではプールサイドで寝そべり、読書やカクテルを飲みつつ、とにかくのんびりしたいという、スローライフな休日が過ごせます。バリ最大級の塩水ラグーン「ミセス・シッピー」も人気です。
お土産にも最適なインテリア、キッチン雑貨も豊富です。多国籍料理のレストラン、おしゃれカフェなどがあります。2019年1月には、東南アジア最大級の規模をもつ「スターバックス・リザーブ・デワタ」がオープンしました。
クタ・ビーチ
バリ島南部に位置するクタは、空港からは車で約20分ほどとアクセスしやすく、繁華街やビーチがある賑やかなエリアです。バリ観光の際には、一度は訪れるスポットといえます。
バリ島で最初に発展したビーチリゾートで、中心部にバリ島最大のショッピングモール「ディスカバリーショッピングモール」があり、1日中ショッピングを楽しめます。また、レストランも多く、様々なスタイルの食事も楽しむことができます。
さらに「クタは1年中良い波がくる」と、世界中のサーファーにも大人気のスポットです。サーフショップも沢山あるので、サーファーのお買い物スポットとしても有名です。
海水浴というより、散歩に適しているクタ・ビーチは、早朝は清々しく、夕方頃には、ビーチから見える「夕焼け」にも魅了されます。日差しが強いので日焼け対策はバッチリおこないましょう。
残念ながら、クタ周辺では、ひったくりやスリに遭うことも否めませんので、出歩く際にはくれぐれも注意してください。
ウルワツ寺院
ジンバランから約10km、バドゥン半島の南西の外れにある寺院で、バリでは外せない観光スポットとなっています。ウルワツとは「岬」という意味で、その名が示すようにインド洋の荒波が打ち寄せる70mもの絶壁の上にあります。
言い伝えでは、10世紀に高僧「ウンプ・クトゥラン」によって建立され、16世紀に高僧「ニラルタ」がこの寺院を訪れてパドマサナを増築したといわれており、現在もバリ島の最も由緒ある寺院のひとつです。
建物は、珊瑚性石灰岩で造られており、チャンディ・ブンタルやチャンディ・クルンではガネーシャ神やカレの顔、不死鳥など見事な石彫りが見られます。敷地内で、ちらほら野生のサルを見かけますが、お菓子やメガネなど持ち去っていきますので、十分気をつけましょう。
その雄大なロケーションから、夕陽の鑑賞スポットとしても人気が高いです。夕陽の時間帯は18:00〜18:30の間で、ベストシーズンは7〜9月です。この夕刻から始まるバリ舞踊「ケチャ」が有名で、絶好のロケーションと響き渡る男性達の掛け声、ダンスが融合し、スピリチュアルで感動的です。
楽器なしで、驚異的な音感とリズム感で「チャッチャッ」と掛け声を放ちます。炎を用い、臨場感たっぷりな迫力、時にはユーモアを交え、その壮大な演出に圧倒されます。「ケチャ」は島内の他のエリアでも披露されていますが、初めて鑑賞するなら断然ウルワツ寺院がオススメです。
また周辺の「スルバン・ビーチ」は、世界的なサーフポイントとしても有名です。特に乾季は多くのサーファーでにぎわい、サーフィンの国際大会も開かれています。
ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ
2018年8月、バリ島ジンバランに約28年にわたり進められてきた「ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ像」が完成しました。高さ約121mで、総重量は約4,000トン。バリ島の新たなシンボルになっています。
像のデザインは、インド発祥の叙事詩「ラーマーヤナ」に登場するヒンドゥー教の神・ウィスヌが、翼を広げた神鳥・ガルーダに乗る姿です。彫刻家などアーティスト約130人が建設事業に参加し、計754個の銅、黄銅製モジュールを使用。この規模の像では世界でも類を見ない緻密(ちみつ)な造形です。
2000年オープンの大型カルチャーパーク「GWK カルチュラルパーク」内にあります。 間近で見るとその大きさに圧倒されます。
ウォーターボム・バリ
クタにある巨大ウォーターパークです。アジアNo.1のウォーターパークに数回選ばれているほどの人気施設です。
約3.8ヘクタールもの広大で自然あふれる熱帯パークに、7つのウォータースライダーや1周約250mの流れるプールなど、充実したアミューズメントが揃い、キッズエリアもあることからファミリーで丸1日楽しめます。園内にはレストランやバー、屋台もあります。
バリ博物館
1924年にオープンしたバリを代表する博物館です。バリ島の州都・デンパサールにあり、クタ地区からは約30分の距離です。4つの建物にバリ島の歴史や儀式などが展示されています。建物自体にも歴史的な価値があります。
入り口門の上部には、バロンが彫られています。バリ島で使われていた、刀や銃、バリの伝統工芸である木彫りなどを見ることができます。また、バリ伝統舞踊の衣装なども見応えがあります。
フランジパニ・エステティック
ヌサドゥアの高台に位置する、バリに数あるスパの中でも老舗の1つに数えられ、技術に定評があります。1997年のスタート当初は、クタにありましたが、2001年現在の場所へ移転してきました。
リピーターや、クチコミからのお客様によって人気を集め、ホリスティックリフレクソロジーをメインとしています。
ホリスティックリフレクソロジーとは、体内の2,000以上ある全身のスポットを指でくまなく刺激し、自然治癒力を高めると同時にストレスの解消やリラックス効果などがあります。バリの伝統的なトリートメントにホリスティックリフレクソロジーの技術と哲学をブレンドしたものを体験することができます。
バリの天然素材を最大限に活用しており、バリハーブの秘薬、ジャムウにキンマの葉、ガラム、花、ハーブ、竹、火山石、など南国バリの自然素材をふんだんに使用した独自のトリートメントです。
日常の喧騒を忘れ、リゾート感覚の極上のリラクゼーションが味わえます。
バリ・オーキッド・スパ
長時間のスパをリーズナブルに受けられると人気のバリ・オーキッド・スパ。初めてバリ島のスパを受ける人にも安心して利用できます。
2016年にリニューアルされ、全室個室で、3人一緒に受けられる個室も完備。女子旅で友達同士で体験するのもいいですね。受付は日本語対応もでき、空港からもクタの街からもアクセスが良いロケーションも魅力です。
インドネシア産の純粋カカオを使用した、肌のきめを整え、老化防止や美白効果などが期待できる「オーキッド チョコレート パッケージ」などのメニューもあります。
南部エリアの往復送迎は無料。深夜23時まで営業しており、帰国日の利用にもオススメです。
アヤナ リゾート&スパ バリ ロックバー
バリ島南部・ジンバランビーチの先にある高級リゾート「アヤナ リゾート&スパ バリ」。クリフの地形を活かして美しくデザインされた「ロックバー」は人気スポット。サンセットの名所としても知られ、連日行列ができ賑わっています。
ヴィラ宿泊者限定の「ラウンドデッキ」(18席)と「トップデッキ」の2種類があります。「ラウンドデッキ席」は「ザヴィラズ アット アヤナ リゾート バリ」のヴィラ宿泊者限定、「トップデッキ席」は「アヤナ リゾート&スパ バリ」「ザ ヴィラズ アット アヤナリゾート バリ」「リンバ ジンバラン バリ by アヤナ」の宿泊者限定となっています。
3つのリゾートの宿泊でない場合、宿泊者限定エリア以外での利用が可能です。「ロックバー」は、宿泊者以外の事前予約を行っていないため、16:00のオープン前から並ぶといいでしょう。
自然の地の利や岩のロケーションなどを考慮された設計で、さえぎるものが一切ない、視界360度の壮大なパノラマは、なかなか他にはない絶景です。
ウブド&バリ中部エリア
伝統芸能や芸術の村・ウブドは、バリの文化に触れることができるエリアで、棚田や渓谷の自然が豊富です。遺跡も点在し、バリの歴史を身近に感じることもできます。
市場ではバリ島民のディープな生活も覗くことができます。早起きして出かけて、掘り出し物を探してみるのもいいかもしれません。他ではあまり体験できないものとして「バリスイング」、「モンキーフォレスト」では野生のサルを見学してみましょう。
ゴア・ガジャ遺跡
ウブドの東およそ4kmに場所にある、11世紀ごろの古代遺跡で、大きな口を開けたような入り口はインパクト大です。なぜここに、何の目的でこのような遺跡があるかは、今もはっきり分かっていませんが、僧侶が瞑想や修行をした場所、とも言われています。
遺跡の名前「ゴア・ガジャ」とは、「ゴア(Goa)=洞窟」「ガジャ(Gajah)=象」で「象の洞窟」と言う意味です。これは14世紀にこの遺跡をオランダ人が発見した時に、巨大な象の石像に見えたからとも言われています。
有名な、顔のレリーフが掘られた洞窟は、1923年に発見されたもの。洞窟の内部には、ガネーシャ神と、バリ・ヒンドゥーの3大神(シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマ)が祀られています。沐浴場の女神像は、第二次世界大戦以降の発見としてはバリで最高の遺跡とされており、見逃せません。
ゴアガジャは遺跡ではありますが、同時にヒンドゥー教の神聖な場所でもあるため、露出が多い服装の場合は、敷地内に入る前にサロンを巻く必要があります(無料レンタルあり)。
テガララン・ライステラス
テガララン村にある有名な棚田で、バリ島でも随一の美しさです。公共機関がないので、チャーター車やツアーで見学できます。
テガララン村は、ウブドの北、約8kmくらいのところにある山間の小さな村ですが、この村を南北に走る川沿いに広がるライステラスを目当てに、毎日多くの観光客が訪れています。
ライステラスを望む道路沿いには何軒ものカフェやレストランが営業しており、オープンエアーの作りになっています。一面に広がる美しい棚田と風を感じながら、ランチやティータイムを楽しむことができ、贅沢な時間を過ごせます。
また、テガララン村は多くの民芸雑貨工房があることでも有名で、ライステラスからウブドに戻る道沿いには、木彫りのお店、ガラス細工のお店、鏡のお店など多くの工房があり、街中のお土産品屋さんよりぐっとリーズナブルで、バリらしいお土産探しにもピッタリです。
タナロット寺院
海の中に船のように浮かぶ岩、岩の上に建つ寺院。16世紀に高僧「ニラルタ」が景観の美しさに「これぞ神々が降臨するのにふさわしい」と寺院の建立を勧めたと言われています。
落日の頃、参拝客はもちろん、大勢の観光客が対岸の高台からタナロット寺院のはるか向こうに沈む夕陽を見ようと訪れます。「世界で一番美しい夕日」とも言われており、打ち寄せる波の音、茜色に染まる空が幻想的です。
遅くとも17時くらいには着くようにし、ゆっくりと寺院の景観を味わいながらサンセットを堪能するといいでしょう。高台には展望カフェもあります。
干潮時には浜辺から寺院まで歩いて行くことができます。原則として異教徒は岩の上(寺院内)に登ることはできません。岩場には聖水も湧き出しています。
ネカ美術館
ウブドにある、豊富なバリ絵画コレクションを誇る美術館です。絵画収集家として有名なネカ氏が所蔵していた、バリ絵画の名作が展示されてあり、テーマ別に6つの展示品で構成されています。
バリ絵画の変遷がわかりやすく、バリを愛する外国人芸術家たちの珠玉の作品が揃っています。すべて日本語での説明が併記されているのも嬉しいポイントです。
また、6つの展示館のほかにも渓谷を眺めるカフェやお土産ショップも隣接されているので、美術館見学の合間にのんびりと寛ぐこともできます。
ティルタ・ウンプル
ウブドの北、タンパクシリンにある寺院で「聖なる泉が湧く寺院」として、知られています。 伝説によると、この泉は962年に発見され、魔王「マヤ・ダナワ」と戦ったインドラ神が、大地を杖で突き、不老不死の水「アメルタ」を湧きださせた場所とされています。
寺院の外には、寺院内に沸く泉の水を引いた沐浴場があり、祭礼の時には多くのバリ・ヒンドゥー信者がここで沐浴(ムルカット・清めの沐浴)をし、寺院でお祈りを捧げます。観光客も沐浴体験ができますが、神聖な場所でることを忘れず、節度を守ることが大切です。ガイド付きのツアーに参加することをオススメします。
また、この聖水は、無病息災の力があると信じられており、ペットボトルやポリタンクに汲んで持ち帰る人も多くいます。
グヌン・カウイ
「ティルタ・ウンプル寺院」を少し北上した場所にある、11世紀に造られたとされるバリ最大の石窟遺跡です。入り口から数百段にも及ぶ長い石段を下り、川の向こうにお寺とワルマデワ王朝の王族のために作られた巨大な9つのお墓が出現します。インドの影響が広く、インドネシアに伝わってきたことを示す貴重な遺跡でもあります。
直接、岩を切り出して彫りこまれた「チャンディ(記念碑)」は、実際そこに建てられているかのように迫力満点。ゲートからこの遺跡までの間には広大で美しいライステラスが広がり、木々の間を静かに川が流れるヒーリング・スポットです。
タマン・アユン寺院
島の中西部、タバナン県ムングウィにある、バリ島で2番目に大きな寺院です。この寺院は、かってこの地にあった「ムングウィ王国」の国寺として1634年に建てられ、1637年に改修されました。
周囲はお堀がめぐらされ、寺院内は美しい芝生が広がり、観光客だけではなく地元市民の憩いの場ともなっています。境内は、オダラン(祭礼)がある時以外は締め切られていますが、一般の観光客も遊歩道から境内を見物することができます。
また、この寺院の最大の特徴は、境内に「メル」と呼ばれる多重塔が10基も立ち並んでいます。珍しい2層のメルも1基あります。霊峰「アグン山」を模しているとも言われ、整然と並ぶ姿は絵画のようで神秘的です。バリで最も美しい寺院と言われる所以です。
プリ・ルキサン美術館
ウブドの王宮が中心となって創設されたウブドで最も古い美術館。歴史的な作品が数多く展示されています。プル・ルキサンとは、インドネシア語で「優れた芸術の宮殿」という意味です。
美しい庭に面した2棟からなる常設展示館内では、1930年代以降のバリ人画家の絵を見ることができます。また、簡単な日本語の説明も付いています。美術館で最初に作られたギャラリー「ピタ マハ」は必見です。
ドイツ人のヴァルター・シュピースやオランダ人画家のルドルフ・ボネなどの描いた西洋絵画の影響を受けながら、独自のスタイルを作り上げてきたバリ絵画の変遷を知ることもできます。
バリズー
ウブド近郊にある動物園です。オランウータンやトラ、ライオン、ヘビなど約60種の動物を見ることができます。
お子様でもタッチやエサやりができたり、写真撮影をしたり、象に乗って園内を巡ることもでき、動物とふれあえます。神秘的な夜の動物園で、日中は見られない夜行性の動物たちの姿を観察したり、レストランでのファイヤーショーも楽しめるナイトズーも好評です。
バリ サファリ&マリンパーク
約50ヘクタールというバリ島ナンバー1の規模を誇り、自然そのままに動物たちが暮らすエリアを専用のトリム(バス)で回る、島唯一のサファリパークです。
ゾウをはじめとする賢い動物たちのショーや動物との記念写真、エレファントライド、さらにプールや遊園地、レストランもあり、一日中朝から晩まで遊び尽くせ、家族や仲間で楽しめるアニマルテーマパークです。
また、バリシアターで行われている壮大な舞踊劇「パリアグンショー」も必見です。1,200席のバリ島最大規模の屋内劇場でバリ島の神話を基にしています。ステージにはライオンやゾウも登場します。
ジャティルウィ・ライステラス
ジャティルウィは、バリ島中部タバナン県、バトゥ・カウ山のふもとに広がる丘陵地帯です。
テガラランより規模が大きく、山と深い渓谷が連なり、一面にバリ島屈指のライステラス(棚田)が広がります。ほとんど平らな場所はなく、水の便も悪い土地に広大な棚田を築き上げたのは、バリ島に1,000年以上も前から伝わる「スバック」という島独自の水利システムのたまものです。
2012年、ジャティルウィをはじめとした、「スバック」による棚田地域の文化的景観は、ユネスコの世界文化遺産に選ばれました。芸術的な美しさは、訪れる人々を魅了します。
ちょっとした展望台とレストラン、カフェがあり、ゆっくりと風景を眺めながら食事をとったり、休憩することができます。「ジャティルウィ」は、本当に素晴らしいという意味です。
ウブド王宮(プリ・サレン)
ウブドの中心部にあり、1978年に改装されたもので、1908年にオランダに征服されれるまで続いた王政時代には、ジャラン・スウェタを挟んだ向かい側にあるプリ・カントールとともに政治や文化の中心でした。
最後の王であるチャコルド・グデ・スカワティが亡くなってからは、子孫とその親族が暮らしていますが、当時の華やかな面影は各所で伺えます。
王宮は、王族が暮らす生活の場でもありますので、礼節をわきまえて見学しましょう。また、芸能の中心舞台でもあり、毎晩19:30からレゴンやバロンなどの定期公演が行われています。
ウブド市場
ウブド観光の中心、「ウブド王宮」の目の前にあり、毎日朝市が開かれています。地元住民は、新鮮で安い食材を求め、毎朝訪れます。
朝は、日が昇る前から10時ごろまで朝市が開かれ、地元住民が生鮮食料品や日用雑貨、お供え用の花などを求めて集まります。野菜や肉などは、周辺の農村から運ばれ、新鮮で価格も安く、今でも庶民の台所となっています。
10時頃、朝市は終了し、代わりに民芸品や装飾品、絵画などの芸術市場となります。名物のアタのバッグやコースター、サンダルなど種類も豊富で、お土産にもピッタリです。
値段はすべて交渉次第です。観光客慣れしたお店が多いので、必ず何店か回り、思い切って交渉して納得した値段で購入するようにしましょう。また、保証書などがないので、くれぐれも品物をしっかりチェックしましょう。
朝市は、バリ島の日常生活を垣間見ることができます。また、ちょっとした手づくりのお菓子や朝ごはんを食べることもできる楽しみもあります。
モンキーフォレスト
ウブドの南にある自然保護区の森で、その名の通り、約200匹を超える野生のサルたちが平和に暮らしています。「ウブド王宮」からも徒歩圏内なので合間にも立ち寄れます。
森の入口では、サルたちの餌となるバナナなどが売られてあり、直接餌やりができます。観光客に慣れているサルたちは、人間を恐れずに近寄ってきます。
ただし、時々いたずらなサルたちが、カバンやメガネなどを持っていこうとします。森の中にはサルたちのいたずらを制してくれる地元スタッフがいるので安心ですが、自分の持ち物には十分気をつけましょう。なお、朝の9時過ぎくらいから活動を開始しますので、あまり朝が早すぎてもサルを見ることはできません。
また、この森には死者の寺と言われる「ダラム・アグン・パダントゥガル」があります。
バドゥン市場
バリの食卓を支えるデンパサールにあるバリで一番大きな市場です。
お土産市場として旅行者の方にもお馴染みの「パサール・クンバサリ」と布問屋が並ぶ「スラウェシ通り」の丁度中間に位置し、ローカルの人々にとっては日常生活で必要なものはここに来たら、たいがいは揃ってしまうショッピング・エリアです。
川を挟んで隣に立つクンバサリ市場は、バリ島の民芸品や雑貨、衣服などの卸売り市場になっていますので、おみやげを探しても面白いです。市場に入ると勝手についてきて、いろいろと買い物を勧めた挙句、最後にガイド料を要求してくる「ガイドおばさん」がいますので、ついてきそうになった時点ではっきりと断りましょう。
市場は24時間営業しており、フルーツやサテ、スイーツなどを気軽に食べ歩きできるのも魅力です。早朝や夕方暗くなり始めた頃にから行くと賑やかで一段と面白いです。
バリスイング
「インスタ映え」としても話題の「バリスイング」は大人のブランコです。日本の公園にあるような誰でも自由に乗れるものではなく、料金を支払い、安全面も考慮されている、アクティビティとしてのブランコがあります。体験できる施設は、複数あります。
なかでも「バリスイング」が運営するのは、ヤシの木にかかった巨大なブランコ。ブランコの向こうは、深い緑のジャングルに囲まれた渓谷になっていて、息をのむようなダイナミックさです。大小合わせ、いくつかブランコがあり、好きなものに乗ることができます。
腰には、命綱がしっかりと結ばれ、座面に深く腰掛けてロープをぎゅっと握り、いざ渓谷へとスイング。頑丈なハーネスを付けて挑む最高地点から飛び出すブランコもあります。その振り幅は180度に迫るほど。バリの大自然を体いっぱいで感じることができる唯一無二のスポットです。
エレファント・サファリパーク
ウブドからさらに北へ進み、ライス・テラスの名所「テガララン」からさらに奥に入ったタロ村にあります。見て、触れて、一緒に遊べる「象の楽園」で、ここでしか体験できない貴重な時間をスマトラ象と一緒に過ごすことができます。
スマトラ島に生息する、絶滅の危機に瀕しているスマトラ象の保護を目的として作られました。バリ島で唯一、象に特化したテーマパークです。
調教師や飼育員もスマトラ島からやってきて、「故郷」にかなり近い環境であることから、自然で生き生きとした象たちに出会えることでしょう。
池での迫力ある水浴び姿や、曲芸、絵画などのパフォーマンスが楽しめます。また、象との距離もとても近く、背中に乗ったり(別料金)、エサをあげたり、体に触ったり、一緒に写真撮影をすることもできます。「エレファント・サファリパーク・ロッジ」に宿泊すると、ゾウがロッジまで送迎してくれるサービスもあります。
北部&高原地帯エリア
高原からの風が心地よい景勝地が多く、なにげに写真を撮っただけでも絵になる、写真好きにも人気のスポットが点在します。神聖なパワースポットで祈りを捧げ、運気を授かりたいものです。トレッキングコースも多彩に揃っています。
キンタマーニ高原
バリ島北部にある高原地帯を「キンタマーニ高原」といいます。キンタマーニ高原の中で特に必見スポットが、透明度が高い湖「バトゥール湖」です。バリ随一の景勝地として知られています。
バトゥール湖の魅力は2つあり、1つがバリ島最大規模のカルデラ湖であるということです。一目見た瞬間、その壮大さと青の美しさに目を奪われるでしょう。
そしてもう1つが、「女神が住んでいる」と言われるバトゥール湖の神秘性です。バトゥール湖周辺にはちらほらと寺院もあり、あちこちでバリ人の宗教観に触れられます。バトゥール湖とその横にあるバトゥール山、この2つのコラボレーションはまさに絶景です。
また、バトゥール湖西岸にあるトヤ・ブンカ村は温泉が湧くことでも有名です。バリ島の温泉は全て水着着用ですので、キンタマーニ高原でスパを利用する際は事前に水着を用意しておきましょう。男女一緒に楽しめるのもいいですね。
キンタマーニ高原へは公共交通機関では行けませんので、基本的に車やバスで向かうことになります。グラライ国際空港からは車で約3時間ほどで、タクシーをチャーターするのが1番簡単ですが、旅行会社のツアーを利用するのもオススメです。
バトゥール山
巨大な円形劇場のようなカルデラをもつ、標高1,717mのバトゥール山は、活火山です。1917年と1926年には、大噴火を起こし、噴火にともなう大地震は、島中に大きな被害をもたらし、今もバトゥール山の山肌には黒々とした溶岩流の痕跡が残っています。
ツアーに参加してのトレッキングが人気です。山頂から眺める日の出は絶景です。大地がもたらすエネルギーを体いっぱいに浴びましょう。
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
バリ島中部の高原地帯・ブドゥグルにあるブラタン湖に浮かぶ、美しい寺院です。湖の中にたたずむ、寺院のメル(多重塔)の姿は、とても美しく、多くの観光客が一度は見ておきたい定番スポットになっています。
雨季はメルに霧がかかることもあり、その姿はひときわ神秘的で、まるで絵画のよう。1633年、この地を治めるムングウィ王によって建立され、湖の女神デウィ・ダヌをはじめ10人の神霊を祀ってあります。
湖岸に作られた建物が寺院の本体で、お祭りの時は、寺院境内でお祈りなどの宗教行事が行われます。パワースポットとしても有名です。
バリ植物園
バリ最大の植物園で、1959年、ジャワ島ボゴールの植物園の分園として造られました。敷地は157ヘクタールにもおよび、約300種を超えるラン、約650種の木々をはじめ、たくさんの花々が年中楽しめます。
園内にあるガジュマルの木には、不思議な力が宿っていると信じられ、パワースポットとして人気です。「願い事をすれば何でも叶う」「幸せをもたらす」とという言い伝えがあります。3本の木が途中でひとつになって、アーチ状のトンネルのようになっている様は、フォトジェニックで神秘的です。
東部エリア
アグン山やブサキ寺院など、バリを代表する聖地があるエリアです。ブサキ寺院は、外せない観光スポットの1つで、大小さまざまな寺院が30ほど立ち並ぶ、厳かな雰囲気の漂う光景は圧巻です。アグン山の眺めも堪能でき、訪れるだけでパワーをもらえるような感覚です。
ブサキ寺院
キンタマーニ高原のアグン山中腹、標高およそ900mに位置するブサキ寺院は、バリ・ヒンドゥー教の総本山です。荘厳な宗教建築に囲まれ、神聖な雰囲気が漂っており、一歩足を踏み入れれば、その厳かな空気感をひしひしと感じます。
大小さまざまな寺院が30ほど立ち並ぶ姿は、まさに複合寺院の傑作で、そのさまは圧巻です。バリ・ヒンドゥーの三大神であるシヴァやヴィシュヌ、ブラフマナが祀られています。
各寺院がそれぞれ祭礼「オダラン」を行い、年に約55回にも昇ることから、その光景に遭遇する確率が高くなっています。
中央に鎮座するプラタラン・アグン寺院は、シヴァ神を祀る中心寺院です。11層のチャンディ・クルン(大門)、9層や11層のメル(塔)などが目を引きます。また、周りには石畳の道があり、1周見て回ることができます。
プラタラン・アグン寺院の南東にキドゥリン・クレテッ寺院、北西にパトゥ・マデッ寺院があり、これらがバリ・ヒンドゥー教の3大神をあがめる重要な寺院です。
人気の観光地ウブドから車で1時間のところにあります。山々に囲まれているということもあって、とても空気が澄んでいます。なお、階段が多いので歩きやすい靴と、こまめな水分補給を心がけましょう。
アグン山
標高3,142mの活火山で、バリ島の最高峰です。信仰厚いバリの人々は「神の山」と崇めています。
南麓のブサキ寺院は、バリ・ヒンドゥーの総本山で、アグン山の標高900m付近にあります。天気の良い日は、ブサキ寺院からのアグン山の眺めも絶景です。ツアーに参加してのトレッキングが人気です。
ティルタガンガ
東部にある水の離宮で、ウブドやクタからであれば、車で約2時間半ほどかかります。ツアーやチャーターで訪れるのが一般的です。
1947年、アングルラー・クトゥッ王の週末の離宮として造られました。ティルタガンガは、「ガンジスの水」の意味で、インドのガンジス川にちなんで名付けられました。プールは大小2つあり、泳ぐことも可能です。
ガネーシャ像など石像が点在しているので、見つけながら散策するのも楽しいです。
ランプヤン寺院
バリの数ある寺院の中でも、もっともインスタ映えする寺院ということで話題です。「光の寺院」「天空の寺院」とも呼ばれています。割れ門の先にアグン山が広がり、なんともフォトジェニックです。
バリ・ヒンドゥー教を代表する寺院で神秘的なパワースポットとして世界各国から旅行者が訪れています。麓から山頂までは約1,700段の階段が連なり、徒歩で約2時間ほどかかります。なかなかの体力を要しますが、眼下に一望出来る景色の美しさはバリ島一とも言われています。
離島
バリ島から行ける離島は、いくつかあり、アクセスにはスピードボートや国内線などを使います。手つかずの自然が多く、本島とは違った雰囲気が広がり、特にビーチの透明度は抜群です。
レンボンガン島、ペニダ島、ロンボク島をはじめとし、世界遺産が点在する「ジャワ島」、最近話題の「ギリ島3島」、コモド島、チュニガン島などがあります。日帰り、もしくは1泊して、離島の魅力を感じてみましょう。
レンボンガン島
バリ島からは、スピードボートで約30〜40分、手つかずの自然が多く残っていて、見渡す限りの絶景が広がっています。また、海の透明度は抜群で世界でも屈指の美しさを誇ります。特にサーファーやダイバーに人気です。
島自体は、とてもコンパクトなので、散歩がてら、約3時間もあれば、ぐるっと1周できます。ダイビングやシュノーケリングなどの定番はもちろん、マングローブでのSUPなど自然が豊かなレンボンガン島ならではのマリンアクティビティが満載です。
島内には、隠れ家的な格安ホテルから高級リゾートホテルまで幅広くありますので、目的や予算に合わせて選ぶことが可能です。
ペニダ島
バリ島からは、スピードボートで約40〜50分のぺニダ島は、マンタやマンボウなどの海洋生物が生息している海域でもあり、シュノーケリングやダイビングが堪能できます。
ペニダ島は、約200平方キロメートルと大きく、映えるスポットが目白押しです。「クリンキン・ビーチ」は、緑の岬がイルカやクジラに見えると言われ、「エンジェル・ビラボン」は、荒波が削り上げた凹みに海水がプールのようにたまり、天使が沐浴する場所と言われています。
その他、「ブロークン・ビーチ」、「アトゥー・ビーチ」、「ダイヤモンド・ビーチ」など絶景ビーチ巡りが楽しめます。
ロンボク島
バリ島から国内線で約40分、バリ島の隣にある「ロンボク島」は「第二のバリ島」としてリゾート地開発が進められています一方、島内の素朴な雰囲気や豊かな自然はそのまま今も継承されています。
最大の魅力は、山と海がつくりだす絶景です。「タンジュン・アン・ビーチ」は、白い砂浜とスカイブルーの海が広がり、インドネシアで最も美しいとも言われています。
また、同名のビーチがバリ島にありますが、ロンボク島の「クタビーチ」は、波が岸まで崩れないというサーファーにはたまらない好条件がそろっています。ロンボク島の南に位置しているためサンセットも美しく、知る人ぞ知る穴場のビーチです。
バリ島のご当地グルメ
ナシゴレン
インドネシアのチャーハン、焼き飯です。「ケチャップマニス」と「サンバル」などの独特の調味料で味付けされています。見た目が赤いので、辛いのかとイメージしますが、甘辛くなっており、お子様も食べやすいです。ナシ(Nasi)は「ごはん」、ゴレン(Goleng)は「揚げる・炒める」の意味です。
トッピングには、目玉焼きや揚げ煎餅を添えることが多いです。インスタント食品としてのナシゴレンの素がスーパーなどで豊富に揃っています。自宅で簡単にバリの味が再現できるのでお土産にもオススメです。
ミーゴレン
インドネシアの焼きそばです。ナシゴレンと並ぶ、バリ島では定番メニューになっています。ナシゴレンと同様の調味料を使用しているので、ナシゴレンのご飯の部分が麺になったものとイメージすると早いでしょう。ミー(Mie)=麺のことです。
ナシゴレン同様、ミーゴレンもスーパーなどでインスタントが売られているので、自宅で簡単にバリの味が再現できます。
ナシチャンプル
ナシチャンプルは、ごはんと数種類のおかずが一皿に盛られていることです。いろいろなおかずが一度に楽しめます。地元食堂の「ワルン」でお馴染みのメニューですが、ディナーよりランチの方がおかずの種類が充実していることの方が多いです。
イカン・ペペス
魚の包み蒸しのことを指します。イカン=魚、ペペス=蒸し物を意味します。魚や魚のすり身をバナナの葉で魚を包んで、蒸す調理法です。味付けは、ハーブや調味料が使われ、あっさりとしています。
サテ
インドネシアの焼き鳥、サテ。地元食堂の「ワルン」や道ばたの屋台「カキリマ」などでも売られているローカルの人々にとっては気軽に食べるものです。お酒のおつまみや小腹が空いたときにピッタリです。甘くてコッテリとしたピーナッツ・ソースが特徴で、お店によっても若干異なりますので、食べ比べしてみるといいです。
ココナッツスイーツ
ココナッツを豊富に使ったバリのスイーツは、とても甘くて彩り豊かです。
もちもちの米粉の生地に甘く煮たココナッツが入っている、伝統菓子「ダタール」。「カユ・スゲー」という木の葉をつぶした葉汁で作る郷土菓子「クレポン」は、緑色の餅の中に黒蜜が入っていて、仕上げにココナッツフレークがかかっています。「タナロット寺院」での名物にもなっているので、観光の合間にぜひ。
「エス・ブア」は、エス=氷、ブア=果物で、まさに果物が入ったかき氷です。「エス・チャンプル」は、ゼリーやココナッツなども入ったもの。「エス・チャンドル」は、団子などが加わり、ココナッツミルクがかかっています。暑いバリにはもってこいのデザートです。
バリ島へのアクセス・所要時間
成田から
- 約7時間25分(毎日運行)
関空から
- 約6時間55分(毎日運行)
バリ島の空港を紹介
グラライ国際空港
島の南部に位置し、通称:デンパサール国際空港で親しまれています。2013年には、新国際線ターミナルが拡張され、見た目もスタイリッシュになりました。1階は到着ロビー、2階はレストランや免税店、スパなどのショップ、3階は出発ロビーとDFSギャラリアがあります。
空港内には、バリの食品や雑貨など、お土産店も入っています。帰国の際は、余裕を持って空港に到着し、ショッピングを楽しみましょう。
クタ・レギャン、スミニャックまでは車で約30分ほどです。宿泊先のホテルによっては送迎サービスがあったり、空港に乗り入れが許可されている専用タクシー「エアポートタクシー」を使えば、手間なく滞在先へたどり着けます。
なお、入国後、空港で、「ポーター」が手荷物を運んでくれたりすることがあります。法外なチップを要求されることがありますので、可能な限り自分で持ち運びましょう。
バリ島の年間イベント情報
バリの暦によって行われるので毎年日にちが変わります。事前に確認しましょう。
年間を通して行われる祭礼
オダラン
バリ・ヒンドゥー教では、お寺には普段は神様はおらず、「オダラン」や「ガルンガン」「クニンガン」の時にお寺に降りてくると考えられています。
オダランの時は、せっかく降りて来た神様を退屈させないように、音楽(ガムラン)や踊りなどの伝統芸能を奉納します。ウブドなどでよく行われている伝統舞踊公演はこの奉納演芸を観光用にアレンジしたものです。そして、人々は、世界の平和や災いのない世の中を祈ります。
オダランは通常数日間にわたって行われ、何日も前から村人総出で寺院を浄め、当日には豪華な供え物をもってお祈りに行きます。境内周辺には屋台が並び、闘鶏場や賭場も開かれます。
バリ島には1万を超えるお寺があるので、ほぼ毎日のように「オダラン」が行われています。特に、ウク暦の祝日・クニンガンが終わった後の約1ヵ月間はオダランが集中しますので、タイミングが合えば観光時に厳かな儀式を見ることができます。
1月
シワラトリ
バリ・ヒンドゥーの3大神の「シヴァ神」への祈りを捧げます。現在、そして前世を含めた過去の行いを反省し、神に近づく、悟りを開くための瞑想と断食を行う日とされています。この日は日が暮れてから沐浴、正装してお寺で祈りを捧げます。
2月
イムレック
中国暦正月でインドネシアでは休日とされています。バリを訪れ、休暇を楽しむインドネシア国内の中国人の姿が多く見られます。
3月
ニュピ(バリ・ヒンドゥー教サカ暦の新年)
バリで最も重要な祭日です。バリでは2つの暦(ウク暦、サコ暦)に従って生活していて、ニュピは、サコ暦(月の満ち欠けによって決まる)によるバリの新年です。毎年2〜5月に行われます。
地獄の主神・ヤマが悪霊の国を掃除するため、バリに逃れてくると言われており、そのために島中を浄化する必要があると考えられています。
前々日には、寺院の御神体などを海辺に運んで清める儀式が行われ。村ごとに御神体、お供え物を持った行列が次から次にやってきます。
前日は、悪魔を象徴する「オゴホゴ」と呼ばれる山車を担いで町中を練り歩きます。当日は、悪霊がさるのを瞑想して待つ日とされ、いかなる活動も禁止、外出はもちろん、火を起こしたり、家の中で遊ぶこともできません。観光客も例にもれませんので、宿泊先に事前に確認しておきましょう。
バリ・スピリット・フェスティバル
毎年ウブドを中心に、ヨガ、ダンス、音楽などのイベントが数日間にわたって行われる名物イベントです。期間中は、全世界で活躍するヨガ講師、アーティスト、ヒーラーなどが集結し、ウブドのあちこちでワークショップやコンサートなどのイベントが行われ、賑わいます。
5月
ワイサック(釈迦生誕祭)
バリではあまり大きく祝うことはありませんが、ジャワ島の世界遺産でもある「ボロブドゥール」では年に一度、大きな祭典が執り行われます。たくさんのお坊さんや信者が集まり、お祈りする光景は、滅多に見られるものではありません。
6月
イドゥル・フィトリ(1440年断食明け)
プアサ(断食)明けを祝うイスラム教の祝日です。毎年、この時期にイスラム教徒が1週間ほどバリでの休暇を楽しみます。特に、クタ周辺は激しい渋滞が起こるので注意が必要です。
パリ・アートフェスティバル
芸術の島でもあるバリで最も盛り上がるイベントです。デンパサールの「アートセンター」を会場とする約1ヵ月に及ぶ芸術祭です。芸能好きなら見逃せないイベントです。
7月
ハリ・ラヤ・ガルンガン
「ガルンガン」と「クニンガン」は、ウク暦(バリ独自の暦)に基づいて行われ、210日に1回巡ってきます。その年ごとに開催月が異なりますので、事前に確認してください。
ガルンガンは、霊を迎える日、クニンガンは霊を送る日です。日本の迎え盆に当たる日。先祖の霊を迎えるために、各家、村の寺院にお供え物を供え、祈りをささげる日です。
各家庭が竹で作った「ペンジョール」がいたるところで見られます。祖先の霊は、これを目印に戻ってくるとの言い伝えがあります。
なお、この日を含む数日間は官公庁や博物館などは休みとなり、個人経営のショップやレストランなども営業しません。
8月
ハリ・ラヤ・クニンガン
ガルンガンの10日後にあたる日で先祖の霊を送り返す日とされています。先祖の霊が天界へ帰る前の午前中にお供え物を捧げます。「クニン」とは、黄色を意味する言葉で、この日、各家庭では黄色く色づけされたご飯(ナシクニン)が供されます。
インドネシア独立記念日
毎年8月17日には独立を祝い、インドネシア各地で盛大に式典が開かれます。バリ島でもセレモニーやパレードで賑わいます。
10月
ヌサドゥア・フィエスタ
バリ島一の高級リゾート・エリアで毎年開催されている「ヌサ ドゥア・フィエスタ」。バリらしいパレードから幕を開けるこのイベントは、期間中はバリの文化や芸術に触れることのできる催し物がいっぱいです。
普段は敷居の高いヌサドゥアの5つ星ホテルのダイニングがストールを開き、一流の味がこの日だけはリーズナブルな価格で味わえます。
12月
クリスマス
バリ島内のクリスチャンは教会でミサを行いますが、国内のクリスチャン及び海外からニューイヤーホリデーを過ごすために旅行者が訪れる、バリが一年で一番賑やかになるシーズンです。
バリ島観光の移動手段
バリ島には鉄道がありません。交通手段は車がメインとなります。交通渋滞もありますので、時間には余裕をもって行動しましょう。
クラクラバス
2014年に運行開始したクラクラ社の公共シャトルバスです。カメを模した緑のかわいい車体が目立つので、すぐに見つけることができます。ツーリストに人気で、バリ南部の観光エリアやウブドに路線を持ち、フリーWi-Fiやエアコン完備で快適です。
ルートは5つあり、LINE1から4が南部エリア、LINE5は南部からウブドまでのルートですが、特にLINE3のクタ線は30分おきに循環していて利便性が高いです。
乗車時に料金を払って乗車します。1回乗車券のほか、乗り放題券やプリペイドカードも用意されています。チケットは、DFS(Tギャラリア)、ビーチウォーク、スミニャック、ビレッジなどのチケットブースやバス車内でも購入できます。
タクシー
町中で気軽に利用するならタクシーが便利です。メーター制で青色の車体の「ブルーバード・タクシー」であれば、初乗りはRp.7,000、以後は100m走行するごとにRp.650ずつ加算されます。
降車時のトラブルを避けるため、必ずメーターを使用しているか確認するといいでしょう。
また、地元意識が強いエリアでは、ブルーバードなどの大手タクシーや配車アプリでの乗車は基本NGで、ローカルタクシーしか利用できません。旅のプランを考える際には一緒に移動手段も考えておきましょう。
チャーター車
日本の国際免許証は通用しないため、旅行者は短期滞在の場合は、レンタカーやレンタバイクは利用不可です。観光地を効率よく巡りたいなら、ドライバー付きの車をチャーターするといいです。
日本語ガイド付きなどもありますので、料金や距離など自分好みのプランと合わせてチェックしておきましょう。交渉次第ですが、比較的、お手頃でお得に回ることができます。
お得なフリーチケット
BALIスーパーパス
パス1枚でバリ島の人気施設、アクティビティ、スパなどを楽しめるお得なパスです。豊富な20個の「スーパーパッケージプラン」と行きたい施設を自由にアレンジできる「フリープラン」の2つがあります。
- マリンスポーツやスパ、美術館、動物園など20のスポットから選べる
- クラクラバス3日間乗り放題チケット付き
- 専用車付きで移動も楽々(6時間または10時間/日)※万一に備えての保険付き
- カスタマーセンターは、全面サポートで安心(日、英、中、インドネシア)
ご注意:購入は利用日の48時間前までとなっています。
【公式サイト】
KURAKURA BUS
バリ島のおすすめホテル10選
ウブド
バグースジャティ ヘルス & ウェルビーイング リトリート
基本情報
【住所】Banjar Jati, Desa Sebatu, Kecamatan Tegallalang, P.O Box 04 Ubud Bali Indonesia, ウブド, バリ島, インドネシア, 80561
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ヴィセサ ウブド リゾート
基本情報
【住所】alan Suweta, Banjar Bentuyung Sakti Ubud, ウブド, バリ島, インドネシア, 80571
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
コマネカ アット ラサ サヤン ウブド ホテル
基本情報
【住所】Jl. Monkey Forest, ウブド, バリ島, インドネシア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
スミニャック
ザ アマラ ヴィラス
基本情報
【住所】Jalan Kunti 108, スミニャック, バリ島, インドネシア, 80361
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
TS スイーツ バリ アンド ヴィラズ
基本情報
【住所】Jl. Nakula No. 18, スミニャック, バリ島, インドネシア, 83061
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
アナンタラ スミニャック バリ リゾート
基本情報
【住所】Jl. Abimanyu (Dhyana Pura) , スミニャック, バリ島, インドネシア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
クタ
ザ アンバヤ ビーチ リゾート バリ
基本情報
【住所】Jl. Kartika Plaza, Tuban, クタ, バリ島, インドネシア, 80361
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
アラヤ リゾート クタ
基本情報
【住所】Jalan Kartika Plaza Gang Puspa Ayu No.99, Kuta, Bali, Indonesia, クタ, バリ島, インドネシア, 80361
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ヌサドゥア
Hotel Nikko Bali Benoa Beach
基本情報
【住所】Jl. Pratama 68X Nusa Dua, ヌサ ドゥア, バリ島, インドネシア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ザ バーレ ヴィラ アンド スパ
基本情報
【住所】Jalan Raya Nusa Dua Selatan, Nusa Dua, ヌサ ドゥア, バリ島, インドネシア, 80363
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
バリ島のおすすめ旅行プラン3選
よくある質問Q&A
バリ島までは飛行機でどのくらいかかりますか?
いずれも直行便で、成田から約7時間25分、関空から約6時間55分で、毎日運行しています。
バリ島の気候はどうですか?
熱帯性気候のため、年間を通して温暖ではありますが、雨季と乾季があり、ベストシーズンは、5~10月の乾季です。雨季でも雨が1日中ずっと降り続くことはあまりありませんが、雨具を用意しておくと安心です。
また、ウブドなどは比較的涼しいので、上着を用意しておきましょう。年間を通して日差しが強いので、日焼け止め対策は必須です。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
バリの中心部だけであれば、3泊5日は必要です。南部とウブドの両方など2都市などであれば4泊あるといいでしょう。島は、小さいながらも移動に時間がかかります。遅延や渋滞も十分起こりえますので、時間には余裕をもって、あらかじめ効率のよいプランを立てましょう。せっかくの旅行でソワソワ、ヒヤヒヤしたくない人は、5〜 6日間の日程を確保したほうがいいでしょう。
バリ島ならではの風習など気をつけることはありますか?
バリ・ヒンドゥー教では、左手は不浄とされています。また、寺院を見学に行くときはタンクトップなど肌を極端に露出したものは厳禁です。見学に入る際は、サロン(腰巻)を巻きます。
また、お祭りごとが多いのが特徴のバリ。祝日はお店やレストランも休みなので注意が必要です。3月から4月の「ニュピ」と呼ばれる新年を祝うバリ島最大の祝日で、当日は一切の外出や仕事、食事を禁止され、神に感謝する1日を過ごします。観光客はホテル内での行動は制限されませんが、外出は禁止です。国際線も運行されません。
バリ島にインターネット環境はありますか?
島だから十分なネット環境がないのは?なんて心配は要りません。格安ホテルから高級ホテルまでほとんどの施設で無線LAN(Wi-Fi)に対応しています。近年は、カフェやレストランでも利用できるスポットが増加しています。常にネット接続をしたい人は、持ち運び可能な「モバイルWifiルーター」を日本からレンタルしていくと安心です。