サイパンってどんなところ?
サイパンの基本情報
サイパンは、グアムを除いた、テアニン、ロタなど14の島々からなる北マリアナ諸島のうちの1つで、マリアナブルーと言われる美しい海に囲まれ、年中温暖なリゾート地として人気があります。
北から南まで車で約1時間程度という小さな島ですが、ガラパンや首都・ススペを中心にエリアごとにさまざまな個性が詰まっています。大規模なショッピングセンターや有名リゾート、有名観光地のような派手さはありませんが、素朴でのんびりくつろげる雰囲気が魅力です。
ダイビングなどチャレンジしてみたいけれど機会がなくて、という人もいろいろなマリンアクティビティにトライすることができます。また、海だけでなく、トレッキングなどのランド・アクティビティも充実。ゴルフも楽しめることでも人気です。
直行便であれば約3時間半ほどで、週末の3日間で気軽に旅行できます。しかし、残念ながら現在は直行便は廃止されており、期間限定でチャーター便が運行されているのみです。主なアクセス手段はソウルやグアムでの乗り継ぎとなります。時差はプラス1時間なので、時差ボケの心配はほぼ無用です。45日以内の観光であれば、ビザも不要です。
公用語は英語とチャモロ語、カロリ二アン語です。現地の人はとても親切で、日本語の単語を知っていたり、日本人だと気軽に声をかけてくれる人も少なくありません。思いきって話しかけてみるのもいいかもしれません。
通貨は米ドルで、硬貨は、1、5、10、25、50セントと1ドル硬貨の6種類、紙幣は1、5、10、20、50、100ドルの6種類が一般に使用されています。出国前にレートを確認し、国内もしくは現地のどちらかレートの良いほうで両替をしましょう。チップは、気持ちのよいサービスなどを受けた時に渡しましょう。
乾季である10〜4月がベストシーズンですが、雨季でもさほど問題はありません。ただし、9〜11月は台風シーズンです。サイパンは小さな島ですので、影響を受けやすいです。十分留意しておきましょう。
サイパンの歴史
美しいビーチをはじめ、穏やかで温暖なリゾート感たっぷりのマリアナ諸島ですが、その一方で数々の歴史的背景があることを忘れてはなりません。
先住民は、チャモロ人とカロリ二アンで、古代チャモロ人が北マリアナ諸島に住み始めたのは紀元前1500年頃と言われています。一方で、カロリ二アンの祖先がやってきたのは、チャモロ人よりずっと後の18世紀頃とされています。
1521年、スペインの探検隊・マゼラン一行が世界一周の航海中にマリアナ諸島に到着、1565年にスペインが正式にマリアナ諸島領有を宣言、300年以上にわたるスペイン統治による植民地時代が始まりました。
1898年、スペインがアメリカとの戦争に敗れ、グアムを除く北マリアナ諸島をドイツに売却、15年のドイツ統治が始まりました。
1914年、世界第一次大戦時、ドイツ領だった北マリアナ諸島を日本が支配下に置きました。以後30年続く日本統治時代、実業家の松江春次は、サトウキビの栽培など製造業、酒造業などを経営、多くの日本人が移住し、最盛期には約3万人の日本人が暮らしていたと言われています。松江氏は「砂糖王」と呼ばれ、現在も「砂糖王公園」に銅像が残っています。
1941年、太平洋戦争が勃発。北マリアナ諸島は日本の重要な基地となりました。ジャングルの中に掘られた壕など、戦争の跡は今も数多く残されています。
1944年、アメリカ軍がサイパン、テニアンへ上陸。激闘の舞台となり、約3万人の日本軍、約1万5,000人もの民間人が命を落としました。次々と海に身を投じた地が「プンタン・サバネタ(バンザイ・クリフ)」、「スーサイドクリフ」です。1945年、テニアンから飛び立ったアメリカ軍の爆撃機が広島と長崎に原子爆弾を投下、終戦へと向かいます。
終戦後の1947年、北マリアナ諸島はアメリカ統治となり、1986年にアメリカの自治領となりました。サイパンはかつては日本であり、今は最も近い「アメリカ」となりました。日本人と関わりの深いサイパン、訪れた際にはそれらの歴史を物語る場所を一度目にしておきたいものです。
サイパンの治安について
海外となると気分も浮かれて、いつもより羽目を外してしまいがちです。比較的治安がいいとされているサイパンですが、トラブルもありますので、未然に防げるよう注意を払うことが大切です。
貴重品は常に目を離さずに、持ち歩くときは最小限にしましょう。特に、パスポートとクレジットカードはホテルのセーフティボックスを活用しましょう。万が一、失くした場合は、現地の警察に連絡が必要です。
また、レンタカーを借り、車から離れる際は、ロックするのはもちろんですが、外から見えるところに絶対に荷物を置かないことがポイントです。持ち歩けないような荷物は、トランクにしまいましょう。
携帯電話も失くしやすいものの1つです。各携帯会社によって連絡先がありますので、速やかに連絡しましょう。
初めてのサイパン観光なら外せない定番スポット10選
マニャガハ島
サイパン旅行で絶対に訪れたいマストスポットが無人島「マニャガハ島」です。周囲は約1.5kmと小さいですが、ダイビング紙で世界一のビーチにも選ばれたほどの美しい島です。「マニャガハ=ちょっと一息」の意味通り、真っ白な砂浜と透き通る海は、日常を忘れてリラックスできる地上の楽園です。
ガラパンの港から大型船やスピードボートで約15分ほどです。マニャガハ島へのツアーはサイパンの主要ホテルから島まで送迎してくれるものや、送迎に加えてアクティビティ込みでお得なツアーなどさまざまです。
なんといっても人気なのは、海に浸かった足がくっきりと見えるほどの抜群の透明度の海で熱帯魚やサンゴ礁などを間近で見られるシュノーケリングです。
また、レストラン、ギフトショップ、トイレ、シャワー、ロッカーが完備しており、パラセイリングやバブルメーカー、バナナボートなどさまざまなマリンスポーツ、アクティビティが楽しめます。飲み物や日焼け止めなど最小限の必需品を持って参加しましょう。
アクティビティの合間、休憩がてらに島内をぐるっと散歩すると探検しているような気分が味わえます。大きなガジュマルの木などでフォトジェニックな一枚も撮れます。なお、島内には、日本人スタッフも常駐しているので、気軽に話しかけてくれますし、困ったことも相談できて安心です。
パウパウビーチ
サイパン北部、ケンジントンホテル前から北へ約1kmにかけて広がるビーチで特に高い透明度を誇ります。遠浅でシュノーケリングやシーカヤックが楽しめることから人気です。
比較的日本人は少なく、プライベートビーチのような静けさが味わえるのも魅力です。バーベキュー施設や遊具などが揃っているので、休日は地元の人達で賑わいます。
グロット
グロットに潜らなければサイパンに来た意味がない、とまで言われる人気ナンバー1のダイビングポイントです。サイパンの「青の洞窟」は、外洋から差し込む光が、幻想的なブルーの空間を造り上げて、一度潜れば忘れられなくなると言われるほど人々を魅了します。ダイビングのみならず、シュノーケリングでも楽しめます。
ライフジャケットを着用して岩場から水深のある水場へ飛び込むと、そこはまさに青の世界。イタリアの青の洞窟に負けずとも劣らない、幻想的な光景です。
ただし、潮の流れが強いときもあるので、確実に体力と泳力に自信がある人にのみオススメです。また、駐車場からエントリーポイントまで約100段の急な階段があり、特に潜った後はすべりやすく体力も消耗しているので注意が必要です。
なお、風や波の影響で冬場は潜れなくなることもありますので、オススメの時期は5〜9月です。
ウェーブジャングル
リゾートホテル「サイパンワールドリゾート」内にあるウォーターパークです。ミクロネシア最大級で、7種類のプールとスリリングなスライダーを楽しめます。ホテル宿泊者は無料で楽しめます。
ゲームやスポーツを楽しむことができるメインプール「プレイプール」をはじめ、最大約2m・6種類ものパターンの波を生み出すプール「ウェーブプール」や、白クマや雪だるまとも出会えるかもしれないドキドキの流水プール「アマゾンリバー」、ゆったりと読書や日焼けを楽しめる大人向けプール「タンニングプール」など、バラエティに富んでいます。
なかでも、全長約286mとサイパン最大の長さと高さを誇るウォータースライダー「マスターブラスター」は、ジェット噴射で真っ逆さまに落ちたり激しいアップダウンの連続でまるでジェットコースターのような気分が楽しめます。
マスターブラスターでぐるぐる回ったあとは、プールの中に落ちる「ブラックホール」や、右に左にカーブがいっぱい・浮き輪ナシで開放感&迫力満点のスライドをノンストップで楽しめる「ボディスライダー」など、その他のスライダーも豊富に揃っているので、子供のみならず大人も大はしゃぎ間違いなしです。
宿泊者以外が利用する場合でも、事前予約が可能で(日本語対応)、指定のホテルまでの無料送迎も付いています。
タポチョ山
島の中央にそびえる、標高約473mのサイパンで一番高い山です。サイパンにはほかに高い山がないので、頂上からはぐるりと360度、島の全景が見渡せ、サイパン随一の絶景を楽しめる場所です。
キリスト像が建つ山上の展望台からは、タナパグ・リーフ内にぽっかりと浮かぶマニャガハ島、太平洋の波が押し寄せる東海岸、南部のススペ湖、さらには遠くにテニアンまでもよく見ることができ、天気がよければロタも望めることもあります。
山頂へはキャピトル・ヒルから登山道もありますが、タポチョ山へ行く島内観光ツアーやオフロードバギーツアーへの参加がおすすめです。
禁断の島
島の南東部、ラウラウ湾の東に位置し、「禁断」の名前にふさわしく、俗界と切り離されたように見える小さな島です。サンゴ礁に囲まれた人気のリゾート地で、植物や動物など、貴重な手つかずの自然資源が政府によって保護されるサンクチュアリ(保護区)となっています。
岩場に囲まれた浅瀬は「天然のプール」のようで、シュノーケリングに最適です。なお、シュノーケリングスポットまでは、往復約30分間のトレッキングが必要になります。
安全のためにもガイドが案内してくれるツアーに参加したほうが良いでしょう。運がよければウミガメに出会えるかもしれません。
プンタン・サバネタ
フィリピン海に面した断崖絶壁で、通称「バンザイ・クリフ」とも呼ばれています。サイパンで有名なスポットのうちの1つです。太平洋戦争末期に追い詰められた日本人が、日本に1番近いこの場所から「万歳」と叫んで、約80m下の岩場の海に身を投じた悲劇の地です。
岬には慰霊碑が建てられ、毎年、日本からも多くの人が慰霊に訪れています。2005(平成17)年、現在の上皇上皇后両陛下が訪れたことでも知られています。
現在の壮大な眺めからは想像もつかないほど、悲しい歴史の残るスポットは、日本人なら一度は見ておきたい光景です。
夕方から夜間にかけては、ひと気がなくなる場所なので、日中の明るいうちに見学することをオススメします。また、サイパンの島内観光ツアーのほとんどに含まれているので、日本語ガイド付きの島内観光に参加すると、当時の背景と照らし合わせて歴史に思いを馳せることができます。
バナデロ
通称「ラスト・コマンド・ポスト(最後の司令塔跡)」で知られる、マッピ山の崖下にある戦跡地です。洞窟状の窪みをコンクリートで固めて造られたトーチカは、旧日本軍最後の司令部でした。トーチカ側面は、直撃弾による直径約2mほどの大きな穴が刻まれ、戦闘のすさまじさを物語っています。
この周辺はサイパン最後の激戦地となっており、戦没者のための慰霊碑や塔が多く建立されています。バナデロの北側には、1974年3月に日本政府によって建てられた中部太平洋戦没者の碑「Japanese Peace Memorial」があります。石灯籠を左右に配した日本風の石庭が造られ、太平洋戦争で散った多くの人々の霊を慰めています。
また、戦争で命を落としたのは軍人だけではありません。戦前、島の砂糖キビ産業の発展に大いに貢献したのは沖縄県民で、約9,500人が移住したといわれています。
サイパン島の戦闘で、在留邦人2万2,000人のうち1万5,000人が犠牲になったということから、戦渦に巻き込まれた沖縄県民の数は膨大なものでした。バナデロの南側にあるおきなわの塔「Okinawa Monument」は、犠牲となった沖縄県民の霊を慰めるもので、1968年、当時の琉球政府によって建立されました。
アメリカ記念公園
ガラパンの中心部に位置する緑豊かな公園で、アメリカ合衆国が運営している国営公園です。中央には第二次世界大戦における、アメリカ軍の犠牲者慰霊碑やサイパン島民ギゼ医者の慰霊碑が立てられ、星条旗を中心に5つの旗が掲げられています。
園内のビジターセンターは入場無料で、第二次世界大戦の歴史的な史料や写真が展示され、人々の証言などを音声で聴くことができます。
約20分ほどの記録上映は、プンタン・サバネタ(バンザイ・クリフ)から日本人が海に飛び込む様子など、衝撃的な映像もありますが、平和を考えるきっかけとして見ておきたいものでもあります。
中心部から歩いていくことができ、ショッピングの合間などに気軽に立ち寄れます。
ガラパン
サイパン最大の繁華街「ガラパン」は、ホテルや飲食店、ショップなどが軒を連ね、サイパン観光では外せないスポットです。コンビニ「ABCストア」もありますので、朝ごはんのおにぎりや小腹が空いたときなど、気軽に立ち寄れます。
「ジョーテン・ハファダイ・ショッピングセンター」は、サイパンで1番大きいスーパーマーケット。食料品のみならず、雑貨や衣料品などの日用品も揃っています。お土産も他のお店で買うよりずっとお手頃なのでオススメです。
定番の免税店「Tギャラリア by DFS サイパン」では、世界の一流ブランド品やコスメなどをお得に買うことができ、海外限定品などもあるので、見るだけでもワクワクします。サイパンならではのお土産も取り扱っています。「ハードロックカフェ」もあり、ショッピングの合間にお茶をしたり、食事をしたい時に便利です。
店内には両替所やツアーラウンジもあり、日本語を話せるスタッフがいるので、買い物に困っても相談できて、何かと安心です。主要ホテルをまわる無料シャトルバスも活用しましょう。
自然のエネルギー溢れる絶景を望めるスポット6選
イスレタ・マイゴ・ファハン(バード・アイランド)
サイパン島の東側、入り江に浮かぶ石灰岩でできた小さな無人島で、サイパンの景勝地になっています。別名「バード・アイランド」といい、その名の通り、多くの鳥たちの棲みかになっていて、日の出、日没となると海鳥が群れ集います。自然保護区のため上陸することはできませんが、対岸の展望台から絶景が望めます。
また、日本統治時代には「月見島」とも呼ばれ、月見の名所として知られていた場所でもあります。同じく、島の東側にあるグロットがスターゲイジング(星空鑑賞)ツアーの行き先にもなっており、入り江の付近一帯は美しい夜空が見ることができます。
キャピトル・ヒル
「クロスアイランド・ロード」を上がった小高い丘の総称です。1947年7月にアメリカの国連信託統治領行政府が発足し、この丘に行政本部が建てられたため、Capitol(議事堂)の丘という名がつきました。
現在は議事堂、知事公邸、郵便局、図書館など公的な施設が並び、一帯は閑静な住宅地となっています。
丘の上から眺める景色は素晴らしく、眼下に見渡す「タナパグ・リーフ」は、太陽の位置、雲の動きによって、海の色が刻々と変わる様子が手に取るようにわかります。また、この丘から眺めるマニャガハ島は格別に美しいといわれています。
オールドマン・バイ・ザ・シー
サイパン島の東海岸、太平洋に面したゴルフ場「キングフィッシャー・ゴルフ・リンクス」よりやや南にあるプロフィールービーチの老人の横顔のように見える奇岩です。
波によって侵食され、不思議な形をしているこの岩には精霊が宿っている、との言い伝えも残り、チャモロ人の間では人間が近づいてはいけないと言われています。ツアーを利用しての観光がおすすめです。
潮吹き海岸(テニアン)
テニアン島北東部の海岸にある「ブローホール=潮吹き穴(海岸)」です。サンゴ礁でできた岩場の一部が浸食されて、波が押し寄せるたび、その裂け目から豪快な音とともに海水の柱が吹き上がります。
満潮で波やうねりが高いほど、ダイナミックな光景を見ることができます。近くで見る場合には、濡れてもいい服と、スニーカーなどのしっかりとした歩きやすい靴で行きましょう。
スイミングホール(ロタ)
海沿いにある自然の岩礁穴で、真水が湧き出し、海水と混ざり合って天然プールのようになっています。周囲はすべて岩場という、自然が作り出した不思議なスポットです。
潮の干満によって取り残された小魚や、磯にいる大きなカニやヤドカリを見ることができ、泳ぐこともできます。真水のため海水よりやや水温が低くなっています。透明度が高く、フィッシュウォッチングを楽しむシュノーケリングに適していますが、海が荒れている時は水中にある外洋に繋がる穴から引き込まれる恐れがあり注意が必要です。
個人で行くより、ツアーで参加して、ツアーガイドに確認してから泳ぐ方が安心です。なお、11月~4月頃は貿易風の影響で波が高くなるため、泳げない場合が多いです。
バード・サンクチュアリ(ロタ)
ロタ島の北東部にある「フーニャ岬」の崖下一帯は、熱帯ジャングルになっていて、アカアシカツオドリのほか、シロアジサシ、オオグンカンドリなど約40種の野鳥が飛び交う様子が、崖の上の展望ルートから眺めることができます。
展望ルートには、階段と展望台が設けられ、観光客も気軽にバードウォッチングが楽しめます。ウミドリの巣を真上から見下ろすこともできる珍しいロケーションでもあります。
ビーチ遊びやサンセットタイムが堪能できるスポット5選
マイクロ・ビーチ
ガラパンのホテルの前に広がる、サイパンを代表するビーチです。マニャガハ島と共にサイパンの観光のシンボルとなっています。サイパンで最も美しいビーチの一つで、朝から晩までに7回も色が変わると言われています。特にサンセットは圧巻です。
ガラパンから徒歩圏内でアクセス抜群、マリンスポーツをしたくなったら、すぐにレンタルできて楽しめるのも魅力です。
アチュガオ・ビーチ
サンロケとタナパグの中間に広がるサラサラの真っ白な砂浜が美しい人気のビーチです。「アクア・リゾート・クラブ・サイパン」の横の細い道を進むと、海が目の前に広がります。波は穏やかで小さな子供連れでも安心です。リーズナブルな内陸のホテルに泊まって、徒歩圏内の綺麗なビーチへ足を伸ばしてゆっくり過ごすのもオススメです。
テテトビーチ(ロタ)
ロタ空港とソンソン村のちょうど中間くらいにあるビーチで、白砂の美しさはロタ島随一とも言われています。泳げるビーチが少ないロタで、貴重な遠浅で波も穏やかです。子供連れも安心して海水浴が楽しめます。
世界中の海を潜るダイバーたちが選ぶベストビーチでランキング1位を獲得したほど、その美しさに魅了されます。穏やかなビーチですが、少し沖へ出ると流れが速くなる場所があります。ライフガードはいませんので泳ぐときは沖に行かないようご注意ください。
サンセットビーチバーベキュー(アクア・クラブ・リゾート・サイパン)
サイパン4つ星ホテルの「アクア・クラブ・リゾート・サイパン」で行われる、サイパンで1番ビーチに近い場所で楽しめるバーベキューです。プライベート感あふれるビーチでサンセットを眺めながら味わえるディナーは格別です。シェフが焼き上げるバーベキューは、ロブスターやお肉、魚まで素材の味を存分に楽しめます。
加えて、伝統的なポリネシアンダンスショー、ギター演奏、なんといっても、サイパンの空が何色にも変化し幻想的な最高の演出を醸し出してくれます。
月・水・土曜のみの開催で、オプショナルツアーでの申込み、もしくは、公式サイトからも日本語で予約できます。ホテルとの送迎付きなので安心です。仲間や家族とはもちろん、特別な記念日や大切な人と過ごすにはうってつけのロマンティックなシチュエーションです。
ゴッドファーザーズ・ビーチハウス
フィエスタリゾート&スパ サイパンのビーチにある、これぞ南国といった雰囲気のビーチバーです。日中は美しいビーチを眺めながら、夕方はサンセットを眺めながら、アルコールが楽しめます。お酒の弱い人には、ノンアルコールドリンクも用意されています。開放的な造りと雰囲気で、気軽に立ち寄れるのもおすすめのポイントです。
ショッピングやグルメを楽しめるスポット5選
Tギャラリア・サイパン
サイパンの中心・ガラパンにあり、世界のラグジュアリーブランドがそろうサイパンの免税店です。ここでしか手に入らない人気ブランドや限定品など注目のアイテムも多く、大切な方へのギフトや自分へのご褒美選びにも便利です。
店内は、ラグジュアリー・ブランド・エリア、時計を中心としたファッション&ウォッチ・エリア、コスメと香水のビューティ・エリア、そしてギフト・エリアで構成されています。人気の雑貨やお菓子まで揃っていて、見て回るだけでも楽しいです。また、館内では無料Wi-Fiも利用できます。
各主要ホテルとTギャラリア・サイパン間を結ぶ無料シャトルバスが運行しています。
アイ・ラブ・サイパン
ガラパンの中心にある、フードからコスメ、洋服までお土産満載のショップです。店名そのままのオリジナルグッズも豊富に揃います。
定番のチョコレートをはじめ、オーガニックな食品系から話題の最新コスメ、かわいいキャラクターグッズや大人気のオリジナルTシャツなど、お土産に最適なアイテムが並び、滞在中は一度は訪れたいマストスポットです。
店内の一角にはイートインのスペースもあり、スムージーやコーヒーなどを飲みながらの小休憩もできます。日が沈む頃になると店先でチャモロダンスのパフォーマンスが行われます。
ガラパン以外にも、ハイアットリージェンシーサイパンやケンジントンホテルサイパンなどのホテルのなかにもあり、ちょっとお土産が足りないというときにも便利です。
ジョーテン・ハファダイ・ショッピングセンター
ローカル御用達で、食品から、アルコール、日用雑貨、土産品まで生活用品が一式ほぼなんでも揃う、大型スーパーマーケットです。営業時間は、8:00〜23:00です。リゾートホテルに近いので、観光客にも愛用されています。
おすすめは、店内入ってレジのすぐ奥にあるローカルプロダクトの、ノニやココナッツなどのマリアナでとれた農産物を加工したさまざまなアイテムがあります。
酒類コーナーも人気で、メイド・イン・マリアナのビール「サイパンブリュイング」やワイン、また意外にも日本の焼酎も並んでいます。その他、チーズなどもさまざまな種類が用意されています。「ハファダイ・デリ」で手頃な惣菜やフルーツを買って、ホテルでゆっくり飲みたい時にも重宝しますね。
カントリー・ハウス・レストラン
アンガスビーフ協会認定のプレミアムビーフを使用しているステーキ専門店です。広大な牧場で、自然が育んだ本物の牛肉を味わえます。霜降り肉じゃないのにとっても柔らかく、そのうえ低カロリーなんて嬉しすぎる、女性にも食べやすい人気のステーキです。
ステーキの代表格「サーロイン」や脂肪分が少なく柔らかいのが特徴の「テンダーロイン」、コクのあるステーキが好みであれば「リブロイン」など種類があります。
さらに、ウエスタンスタイルのインテリアが旅の気分を盛り上げてくれます。価格は、リブロインステーキ$25~、サーロインステーキ$25~です。21:00以降はレイトハッピーアワー。食事した方はドリンク半額といううれしいサービスもありますよ。
ハード・ロック・カフェ
世界中の有名アーチストのギターやステージ衣装が飾られた店内で、音楽とともにアメリカンフードが楽しめる、定番人気のカフェ&レストランです。天井から吊り下げられた車もインスタ映え間違いなしです。
サイパンのオリジナルメニューや日本人向けスペシャルメニューも用意されています。いかにもアメリカンなボリュームたっぷりのハンバーガーは食べごたえ十分です。
週末を中心に、ローカルバンドのライブや各国のミュージシャンを招いてのイベントなども開催され、おなじみのロゴグッズも入手できます。Tギャラリア内にあるので、買い物の合間の休憩にもピッタリです。
サイパンの歴史に触れられるスポット7選
ガラパン教会
18世紀のスペイン統治時代は、カトリック教会と呼ばれていました。太平洋戦争で破壊されたものの、その後新築され、現在にいたります。正式名称は、「クライストライチャーチ」です。
2006年には、新たにペインティングされ、白亜の建物に生まれ変わりました。何より、左右対称のデザインが美しい建物です。じっくり見学するならミサの時間を避けて行きましょう。
スペイン教会鐘楼
ガラパン教会の裏手にあるスペイン教会の鐘楼です。18世紀のスペイン統治時代に建てられ、1923年に再建されましたが、太平洋戦争時に爆撃されて崩壊し、現在は鐘楼だけが残っています。ガラパン教会と共に歴史を感じさせる観光スポットです。
砂糖王公園・彩帆香取神社
日本統治時代、「シュガーキング(砂糖王)」と呼ばれていた松江春次の功績を称えて造られた公園です。南洋興発の初代社長だった松江春次は、当時の一大産業であったサトウキビ栽培と製糖事業で産業発展に貢献しました。園内には、復元されたサトウキビ運搬用の蒸気機関車と松江春次の銅像があります。
隣接する彩帆(サイパン)香取神社の建立は、1911年ですが、太平洋戦争の戦火で焼け、その後再建されました。灯篭は戦前のものが今なお残り、激戦の際の銃撃の跡などが悲惨さを伝えています。
毎年秋には、北マリアナ日本人会による秋祭りが行われます。まるで日本の縁日のような、ローカルも楽しみにしているお祭りのひとつです。
聖母マリア像
「キャピトル・ヒル」から「クロス・アイランド・ロード」を南下して小道を入った所にある祠(ほこら)です。道の右側に洞窟があり、その中の祭壇に聖母マリア像が祭られています。戦時中に、信仰の自由を奪われたカトリック信徒が日本軍の目を盗んで、信仰を守り続けてきた祠です。
良質な水に恵まれないサイパンですが、祠の前には湧き水の井戸があり、マリア様の神水としてあがめられています。身体の悪いところにかけると治ると信じられており、直接飲むこともできます。
入り口の横にはロウソクを購入できるキャンドルハウスがあり、地元の人が祈りを捧げる場所です。毎年2月中旬には、フィエスタ(カトリックの祭礼)が催されます。パワースポットとして人気ですが、観光で訪れる際は小さな声で話すなど注意しましょう。
北マリアナ博物館
かつての日本病院跡を改築して、1988年にオープンした、北マリアナ諸島の歴史と文化を紹介する博物館です。
サイパンや北マリアナ諸島の歴史的な写真や絵画などを中心に、貴重な展示物が並んでいます。また、日本の統治時代の砂糖王として原住民から尊敬されている松江春次に関する資料やビデオも放映されています。改装中で休館の場合もあるので、開館時間については、事前に確認しておきましょう。
カラベラ・ケーブ
島の北東のジャングルの中にある洞窟です。「カラベラ」とは、骸骨を意味するチャモロ語。かつて、スペイン人に古代サイパンの先住民族が大量殺戮され、骸骨が積み重なったという所以があります。古代チャモロ人たちが死者を埋葬していた神聖な場所でもあります。
入口に立つと、洞窟奥に広がる深い空間が感じられ、神秘的な雰囲気が漂います。近くまで道が整備されているのでレンタカーで行くことができます。また、森を散策するジャングルツアーなどで訪れることもできます。
タガ遺跡(テニアン)
サンホセ村中心部から徒歩約5分のサンホセ公園にあります。高さ5mを超す巨大な石柱は、お椀型の石を載せたもので「タガ(ラッテ)ストーン」と呼ばれています。サイパン、ロタ、グアムでも同じような石柱が発見されていますが、テニアンのものが北マリアナ諸島で最大のものです。
古代チャモロ人の伝説の支配者・タガ王が造ったといわれ、その目的は今だに謎に包まれたままです。
ランド・アクティビティを楽しめるスポット3選
キングフィッシャー・ゴルフリンクス
ガラパン地区から車で約15分。サイパンの東海岸の断崖に広がり、全ホールから海を望むダイナミックな18ホールと、3ホールの練習用コース、計21ホールで海風を感じながらゴルフを楽しめます。海越え、池越えが続くホールなど、迫力があって変化に富み、多くのプレーヤーを魅了します。
エキストラホールは、パー4が3ホールあり、練習やレッスンに最適です。海外のコースとしては珍しいティーハウスが設置されてあり、特に海側の14番ティーハウスからの眺めは、ため息がでるほどの美しさです。ラウンド中に、コース名にもなっている美しい鳥「キングフィッシャー(カワセミ)」の姿を見かけることも。
眺望の良いレストランは朝6時より営業。朝食から軽食、定食まで取り揃えています。
オフロードバギーアドベンチャー
自然が広がるサイパンでの陸のアクティビティ、オフロードをバギーで駆け抜けてみましょう。日本ではあまり見かけないような、舗装されていないワイルドな道は、ガタガタと振動が直に伝わり、とてもエキサイティングな体験ができます。
サイパンのツアー会社「マリアナス・トレッキング」が行うツアーでは、1人乗りや2人乗り、またガイドと一緒に乗車も可能です。運転に自信がなくても、ガイドからの操作説明もあって、練習コースも用意してあります。草木に覆われた道なき道を探検しながら突き進んで行くと、地元の農園や穴場のビーチにたどり着きます。 傍らには美しいサイパン沿岸の景色も楽しめます。レンタカーとはまた一味違ったスリルも味わえます。
バイクアドベンチャー
サイパン北部には絶景ぞろい、主要観光スポットをエコバイク(電動自転車)やマウンテンバイクで走り抜けるのもおすすめです。少し体力に自信がない人なら、電動自転車であれば気軽に体験できます。
スーサイドクリフ、バードアイランド、バンザイクリフなどに立ち寄り、グロットでは海況がよければ スノーケリングを楽しむことができるツアーがほとんどです。各スポット間の移動は、自転車で約10〜20分ほどです。南国の風を体全体で感じながら、自分の足で巡ると格別な気分です。
日本人なら一度は見ておきたいスポット3選
ラデラン・バナデロ(スーサイド・クリフ)
標高約249mのマッピ山頂近くの断壁で、「プンタン・サバネタ(バンザイ・クリフ)」と同様、多くの日本兵や民間人が身を投じた場所です。通称「スーサイド・クリフ」と呼ばれます。
現在、頂上は平和記念公園となっており、中央には十字架を背にした観音像が立っています。眼下に広がるジャングルは緑が美しく、旧日本軍飛行場跡が見渡せます。プンタン・サバネタと共に、日本人として当時の思いに馳せ、目に焼き付けておきたいスポットです。
日本刑務所跡
日本統治時代に使用された刑務所です。戦争や台風などで建物の一部は崩れていますが、今も残っている部分を見学することができます。
独房や大部屋にはめ込まれた鉄格子、棟の壁には機銃や砲弾の跡が見ることができ、戦争の激しさがうかがえます。安全のため建物内には立ち入らないようにしましょう。
スーサイド・クリフ(テニアン)
サイパン島と同じく、テニアン島にもスーサイド・クリフと呼ばれる場所があります。太平洋戦争中、日本軍がアメリカに降伏する前に「バンザイ」と叫んで、集団自決した場所であることから、テニアンの「バンザイ・クリフ」とも言われています。
テニアン島のスーサイド・クリフは、天気が良いと海に広がる景色が素晴らしく一見の価値があります。日本人にゆかりが深い場所なので、地元の人々はほとんどいません。近くには、沖縄平和記念碑、日本人戦没者慰霊碑が建てられています。
失敗なしのサイパン定番お土産
アイラブサイパングッズ
大型ショッピングセンター「アイラブサイパン」で店名そのままのロゴが入ったオリジナルグッズは、サイパン旅行の記念にピッタリです。「I LOVE SAIPAN」の「LOVE」の部分がハートマークになっています。
マグネット、キーホルダー、フォトフレーム、マグカップ、タンブラーなど、豊富に揃っています。少しかさばりますが、ぬいぐるみも人気です。お菓子にもロゴが入っているものがあるので、サイパンをアピールするにはピッタリです。
ノニ製品
熱帯地方に自生する植物「ノニ」をご存知でしょうか。日本では「ヤエヤマアオキ」と呼ばれ、サイパンでもたわわになっている実を見かけることができます。ビタミンやミネラルをはじめ酵素、アミノ酸などの栄養素が豊富に含まれていて、古くから「奇跡のフルーツ」や「神様からの贈り物」と珍重されてきた所以です。
そんなノニを使用した製品は、サイパン土産にオススメです。手軽なものとして、石けんやお茶、その他、オイル、ジュース、シャンプー、化粧水などがあります。ノニ茶は、少し癖がありますので、事前に試飲したほうがいいでしょう。ちなみに、熟れたノニの実は、鼻をつままずにはいられないような強烈な臭いを放ちます。
ココナッツオイル
南国風景ではおなじみ、採れたてのココナッツをそのままジュースにしてストローで飲んだり、実の部分をお刺身のように味わえる万能なココナッツは、美容効果も期待できる代物です。
サイパン産の新鮮なココナッツから採れたバージンココナッツオイルは、特に女性に嬉しい人気のお土産です。保湿力が高く、お肌のくすみ、シミ、シワの改善を促す働きがあると言われています。顔、手肌、髪の毛、体全体に使え、毎日のケアに便利な美容アイテムです。赤ちゃんにも使えるやさしい無添加ソープのココナッツオイルソープもあります。
コスメ
日本でも人気のコスメブランド「O・P・I」のネイル製品で有名ですが、アボジュースというボディー(ハンド)クリームのミニボトルも、コスメ好き女子に圧倒的な人気です。サラサラとしていていい香りです。セット売りがお得ですので、たくさんの人に配る用お土産として購入するのもおすすめです。
また、マリアナ諸島発のナチュラルコスメブランド、MARIANA OCEAN(マリアナオーシャン)のハンドメイドソープは、伝統的なコールドプロセス製法で一つ一つ手づくり。約30種類以上ものココナッツオイルやお肌へのヒーリング効果の高いエッセンシャルオイルなどを組み合わせて作っています。肌が潤うと好評です。
限定フレーバーのお菓子
「限定」と書かれているだけで、なんだか、購買意欲をそそられますね。日本では定番のお菓子が海外で限定フレーバーとして販売されています。
ご当地プリッツ「グアム・サイパン限定ココナッツプリッツ」は、ジャンボサイズで中には小袋となっているので、大勢
の方へのお土産として大活躍です。「ハイチュウ(リリコイ味)」は、パッションフルーツを指すリリコイ味は、暑いサイパンにはもってこいの、酸味が感じられる、サッパリとした後味になっています。
海外のマカダミアナッツチョコでおなじみの「ハワイアンホースト」の「抹茶マックスバー」も、国内ではあまり見かけることがないので、プレミア感があって喜ばれます。抹茶味のチョコの中にはマカデミアナッツが入っています。
スパム
アメリカではすっかりお馴染みのスパムは、サイパンでもよく食べられています。スーパーなどのイートインスペースでは、スパムむすびなども置いてあるので、そこで味見をしてみてお土産用に購入するのもおすすめです。
日本にもスパムはありますが、黒コショウやガーリックなど種類が多く、自宅で食べながら、旅行の余韻に浸るのもアリです。
サイパンへのアクセス・所要時間
現在、直行便はありませんが、スカイマークがチャーター便を運航しています。(今後、定期便になるかは未定)
チャーター便
- 約3時間30分
乗り継ぎ
- 成田から 乗り継ぎ 11〜15時間
- 名古屋から 乗り継ぎ 約6〜11時間
- 関空から 乗り継ぎ 約8〜13時間
- 福岡から 乗り継ぎ 約8〜13時間
サイパン観光の移動手段
サイパンには公共の交通機関がありません。タクシー、レンタカー、シャトルバスなど、シーンによってうまく活用しましょう。
タクシー
ホテルのフロント、レストランやショップにお願いすれば呼んでもらえます。日本のように流しのタクシーがいません。また、自動ドアではないので気をつけましょう。乗車の際は、行き先までの金額とメーターが動いているかしっかり確認しましょう。チップも忘れずに。
ツーリストにお得な「タクシー乗り放題パス」もあります。
無料シャトルバス
「Tギャラリア・サイパン by DFS」でショッピングするなら、主要ホテルを回るシャトルバスがあります。運行は、北方面と南方面の2ルートで、ほぼ1時間間隔です。
レンタカー
限られた日程なので効率よく巡りたいなら、断然レンタカーがオススメです。日本の運転免許を持っている21歳以上であれば、サイパン入国後30日間は運転可能です。
必ず保険に入っておきましょう。また日本と同様、ガソリンの満タン返しが基本です。
サイパン観光でお得なフリーパス
タクシー乗り放題パス1日券
指定の1日間(9:00〜22:00)、タクシーにて、ホテルやレストラン、ショッピングスポットへの移動が何度でも利用できるので、宿泊ホテルから遠いレストランやスーパーにも楽に行くことができます。レンタカーを借りるほどではないという人にオススメです。
ツアーデスクなどでチケットを購入し、電話で予約すれば(日本語対応)、迎えに来てくれ、チケットを見せればOKです。なお、タクシードライバーはローカルとなり、日本語は話せませんのでご注意ください。
【料金】
- 1日 1人 25ドル
【運行時間】
- 9:00〜22:00(予約受付は〜21:30)
【公式サイト】
わがままタクシー乗り放題パス1日券
サイパンの年間イベント情報
通年
サバル・ファーマーズマーケット(朝市)
ススペ地区で毎週土曜日に開催される朝市です。マリアナの果物や野菜、ココナッツの羊羹のようなお菓子「アピギギ」などのローカルフードのお店が並び、新鮮な食材を求める人たちで賑わいます。サバルとはチャモロ語で「土曜」のことです。
おかゆやスープなどの屋台で朝ごはんを食べたり、見たことのないような野菜などを見て回るだけでも楽しいです。
ガラパンストリートマーケットとは会場が異なり、ススペのサイパンワールドのすぐ隣です。
ガラパン・ストリート・マーケット(毎週木曜)
毎週木曜日の夜に開催されるナイトマーケットです。以前は「フィエスタリゾート&スパ サイパン」前で開催されていましたが、現在はビーチロード沿いの「ガラパン・クライスト・ライ教会」向かいの広場、通称「フィッシングベース」が会場です。
会場には、ビーフやポークの串焼きなどの食べ物や民芸品・雑貨の屋台が並び、ステージではバンド演奏やダンスショーなどが披露されます。会場はいつも多くの人で賑わいます。出かける際は、1ドル、5ドルの紙幣を用意しておいたほうがいいです。なお、アルコールは提供されていません。
2月
ホットペッパー・フェスティバル
テニアン島で開催される、唐辛子のイベントです。島の名物唐辛子「テニアン・ペッパー」は、世界一辛いとも言われ、屋台が並び、さまざまなコンテストなどが行われ、工芸品やローカルフード、アート作品なども展示・販売されます。
各コンテストや催しには、個人のエントリーも可能で、辛党にはたまらないお祭りです。開催期間中は、テニアン空港とテニアン港のそれぞれからイベント会場に向かうシャトルバスが運行されます。
3月
サイパン・マラソン
フルマラソン、ハーフ、10kmファンラン&ウォーキングの3つのマラソンを開催。平坦な道が多く、初心者でもチャレンジしやすいコースになっています。
アメリカ記念公園からビーチ・ロードに沿った景色を眺めながら走れるのも魅力です。地元の人達からの声援を受け、ゴールを目指します。参加しなくても声援を送り楽しむのもいいですね。
タガマントライアスロン
1988年から続くトライアスロンとしては伝統のある大会です。走行距離は、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの計52.5km。サイパンのみだけでなく、グアムや日本をはじめとした各国から強者たちが集まり、競い合います。
4月
フレームツリー・アート・フェスティバル
マリアナの国樹「フレームツリー」の開花時期に合わせミクロネシアの島々の文化を紹介しながら、美術民芸品の創作実演や販売で盛り上がります。フレームツリーは、別名「南洋桜」とも呼ばれ、島内を鮮やかな朱色に染めます。
ステージでは、地元のダンスチームやミュージシャンによるパフォーマンスも行われます。ミクロネシア地域で最も長く開催され続けているカルチャーイベントです。
5月(毎週土曜)
テイスト・オブ・マリアナ
「マリアナ丸かじり!」という名称で親しまれているサイパン最大規模のグルメイベント。アメリカ記念公園にて開催され、ホテルシェフによるチャモロ料理や世界各国の料理が屋台で楽しめます。
地元の伝統ダンス、ローカルバンドの演奏で盛り上がります。午後6時から10時(最終日は夜11時)まで開催される、楽しくておいしいイベントです。
9月
インターナショナル・フェスティバル・オブ・カルチャー
マリアナのカルチャーを伝えるイベントです。会場は、観光客も気軽に足を運べるパセオ・デ・マリアナス。
チャモロ文化をはじめ、サイパンにゆかりのある各国の伝統文化が披露されます。伝統的なダンスや音楽のほか、伝統工芸の体験やローカルフードがそろい、サイパンにいながら多国籍の文化を体験できる機会です。
10月
マリアナ・ウクレレ・フェスティバル
地元のウクレレ奏者やウクレレ教室の生徒、本場ハワイからも参加者がやってくるほど、サイパンで人気のイベントです。
日本人会秋祭り
毎年秋に開催されている「秋祭り」は、サイパンの秋の風物詩のひとつです。日本の縁日を彷彿させるような、縁日には欠かせない、くじ引き、輪投げ、ヨーヨーすくい、屋台などが並び、盛り上がります。会場のパセオ・デ・マリアナスです。
マリアナ唯一の阿波おどり連と剣道チームによるデモンストレーションが披露されたりと、見どころが盛りだくさんです。
12月
クリスマス・イン・マリアナ
毎年恒例のクリスマスイベント。会場のパセオ・デ・マリアナスには、地元サイパンの小中高校生が飾り付けをしたツリーをはじめ、さまざまなクリスマスイルミネーションが登場します。
12月の毎週土曜日には、クリスマスキャロルコンテストや仮装ファッションショーで盛り上がります。また、フード・ドリンクのお店も並びます。冬休みをサイパン島で過ごすなら、是非南国のクリスマスを覗いてみましょう。