韓国ってどんなところ?
基本情報
韓国は朝鮮半島の南半分に位置する東アジアの国で、非常に厳しい軍事境界線が北朝鮮との間にあります。国内には桜の木や数百年前に建てられた仏教寺院が点在する緑に覆われた丘陵地帯、海辺の漁村、亜熱帯の島もありますが、首都ソウルのようなハイテク都市でも知られています。
慰安婦問題などの歴史的背景から、今も政治的に日韓関係は冷え込む側面も見られますが、現在は第3次韓流ブームを迎えており、韓国のアイドルはもちろん、グルメ、ファッション、コスメに至るまで様々な文化において韓国の文化が日本で取り入れられています。
そのため、近年、若い女性の旅行先として韓国は定番と言える人気を誇っています。そんな韓国を観光する上で気になるのは通貨や時差について。韓国の通貨単位はウォンで記号はWです。為替レートは2019年2月の時点で100ウォンが約10円。物価は日本とほとんど変わりませんが、コスメや洋服など韓国の方が安く買えるアイテムも多くあるのでショッピングはおすすめです。また、時差に関してもほとんどないので、時差ボケもなく過ごしやすいです。
主要都市
韓国の韓国主要都市は首都のソウル、港町の釜山、離島の済州などです。
ソウル
ソウルは近代的な超高層ビルや地下鉄、ポップカルチャー、仏教寺院、古宮、昔ながらの露天市が混在する、巨大都市です。
近未来的な曲線の建築物の屋上に公園があるコンベンションホールの東大門デザインプラザ、ニセアカシアとマツの大木がある曹渓寺、かつては7,000室を超える部屋があった景福宮(ギョンボックン)などがあり、有名な観光名所が揃う、言わずと知れた韓国の定番観光都市です。
釜山(プサン)
釜山(プサン)は韓国の大きな港湾都市で、ビーチ、山脈、寺院で知られている最近人気が急上昇している都市です。活気あふれる海雲台ビーチには釜山アクアリウムがあるほか、綱引きなどの伝統的な遊びで親しまれている広場フォークスクエアがあります。他にも、韓国のマチュピチュと言わせているカラフルな壁画の村「甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)」が有名で注目を集めています。
港街ですので新鮮な海の幸が頂けるのも魅力。ソウルとは一味違ったグルメを楽しみましょう。
済州島(チェジュド)
済州島(チェジュド)は日本から最短1.5時間でいけるビーチリゾートとして人気が出てきている韓国の離島です。エメラルドグリーンの海と白砂が美しく、海水浴をのんびりと楽しむことができます。車があれば2日で1周出来る程の大きさで、飲食店やショッピングエリアもあり、見どころ満載です。
韓国の気候
韓国は四季がはっきり分かれ、梅雨や台風シーズンがあるなど、日本とよく似た気候の国です。しかし、冬は厳しい寒さとなり、服装は真冬の東北や北海道を旅するようなしっかりとした防寒対策が必要です。夏の気温は東京と同程度ですが、湿度が東京よりも低い分、過ごしやすいかもしれません。
雨や台風の心配があるので雨具は欠かさずに持っていく必要がありそうです。春や秋は1日の気温差が大きく、重ね着できる格好で行くなどの配慮は必要ですが、観光をするには最適な季節です。
韓国旅行の最適な時期
ショッピングを満喫したいなら免税店のセール期間である夏(6~8月)と冬(12~2月)が最適です。さらに7月頃にはソウルサマーセール、1~2月頃にもコリアグランドセールが開催。デパートやショッピングモールだけでなく、ホテルやレストランでも割引や特典を受けられます。
韓国旅行を考える際に最も気を付けるべきポイントは、お店がほとんど休んでしまう「旧正月(ソルラル)」と「お盆(チュソク)」の時期です。韓国では旧正月とお盆がとても大事な名節で、何日も前から大掛かりな準備をする文化があります。そのため、この時期はほとんどのお店が休業となり、観光地も普段のにぎわいが嘘のように静かです。
この時期は旧暦で数えるので毎年変わるのですが、大体の目安は「旧正月(ソルラル)」が1月終わり~2月の中旬ごろ、「お盆(チュソク)」が9月中旬~10月初めごろになります。いざ韓国に着いて営業しているお店がなかったら折角の旅行が台無しです。その年のソルラルとチュソクがいつのなのか調べてから航空券を取ることをおすすめします。
定番スポット10選
東大門デザインプラザ
東大門運動場跡地に誕生したソウルのランドマーク。3次元の立体設計技法を駆使して設計された非線形的な建築デザインが特徴で、ライトアップされる夜には近未来的な様相に一層磨きがかかります。建物の設計はイラク出身の建築家ザハ・ハディッド氏が担当しています。
延面積85,320平方メートルに及ぶ広大な敷地は、大型催物場「アートホール」、韓国デザイン・トレンド発信地「ミュージアム」、デザインビジネス拠点「デザインラボ」、食事・買い物エリア「デザインマーケット」からなります。
アートやデザインに興味のある方なら必ず楽しめる施設です。時期によってやっているイベントなども異なるので、何度訪れても楽しめると思います。
また、毎週金曜・土曜の夜は「夜市」を開催しています。韓国グルメから世界各国の食べ物が味わえるフードトラックが出ています。開催は春から秋にかけての週末の金曜日と土曜日の2日間で、入場は無料です。週末ナイトショッピングの合間や、周辺のホテルに宿泊の際には夜市も楽しんでみましょう。
ピョルマダン図書館
江南(カンナム)の三成(サムソン)駅直結の図書館です。2017年にオープンしたもので、天井まで長く続く本棚の壁が圧巻の迫力なので、地元の方が利用する図書館としての機能だけでなく、インスタ映えスポットとして観光客から注目を集めています。
ピョルマダン図書館はアクアリウム・劇場・映画館などのレジャー施設が入った複合施設COEXの中にあり、トレンドの発信地となっています。中でも芸能事務所「SMエンターテイメント」関連のミュージアムやショップでは、ここでしか見られないレアな写真やグッズを購入出来るのでK-POPスターファンにとっては堪らないスポットにもなっています。
ナンタ劇場
韓国の伝統芸能に「サムルノリ」というものがあります。4つの打楽器のハーモニーを楽しむ農村の芸能ですが、その「サムルノリ」をベースにセリフのほとんどないミュージカルとして生まれたのがナンタです。
ナンタは漢字で書くと「乱打」。5人の役者さんたちが、歌う代わりにありとあらゆる道具を使った打楽器合奏によってストーリーを展開させていきます。
ミュージカルと言っても、韓国語で歌うものではなく、ほとんどがセリフ無しで進んでいきます。また、観客も参加型になっているので見ていて内容が理解できなかったり、退屈になってしまうという心配は無用です。
ソウルでは明洞(ミョンドン)と弘大(ホンデ)の2か所に常設劇場があります。明洞の劇場では平日は1日2回、週末は3回から4回ほど公演が行われています。そのほかに海外公演もたくさん行われており、今までになんと18か国で公演したそうです。
会場の入り口には演者さんたちのパネルや劇場に出てくるフライパンや太鼓などの小道具が飾ってあり、写真を撮れるスペースになっています。まるで舞台に立っているかのような気分を味わえるのでおすすめです。
明洞
明洞(ミョンドン)はソウル最大の繁華街で日本語が通じやすく、観光客に人気NO.1の観光地です。国際的なファッションブランド、高級デパート、国産の化粧品店などが集まるショッピング街で、エステやレストラン・ホテルまで充実したエリアです。
もちろん、レストランも充実していますが、夕方になるとメインストリートに多くの屋台が登場し、韓国ならではのグルメを満喫することができます。
また、明洞ナンタ劇場では韓国音楽とドラマが融合されたショーが上演されており、観光に最適です。音楽が主なパフォーマンスになるので韓国語が分からなくても楽しめます。カルチャーからショッピング、グルメまで様々なコンテンツが混在しているエリアなので、ソウル初心者からリピーターまで万人が楽しめる場所です。
ロッテワールド
ソウルの人気観光スポットの一つでぜひ行っておきたいところといえばここ、ロッテワールド。世界最大級の全天候型テーマパークで、屋内にアトラクションがある「アドベンチャー」、石村湖(ソクチョンホ)に造られた人工島に各種アトラクションがある「マジックアイランド」からなる遊園地です。
ソウル市内をぐるっとまわる地下鉄の駅近くにあるのでアクセスも抜群です。外国人特別割引チケットもあるので、観光客はお得にチケットを取ることが出来ます。丸々1日楽しめる施設なので長めに滞在する方や家族連れに特におすすめです。
新世界スパランド
韓国では日本でいうスーパー銭湯のようなものをチムジルバンといい、韓国の美容に敏感な若者の間で流行しています。新世界(シンセゲ)スパランドはそのチムジルバンの1つで、規模が大きく、清潔であることから韓国人だけでなく日本人にも大人気の施設です。
天然温泉やサウナが数十種類もあるだけでなく、パウダールームには化粧水、乳液、ボディローション、ヘアスプレー、ヘアジェル、ヘアブラシ、ドライヤーなどアメニティが充実しており、手ぶらで手軽に寄れるのも魅力的です。到着後すぐに飛行機の疲れを癒すのにも帰国前に観光の疲れをとるのにもぴったりです。
チャガルチ市場
韓国一の規模を誇る海産物専門市場です。海が近いことから新鮮で美味しい海産物が安く手に入ることで有名な釜山のチャガルチ市場では、店舗だけではなく露店も多く集まっているので、人気の観光スポットとなっています。
また、2006年には市場のビルがリニューアルオープンしました。海産物専門市場というと生臭く汚いイメージがありますが、こちらの市場では女性でも食べ歩きを楽しめる清潔さです。せっかく海の近くの街なので、新鮮な海産物を楽しみましょう。
BIFF広場
BIFF広場は、南浦洞の地下鉄「チャガルチ」駅から徒歩3分ほどの場所にある屋台街。「Busan International Film Festival(釜山国際映画祭)」の頭文字を取ったものが名前の由来で、ここには世界各地の大物映画関係者の手形が埋められています。その中には日本を代表する映画監督、北野武監督の手形もあるそうです。
売られている屋台の食べ物はソウルとあまり変わらず、トッポギやチヂミ、韓国風おでんなど。屋台が始まる時間が夕方からと遅いソウルに対して、このBIFF広場の屋台は朝の10時頃から夜遅くまで営業しており、いつでも食べ歩きを楽しめるのが特徴的です。
西面(ソミョン)
釜山の若者に大人気な最近大注目のエリア。ソウル内でいう明洞のような存在で、ロッテ百貨店をはじめとするショッピングビルや飲食店、カジノなどの遊び場も豊富な観光地です。
特に有名なのは巨大な地下市場。韓国各地に様々な地下市場がありますが、ここ西面(ソミョン)には「西面地下商街」と「ロッテ地下ショッピングモール」という2つの大きな地下市場があります。これらの地下市場ではハイセンスな韓国雑貨というより、地元の方が買って行くような韓国らしい生活必需品や便利品、ちょっと珍しいものを見つけることができます。
雨に濡れる心配がないのが地下市場のいいところ。駅と直結している地下街もあるのでとても便利です。
DORE DORE
韓国のカフェはインスタ映えするようなカラフルなスイーツや可愛らしいモチーフや内装に彩られており、インスタ映え抜群だと大人気ですよね。
その火付け役とも言える韓国インスタ映えカフェの代表がこの「DORE DORE」。爆発的人気を誇ってから系列店舗を増やし、「DORE ART VILLAGE」、「DORE DORE恩平店」、「DORE DOREソウル駅店」、そして「DISHROOM by DORE DORE 東大門店」と4店舗展開しています。
どの店舗もインスタ映えを意識した内装にはこだわりがあり、ピンクや水色などのパステルカラーを基調としたインテリアで統一され、可愛らしいケーキが写真映えするように工夫されています。
特徴的なのはケーキの斬新さです。ブタなどの動物キャラクターがケーキに乗っていたり、ケーキの側面にお花が描かれていたりと様々なデザインが施され、まるで芸術作品のように飾られています。その中でも特に人気なケーキがレインボーケーキ。その名の通り七色の虹のようにケーキの生地が積み重なったケーキで、カラフルで可愛い!と韓国中に広まりました。
インスタ映えカフェの発信地で、本場でしか味わえないスイーツを味わってみてはいかがですか?
歴史を感じるノスタルジックなスポット7選
景福宮(キョンボックン)
韓国ソウルの中心部、ビルが立ち並ぶ一角にある、景福宮(キョンボックン)。朝鮮時代の正宮であり、王の政務の場、王の生活の場として使われていました。
広大な敷地内にはいくつもの歴史ある建物があり、四季折々の景色とともに韓国らしい風景を作っています。韓国を代表する王宮のひとつで、現在は韓国歴史ドラマのロケ地となることも多いです。
日本語無料ガイドや、無人デジタルガイド機器のレンタルも可能なので、韓国語がわからなくても安心して観光できます。また、韓国の伝統衣装・韓服を着用すると入場料が無料になります。近隣のレンタルショップを利用して韓国気分を満喫してみてはいかがですか?
昌徳宮(チャンドックン)
朝鮮王朝時代の5大宮殿(景福宮・昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮・慶熙宮)の1つで、最大の規模を誇る景福宮の離宮として知られている王宮です。
見どころはなんと言っても、現存する正門として韓国最古と言われている「敦化門(トンファムン)」。真っ白な門をくぐって入る景福宮に比べ、敦化門はカラフルで装飾が細かいのが特徴的です。保存状態が良いので最古の門であっても見劣りすることの無い美しさですので一見の価値があります。
また、中に入ると北半分は「後苑」と呼ばれる庭園になっており、四季折々で違った印象をうかがえるので何度行っても楽しめるスポットです。
豊南門(プンナンムン)
高麗時代の末期に築造された、全州市街の中心街にある城門です。1767年に消失しましたが、すぐに再建され現在の名前になりました。
4つある城門の内、唯一現在も残っている豊南門(プンナンムン)は1963年に重要文化財に指定され、1978年に修復されたのが現在の姿になっているそう。その貫禄ある姿は全州のシンボルとなっています。夜は昼間と表情が変わりライトアップされ、デートスポットの1つとしても人気になっています。
梵魚寺(ポモサ)
新羅時代の高僧、義湘(ウィサン)大師によって、国民の思想を強化するために建てられたと言われている仏教寺院です。天から降りてきた金色の魚が井戸で遊んでいたという伝説から、天の魚を意味する「梵魚」がその名前の由来になったそうです。
現在の建物は、朝鮮時代1713年に再建されたため、繊細で華麗な朝鮮時代の建築美をうかがえます。その美しさから本堂の大雄殿は国宝に指定されるほど。ですが、そ他の3層石塔や一柱門など多くの文化財を存在しています。間近で見てみると、その精巧さや美しさに圧倒されると観光客にも大人気のスポットになっています。
宗廟
朝鮮王国の歴代王と后をまつっている神聖な場所です。正殿が横長の独特な建築になっており、これは位牌が増える度に部屋を増やしたからだそうです。ほかに永寧殿、功臣堂、身を清める斎宮などいくつかの建築物があり、見応えのある観光名所です。
また、毎年5月の第一日曜日は王族の末裔である全州李氏の一族が集まり、宗廟祭が行われます。ユネスコ文化遺産にもなっている現代に残る貴重なお祭りなのでぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
桂山聖堂(ケサンソンダン)
1902年に大邱初の西洋ゴシック様式の木造建造物として再建された聖堂は、元々は大邱で活動していたフランス人宣教師のロバートにより1889年に建てられた韓国式の木造建造物が消失したものです。そのため、ゴシックとロマネスク様式が絶妙にマッチしており、韓国3大聖堂に1つにも数えられるほどの美しい建物に仕上がっています。また、朴正煕(パクチョンヒ)元大統領が結婚式を挙げた場所としても知られています。
明洞聖堂
ソウルを代表する繁華街である明洞で荘厳な雰囲気を漂わせている明洞聖堂は、韓国初のレンガで出来たゴシック建築で「史跡258号」に指定されています。昼間はステンドグラスから差し込む光が爽やかな気分を感じさせてくれる気持ちのいい建物です。夜になるとライトアップされ、ロマンチックな雰囲気を感じ取ることができます。
この教会は長い間多くのカトリック教徒に愛されており、現在では観光客も気軽に見学をすることが可能になっています。ミサ中は入ることが出来ませんが、その他の時間に信者の方々へ配慮しながら、静かにその建築美や荘厳な雰囲気を楽しみましょう。
また、聖堂の地下1階には文化複合施設の「1898広場」が広がっています。聖堂の公式グッズショップだけでなく、おしゃれなカフェやレストランなどもあり、明洞での買い物や観光に疲れた時の休憩に最適です。聖堂とセットで訪れてみましょう。
絶景を望めるスポット6選
83タワー
大邱市の頭流(トウル)山頂に建てられた電波塔。このタワーの高さは202mですが、83階の高さであることからその名前の由来となったそうです。大邱を代表するランドマークとなっており、展望台からは大邱の夜景や風景が楽しめ、特に回転レストランは観光客にも大人気です。
また、様々なアトラクションを備えるテーマパークの「E-World」が併設されており、家族連れやカップルにもおすすめのスポットです。
釜山タワー
釜山の中心部にある龍頭山公園内にある展望塔で、高さ約120mとやや低めですが、釜山港や影島(ヨンド)などの見どころを一望出来ます。展望台の中には釜山の街中をモノクロで描いたフォトジェニックなウォールアートなどのフォトスポットが盛りだくさん。インスタ映えする写真をたくさん撮ることが出来ます。
また、夏季は20:00〜22:00、冬季は19:30〜22:00のあいだで、「ファンタスティックライティングショー」というプロジェクションマッピングが15分間隔で行われています。音楽と共に、灯篭や花火などがスクリーンに投影されるこのショーは釜山の夜景ぴったりマッチしていてとても幻想的です。
釜山タワーのある龍頭山公園内には他にも、「釜山映画体験博物館」や「釜山近代博物館」もあり、観光にはうってつけの場所になっています。あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
盤浦大橋(パンポデギョ)
ソウル市内を東西に流れる漢江(ハンガン)にかかる大きな橋です。4〜10月の暖かい時期限定で橋桁から滝のように噴水が漢江に落ちるショータイムがあります。昼間も開催されており、その風景は一度は見ておきたい絶景ですが、特にオススメするのは夜の部です。
カラフルな光でライトアップされた「レインボー噴水」は必見。世界最長の1kmに渡る長さで7色の水しぶきが光る姿は他では見ることが出来ません。
対岸にはソウルのシンボル、Nソウルタワーなどもあり、噴水と一緒にソウルの夜景も楽しむことが出来ます。都心にある絶景スポットなので、1日の観光の締めくくりにゆったりと眺めて癒される過ごし方もいいですね。
ソウルスカイ
2017年にグランドオープンした高さ555mのロッテワールドタワーの展望台です。117階から123階までが展望台となっていて、ソウルの街並みが一望できるスポットです。エレベーターに乗りわずか1分で117階に到着します。117階から123階まで様々な施設があり、写真撮影を楽しめるスポットも多いです。
ガラスの床の展望台は特に人気で、まるで宙に浮いているような感覚を味わえます。また、最上階はラウンジになっており、落ち着いた雰囲気の中、軽食やドリンクを楽しむことも出来ます。
Nソウルタワー
南山(ナムサン)の頂上にそびえ立つ「Nソウルタワー」。2005年に、「先端と自然の調和」というコンセプトのもと150億ウォンが投入された大々的なリニューアルを経て、「南山ソウルタワー」から「Nソウルタワー」と名前を変えて生まれ変わりました。
デジタル施設やイベント会場、各種レストランが揃う展望文化空間として。また、夜は幻想的な照明が繰り広げられるソウルのランドマークタワーとしてパワーアップし、ますます人気のスポットです。
高さは236mですが、243mの南山の上に位置するため、海抜479mの展望台からソウルを一望できるのが最大の魅力です。また、夜に登ればロマンチックなソウルの夜景を楽しむことが出来ます。
海東龍宮寺
釜山(プサン)市内から30分ほどの場所にある海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)は、海岸沿いの崖に建つお寺です。波打ち際にたたずむ寺院はまさに絶景で、そのロケーションの良さから多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
境内に観音大仏、3層石塔、大雄殿や龍王堂が建っており、多くの参拝スポットがあるパワースポットです。誰でも一つの願いごとを強く願えば叶うという言い伝えがあるそうです。
広い境内の中には金色の派手で変わった仏像がたくさん配置してあったり、絶景スポットもあり、のんびりと散策するだけでも十分に楽しめる観光地です。釜山を訪れた方は是非チェックしてみてください。
インスタ映え観光エリア5選
松月洞童話村
ディズニーなどのキャラクターの絵が描かれたカラフルな家が並ぶ住宅街。インスタ映えするフォトスポットで溢れています。元々特別な施設だった訳ではなく、普通の住宅地なので入場料などは一切必要ありません。週末の観光客が多く訪れる際には、車が通行止めになるなど、観光に対する配慮があり、安全に楽しむことが出来るスポットです。
目の前にチャイナタウンが広がる仁川(インチョン)駅のすぐ近くのスポットなので、チャイナタウンで食べ歩きしながらセットで楽しむのにもおすすめです。
梨花洞壁画村(イファドンビョッカマウル)
ソウルの東大門(トンデムン)北側には「梨花洞壁画村(イファドンビョッカマウル)」と呼ばれている住宅街があり、メインストリートから民家の裏路地にまで、ジャンルを問わない、さまざまなアーティストの壁画やオブジェがあふれています。
その景観はまさに路上美術館。足をとめてじっくりと鑑賞したり、カラフルな絵と一緒に写真を撮ったりと、それぞれが思い思いに楽しむ事ができます。
中でも特に有名なのが自分の背中に羽が生えたような錯覚を起こす事ができるアート壁画です。写真を撮るのに長蛇の列ができるほど人気なんだとか。
他にも椅子が置いてあるように見えるトリックアート壁画など、面白いアートがたくさんあります。可愛らしいカフェもあるので、1日中いても飽きないです。インスタ映えする風景が大好きなおしゃれ女子に特におすすめなので、是非チェックしてみて下さいね。
甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)
カラフルな集落の入り組んだ路地が迷路のように見えるため、「韓国のマチュピチュ」と呼ばれるようになった甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)。もとは朝鮮戦争の際に北朝鮮から逃げ延びてきた人々が山肌につくった集落とされています。
その後、山の斜面に家が立ち並ぶ様子や歩道が入り組んだ迷路のような景色が美術家や写真家たちから注目されるようになり、2009年の「マチュピチュプロジェクト」と呼ばれる村おこしによって現在のカラフルな姿になりました。
村全体がアート作品として楽しめる観光スポットです。SNS映えするスポットとして女子旅で訪れる方も多い人気のエリア。日本のテレビドラマや映画のロケ地としても使われているので、どこかで見たことのある風景に出会えると思います。
北村韓屋村
北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)は、世界遺産である昌徳宮(チャンドックン)と宗廟(チョンミョ)、王族の宮殿だった景福宮(ギョンボックン)の間にあるエリアです。朝鮮時代から残る韓国の伝統家屋、韓屋が密集する場所で、フォトジェニックな写真が撮れると話題です。
ノスタルジックな雰囲気の北村韓屋村を散策するなら、まずは伝統韓服のレンタルショップに寄るのがおすすめ。チマチョゴリを身にまとい、韓屋街をさっそうと歩くのが北村歩きの醍醐味です。また、韓屋街をどんどん登っていくと周辺を一望出来る絶景スポットも。韓国の歴史を感じることが出来るおすすめの観光地です。
元々は王朝時代に貴族が住んでいたと言われていますが、現在は一般の方が生活される住居地域です。住民の方に迷惑にならないよう、配慮をしながら観光を楽しんで下さいね。
全州韓屋マウル
韓国伝統家屋である韓屋600軒あまりが集落をなす美しい旧市街は、朝鮮時代の景観がそのまま保存されています。伝統工芸や酒の博物館、生活体験館などがあり、宿泊して全州名物であるビビンバを味わえる施設もあります。
このエリアの観光で特に人気の楽しみ方は、レンタルの伝統衣装を着て街を散策すること。古い街並みに伝統衣装がとてもマッチするのでインスタ映え抜群です。
大自然を感じるパワースポット4選
済州島(チェジュド)
済州島は韓国で一番大きな島で、韓国最高峰の山、漢拏山の火山活動によって出来た島です。韓国では「韓国のハワイ」とも言われる定番のビーチリゾートアイランド。済州島に着くとまず出迎えてくれるのは石で出来た守り神「トルハルバン」で、この像の鼻に触れると男の子に恵まれるという言い伝えがあり、特にハネムーンで人気です。
また、おしゃれなカフェや雄大な自然が多くリラックス出来るところが魅力です。さらに、日本から1.5時間というアクセスの良さから、国内旅行よりも気軽に行ける海外リゾートとして日本人からも注目を集めています。
漢拏山(ハルラサン)
済州島はこの漢拏山の噴火によって形成された島です。そんな済州島の中心的存在の漢拏山は、標高1,950mで韓国最高峰です。山の辺り一帯は国立公園として保護されており、2007年には世界自然遺産にも登録されました。
春夏秋冬の美しさがありますが、初夏に咲くヤマツツジと溶岩ドームが特に済州らしい風景を作り出します。登山道が整備されているので登頂することは可能ですが、日帰りが原則で宿泊は出来ません。登山をしたい方はきちんとした装備と情報収拾が必要です。
牛島(ウド)
韓国の離島リゾートとして発展してきた済州島ですが、近年その先の離島が注目されています。その1つとして特に人気なのが牛島(ウド)で、 済州島の城山日出峰近くのフェリーターミナルから約15分で到着できます。気軽に行けるショートトリップにおすすめなスポットです。
島で最も標高が高い牛島峰からは済州島の漢拏山も望むことが出来る絶景ポイントがあり、真っ白な砂浜が有名な美しいビーチも観光におすすめ。雄大な自然に囲まれたこじんまりとした離島で過ごす時間は、パワーチャージ出来ること間違いなしです。
海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)
釜山(プサン)市内から30分ほどの場所にある海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)は、海岸沿いの崖に建つお寺です。波打ち際にたたずむ寺院はまさに絶景で、そのロケーションの良さから多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
境内に観音大仏、3層石塔、大雄殿や龍王堂が建っており、多くの参拝スポットがあるパワースポットです。誰でも一つの願いごとを強く願えば叶うという言い伝えがあるそうです。
広い境内の中には金色の派手で変わった仏像がたくさん配置してあったり、絶景スポットもあり、のんびりと散策するだけでも十分に楽しめる観光地です。釜山を訪れた方は是非チェックしてみてください。
買い物が楽しい!ショッピングエリア3選
東大門市場
ソウルを代表する巨大ショッピングエリアである東大門市場。問屋市場とファストファッションブランドが入るビルが建ち並ぶファッションの街です。韓国客だけでなくファッションを職業としているバイヤーも買い付けに来るほどの品質と品揃えの良さでお洒落な若者が注目しているエリアになっています。
ファッションビル内には、トレンドファッションをはじめ、靴やかばん、レザー・革製品、スポーツ用品などがリーズナブルに手に入る卸売商店があり、欲しかったアイテムを見つけやすいです。
国内外から訪れる忙しいバイヤーに合わせて、深夜から明け方にかけての営業時間のお店が多く、東大門市場一帯は「眠らない街」とも言われています。一晩中買い物に専念できる環境なので、ファッション好きにとってはたまらない街だと言えます。是非東大門市場で安く素敵なアイテムを探してみてください。
南大門市場
ソウルで最も古い600年の歴史の持つ大規模な市場です。キッチン用品・お土産・工芸品・衣料・輸入品など、様々な商品を取り扱っている店舗がひしめき合っており、その数は約10,000店にもおよびます。東大門市場と並ぶ韓国の2大ショッピングエリアとして有名なスポットなので、韓国旅行のお土産を買うなら必ずチェックしておきたい場所です。
また、ショッピングだけでなく食べ歩きができる屋台や名物横丁があり、韓国グルメでお腹も満たされるのが特徴的なエリアです。特に人気の名物屋台は韓国春雨や人参などがたっぷり入った「野菜ホットク」と一口サイズのジューシーな肉まん「マンドゥ」。どちらも熱々の出来たてが美味しい南大門グルメです。
名物横丁は、お土産店などが閉まってくる夜から盛り上がりを見せます。うどんのような韓国料理カルグクスが食べられる「カルグクス横丁」や、ピリ辛ダレで煮込まれた太刀魚など韓国らしい太刀魚料理を楽しめる「太刀魚横丁」、ビビンバやトッポギなどの定番韓国料理が集まる「韓国うまいもん横丁」など様々な韓国グルメが密集しているので、買い物後の腹ごしらえにおすすめです。
新沙洞・カロスキル
ソウルの最新トレンドを発信するお洒落エリア「カロスキル」は、ソウルの南部である江南地方の新沙洞にある若い女性に大人気のストリートです。
街路樹に囲まれた優雅な通りは日本で言う表参道のような雰囲気。ハイブランドのショップや高級コスメショップに加え、お洒落なカフェやレストランなどもあるので、ゆったりと買い物を楽しみながら食事をするのにぴったりな街です。カルスキルでショッピングを楽しむ韓流スターも多いので、もしかしたら韓流スターを見かけることができるかも。
失敗なしの韓国定番お土産
食べ物
韓国の定番お土産と言ったらやっぱり食べ物。現地で絶品韓国グルメを味わったら、その味を日本に持って帰りたくなりますよね。そんな時におすすめなお土産をご紹介します。
食べ物のお土産はばらまきお土産にも最適ですし、街中にたくさんある「CU」「セブンイレブン」「ジーエス25」「イーマート24」などのコンビニチェーン店や「ロッテマート」「ハーモニーマート」をはじめとする大手スーパーマーケットなどで気軽に購入することが出来るのも魅力です。
スナック菓子
韓国で職場や学校へのばらまきお土産を買うならスナック菓子がおすすめです。スーパーマーケットに行くと、日本に負けず劣らず甘いものから辛いものまで様々な種類のスナック菓子が並んでいます。中でも特におすすめなのものはパッケージが凝っているものです。
例えば、ピンクのヤクルトの絵が印刷された袋に入ったグミやポップな色使いの箱の中に小分けの袋が入ったブラウニーなどがあります。インスタ映えの聖地である韓国ならではの可愛らしいパッケージのお菓子は友達に喜ばれること間違いなしです。
また、屋台で売っているハニーチキンやトッポッギなどの韓国料理がそのままお菓子になった韓国らしいお菓子もたくさんあります。おつまみになるような味付けなので、自分へのお土産にもたくさん買っておくといいかもしれません。
韓国のり
軽くて小分けパックになっている韓国のりは、韓国お土産の定番中の定番です。有名な韓国のりブランド「両班のり」は空港でも多く見かけるので買い忘れても心配ありません。最近ではふりかけタイプの韓国のりも増えているので、色々な味を買って食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。ご飯にかけるだけではなく、サラダや冷奴にかけるなど韓国のりの用途は様々。
韓国のりさえ買って帰れば、帰国後もしばらく韓国旅行の余韻に浸ることもできて、マストで買っておくべきお土産です。
カップ麺・レトルト
韓国のカップ麺といえば、「辛ラーメン」が特に有名ですが、それ以外にもたくさんのカップ麺やレトルト食品がたくさんあり、そのどれもがクオリティーが高いと大人気です。韓国グルメが家で手軽に再現出来るのでお土産には最適な食べ物です。辛いものだけではなく、カレーや春雨スープなども日本のものとは少し違った良さがあるので比較してみるのも面白いです。
お気に入りの味を探したり、アレンジを加えて自分だけのオリジナルを作ってみるのもカップ麺やレトルト食品ならではの楽しみ方。ぜひ試してみてくださいね。
コスメ
最近、韓国の美少女を意味する「オルチャン」という造語が日本で大流行中です。そんなオルチャンになりたい女の子たちの間で話題なのが、韓国コスメを使ってオルチャン風のメイクをする「オルチャンメイク」。簡単に安くオルチャンになれる韓国コスメはやっぱり本場で買うと種類が豊富で選びやすいです。今回はそんな韓国コスメをスキンケア用品とメイクアップ化粧品に分けてご紹介します。
スキンケア用品
美容大国である韓国では、皮膚を健やかに保ち、肌質自体を整えることを目的とするスキンケア用品も最新のものがたくさんあります。洗顔料、化粧水、乳液、美容液など様々な種類のスキンケア用品がありますが、特にお土産として大人気なのはパックです。
特に明洞の街中を歩いていると、小分けになったパックがお土産用に売られているのが目につきます。それをよく見てみると、「1+1」「5+5」などと書いてある商品がたくさんあります。これは1つ買うと1つおまけで付いてくるという意味で、「5+5」なら5パック分の値段で5枚おまけが付いてきて、合計10枚手にできるという意味です。お得かつ小分けになっているので、ばらまきお土産にはぴったり。
オーソドックスな自然派系のパックから、動物やキャラクターの絵柄が書かれたフォトジェニックなものまで様々あり、その種類の豊富さは専門店が出来るほど。韓国に行くならマストで手に入れたいお土産です。
メイクアップ化粧品
先述した「オルチャンメイク」をしていく中で重要なのは、やっぱりメイクアップ化粧品。特に韓国特有のコスメとして日本でも注目を集めているのが、唇を染め上げることで落ちにくいリップティントや、ファンデーションをスポンジに染み込ませることでツヤ肌を作れるクッションファンデーションです。
韓国のコスメは安くてクオリティーが高く、加えてパッケージも変わっていて可愛らしいものが多いので、お土産にもぴったりです。
雑貨
どこの国に行ってもお土産と言ったら真っ先に思い浮かぶのは雑貨類。韓国の雑貨は主にLINEフレンズなどのキャラクターグッズと伝統的な刺繍「ポシャギ」がほどこされた手工芸品に分けられます。どちらも違った韓国らしさを感じることができるので、お土産を渡す人や使うシーンによって買い分けて見てはいかがですか?
伝統モチーフ
韓国の伝統的なパッチワーク「ポシャギ」は、ビビットな色合いが楽しい手工芸品です。繊細な刺繍で自然の風物も現代風にアレンジされ、様々な雑貨へと変貌を遂げており、その種類の豊富さから韓国の定番雑貨と言えば「ポシャギ」が使われているほど有名です。
クッションなどのインテリア雑貨にする場合が多い「ポシャギ」ですが巾着やバッグとしても売られています。韓国観光で韓服を着る予定がある方などは韓服に合わせて「ポシャギ」のアイテムを買うのがおすすめです。
レンタルのバッグと違って、帰国後も手元に残るので大事な思い出の1ページになり、普段使いすることも出来ます。
キャラクターグッズ
日本で人気のある韓国のキャラクターは主に韓国発の企業「カカオ」や「LINE」の公式キャラクター達です。それぞれ「カカオフレンズ」、「LINEフレンズ」と言われており、それぞれのフラッグシップストアで様々なグッズを購入することが出来ます。
特に学生に人気のキャラクター達なので、学校で使える文房具などが多いです。また、店内にはキャラクターと写真を撮れるフォトスポットがあります。記念撮影をしながらショッピングを楽しめるのも嬉しいポイントです。
韓国へのアクセス
ソウル行き
- 東京(成田)〜ソウル(仁川)
約2時間30分 - 東京(羽田)〜ソウル(仁川)
約2時間20分 - 大阪(関西国際空港)〜ソウル(仁川)
約2時間 - 福岡(福岡国際空港)〜ソウル(仁川)
約1時間20分
釜山行き
- 東京(成田)〜釜山(金海)
約2時間30分 - 大阪(関西国際空港)〜釜山(金海)
約1時間30分 - 福岡(福岡国際空港)〜釜山(金海)
約1時間
※全て直行便
韓国観光の移動手段
九州と同じくらいの大きさの小さな国ですが、国内での交通網は非常に充実しています。その中でも観光をする上で役に立つ韓国での国内移動ツールについて簡単にご紹介します。
地下鉄
韓国の地下鉄は、1号線から9号線まであります。どの電車も5分~10分ほどの間隔で運行しており、始発と終電の時間も日本とさほど変わりません。各駅には番号がつけられ、各線はそれぞれシンボルカラー別に色分けされているので初めて乗る方でもわかりやすいのが特徴です。
韓国で地下鉄に乗るならT-moneyを使うのが一番便利でお得です。「T-money」は地下鉄でも、コンビニでも購入できる日本のSuicaのようなプリペイド式の交通カードです。地下鉄にある自動販売機で購入したカードにお金をチャージして使用できます。日本語表示ができるので、ハングルが分からなくても購入出来ます。
タクシー
日本よりも相場が安い韓国のタクシー。上手く使えば時間の節約にもなります。利用次第で行ける場所の幅も広がるので乗り方をマスターしておきましょう。
韓国のタクシーは色によって少し違いがあります。白、シルバー、オレンジ色は一般タクシーで、ソウルでの初乗り料金は3,800ウォン。日本語やその他外国語は基本的に通じず、サービスは運転手によって差があるので少し気をつけた方が良いかもしれません。
高級感漂う黒色のタクシーは模範タクシーで、サービスのよさと外国語が通じる運転手が多いことが特徴。初乗り料金は6,500ウォンと一般タクシーよりも少し値段が上がりますが、安心して目的地まで行けるでしょう。
どちらにしても、タクシーを拾いたい時は、日本と同様に道端で手を挙げます。その際の空車の見分け方は、運転席のガラス越しに見える「빈차(ピンチャ)」という赤いランプの表示。夜なら表示灯にランプが点灯していることも目印になります。
便利で安い韓国タクシーですが、初心者には難しい側面もあります。例えばせっかくタクシーを捕まえても目的地と反対車線だったり、距離が短かったりすると運転手次第では断られてしまうことも。また、違法タクシーを捕まえてしまったり、わざと遠回りされたりすることも少なくないので注意が必要です。
KTX(韓国高速列車)
日本における新幹線のような存在で、ソウル〜釜山間を移動する際におすすめの交通機関です。各駅停車や特急かによっても微妙に時間は変わってきますが、約2時間半〜3時間で移動することができます。車内環境も快適で、60,000ウォンとリーズナブル。2都市一気に観光する方にはおすすめです。
韓国の年間イベント情報
6月
釜山国際マジックフェスティバル
釜山国際マジックフェスティバルは、「マジック」をテーマに開催される韓国唯一の世界最大規模のマジックフェスティバルです。韓国国内でおよそ100万人にもおよぶマジックマニアにっとって、夢のようなお祭り。
海雲台(ヘウンデ)海水浴場で開催されるのは開会式をはじめとした様々なステージ。華麗なナイトマジックガーラショー、マジック講義、グローバルキッズマジックショー、マジックドラマなど、新しくてワクワクするような試みを行っています。
7月
務安蓮祭り(ムアンヨンコッチュッチェ)
務安郡(ムアングン)が主催するこのお祭りは、全羅南道(チョルラナムド)という韓国南西部の街の代表的な夏祭りです。1997年に始まり、毎年夏になると一老邑(イルロウプ)の回山白蓮池(フェサンペンニョンチ)一帯で開催されます。
韓国国内最大規模の蓮を見ることができる蓮祭りで、その美しさは圧巻の迫力。その他にもたくさんのイベントが開催されているので、家族連れや若者のお出かけスポットとして人気を集めています。
漢江サマーフェスティバル「ハンガン・モンタン」
ソウルを代表する夏のお祭りである「ハンガンモンタン」は、2013年に始まりました。ソウルを東西に流れる大河・漢江(ハンガン)周辺で真夏に行われる大きなイベントで、訪れる方々に幸せをモンタン(根こそぎすべて)プレゼントするという意味が込められ名付けられたお祭りです。素敵ですよね。
「漢江モンタン」は市民とアーティスト、民間企業、自治体が手に手を取り合って一緒に作り上げるプラットフォーム型都市文化フェスティバルです。花火、水遊び、映画、公演、サーカス、生態体験、ヨット、自転車、グルメなど様々な夏の漢江を満喫でき、漢江で可能なあらゆるプログラムが体験できるお祭りです。
8月
ソウルフリンジフェスティバル
毎年夏に行われる大規模な芸術的なフェスティバルです。インディ文化(巨大資本にとらわれず、小規模な予算で創作者が自分の好みやアイデンティティを反映して創造した文化、あるいは芸術)を支持し、多様なジャンルの芸術家と作品を紹介しています。
老若男女誰でも芸術を楽しむことができる新しいお祭りで、年々参加芸術家と観光客が増加し、国際的なお祭りへと発展しました。舞踊、演劇、音楽など、様々な作品にに出会うことができます。
槐山唐辛子祭り
槐山(クェサン)は韓国の中央部に位置する美しい自然に恵まれた地域です。この地域全体の76%が山と畑であるため野菜や様々な作物が栽培されていますが、中でもここで栽培されている唐辛子は槐山を代表する有名な特産物です。
唐辛子は韓国の有名食品なのでどこでも見られますが、しっかりとした味と香りを出すためには温度と湿度が何よりも重要だそう。また、唐辛子が栽培される土には十分な水分が含まれていることではじめて良品質の唐辛子が生産されるのだとか。
これらの全ての条件が備わっている槐山では、味が美味しくて良質な唐辛子を生産出来ます。そのため、特産品の唐辛子をテーマに毎年祭りが開催されるそうです。
9月
鳴梁大捷祭り(ミョンニャンデチョプチュッチェ)
韓国南西部に位置する街、全羅南道(チョルラナムド)では「鳴梁海戦(めいりょうかいせん)」の勝利を記念し、李舜臣将軍と全羅道民衆の救国精神を称える「鳴梁大捷祭り」を開催しています。
「鳴梁海戦」とは419年前、13隻の李舜臣将軍の水軍が南海で勝利を収め、西海を回って漢陽に進出しようとしていた日本の水軍133隻を撃破し、大勝を収めた戦いのことです。この勝利の主役は、李舜臣将軍の水軍を助け、ともに戦った全羅道の民衆だと言われています。
そのため、現在も李舜臣将軍だけでなく、全羅道の民衆の救国精神を称えています。歴史的な背景を知ると実際に現地に行って見たくなりますね。
漢城百済文化祭り(ハンソンペクチェムナジェ)
松波区では区民と観光客がともに作る体験型文化祭り「漢城百済文化祭り(ハンソンペクチェムナジェ)」が開催されます。この松坡区は今から2000年前、漢城百済時代の首都に定められ、その後500年間、都とされた歴史上有名な街です。
ソウルの歴史がはじまった土地とも言える場所で、風納土城、夢村土城、石村洞、古墳群など百済の息づかいが感じられる遺跡があちらこちらにある文化的要素多く含みます。
松坡区では、強力な国力を基盤に輝かしい古代の文化が花開いた漢城百済時代の歴史と文化を強く受け継いでいるため、当時の威容と栄光を再現するというこのお祭りを開催することで、漢城百済時代の歴史の重要性について知ってもらう効果を持たせています。
10月
ソウルストリートアートフェスティバル
ソウル広場、清渓広場、清渓川路、世宗大路などソウル市内のあらゆる「ストリート」で広範囲に開催され、レベルの高いストリート公演を無料で楽しむことができるアートフェスティバルです。
ソウルの街と芸術がコラボレーションしているので市民も間近にアートを感じることができます。プログラムによっては参加することも可能です。
道路にカラーテープを張り巡らせていくアートや遠近法でビルにハシゴが掛かっているかのような巨大オブジェ、独特な打楽器の演奏で異国情緒溢れる音楽の野外ライブなど。ソウルの街全体が明るく賑やかになるイベントなので参加してみてはいかがですか?