ニューカレドニアツアー選びのポイント
ツアーの特徴
日本ではまだまだメジャーな観光地ではないニューカレドニアですが、フランス領であることからヨーロッパ風の街並みが楽しめたり、「天国に一番近い島」とも評される透明感抜群のビーチがあることから、近年ハネムーンなどで人気が出てきている注目の国です。
しかし、日本からニューカレドニアへの直行便は関西国際空港、伊丹空港、成田国際空港のいずれかのみ。就航している航空会社もエアカランというニューカレドニアの国際線用航空会社だけなので首都圏や大阪近郊以外に住んでいる方は空港からの交通手段を考え、搭乗時刻や到着時刻に注意を払う必要があります。
飛行時間は約8時間40分とヨーロッパと比べるとかなり短い時間で着くことが出来ます。そのため、4泊〜6泊のツアーが多く、日数は少なくてものんびりと現地での時間を楽しむことが出来るというメリットがあります。
しかし、飛行機の本数が少ないので帰りの飛行機の時間が遅く、機内泊になるツアーがほとんどです。最終日、飛行機に乗るまでの時間が長いのでレイトチェックアウトが可能なホテルを選んでおくと便利でしょう。
小さな島国のため、複数都市の周遊プランはありませんが、美しい景色やマリンスポーツを楽しめる離島と、観光の中心地ヌメアのどちらも滞在出来るツアーは多くあります。事前に行ってみたい離島を決めてツアーを選んでみてはいかかでしょうか。特にカップルには離島の水上バンガローに宿泊するプランなどがおすすめです。アクティブに観光するのも良いですが、ホテルでゆったりとした2人だけの時間を過ごすのもニューカレドニアならではの楽しみ方だと思います。
好みに合わせてオプションをカスタマイズ
ニューカレドニアは小さな島国なので、ヨーロッパやアメリカなどと比べると複数都市周遊などの複雑なツアーはありませんが、離島と主要な観光都市であるヌメアのどちらにも滞在出来るツアーが多くあります。
海の宝石箱と評されるイル・デ・パン島はサンゴ礁が美しいピッシングナチュレルでのシュノーケリングが有名ですし、大自然が広がるグランドテール島では気持ちの良いトレッキングが楽しめます。離島でやってみたいことから逆算して、自分好みの島を選んで周遊してみてはいかがですか?本島と離島では海の透明度も全然違うので折角ニューカレドニアまで来たら離島にも滞在するのがおすすめです。
また、ジェラートやカジノのクーポンなどの特典が付いてくるツアーもあります。ニューカレドニアはフランス領なのでフランスを中心に展開しているジェラートチェーン店の「アモリーノ」があります。バラの形に盛り付けてくれインスタ映えしますので特典付きを探してみるのも良いでしょう。
カジノのクーポン特典が付いている場合も利用してみるのがおすすめです。ニューカレドニアの人々は親日ですし、治安が良いので深夜に1人で出かけるなどしなければ、カジノ店でも危険な目に遭う可能性は低いです。ヌメアにはカジノ店が2つありますが、どちらも初めてであれば遊び方のパンフレットを渡してもらえます。
ただ、服装チェックがあるので男性は襟付きのトップス、女性はワンピースを着用し、少しフォーマルな格好を心掛けましょう。また、入場時にはパスポートチェックもあるので忘れずに持っていきましょう。
ホテル選びのコツ
ビーチリゾートなので基本的には海沿いのホテルがほとんどです。オンザビーチの高級リゾートからキッチンや洗濯機などが付いたコンドミニアムタイプのホテルまで種類は様々なタイプの宿泊施設があります。他のビーチリゾートと比較するとホテルの数は少ないので、特に人気のオーシャンビューの部屋やメトル島などの水上バンガローに泊まりたい場合は早めの予約が必要です。
客室の設備に関しては、三ツ星以上が付いていれば一般的な設備や清潔さがあると考えて良いでしょう。Wi-Fiは有料だったりすることがあるので事前に調べておく必要があります。また、日本のように交通の便が良くないので、バス停が近くにあるかどうかも確認してからの予約をおすすめします。
このように注意点はいくつかありますが、日本人スタッフがいるホテルやスパ、プール付きのホテルが多いのもニューカレドニアの特徴です。
おすすめの観光時期
亜熱帯気候のニューカレドニアは、年間を通して平均気温が20〜25度。感覚的には一年中爽やかな夏といった感覚ですが、厳密にはニューカレドニアにも季節の移り変わりがあります。10月〜12月が春、1月〜3月が夏、4〜6月が秋、そして7〜9月が冬となっています。南国とは言え7〜9月の冬季期間は朝晩冷え込むので上着や長袖を用意しておきましょう。
雨期などもなく気温も安定しているので基本的には航空券の価格変動がなくいつ行っても楽しめますが、祝祭日に到着の場合はお店が営業していないので、注意する必要があります。
祝祭日にご注意を!
ニューカレドニアはフランス領なので基本的にはフランスと同じように日曜日はほとんどのお店がお休みです。個人商店だけでなく、ショッピングセンターやスーパーも閉まっているので、土曜日の午前中までに買い出しをしておくようにしましょう。そのため、土曜日に到着の便で行くことはあまりおすすめ出来ません。
どうしても日程調整ができない場合は、日本から予め食料など必要なものを持って行きましょう。丸一日観光出来る日が祝日、土日と重なってしまったら、オプショナルツアーに参加するのがおすすめです。海で遊んでいればシャッター街になっていてもあっという間に時間が過ぎることでしょう。
また、ニューカレドニアではアルコール中毒者の増加や酔っ払いによる犯罪を防ぐためにアルコール販売規制を行なっています。そのため、水・金・土・日曜日は正午以降のアルコール販売が禁止になっています。
なお、スーパーで売っているお酒類は全て常温です。これは買って外ですぐに飲んでしまうことを防ぐためだそうです。実際にニューカレドニアで酔っ払った人が外を出歩いている姿はほとんど見かけることはないんだとか。それほど治安が良く安全な国だと言えるでしょう。
アルコールを飲みたい方は販売規制期間以外でお酒をたくさん買ってホテルで冷やしておく必要があります。しかし、外でアルコールを飲みながら歩くのは控えた方がいいかもしれません。
【2019年の祝祭日】
- 1月1日(火)元旦
- 4月21日(日)復活祭
- 4月22日(月)復活祭翌日の月曜日
- 5月1日(水)メーデー
- 5月8日(水)戦勝記念日
- 5月30日(木)キリスト昇天祭
- 6月9日(日)聖霊降臨祭
- 6月10日(月)聖霊降臨祭翌日の月曜日
- 7月14日(日)フランス革命記念日
- 8月15日(木)聖母被昇天祭
- 9月24日(火)ニューカレドニア・ナショナルデー
- 11月1日(金)諸聖人の祝日
- 11月11日(月)第一次大戦休戦記念日
- 12月25日(水)クリスマス
そもそもニューカレドニアってどんなところ?
ニューカレドニアの基本情報
ニューカレドニアは赤道を越えて日本の南南東約7,000km、シドニーの北東約1,970kmの所に位置する南太平洋に浮かぶ島国です。フランスパンのように細長い本島のグランドテール島、自然が作り出す天然のプールが美しいと有名なイル・デ・パン、ウベア島、リフー島、マレ島などの小島からなるロイヤリティ諸島の3つの諸島に分けられます。成田と大阪から直行便が就航し、約8時間40分のフライトで到着します。
首都は本島に当たるグランドテール島の南部に位置しているヌメア。町の中心にあるココティエ広場の周りには高級ブティックや免税店などのショッピングエリアが広がっており、マリーナには無数のヨットが停泊しています。
市内の高台から見てみるとよく分かりますが、ニューカレドニアはフランス領なので、メラネシアとヨーロッパの雰囲気がミックスされた南仏のリゾート地のような雰囲気です。そのため、新鮮なシーフード料理を味わえる本国にも引けを取らない本格フレンチ店も多いのだとか。
そんなニューカレドニアの人口は28万人と少ないです。先住民族のメラネシア系が最も多く39.1%でフランス人を中心としたヨーロッパ系が27.1%。残りはポリネシア系、ベトナム系などの古くから移民となっています。
しかし、本島の都市部ではフランス人がメラネシア系民族の数を上回り、逆に地方へ行くとメラネシア系民族のクラス村ばかりです。そのため公用語はフランス語が使われています。観光地では日本語で話しかけてくれるのであまり困ることはないと思います。
ニューカレドニアの離島
ニューカレドニアは本島のグランドテール島以外にも観光におすすめな離島がたくさんあります。人気観光地のイル・デ・パン、ウベア島、リフー島、マレ島などの小島からなるロイヤリティ諸島、アメデ島の3つの島に分けられます。
イル・デ・パン
まずイル・デ・パンは南太平洋に浮かぶ海の宝石とも称されるニューカレドニアで最も有名な離島です。ゆるやかなカーブが美しい穏やかな佇まいのカルメラ湾と、白砂のきめ細かさが世界有数と言われるクトビーチ、波が立たず熱帯魚が集まって来やすいため絶好のシュノーケリングスポットとなっている天然のプールであるピッシンヌ・ナチュレルがイル・デ・パンの3大ビーチとなっています。
そのどれもが飛行機やフェリーでお金をかけてでも行く価値のある絶景です。日帰りも可能ですが、せっかくなら泊まった方がゆっくり楽しめると思います。
ロイヤリティ諸島
次にウベア島、リフー島、マレ島などの小島からなるロイヤリティ諸島です。グランドテール島の北東に位置する3島で、イル・デ・パンと比較すると少しグランドテール島から遠くなる分、大きな島で見応えがあるのが特徴です。
それぞれに個性があり、例えばウベア島は小説が原作の映画「天国に一番近い島」のロケ地として一躍有名になった島です。ホワイトサンドに鮮やかな青のグラデーションが天国のように感じてしまうくらい美しく、レストランやお土産店はあまり充実していませんがビーチでのんびり過ごしているだけであっという間に時間が過ぎてしまいます。
次にリフー島はロイヤリティー諸島の中で一番大きく、メラネシア人の素朴な生活を垣間見ることが出来るのが特徴的。先住民族と触れ合いたい、歴史を体験したいという方におすすめな離島です。
最後にマレ島は手付かずの森と海に囲まれ、まだまだ未開の地も多い秘境です。観光地化していないからこそ、自分だけの絶景を発見出来るかもしれません。
アメデ島
アメデ島は、ヌメアからたったの40分のボートトリップで到着することから最も手軽に訪問出来る離島です。真っ白なアメデ灯台という灯台が目印の小さな離島なので日帰りのちょっとしたお出かけにぴったりです。リーズナブルなのに本島のビーチよりも透明度が高いビーチに入れるため、シュノーケリングを楽しめます。
ニューカレドニアの国内交通事情
飛行機
ニューカレドニアでの旅行でグランドテール島の北部や離島を訪れるのに一番便利なのが国内線。現在、ヌメアとロイヤリティ諸島を結ぶエア・カレドニアと主にロイヤリティ諸島の島内を結ぶエア・ロワイヨテが運行しています。
国内線の発着はすべてヌメア中心部から5kmほど離れたマジェンタ空港から。船やバスでも移動は可能ですが、予算に余裕があるなら断然飛行機がおすすめです。時間の節約にもなりますし、ストレスのかからない快適な移動が出来ます。
チケットの購入の仕方は様々な方法があります。例えば、日本語が通じる現地旅行会社に依頼する、直接エアラインのチケットオフィスに行く、各エアラインの公式HPから購入するなど。ただし、ハイシーズンは座席が埋まるのが早く、希望の日程が取れない場合もあるので注意が必要です。特にイル・デ・パンへの日帰りチケットは、日本で予約してから行くと安心です。
船
イル・デ・パンやロイヤリティ諸島への移動は飛行機がおすすめですが、船での移動も可能です。船の名前はベティチョ2号。全長57mで最大乗客数は370人。座席は全て指定で3つのクラスに分かれていますが、座席はリクライニングで船内には専用ビデオプログラムがあるし、客室乗務員もいるという快適さ。
大体の目安としてヌメアからイル・デ・パンへは週2回、リフー島、マレ島へは週1〜2回の便があります。それぞれの所要時間はマレ島5時間、リフー島7時間、イル・デ・パンへは3時間。リフー島、マレ島間は3時間です。飛行機と比べると時間はかかりますが、料金的にはかなりお得なので、船旅を楽しみながら移動するのもおすすめです。
バス
電車やトラムがなく、車社会のニューカレドニア。観光客にとって、最もリーズナブルかつ手軽に使える交通手段が路線バスです。ヌメア市内を観光するのに便利なバスは「カルイア・バス」というローカルな路線バスで、アンスバタからココティエ広場の方まで主要な観光地をカバーしています。
しかし、日本にあるような屋根付きのバス停もあれば、白い柱が立ってるだけのバス停もあるので見つけにくいです。ホテルに着いたらまずフロントで一番近くのバス停を確認してからお出かけするのがおすすめ。
また、時刻表は一応ありますがほとんどあってないようなものなので、人が並んでいればあと10分くらい、誰も並んでいなかったらあと20分くらい、といった感覚なので時間には余裕を持って行動しましょう。
いざバスが来たら直接バスに乗り込んで運転手からチケットを購入できます。どこから乗っても210CFP(現地通貨)で統一なのでとても分かりやすいです。
チケットを渡されたら黄色いチェッカーにカードを通せば後は座席に座るだけです。バスに乗っていると突然アップテンポの曲が流れ出し、乗客がノリノリで歌い出したりすることもあるくらい自由なので乗っているだけで楽しい気分になれます。
タクシー
国によってはタクシーを使うと危険な目にあったり、ぼったくりにあったりとトラブルが心配なケースもありますが、ニューカレドニアは治安が良いため、タクシーでのトラブルはほとんど心配しなくても良いでしょう。どのタクシーもメーター付きの明朗会計ですし、ピカピカに磨かれたボディに清潔な車内は快適そのもの。また、全てのタクシーが禁煙車なので、臭いも全く気になりません。
日本人だと分かると、知っている日本語を一生懸命話してくれますし、おすすめの観光スポットや豆知識を教えてくれる運転手さんも多く、陽気な現地の人柄に触れることが出来ます。
しかし、タクシーは手を上げても止まってくれません。近くのお店やホテルに入って電話で呼んでもらう必要があるので注意しましょう。
ニューカレドニア旅行の見どころ
ビーチでのんびり過ごそう
ニューカレドニアの首都ヌメアはラグーンに面しており、最も快適にビーチを堪能できる街です。アンスバタ、シトロン湾、シャトー・ロワイヤルビーチ、クエンドゥ湾などの浜辺は世界でも有数の美しさです。ぜひ一日使ってこれらのビーチで過ごしてみて下さい。一日あれば海辺の生活を満喫することができます。
特にアンスバタのル・ファレ・ドュ・パルムビーチは、ベンチや芝生があるのでヌメアの人が朝食を持ってきて食べている姿を見かけます。彼らのようにクロワッサンやバターやジャムを塗ったパン、ウィンナコーヒーにフレッシュフルーツジュースという典型的なフランス風の朝食で、一日の始まりをゆっくりと迎えれば素敵な一日になること間違いなしです。
また、シトロン湾ビーチもおすすめです。観光客に人気なアンスバタビーチよりも波も穏やかで混んでいないのでのんびりとしたビーチライフを楽しむことが出来ます。いかだをレンタルして読書をしたり、シュノーケルで海をのぞいたりしながら一日を過ごすのもニューカレドニアならではの楽しみ方です。
ヨーロッパ風の街並みで優雅なショッピング
ニューカレドニアはフランス領なのでフランスとメラネシアの文化がミックスされていて、ヨーロッパ風のお洒落な街並みが特徴的な国だと言えます。お洒落なショッピングモール、可愛いスイムウェアのお店やナチュラルコスメのお店が並ぶ通りがあります。
特におすすめなのは、ラプロムナードショッピングセンターやヌメア朝市。お土産や食料品の品揃えが豊富です。また、ニューカレドニアのスーパーはとても広いのでバラまきお土産用のお菓子などを購入する際、一気にたくさんの商品を見比べることができるので眺めているだけでも楽しめます。
しかし、先述したように祝祭日などはほとんどのお店が閉まっているので、お土産を買えずに帰国・・・なんてことにならないようにきちんと曜日を確認してショッピングを楽しみましょう。
南国グルメを満喫
旅の楽しみと言えば、気になるのはやっぱり食べ物ですよね。フランス領のニューカレドニアは全体的にフレンチレストランが多い印象を受けます。周囲が海に囲まれていることから、新鮮な海の幸を使った料理が多く、本国にも引けを取らない本格的なフレンチを楽しめます。
特にニューカレドニアで有名なグルメは天使のエビ。それはニューカレドニアのとってもきれいな海で養殖された、最高品質のエビのことで、「QUALICERT」という世界でも8商品にしか与えられていないフランスの認定を受けた食材なんだとか。
レストランで天使のエビ入りのガレットを食べたり、フレンチのコースで堪能するのももちろんおすすめですが、キッチン付きのホテルに宿泊する予定の方は市場で生のエビを買い、シンプルに塩茹でして食べるだけでも絶品です。最高品質の天使のエビを新鮮な状態で食べられニューカレドニアならではの旨味を感じられます。
本島ではこのようにフレンチスタイルの食文化が浸透しているニューカレドニアですが、離島ではまだまだ南国らしいメラネシアの食文化が残っています。離島へ足を伸ばすならぜひチャレンジして欲しいのがメラネシアの伝統料理「ブーニャ」です。
作り方はまず、ココナッツミルクでタロイモ、バナナやトマトなどの野菜、肉や魚などをあえます。そしてその具をバナナの葉でくるみ、焼いた石を敷き詰めた地中の穴に入れ、土をかぶせて約3時間蒸し焼きにすれば完成です。ココナッツミルクとバナナが南国らしい風味を引き出していて、ニューカレドニアならではの伝統的な味になっています。
ノスタルジックな古跡&名所巡り
ニューカレドニアは歴史が浅く、古跡や名所が少ないというイメージを持っている方も多いと思います。ですが、ヌメアやアンスバタにはあまり知られていない過去の歴史を物語る建物や跡地が数多く残っていて、今では政府も保存に力を注いでいます。
ヌメアの街を歩いていると1〜18までの番号がふられているパネルを目にすることがあると思います。街のいたるところに点在しているこのパネルですが、その場所にまつわる過去から現在までの経緯や建物についての説明が書かれています。
英語やフランス語がわからなくても大丈夫。日本語での解説も表記されています。また。当時の様子が分かる古い写真も掲示されているので現在との比較をするのも楽しいかもしれません。
マリンスポーツを楽しもう
海に囲まれたニューカレドニアでは、ビーチで遊ぶのが定番の楽しみ方。様々なマリンスポーツを楽しむことが出来ます。近年様々なリゾート地でサーフィンをはじめとするSUPやシーカヤックなどのマリンスポーツが親しまれています。中にはマリンジェットやバナナボートのように水しぶきやスピード感を楽しむアトラクションに近いようなものまであります。
特におすすめしたいのは、ダイビングやシュノーケリングです。海の透明度が非常に高く、簡単にカラフルな魚たちに出会うことができるので苦手じゃない方は直接海に潜って楽しめるアクティビティをしてみてはいかがでしょうか。
ダイビングは事前の申し込みが必要ですが、シュノーケリングならその場で簡単に貸し出しをしてもらえますし、自前のマスクを持って行ってもあまり負担にならないので良いと思います。
ニューカレドニアの定番スポット10選
ラグーン水族館
日本の水族館と比較すると規模は少し小さいですが、非常に見応えのある水族館です。太陽の自然光を取り入れ、ラグーン内の海水をポンプで循環させた開放式水族館なので、ニューカレドニアの海の自然環境をそのままに保った様子を楽しむことが出来ます。
館内は川、マングローブ、ラグーン、外洋の4つのテーマに分けられていて、それぞれの環境で生活しているニューカレドニアの生き物たちが飼育されています。巨大水槽の中にはナポレオンやグレイリーフシャーク、トラフザメなどが泳いでいて、ダイビングではなかなか出会う事が出来ない大物を間近で見る事が出来ます。
そんなラグーン水族館の一番の見どころは光るサンゴの展示室です。螢光作用を持つサンゴ達を暗闇の中で展示しているため、幻想的な美しい光を放つ絶景を眺めることができるでしょう。サンゴでこのような展示をしている水族館は世界的にみても珍しく、ニューカレドニアならではの展示を体験できるスポットになっています。
イル・デ・パン
地元の言葉で「海の宝石箱」という意味のクニエという別称を持つ離島。本島から国内線に25分乗れば到着するという交通の利便性の良さから日帰り用の観光地として大人気のリゾートです。
イル・デ・パンには「海の宝石箱」と呼ばれる所以にもなっている美しいビーチが3ヵ所あります。まず1つ目はオロ湾の入江に位置することから波も立たず、サンゴと魚の宝庫になっている神秘的な天然のプール「ピッシンヌ・ナチュレル」。
残り2つは島を縁取るように続くパウダーサンドと青い海のコントラストが綺麗なクト湾とカヌメラ湾です。イル・デ・パンにはこのような自然が創造した宝石箱のような絶景が随所にちりばめられています。特別な絶景と極上ビーチを堪能してみてはいかがですか?
エフ・オー・エルの丘
ヌメアの街の中心とも言える大きな広場であるココティエ広場から徒歩15分で到着する街で一番の高台。ヌメアの南フランスを思わせるような美しい景観を一気に望むことができる絶景スポットです。
エフ・オー・エルの丘の名前の由来はF.O.Lというかつての文化センターが建つ丘であるからです。この文化センターは現在は使われていないので中に入る事はできませんが、外壁がカラフルなウォールアートになっているのでフォトスポットとして人気を集めています。ヨーロッパ風の街並みの奥にモーゼル湾を望む美しい街並みに出会えるだけでなく、インスタ映えする写真を撮ることも出来るのも嬉しいポイントです。
アンスバタビーチ
ニューカレドニア本島の主な観光地は首都であるヌメア市内です。ココティエ広場、ヌメア朝市、 エフ・オー・エルの丘など様々な観光スポットやお土産屋さんが集中するヌメアエリアと水族館やリゾートホテル、レストランが多いアンスバタに分けられます。
アンスバタはこのように都会であるにも関わらず、ニューカレドニアで離島のビーチと比較しても引けを取らない透明度のアンスバタビーチがあります。アンスバタのメイン通りに面しているビーチで、ビーチの真横に芝生のエリアがあるのが特徴的です。
芝生の上にベンチやテーブルがあったり、木陰があったりするので、海を眺めながらゆったりするだけでも楽しめるビーチです。そのため、マリン用品の貸し出しショップや離島に行くためのタクシーボート乗り場など観光客用の施設が揃っていますが、地元の人が散歩している姿もたくさん見られます。
ココティエ広場
ショッピングや観光のメッカとなっているヌメア市内の中心に位置するヌメアを象徴するスポットです。ヤシの木がたくさん植えられており、ベンチがたくさん置いてある公園のような広場なので、年間を通して暑いニューカレドニアでは都会の中で涼を感じることが出来る貴重なオアシスだと言えます。
単なる広場ではなく、東側には「キオスク」と呼ばれる音楽堂があり、週末にはイベントが開かれているそうですし、西側にはヌメア市観光案内所やカフェテリア、植物園などがあり、観光地としての機能もあります。
ココティエ広場の周囲には様々なお店があるので飽きることはないと思いますが、ここにはフリーWi-Fiや島で唯一のタクシー乗り場、ニューカレドニアでは珍しい公衆トイレまで便利な環境が揃っているので是非チェックしておきましょう。
ヌメア朝市
ヌメアで食料品の買い物をするならおすすめはやっぱりこのヌメア朝市です。豊富な品揃えに加えて安さと新鮮さを兼ね備えているため、一般家庭のローカルはもちろん、フレンチレストランのシェフまで訪れます。場所はモーゼル湾に面した所で眺めは抜群。10番、11番、12番のバスが通るバス停が近くにあるため、アクセスも良くたくさん買いすぎても大丈夫です。
朝市が最も賑わうのは朝の8時で、11時頃には終了となります。なるべく早起きしてお出かけしましょう。マーケットの建物は5つの棟に分かれていて野菜、果物の棟、魚介類の棟、お肉、お惣菜類、といったようにジャンルごとになっているので非常に買い物がしやすいです。
また、敷地内にはカフェがありホットサンドやコーヒーを頼んで、朝食を済ますことも出来ます。カフェの周りには生鮮食品だけでなく、雑貨なども並んでいるのでお土産選びにもおすすめです。
月曜日はお休みなので注意が必要ですが、朝市以外のお店がほとんど閉まってしまう土・日曜日は出店数が多いのでおすすめです。都合が合えば、週末を狙って行くといいかもしれません。
セント・ジョセフ大聖堂
ヌメアの中心地には2つの大きな教会があります。1つはアルマ通り正面に見えるプロテスタント教会で、もう1つがこのセント・ジョゼフ大聖堂です。ヌメア市街地の中心であるココティエ広場から歩いて5分、エフ・オー・エルの丘の麓に見えます。
1897年に完成し、高さ25mの2つの時計台が特徴的な建築で、古い歴史を感じさせる威風堂々とした教会です。この時計台の時計が正午を告げる時、1.5tの巨大な鐘の音が町中に響き渡るのでヌメアの街に欠かせないシンボルとして存在感を放っています。
建物内部には1909年に取り付けられた604のパイプで出来たパイプオルガンや、ニューカレドニア産のニッケルで作られた大きなシャンデリアなどがあり、これらが趣のある雰囲気を醸し出しています。
それをいっそう引き立たせているのが、窓にはめ込まれている30点のステンドグラスです。中に入るとステンドグラスからの光が床や壁に差し込んできて、思わず写真を撮りたくなるような美しい光景に出会えます。お祈りをしている最中の方がいる時は写真撮影は控えましょう。
アメデ灯台
アメデ灯台はニューカレドニアの無人島であるアメデ島のシンボル。島の中心にある真っ白なアメデ灯台の高さはなんと56mもあり、ラグーンに立つ灯台としては世界でも最も高いそう。247段のはしご階段をぐるぐると登り続けると、頂上から絶景を望むことが出来ます。水平線がみえ、地球の丸みを感じられるほど、青一色のひらけた眺望は最高です。
アメデ島はヌメアから24kmほど離れており、約30分のクルージングで到着します。20分ほどで一周できる小さな島ですが、無人島と言っても観光地化されているのでヤシの木登り体験やダンスショー、パレオショーなど様々なアクティビティを楽しむことができます。灯台とセットで無人島プチトリップを堪能してみてはいかがでしょうか。
ラプロムナードショッピングセンター
アンスバタビーチのほぼ中央に立つヒルトン・ヌメア・ラ・プロムナード・レジデンスというホテルの1階にあるショッピングセンター。土産物店、カフェ、レストラン、ブティック、ヘアサロンなど店舗数は40店舗以上あります。
特に旅行者向けの店が多く、日曜や夜遅くまで営業しているお店があるのでアンスバタ周辺に宿泊している人にとってはとても便利なショッピングモールです。
また、目の前は綺麗な芝生になっているので、天気が良い日ならパンやサンドイッチを買ってピックニック気分を味わいながら一休みすることも出来ます。
チバウ文化センター
チバウ文化センターはヌメアから少し離れた郊外のティナ地区にある文化博物館です。これはカナック(ニューカレドニアの先住民)の文化を含むオセアニア全域の伝統文化を世界に紹介し、ほかの文化との交流を図ることを目的に出来ました。
その設計は関西国際空港をも手がけた世界的建築家のレンゾ・ピアノ氏。マジェンタ湾に囲まれた約8haの広大な敷地には南太平洋植物が生い茂り、その間にはレンゾ氏よる大小10棟のハイセンスな建物が連なっています。これらはカナックの伝統家屋であるカーズを近未来的に表現したものです。
園内ではカーズのモデルの中にも入ることが出来ます。ウベア島やリフー島などの離島では見ることが出来ますが、本島では中々みる機会がないので貴重な体験ができる場所です。
また、郊外にあるといってもヌメア市内から40番に30分乗り、終点で下車すればすぐに到着するのでアクセス面は心配しなくても大丈夫です。敷地内にはニューカレドニアの固有種の植物も繁殖しているので植物園のようにも楽しめると思います。
ニューカレドニアのおすすめホテル10選
ヌバタ (Nouvata)
基本情報
【住所】123 Promenade Roger Laroque, Anse Vata, Nouméa 98800 ニューカレドニア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ホテル レ ラゴン (Hotel Le Lagon)
基本情報
【住所】149 route de l'Anse Vata, Nouméa 98800 ニューカレドニア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】可
ラマダ ホテル アンド スイーツ ヌメア (Ramada Hotel and Suites Noumea)
基本情報
【住所】7 rue Louis Bleriot, Noumea,ニューカレドニア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
エスカペイド アイランド リゾート (Escapade Island Resort)
基本情報
【住所】Bp 4918, 98847 メトル島, ニューカレドニア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi有料
【ペット】不可
ヒルトン ノウメア ラ プロメナーデ レジデンセズ (Hilton Noumea La Promenade Residences)
基本情報
【住所】109 Promenade Roger Laroque, アンス ヴァタ, ヌメア, ニューカレドニア,
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】可
ル メリディアン ヌーメア リゾート&スパ (Le Méridien Noumea Resort & Spa)
基本情報
【住所】BP1915, アンス ヴァタ, ヌメア, ニューカレドニア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】可
カーサ デル ソーレ アパートメンツ (Casa Del Sole Apartments)
基本情報
【住所】10 Route De L'Aquarium, Baie Des Citrons, ベ デ シトロン, ヌメア, ニューカレドニア
【Wi-Fi】共有エリア内Wi-Fi無料
【ペット】不可
ウレ テラ ビーチ リゾート (Oure Tera Beach Resort)
基本情報
【住所】baie de kanumera BP170, イル デ パン, イルデパン, ニューカレドニア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
コウ ブグニ (Hotel Kou Bugny)
基本情報
【住所】Baie De Kuto, イル デ パン, イルデパン, ニューカレドニア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi有料
【ペット】可
ホテル ボーリヴァージュ ヌメア (Hotel Beaurivage Noumea)
基本情報
【住所】7 Promenade Roger Laroque, ベ デ シトロン, ヌメア, ニューカレドニア
【Wi-Fi】全室Wi-Fi有料
【ペット】不可
ニューカレドニアの年間イベント情報
グレートラグーンレガッタ(5月)
ニューカレドニアの本島であるグランドテール島南部のサンゴ礁に浮かぶ島々を2泊3日かけて巡るヨットレース。レーサータイプのヨットだけでなく、カタマランや個人所有のヨットなど様々なタイプのヨットが参加できる一大イベントです。海に囲まれた国だからこそ海上ではアツい戦い繰り広げられます。
ホエールウォッチング(7〜9月)
ニューカレドニアで冬に当たる7〜9月は、クジラが回遊している時期です。クジラと遭遇する確率が高いのはグランドテール島南部のブロニー湾周辺です。野生の生物なので必ずであるわけではありませんが、この時期は特にクジラと出会える可能性が高い時期ではあるので、この時期にニューカレドニアへ行く予定の方ぜひチャレンジしてみて下さい。
ブーライユフェア(8月)
ニューカレドニアで最も歴史が長く、人気のある農業とサバンナのお祭りです。ヌメアとグランドテール島北部の中間にあるテネ競馬場で毎年8月中旬に開かれ、毎年2万5千人以上が訪れます。このお祭りではグルメやロデオ、サンダル飛ばしなど様々なコンテンツがあり、3日間に渡り開催されます。
そのため、鹿のソーセージやオレンジジュース、自家製ジャム、新鮮なフルーツに野菜までニューカレドニアの大地の恵みを味わいながら本場のストックマンによるロデオを楽しむことができます。また、サンダル飛ばしとはニューカレドニアではポピュラーな競技で誰でも参加出来るものです。今までの最高記録はなんと60m。日本では決して味わうことが出来ないサバンナの雰囲気を感じることが出来るでしょう。
ニューカレドニアモービル国際マラソン(8月)
2018年で36回目を迎えた歴史ある国際大会です。コースは南の島らしく、アンスバタやシトロン湾、オルフェリナ湾などのビーチ沿い。海風を受けながら爽やかに走っている姿は見ているだけでも気持ち良さそう。フルマラソン以外にハーフマラソンと5kmが用意されています。
カミキリムシの幼虫祭(9月)
豊かな自然に囲まれたファリノという村で開かれているカミキリ虫の幼虫を食すお祭りです。まず食す前に虫を探すところからスタートします。バンコールアブラギリの幹に潜む小さな虫を見つけなくてはなりません。
虫が出揃ったらいよいよカミキリムシの早食い競争がはじまります。生のカミキリムシが10匹入った皿を早く食べ切った人が優勝です。生で食べる勇気が無いという方でも大丈夫。すりおろしたココナッツにさらしたものやバターソテーして味付けしたものなど調理済みのものを食べることも出来ます。
会場には多くの露店が並びカミキリムシを使った料理も提供していますし、カミキリムシと関係のない地元のお土産も販売しています。
ニューカレドニアへの主要エリアからのアクセス・所要時間
- 成田空港から:約8時間40分
- 関西国際空港から:約8時間40分
※いずれも直行便利用
ニューカレドニアへは成田国際空港か関西国際空港しか就航していませんが、どちらも直行便で約8時間40分で到着します。そのため、ヨーロッパに行くよりも時間や手間がかからず、ヨーロッパ風の街並みや雰囲気を味わえることが魅力的なポイントです。
ですが、飛行機の本数が少ないので出発や到着が深夜になることもしばしば。主要な空港であるニューカレドニアのトゥントゥータ国際空港は都市部から車で1時間ほどかかる場所にあるので空港送迎付きのプランをおすすめします。
就航している航空会社
直行便
- 成田発:エアカラン
- 関空発;エアカラン
乗継便
- カンタス航空
- ニュージーランド航空
- エアカラン
オーストラリアやニュージーランドを経由する乗り継ぎ便も一応ありますが、どちらも割高になるので経由地での観光も楽しむという目的がない限りは直行便をおすすめします。
ニューカレドニアツアーを選ぶときのTips集
何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?
3泊からツアーはありますが、離島に行ったりとのんびりしたいなら4泊からがおすすめです。
フランス語が話せないのですが、日本語が通じますか?
日本ではあまり知られていないニューカレドニアですが、現地はかなりの親日なので、タクシーの運転手さんや観光地の店員さんは拙い日本語で話しかけてくれることが多いです。簡単な英語も通じるのであまり心配しなくても大丈夫だと思います。ローカルなお店や場所に行くとフランス語しか通じない場合もありますのでそういった場合は自分が伝えたいことだけはフランス語で準備しておくといいかもしれません。
ニューカレドニアまでは飛行機でどのくらいかかりますか?
8時間40分です。
ニューカレドニアの気候は?行くのにいい時期はいつでしょう?
気候はいつでも暖かいので、一年中いつ行っても基本的には半袖で大丈夫です。そのため、行っても寒くてビーチで遊べないなどということはないでしょう。雨季などもないので季節柄気をつけることは特になく、一年中楽しむことができますが、祝祭日と旅行期間が被ってしまうと買い物がほとんどできないので日程には注意してください。