三重県の新型コロナウイルス感染症対策
三重ってどんなところ?
三重には、日本人であれば一度は参拝したいといわれる「伊勢神宮」や、世界遺産にも登録された巡礼道の「熊野古道」など、日本人のルーツともいえる神社や歴史スポットがたくさんあります。
海と山が近く、海岸線には英虞湾(あごわん)などの入り組んだリアス式海岸も見られ、大自然の絶景が堪能できる場所も数多く点在しています。
「伊勢えび」をはじめとする新鮮な魚介類や「松坂牛」といった高級グルメ、それぞれのエリアで楽しめるご当地グルメなどを、心置きなく堪能することもできます。
各エリアが広く点在していることから、鉄道での旅やバス旅、またレンタカーやマイカーを使ってのドライブ旅行など、旅のバリエーションも豊富です。
三重旅行の見どころ
三重といえばはずせない!伊勢神宮におまいりする
伊勢市の中心部にある「伊勢神宮」は、親しみを持って「お伊勢さん」とも呼ばれ、古くから多くの方々の信仰を集めてきました。
皇室のご祖先で、日本の総氏神様でもある「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をおまつりする「内宮(ないくう)」と、天照大神のお食事を司る「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」をおまつりしている「外宮(げくう)」の2つの正宮を含む、125もの宮社全てを合わせて神宮といいます。
参拝の順序としては、外宮→内宮、そして、正宮→別宮・摂社・末社です。とても広い敷地なので、ぜひ時間をかけて、散策しながらおまいりしましょう。
参拝の後は、江戸時代の町並みが残る「おはらい町」や「おかげ横丁」で、お土産探しや伊勢名物グルメを堪能できます。
熊野の世界遺産をめぐる
三重、奈良、和歌山にまたがる「紀伊山地」は、神話の時代から神々が鎮座する特別な場所と考えられてきました。その大自然の霊場と文化的な景観が、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界遺産に登録されました。
その一部は熊野エリアにも点在していることから、「熊野古道」を代表に数多くの世界遺産をめぐることができます。大自然の絶景や、古代の神話を肌で感じることができるパワースポットまで、見ごたえがあります。
フォトジェニックな風景を楽しむ
三重には思わず写真を撮りたくなるようなフォトジェニックスポットがたくさんあります。
自然が作り出した絶景が眺められるスポットだと、英虞湾(あごわん)の入り組んだ美しい海岸線が眺められる「横山展望台」や「ともやま公園」、伊勢湾に寄り添うようにたつ「夫婦岩」やそばにある「二見興玉神社」、熊野の世界遺産「鬼ヶ城」や「獅子岩」などがあります。
テーマパークも景色を楽しめるスポットです。地中海の町並みが再現された「志摩地中海村」や、花と緑にあふれる「なばなの里」は、敷地面積が広く様々なシーンの写真を撮ることができます。
他にも、古い町並みが残る「関宿」や、「四日市コンビナート」のきらめく工場夜景が撮れる「四日市港ポートビル」など、有名なフォトスポットも見逃せません。
いろいろなテーマパークで遊ぶ
三重には規模が大きいテーマパークがいくつもあります。
国内最大の遊園地「ナガシマスパーランド」では、スリル満点の絶叫系アトラクションから、ちいさな子どもが楽しめるアトラクションまで、家族みんなで楽しむことができます。アシカやトドなどのショーや海の動物とのふれあいが楽しめる「鳥羽水族館」もぜひ訪れたいスポットです。
スペインをテーマとした「志摩スペイン村パルケエスパーニャ」には、スペインの街並みやグルメにお土産、絶叫系コースターなどのアトラクション、華やかなパレードがあります。ホテルも隣接しているので、志摩の自然に囲まれながら泊りがけでも楽しめます。
三重の絶品グルメを堪能する
三重は、絶品グルメの宝庫です。「伊勢えび」や「松坂牛」など、三重を代表する食材は、全国的にも有名な高級グルメで、ぜひ、ご当地で堪能したいものです。
伊勢神宮を訪れたら、名物の「赤福餅」も見逃せません。三重のお土産の定番ですが、つくりたては「赤福本店」まで足を運ばなければ味わうことができません。
それぞれのエリアで楽しめる絶品グルメも数多くありますので、観光と一緒にグルメも思い切り楽しんでみてください。
伊勢志摩・鳥羽エリア
三重を代表する観光エリアです。伊勢には、古くから「お伊勢まいり」として人気で、一生に一度は訪れてみたいといわれる「伊勢神宮」をはじめ、その門前町として発展してきた「おはらい町」などがあります。
また、伊勢湾や志摩の英虞湾(あごわん)、鳥羽湾など、日本有数の入り組んだ美しい海岸線沿いには、「夫婦岩」「二見興玉神社」や「横山展望台」など自然の絶景が望めるスポットや、海に面した景色が楽しめる異国情緒たっぷりなレジャー・リゾート施設、巨大水族館などがあり、様々に楽しむことができます。
伊勢神宮外宮(げくう)
「伊勢神宮外宮」は、高倉山を背にして建つ豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祭りしている「豊受大神宮」を正宮としています。外宮のご鎮座から約500年経った、今から約1,500年前に丹波国から現在の場所に移されたそうです。
伊勢神宮では、まず外宮におまいりするのが古くからの習わしとされています。表参道の「火除橋」を渡ると神域に入ります。
豊受大御神は、内宮の天照大御神のお食事を司る神様で、衣食住や産業の守り神とされています。天照大神や伊勢神宮にまつられている様々な神様のための食事を朝夕お供えする「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」が、ご鎮座以来ずっと続けられています。
正宮のほかにも新しいことを始めるときにおまいりすると良いとされる「多賀宮(たかのみや)」を含めた4所の別宮のほか、たくさんのお社があります。平清盛にゆかりがあるという「清盛楠」や、20年に一度、社殿を建てかえる「式年遷宮(しきねんせんぐう)」の歴史などを紹介する「せんぐう館」など、見どころもたくさんです。
伊勢神宮内宮(ないくう)
伊勢市の中心部、五十鈴川のほとりに建つ「伊勢神宮内宮」は、皇室のご祖先で、日本国民の総氏神様ともいえる「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をおまつりしている正宮の「皇大神宮(こうだいじんぐう)」を中心としています。約2,000年の歴史を持ち、古くから信仰されています。
内宮の入り口となる「宇治橋」を渡ると、玉砂利が敷きつめられた長い参道が続きます。歩いていくと「御手洗場(みたらしば)」が五十鈴川のほとりにあります。近くには手水舎もありますが、こちらで川の流れで手をお清めしてから、おまいりしましょう。
正宮におまいりした後は、天照大御神の荒御魂(あらみたま)をおまつりする「荒祭宮(あらまつりのみや)」をはじめとする10所の別宮や、数多くのお社にもおまいりしてみてください。
おはらい町
伊勢神宮内宮の宇治橋から五十鈴川に沿って、約800m続く石畳の通りが「おはらい町」です。伊勢特有の切妻・入母屋・妻入りといった木造建築のお土産店やお菓子の老舗、旅館などが立ち並びます。
江戸時代、お伊勢まいりの参拝客も多く訪れていた通りで、祭主職舎といった歴史的建造物もあります。レトロな町並みを散策しながら、食べ歩きしたり、お土産探しが楽しめます。
おかげ横丁
おはらい町のまんなかあたりにある「おかげ横丁」は、江戸から明治にかけての伊勢路の代表的な建物を移築・再現したエリアで、1993年に誕生しました。
伊勢のお土産として全国的にも有名な「赤福」の本店や、日本神話の世界をアニメや展示で紹介している施設「おかげ座 神話の館」のほか、お土産店やグルメスポット、工芸品のお店も数多くありますので、ゆっくり散策してみてください。
猿田彦神社
「猿田彦(さるたひこ)神社」のご祭神である「猿田彦大神」は、天孫降臨の案内役を担ったことから、人々を良い方向へと導き、世の中の行方を開く「みちひらき」の神様として知られています。
境内の拝殿前にある石柱は、昔の神殿跡に置かれたもので、方角が刻まれています。八角形の石は大神の「みちひらき」ご神徳を表しているそうなので、ぜひ願かけをしてみてください。
また境内にある「佐瑠女(さるめ)神社」は、芸能とスポーツなど技芸の上達にご利益のある神社です。縁結びの神様としても有名です。
夫婦岩
伊勢湾に面する二見の「夫婦岩」は、男岩が高さ9m、女岩は高さ4mで、2つの岩は大注連縄(おおしめなわ)で結ばれています。古くから日の出遙拝所として知られていて、5〜7月には夫婦岩の間からの日の出を眺めることができます。
特に夏至の前後には、天気がよければ、遠くに見える富士山の背から昇る日の出が見られることから、カメラマンや観光客でにぎわいます。また、秋から冬にかけては、2つの岩の間に満月が浮かぶ風景を眺めることもできます。
二見興玉神社
海風や潮の香りを感じながら参拝ができる「二見興玉(おきたま)神社」は、ご祭神は「猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)」で、縁結びや夫婦円満、交通安全などにご利益があります。
神社正面の海に浮かぶ夫婦岩は、その沖合い700mに鎮まる大神ゆかりの「興玉神石(おきたましんせき)」と日の大神(太陽)を拝むための鳥居と見なされています。
境内には、猿田彦大神のお使いとされるカエルがあちこちに見られます。「無事にかえる」「お金がかえる」「若がえる」というご利益があります。また、東参道には「龍宮社」があって海の神様である「綿津見大神(わたつみのおおかみ)」がまつられています。
古くから伊勢神宮を参拝する前には、二見浦の海水で心身を清める「浜参宮」という習わしがあって、現在でも、まずは二見興玉神社におまいりして、おはらいを受けてから伊勢神宮を訪れる人も多いそうです。
志摩スペイン村パルケエスパーニャ
情熱の国スペインを再現したテーマパーク「志摩スペイン村パルケエスパーニャ」では、くねくねした全長1,234mのレールを最高時速100㎞で疾走する吊り下げ式コースター「ピレネー」をはじめとする、スリル満点の絶叫系アトラクションを体験できます。
そして、キッズも楽しめるコースターのほか、パレード、キャラクターたちのショーなど、いろいろ楽しめます。
建物も異国情緒たっぷりでフォトジェニックなスポットもたくさんです。また、本場スペインの味が堪能できるレストランや、軽食やスイーツをテイクアウトできる「スモールバル」などもあります。
ショップではスペインの伝統菓子やお酒、陶器やオリジナルグッズなどを販売していて、お土産探しにもぴったりです。隣接してホテルや温泉もあるので、泊りがけで楽しんでもいいですね。
横山展望台
標高203mの横山にある「横山展望台」からは、日本でも有数のリアス式海岸「英虞湾(あごわん)」を一望できます。国道167号線の大通りからも近く、近鉄「鵜方駅」からも車で10分ほどとアクセスもよく、気軽に立ち寄ることができます。
大小60以上の島々と折り重なるように突き出た半島と青い海のコントラストは絶景で、「ミシュラングリーンガイドジャポン」の一つ星も獲得しています。
2018年には展望ウッドデッキとテイクアウトカフェ「Mirador Shima(ミラドール志摩)」が併設された「天空カフェテラス」もオープンしました。眺めを楽しみながら、地元志摩産のあおさを使った「あおさ〜スコーン」や伊勢どりの照り焼きをはさんだ「横山ベーグルサンド」、スイーツ、季節のドリンクなどを味わえます。
ともやま公園
英虞湾の東側の湾に面した登茂山(ともやま)に整備された公園で、英虞湾の美しい景色や自然を楽しみながら散策できる遊歩道やアウトドア活動の拠点となる「志摩市ともやま公園野外活動センター」などがあります。
公園内の「桐垣展望台」からは、前に間崎島、右手に賢島、左手には前島半島を見ることができます。夕日のすばらしいスポットとして有名で、多くのカメラマンが撮影にも訪れます。
志摩地中海村
英虞湾に面したリゾートホテルで、地中海の都市をイメージした町並みの雰囲気を楽しめます。宿泊施設は、英虞湾の絶景が楽しめるベイビューの部屋や、地中海村の町並みが楽しめるシティービューの部屋、愛犬と泊まれるスイートルームもあります。
エキゾチックな雰囲気の天然温泉「スパ・アルハンブラ」は、基本的には宿泊者のみの利用となりますが、ランチと温泉が楽しめる日帰りプランもあります(1日3組限定)。
また、モザイクタイルやデコパージュの作品作りができる「クラフト体験工房」や「英虞湾クルージング」、桟橋やいかだからの「フィッシング」といった様々な体験、レストランやカフェもあり、日帰りでも楽しめます。
鳥羽水族館
近鉄「鳥羽駅」から歩いて約10分の「鳥羽水族館」は、約1,200種、約3万点もの海や川の生きものを飼育展示している巨大水族館です。12のテーマでゾーン分けされている館内は、順路がなくて自由に観覧できるのが特徴で、短い時間でも、まる1日でも楽しむことができます。
人魚伝説のモデルともいわれている「ジュゴン」は日本で唯一の展示となっており、こちらでしか見られません。また、アシカのショーやセイウチとのふれあいタイムなどの楽しいショーは毎日開催されています。小型イルカの「スナメリ」やラッコ、コツメカワウソなど、可愛らしい生きものたちにも出会えます。
また、水辺で暮らし、泳ぐ魚を器用に捕まえるという、南・東南アジア地域に生息する珍しい「スナドリネコ」は、日本の水族館では初めて展示されており、「奇跡の森」ゾーンにいます。ゾーン内には滝やつり橋もあって、水槽に手を入れると小さな魚が集まってきて皮膚の角質を食べてくれる「ドクターフィッシュ」体験もできます。
ミキモト真珠島
鳥羽湾に浮かぶ「ミキモト真珠島」は、ジュエリーメーカー「ミキモト」の創業者である御木本幸吉氏が、1893(明治26)年に世界で初めて真珠の養殖に成功した島です。島全体が真珠のテーマパークとなっています。
島内には、真珠のできる方法を資料や映像で紹介しているほか、天然真珠を用いたアンティークジュエリーのコレクションなどが見られる「真珠博物館」や、「真珠王」とも呼ばれた御木本氏の生涯を紹介する「御木本幸吉記念館」があります。
「パールプラザ」では、高品質のパールジュエリーやオリジナル商品などを販売しています。レストランも併設されていて、伊勢名物の「伊勢うどん」や、真珠を育む「あこや貝」の貝柱を使った真珠島ならではの料理なども楽しめます。
また、昔ながらの白い磯着姿の海女さんたちが行う、潜水の実演を見学することもできます。縁結びや長寿、繁栄のご利益があるという「珠の宮」や「ラブラブの石」と呼ばれるハート型の縁石もあるので、島内散策しながら見つけてみてください。
石神さん(神明神社)
鳥羽市にある「神明神社」の参道途中にある「石神さん」は、昔から鳥羽の海女たちに信仰されてきました。ご祭神は、神武天皇の母で海神の娘である「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」です。
「女性の願いを1つ叶えてくれる」ということで、今では全国からたくさんの女性が訪れるスポットとなっています。祈願用紙に1つだけ願いごとを書き、お社の前に置かれている願い箱に入れて祈願しましょう。
「魔物の入るスキがない」という意味の「格子(ドーマン)」と、「海女が海にもぐっても元の場所へ戻れる」という意味の「星(セーマン)」という、海女たちが古くから魔よけとして身につけてきた2つのマークが入っている、魔よけのお守りも人気ですので、ぜひ手に入れてください。
北勢(桑名・四日市・鈴鹿・亀山)エリア
北勢エリアは、愛知県に面していて、名古屋からのアクセスも便利です。広大な花と緑のテーマパーク「なばなの里」や国内最大の遊園地「ナガシマスパーランド」、モータースポーツの聖地「鈴鹿サーキット」では1日遊ぶことができます。
また、工場夜景で有名な「四日市コンビナートを一望できる「四日市港ポートビル」や、江戸時代の東海道の宿場町の街並みが今に残る「関宿」など、フォトジェニックなスポットもあります。
なばなの里
桑名市の「なばなの里」は、東海地方を代表する花と緑のテーマパークです。梅にはじまり、河津桜やしだれ桜、水仙、日本最大級のチューリップ花壇、ブルーの可憐なネモフィラ、華やかなバラ、あじさい、花しょうぶなど、四季折々の花々が楽しめます。
園内の歩道近くの水辺では、5月下旬〜7月上旬にはホタルが飛びかいます。夏には花火大会、秋にはダリアやコスモスが13,000坪の日本最大の花ひろばに咲きほこります。そして、冬には世界有数の幻想的なイルミネーションと、年間を通じて様々なイベントも開催されています。
大温室の「ベゴニアガーデン」(別途入場料が必要)では、大輪のベゴニアをはじめ、世界中から集めた数百種、1,2000株の花々が年間を通じて咲いています。その色鮮やかな美しさは圧巻です。
露天風呂もあって日帰りで楽しめる天然温泉「里の湯」や、本場ドイツの味にこだわった地ビールが味わえる「長島ビール園」もあります。地上45mの高さから360°のパノラマで、なばなの里が一望できる移動式展望台の「アイランド富士」では、7分間の上空散歩が楽しめます。
ナガシマスパーランド
「なばなの里」から車で10分ほどの「ナガシマスパーランド」は、国内最大の遊園地で、60種以上の多彩なアトラククションがそろっています。木製とスチールのハイブリッドコースター「白鯨」が、2019年に登場しました。
また、世界一の全長2,479mを誇るスーパーコースター「スチールドラゴン2000」は、座席をおおうカバーがなく足が床から離れていて、開放感とスリルが倍増のアトラクションです。他にも日本初上陸の4Dコースター「嵐(ARASHI)」など、絶叫マシン系のアトラクションがたくさんです。
また、キッズでも楽しめるアトラクションや、特に小さな子ども(1〜5歳)でも楽しめる遊具が集まる「ちびっこひろば」などが併設された「こども遊園地キッズタウン」もあるので、ファミリーで楽しむこともできます。
六華苑
桑名の実業家・2代目諸戸清六の屋敷で、1913(大正2)年に完成しました。明治時代に現在の東京都の日比谷に建っていた「鹿鳴館」を設計したイギリス人建築家「ジョサイア・コンドル」による洋館と、和風建築、18,000平方メートルもの広大な池泉回遊式庭園などがあります。
建物は国の重要文化財に、庭園は一部を除いて国の名勝に指定されています。現在は桑名市が所有していて、修復した後、一般公開されています。
ロビーでは桑名の現代工芸作家の作品や一枚の紙で数羽の鶴を連続して折る桑名名物の「桑名の千羽鶴」などを展示しています。お土産コーナーや、季節の干菓子とお茶が味わえるコーナーもあります。
四日市港ポートビル
「四日市港ポートビル」は、1999年に四日市港開港100周年を記念して建てられました。最上階の14階にある展望展示室「うみてらす14」では、地上90mの高さから、昼間は中部国際空港セントレアから名古屋方面まで見渡すことができます。
そして夜になると、今や工場夜景として全国的にも有名な「四日市コンビナート」のきらめく夜景を眺めることができます。2015年には「日本夜景遺産」にも認定された絶好のビューポイントです。
鈴鹿サーキット
「鈴鹿サーキット」は、「F1日本グランプリ」や「鈴鹿8耐」といった国際的なビッグレースが開催される、モータースポーツの聖地です。そして、国際レーシングコースを中心に、遊園地、ホテル、温泉、レストランなどもそろっています。
「ゆうえんちモートピア」では、小さな子どもと一緒に楽しめるアトラクションがたくさんです。3歳から乗れる「ピンキーバイク プラス」ではバイクデビューができます。また、F1グランプリが開催されるコースを最先端EVマシンで走ることができる「サーキットチャレンジャー」といったアトラクションもあります。
地元の食材をふんだんに使ったビュッフェスタイルのレストランやオーガニックカフェ、園内で湧いている天然温泉など、モータースポーツ以外にも楽しみどころ満載です。
関宿旅籠玉屋歴史資料館
亀山市には、かつて東海道五十三次の47番目の宿場町として栄えた「関宿(せきじゅく)」があります。江戸時代後期から明治にかけて建てられた200棟以上もの町家と、当時の町並みが残されていて、1984年に国の重要伝統的建築物保存地区に定められました。
「関宿旅籠玉屋歴史資料館」は、江戸時代に武士や一般庶民に利用されていた宿泊施設「旅籠(はたご)」の中でも、関宿を代表する大旅籠の一つだった「玉屋」を修復したもので、その当時使われていた食器類や、旅にまつわる歴史資料、そして歌川広重の浮世絵などが展示されています。
雰囲気ある町並みがSNS映えスポットとしても人気の「関宿」を訪れたら、ぜひこちらにも寄って、江戸時代の旅の歴史に思いを馳せてみてください。
関宿体験工房 彩花里(あかり)
関宿の古い町並みの中にある「関宿体験工房 彩花里」では、「カメヤマローソク」を使った様々なキャンドル作りやデコパージュ、プリザーブドフラワーなど、いろいろな製作体験ができます。子どもから大人まで楽しめます。親子一緒に、仲間同士で、旅の思い出に体験してみてください。
伊賀・名張エリア
伊賀市は、「伊賀上野城」を中心に発展した城下町で、伊賀忍者のふるさととしても有名です。隣接する名張市には、かつて伊賀忍者が修行したといわれている「赤目四十八滝」もあり、大自然の中、美しい滝をめぐる散策やハイキングが楽しめます。
体験型の農業公園「伊賀の里 モクモク手づくりファーム」では、自然に囲まれてグルメ作り体験や動物とのふれあいなどを楽しみ、豊かなグルメも堪能できます。
赤目四十八滝
名張市の「赤目四十八滝」は、滝川の上流にある渓谷で、高さ15mの「不動滝」をはじめ、目で確認できるだけでも23もの滝があります。滝をめぐる約4kmの遊歩道が整備されていて、ハイキングや散策を楽しみながら滝が眺められます。「平成の名水百選」「日本の滝100選」も選ばれている景勝地です。
かつて伊賀忍者の祖「百地三太夫(ももちさんだゆう)」が、この場所を修行の場として多くの忍者を輩出したとも伝えられています。またこの地域には、国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」が生息していて、遊歩道の入り口には「日本サンショウウオセンター」があります。
赤目四十八滝には多くの湧水もあります。豊富に「じゃんじゃん」出ているということと、行者の持つ錫杖「じゃんじゃん」に似ているところから、「じゃんじゃの水」と呼ばれています。心を清めて幸せを呼ぶ水との言い伝えがあります。
1年を通じて、様々なエコツアーや忍者修行体験イベントなども開催されています。また、夏場や紅葉の時期、クリスマスにはライトアップやキャンドルナイトも開催され、昼間とはまた違った滝の景色を楽しめます。
伊賀上野城
江戸時代の1611年に、藤堂高虎(とうどうたかとら)によって築城されたもので、その当時の内堀と石垣、そして1935(昭和10)年に伊賀出身の代議士・川崎克氏によって再現された天守閣が現存しています。優雅な外観から「白鳳城」とも呼ばれています。
本丸の西に築かれた石垣は高さ30mで、大阪城とならんで日本一の高さを誇ります。黒澤明監督の作品「影武者」をはじめ、映画やテレビドラマのロケ地としても多く使用されています。
天守閣には、伊賀市の郷土資料のほか、藤堂高虎が豊臣秀吉から拝領したというカブトや調度品などの歴史資料などが展示されています。最上階の天井には、横山大観をはじめとする画家や書家、政治家などの描いた書画の色紙がはめ込まれています。
伊賀流忍者博物館
伊賀市の上野公園内にある「伊賀流忍者博物館」は、この地域で古くから活躍してきた「伊賀忍者」を様々なかたちで紹介している施設です。伊賀の土豪屋敷を移築した建物は、その外観はごく普通の茅葺きの農家に見えますが、屋敷内のあちこちに防衛のためのしかけがあります。
「ドンデン返し」や「抜け道」「隠し戸」といったしかけを、「くノ一(女忍者)」の案内で実演を交えながら見学することができます。
「忍術体験館」では、忍者が上野城に潜入・脱出する様子を、作戦実行のために使った道具について学びながら映像で楽しむことができ、実際に道具を使う体験もできます。また当時使われていた手裏剣など本物の忍術道具を400点以上展示しています。
忍者の古文書の解説や、暗号や人相学など、現代にも役に立ちそうな忍術について紹介している「忍者伝承館」、忍者オリジナルグッズを販売しているショップ「Ninja坊」もあります。伊賀忍者特殊集団「阿修羅」による忍者ショーは迫力満点です。
伊賀の里 モクモク手づくりファーム
伊賀の大自然の中、動物とのふれあいや手づくりグルメにチャレンジできる体験型の農業公園です。牛や羊、馬といった牧場の動物とふれあったり、園内を自由に散歩しているミニブタたちの芸を見ることができます。
また、ウインナーやパンを作ったり、季節限定でジャージアイスクリームやブルーベリーを使ったお菓子を作るなど、いろいろな手づくり体験もできます。
モクモクの工房で作ったハム、ソーセージ、パン、とうふ、地ビールや地元産の野菜で作った料理を、ビュッフェスタイルで楽しめる「PaPaビアレストラン」をはじめとする4つのレストランや、露天風呂もある天然温泉、農業体験ができる宿泊施設まであります。
お米などの農産物やハム、ウインナーといったモクモクの製品は、ファーム内のショップで購入できるので、お土産にしてもいいですね。
中南勢(津・松坂)エリア
三重県の県庁所在地である津市には、6,000点もの収蔵作品を誇る「三重県立美術館」があります。
松坂市は、戦国武将・蒲生氏郷(がもううじさと)によって建てられた「松坂城」を中心に発展した城下町で、今もなお江戸時代の面影を残す町並みが残っています。歴史を感じたり、グルメも楽しめます。
三重県立美術館
JR津駅西口から歩いて約10分の「三重県立美術館」は、江戸時代中期の絵師「曾我蕭白(そがしょうはく)」など三重にゆかりのある美術や、近代から現代の作品をはじめ、三重県とスペイン・バレンシア州が友好都市であることから、ダリをはじめとするスペイン絵画など約6,000点を収蔵しています。
これらの所蔵品は年間4期に分けて常設展示されています。国内外の美術を紹介する企画展も開催されています。また、戦後日本を代表する彫刻家・柳原義達(やなぎはらよしたつ)氏から寄贈された彫刻を展示する記念館も併設されています。
企画展にちなんだ特別メニューが楽しめるレストランや、オリジナル商品や美術関連グッズなどがそろうミュージアムショップもあります。美術鑑賞の後に食事やお茶を堪能したり、お土産を選んでみてはいかがでしょう。
御城番屋敷
松坂はかつて松坂城の城下町で、江戸時代には商人の町として発展しました。松坂城跡の裏門から続く石畳の両側に、美しい槙垣に囲まれた武家屋敷が並ぶ場所があります。これが「御城番(ごじょうばん)屋敷」で、国の重要文化財にも指定されています。
江戸時代末期に徳川御三家の1つである紀州藩から派遣された、松坂城を警護する人々が暮らしていた組屋敷で、今も人々が生活をしています。武家の組屋敷が現存しているのは全国でも珍しく、西棟北端の一軒は、松坂市によって復元整備され、内部を一般公開されています。
本居宣長記念館
松坂市の「本居宣長(もとおりのりなが)記念館」では、「古事記伝」で有名な江戸時代の国学者「本居宣長」の自筆稿本や遺品、自画像などを展示しています。記念館の隣りには、宣長が12歳から72歳で亡くなるまで暮らしていた旧宅「鈴屋」が建っていて、1階部分は公開されています。
はちみつ屋 松治郎の舗
「松治郎の舗」は、1912(大正元)年創業の水谷養蜂園が直営する、はちみつ専門店です。はちみつをはじめ、ローヤルゼリーやプロポリスなどの健康食品、石けんやリップクリームといったはちみつ入りコスメなどを販売しています。
お店のロングセラー商品「はちみつのど飴」は、色々な味があって、パッケージもかわいく、お土産やギフトにもぴったりです。
松坂市にある本店では、店舗限定で「はちみつ最中アイス」を販売しています。三重県産の牛乳とはちみつを使った一番人気の「ミルク」をはじめ、「抹茶」「黒ごま」「きなこ」「チョコレート」など味のバリエーションも豊富です。
東紀州(熊野・尾鷲)エリア
和歌山県や奈良県に隣接している、熊野市や尾鷲市のある東紀州エリアでは、大自然の美しい絶景が数多く見られます。「熊野古道伊勢路」や「鬼ヶ城」「獅子岩」「花の窟(いわや)」など、ユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されているスポットが集まっていて、必見です。
熊野古道馬越峠
「熊野古道伊勢路」の中でも特に美しい石畳の坂が続く「馬越(まごせ)峠」は、紀北町と尾鷲(おわせ)市の境に位置します。尾鷲ヒノキとシダの緑に囲まれた山道は、熊野古道らしい雰囲気を味わえると人気の観光スポットです。
途中には、かつて旅の安全や地元の人たちが子供の夜泣き封じを祈ったという「夜泣き地蔵」などの史跡もあります。峠の頂上からは尾鷲市を見渡すこともできます。峠を下った先にある「馬越公園」は、春には約300本の桜が咲きほこり、花の名所としても人気です。
丸山千枚田
熊野市の丸山地区にある「丸山千枚田」は、小さな水田が幾重にも重なりあっている景観が素晴らしいことから、「日本の棚田百選」に選ばれています。約400年前には2,240枚の田があったという記録も残されていて、現在でも約1,340枚ほどの水田があり、日本最大級の規模を誇ります。
棚田はオーナー制度も実施されていて、毎年100組を超える登録があるそうです。また、年間を通して、稲作体験などのイベントも数多く開催されています。
鬼ヶ城
「鬼ヶ城」は熊野灘に面して約1.2km続く、隆起と風化と波の浸食によってできた奇岩や洞窟などが多く見られる地帯で、ユネスコ世界遺産です。山頂には、戦国時代の城跡があって、熊野古道・松本峠までを結ぶハイキングコースが整備されています。「鬼の見晴台」といわれる山頂の展望台からは、熊野灘が一望できます。
東口にある上下2段の大きな岩窟は、「千畳敷」と呼ばれ、鬼ヶ城でも一番の見どころです。また、鬼ヶ城には、平安時代の将軍・坂上田村麻呂が、鬼と恐れられた海賊・多娥丸を征伐したという、鬼退治伝説も残されています。
獅子岩
七里御浜沿いにある、高さ約25mの巨大な獅子が海に向かって吠えているように見える「獅子岩」は、国の名勝・天然記念物であるとともに、ユネスコの世界遺産にも認定されています。
獅子岩は「阿(あ)の岩(雄岩)」とも呼ばれ、南側に位置する「神仙洞」の「吽(うん)の岩(雌岩)」とともに、岩のそばを流れる井戸川の上流に建つ「大馬神社」の狛犬とされています。このため、大馬神社には狛犬が置かれていません。
花の窟(いわや)
国や神々の母とされる「伊弉冉尊(イザナミノミコト)」のお墓で、黄泉の国と接する場所と伝えられています。日本最古の神社とされていますが、社殿はなく高さ約45mの大きな岩がご神体です。
伊弉冉尊は、伊勢神宮にまつられている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」の母神でもあります。花の窟神社に一緒にまつられている火の神「軻遇突智尊(カグツチノミコト)」を産んだときに、大やけどを負って亡くなってしまいました。
日本神話の世界を体感できるこの場所は、ユネスコ世界遺産にも認定されています。
三重のご当地グルメ
伊勢えび
三重を代表する海鮮グルメの「伊勢えび」は、伊勢湾と黒潮の栄養豊富な海で育ちます。三重県では、産卵期の5〜9月を禁漁期間としていて、小さいものは海に返し、大きくなったものだけを水揚げするなど、海の恵みを大切にして、そのブランドを守っています。
大きくて見た目にも豪華ですが、その身の甘さやプリプリの食感、そして濃厚なみその味わいも素晴らしい、えびの王様です。生でも、焼いても、ゆでてもおいしいといわれていて、刺身や鬼殻焼き、塩ゆで、みそ汁、洋風のビスクなど、さまざまな料理で楽しめます。
特にとれたてを刺身で食べられるのは、産地ならではの醍醐味でしょう。伊勢志摩・鳥羽エリアなどでは、旬の新鮮な伊勢えびを食べられるお店も多いので、ぜひ味わってみてください。
松坂牛
ブランド牛肉として全国的にも有名な「松阪牛」は、その霜降りのきめ細かさが「肉の芸術品」と呼ばれるほどで、とろけるような上質の脂と肉の甘みが特徴です。選び抜かれた優秀な血統の牛を松坂市など指定地域のみでゆっくりと育てていきます。
松坂市にある「和田金」は、1878(明治11)年創業の牛肉専門店です。お店で提供される松坂牛は、自社牧場で育てています。名物料理の「寿き焼」は、松坂牛の濃厚なうまみと香りが堪能できる逸品です。
希少価値の高いヒレ肉などを炭火焼きで焼いて食べる「あみ焼き」や「ステーキ」などを落ち着いた和の空間で味わえます。精肉やしぐれ煮なども店頭で販売していて、贈りものやお土産としても人気です。
赤福餅
三重のお土産といえば「赤福餅」ではないでしょうか。1707年創業の和菓子の老舗「赤福」で販売している、お餅の上にこしあんがのった伊勢名物の和菓子です。あんは、そばを流れる五十鈴川の清流、餅は、川底の小石を見立てているそうです。
伊勢市の「おかげ横丁」にある「赤福本店」は、切妻屋根の古い建物に、金色の大きな文字で「赤福」と書かれた看板が目印です。店内では「餅入れさん」と呼ばれる女性の職人さんたちによる、作りたての赤福餅を味わうことができます。
伊勢神宮が朝5時から参拝できることから、こちらの開店も朝5時です。また、伊勢神宮に毎月一日お参りする「朔日(ついたち)参り」という習わしに合わせて、お正月を除いた毎月一日には「朔日餅」を販売しています。季節感を感じさせるお餅で、毎月種類が変わります。
伊勢うどん
「伊勢うどん」は、昔から「お伊勢まいり」の際に食べられてきた、伊勢地域のご当地グルメで、伊勢市内の約80軒ほどのお店で食べられます。極太のとても柔らかい麺に黒いタレをからめます。そして薬味は、基本、きざみネギと七味唐辛子だけという素朴さです。
麺はなんと1時間もゆでるそうで、離乳食に使えるほどの柔らかさです。一説によると、お伊勢まいりの長旅の疲れをいやすために消化のいい柔らかい麺を旅人に提供したということです。
また、黒いタレは、見た目はしょうゆのようですが、たまり醤油にみりんやかつお節、いりこ、昆布などのダシを加えたもので、各店によって工夫されています。
めはり寿司
「めはり寿司」は、世界遺産の「熊野古道」もある東紀州エリアの郷土料理で、炊きたてのご飯を、二杯酢で味付けした高菜漬けで包んだシンプルなお寿司です。高菜の葉をまるごと1枚使うことから、サイズが大きく、食べるときに口と一緒に目も大きく見開いて食べる様子から、そう呼ばれるようになったという説もあります。
別名「たかな寿司」とも呼ばれ、昔から山仕事の合間に片手で食べられていたのが始まりだそうで、イワシの素干しなどを添えて食べます。お店でできたてを食べたり、散策のお供にお持ち帰りにしたりしてもいいですね。
てこね寿司
「てこね寿司」は、古くから漁業で栄えた志摩の郷土料理です。もともとは、志摩の漁師さんが釣ったばかりの魚をしょうゆにつけて、手でご飯に混ぜこんで食べた、漁師料理といわれています。
現在は、カツオやマグロ、ハマチといった赤身魚のヅケを、少し甘めの酢飯にたっぷりのせた、ちらし寿司の姿で親しまれています。大葉やしょうが、乗り、ゴマなどの薬味をそえていただきます。
志摩市内の飲食店はもちろん、伊勢市の「おはらい町」や「おかげ横丁」などでも食べることができるので、ぜひ味わってみてください。
三重への主要エリアからのアクセス・所要時間
三重県には、空港と新幹線の駅がないことから、名古屋または大阪を経由して向かうことになります。
愛知・中部国際空港からは、三重県津市まで津エアポートラインの高速船で向かうか、名古屋鉄道(名鉄)で名古屋駅へ行き、JR在来線・近畿日本鉄道(近鉄)・高速バスに乗り換えて三重各地に向かいます。中部国際空港から名古屋駅までは所要時間28〜35分です。
大阪・大阪国際空港(伊丹空港)から大阪市内の近鉄上本町駅で近鉄に乗り換えて三重に向かう方法もあります。伊丹空港から近鉄上本町駅までは、大阪空港交通の空港リムジンバスで所要時間35分です。
詳細は、各交通機関のホームページにてご確認ください。
中部国際空港HP
大阪国際空港(伊丹空港)HP
名古屋鉄道(名鉄)HP
津エアポートラインHP
JR東海HP
近畿日本鉄道(近鉄)HP
三重交通HP
大阪空港交通HP
飛行機を利用する
各地から中部国際空港までの所要時間
- 新千歳空港から:約1時間50分(ANA、JAL、SKY、エアドゥ、エアアジア、ジェットスター)
- 成田空港から:約1時間15分(ANA、JAL)
- 羽田空港から:約1時間(ANA、JAL)
- 福岡空港から:約1時間25分(ANA、ジェットスター、スターフライヤー、IBEX)
- 那覇空港から:約2時間20分(ANA、JTA、SKY、ジェットスター、ソラシドエア)
各地から大阪国際空港(伊丹空港)までの所要時間
- 新千歳空港から:約1時間55分(ANA、JAL)
- 成田空港から:約1時間25分(ANA、JAL)
- 羽田空港から:約1時間15分(ANA、JAL)
- 福岡空港から:約1時間15分(ANA、JAL、IBEX)
那覇空港から:約2時間5分(ANA、JAL)
新幹線を利用する
各地から名古屋駅までの所要時間
- 東京駅から:約1時間45分(新幹線のぞみ・ひかり)
- 広島駅から:約2時間20分(新幹線のぞみ)
- 博多駅から:約3時間25分(新幹線のぞみ)
中部国際空港・名古屋駅・大阪上本町から三重各地までの所要時間
伊勢市まで
- 中部国際空港から:2時間5分(高速船+三重交通特急バス ※1日2往復)
- 近鉄名古屋駅から:1時間20〜30分(近鉄特急)
- JR名古屋駅から:1時間30〜45分(JR快速「みえ」)
- 大阪・近鉄上本町駅から:1時間40〜45分(近鉄特急)
鳥羽まで
- 中部国際空港から:2時間50分(高速船+三重交通特急バス ※1日2往復)
- 近鉄名古屋駅から:1時間35〜45分(近鉄特急)
- JR名古屋駅から:1時間45分〜2時間5分(JR快速「みえ」)
- 大阪・近鉄上本町駅から:2時間(近鉄特急)
桑名まで
- 近鉄名古屋駅から:20分(近鉄急行)
- JR名古屋駅から:20〜40分(JR関西本線快速・普通)
- 大阪・近鉄上本町駅から:2時間(近鉄特急)
津まで
- 中部国際空港から:55分(高速船45分+路線バス10分)
- 近鉄名古屋駅から:45〜55分(近鉄特急)、1時間〜1時間10分(近鉄急行)
- JR名古屋駅から:50分〜1時間(JR快速「みえ」)
- 大阪・近鉄上本町駅から:1時間20〜30分(近鉄特急)
伊賀上野まで
名古屋駅前名鉄バスセンターから:1時間40〜50分(三重交通高速バス)
熊野まで
- JR名古屋駅から:3時間5〜15分(JR特急「南紀」)
- 名古屋駅前名鉄バスセンターから:3時間24〜34分(三重交通高速バス)
三重旅行で利用する空港や鉄道の駅を紹介
中部国際空港
中部エリアの空の玄関口である「中部国際空港(セントレア)」は、愛知県常滑市の伊勢湾に浮かぶ人工島にあります。国際線と国内線が同一ターミナルにあるコンパクトな構造で、国際線・国内線ともに乗り継ぎがスムーズにできて、利便性がよいのが特徴です。
旅客ターミナルビルには、滑走路までわずか300mの近さで航空機の発着が見られる「展望スカイデッキ」のほか、名古屋のご当地グルメをはじめとする、さまざまな料理が味わえる飲食店が数多く並びます。和洋菓子やお酒、愛知のお土産がたくさんそろったお土産ショップもあります。
国内の空港では初めての展望風呂「風(フー)の湯」もあります。航空機が駐機している様子を眺められることから、人気を集めています。シャンプー・コンディショナー・ボディーソープから化粧水・乳液まで完備していて、また、タオル・ハンドタオルのレンタル付き(幼児を除く)なので、気軽に立ち寄ることができます。
大阪国際空港(伊丹空港)
大阪府豊中市にある「大阪国際空港」は、国内線のみが発着する空港です。箕輪市とを結ぶ大阪モノレールが直結していて、阪急宝塚線「蛍池」駅まではモノレールで3分です。大阪市街地へもリムジンバスで30〜40分と便利な立地です。
ANA、IBEXが発着する南ターミナルと、JAL、JAC、AMXが発着する北ターミナルに分かれています。
レストランやショップも充実していて、お土産は大阪・京都・神戸など関西圏のものが豊富にそろっています。大阪国際空港でしか食べられないメニューや空港限定のお土産もあるので、ぜひチェックしてみてください。
名古屋駅
名古屋の中心地にある「名古屋駅」は、JR東海道新幹線の全ての列車が停車する中部エリア最大の駅で、JR在来線も発着しています。名古屋市営地下鉄の駅や、中部国際空港とを結ぶ名古屋鉄道、名古屋・三重・大阪を結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の駅も近接しています。
各地へ向かう高速バスが発着する「名鉄バスセンター」もすぐそばにあり、名古屋市内はもちろん、近隣各県へのアクセスもとても便利なターミナル駅です。
駅ビルの「JRセントラルタワーズ」や「JRゲートタワー」をはじめ、名鉄百貨店本店、KITTE名古屋など、周辺には大型商業施設もたくさんです。地下街も広がっていて、ショッピングやお土産選びも楽しめます。
伊勢市駅
伊勢神宮外宮のすぐ近くにある「伊勢市駅」は伊勢志摩観光の起点です。外宮側のJR在来線の駅と、反対側には近鉄が乗り入れています。
JR伊勢市駅の改札を出てすぐ右、売店隣りには観光案内所があります。また駅正面右側には手荷物預かり所があって、荷物を預けて手ぶらで観光が楽しめます。レンタサイクルの貸出も行なっているので、ぜひ利用してみてください。
鳥羽駅
「鳥羽駅」は、JR参宮線の終点の駅で、近鉄の志摩線と鳥羽線の境界駅です。近くには「鳥羽水族館」や「石神さん(神明神社)」などの観光スポットもある、鳥羽旅行の玄関口となります。
三重の年間イベント情報
2月
お綱かけ神事
熊野市の「花の窟(いわや)」では、毎年2月2日と10月2日には、季節の花々や扇子などを結んだ約170mもの長い「御綱」を、ご神体の岩の上から境内南にある松のご神木に渡す「お綱かけ神事」が行われます。
長い綱は、毎回稲わらを使い、地元の方たちが大勢参加して作りあげます。年2回の架け替えの際は、前の綱が残っていても自然に落ちるまでそのまま残されます。そのため、2本の綱がかかっていることもあります。
4月
春の神楽祭
伊勢神宮で、神恩に感謝し、国民の平和を祈るために、毎年4月末の「昭和の日」をはさんだ3日間に行われる行事です。祭りの初日には、午前11時と午後2時に、内宮神苑の特設舞台で舞楽が上演されます。この行事は、毎年9月の秋分の日をはさんだ3日間にも開催されます。
6月
丸山千枚田「虫送り」
熊野市の「丸山千枚田」では、毎年6月に「虫送り」が行われます。稲作の害虫駆除と豊作を祈る農耕行事で、1953(昭和28)年までこの地区で行われていました。一度、途絶えていましたが、熊野古道が世界遺産に認定された2004年に復活し、それ以来、毎年開催されています。
夕方になると棚田に1,300本余りの灯りがともされ、日が暮れるとともに幻想的な風景が広がります。
8月
熊野大花火大会
はじまりは250〜300年前ともいわれる歴史ある花火大会で、毎年8月17日に開催されます。お盆の初精霊供養に簡単な花火を打ち上げて、花火の火の粉で灯籠を焼いたのが、その起源とされています。
花火大会の規模は拡大しても、灯籠焼きの伝統は残されています。大会のフィナーレには、世界遺産「鬼ヶ城」の岩場や洞窟を利用した仕掛け花火も行われます。獅子岩周辺は、花火に浮かぶ獅子岩を写真に収めようと、多くのカメラマンが集まる撮影スポットとなります。
9月
なばなの里「ダリア・コスモスまつり」
桑名市のなばなの里では、秋のダリアやコスモスが咲く時期に合わせてイベントが開催されます。広大な花壇の「花ひろば」には約150万本ものコスモス、そして200種32,000本ものダリアの花が咲きほこります。
この時期には、日没ごろから閉園する21時まで、「花ひろば」にてライトアップも行われ、昼間とはまた違う雰囲気で楽しむことができます。
10月
鈴鹿F1日本グランプリ
鈴鹿サーキットでは、1987年から20年以上、毎年「F1(Formula 1)日本グランプリ」が開催されています。国際自動車連盟(FIA)の定める規定で開催される世界選手権のタイトルレースで、熱戦が繰り広げられます。
11月
氏郷まつり
松坂市では、毎年11月、松坂城を築城した「蒲生氏郷(がもううじさと)」の功績をたたえた「氏郷まつり」が開催されます。氏郷公や奥方の冬姫に扮した二人を中心に、甲冑姿の武士、鉄砲隊など、総勢200名が参加して松坂の城下町をねり歩く「武者行列」は、迫力があります。
広場では、出店が立ち並ぶほか、「松阪しょんがいソーラン」といった踊りが披露されたり、お祭りを盛り上げます。
12月
神宮奉納餅つき
伊勢神宮外宮・内宮では、毎年大みそかの年越しまいりの参拝客にお餅が無料でふるまわれます。「神宮奉納餅つき」ではこのお餅をついて年越しの準備をします。いただいたお餅は、神宮のかがり火で焼いて食べると、無病息災のご利益があるといわれています。
三重観光の移動手段
電車
三重県は各エリアが広範囲で離れていることから、観光はエリアを決めてめぐるのが良いです。各エリアまでの移動は、JRや近鉄の電車が便利です。近鉄の特急「しまかぜ」といった伊勢志摩の「賢島」へ向かう観光列車もあるので、電車での旅を楽しんでください。
タクシー
数人での旅行だったり、駅などエリアの中心地から少し離れた観光スポットまで行きたい場合には、タクシーを利用してもいいです。各タクシー会社で、主要な観光スポットをめぐって案内もしてくれる観光タクシーや、行きたい場所やコースなどの要望を聞いてくれる貸切タクシーなどもあります。
レンタカー
運転ができるのであれば、各エリアの駅前などで、レンタカーをかりて観光するのもいいですね。高速道路などを利用すれば、エリア間の移動もスムーズで広範囲で観光ができます。乗り継ぎの時間なども気にせず、行動できるのも便利です。利用するのであれば、運転免許証を忘れずに携帯して、旅に出かけましょう。
レンタサイクル
レンタサイクルで観光スポットをめぐってもいいですね。三重の主要な観光エリアでは、レンタサイクルショップや観光案内所などでの貸し出しをしているところもあります。事前に予約しておけば、スムーズでしょう。レンタルする際は、身分証明書等が必要になる場合もありますので、準備して出かけてください。
お得なフリーチケット
JR東海「青空フリーパス」
愛知県や岐阜県から三重に向かう際に便利な1日フリーパスです。土日・休日と年末年始(12月30日 〜 1月3日)の期間限定ですが、フリー区間での快速・普通列車の普通車自由席で乗り降り自由となっています。
【料金】
- 大人2,570円
- 子ども1,280円
【利用期間】
土日・休日および年末年始(12月30日 〜 1月3日)
【有効期間】
乗車日当日
※乗車日が翌日にまたがる場合は、0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効
【発売場所】
きっぷの出発駅または周辺のJRの主な駅、主な旅行会社の支店・営業所
【公式サイト】
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/aozora-free-holiday/
近畿日本鉄道「伊勢神宮参拝きっぷ」
近鉄を利用して伊勢神宮参拝するのに便利なきっぷです。3日間有効で伊勢志摩エリアに泊りがけで出かけるのであれば、お得に楽しめます。オリックスレンタカーの割引など特典もついています。乗車日を指定しての事前購入が必要です。
【料金】
関西発(大阪難波・京都・近鉄奈良などから)
- 大人6,800円(中学生以上)
- 子ども3,400円(小学生)
東海発(近鉄名古屋〜近鉄蟹江から)
- 大人6,100円(中学生以上)
- 子ども3,050円(小学生)
【セット内容】
- 近鉄電車発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復乗車券とフリー区間の乗車券
※関西発・東海発それぞれのエリア内であれば、ゆきの発駅とかえりの着駅が異なる場合も利用可能 - 近鉄電車「ゆき」(発駅→松阪~賢島間)と「かえり」(賢島~松阪間→着駅)の特急券引換券
- 近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)用特急券引換券2枚
- 三重交通バスの伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題
- 伊勢神宮内宮と伊勢志摩近鉄リゾート各ホテルを結ぶ「パールシャトル」の片道1回乗車券(事前予約制)
- オリックスレンタカー約30%特別割引
【発売期間】
通年(前売り限定)、乗車開始日の1ヶ月前から販売
※乗車日当日の購入はできませんのでご注意ください。
【有効期間】
発売時に指定した乗車開始日から3日間有効
※ただし、利用開始後は発駅からフリー区間(松阪〜賢島間)までの往復は1回限り有効
※フリー区間外で下車する場合は、旅行が終了したものとしてきっぷは回収されます。
【発売場所】
近鉄の駅窓口、近畿日本ツーリスト・JTB・日本旅行各グループ、農協観光の主要支店・営業所
【公式サイト】
https://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/sanpai/#link02
三重のおすすめホテル10選
志摩観光ホテル ザ クラシック
基本情報
【住所】三重県志摩市阿児町神明731(賢島)
【価格帯】税込 21,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
鳥羽国際ホテル
基本情報
【住所】三重県鳥羽市鳥羽1-23-1
【価格帯】税込 24,400円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
伊勢外宮参道 伊勢神泉
基本情報
【住所】三重県伊勢市本町1-1
【価格帯】税込 30,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
世界遺産リゾート 熊野倶楽部
基本情報
【住所】三重県熊野市久生屋町1430
【価格帯】税込 18,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
アクアイグニス
基本情報
【住所】三重県三重郡菰野町菰野4800-1
【価格帯】税込 18,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
志摩地中海村
基本情報
【住所】三重県志摩市浜島町迫子2619-1
【価格帯】税込 31,100円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】可
浜千代館
基本情報
【住所】三重県伊勢市二見町茶屋537-26
【価格帯】税込 29,160円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
メナード青山リゾート
基本情報
【住所】三重県伊賀市霧生2356
【価格帯】税込 22,160円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島
基本情報
【住所】三重県 志摩市阿児町鵜方3618-52
【価格帯】税込 99,300円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
ホテルルートイン伊勢
基本情報
【住所】三重県伊勢市小俣町宮前296-3
【価格帯】税込 6,450円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
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三重のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
東京から伊勢までは新幹線でどのくらいかかりますか?
三重には新幹線の停車駅がありませんので、名古屋駅でJR在来線・近鉄に乗り換えとなります。おおよそ3時間30分ほどで、伊勢市駅に行くことができます。
三重の気候はどうですか?
紀伊半島の東部にある三重は、海と山に囲まれていてそのエリアで気候もそれぞれです。伊勢などの平野部は温和な気候で、冬には乾燥した風が吹きます。熊野などの東紀州エリアは、三重では最も温暖な地域ですが、山間部では雨が多く降ります。伊賀上野は盆地なので、夏は暑く、冬は寒いと一年での気温差が激しいです。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
1つのエリアを中心に観光するのであれば、1泊2日でも楽しむことができます。時間に余裕を持って、また2つ以上のエリアをめぐりたいのであれば、2泊して楽しみましょう。