
三重県【伊勢神宮+α】で楽しいお参りを…!
三重三重県【伊勢神宮+α】で楽しいお参りを…!
伊勢神宮は、天照大神を祀る皇大神宮(内宮)と、天照大神のお食事を司る豊受大神宮(外宮)を中心として、125のお宮の総称です。 今日は、メインになる伊勢神宮外宮、内宮の他、その周辺の猿田彦神社、二見興玉神社もご紹介します。 お参りは、まず外宮から…と、古くから伝えられています。 朝早く伊勢市駅をスタートして、外宮に参拝。そして、バスで二見興玉神社、猿田彦神社へ。 最後に伊勢神宮内宮に参拝して、おかげ横丁で食べ歩き…が、お勧め一日コースです。 伊勢神宮中心にゆっくり見て回りたい方は、二見興玉神社か、猿田彦神社か、どちらかを選んで参拝…がいいかも…。 伊勢神宮めぐりは、随分長時間歩くことになります。歩きやすい靴でお出かけください。
まず外宮へ。外宮は、伊勢市駅から歩いて5~6分のところにあります。 天照大神のお食事を司る、豊受大神さまが祀られています。お参りのご利益は、産業の発展…。 ご正宮は、個人的なお願いごとをする場所ではなく、神様にご挨拶して、感謝を申し上げるところだ…といわれています。 その清々しい雰囲気は、ここが神聖な場所だということを語っているようです。 写真は雨上がりの朝のご正宮です。 晴れて清々しい空気の中、お宮の屋根から湯気がゆっくりと立ちのぼっていく風景が心に残りました。
別宮 多賀宮
ご正宮の左手、森の中に続く階段を上ったところには、豊受大神の荒御霊を祀る多賀宮があります。ここでは、個人的なお願いごとをしても大丈夫。現実的なご利益がいただける場所だそうです。
別宮 風宮
風の神様を祀るお社です。元寇の時神風を吹かせたのは、この神様だ…といわれます。お参りすると悪いものを吹き飛ばしてくださる神様…と、言われています。
別宮 土宮
大土乃御祖神、大地の神様を祀るお社です。お参りすると、大地にしっかり根をおろすように、じっくりと物事に取り組めるようになるとか…。
下御井神社
水の神様を祀るお社です。森の奥にひっそりと鎮まって、神秘的なところです。外宮ご正宮が混雑していても、ここは訪れる人も少なく、心静かにお参りできます。
せんぐう館
外宮の勾玉池のほとりに今回の式年遷宮に合わせて建てられました。お祭りの様子もビデオで見ることができ、式年遷宮の装束や装飾品なども展示されています。お庭もきれいで、休憩におすすめ。
ご正宮の御垣内参拝
式年遷宮のご造営資金を献金すると、ご正宮、御垣内の中に入って参拝することができます。ご正宮は聖地の雰囲気に溢れていますが、御垣内はいっそう清浄な気に満ちています。(御垣内参拝はスーツなどフォーマルな装いで…!)
三ツ石
「この石に手をかざすとパワーを感じる。」…と、話題になった”三ツ石”。 祭典に用いる神聖な場所ですので、ここでは”手をかざす”のではなく、”手を合わせる”ほうがいいかもしれませんね。
外宮周辺にあるお食事処です。朝早く伊勢に着いて朝食を…!と言うなら「朝粥」。昼食なら、「釜めし、鯛めし」がオススメです。伊勢ならではの食材を贅沢に使ったお料理が味わえます。1階は”せきや”、アワビなど伊勢の特産品のショップです。
南伊勢真鯛の御饌
まず食前酒、そして真鯛のお刺身をゴマダレでネギを添えてショウガご飯にのせていただきます。2杯目は鯛のだし汁でお茶付漬け風に。小鉢とミニぜんざいのデザート付きです。
外宮の別宮で、外宮から歩いて5、6分のところにあります。 ここは街の中にありながら、木々に囲まれた清々しい雰囲気の神社です。 月夜見尊と月夜見尊の荒御霊がお祀りされています。 お参りするとインスピレーション豊かになるご利益をいただけるといわれています。
外宮から内宮行きのバスに乗って10分、内宮のちょっと手前に猿田彦神社があります。 ご祭神は猿田彦命で、”みちひらきの神様”として有名です。 仕事や学業などの障害を祓い、道を開いてくださる神様です。 自分の進路に迷うことがあったら、お参りしてみては…。 自分にとって成長できる、よい方向へとお導き下さるそうです。
佐瑠女神社
境内には、天照大神が天の岩戸に隠れられた時、舞を舞った女性の神様、天宇受売命を祀る神社があります。女性の守り神、芸能の神様として信仰されています。
方位石
拝殿の正面には、八角形の石柱があります。これは、昔、お社があった神聖な場所を示すもの。石柱には方位が刻まれています。この方位石に触れて、”よい方向へお導き下さい”とお願いする参拝客の姿も…。
御神田
猿田彦神社のご本殿の裏に広がる神田です。お祭りの時以外は、訪れる人も少なく、静かな雰囲気です。ただ神田が広がっているだけですが、「ここは、パワースポットかも…。」と思える清らかな空気を感じる場所です。
明治、大正、昭和の時代に活躍、日本の女性を描き続けた日本画家、伊藤小坡(しょうは)の作品を展示する美術館が、猿田彦神社の近くにあります。 小坡は、三重県出身。猿田彦神社の宮司さんの家に生まれました。 美術館に入るとまず、小坡の紹介ビデオを見せていただけます。 小さな美術館ですが、落ち着いた雰囲気でゆっくり作品を鑑賞することができました。 小坡さんも、猿田彦の神様に才能が輝く道を開いてもらったのかもしれませんね。
伊賀のつぼね
美術館で一番印象に残った小坡の作品です。昭和5年の作品。小坡の代表作といわれています。亡霊退治した伊賀の局の姿が、鮮やかな色彩で美しく描かれています。
二見興玉神社は、昔から伊勢神宮参拝者の禊の場として知られています。 内宮参拝の前に立ち寄ってお参りするといい…と聞きました。 深い森の中に佇む伊勢内宮と、目の前に海の広がる二見興玉神社…。雰囲気の違う二つの神社を訪れると伊勢の旅がいっそう印象深いものになることでしょう。 ご祭神は、天孫降臨の時、道案内をした猿田彦命です。 外宮、内宮からは、バスで50分程度のところにあります。バスはそれほど頻繁に出るわけではないので、時間を調べておくといいいかも…。
夫婦岩
二見興玉神社のそばにある景勝地。夫婦が寄り添うように海の中に立つ2つの岩が夫婦岩です。記念撮影にもってこいのスポットです。潮風に吹かれてこのあたりを散策するだけで、気分もリフレッシュ…!
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天照大神をお祀りしている内宮は、五十鈴川の清らかな流れ、深い森に囲まれた聖地です。 宇治橋を渡って、広々とした神宮の神苑を歩き、まず五十鈴川のほとりの御手洗場へ。 ここで五十鈴川の流れに手をひたし、禊をしてから、森の香りもすがすがしい参道を歩き、ご正宮への石段へ。 ここは、どんなにお参りの人が多くても、聖地の雰囲気が感じられるところです。 外宮のご正宮と同じように、内宮のご正宮も個人的なお願いごとをしないで、感謝の気持ちを神様に伝える場所…と言われています。 個人的なお願いごとは、”荒祭宮”や”大山祇神社””子安神社”でするといいいそうです。
五十鈴川御手洗場
参拝する前に禊をする場所です。雨の後など、水量が多い時には、勢いよく流れる水の流れに手をひたすだけで、心身が祓い清められるような気がします。
別宮 風日祈宮
風の神様、級長津彦命を祀るお社は、外宮にも、内宮にもありました。風日祈宮橋周辺は、とても雰囲気のよいところ。伊勢神宮ならでは…の撮影スポットです。
別宮 荒祭宮
天照大神の荒御霊を祀るお社です。荒御霊とは、物事を実現させる力を司るものだとか…。現実的なお願いごとを叶えて下さる強いパワーを持つお社…といわれています。お願いごとはここで…!
大山祇神社・子安神社
木華開耶姫命とその父、大山祇神様をお祀りする神社です。縁結び、安産、子育てにご利益をいただけるといわれています。ご正宮付近が混雑していても、この辺りはいつも静か。ゆっくりお参りのできる穴場スポットです。
内宮のお守り
伊勢神宮内宮のお守りです。パワースポットマニアの間では、「伊勢神宮のお守りは本当にパワーがある。」と噂されています。ちなみに伊勢神宮にはおみくじはありませんでした。
内宮の別宮で、内宮から少し離れたところにあります。 歩いて20分程度ですが、近鉄五十鈴川駅方面行きのバスに乗って「中村町」で降りるといいかも…。 静かな森の中に続く長い参道を歩くと、4つのお社が並んでいます。 まず最初に”月読宮”に…、次に”月読荒御霊宮”に…、そして”伊佐奈岐宮””伊佐奈弥宮”に参拝するとよいといわれています。 インスピレーション豊かになるご利益や、縁結びのご利益も期待できるそうです。 いつも混雑している伊勢神宮の中で、静かな雰囲気に溢れるところ。その意味では”穴場スポット”かも…。 野鳥のさえずりに心癒されました。
伊勢神宮内宮の門前町のおはらい町通りに”スヌーピー茶屋伊勢”があります。 メニューは、和食、洋食、ドリンクなどいろいろ…。 ドリンクにも、和風デザートにも、オムレツにも、かわいいスヌーピーが顔を出していて、崩して食べちゃうのが惜しいほど…! 一見スヌーピーの姿が目立たないけれど、店内のいろいろな場所にさりげなくデザインされています。 お隣にはスヌーピーグッズ売り場もあります。
スヌーピー抹茶あんみつパフェ
食べるのが惜しいほどかわいい抹茶あんみつパフェでした。スヌーピーのお顔はマシュマロでできています。「スヌーピーのコースターはお持ち帰りOKです。」とのこと…。900円+税でした。
お店の中はこんな感じ
お店の外はいつも混雑していますが、中に入ると伊勢おはらい町の雰囲気にマッチした大人の雰囲気です。和モダン調のインテリアで、天井が高く落ち着けるお店でした。
お参りの後は、おはらい町、おかげ横丁で、食べ歩きとお土産ショッピングはいかが…。 内宮から歩いてすぐの場所…。いつも賑わっています。 休日のお昼など食事時は、どのお店も相当混雑するので、時間をずらすといいかも…。 また夕方は、案外早くお店を閉めてしまうところもあるので、ご注意ください。 それでは、はじめて伊勢を訪れる方向けに、おはらい町、おかげ横丁の代表的なお店をご紹介します。
赤福本店
お伊勢参りなら、赤福餅ですね。外宮、内宮周辺に何軒かお店があります。”赤福餅”はお土産の他、お店でいただくこともできます。季節により”赤福ぜんざい””赤福氷”などバリエーションも…。
すし久
せっかく伊勢神宮にお参りしたなら、伊勢の名物も味わってみては…?伊勢うどん、手こね寿司がよく知られています。手こね寿司なら、おはらい町にある”すし久”がお勧めです。
招福亭
おかげ横丁らしい店…といえば、招き猫の専門店”招福亭”です。店内は招き猫でいっぱい…。たくさん並んでいる猫さんのうち、目が合っちゃった子があれば、お家に連れて帰りましょう。
招福亭から我が家にやってきました。
猫好きには素通りできない招福亭です。目が合っちゃって、家に連れて帰った招き猫さんです。おかげ横丁なので”おかげちゃん”と名付けて飾っています。
猫ちゃんを捜そう…!横丁猫めぐり
おかげ横丁には、たくさんの猫が暮らしている(?)そうです。あちこちにあるユーモラスな猫の像が…。ついに案内板が登場しました。おかげ横丁で猫さん達を捜してみましょう。
おかげ横丁の一番奥のほうにある、穴場のお食事どころです。踊っている猫ちゃんが目印。夏は手延べそうめん、冬はにゅうめんがメインです。季節によって内容が変わる「浪曲定食」はにゅうめんと季節のお寿司がセットになっていてお勧めです。 ところで、「浪曲茶屋」の「浪曲」って何…?て思う人、私だけじゃないですよね。お店では「森の石松」など、浪曲をアニメにしたものを見ることができました。お話も音楽もよくわかりました。
浪曲定食
にゅうめんと季節のお寿司がセットになったランチメニューです。この日は菜の花にゅうめんと海老入り太巻き寿司、煮豆がセットになっていました。1100円はちょっとお値打ちかも…。
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いつも混雑しているおはらい町ですが、季節の和菓子をゆったりとした雰囲気の中で味わいたいなら、五十鈴茶屋本店がお勧めです。眺めの良い広々としたテーブル席と商家を復元したお座敷があって、どちらにしようか迷うところ…。今回は和室を選んで、あわぜんざいを注文しました。
黒豆仕立てのあわぜんざい
メニューは抹茶と赤福餅、季節の上生菓子とお抹茶、珈琲の他、あわぜんざいなど和スイーツもあります。このお店のあわぜんざいは黒豆仕立てでユニークです。
おかげ横丁、おはらい町からちょっと奥に入ったところにある、お豆腐とアナゴ料理の店です。 大きな日本家屋に入ると、五十鈴川べりの眺めのよいお部屋に通されました。 できたてのお豆腐が味わえる”とうふや弁当”がオススメです。
とうふや弁当
できたてのお豆腐、ピーナツ豆腐、カボチャ豆腐のほか、できたて豆乳、アナゴ料理など盛りだくさん。里いもの入った具だくさんの炊き込みご飯や、デザートの豆乳ソフトもおいしかったです。
お参りの後は、近鉄宇治山田駅経由で帰りました。 この駅舎は、文化財にも指定されている昭和初期のレトロで風格ある建物です。 細部の飾りが凝っていて、ちょっとした建物ウオッチングが楽しめます。 買い忘れたお土産があれば、駅の中にある”Time'sPlace”で…。 代表的なお土産品が揃っています。虎屋のういろがお勧めです。
虎屋
あっさりとした甘さ、伊勢志摩限定販売の”栗のういろ”を買いました。季節限定のういろがおすすめです。”バレンタインチョコレートういろ””桜餅ういろ”などもあり、四季おりおりの味を楽しめます。
駅ピアノ
レトロな駅舎の片隅に駅ピアノが設置されています。YAMAHAの古いグランドピアノ、寄贈されたものです。天井が高く、駅全体によくピアノの音が響き渡っていました。