なばなの里ってどんなところ?

ナガシマリゾートが運営する花と緑のテーマパークで、1998年7月にオープンしました。日本最大級の「フラワーエリア」や「ベゴニアガーデン」をはじめ、国内有数のイルミネーション、天然温泉「里の湯」や各種飲食店などがそろっています。
花をテーマのひとつにしていることもあり、季節折々に多彩な花を楽しむことができるのもなばなの里ならでは。訪れた季節によって、様々な表情で魅了します。年配の方はもちろん、親子連れにもぴったり。花と緑豊かな憩いのパークです。

ゲートをくぐると目の前にあるのが、記念写真の撮影スポット。まずはこちらで記念写真を撮影するグループがよく見られます。カメラやスマホを置くための台も設置されているので、グループ全員が写った写真を撮れますよ。
ナガシマリゾートのキャラクター、ピーターラビットと仲間たちは、イベントなどで園内に登場することもあるのだとか。タイミングが合えば、記念撮影や握手などにも応じてもらえます。子どもたちにもうれしい記念になりますね。
撮影スポットの奥には池があり、せせらぎが聞こえます。ちなみに園名の「なばな」は、長島町の特産品がなばな(菜花)だったことから名づけられました。特産品や軽食などでも、なばなを使った商品がいくつかあります。

なばなの里は、ゲートから入って反時計まわりに歩くのが基本的なパターン。特にイルミネーション時期には、里の一番奥にある会場まで一方通行でまわります。池の周辺にはレストランやショップなどが点在しています。
なかでもかわいらしい小さなチャペルは、なばなの里の写真でよく見る風景のひとつ。こちらのチャペルは結婚式にも使われるもので、「ホテル花水木」の挙式・披露宴とセットになっています。
池周辺は水上イルミネーションの美しさも魅力的。点灯時には多くの方が水辺に向かってその瞬間を見守っている様子が見られます。開園して約20年以上になりますが、四季折々の花の美しさ、規模の大きさから、毎年全国から多くの来場者が詰めかける人気スポットです。
見どころ
なばなの里には見どころが満載!訪れたタイミングによって、限定で見られるものもたくさんあるのです。どんなスポットがあるのか、どんなものが見られるのか、おすすめスポットも含めてご紹介していきます。
シーズンごとで多彩に変化!日本最大級「フラワーエリア」

13,000坪の「花ひろば」は、四季折々にさまざまな花を楽しめる人気のスポット。広大な敷地を存分に使い、3月~5月上旬にはチューリップなど、9月下旬~11月中旬にはコスモスやダリアを見ることができます。
花ひろば横には、上から花ひろばを見下ろせる展望台が。花が一面に咲き誇る様子をぜひ写真に収めてみましょう。ただし、時期によっては展望台に上がれないときもあります。展望台は屋根があり、1階にはスナックコーナーがあるので小休憩にも利用できます。
広大な敷地なので、どこで撮影しても絵になるスポット。チューリップひとつとっても多種多様なので、それぞれの花の違いも楽しんでみてください。

8,000坪もの広大な敷地がぜいたくに使われた「あじさい・しょうぶ園」。あじさい園としては日本最大級の規模を誇ります。例年5月下旬~7月初旬にあじさい・花しょうぶまつりが開催されますが、なかでも見ごろは6月中旬ごろから。
園内の歩経路は傾斜もゆるやかなので、ベビーカーや車いすでも安心して入れるのがうれしいですね。日本原産のガクアジサイや西洋アジサイのほか、希少種も数多くそろっています。ぜひその違いを見比べてみてくださいね。

3,000坪もの敷地が整備された「梅苑」。春先になると、約330本ものしだれ梅が咲き誇ります。梅の香りに誘われた自然のウグイスが鳴くさまも、風情が漂います。梅は夜に強く香るそうなので、時間があればぜひ夜に訪れてみるのもよいですね。
ただ、梅の時期には限りがあります。それならばぜひベストタイミングで訪れてみたいものです。例年、2月中旬から3月上旬に見ごろを迎えます。紅・白・ピンクの梅が咲き誇る様子はまさに絶景ですよ。
ベゴニアガーデンは通年間通して観覧可能

約9,000平方メートルの大温室で、国内最大級の「ベゴニアガーデン」として知られています。年中満開のベゴニアが色とりどりに咲き誇り、まさに圧巻の美しさ。世界各国から集められた花々に囲まれていると、まるで絵画の世界に入ってしまったかのようです。広大な温室が花で埋め尽くされるさまにビックリ。
「ベゴニアガーデン」は、入場料とは別に大人1,000円、小・中学生700円、幼児(3才以上)200円の料金がかかります。入場料についている1,000分円分の金券が使用可能。これだけの数がそろったベゴニアが見られるのは非常に貴重なので、見る価値はじゅうぶんにあります。

温室内には約5,000鉢もの球根ベゴニアが色とりどりに競演。多種多様なベゴニアがそろっているので、特定日開催のガイドツアーを利用してみるのもおすすめです。「ベゴニアガーデン」専属のスタッフが、育成テクニックや植物の生態などを教えてくれますよ。
また、「ベゴニアガーデン」内には「バラ園」もありますので、シーズン時期にはぜひチェックしてみてくださいね。「バラ園」は屋外で中庭に位置し、「ローズ喫茶」も併設されています。アイスローズミントティーやバラのソフトクリームも販売されているので要チェック。なお、オフシーズンは閉店しているので事前確認が必要です。

水に浮かぶ花びらがなんとも美しい「ベゴニアガーデン」内も人気の撮影スポットです。まさに絵画を切り取ったかのようなショットが実現します。椅子が用意されているので、座って記念写真を撮影してみましょう。
隣接するのは人気の「ガーデンカフェ」。170席あり、ティータイムをゆっくりと過ごすことができます。コーヒー(ホット・アイス)や、シルクアイス・フロートなどがランナップ。オンシーズンのみの営業となっているので、事前に確認してみてください。
国内でも有数!趣向を凝らしたイルミネーション

なばなの里といえば「イルミネーション」と答える方も多いのではないでしょうか?まさになばなの里の代名詞。2004年度に初開催されてから毎年新たな趣向が凝らされ、訪れる人を飽きさせることはありません。毎年10月上旬から5月上旬まで、約200日間にわたりライトアップされます。また夏だけのサマーイルミネーションも要チェックです。
イルミネーションのテーマは、その年ごとに変わるのがポイント。天の川や富士・お花畑をはじめ、ナイアガラ・スイスアルプス・くまモンなどのテーマを見事に演出しています。「今年はどんなイルミネーションなの?」と毎年ワクワクしながら訪れるファンも多数。

なばなの里のイルミネーションといえば、200メートルの「光のトンネル」が有名です。こちらは毎年同じ場所に設置されながらも、LED電球の配色などで多彩な雰囲気を表現。2006年度から登場しました。
人気の撮影スポットのひとつでもあり、色も鮮やかなトンネルの下をくぐりながらぜひベストショットを撮影してみましょう。「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にも選ばれた、なばなの里の超人気スポットでもあります。

なばなの里のイルミネーションの特徴は、プロジェクションマッピングなどを使わず「電球のあかりだけ」を使っていること。LEDや電球の輝きを存分に楽しめるスポットです。ちなみにイルミネーションアワード「プロフェッショナルパフォーマンス部門」において、2017~2019年の3年連続で1位を獲得!ぜひプロフェッショナルなその輝きを堪能してみてください。
里の湯

「里の湯」は、なばなの里内にある温泉施設です。庭園に囲まれた露天風呂が自慢で、天然温泉なのも人気の理由にあります。源泉は地下1,582メートルから湧く61度の重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩温泉 低張性弱アルカリ性高温)で、無色透明です。
露天風呂のほか、内湯・打たせ湯・ジャグジー・サウナがあります。タオルセット(フェイスタオル、バスタオル)は無料で貸し出しされていて、洗い場にはシャンプーやリンス・ボディソープ・洗顔もそろっています。
ほかにも男女それぞれ無料のアメニティグッズが用意されており、お風呂グッズがなくても気軽に立ち寄れるのがうれしいですね。

ゆっくりと温泉につかったあとは、湯上り茶屋で休憩タイム。大内山牛乳やラムネ、桑名のローカルな飲み物で知られる「スマックゴールド」もあります。ナガシマリゾートプレミアムアイスなどもそろっているので、お好みで選んでみてください。
なお、入泉料は小学生以上1,500円、幼児(3歳以上) 500円です。入場料についている1,000分円分の金券が使えます。
里内には各種こだわりの飲食店がラインナップ

「長島ビール園」では、ドイツの味にこだわった地ビールを楽しめます。原料から仕込みまで、ブラウマイスターを招へいして本場ドイツの製法に徹底。麦芽100%の本格派ビールができあがりました。木曽川の水が使われたこの土地ならではのビールです。
併設された醸造所からできたてを飲めるのも魅力のひとつ。ピルスナー、デュンケル、ヴァイツェンと3種のビールを楽しめます。お土産用のビールも購入可能。ビール園内ではビールに合うおつまみ系のほか、シーフードドリアや定食系もそろっています。

なばなの里内には、「長島ビール園」のほか、日本料理「翡翠」・中国料理「桃仙」・洋食「マルセイユ」・イタリアン「麦」・麺料理「芭蕉庵」など、多彩な飲食店がラインナップ。
日本料理の「翡翠(かわせみ)」は、和風庭園を見ながら会席料理などを楽しめることもあり、ご年配の方にも人気があります。「マルセイユ」や「麦」は、デートで訪れたカップルにも定評あり。「芭蕉庵」は、そばやうどん、丼などがあり、人気の海老かき揚げがのった海老かき揚げざるそばや海老かき揚げ丼が人気です。うどんもあるので、小さなお子様連れでも安心ですね。

「マルセイユ」の裏手、小さなチャペル横にあるのが「カフェ・ラ・テラス」。なばなの里の中心に位置する池が目の前にあり、美しい風景を見ながらゆっくりくつろぐことができます。
甘味セットや季節限定のクロワッサンサンド、フォンダンショコラセットなど、うっとりする景色にマッチするようなメニューもたくさん。6月ころになると、ホタルの光を見られる席も数席あるのだとか。ぜひ店内からその様子を見てみたいですね。
こだわりのお土産は里内や花市場でも購入可能

ゲートの近くに位置する「村の市」では、地元特産品やナガシマリゾートのオリジナルグッズなどが販売されています。ピーターラビットのキャラクターグッズもあるので、気になる商品があればこちらでぜひ購入を。
気軽に食べられるおすすめ商品のひとつが「コロッケ」です。多い日には1日3,000個も売れるのだとか。人気は「シジミコロッケ」で、深みのある味わいが絶妙です。桑名名物で知られる「安永餅」も、お土産としてはもちろん、そして休憩タイムに店先でお茶と一緒に味わうこともできます。ほっこりする甘さがうれしい「ぜんざい」も人気。

村の市に隣接して建つのが「テン・ツー・ファイブ」。店内では、できたてのパンやケーキなどが種類も豊富にラインナップされています。毎日11時頃に焼きあがるプレミアム食パンは人気商品のひとつ。最高級カナダ産100%の小麦をはじめ、はちみつ・バターが使われた贅沢な逸品です。
そのなかでも一番人気なのがメロンパンなのだとか。時期によってメロンパンの種類が変わり、ひときわ大きいメガメロンパンも数量限定で販売しています。このほか、ジャムや蜂蜜、自家製の羅漢果(らかんか)クッキー・プリンなどもありますよ。
店内には24席のイートインスペースもあるので、購入してすぐに食べたい方はゆっくり味わってみてはいかが。

なばなの里の駐車場に隣接する「花市場」では、切り花や鉢植えのほか、地場産の野菜や果物も購入可能。入場無料なので、なばなの里への行き帰りの際、気軽に立ち寄ることもできます。鉢植えや観葉植物、ガーデニングに使える用品も数多くそろっています。品ぞろえは東海地区最大級!
テイクアウトショップでは、たこ焼きやソフトクリームなどの軽食が食べられますし、店内では地場産の野菜や惣菜、お菓子などもあります。美しい花々を見たあとは、きっとガーデニングにも興味がわくこと間違いなし。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
おすすめの周辺スポット
なばなの里から車で15分圏内で行けるランチ
はまぐりプラザ(食堂はまかぜ)
「はまぐりプラザ」(桑名市城東地区複合施設)は、公民館・地元漁港事務所・漁業交流センタ-などがある複合施設です。その2階にあるのが食堂はまかぜ。はまぐり丼やはまぐりうどんのほか、期間限定しらうお丼などが食べられます。予約限定の焼きはまぐり定食も人気!火曜定休で営業時間は11:30〜13:30までと限りがあるので、事前確認必須です。
炭焼うなぎ新城
桑名市役所からほど近い立地にあるのが「炭焼うなぎ新城」。創業1981年、徹底して管理された「木曽三川うなぎ」を味わえます。「地焼き」が新城流で、備長炭でじっくり焼かれたうなぎの表面は、パリッと香ばしい!新城は売り切れ次第終了なので、早めに来店するのがおすすめです。
蛤料理 日の出
「その手は桑名の焼き蛤」という言葉もあるように、桑名といえば蛤料理が有名です。「日の出」は桑名でも老舗の料理屋であり、蛤料理や季節の会席など、落ち着いた座敷でゆっくりと堪能することができます。ちなみに漫画「美味しんぼ」97巻には、日の出の女将が登場しているのだとか。ぜひチェックしてみてください。
すし道場桑名本店
桑名本店と四日市店の2店を構える地元でも知られた回転寿司。こちらは回転寿司ながら寿司職人が握ってくれる本格的な寿司を味わえるのが魅力です。ネタが大きくて美味しいだけでなく、値段もひと皿120~920円(税込)と比較的お手頃価格で食べられます。ランチ・ディナータイムには非常に混雑する人気スポットです。
なばなの里と合わせて観光におすすめ
ナガシマスパーランド
なばなの里から車で約15分と、近隣に位置する遊園地。絶叫マシンの宝庫でも知られ、各地から多くのファンが訪れます。「ナガシマスパーランド」の周辺には、「ホテル花水木」や「湯あみの島」、「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」など、さまざまな施設が立ち並びます。なばなの里で花やグルメなどを楽しんだあと、立ち寄ってみてはいかがでしょう。
七里の渡跡(しちりのわたしあと)
1601年に東海道が制定され、現在の名古屋市熱田区にある宮宿から海路七里を渡ってきた船が着く場所が「七里の渡」でした。この場所は伊勢国の東入口でもあり、伊勢神宮の「一の鳥居」が建てられています。安藤広重の作品「東海道五十三次 桑名」に描かれているのが「七里渡口(しちりのわたしぐち)」です。
六華苑
桑名の実業家である2代目・諸戸清六(もろとせいろく)の新居として建てられました。1911年着工、1913年竣工。大正時代の風情を今に残すそのたたずまいは、一部改修されているものの、ほぼ当時のまま残っています。洋館・和館・蔵などが建ち、なかでも洋館は「日本近代建築の父」とも称されたジョサイア・コンドルが手がけたことでも有名。「六華苑」は地方で唯一残るコンドルの住宅建造物でもあり、2001年に国の名勝に指定されています。
諸戸氏庭園
桑名の実業家として知られる初代・諸戸清六が、明治時代に買取り増築した庭園。もともとは江戸時代の豪商である山田彦左衛門の隠居所でした。秋の一般公開が行われるなど、期間限定で見られる貴重なチャンスをお見逃しなく。紅葉の時期になばなの里に訪れたなら、ぜひ立ち寄りたいおすすめスポットです。
アクセス情報
電車で行く
- JR・近鉄「桑名駅」から三重交通バスにて約20分
- 近鉄「近鉄長島駅」から直通バスにて約10分
車で行く
- 東名阪自動車道「長島IC」から約10分
- 伊勢湾岸自動車道「湾岸長島IC」から約15分
※駐車場:無料(約5,700台)
バスで行く場合
- 名古屋駅名鉄バスセンターより直通バスで約30分
- 神戸三宮・大阪からは、西日本JRバスにて昼行・直通バスあり(※毎日運行)(長島温泉着後、路線バスで約20分)
- 東京・横浜方面からは、 WILLER EXPRESS夜行・直通バスあり(※毎日運行)(長島温泉着後、路線バスで約20分)
よくある質問Q&A
車いすの貸し出しや予約はしていますか?
ゲートで無料貸出しており、約20台用意されています。ただし、予約は受け付けていないので、当日先着順となります。台数にも限りがあるので、持参したほうが安心かもしれません。
ベビーカーの貸し出しはしていますか?
貸出していませんので持参ください。園内は広いため、ベビーカーがあったほうがゆっくりと回れるでしょう。
なばなクーポンとは何ですか?また、おつりは出ますか?
なばなクーポンは、里内で利用できる金券です。各施設で利用できますが、例外としてアイランド富士・花市場の施設では使用不可なので注意しましょう。券売機や自販機、コインロッカーなどでも使えません。また、おつりは出ず、有効期限もあるのでご注意ください。
雨などで悪天候の場合、楽しめる場所や楽しみ方はありますか?
基本的に園内の風景を楽しむスポットですが、屋内で過ごせる施設もいくつかあります。里の湯は天然温泉で雨の日でもゆっくりとくつろげます。「ベゴニアガーデン」は広大な温室なので、雨風がひどい日でも美しいベゴニアを存分に眺め、写真に収めることも可能です。
基本情報
【営業時間】9:00〜21:00 ※特定日などは22:00まで延長あり
※里内各種施設によって営業時間が異なる
【定休日】季節や天候により、営業時間の変更・臨時休園する場合あり
【住所】三重県桑名市長島町駒江漆畑270
【駐車場】無料(約5,700台)
【TEL】0594-41-0787 (9:00〜21:00)
【問い合わせ先】こちらから
【入場料】
※季節のイベント等により、入場料金の変動あり
※小学生未満は無料