上野の観光ならここ!定番スポット10選
国立科学博物館
上野恩賜公園の北側にある国立科学博物館は、日本最大級、日本で唯一の総合化学博物館です。宇宙や恐竜をはじめ、日本固有の生態系から世界の最新技術まで「人類と自然の共生」をテーマに約1万点以上が展示されています。地球や命、科学技術に対する関心を高めたり、どうすれば人類と自然がうまくつきあえるかを考えさせられるスポットです。
国立科学博物館は「日本館」と「地球館」に分かれていて、日本館では「日本列島の素顔」、「日本列島の生い立ち」、「生き物たちの日本列島」「日本人と自然」などのテーマで日本列島の歴史を学ぶことができます。地球館のシンボルゾーンは「地球史ナビゲーター」です。宇宙史や生命史、人間史の壮大な物語をテーマに138億年を一望する時間の旅ができます。
360度のドーム型3D映画館「シアター36〇(サンロクマル)」は迫力ある映像を楽しむことができ、見どころの一つです。また、3階にある「親と子のたんけんひろばコンパス」は親子で楽しむことができる空間で、遊びの中から生まれる親子のコミュニケーションを促してくれます。
国立西洋美術館
国立西洋美術館はヨーロッパの5世紀分のアートを楽しむことができるスポットです。館内には松方コレクションを中心に、500年前からの彫刻と絵画が約4,500点保管されています。東京で西洋美術のみを展示している美術館はここだけで、ルノーやセザンヌ、ゴッホ、ルーベンスなどの作品を鑑賞することができます。
展示物はもちろんですが、美術館の建物も見どころで、著名な建築家ル・コルビュジエにより設計された迫力ある建物はユネスコ世界遺産にも登録されています。ミュージアムショップではモネの「睡蓮」をはじめ、収蔵品をもとにしたオリジナルグッズや収蔵品カタログが販売されていますので、美術好きな方におすすめです。
また、国立西洋美術館の研究員や国内外の専門家を招いての講演会やシンポジウムのほか、ボランティアスタッフによる「美術トーク」「建築ツアー」、子供から大人まで一緒に楽しめる「ファミリープログラム」などさまざまなプログラムも開催されています。
上野恩賜公園
JR上野駅を降りると目の前に広がる広大な公園が上野恩賜公園です。総面積53万平方メートルを誇る都内随一の公園内には美術館や博物館など見どころがたくさんあります。人気の「上野動物園」ではパンダが大人気です。親子で、デートで一日中遊べるスポットで、春はお花見スポットとしても人気があります。
上野恩賜公園の歴史は古く、江戸時代は東叡山寛永寺の境内地でしたが、明治維新後に官有地となり、1924(大正13)年に宮内省を経て東京市に与えられました。当初は寛永寺の社殿、霊廟、東照宮、境内のサクラなどが中心でしたが、その後博物館や美術館、動物園が建てられて文化の香りがする公園へと変わっていきました。
上野動物園
上野動物園は日本初の動物園として1882(明治15)年に開園しました。約350種2,500点の動物達が飼育展示されているので、ジャイアントパンダやホッキョクグマ、絶滅危惧種のゾウガメまでたくさんの動物に出会えるスポットです。上野恩賜公園の北側にあり、東園と西園はモノレールで行き来することができます。
動物園で一番の人気がジャイアントパンダのリーリーとシンシン、子供のシャンシャンです。大人気なので休日にはパンダ観覧までかなりの時間がかかることもあるようです。ジャイアントパンダ舎のある「東園」には巨樹が鬱蒼(うっそう)と生い茂り、中型のサルや、ゾウ、クマ、ホッキョクグマ、アザラシなどが展示されています。
「西園」にはキリンやカバ、サイ、アイアイなどアフリカ産の動物、両生爬虫類館、小獣館があり、ウサギやモルモットなどの小動物と触れ合える「子ども動物園」があり、家族連れで賑わっています。
不忍池(しのばずのいけ)
不忍池は上野恩賜公園の西側、本郷と上野両台地の間にある低地にあります。北部は上野公園の西園となっており、中央には不忍弁天堂があります。渡り鳥やカモなどの水鳥などが多く生息していて、夏の蓮池では池の一面が高さ数メートルにもなる蓮の葉に覆われて、桃色の花を見ることができます。
不忍池で親子連れやカップルに人気のスポットがボート池です。大人3名まで乗ることのできるローボートは60分700円、大人2人と小人1人まで乗ることのできるサイクルボートは30分600円、大人2人と小人2人まで乗ることのできるスワンボートは30分700円で借りることができます。
東京都美術館
東京都美術館は1926(大正15)年に開館した日本で初めての公立美術館です。すべての人に開かれた「アートへの入口」となることを目指し、アートを媒介に人々のつながりを育むアート・コミュニケーション事業のほか、国内外の名品を楽しめる特別展や自主企画展、公募展などおおくの展覧会が開催されています。
JR上野駅「公園口」より徒歩で約7分、営業時間は9:30〜17:30となっています。入館は無料ですので、上野恩賜公園を散策しながら覗いてみてはいかがでしょうか(註:展覧会の観覧料は別途必要です)。また、カジュアルに料理を楽しめる「RESTAURANT MUSE」、ゆったり落ち着いた空間で本格フレンチダイニングを楽しめる「RESTAURANT salon」などがあります。
上野東照宮
上野恩賜公園内の上野東照宮は、徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りしている神社です。1627年に創建されました。“東照宮”は日光や久能山など全国に数多くありますが、上野東照宮は勝利、出世、健康長寿にご利益があると言われパワースポットとして人気です。
現存の社殿は1651(慶安4)年に三代将軍・徳川家光公が、日光まで参拝に行くことのできない人々の為、日光東照宮に準じた豪華な社殿を建立したそうです。金色殿(社殿)など豪華な造りの建造物は、戦争や地震からも崩壊をまぬがれた貴重な江戸時代初期の建築物として国の重要文化財に指定されています。
見どころの一つ、上野東照宮の「ぼたん苑」には中国牡丹やフランス品種、アメリカ品種など500株以上の牡丹が咲き誇り、シーズンになるとたくさんの人が訪れています。
旧岩崎邸庭園
地下鉄「湯島」駅から徒歩約3分の場所にある「旧岩崎邸庭園」は、三菱財閥の3代目当主であった岩崎久彌の本邸として建てられました。かつては約1万5,000坪の敷地内に20棟もの建物が並んでいたそうです。現在はその3分の1の敷地となりましたが、洋館・撞球室(ビリヤード室)・和館の3棟が現存しています。
洋館は鹿鳴館の建築家として知られる英国人ジョサイア・コンドル氏の設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築になっていて、館内のいたる場所に見事なジャコビアン様式の装飾が施され、その繊細なデザインがかつてのままの雰囲気を漂わせています。
別棟のビリヤード場はスイスの山小屋風の木造建築で、洋館から地下道でつながっており、洋館と結合している和館は書院造りで、当時の名棟梁大河喜十郎の手によるものとされています。建築様式と同時に和洋併置式とされる庭園は、「芝庭」をもつ近代庭園の初期の形が残されています。
アメ横
「アメ横」の愛称で知られる「アメヤ横丁」は、お値打ち商品や珍しい食材などがある活気に満ちあふれた商店街です。第二次世界大戦後、アメリカの製品を販売していた闇市から発展し、現在は400店舗以上が立ち並んでいます。上野駅からのアクセスもよく、連日買い物客で賑わっています。
一年中安売りが行われているアメ横では、獲れたての魚や生鮮品などを安価で購入することができます。値引きに応じてくれるお店もあるようです。海産物のお店や、エスニック料理のレストランが多く、食料品以外にもハンドバッグやジーンズなどファッションの専門店やスカジャンなどアメ横の歴史を彷彿とさせる商品を扱っているお店もあります。
東京大学
言わずと知れた国内最高峰の大学「東京大学」は、学生だけでなく一般の人も自由に出入りできることをご存知でしょうか。緑ゆたかで散策もでき、歴史的建造物もあり、見どころ満載のスポットです。おなじみの赤門や安田講堂など学生気分を味わうこともできちゃいます。
東京大学は1877(明治10)年に東京開成学校と東京医学校が合併して誕生しました。1925年に完成した安田講堂は1960年代後半の東大紛争のシンボルとしても知られています。現在も「世界の知の頂点」目指し、約2万8,000人の学生が在籍しています。
本郷キャンパスで最も古い建物にある「東京大学コミュニケーションセンター」では、東大ならではのグッズが豊富に揃い、購入することができます。研究発表の場としても注目されているようです。また、学生ガイドによる東京大学公認キャンパスツアーが無料で開催されているので、名所案内や学生の生の声も聞くことができます(要予約)。
上野恩賜公園内のおすすめスポット5選
西郷隆盛像
上野恩賜公園の正面出口、石段を上った山王台広場に立っている西郷隆盛の像は1898(明治31)年に建てられました。作者は詩人の高村幸太郎の父、彫刻家の高村光雲氏で、除幕式には山縣有朋や勝海舟など約800人が参加したそうです。草履履き・着流しの散歩姿で愛犬と一緒に立つ姿はあまりにも有名です。
不忍池辨天堂(べんてんどう)
上野の不忍池のほとりにある辨天堂は、天台宗の僧・天海により江戸初期の寛永年間に建立されました。天海大僧正は「見立て」という思想により、上野の山を設計したそうで、寛永寺を新しく創るにあたってさまざまなお堂を京都周辺にある神社仏閣に見立て、琵琶湖に見立てた不忍池のほとりに、竹生島の「宝厳寺(ほうごんじ)」に見立てたこの弁天堂が建立されました。
当初は船を使用してお堂に参拝していたそうですが、参拝者が増えるにともなって江戸時代に橋がかけられました。御本尊は音楽と芸能の守り神として広く信仰される「辨財天」で、金運上昇のご利益があるとも言われています。弁財天と言えば、琵琶を持った姿が有名ですが、この辨天さまは八本の腕があり、手に手に煩悩を破壊する道具を意味する武器を持つ「八臂辯才天(はっぴべんざいてん)」です。
上野大仏
上野公園の桜並木に面している小高い丘にある「上野大仏」は、地震による数度の被災や、幕末の上野戦争、関東大震災など数奇な運命を経験し、人の背丈ほど小さくなりました。今は、大仏の顔面のみがレリーフとして安置されていることから、“これ以上落ちない”と受験生に人気のスポットになっているようです。
清水観音堂
清水観音堂は、1631(寛永8)年に天台宗東叡山寛永寺の開山、慈眼大師天海大僧正により建立されました。比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂舎が次々に建立されていく中、清水観音堂は京都の清水寺に見立てられたお堂だそうです。1694(元禄7)年に現在地に移築され、上野の山に現存する最古の建造物となっています。国の重要文化財に指定されています。
ご本尊は千手観音菩薩で、京都清水寺からご遷座されました。比叡山の高僧、恵心僧都の作と言われています。合掌した手や禅定印を結ぶ手のほか、小さな手が40本あり、それぞれの手が仏教で考えるあらゆる世界の生きとし生けるものの全てに慈悲の手をさしのべる姿を表しているそうです。右側には子授け・安産・子育ての信仰を集める「子育て観音」が祀られています。
上野の森美術館
上野の森美術館は、日本美術協会美術展示館の設備を一新し、1972(昭和47)年に開館しました。開館以来、重要文化財の公開などさまざまなジャンルの美術が紹介されています。常設の展示はありませんが、現代美術展や公募展のほか、定期的に独創的な企画展が開催されています。
2006年には別館を増築し、1階は小企画展を開催できる「上野の森美術館ギャラリー」、3階は上野の森アートスクールが設置されました。館内にあるショップではオリジナルグッズも販売されています。また、美術館の中にある喫茶店「Café MORI」ではスイーツのほか、シーズンによりさまざまなメニューが準備されているそうですので、そちらもチェックしてみてください。
上野で開運!パワースポット5選
東叡山寛永寺(かんえいじ)
東の比叡山とも称される東叡山寛永寺は、1625(寛永2)年に天海大僧正により、徳川家の安泰と江戸の庶民の平安を祈る道場として創建しました。4代将軍の徳川家綱公の霊廟が造営され、将軍家の菩提寺も兼ねているそうです。また、東叡山主を皇室から迎えたことで江戸時代には規模と格式において日本隋一の大寺院となりました。
幕末の上野戦争によって敷地の大部分が上野公園となりましたが、戦後は新たに霊園を造営し、一般の檀家を受け入れるなど開かれたお寺の役割を果たすことを目指しているそうです。秘仏ご本尊は「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」で、伝教大師最澄が自ら彫ったと伝えられています。
寛永寺の霊園には国の重要文化財に指定されている「徳川歴代将軍御霊廟」があり、四代家綱公、五代綱吉公、八代吉宗公、十代家治公、十一代家斉公、十三代家定公の6名の将軍が埋葬されています。廟内は非公開ですが、外から眺めて往時を偲んでみてはいかがでしょうか。
根津神社
根津神社は豊かな緑と鯉が泳ぐ池、赤い鳥居が立ち並んでいる風景がフォトスポットとして人気を集めています。その歴史は古く、約1,900年前に日本武尊(やまとたけるのみこと)により創建されたと言われています。1706年に徳川綱吉の命令によって現在地に移転しました。
徳川家康が眠っている栃木県日光東照宮の様式を継承し、当時の建築の特徴が数多く残り、重要文化財に指定されています。春は約3,000株のつつじが咲き乱れ、9月に行われる「根津神社例大祭」は江戸三大祭りの一つと言われています。例大祭では約7,000坪の広大な境内に露天が立ち並び、文京区の指定無形文化財の三座ノ舞公演や浦安舞などが披露されています。
入谷鬼子母神(いりやきしもじん)
“恐れ入谷の鬼子母神、どうで有馬の水天宮、志やれの内のお祖師様”の狂歌で知られる「入谷の鬼子母神」は入谷の「真源寺(しんげんじ)」に祀られています。江戸三大鬼子母神の1つとされているそうです。1659年に日融上人により創建されました。鬼子母神は安産・子育ての守護神として信仰されています。
この入谷鬼子母神を中心に言門通りに60軒の朝顔業者、80軒の露天が並ぶ日本最大の朝顔市「朝顔まつり」が有名で、毎年40万人を超える人々が訪れるそうです。最盛期には1,000種類もの朝顔が花を咲かせていましたが、大正時代に一度姿を消し、戦後、朝顔同好会により再び朝顔市として復活しました。
湯島天神
文京区湯島にある湯島天神は学問の神様である菅原道真を祀っています。菅原道真を祀っている神社は日本全国にありますが、東京でもっとも有名なのがこの湯島天神ではないでしょうか。東京大学からも近いので、受験シーズンになると多くの学生が合格の祈願に訪れ、学業成就を願う絵馬が数千枚掲げられているそうです。
2~3月頃には境内にある数百本の梅の花が咲き、梅まつりが開催されています。野点や和太鼓などの演奏があり、日本各地の名産品の屋台が多数出店するそうです。また、11月には菊まつりも開催されています。境内には、神輿や宝物、日本画などが展示されている宝物殿もあり、9:00〜17:00まで拝観することができます。
摩利支天(まりしてん)徳大寺
連日たくさんの人々が訪れるアメ横の商店街の上に鎮西しているのが「摩利支天徳大寺」です。江戸初めの寛永年間に慈光院日遣上人により創建されました。正式名称は「日蓮宗妙宣山徳大寺」ですが、仏教の守護神、開運大摩利支尊天を奉安していることから「摩利支天徳大寺」と呼ばれています。
お祀りされている摩利支天は開運勝利の守護神とされ、参拝する人に「気力・体力・財力を与え」、「厄を除き、福を招き、運を開く」という霊験あらたかな守護神と言われているそうです。この摩利支天は日本三大摩利支天のひとつで、聖徳太子の御作(ぎょさく)と言われています。本堂正面に掲げられている扁額「威光殿」は吉田茂元総理大臣によるものだそうで、そちらもぜひチェックしてみて下さい。
買い物するならぜひ寄りたいスポット2選
野澤屋
アメ横発祥の地と言われる「アメ横センタービル」は、アメ横商店街の中心部に建ち、食料品をはじめファッションや化粧品などのショップが入っています。そのアメ横センタービルの地下にある食料品売り場はディープな穴場としてたくさんの人が訪れるスポットです。
その一角にある「野澤屋」では、スパイスを中心にアジアン系の食材や南米の調味料・香辛料などが販売されています。取扱商品数は1,000点を超え、なかでもスパイスは世界の200種類以上を取り揃えられているそうです。インドや南米でカレーや煮込み料理などによく使われる豆も様々な種類があるので、海外の料理に合わせて購入することができます。
メキシコ原産の世界一辛いハバネロや中国の臭腐乳、亀ゼリーなど珍しい物も多く取り扱っているので、覗いてみるだけでもワクワクしそうです。
谷中ぎんざ
1945(昭和20)年頃に自然発生的に生まれ、商店街として発展してきた「谷中ぎんざ」は下町ならではの雰囲気とコミュニケーションが楽しめるスポットです。全長170mにわたり、昔ながらの個人商店など約60店舗が軒を連ねています。平日で約1万人、週末には約1万4千人が訪れているそうです。
2015年には公式キャラクターの「せんちゃん」が生まれ、商店街のイベントや看板などでその姿を見ることができます。このせんちゃん公式グッズが当たるガチャガチャも商店街に設置されているので、記念にいかがでしょうか。また、谷中ぎんざに向かう階段は「夕やけだんだん」と呼ばれ、美しい夕焼けを見ることのできる絶景スポットとして人気です。
芸術の上野!美術を堪能できるスポット
東京藝術大学大学美術館
上野の中心に位置する「東京藝術大学大学美術館」は、美術教育に資する参考品にフォーカスしており、アート素材の保管庫としての役割を果たしています。教師や大学の卒業生の作品など、約29,000点のコレクションが収蔵されています。そのうち、国宝・重要文化財や22点あり「藝大コレクション展」の期間に展示されています。
美術館は、展示部門・収蔵部門・研究管理部門の3つに分かれていて、カフェテリアの学生食堂や画材店、ミュージアムショップなどが入っています。ミュージアムショップでは美術館開館依頼の展覧会図録やオリジナルグッズが販売されていて、美術好きの方にはたまらないスポットです。常設展はなく、特別展開催時のみ施設に入場できるようになっています。
上野のファミリー向けスポット3選
国立国会図書館国際子ども図書館
上野駅から徒歩約10分の場所にある「国立国会図書館国際子ども図書館」は、「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く!」という理念に基づいて、国際的な連携のもと、国内外の児童書に関する図書館サービスを行っています。東京都選定歴史的建造物に指定されているレンガ棟は、1906年に帝国図書館として建設されました。
「レンガ棟」と「アーチ棟」の二つの建物があり、レンガ棟には小学生以下を対象に約9,000冊の児童書が揃えられた「子どものへや」があり、靴をぬいでゆったりと本を読めるスペースもあります。そのほか、絵本の読み聞かせなどが行われる「おはなしのへや」、中高生の調べものに役立つ資料が約10,000冊揃えられた「調べものの部屋」などがあり、広々としたラウンジや大階段も素敵な空間になっています。
金魚坂
上野で金魚問屋として創業から350年以上続いている老舗が「金魚坂」です。この金魚坂では「金魚釣り」ができるんです!“金魚すくい”は経験あれど、“金魚釣り”を経験したことのある人は少ないのではないでしょうか。竿とえさで金魚を釣れば盛り上がること間違いなしです。
こちらにある喫茶店では店内には金魚をモチーフにした絵画などが飾られているので、金魚づくしの空間でくつろぐことができます。こだわりの珈琲や中国茶、紅茶やデザートのほか、葉巻もあるので葉巻ビギナーさんにはお勧めを紹介してくれるそうですよ。食事も懐石料理からカレーや親子丼まで取り揃えられています。
下町風俗資料館
台東区にある下町風俗資料館は大正時代の東京・下町の町並みが再現されており、古き良き江戸の風情を楽しめるスポットです。1980年に下町文化を後世に残していくために開館しました。最近では外国人の観光客も増えているとか。長屋の住人たちの暮らしを再現したコーナーでは、上がることができるので、ちゃぶ台や長火鉢の前に座ってタイムスリップしたような感覚を楽しめます。
2階の展示フロアにある玩具コーナーでは直接手に取って遊ぶことができるので、お子さんと一緒に盛り上がれそうです。また、タイミングがあえば街頭紙芝居や伝統工芸の実演なども見ることができるようです。
小学生を対象に、昔のおもちゃを実際に作って遊べる「こども土曜塾」も開催されているので、興味のある方はチェックしてみてください。ミュージアムショップでは手ぬぐいやクリアファイルなども販売されています。
上野で美味しいグルメスポット4選
みはし上野本店
「みはし」は1948(昭和23)年に戦後の混乱の残る上野公園前にあんみつ屋として誕生しました。当時は食糧不足が深刻な時期で、あんみつがお客様に喜ばれて大繁盛だったそうです。あんみつには何が入っているかご存知ですか?みはしのあんみつには「あん、寒天、蜜、赤えんどう、求肥、みかん」が入っています。その全ての素材にこだわって作られたあんみつは絶品!ぜひ味わってみてください。
伊豆榮(いずえい)
「江戸前」と聞くと何を思い浮かべますか?お寿司を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。江戸時代の「江戸前」と言えば、うなぎの代名詞だったそうです。八代将軍の吉宗公の時代に上野池之端に誕生した伊豆榮は、300年以上たった現在も世界に誇る江戸前の鰻の美味しさを伝えてくれています。
ふっくらと香ばしく、きりっと辛口のたれをまとった伊豆榮の鰻は、森鴎外や谷崎潤一郎などの文士や数多くの著名人にも愛されてきたそうです。看板メニューの鰻重以外にも白焼やうな丼もあり、お土産も販売されています。
うさぎや
上野広小路駅A1出口から徒歩で約4分の場所にある「うさぎや」は1913(大正2)年に誕生した和菓子屋です。富山県出身の谷口喜作氏が創業しました。創業当時は菓子折の一つ一つに「うさぎやは素人の菓子屋也」とはじまる口上を入れていたそうです。材料は最上の物、味は専一で、価格は廉価の営業方針のもと営業しされており、どれもが手に取りやすい価格なのも魅力です。
看板商品はどらやきと喜作最中です。サクッとしたレンゲのはちみつが入った皮からは十勝産の小豆を使った粒あんがこぼれでそうな程のボリュームです。ぜひその場で出来立てを食べてみてください。
肉の大山
肉の大山は1932(昭和7)年に創業し、地元の人々に愛されてきた食肉卸直営店です。おいしいお肉がお手頃価格で味わえるスポットです。名物は揚げたての「メンチ」や「コロッケ」です。「やみつきコロッケ」は1つ60円(税抜)、「やみつきメンチ」は1つ120円(税抜)とかなりお手頃価格です。
ちょっと贅沢気分が味わいたいときには、和牛度をUPさせた「特製メンチ」200円(税抜)や和牛をぜいたくに使った「匠の和牛メンチ」400円(税抜)などもあります。店内には立ち飲みスペースもあるようです。大山特選盛り合わせスペシャルランチやステーキ定食もあるので、お時間のある方はゆっくり食事を楽しむこともできますよ。