川崎ってどんなところ?
川崎市は、神奈川県の北東部にあって横浜市と東京都にはさまれています。川崎市の人口は2017年に152万6,630人となり、神戸市を抜いて政令指定都市20都市のなかで第6位になりました。
川崎区、幸区、中原区、高津区、宮前区、多摩区、麻生区と7つの区があり、商業施設が立ち並ぶにぎやかな街と自然豊かな緑があふれる地域、海に面した工業地帯と表情豊かなエリア。市内を縦断する形でJR南武線が通り、ほかに京急線、東急東横線、東急田園都市線、小田急線、京王相模原線が走っています。
川崎市が広く知られるようになった要因のひとつに川崎フロンターレがあげられます。2017年で悲願のリーグ戦初優勝、2018年に続けてリーグ戦制覇し連覇を成し遂げました。ホームスタジアムである等々力陸上競技場周辺で試合開催時に行われるユニークなイベントも注目され、その人気は川崎市民はもちろん、47都道府県にも後援会会員がいるほど。
川崎市の利便性も今後高まっていきます。横浜市営地下鉄3号線の新百合ヶ丘駅延伸が決定しました。湘南台駅とあざみ野駅をつなぐ横浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘駅までのアクセスがますます便利になります。2030年度の開業を目指して川崎市と横浜市が連携して整備を進めています。
見どころ
徒歩圏内に大型商業施設が揃う川崎駅
「川崎駅」はJR川崎駅と京急川崎駅の2つあります。東京都心、横浜、鎌倉方面に行くにも利便性が高く、利用者の数は1日50万人以上。JR川崎駅は、JR東海道線、JR京浜東北線、JR南武線が乗り入れています。東京都心方面では東海道線利用で品川駅と横浜駅までそれぞれ約10分。東京駅までも約20分です。
京急川崎駅は京急本線と京急大師線が乗り入れています。京急本線では羽田空港へは20分弱でアクセスが可能。京急大師線は、国内最大級の初詣客が訪れる川崎大師駅までは5分程度。通勤通学だけでなく観光面での利用客も訪れる大規模ターミナルです。
「ラゾーナ川崎プラザ」は、川崎駅から直結した地上6階建ての大型商業施設。JR川崎駅西口改札から徒歩5分もかからない好立地に2006年に開業しました。ショッピング、グルメ、映画がこの施設で楽しめるため、川崎内外から多くの人が訪れます。
ルーファ広場と呼ばれる広々した芝生の広場にはイベントステージが2つ。週末を中心にアーティストやアイドルのライブなどが数多く開催されています。その後、大幅なリニューアルを行って来店客の数も大きく伸び、2018年度の売り上げ額は年間約950億円。三井不動産の開発・運営するショッピングモールの中でもトップクラスの売上を誇ります。
2019年12月には神奈川県初のアップル直営店「Apple川崎」がオープンして話題を集めています。
JR川崎駅の東口にあるのが駅ビル「アトレ川崎」。カジュアルからキレイめのファッション、ゆったりくつろげるカフェなど女性をターゲットにした230店舗が8階建ての建物に入っています。そのうち約30店舗はJRの改札内「駅ナカ」で展開しているフードショップ。スイーツやデリなど女性に人気のアイテムが多く、通勤通学や乗り換えの際に利用している方が多いようです。
1986年に川崎駅東口に創業した日本最大級の地下商業施設「川崎アゼリア」。JR川崎駅とバスターミナル、京急線をつなぐ場所にあり、常に多くの人でにぎわう地下街です。
30周年を迎えた2016年に“人生の豊かな時間を共有するライフシェアモール“をコンセプトに大規模リニューアルを行いました。ランチやカフェ、会食など幅広く使えるレストランゾーン『GOURMESSE(グルメッセ)』。通勤、通学の帰りに立ち寄りたくなるファッションや小物などを扱うショップも豊富な『LIFEGRAND(ライフグラン)』。テイクアウトしたくなるグルメも多数取り揃えている『DELICHIKA(デリチカ) 』。
かつて宿場町や商業街として栄えた「川崎」らしいデザインの装飾もあちこちに見られ、新しさだけでなく、古き良き時代の雰囲気も感じられる空間です。
川崎駅東口から徒歩約5分のところにある大型商業施設「LA CITTADELLA(ラ チッタデッラ)」。人生を楽しむ達人の国、イタリアに学ぶ日常の楽しみを提案するこの施設は映画のワンシーンに登場しそうなヨーロッパの街並みを再現しています。
首都圏最大級のシネコン「チネチッタ」とライブハウス「クラブチッタ」、さらに流行のファッションや旬のグルメが楽しめるショップが多数。そのほかにも石畳の小道や噴水などSNS映えする空間を利用したウェディングサービスも。街のあちこちではブレイク前のアーティストたちがライブを行っていることも多く、最先端のミュージックシーンを肌で感じることもできます。
街ぐるみで応援!川崎フロンターレ
川崎市が行った川崎市民が選ぶ「2019年川崎市10大ニュース」で、第1位の「台風19号による被害」に次いで第2位となったのが「川崎フロンターレが激闘を制し、JリーグYBCルヴァンカップで悲願の初優勝」でした。
2010年〜2018年まで川崎フロンターレが「地域に大きな貢献をしている」Jリーグクラブとして、9年連続で第1位。この結果からも川崎フロンターレが川崎市民からいかに愛されているかがわかります。JR南武線の武蔵溝ノ口駅周辺など市内のあちこちには、クラブマスコットのイラストが描かれたフラッグが登場。クラブを愛するボランティアスタッフがシーズン開幕前に毎年フラッグの掛け替えを行っているのです。
2017年のサッカーJ1リーグで初優勝を果たした川崎フロンターレ。12月に川崎駅前で行われた凱旋パレードには約5万人もの観衆が駆けつけました。サポーターたちが悲願だったリーグ優勝を成し遂げた選手たちを激励。クラブカラーである水色のユニフォームやタオルを持った人々であふれました。2018年も優勝し連覇を達成。川崎市民のフロンターレへの後押しが選手にとって大きな力になったことは間違いないでしょう。
川崎フロンターレのホームスタジアムは等々力陸上競技場。武蔵小杉駅から徒歩では約20分、バスでは5分程度。試合当日はシャトルバスも運行しています。川崎フロンターレの試合は主に土日に行われますが、平日水曜や金曜に開催されることも。お仕事終わりで駆けつけるのもいいかもしれません。
競技場の中にはおいしいグルメも多数。試合ごとに限定のグルメやドリンクが販売されることも。暑い夏には冷たいビールを飲みながら、寒い日には温かい食べ物とともに熱いプレーを観るのは格別です。競技場内にはグッズショップもあります。ユニフォームやタオルなどグッズを身につけるとさらに応援に熱が入り、会場との一体感が味わえます。
試合開催日のスタジアム周辺はいつもお祭りのよう!川崎市内のおいしいものが食べられるスタジアムグルメや大人も子供も楽しめるアトラクションイベントも多数。サッカー好きでなくても、チケットがなくても大いに楽しめるので気軽に遊びに行ってみてください。
毎試合ごとに川崎市民の皆さんを笑顔にするためにフロンターレスタッフが趣向を凝らしたテーマでイベントを開催。そのユニークな切り口がJリーグでも話題を集めています。これまで「相撲」「筋肉」「少女マンガ」「歌舞伎」などサッカーとは関係ないテーマでイベントを行ってサポーターや市民たちを楽しませています。フロンパークに来れば楽しいことに出会えます!
縁起物やグルメも充実!仲見世も楽しい川崎大師
川崎大師への最寄り駅、京急川崎大師駅には京急川崎駅より約5分で到着します。川崎大師へは下車してから歩いて8分ほど。この駅の歴史は古く、川崎駅から川崎大師への参詣客の多さに注目した資本家・立川勇次郎が政府に請願書を提出し、1899年に六郷橋~大師区間で操業が開始されました。
川崎大師の参拝に来たらチェックしたいのがにぎやかな仲見世通り。川崎大師の名物といえば、ハーブなどのどに優しい成分を混ぜ込んだ「せき止め飴」、職人がトントコトントコと音を響かせながら包丁で飴を切るパフォーマンスが楽しい「とんとこ飴」。そして黒蜜ときなこを絡めて食べる和菓子「久寿餅(くずもち)」。
またお土産に喜ばれるのが大小さまざまな縁起のいい「だるま」。きっとおいしいグルメとお土産探しに夢中になってしまうはず。疲れたらカフェで休憩を。
川崎大師のお土産として知られているのは「厄除・開運だるま」。江戸時代から厄除け、家内安全、商売繁盛、大漁祈願等の縁起物として庶民の間で親しまれてきました。現在でも選挙必勝祈願や事業繁栄などの目標達成を願う際に用意されます。祈願をするときには、男性は左眼、女性は右眼を書き入れ、叶ったときに両目を入れて開眼します。これは大師のだるま特有の慣習だそうです。
川崎大師へと続く仲見世通りや表参道では、1年中開運だるまを取り扱う店が多数あります。混雑するお正月シーズンをはずすとゆっくりお気に入りのだるまを選ぶことができます。自宅や知人へ川崎大師らしいお土産に開運を呼ぶ縁起物のだるまを選んでみてはいかがでしょうか。
川崎の観光スポットとして欠かせないのが川崎大師。初詣参拝客数は日本ではトップクラス、7月の風鈴市も全国から集まる風鈴の音を聞きに多くの人々が訪れます。この時期だけの限定で「厄除開運だるま風鈴守」も販売されます。
1128年に建立された由緒あるお寺で正式には『真言宗智山派・大本山金剛山金乗院平間寺』といいます。「厄除弘法大師」または「川崎大師」として知られ、厄除けをはじめ、家内安全、交通安全などの御利益で有名な寺院です。
現在は全国的に知られている川崎大師ですが、もともとは地域の人々が集まるお寺でした。いつしか厄除けの効験があるとその名が諸国に伝わり、11代将軍徳川家斉が公式参拝したことで人気が高まったといわれています。
子どもも大人も楽しめる文化的施設がいっぱい
「ドラえもん」「オバケのQ太郎」「パーマン」などの人気作品を世に送り出した漫画家、藤子・F・不二雄。長きにわたり川崎市多摩区に住み、川崎市文化賞を受賞するなど川崎市とは深い縁がありました。
そんな川崎市とゆかりのある藤子・F・不二雄の作品世界やメッセージを、原画などを通じて、幅広い世代に伝えていこうと誕生したのがこの「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」です。
2011年に開館し、2019年には来館者が350万人を突破しました。2020年はドラえもんが誕生50周年を迎えた記念イヤー。特別展などが開催され、ここでしか買えない限定グッズやカフェメニューも多数。
このミュージアムは日時指定による予約制です。予めチケットを購入してから行ってみてください。ワクワクと少し不思議なドキドキ感が味わえる体験ができますよ!
「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」への直行バスが出ているのが小田急線・JR南武線の登戸駅。小田急線の登戸駅の駅名サインなど駅の改札からホームへ向かうエスカレーター、ホームのあちこちに見られる「ドラえもんサイン」が「2019年度グッドデザイン・ベスト100」に選ばれました。
「ドラえもんたちのいる すこしふしぎな駅」をコンセプトにした装飾には遊び心が感じられつつ、キャラクターを全面に押し出さずにドラえもんの配色で表現したデザインが評価されたようです。
ミュージアムに行く前に小田急線の登戸駅のドラえもんサインをチェックすれば、テンションが上がること間違いなし!駅売店にもドラえもんグッズが豊富なのでこちらもチェックしましょう。
川崎市高津区二子に生まれた芸術家・岡本太郎。主な作品1,799点が川崎市に寄贈されたことをきっかけに1999年、「川崎市岡本太郎美術館」が生田緑地に開館しました。
個性的な岡本太郎芸術を肌で感じ、体感できるような展示と岡本太郎及び近現代美術などに関連したイベントを多数開催。音楽コンサートや朗読会、絵画の制作等大人も子供も楽しめる内容で美術を身近に感じられます。緑を眺めながらソフトドリンクやお酒が楽しめるカフェとレアグッズを揃えたミュージアムショップも併設されています。
美術館の外には、高さ30メートルのシンボルタワー「母の塔」があります。多摩川河畔にある太郎の母・かの子の文学碑「誇り」に向かうように建てられています。
2012年に川崎市青少年科学館から公募で選ばれた通称「かわさき宙(そら)と緑の科学館」としてリニューアルした川崎市唯一の自然系博物館です。川崎市内の自然から天文・宇宙の事象まで、自然に関する幅広い展示があり、自然科学の体験や星空観察会、ワークショップも多数開催されています。当日参加可能なものも多いので散歩がてらに立ち寄ってもいいかもしれません。
またここには18メートルのドームと新型メガスターを備えたプラネタリウムがあります。松任谷由実さんら多くのアーティストとコラボ経験のあるプラネタリウム・クリエーター大平貴之さんが開発、発表したもの。川崎とゆかりのある大平さんが手がけたこのプラネタリウムでは、本物の夜空で体験するような空気感を味わうことができます。
映画撮影でも使用された自然に触れ合えるテラス形式のCafe星めぐりでは、季節の「星めぐり」星座ラテや流星ソーダなど星にちなんだメニューもラインナップ。緑を見ながら、ゆったりした時間を過ごすことができます。
東急田園都市線・宮崎台駅の改札から出てすぐのところにあるのが「電車とバスの博物館」。東急線の線路の真下にあるこの博物館には、東急線の旧型車両の展示や電車・バスの運転及び飛行機の操縦が体験ができるコーナーなど乗り物好きにはたまらない内容です。
電車好きにうれしいのが「8090系運転シミュレーター」。実写の映像、実録の音を再現した本格型運転シミュレーターで田園都市線「長津田→二子玉川」、大井町線「二子玉川→大井町」、東横線「渋谷→横浜」の路線だけでなく各停、急行も選択可能。普段乗客として見ている景色を運転士目線で見ることができます。電車のほかにバス運転シミュレーターがあるのもうれしいところ。
東急マンの仕事を紹介した短編映画の上映や靴を脱いで、自由にプラレールで遊ぶことができるプラレールパークも。大人も子供も楽しめるワークショップやイベントも多数開催されています。
全国からファンも訪れる工場夜景
京浜工業地帯の中心にある川崎市ならではの観光スポットといえば「工場夜景」。重化学工業から先端的な研究開発まで実際に稼動している工場を見学する「産業観光」への関心も高まっています。
「工場夜景」の美しさにときめく「工場萌え」人口も増え、2011年には川崎市で「第1回全国工場夜景サミット in 川崎」が開催されました。工場夜景観光の魅力と可能性を探り、さらに発展させていくことをテーマに議論が交わされるこのイベント。北海道室蘭市・神奈川県川崎市・三重県四日市市・福岡県北九州市の4都市の参加からスタートし、年を追うごとに参加都市が増えているようです。
川崎市では、産業観光の魅力を知ってもらうために川崎産業観光ツアーを実施しています。稼働している工場や研究所群だけでなく、産業遺産まで幅広く「工場夜景」の素晴らしさを実感できるものばかり。
ツアーの一部を紹介すると、東京湾アクアライン(地下避難路を見学)、大田区ロケ地、川崎市内ロケ地を巡る「映画シン・ゴジラのロケ地を巡るバスツアー」や工場夜景をジャズを聴きながら楽しむクルーズ企画、普段なら入れない工場見学&東京港トンネルウォークなど。
工場夜景ファンならずとも興味を惹かれるラインナップとなっています。修学旅行で取り入れる学校も増えているという工場夜景ツアー。親子で参加しても楽しいでしょう。
川崎市内の「工場夜景」が楽しめるスポットの1つは、「川崎マリエン」の展望台。2014年度に日本夜景遺産へ登録され、地上50mの高さから広がるのは東京湾、鶴見つばさ橋、東京タワー、東京ゲートブリッジ、東京スカイツリー、羽田空港、そして工場地帯の夜景。
また、運河越しに工場群の煙突やタンクがきれいな東扇島公園、広大な敷地に建つ製鉄所のオレンジ色の光が鑑賞できる東扇島西公園もおすすめです。マナーを守って工場の美しい夜景を楽しみましょう。
おすすめの周辺スポット
川崎駅から徒歩10分圏内でいけるランチ
玉・赤備(ぎょく・あかぞなえ)
JR川崎駅東口から徒歩約1分にある商業施設「川崎ルフロン」2Fにあるラーメン店。濃厚ながら飽きる事なく最後の一滴まで、美味しく食べられるスープが自慢。毎日店内で製麺、注文を受けてから打ち立ての麺を切って茹で上げるこだわりぶり。つけめんには「削りたて」の最高級鰹節「一本釣鰹本枯節」のかつお節がたっぷり乗っています。
インドレストラン&バー ヒマラヤ 川崎店
JR川崎駅から徒歩約7分、京急川崎駅から徒歩約5分にあるインドレストラン。異国情緒あふれる店内は60席と広々なのでゆったり食事が楽しめます。ランチにはカレー2種類にスモールサフランライスと焼きたてナン、サラダと1ドリンクがついています。バターチキンやエビとトマトのカレーなどカレーの種類は10種類以上。ナンとサフランライスが食べ放題のコスパ抜群のレディースランチは限定15食です。
T.T BREWERY 川崎チネチッタ通り店
JR川崎駅から徒歩約4分の『ラ・チッタデッラ』入口からすぐの場所にある川崎発のクラフトビールが味わえるお店。土日祝日は14時から開いているので明るいうちからおいしいビールを飲みたい!という方におすすめです。自社工場で醸造『完全オリジナル』、他には出荷していないここでしか味わえない自家製クラフトビールと焼きたてピザや肉料理でちょっと遅めのランチはいかが?
杉作
JR川崎駅西口から徒歩約2分。ミューザ川崎1Fにある牛タン店。川崎に開店して30年以上という地元に愛される知るひとぞ知る人気のお店です。平日昼に味わえる昼定食では、店自慢の絶妙な火加減で焼き上げた厚切り牛タンがリーズナブルに味わえます。おひとり様でも女性でも入りやすい雰囲気なのがうれしいところ。
松の樹
JR川崎駅東口から徒歩約7分の場所にある四川中華料理のお店。クセになる辛さが人気の正宗担々麺が看板メニュー。汁ありと汁なしの担々麺がありお好みで。ランチ時にも注文ができます。本場四川の麻婆豆腐もおすすめの逸品。半分の量でいろいろな味が楽しめるハーフ&ハーフもオーダー可能なので友人とシェアするのもいいですね。
合わせて観光におすすめ
川崎市立日本民家園
1967年に開園した川崎市立日本民家園は、なくなりつつある古民家を永く将来に残すことを目的にした古民家の野外博物館です。主に江戸時代に建てられた東日本の代表的な古民家など重要文化財を含む25軒が移築されています。
民家の基本を学ぶことができるほか、川崎市の紺屋の技術を継いだ伝統的な藍染めも手軽に体験できます。また、小倉・ゴマ・白餡の味が楽しめる「民家園もなか」や「きび大福」など昔懐かしいスイーツも販売しています。売店前の休憩スペースで味わいながらのんびりした非日常の雰囲気を堪能してください。
県立東高根森林公園
県立東高根森林公園は川崎市の歴史と自然とふれあえる県立都市公園です。古代芝生広場の地下には昭和40年代に行われた住宅地の開発のときに、弥生時代から古墳時代にかけて営まれた竪穴住居跡が眠っています。
縄文時代から平安時代の衣、食、住に関わった主な植物84種が見ることができる古代植物園や弥生時代の水田跡と自然水を利用した湿生植物園もあります。湿地を好むさまざまな植物を見ながら木道を散歩するのも気持ちがいいですよ。
川崎競馬場
ファミリーやカップルにおすすめのレジャースポットが川崎競馬場。高さ5mもある巨大アスレチック遊具や滑り台、縄はしごにトンネルなどたくさんの遊具が豊富で子どもが大喜びすること間違いなし。たくさんの遊具やポニーの乗馬体験が無料で楽しめるのもうれしいところです。
広い芝生広場で競馬観戦しながらピクニックも可能。絶品揃いの競馬場グルメも家族みんなで味わいながら過ごすのもいいですね。バーベキューをしながら競馬が出来る「ケイバdeバーベキュー」も実施しています。
東海道かわさき宿交流館
浮世絵や和歌などに登場する東海道五十三次。江戸時代の徳川家康が整備したもので、現在の東京・日本橋~京都・三条大橋までの総歩行距離492kmに53の宿場があります。そのなかのひとつが「川崎宿」です。川崎市の歴史とともに川崎宿の街並みを再現した模型や映像などで当時の文化を知ることができる施設。
目で見て聞いて江戸時代の川崎の文化が学べるだけでなく、当時の旅人の衣装を着て、写真撮影できるコーナーもあります。江戸時代から現代までの川崎の移り変わりを知ることで、地元の人は郷土愛が高まり、観光で訪れた人々も川崎の理解を楽しく深めることができるスポットです。
夢見ヶ崎動物公園
哺乳類、鳥類、爬虫類あわせて60種類近くの動物を飼育展示している夢見ヶ崎動物公園。年中無休で入場料は無料ということもあり、家族連れでにぎわう人気スポットです。
レッサーパンダやプレーリードッグ、ミーアキャットなどのかわいらしい人気動物のほか、フンボルトペンギン、チリーフラミンゴといった鳥類、シマウマやカメ、サルも見ることができます。年に数回、動物園まつりを開催。餌やり体験やクイズ、動物とのふれあいコーナーなど楽しい催しがいっぱいです。