三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドってどんなところ?
2020年6月4日(木) にオープンした「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」は、海辺の環境が活かされた大型アウトレット施設です。以前の同名の施設を全面的に建て替えたもの。2階建てから3階建てに変化し、延床面積は以前の約2.5倍となる約53,000平方メートルに増床。店舗数も以前の2倍となる約170店舗に増え、駐車台数は約3,000台(以前は約1,200台)に拡大しました。
さらに、それぞれのショップが広々としているだけでなく、広場や中庭が多く設けられた点にも注目。新しくできた広場や中庭では、外で遊びたい子どもたちが広い空間で思いっきり走り回ることができます。
また広場や中庭だけでなく、館内には小さな子どもが安心して遊べるキッズスペースや、完全個室型授乳室の導入も進められ、子ども向けのファミリー層が訪れやすい環境に整備されました。
施設全体のコンセプトは、「NEW MARINA LIFE(ニューマリーナライフ)」。施設のデザインには横浜や湘南、葉山・逗子、鎌倉などの地域色が取り入れられ、海辺の街らしい開放的な空間が作り上げられています。アジア最大級の美しいマリーナを眺めながらショッピングや食事ができ、特に海沿いのレストランやカフェは幅広い世代が利用できる癒やしのスポットです。
それだけでなく、「海に面した多目的スペース」や「くじらの大屋根広場」など、海をテーマにしたエリアがいくつもあります。普段は身近に感じられない「海」と一体感を味わえるのがポイント。施設内のあらゆる場面で、マリーナの涼しげな雰囲気を堪能できるでしょう。
施設内は、A、B、Cの3ブロックに分かれ、Aブロックでは回遊性を強化し、モールがぐるっとサーキット型に配置されました。2階には他ブロックとの行き来をスムーズにするブリッジを設置しています。
2、3階はマリーナの空気を感じられる屋外型のオープンモール、1階は季節や天候に左右されない室内型のエンクローズドモールとなっています。天気や目的にあわせて様々なルートでショッピングを楽しめそうです。
海に面したCブロックは、海辺の倉庫をイメージし、三角の切妻屋根が連続した外観デザインが印象的。Cブロックの東側にはフードコート、西側には「BAYSIDE FOOD HALL」が入り、それぞれグルメショップが充実しています。
セントラルコート
Aブロックの中央に位置する「セントラルコート」は、ショッピングの合間や帰り道に、ふと休憩したくなる憩いのスポットです。2,000平方メートルを超える大規模な中庭は、大きな桟橋のデザインとカラフルな外壁がマリーナの雰囲気を感じさせます。セントラルコート内は、レスト・賑わい・アクティブに分かれた3つのゾーンに分かれているのが特徴です。
レストゾーンには、心地よい高木の木陰にベンチを配置。 天気の良い日には、木陰のベンチでテイクアウト商品を楽しむテラス席としても利用できます。長時間のショッピングに疲れた時は、ここで少し休憩するのも良いでしょう。
賑わいゾーンは、イベントを楽しむことができるエリアで、イベントステージや子供向けのポップジェットが設置されています。大規模なイベントは賑わいゾーンで開催されるため、訪れる際は事前にイベント情報を確認しておきましょう。
最後にアクティブゾーンは、人気のボルダリングや人工芝のフリースペースが設置されているエリアです。夏休みや週末になると「mont-bell / mont-bell factory outlet(モンベル・モンベルファクトリーアウトレット)」のクライミング教室などが開催されます。買い物や食事だけでなく、何か軽い運動をしたい人はこのエリアを利用してみてください。
徹底した「横浜らしさ」を感じさせる「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」ですが、それには地元アーティストの協力が関係しています。横浜を中心に活動する画家・イラストレーターの柳原氏による作品を飾ることで、館内を横浜らしい海辺の雰囲気を演出。さらにデフアーティストの杉本氏による描き下ろし作品は、館内をより一層お洒落な空間に作り上げています。
その他にも数多くの地元企業と協力をすることで、観光客はもちろん地元の人々に愛される施設作りを目指しています。新オープンの「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」では、こういった横浜市と地元企業、アーティストの取り組みについても目を向けてみると面白いかもしれません。
見どころ
幅広いジャンルのショップで買い物をする
店舗数が従来の2倍以上になり、より多くの「洗練されたライフスタイル」にこだわるブランドショップが出店するようになりました。アウトレット日本初出店の12店舗に加え、関東初出店の3店舗など、ここでしか出会えない商品が盛りだくさんです。
施設内のアパレルショップは主に「上質なライフスタイルブランド」「ワークショップ・アクティビティ」「人気海外ブランド・セレクトショップ」の3つに分かれているのが特徴。注目のショップについてご紹介します。
「上質なライフスタイルブランド」とは、主に海沿いの暮らしを感じられるリゾートテイストのブランド店のこと。鎌倉や逗子、葉山など海辺の街を意識したお店が多数出店しています。
そのなかでも特に注目の「garage YOKOHAMA(ガレージヨコハマ)」は、植物とそれに合うインテリアを取り扱うグリーンショップです。コンセプトは「植物と暮らす」で、ここではただ買い物をするだけでなくDIY やドライフラワーのワークショップに参加できます。
その他にも海の暮らしから生まれたブランド「セントジェームス」や、心地良い空間作りを提供する「unico stock(ウニコストック)」など、生活の質を高めるショップが多く展開しています。
「ワークショップ・アクティビティ」関連の店舗では、商品の販売と同時に参加型のイベントを開催することで、ここでしか味わえない楽しさを提供しています。
たとえばスポーツウェアを販売する「NERGY(ナージー)」では、ランニングやヨガのワークショップが開催されます。さらにファミリーブランドの「LOGOS SHOP & CAFÉ(ロゴスショップアンドカフェ)」では、広場でのテントの組み立て方講座など実際のアウトドアを想定したワークショップを開催します。
「スポーツやアウトドアに興味があるけれど、なかなか最初の一歩を踏み出せない」という人は、まずは買い物ついでに気軽にワークショップへ参加してみるのも良いでしょう。
店舗数が増えたことで、世代を問わずに楽しめるアパレルショップの数が増えました。「人気海外ブランド・セレクトショップ」では、カジュアルからラグジュアリーまで幅広いニーズに応えた店舗が出店しています。カジュアルブランドでいえば「GAP(ギャップ)」や「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」などの、特に若い世代に人気のショップが多数展開。
ラグジュアリーブランドでは、「COACH(コーチ)」や「POLO RALPH LAUREN(ポロラルフローレン)」などのショップが並びます。とにかく店舗数が多くバラエティも豊かなため、訪れた人それぞれが予算や好みに合わせたショッピングをすることが可能です。
地元の名店やおしゃれなカフェで食事を楽しむ
「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」の見どころの1つに、コンセプトや規模の異なる飲食エリアが挙げられるでしょう。マリーナという好立地を最大限に活かしただけでなく、地元の人気店を数多く出店させるなど、他のアウトレットにはできない工夫が随所に凝らされています。
飲食エリアは主に「フードコート」「海沿いのレストラン・カフェ」「新しい食空間」の3つに分かれているのが特徴です。それぞれのエリアによってコンセプトや価格帯が異なるため、ぜひ複数の館内を散策しながらお気に入りのお店を探してみてください。
フードコートには、江の島・鎌倉の人気店や、横浜エリアで話題のラーメン店、神奈川ならではの名店など10店舗が揃っています。江ノ島発祥のカフェ「LONCAFE(ロンカフェ)」や、横浜で行列のできるラーメン店「白楽栗山製麺(ハクラククリヤマセイメン)」など地元の人気店が一挙集結。ハワイアンや海鮮の店も営業するフードコートでは、海沿いの気分を満喫できるでしょう。
テイクアウトできる飲食店も多く、食事を購入して、テラス席や外の広場で食べるのもおすすめです。またキッズスペースや小上がり席など子ども向けのサービスが充実しているため、小さなお子様連れの家族でも快適に食事を楽しむことができます。
全店舗が海に面した「海沿いのレストラン・カフェ」も注目のエリアです。リゾート気分が感じられるテラス席から横浜の海を臨むことができ、雰囲気の良い小洒落た店舗が多くあります。そのなかでも「もみじ茶屋」は抹茶を中心とした和スイーツを提供する鎌倉の人気店。和とリゾートが融合した、落ち着いた空間になっています。
その他にも、パエリア専門店の「ミゲル フアニ」はバレンシア風パエリアが味わえる注目のお店。横浜や鎌倉など日本のリゾート地とはまた違った、高級感溢れるスペインのリゾートを堪能できます。このエリアには、上質で少し大人なムードの店舗が多いのが特徴でしょう。
最後に紹介する「新しい食空間」は、「ここに訪れる楽しさ」と「海辺の賑わい」の2つがコンセプトの飲食エリアです。このエリアは開放的なホール型のスペースになっていて、複数の店舗をまとめて巡れるわくわく感を味わえます。新しい食空間にはクラフトやライブにこだわった店舗が多く、実際に調理や盛り付けをしている現場を見ることも可能です。
自家焙煎コーヒーの「BAYSIDE ROASTERY COFFEE」や、自家製アイスクリームの「IKEDA-YA」など、フードホールには手作りにこだわったお店が多数あります。また夏には「BAYSIDE GRILL THE BBQ」のテラス席でバーベキューをすることができ、大人数でワイワイと楽しむのにピッタリのお店でしょう。
広場や子ども向けサービスを活用する
今回のリニューアルによって、以前よりも子供向けスペースやサービスが豊富になりました。子供が安心して遊べるエリアが増えたことで、小さな子供連れの家族でも気軽に訪れやすくなったと言えます。
また遊ぶエリアだけでなく、授乳室の増設やベビーカーの貸し出しなど赤ちゃん向けのサービスも拡充されました。完全個室型授乳室やベビーラウンジなど、乳幼児を連れてショッピングに訪れたい人は要チェックです。
水族館でも人気の「くじら」をテーマにした広場は、子供連れの家族はぜひ訪れておきたいスポットでしょう。約600平方メートルの吹抜けの「くじらの大屋根広場」は、全天候型のイベントスペース。中央には、1998年開業当初からのシンボルであったくじらのモニュメントの記憶を継承し、大きなくじらをかたどった人工芝の大規模ラグマットが設置されています。
さらに、このくじらの大屋根広場の横にある「くじらのミスト広場」では、クルーザーやボートの乗船イベントへの参加申し込みが可能です。ショッピングや食事をした後、家族で記憶に残る思い出を作りたい人はぜひ申し込んでみてください。その他にも「ハーバーゲート前広場」では、クルーザー展示や体験イベントが開催されています。
小さなお子様連れの家族が、ショッピングセンターに訪れる際に気になるのが授乳室の有無ではないでしょうか。一般的なショッピングセンターにある授乳室は、1つの部屋を複数人共同で使い、室内はカーテンや仕切りで区分されていることがほとんど。そのため、混雑している時はゆっくりと利用できないのが難点です。
「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」が他のショッピングセンターと違う点は、共同の授乳室とは別に「完全個室型」の授乳室を導入したことです。カーテンや仕切りではなく、扉を閉めることができるため、周囲を気にせず自分のペースで、授乳やおむつ替えをすることが可能です。この個室型授乳室の空室状況は「Baby map」というアプリで確認できるので、利用予定の場合は事前に登録しておくことをおすすめします。
さらに授乳室だけでなく、ベビーラウンジやキッズスペースも拡充され、子供たちが安全に遊べるスペースが増えました。ベビーラウンジ「うみのもり」は0歳から1歳半児が対象で、ハイハイやつかまり立ちをするスペースを無料で利用することができます。
ラウンジは、海にいるかのような開放的なデザインに設計されているのが特徴。ラウンジの内装に使われている木には、地元の神奈川県産材が使われ環境にも配慮されています。
その他にもキッズスペースやベビーカーの貸し出しなど、子供連れの家族に優しいサービスが多数増えました。「小さい子供を連れて長時間ショッピングできるか不安」という人は、ぜひここで紹介した施設やサービスを利用してみてください。
おすすめの周辺スポット
三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドから徒歩10分圏内でいけるランチ
プチ・メルヘン
プチ・メルヘンは、地元横浜の人々から愛される洋食レストランです。ここではハンバーグやオムライス、ナポリタンなどの定番洋食料理を味わうことができます。プチ・メルヘンの料理は、派手さこそないものの昔ながらの懐かしい味わいが特徴。店内は木の温もりが感じられる、レトロで落ち着いた空間となっています。
亜舵夢巣(あだむす)
亜舵夢巣は、1998年に建てられた横浜で人気のラーメン屋です。店舗は鳥浜振興会館の中にあり、主に鳥浜で働く人々のランチスポットとして親しまれています。店舗一押しのチャーシュー麺は、自家製の直麺が濃厚スープに絡みつきます。ラーメンだけを単品で注文するのも良いですが、白いご飯も追加で注文し、ラーメンのチャーシューと合わせて食べるのもおすすめです。
花板食堂
花板食堂は南部市場の中で営業するお店で、海鮮料理が人気を集めています。特に海鮮丼やマグロ丼などの丼物は、新鮮な魚介と温かい白米が相性抜群のおすすめメニューです。海鮮の他には、鶏ガラベースの支那そばも人気の品。花板食堂では、丼物と支那そばをセットで注文してみてはいかがでしょうか。
丸川食堂
丸川食堂は、横浜の工場地帯にある小さなそば屋です。地元の人の間で親しまれる穴場のお店で、味に定評がありつつも、店内が混雑することはめったにありません。鰹出汁がしっかりときいたつゆは、つい最後まで飲み干したくなる深い味わい。丸川食堂では、そばやうどんの他に弁当も販売され人気を集めています。
三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドと合わせて観光におすすめ
八景島シーパラダイス
八景島シーパラダイスは、日本最大級の水族館兼テーマパークです。水族館は4つのエリアに分かれ、ただガラス越しに海の生き物たちを眺めるだけでなく、実際に生き物たちと触れ合ったりショーを観たりすることができます。テーマパークにはメリーゴーランドやボートなど種類豊富なアトラクションがあり、朝から夜まで1日中遊んでも飽きることはありません。
山下公園
山下公園は、ベイブリッジや大型船を眺めることができる横浜でも人気の観光スポットです。公園内には赤い靴はいた女の子像や、インド水塔など、横浜と海外の繋がりを感じられるモニュメントが多数置かれています。また春と秋にはたくさんのバラが咲き誇り、家族や友人とのんびりと散歩するのにピッタリです。
横浜赤レンガ倉庫
横浜赤レンガ倉庫は、ショッピングや食事ができる商業施設です。3月から11月の期間はバルコニーが利用でき、多くの人がみなとみらいの景色を堪能しながら食事を楽しんでいます。倉庫の外ではクリスマスマーケットや音楽フェスが定期的に開かれ、イベントシーズンには大きな賑わいをみせます。
カップヌードルミュージアム横浜
カップヌードルミュージアム横浜は、カップヌードルの歴史を学ぶことができるテーマパークです。来場者自身もカップヌードル作りに参加することができ、小さな子供から大人まで楽しめるプログラムとして人気を集めています。
その他にも、インスタントラーメンの生みの親である「安藤百福」の人生をミニシアターで鑑賞できるなど、様々なプログラムが用意されています。
アクセス情報
電車で行く場合
- 横浜から:横浜駅から新杉田駅までJR京浜東北根岸線で約17分、新杉田駅から鳥浜駅までシーサイドラインで約4分
- 大船から:大船駅から新杉田駅までJR京浜東北根岸線で約12分、新杉田駅から鳥浜駅までシーサイドラインで約4分
- 金沢八景から:金沢八景駅から鳥浜駅までシーサイドラインで約21分
鳥浜駅から三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドまでは徒歩約5分程度です。
バスで行く場合
- 平日は新杉田駅前から鳥浜町中央バス停まで路線バスで約8分、鳥浜町中央バス停から三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドまで徒歩約4分
- 土日祝日は新杉田駅前から三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドまで路線バスで約9分(ただし、9時台後半〜19時台のバスに限る)
よくある質問Q&A
駐車場は利用できますか?
隣接の駐車場を利用することが可能です。30分250円の駐車料金が発生しますが、館内でショッピングや食事をすることで割引サービスがあります。3,000円(税込)以上お買い上げで2時間無料、6,000円以上お買い上げで3時間無料となるため、駐車場を利用する人はレシートを忘れずに保管しておくようにしましょう。
※サービス対象外の店舗もありますので事前に確認しておきましょう。
また、三井ショッピングパークカード《セゾン》お持ちのお客様は、1時間無料となります。
※サービス対象外のカードもありますので事前に確認しておきましょう。
ペットは同伴可能ですか?
基本的にはペットの同伴は可能ですが、ショップによっては同伴不可のところもあるため注意が必要です。ペットが入店できるかどうかは、店舗入口の左側に貼ってあるステッカーを確認してください。補助犬に限っては、すべての店舗への同伴が可能です。
お得にショッピングをする方法はありますか?
三井ショッピングパークアプリに登録することで、アプリ会員限定のサービスを受けられることができます。お得なクーポンや割引情報が手に入るため、気になる人はぜひアプリをダウンロードしてみてください。またアプリと対象クレジットカードを連携させることで、「アプリde支払い」という支払い方法を利用することも可能です。
基本情報
三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド
【営業時間】
- ショップ:10:00〜20:00
- レストラン:11:00〜21:00
- フードコート:10:30〜21:00
※状況等により営業時間が変更となる場合があります。
【駐車場情報】専用駐車場あり
- 入庫可能時間:9:30〜20:30
- 出庫可能時間:9:30〜22:30
※曜日・時間により誘導員が停車する駐車場を案内する場合があります。
【住所】神奈川県横浜市金沢区白帆5-2
【問い合わせ先】三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド ホームページはこちら