横浜・馬車道界隈で見つけた「日本の初めて」
神奈川横浜・馬車道界隈で見つけた「日本の初めて」
まいどまいど！ 南京町（兵庫県神戸市）や長崎新地中華街（長崎県長崎市）と並ぶ日本三大中華街として名高い神奈川県横浜市。 ここは、一般的に中華街と呼ばれ、国内外問わず、ぎょうさんの観光客が訪れてはりまんな。 その他にも横浜みなとみらい２１、横浜スタジアムなど、見どころはぎょうさんありますが、その中でも、現在の横浜が発展するその礎を築いたのが横浜港。 １２４１年に現在の横浜港の前身にあたる横浜湊が開港して以来、１８５９年に本格的に開港し、海外からぎょうさんの人が訪れ、横浜の街を行き交い、ぎょうさんの「もの・文化」が誕生しました。 例えば、それまでの日本には無かった食パンやアイスクリーム、洋裁業、消防・救急、ホテルなどが上陸し、人々を驚かせました。 また、ぎょうさんの外国人が住み暮らした居留地が整備されたことで、まちにはぎょうさんの洋風建築ならびに近代建築物が建てられ、その独特な外観からまるで海外を訪れたかのような雰囲気を漂わせてはります。 諸説ありますが、それらの横浜発祥・横浜元祖・横浜文化などなどの横浜らしさを馬車道界隈で見つけてきましたので、ぜひ、参考にしておくれやっしゃ～。
別名、彼我公園。 公園内には、横浜スタジアム。 プロ野球セントラル・リーグ・横浜ＤｅＮＡベイスターズの本拠地。 １８５０年頃、官庁街及び商業地域「関内」で、港崎遊郭があったが、豚屋火事によって焼失。 市民の手によってチューリップが植えられ、「チューリップの咲く公園」として有名。
我国最古の公園
西洋式公園の一つで、日本人にも開放されていたものとしては日本最古。
土木技師リチャード・ブラントン
土木技師リチャード・ブラントンによって、横浜公園、道路「日本大通り」、馬車道、海岸通りを整備。
１８９６年、日本初の野球の国際試合が旧制一高ベースボール部と外人クラブの間で行われた。 外人居留地運動場、野球場、武道館（神奈川県学務部所管）が開館。
馬車道とは、地域名及び道路名。 江戸幕府は横浜港を開港させ、吉田橋に関門を設置。 煉瓦で舗装された道や実際にガスを燃やしているガス灯の街路灯などが当時の面影を今に伝えている。 １８６９年、下岡蓮杖ら商人の共同出資によって東京横浜間の日本初の乗合馬車の営業開始。 海岸沿いに建てられた外国の商館は一番館、二番館・・・と呼ばれていた。 １９６７年、山手十番館は勝烈庵の十番目の店として、明治１００年を記念して建てられた。 その後、株式会社 横浜十番館として独立、馬車道十番館、別館馬車道十番館などを開館。 馬車道十番館は、明治時代の西洋館が再現された。 また、ガス事業の創始者の高島嘉右衛門家の旧跡。
１８７０年、日本初の街灯・石油灯が実験的に点火。 １８７２年、日本初のガス灯が点灯。 １８７８年、電灯点火の最初は、東京虎ノ門にあった工部大学校（東京大学工学部）大ホールでのアーク灯の点火。 以後、中央電信局の開業式にもあたり、電気記念日に制定。 アーク灯とは、電気溶接時に発生する光と同じ現象で、ガス灯や石油灯よりも明るいとか。 但し、バッテリーを使用する為、寿命は約１００時間で、高価であった。 以後、電力を送電線で送って点灯させる固定式の電灯が登場。 １８８６年、日本最初の電力会社・東京電灯会社が開業。 １８８９年、横浜共同電灯会社が設立され、火力発電所を建設、神奈川県初の電灯と街灯が点灯。
１９２７年、和風カツレツを味わうことができるレストランとして創業。
横浜はビール文化発祥地として知られ、特に横浜山手で１８６９年、日本初のビール醸造所ジャパン・ヨコハマ・ブルワリーが居留外国人のローゼンフェルトによって開設。 横浜ビールのコンセプトは「ハイクォリティな個性」。 英・米・独・チェコの４カ国のスタイルを汲むビールで構成。
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１８６５年、米国のイーストレイクは来日し、居留地１０８番地で歯科診療所を開業。 東洋の昆虫採集に励む傍ら日本人歯科医師の育成、治療活動に専念した。 １８６９年、ドイツに転居。 １８８１年、再来日し、居留地１６０番館で歯科診療所を開設。 １８８４年、福沢諭吉と出会い、東京の麹町に転居。 １８７０年、セント・ジョージ・エリオットは５７番館で歯科診療所を開業し、１８７４年まで歯科診療に従事した。 その後、ハラック・マーソン・パーキンス歯科診療所を開業し、多くの門人を指導した。 松岡萬蔵は、エリオットとパーキンスの歯科診療所で技工士として勤務。
１８７２年、実業家高島嘉右衛門とフランス人の技師プレグランの尽力により、ガス利用では日本で初めてとなるガス灯が造られた。 伊勢山下石炭蔵跡（現在の横浜市中区花咲町）に横浜瓦斯会社が設立され、ガス灯が一般事業として運営され、ガス灯が横浜の大江橋から馬車道・本町通界隈に設置された。 横浜市内の小学校でガス灯が保存。
ガス街灯
１８７３年、銀座にもガス灯が建設され、当時、ガス街灯の点灯・消灯をする業務にあたる人を点消方といった。
１９９８年、プロ野球球団の横浜ベイスターズは初めてリーグ優勝、日本一となった。 当地では、権藤博監督の胴上げシーンの銅板レリーフを中心に、優勝メンバー全員のブロンズ製手形が並び、横浜スタジアムに向かって打席に立つ石井琢朗選手会長の足形などが埋め込まれている。 通りの愛称は、ベイスターズ通り。
１８９０年、横浜共同電灯会社が石炭火力発電所を建設し、市内７００軒に電力の供給を開始した。 碑には当時のエジソン式直流発電機が描かれている。
１８６７年、横浜港の開港に伴い、周辺は外国人居留地となり、馬車が行き交うようになった。 やがて馬車道と呼ばれるようになり、沿道の各商店が柳や松を植栽し、日本での近代的な街路樹の先駆となった。 その後、日本で初めてとなるガス灯が導入された、 １８７４年、東京の銀座通りにサクラとクロマツが植栽されたことから横浜の馬車道を「日本の近代街路樹発祥の地」、日本大通りを「日本で初めての西洋式街路」とした。
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江戸時代、日米修好通商条約批准のため、江戸幕府は使節団を派遣。 正使は新見豊前守で、７７名の使節団が迎船ポーハタン号に乗り込んだ。 随伴船は咸臨丸。 船には、勝海舟や福沢諭吉らが乗船し、サンフランシスコで使節団一行と別れ、帰国。 正使一行はパナマ経由でワシントンを目指し、大統領ブキャナンと批准書を取り交わした。 上陸時の迎船フィラデルフィア号の中でアイスクリームのおもてなしを受けた。 １８６９年、町田房蔵は馬車道に氷と塩とを使用した氷水店を出店、牛乳、卵、砂糖で作ったアイスクリームを「あいすくりん」と名づけて販売したことが最初。 町田房蔵はアイスクリームの他、マッチ、石鹸、造船用鋲等を製造。
横浜市中区にある地下街。 １９７７年、「Ｌ」字型で全長約２００ｍの地下街として開業。 地下街には約３０軒の店舗があり、レストランや雑貨店が立ち並ぶ。
１８５９年、吉田勘兵衛と太田敬明により吉田新田と太田屋新田が埋め立て。 派大岡川には仮橋が架けられ、東海道と横浜港を結ぶ横浜道が整備。 横浜港開港に伴い、外国人居留地と関門番所が置かれ、地名「関内」の由来とも。 １８６２年、木造の本橋に架け替え。 １８６９年、灯台技師リチャード・ブラントンにより錬鉄製の無橋脚トラス橋に架け替えられた。 鉄材はイギリス製、橋長は約２４ｍ、幅約９ｍ。 日本初の無橋脚鉄製トラス橋、日本で２番目の鉄製の橋梁。 当時、通行料が徴収され「鉄と金銭」から「かねの橋」とも。 五雲亭貞秀「横浜鉄橋之図」、三代目歌川広重「横濱吉田橋ヨリ馬車道之真景」等で取り上げられた。
名残
１８７７年、信州の宮坂初太郎・土屋茂十郎によって、５隻の台船を橋の下に並べ、潮の干満を利用して橋を工事。 １９１１年、鉄筋コンクリート製３連アーチ橋への架け替え。 ヨーロッパ様式のモダンなデザインで、橋詰と橋脚上にはバルコニーが設置。 １９１２年、横浜市電の軌道が敷設。 １９５８年、ゲルバー式混合橋に架け替え。 １９７１年、派大岡川は廃川となり、首都高速横羽線が開通。
伊勢佐木町にある商店街。 飲食店や居酒屋、雑貨店などが立ち並ぶ。
明治時代、旧外国人居留地の消防隊が置かれ、防火貯水槽として建造された。 現在は、「旧居留地消防隊地下貯水槽」の遺構として公開されている。 また、当地には消防署も置かれ、日本で初めてとなる消防車を１９１４年に、救急車を１９３３年に配置され、「日本の消防近代化ゆかりの地」となった。
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１８６０年、オランダ人船長Ｃ・Ｊ・フフナーゲルが開業した日本で初めてとなる近代ホテル「ヨコハマ・ホテル」が開業した。 内部には食堂、ビリヤード室、酒場、フランス人シェフのレストランや洋酒、洋菓子の販売、ボーリング室も設置されたとか。 ハイネやシーボルト・ワーグマン、クラーク等の著名文化人も多数、宿泊し滞在した。 また、「日本におけるバー発祥の地」としても知られている。
惣菜や弁当を製造している専門店。 １９８１年、創業。 いい菜＆ゼストとして親しまれている。
１８６３年、英国人ピアソン夫人が当地付近の居留地９７番地でドレス・メーカー「サムエル・ クリフト支店」を開店した。 これが、横浜の洋裁業の始まりと言われている。
横浜の洋裁業の始まり
在留西洋婦人は自家裁縫のため、日本人足袋職人・和服仕立職人を入仕事として雇い、婦人洋服仕立職人が育った。
