ドイツ旅行は何泊がベスト?
日本から直行便のフライトがあるドイツは、ヨーロッパの中でも比較的アクセスしやすい国です。しかしながら、ドイツの見どころは国内各地に散らばって点在しているため、事前にしっかりと旅程のプランニングをすることが重要です。
日本からドイツへのフライト時間は直行便で約12時間かかります(乗り継ぎ便だとそれ以上)。そのため、初日と最終日は移動日となることを念頭に置いて旅行のプランニングを立てましょう。
4泊6日の旅程だと、ドイツ国内に4日間滞在することができるので、約1〜2都市をじっくりと観光することが可能です。
時間に余裕のある方は訪れたい都市数に合わせて滞在時間を多めに調整するのがオススメ。現在、日本から直行便がある都市は、フランクフルト・ミュンヘン・デュッセルドルフの3都市です。
どの空港からも市内までは電車・バス・タクシーで便利にアクセスでき、安心です。(フランクフルト・デュッセルドルフは市内まで30分以内、ミュンヘンは市内まで45分以内での移動が可能)
4泊6日のドイツ旅行で現金の用意はどのくらい必要?
基本的にホテルやショッピングモール、観光地、チェーンスーパー等多くの場所でクレジットカードが使用できます。現金の残りを気にする必要もなく、また、万が一盗難の被害にあった際も被害を最小限に抑えられる面からも基本的にクレジットカードを使用されることをオススメします。
VISAとマスターカードが主流です。アメックスやダイナース、JCBは使えない場合が多いので注意してください。
その一方で、日本以上に現金主義の気質が残っているドイツ。現金支払いのみ対応のレストランやカフェも多いのでユーロを用意しておくことも必要です。屋外マーケットやクリスマスマーケットも基本現金での支払いです。
また駅やデパートなどのトイレを使用する際も基本的に有料となり、50セント〜1ユーロの小銭が必要になります。ドイツに到着後、お水などを現金で購入し、小銭を作っておくと旅行中快適に過ごせますよ。
高額紙幣の使用は好まれないので(お釣りがないと言われる場合も多い)、両替される際には20ユーロ以下の少額紙幣で用意してもらうと便利です。
日本円→ユーロの両替は出発前に日本で済ましておく方が若干お得なレートで両替できます。ドイツの空港やホテルでの両替は手数料がとても高いので、必要な場合は市街地にある両替所を利用するようにしましょう。
キャッシングサービス付きのクレジットカードなら、現地ATMで両替するよりもお得なレートで現金を引き出すことができます。旅行の目的にもよりますが1日50ユーロの計算で最低300ユーロ程の現金の用意があれば安心なのではないかと思います。
4泊6日モデルプラン
フランクフルト&近郊のケルン&ハイデルベルク 3都市周遊旅
1日目
移動日 :日本→フランクフルト(直行便約12時間)到着後ホテルへ
2日目
フランクフルト観光 まずはフランクフルト観光の起点、「レーマー広場」へ。一番の見どころ「市庁舎」の中を見学。その後広場のお土産屋さんなどを見て周り、ドイツ料理のレストランでドイツビールを楽しみながらランチ。
ランチの後は近くにあるドイツを代表する文豪・ゲーテが生まれ育った「ゲーテハウス」&「ゲーテ博物館」を見学。
欧州最大規模の歩行者専用ショッピングストリート「ツァイル(Zeil)」を散策。そのまま徒歩で旧オペラ座へ。夜はマインタワーからフランクフルトの夜景を楽しむ。
3日目
聖バルトロメロス大聖堂を見学。その後ライン川クルーズでフランクフルトの景色をライン川から楽しむ。ランチ後フランクフルトで人気のシューデル美術館を見学。ディナーはザクセンハウゼン地区にあるレストランでフランクフルト名物のアップルワインに舌鼓を♪
4日目
フランクフルト→ケルンに移動(高速列車ICEで約1時間)。到着後、ケルン中央駅のすぐ前に位置する世界遺産「ケルン大聖堂」を見学。その後1706年創業の歴史あるビアホール「BRAUHAUS SION」でランチ。ケルシュと呼ばれるケルン発のビールを是非味わって♪
ケルン市街地を散策しながら「ホーエンツォレルン橋」へ。こちらは橋越しにケルン大聖堂も一望できる撮影スポット!その後、世界最大級「チョコレート博物館」を見学。ケルン→フランクフルトに移動
5日目
フランクフルト→ハイベルベルクへ移動(高速列車ICEで約1時間)。到着後、ドイツ三大名城の一つ「ハイデルベルク城」を見学。有名カフェ「Gundel」でのランチを楽しんだ後は旧市街を散策。「学生のキス」と呼ばれるチョコレートがおみやげに大人気。
「アルテ・ブリュッケ(古橋)」からの景色と写真撮影を満喫。その後「学生牢」を見学し、帰途フランクフルトへ。
6日目
移動日:フランクフルト→日本へ 帰国
限られた滞在時間で地方への旅行も楽しむ方法!
限られた時間内のドイツ滞在でも、できるだけ効率的に複数の都市を巡りたい!と考える方も多いでしょう。
日本から到着予定の都市から、日帰りでもアクセス可能で魅力溢れる地方都市もたくさんあります。事前に滞在の中心となる都市からアクセスが良く、興味のある都市をピックアップして旅の予定を立てると短い時間でも効率よくドイツ観光を楽しむことができますよ。
例えば、「4泊6日モデルプラン」でも記した通り、フランクフルトからですと高速列車(ICE)を利用することで、ケルンやハイデルベルクといった近郊都市への日帰り旅行が可能です。
また、普通電車(Sバーン)で気軽に40分ほどの距離でいけるマインツや、その近くのヴィースバーデンといった人気の観光都市を訪れることも可能です。
マインツには世界中から観光客が訪れるシャガールの貴重な青のステンドグラスが有名な「聖シュテファン教会」があり、ヴィースバーデンは歴史ある温泉保養地として知られ、ドイツ式温泉やカジノを楽しむことができます。
国は変わりますが、フランス・アルザス地方のストラスブールやコルマールにも電車1本で簡単にアクセスできます。
日本からの直行便もあり、オクトーバーフェストで有名なミュンヘン。ミュンヘンから日帰りで行ける人気ナンバーワン観光地はやはり「ノイシュバンシュタイン城」でしょう。シンデレラ城のモデルになったことでも有名なこのお城は、ミュンヘンから約2時間ほどの距離で訪れることができます。
ドイツ最高峰の山「ツークシュピッツェ山」にもミュンヘンからだと電車で1時間半程で到着することができます。登山をしなくてもロープウェイで気軽に山頂まで行き、美しいアルプスの絶景が楽しめます。
街全体が世界遺産の「レーゲンスブルク」やバイエルン州の真珠と例えられる美しい街「バンベルク」にも日帰りでもアクセスが可能です。モーツァルトの生まれた隣国ウィーンの「ザルツブルク」へも電車で2時間以内で訪れることができます。
まとめ
メインで滞在する予定の都市を起点に観光できる場所をピックアップし、旅行のプランを立てることで短時間でも効率よくドイツ観光を楽しむことができます。
個人で旅行計画を立て、複数都市の観光を楽しむことも十分可能ですが、とにかく効率よくストレスフリーに様々な場所を観光したい場合には現地ツアーを利用するのがおすすめです。電車の時間を気にする必要もなく、アクセスがちょっと不便な観光スポットも1日で巡ることができます。
限られた期間でのドイツ滞在が楽しく、充実した時間となりますように♪