マカオ旅行は何泊がベスト?

マカオ旅行初心者さんは2泊3日がおすすめです。香港からの日帰りや1泊旅行もできますが、物足りない、もっと滞在したかったという声をよく聞きます。マカオはカジノのあるゴージャスなリゾートホテルが多く、平日は比較的手頃に宿泊できますので、ホテルライフを満喫しましょう!
東京、大阪、福岡からマカオへ直行便があります。マカオまでのフライト時間は、東京から5時間、福岡から3時間半ほどです。香港空港からマカオへはバスで40分、高速船で70分程度です。香港市街からは高速船で1時間、バスで2時間ほどかかります。
マカオ空港とタイパフェリーターミナルからマカオ半島市街地への移動時間はタクシーで15分ほどです。マカオフェリーターミナルからマカオ半島中心地まではバスで10~15分程度、港珠澳大橋口岸、中国との国境からマカオ半島中心地まではバスで30分程度です。
マカオ観光時間の目安時間は、世界遺産エリア1~2時間、マカオタワー0.5~1.5時間、タイパ島1時間、コタイ地区観光は1~2時間、コロアン島は0.5~1時間です。
現金の準備

2泊3日おおよその目安は3万円ほどです。カジノをする予定なら、カジノ資金は別に用意しておきましょう。現金で持ち歩くのは1~2万円くらいで、できるだけ100ドル以下の額面10、20、50ドル札があるといいです。500ドル以上のお札は、お釣りがないと言われることもあります。
基本はカードが使えます。マカオはキャッシュレス化が進んでいるので、レストランやショッピングはほとんどのお店でカードOKです。お店によっては利用額200ドル以上からカード決済可、というところもありますので少額決済用に現金も少し持っておくと安心です。
両替は、カジノ内の両替所で香港ドルに替えるのがおすすめです。カジノの両替所は24時間営業で、レートは銀行とほとんど変わらない高レート。長時間並ぶ必要はありません。銀行は一番レートがいいですが、長時間並ぶことが多く、午後5時までの営業なので、時間が惜しい旅行中には不向きです。空港や街の両替所はあまりレートがよくありません。
マカオにはマカオパタカという独自の通貨があります。香港ドル:マカオパタカ=1:1.03の固定レートです。一見マカオパタカの方が少しお得ですが、実はあまりおすすめしません。パタカは日本で再両替ができないことと、カジノは香港ドルのみ利用可能なため、カジノで遊ぶ際はパタカから香港ドルに両替が必要なため、3日間程度の滞在なら不便の方が多いです。帰国時に余ったお金を日本円に換える場合は、マカオか香港の空港で両替しましょう。街中の両替所には、日本円を置いていないことがほとんどです。
2泊3日モデルプラン、コース

【1日目】
夕方~夜、直行便でマカオ空港到着
タクシーでベネチアンホテルへ(約10分、700~1,000円程度)。
イタリアの水の都、ベネチアをテーマにしたベネチアンホテルは、まるでテーマパークのようです。ベネチアの街並みを再現したショッピングモールは、一周するのに1時間以上かかるほど広大です。カジノは東京ドームが入るほど大きく、24時間営業しています。小腹が空いたらカジノに隣接した帝王点心や、フードコート内の添好運で点心をつまむのがおすすめです。
眠らない街、マカオの夜はまだまだこれから。夜景散策に出発!シティオブドリームス、パリジャンのエッフェル塔、ウィンパレスの噴水ショーなどを巡って、コタイ地区の夜景を楽しみましょう。
【2日目】
マカオ半島観光へ出かけます。まずは世界遺産へ。公共バスでセナド広場へ向かいます。(約30分)セナド広場から聖ドミニコ教会、聖ポール天主堂跡まで、カラフルな街並みの中を歩きます。途中エッグタルトやカレーおでん、ワンタンメン、お粥などのお店に立ち寄って、食べ歩きを楽しむのもおすすめです。
どこから見ても絵になる聖ポール天主堂跡は、撮影スポットがたくさんあり、記念撮影にぴったり。セナド広場まで戻ってきたら、市政署からドン・ペドロ5世劇場まで坂道を上って、ポルトガル風の街並みをぶらりと散策しましょう。
次は、バスに乗って媽閣廟へ。(約5分)何でも願いを叶えてくれる、マカオで1番のパワースポットをお参りします。お線香や絵馬、お守りを購入すれば、さらにご利益が期待できるかも。

ランチはミシュランに紹介されたポルトガル料理の老舗、リトラルでポルトガル料理をいただきます。(徒歩5分)海鮮を使ったアサリの白ワイン蒸しやタラのコロッケが特におすすめです。ポルトガルのワインやビールによく合います。デザートは、ポルトガル風ティラミスのセラデューラが人気。
次はバスに乗ってマカオタワーへ向かいます。(約5分)マカオタワー展望台から、マカオ市街を一望する絶景を楽しみましょう。マカオタワーでは、地上233mから飛ぶ世界最高のバンジージャンプなど、手に汗握るアトラクションを楽しめます。実際に体験しなくとも、見るだけでもドキドキして刺激的です。
次はバスでギャラクシーへ向かいます。(約20分)金運がアップするという噂の屋内噴水ショーは必見です。ショッピングやアフタヌーンティーを楽しみましょう。夕食はギャラクシー内ブロードウェイの南翔饅頭店で小籠包をいただきます。
食事の後は、バスでリスボアホテルへ夜景散策に向かいましょう。(約15分)建物全体が七色に光る、グランドリスボアやリスボアホテルは大迫力!ウィンホテルの噴水ショーや屋内ショーは無料と思えないクオリティで、見逃せません。
夜景を楽しんだら、バスでベネチアンへ戻ります。(約30分)
【3日目】
朝、ホテルからタクシーで空港へ向かいます。(約10分、1,000円程度)空港にはフードコートがあるので、朝食を食べる時間がなくても安心です。
少し足を伸ばして楽しみたい方

少し足を伸ばして楽しみたい方には、コロアン島エリアがおすすめです。マカオ半島からバスで1〜1.5時間、コタイ地区から20〜60分ほどの距離です。マカオ半島の媽閣廟からコロアンビレッジまで、20分で行ける観光船もあります。コロアン島はのんびりとした雰囲気で、喧騒や混雑から離れてゆっくり流れる時間を楽しめます。
パンダ館は愛らしいパンダに無料で会える上、ほとんど混雑しないのでとても癒されます。ジャイアントパンダのほかに、レッサーパンダやキンカザルなど珍しい動物がいます。コロアンビレッジは昔ながらの小さな漁村で、海沿いの風光明媚な雰囲気が見どころです。マカオのポルトガル風エッグタルト発祥のお店や、パステルカラーの可愛らしい教会や街並みを楽しめます。さらに南部のハクサビーチやハクサモロ遊歩道は自然がいっぱいで、世界遺産やリゾートホテルの街並みとは違った魅力にあふれています。
まとめ
マカオはアトラクションやカジノなどの刺激や、写真や街並み、歴史、グルメ、のんびり癒しなど、様々な楽しみ方ができるのが魅力です。世界遺産やタワー、統合リゾートなどの見どころが小さなエリアにぎゅっと詰まっているため、数多くの観光地を短時間で回れるという利点があります。
飛行機の時間の関係上、夕方到着して朝出発なので、2泊3日で観光できるのは実質、中1日です。旅行の1番の目的や、これだけは外せないというポイントを押さえて計画を立てておけば、狙い通りに旅を楽しめます。