そもそもラスベガスってどんなところ?
ラスベガスの基本情報

「24時間眠らない街」として知られるラスベガスは、アメリカ西部のネバダ州クラーク郡にあります。なんと、日本の約25倍の面積をもっています。
カジノやホテルが立ち並ぶ街の周りは広大な砂漠に囲まれていて、中心部から車で15分ほど走れば、「レッド・ロック・キャニオン」など、アメリカならではの大自然を堪能することができます。
街の目抜き通りは通称「ストリップ」とよばれる約6kmの大通り「ラスベガス・ブールバード」で、カジノが入る巨大テーマホテルが軒を連ねています。なんとラスベガスの玄関口「マッカラン国際空港」にもカジノがあり、到着してから、あるいは出発ぎりぎりまでカジノ三昧、なんてこともできてしまいます。
カジノの街として有名ですが、近年では各ホテルが工夫を凝らしたアトラクションを実施するなど、大人から子どもまで楽しめるエンターテイメントの街へと変貌を遂げています。ラスベガスと言ったらカジノ!というのは一昔前の話になりつつあります。
また、ショッピングやスターシェフが腕を奮うレストラン、周辺の豊かな自然環境にも注目が集まっています。アウトレットやハイレベルなレストラン、世界各国のビッグアーティストの公演、ゴルフやテニスなどのスポーツ施設も充実しています。

昼夜の気温差が激しい砂漠気候です。5~9月までが夏、11~2月が冬とされています。乾燥していて、年間降水量は極端に少ないですが、7、8月はモンスーンで雷雨になることもあります。年間平均気温は、19度、夏の日中は40度以上になることもあります。しかし、湿度が低いので比較的過ごしやすいのが特徴です。
ホテルやショッピングモール、バスなどの公共交通機関では、冷房が低めの温度に設定されていて冷えますので、重ね着などで調節しましょう。また、暑さ対策には、サングラスと帽子が必須で、乾燥対策には、保湿クリームなどで手や顔を保護しましょう。こまめな水分補給も忘れないようにしましょう。
ラスベガスと日本の時差は17時間遅れになります。サマータイムは16時間遅れです。グランドキャニオンのあるアリゾナ州はネバダ州と時差がマイナス1時間ありますが、サマータイムがない為、サマータイムの時期はラスベガスと同時刻になります。目安として、日本がお昼の12時頃の飛行機に乗ると、朝の9時頃に到着、夕方の6時頃の飛行機に乗ると、昼の3時頃に到着するイメージです。
通貨はアメリカドルです。また、ホテルでの両替であれば、カジノのキャッシャーでは24時間いつでも両替できます。もちろん、カジノで使わなくても問題ないです。レートはホテルによって異なります。
ビザ免除プログラムを利用し、ビザなしで飛行機や船でアメリカへ渡航もしくは通過する場合は、ESTA(エスタ)による渡航認証を取得する必要があります。アメリカへの渡航が決まったら、早めにESTAを申請・取得しましょう。
カジノ

ラスベガス名物・カジノは、滞在中に1度は体験してみたいものです。ラスベガスのほとんどのホテルには、1階にカジノがあり、バーやレストラン、劇場なども周辺に配置されています。24時間利用できますので、お出かけから部屋へ戻る際などの隙間時間にちょっとトライしてみるのもいいかもしれません。
カジノとは、正確には「ギャンブルが行われる施設」のことをいいます。カジノでプレイすることを「ゲーミング」といいます。あまり気を張らずにゲームを楽しむという感覚ですので、興味があれば気軽にチャレンジしてみましょう。
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服装
ドレスコードはないところがほとんどです。Tシャツや短パンなどのカジュアルファッションで問題ありません。 -
両替
カジノには、必ず両替所が設置されてるのも特徴的です。カジノに使わなくても良いので、両替する際にも便利です。ただし、ドルから円の両替は不可です。 -
注意すること
プライバシー保護の観点から、写真撮影は厳禁です。21歳以上であること、常にIDを携帯しておくことが必要です。また、カジノで遊んでいる最中は、アルコールを含む飲み物すべて無料で飲めるスタイルです。飲み物を運んでくれる「カクテルガール」にリクエストしましょう。ただし、チップを渡すことを忘れずに。
ラスベガスの成り立ち

1800年代初め頃、スペインの探検家が砂漠の中にオアシスを発見し、スペイン語で「草原」や「牧草地」を意味する「ラスベガス」と呼んだのが始まりと言われています。
1930年、ネバダ州政府は復興対策と税収増加を兼ねてギャンプルの合法化を決定、「カジノのラスベガス」の幕開けです。水も電気もない砂漠に突如作られたラスベガスを語る上で、「フーバーダム」をなくしてはあり得ないと言われています。
街から約50km離れたダムは、第31代大統領のHerbert Hooverの政策の一環として1936年に完成。巨大ダムの大きさは、高さ約220m、全長約380m。水と電気を供給するようになり、それから約5年後の1941年にストリップに初のホテルが誕生しました。
1940年代、ラスベガスの生みの親とも言われるマフィア「ベンジャミン・シーゲル」が賑わっていたダウンタウンではなく、当時2、3軒のホテルしかなかった「ストリップ」に目をつけました。
約660万ドルという当時では破格の巨額を投じて、1946年にカジノホテル「フラミンゴ・ラスベガス」を造りました。ナイトクラブや高級レストランや華やかなショーなど、現在の巨大ホテルの先駆けとなったのです。
ラスベガスの発展を築いてきたマフィアですが、徐々に賭博への取り締まりが厳しくなり、完全に業界から撤退。入れ替わるように次々と、一般の不動産業者や企業が参入しました。
中でも抜きんでていたのが、航空業や映画産業を中心としたビジネスで財を成した大富豪「ハワード・ヒューズ」でした。ラスベガスのホテルやカジノなどを次々に買収。マフィアのイメージから脱却し、クリーンなラスベガスの誕生を促すことに繋がっていったのです。こうして、現在の安全なリゾート地としての基礎が築かれました。
1980年代に入ると、ラスベガスの街に、奇抜な演出で集客を狙う「テーマパーク型」のホテルが次々にオープンします。1989年、満を持してオープンしたのが「ミラージュ・ホテル」。「ラスベガスを変えた男」と称される「スティーヴ・ウィン」によって建てられた、火山のアトラクションが名物の巨大ホテルです。
彼はさらに、1993年に海賊をテーマにしたホテル「トレジャー・アイランド」をオープン。単なるカジノだけではない、エンターテイメントシティへと生まれ変わっていったのです。
1990年代以降には、観光客向けのホテルだけでなく、ホールやコンベンションセンターなど大型施設も数多く建てられ、ビジネスでラスベガスを訪れる人の数も増えてきています。こうして、わずか100年の間に巨大都市に成長しました。
治安

カジノ施設の多いラスベガスでは、莫大なお金が動くので、ほかの都市以上の注意が払われています。ただし、すべてのホテルが客室入り口でチェックしているわけではない、ということも念頭に置いておきましょう。
駅、空港、ホテルのロビー、観光名所、カジノフロア、ショッピング街ではいろんなものに目がいき、注意散漫になりがちです。特に、荷物を置いたままスロットに夢中に、なんてことのないよう、貴重品は肌身離さず管理しましょう。
スリや置き引きの被害に遭いやすい人は「すきのある人」です。夜の一人歩きは避ける、裏道に行かないように気をつけましょう。親しげに日本語で話しかけてくる人にも気をゆるしすぎないように。写真を撮らせてあげると握手を求めたり近寄ってきて、後でチップを請求されるケースもあります。
定番スポット10選
ウェルカム・トゥ・ファビュラス・ラスベガス・サイン

通称「ラスベガス・サイン」と呼ばれるこの看板は、ラスベガスのランドマークとして大人気のフォトスポットです。特に周辺に他のスポットがないので、所要時間は約5分ほどです。
道路の中央分離帯にすくっと建つこのレトロな看板は、ロードサイドサインとして1959年に作られました。ロスアンゼルス方面から車で来ると、ラスベガスへの入り口となるのがちょうどこのあたりです。かれこれ60年近くここで「素晴らしいラスベガスへようこそ!」と歓迎し続けている歴史ある看板です。
ここでの記念ショットを撮るために時間帯によっては大混雑することも。真正面からではなく斜めからのアングルでも可という人は、並ばなくても撮影できます。
ベラージオ

イタリアのコモ湖をイメージした、優美な大人のリゾート。夕方から始まる噴水ショーは、今やラスベガスを代表する無料アトラクションです。美しいメロディに合わせた優雅な水の舞を鑑賞しましょう。噴水と音楽のバリエーションは約30ほどあり、何度見ても飽きない演出になっています。昼間はもちろん、夜間は一層幻想的です。
また、ゴージャスな温室植物園「コンサーバトリー&ボタニカル・ガーデンズ」も必見です。毎年、春節(旧暦の正月)、春、夏、秋、そしてクリスマスシーズンと、季節ごとにテーマが変わります。約120人からなる専門の園芸チームによって作られるディスプレイは、生花や樹木をふんだんに使った豪華で繊細な仕上がりです。
ベラージオホテルの正面玄関から入って、ロビーの突き当りにあります。もちろん、宿泊していなくても入園できます。24時間常にオープンしており、入園無料です。
ストリップ

北はストラトスフィアタワー、南はマンダレイベイまでの間の約6.7km、ラスベガスブルーバードに沿った南北に細長いエリアをストリップと呼んでいます。ストリップには「服を脱ぐ」という意味もありますが、「(布、板などの)細長い1片」の方の意味です。
さらに、「フォーコーナー」、「新フォーコーナー」、「ストリップ北」の3つに分かれます。
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フォーコーナー
ラスベガスブルーバードとフラミンゴロードの交差点。ラスベガス一番の繁華街で、最も賑わう場所です。「シーザースパレス」、「ベラージオ」、「バリーズ」といった老舗カジノホテルが建っています。噴水ショーや火山噴火ショーなどの無料アトラクションも見ものです。
また、エンターテインメント・プロムナード「リンク」やグランド・バザール・ショップスが並びます。リンクのプロムナードは約480mの遊歩道で、カジュアルなダイニングや個性的なショップが並びます。 -
新フォーコーナー
ラスベガスブルーバードとトロピカーナアベニューの交差点。NFLゴールデンナゲッツのホームスタジアム「T-モバイル・アリーナ」がオープンし、続けざまにパーク、パークシアターなどの施設が整備されました。
「ニューヨーク・ニューヨーク」は、ニューヨークの名所が映画のセットのようにまとまっているホテルです。大きな自由の女神像のレプリカが目印です。 -
ストリップ北
遊園地や絶叫ライドを目玉にしている「サーカスサーカス」、タワーが目印となる「ストラトスフィア」。全米最大といわれる「ラスベガス・コンベンションセンター」があるエリアです。
ハイローラー

上空からラスベガスの絶景を楽しめるのが、世界最大の観覧車「ハイローラー」です。「フラミンゴホテル」と「リンクホテル」の間にあるショッピングスポット「リンク・プロムナード」内にあります。高さ約168m、28基の球体キャビンを搭載、1周するのに約30分かかります。遠くからであれば小さく見えますが、1基の定員はなんと40名です。
ラスベガスの街並みを360度じっくりと見渡せます。ちょっと変わった体験なら、バー付きのキャビンに乗って、ビールやワインを飲みながら30分を過ごせる「ハッピー・ハーフアワー」(21歳以上)もあります。さらには、結婚式を挙げることも可能です。婚姻手続きが簡単なことから「ウェディングの聖地」とまで言われるラスベガスらしい、スペシャルかつ決して忘れられない記念になりそうですね。
ストリップからハイローラーを結ぶ約300mのジップライン「フライ・リンク」も体験できます。ネオン輝く上空を爽快に滑走できるアトラクションです。
ラスベガス・ノース・プレミアム・アウトレット

ラスベガス郊外にある巨大なアウトレットモールです。テナント数は約175ほどあります。「バーバリー」、「コーチ」など人気ブランドが多数出店しているので、混雑する日も多々。「ギャップ」、「コロンビア・スポーツウェア」などのカジュアルラインも充実していて、期待を裏切らない品揃えです。
ハンドクリームで人気の「ロクシタン」や高級腕時計の「タグ・ホイヤー」、スニーカー好きなら「VANS」など、目玉商品や日本では見かけないデザインなど、レアなアイテムもあります。
お馴染みの人気ブランドのアイテムを格安で手に入れられます。ショッピング好きの人は併せて「ラスベガス・サウス・プレミアムアウトレット」も立ち寄ってみましょう。充実したフードコートもオススメです。
【営業時間】
月~土:9:00〜21:00
日:9:00〜20:00
フォーラムショップス

お台場にあるショッピングセンター「ヴィーナス・フォート」の原型になった世界的に有名なスポットです。古代ローマをテーマにしたホテル「シーザース・パレス」内にあります。右手のカジノフロアを進んでいくと、モールにたどり着きます。リアルな空が天井に描かれているので、思わず室内にいることを忘れてしまいそうです。店舗数は約160軒、名だたるブティックが数多く入っています。
なお、西側の巨大水槽のある広場で行なわれる無料アトラクションも人気です。1時間おきに始まる「Fall of Atlantis」は買い物の合間に覗いてみましょう。本物の人間かと見間違えるほどの精巧に作られた人形が登場します。噴水や炎、レーザーを使用した圧巻の演出は見ごたえがあります。
【営業時間】
日~木 10:00〜23:00、金・土 10:00〜24:00
シルク・ドゥ・ソレイユ

ラスベガスの名物ショーといえば、「シルク・ドゥ・ソレイユ」が断然知名度が高く人気です。世界中で巡業公演をおこなっていますが、その演目のためだけにつくられた劇場があり、定期公演が開催されています。ラスベガスで公演されている演目は、来日することはありません。
人間ばなれした超人技はもちろん、大掛かりな舞台装置が特徴です。現地でしか見られない、特別なショーです。ショーの演目も各会場で異なっていますので、事前に下調べをしてどれを観るか決めておきましょう。
- ルクソール
ショー演目:R.U.N ※2020年3月に上演終了 - ベラージオ
ショー演目:O(オー) - ミラージュ
ショー演目:Love(ラヴ) - TI:トレジャーアイランド
ショー演目:Mystère(ミスティア) - MGMグランドホテル
ショー演目:Kà(カー) - ニューヨーク・ニューヨーク
ショー演目:Zumanity(ズーマニティ) - マンダレイベイ
ショー演目:Michael Jackson: One(マイケル・ジャクソン・ワン)
ストラトスフィアタワー

ストリップとダウンタウンの間に位置するストラトスフィアタワー。地上約264m、109階に屋内の展望台があり、市街を一望できるスポットとして人気です。
展望台のほか、視界360度の回転展望レストランやウェディングチャペルもあります。最上階にある、4つの絶叫ライドが有名です。
- スカイジャンプ
フリーフォール体験、260mの高さから時速64kmで一気に飛び降りる。 - ビッグショット
発射式フリーフォール、時速72kmで空中に打ち上げられ、地上329mから垂直落下。 - インサニティ
遠心力で椅子から放り出されそうな体験、地上約300mの地点にブランコが放り出され、時速65kmで回転。 - エックススクリーム
空中で静止する滑り台、高さ254mの地点に設置されたシーソーのような乗り物がタワーから突き出し上下に動く。
フリーモントストリート・エクスペリエンス

ダウンタウンのプラザホテルの西側に鉄道の駅舎ができ、陸の玄関口として栄え1925年にダウンタウンの目抜き通りでラスベガス初の舗装道路「フリーモントストリート」が誕生しました。
アーケード型スクリーンに展開されるLEDのショーは、ダウンタウン最大の無料アトラクションです。これを観るためだけにダウンタウンへ向かう価値があります。ダウンタウンのメインストリートの4ブロック分をアーケードで覆い、LED電球のスクリーンを造り上げました。
高さ27m、長さ405mのアーチ型で夏は涼しく、冬は暖かい歩行者天国となっています。電球の数は1250万。音楽と光に合わせて次々と映像が映し出されます。18時から1時間おきに開催される約10分間の光のショーは、日没後1時間おきに深夜まで行われます。
また、名物は「スロットジラ」。アーケードの天井付近にケーブルを張り、それに吊り下げられた形で滑走する絶叫アトラクションです。なおダウンタウンは、ちょっと裏道に入ると治安のよくないところもありますので明るい大通りを歩くようにしましょう。
レッド・ロック・キャニオン

ラスベガスの西方約24kmに位置する、岩山と砂漠が織りなす景勝地が「レッド・ロック・キャニオン」です。ラスベガス市街地から車で約30分ほどなので、半日観光が可能です。あまり聞き慣れないかもしれませんが、穴場の観光名所です。
レンタカーのほか、バスツアー、タクシーなどが利用できます。グランドキャニオンが車で約4時間半ほどかかることから、より手軽に行くことができます。さほど混んでないのでゆったり観光できるのも魅力です。
岩肌が赤いのは、岩に含まれる鉄分が酸化により錆びている状態だと言われています。日本ではなかなか味わうことのできない、ダイナミックな自然を感じることができます。また、車があれば「シーニック・ループ・ドライブ」と呼ばれる世界屈指のドライブコースを巡って絶景を堪能しましょう。
アクティビティも人気でトレッキングは、初心者から上級者向けのコースまで全部で26ものトレッキング・ルートがあります。そのほか、ロッククライミングやボルダリング、乗馬体験もできます。子供でも乗ることができるので、ファミリーでの参加もオススメです。
断層や地層がむき出しになっているので、ボルダリングにチャレンジすることもできます。特に必要な道具も必要なく体験できるアクティビティ。自由にロッククライミングを楽しめます。
また、キャンプ場も併設されているので、一日中自然を楽しみたい方にオススメです。キャンプをする場合には、気温が温暖な春が良いです。冬は雪景色になるほど気温が下がりますので、防寒対策をしっかり行いましょう。日が暮れると見ることのできる満天の星空も素晴らしいものです。
交通手段によって入場料は異なり、車の場合は15ドル、バイクの場合は10ドル、自転車や徒歩の場合には5ドルです。
映える!1日満喫できるテーマホテル7選
パラッツォ

ラスベガスの高級リゾートを代表するホテルの1つである「パラッツォ」。本場イタリアの「ベネチア」の雰囲気を忠実に再現した巨大テーマホテルです。館内にはゴンドラが運行していたり、巨大な滝が流れていたり、と「水の都」を彷彿させる造りになっています。
全室スイートのラグジュアリーホテルで、総床面積では全米最大、世界でも上位に入る巨大な建物です。隣にある「ベネチアンホテル」とはショッピングアーケードでつながっています。ベネチアをモチーフとした総合リゾートで、ホテル内には運河が流れており、スパ、グルメ、ショッピング、エンターテイメント、12万平方mに及ぶコンベンションエリア等、あらゆるニーズを兼ね揃えています。
ベネチアン

その名から連想されるように、水の都・ベネチアを再現したホテルです。宮殿や鐘楼、運河を渡るゴンドラなど、豪奢な造りは、本場を彷彿させる雰囲気で満ち溢れています。姉妹ホテル「パラッツォ」と隣接し行き来も可能。両方を合わせると客室数は7,000を超えます。
イタリアのベネチアを代表する建造物。運河に掛かる石造りのリアルト橋、サンマルコ広場に立つ鐘楼、再現度が緻密なドゥカーレ宮殿。また、ホテル内には手描きのフラスコ画や運河に浮かぶゴンドラなど、忠実に再現されています。ホテル一帯は、ベネチアにいるのかと錯覚してしまいそうです。
どこを見てもロマンティックで様になるので、特に女子旅やカップルにオススメです。
ミラージュ

ストリップから少し奥まったところに位置する「ミラージュ」は、テーマホテルの先駆け的存在として知られています。南国ポリネシアンをコンセプトとし、熱帯魚が泳ぐ水槽や熱帯植物が生い茂るアトリウムが点在しています。
必見は火山の噴火ショー。真っ赤な炎が高く噴き上がり、溶岩流となってラグーンが火の海に。噴火は最高30mまで上ります。ホテルの正面玄関脇に、「TI:トレジャーアイランド」とを結ぶ無料トラムの乗り場があり便利です。
優雅に泳ぐイルカを見ながらヨガでリフレッシュできる「ヨガ with ドルフィン」のアクティビティがおすすめです。イルカを見るだけでも癒やされます。
サーカスサーカス

本格的なサーカスが呼び物だった元祖テーマホテルです。大きなピエロの看板と、サーカスのテントのようなピンクの屋根を見るだけで、ワクワク心踊るような感覚になります。一見、カジノホテルではないかのようです。
規模は縮小しましたが、今も無料のサーカスが人気です。毎日11:30から深夜まで約1時間おきに開催されます。曲芸やマジックなど約10分程度ですが、大人も楽しめる内容です。
北米最大規模の屋内型遊園地「アドベンチャードーム」もファミリーに人気です。ストリップで最も安いバフェもおすすめ。レストラン「ステーキハウス」は30年以上にわたり、ラスベガスのベストステーキに選ばれています。全体的にリーズナブルなので、ファミリー層に人気です。
ニューヨーク・ニューヨーク

半世紀前のマンハッタンをテーマにしているホテルです。実物の約2分の1サイズの自由の女神が目印です。「移民博物館」や「グランドセントラル駅」などマンハッタンを彷彿させる建物が並んでいます。
正面玄関は、映画「スパイダーマン」などに登場するニューヨーク市立図書館がモデルです。屋根の上には時速108kmで走り抜ける恐怖のジェットコースター「ビッグ・アップル・コースター」が運行しています。
内装も美しく、大理石にブロンズをはめ込んだアールデコ調のフロントデスク、壁には摩天楼のスカイラインが描かれています。
カジノフロアからストリップ側のエスカレーターを上ったところは「パークアベニュー」でギフトショップやブティックが集まるショッピングエリアです。また、ひときわ目立つのが「ハーシー・チョコレート・ワールド」でオリジナル商品が豊富に並んでいます。
NY発祥で日本にも進出した「シェイク・シャック」があります。ラスベガスであることを忘れてしまうような一帯です。
エクスカリバー

おとぎの国のようなメルヘンチックなお城がひときわ目立つ、中世アーサー王伝説をテーマにしたホテルです。カジノも比較的安い掛け金設定で、宿泊料金もリーズナブルになっています。
ディナーショー「トーナメント・オブ・キングス」は、ワイルドに料理を手づかみで食べながら鑑賞します。本物の馬に乗った迫力ある内容で、子供連れにおすすめです。リニューアルされたプールも人気です。
MGMグランド

緑色の外観に金色のライオンが特徴的な「MGMグランド」は、ホテル内で何でもまかなえてしまうと言われるほどの巨大なリゾートホテルです。食事や買い物はもちろん、ナイトスポットも揃っています。客室タイプもグループからファミリーまで楽しめるスタイルが揃っているのも人気の理由です。
マッカラン国際空港から車で約10分ほど、世界一大きなホテルの1つとして知られています。入り口の大きなライオン像が目印です。観光めぐりに最適なロケーションであるストリップにあるので市内へのアクセスも抜群、拠点にピッタリです。ホテル棟は30階建で5,000以上の客室は、単独のホテルとしては世界最大です。
広大なプール、巨大な駐車場、アリーナ、モノレールの終点駅、複数の劇場、大型ナイトクラブに幅広いジャンルの各種レストラン、そしてもちろん広いカジノなどエンターテイメントも充実しているので、館内ですべての活動が完結できる仕組みになっています。ゆっくりホテルで過ごしたいという人にはぴったりです。
また、シルク・ドゥ・ソレイユの人気ショー「KA」の専用劇場があることでも知られています。数多くのスポーツイベントの開催やスーパースターのコンサートの聖地があることとしても有名です。
バラマキ土産も!ショッピングを楽しむスポット6選
グランド・キャナル・ショップス

「グランド・キャナル・ショップス」は、ベネチアンとフロア続きの、運河が流れるショッピングセンターです。バーバリー、マックスマーラなどのヨーロッパブランドや、ケネス・コール、アン・テイラーなどのアメリカブランドが約70店舗ほどあります。なかでも、ラスベガスでバーニーズ・ニューヨークの直営店があります。
日本人には馴染みのある、チョコレートの「ロイズ」や、「ホノルルクッキーカンパニー」のお店も入っています。「Atomic Saloon Show」でショー鑑賞も可能です。
どこからともなく聞こえてくる「サンタルチア」。サンマルコ広場にはテラスのカフェが並び、小道では大道芸人のパフォーマンスも楽しめます。一帯がフォトスポットにあふれているので、買い物目当てでなくても訪れてみたいスポットです。
ゴンドラライドもできます。所要時間は10~15分ほど。「ゴンドラ」は屋内だけでなく、天気が良ければ屋外コースも運行しています。ゴンドラから見る風景は、また一味違います。
【屋内】
10:00〜23:00
金・土曜は~24:00
【屋外】
11:00〜22:00
ファッションショー

近未来的な大きな宇宙船のような外観が特徴のショッピングモールです。ホテル「ウィン・ラスベガス」の正面にある銀色の建物ですぐ目につきます。
巨大なひさしは全長約146mです。屋内ステージでは、土日にステージが登場、実際に「ファッションショー」も行なわれます。日本でも人気のブランドをはじめとし、およそ250ほどの店舗数、デパートだけでも8軒が入店しています。とにかく広いので予め回るお店を選んでおいたほうが良いでしょう。
ミラクルマイル・ショップス
ホテル「プラネット・ハリウッド」のカジノフロアを囲むようにあるショッピングモールです。全長1マイル(約1.6km)ほどであることから、その名が付いています。約200以上のショップが集結していて、なかでも日本未上陸のアメリカン・カジュアルブランドなどに注目です。
ラスベガスの地ビールが味わえるダイニングなど、およそ30の飲食店もあります。「Rainstorm」(雷雨)と呼ばれるショー、噴水ショーが定期的に開催されているので買い物の合間の小休憩に覗いてみるのもおすすめです。
【営業時間】
日~木 10:00〜23:00、金・土 10:00〜24:00
ハーシー・チョコレート・ワールド
「ニューヨーク・ニューヨーク」のカジノフロアにある2階建てのショップです。キスチョコレートやチョコレートバー、チョコレートシロップに代表されるハーシーズの製品とグッズが揃っています。スイーツコーナーでは、ブラウニー、ジャイアントクッキーなど手作り菓子も販売しています。
1階にある、自由の女神像も見ものです。ハーシーミルクチョコレートで造られていて、高さは約4m、重さが約370kgもあります。
【営業時間】
日~木 9:00〜24:00、金・土 翌1:00
エム・アンド・エムズ・ワールド

入り口に大きな愛らしいキャラクターがあるので見つけやすいです。「MGMグランド」北隣の「ショーケースモール」内にあり、コカ・コーラ・ストアと隣同士なのでセットで訪れるのがおすすめです。お馴染みのキャラクターは、いたずらっ子のレッド、変わり者のイエロー、クールなブルー、女流作家のグリーンという設定です。
手に持っても溶けないチョコレートは、戦場で兵士が簡単に栄養補給するために開発したのが始まりと言われています。
3階ではオリジナルのチョコレートが人気で、タッチスクリーンで名前やメッセージを入力し、ラスベガスバージョンの絵柄を選ぶことができます。
【営業時間】
毎日 9:00〜24:00
コカ・コーラ・ストア

世界最大・高さ約30mのコーラボトルが目印です。オフィシャルグッズ専門店で、全米にわずか3店舗しかないうちの1つです。
19世紀末にアトランタで誕生しそれから約130年以上、世界中で愛飲されているコカ・コーラ。歴史ある新旧の豊富なグッズが揃います。お馴染みのロゴが入ったレアなグッズはお土産にも人気です。
1階は、衣料、キッチン用品など、2階には1930~50年代のレトロなイラストが入ったものなど、目移りしてしまうので予め時間は多めにとっておきましょう。世界のコーラ飲み比べも挑戦してみては。
【営業時間】
毎日10:00〜23:00
大自然を全身で体感できるスポット6選
グランドキャニオン国立公園

17億年をかけて堆積した地層が目の前に広がります。ラスベガスから東へ約480km、アリゾナ州北部の乾ききった大地を流れるコロラド川が文字通りの大峡谷を造り上げました。その深さは約1,600m、そして総面積は4,931平方kmです。
1979年にユネスコ世界遺産にも登録された国立公園で、アメリカ最大級のものです。12層に重なる地層はこの地球の歴史の3分の1を雄弁に物語っています。むき出しの地表は太陽の光によってその表情を刻一刻と変えてゆきます。
雄大な地球の姿、大自然の圧倒的な力に誰もが息をのむことでしょう。東西約443kmという長大な峡谷のなかで、ほとんどの観光客が訪れるのはサウススリムです。できれば1泊して、夕日と朝日を見てみましょう。
アンテロープキャニオン

フォトジェニックな光景であることからメディアでも多々取り上げられます。世界各国から訪れる人気スポットです。人ひとりがやっと通れるほどの狭い空間で、「アッパー・アンテロープキャニオン」は長さ約150mしかありません。岩の天井から日差しが差し込み、一層、幻想的な光景が広がります。
ロッキー山脈が隆起した際にできたコロラド大地の一部です。ナボホ族のガイドがグループごとに案内します。自然が造り上げた幻想的な美しさは必見です。
モニュメントバレー

アメリカの先住民であるナバホ族の居留地内にあります。「Monument Valley Navojo Tribal Park」が正式名称です。アメリカの原風景とも言われ、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」や「フォレスト・ガンプ」などのロケ地になったことでも知られています。
グランドキャニオンの北東、ユタ州とアリゾナ州の州境付近にあります。「ビュート」と呼ばれる残丘や「メサ」と呼ばれるテーブル形の台地が点在しています。
ラスベガスから車であれば、片道約7~8時間かかるので、オプショナルツアーへの参加がおすすめです。園内にあるビジターセンターが観光拠点です。なお、園内は未舗装で路面の状況は不安定、走行中の砂塵(さじん)は覚悟の上で参加しましょう。
バレー・オブ・ファイヤー州立公園

ネバダ州最初の国立公園です。モハベ砂漠の一角に、赤い砂岩が侵食された不思議な谷は「火の谷」とも呼ばれます。車道沿いに、ユニークな形をした奇岩や赤い屋根が連なり、無数の穴が開いた滑らかな岩などが次々に現れます。
ネバダ州ラスベガスの北東約60Km、オバートン(Overton)の近くに位置しています。車では、まずInterstate15を北へ約50Km走り、モアパ・インディアン保留地でRoute169に乗り換えて東へ走ります。ラスベガスのストリップから1時間足らずの距離です。レンタカーなどで、ラスベガスから半日観光も可能です。
ハイキングやバギー、ヘリヨガなどのアクティビティがおすすめです。
デスバレー国立公園

アラスカを除くと全米最大で、なんと福島県とほぼ同じ広さの国立公園です。最低地点「バッドウォーター」の標高は海抜マイナス86mで北米大陸最低で、世界でも屈指の低さです。世界で一番暑い場所と言われていて、夏は高温になり、56.7度の世界記録を保持しています。
岩塩がゴロゴロと転がっている「悪魔のゴルフコース」や山肌が幾重にも重なり、太陽の光を浴びるとゴールドに輝く「サブリスキーポイント」など、見どころが点在しています。
ラスベガスからは車で約3時間ほどです。日帰りツアーを利用するのもおすすめです。
映画「スタートレック」や「トランスフォーマー」のほか、日本のCMやプロモーションビデオなど多くの撮影が行われてきました。邦画「花より男子 ファイナル」にも登場したことから人気の観光スポットになっています。
セドナ

全米一美しい町と称されています。日本でもスピリチュアルな「パワースポット」として人気があります。もともとネイティブアメリカンは、セドナを「神が住む土地」と神事、特別な儀式を除いてセドナに足を踏み入れることはありませんでした。
パワーが噴出しているという「ボルテックス」が何ヵ所もあります。「パワー」は、男性的、女性的、強い、弱いなど種類も様々です。人によっては、合う「ボルテックス」と合わない「ボルテックス」があると言われていて、合わないと居心地が悪く、居ても立っても居られない状態になるとか。まったく何も感じない人もいるので個人差があります。
ボルテックスとは英語で「渦巻き」という意味ですが、大地から噴出するエネルギーが渦を巻いて大空へ広がっていく様子から命名したとされています。
4大ボルテックス
- ベル・ロック
ベルのようにきれな曲線を描いている。男性的なエネルギーがある。仕事の成功や富、繁栄などを祈願するといいと言われている。 - ボイントン・キャニオン
男性・女性どちらもパワーもあると言われている。セドナの代表的なボルテックス。 - エアポート・メサ
すべてのボルテックスを一望できる場所。あらゆるパワーを引き寄せると言われている。 - カセドラル・ロック
厳かでかつ神聖な雰囲気がまるでカセドラル(聖堂)のようであることから名付けられた。
ラスベガスからは車で約4時間半ほでどです。
失敗なしのラスベガス定番お土産
Las Vegasロゴ入りグッズ

ご当地お土産の定番といえば、その地名が入ったグッズです。「Las Vegas」の文字を可愛く、あるいは格好良く、おしゃれなデザインに取り入れたものは旅の記念になります。ラスベガスにもTシャツを始めとして、キーホルダーやマグネット、マグカップなど様々なアイテムが揃っています。
お酒好きの男性には「ショットグラス」もおすすめです。割れにくく、かさばらないのもポイントです。小物入れなどの家のインテリアにも使えるので、自分用にも。
また、ラスベガスのロゴ入りキティちゃんグッズも展開しています。キティ好きの女子には限定感も増すことから人気です。
コカ・コーラグッズ

アメリカ国内でも最大規模の広さをもつ「コカ・コーラグッズ」には、シロクマのポーラーベアグッズやリップクリーム、オリジナルのカスタマイズボトルなどのSNS映えする商品が所狭しと並べられています。
昔のコカ・コーラのビンやTシャツ、コップ、マグネット、栓抜き、帽子など、様々なグッズが手に入ります。店内を見て回るだけでも楽しめます。
ホノルルクッキー

ハワイで定番のパイナップルの形をしたクッキーで人気の「ホノルルクッキー」がラスベガスでも販売しています。「リンク・プロムナード」と「グランド・キャナル・ショップス」での2店舗となります。
トランプをモチーフにしたラスベガスパッケージのものも取り扱っています。デザインもかわいく、箱もしっかりしているので喜ばれること間違いなしです。
缶タイプのものは、クッキーをすべて食べ終えたら家に飾ったり、小物入れにも再利用できるのも嬉しいですね。
Ethel M Chocolates
アメリカのチョコレートブランド「エセル・エム・チョコレート」は、ワンランク上のお土産として最適です。
チョコレート工場は、ラスベガスの中心地から車で20分程走ったところにあります。空港内にも店舗があるので、フライト前に時間があれば、購入可能です。工場と空港のみの販売なので貰った方のレア感も倍増です。
EATALY(イータリー)のイタリア食材
2007年にイタリアのトリノで誕生した「Eataly」は「EAT」と「ITALY」を組み合わせた造語です。本物のイタリア食材が集まるセレクトショップで、日本でも現在2店舗進出しています。その規模は日本のものとは比べものにならないほど大きく品揃えが充実しています。
2018年12月にパークMGMホテル内にオープンしました。店内は広く、ディスプレイもおしゃれで可愛いので、ぶらりと見るだけでも楽しめます。
イタリアと言えばパスタですが、常時新鮮な生パスタが8種類ほど揃います。イートインコーナーでピザやチーズ、生ハム、飲み物はワイン、など堪能できるのも魅力です。スイーツ好きなら、ラスベガス店にしかない「ヌテラバー」は要チェックです。
お土産には、パスタやトマトソースなどイタリアの名産がオススメです。ほかにも、ワイン、食材、キッチン用品が充実しています。
ラスベガスへのアクセス・所要時間
日本からラスベガスまでの直行便はありません。飛行機やサマータイムで変化しますが、おおよその目安として、お昼の12時の飛行機に乗ると、朝の9時頃に到着、夕方の6時の飛行機に乗ると、昼の3時頃に到着するイメージです。
下記はいずれも経由・乗り継ぎ便を利用した場合の最短の所要時間です。
東京から
-
成田→サンフランシスコ空港(ユナイテッド航空)、サンフランシスコ→ラスベガス(ユナイテッド航空)
約12時間40分 -
羽田→ロスアンゼルス(アメリカン航空)、ロスアンゼルス→ラスベガス(アメリカン航空)
約13時間30分
大阪から
関空→ロスアンゼルス(JAL)、ロスアンゼルス→ラスベガス(アラスカ航空)
約13時間30分
北海道から
新千歳→羽田(ANA)、羽田→ロスアンゼルス(ANA)、ロスアンゼルス→ラスベガス(ユナイテッド航空)
16時間30分
福岡から
福岡→仁川(大韓航空)、仁川→ラスベガス(大韓航空)
約16時間40分
ラスベガス観光の移動手段

タクシー、モノレール、トラム、路線バスなどがありますが、実際のところは、歩く人が多いです。ストリップの端から端までは、地図上だと近く感じますが、実際は結構な距離があるため、時間もかかります。
「歩く街」なのでスニーカーなど歩きやすい靴が便利です。時間帯によっては、ひどい交通渋滞も発生しますので、歩いた方が早い場合も多々あります。ただし、夏の炎天下では体力を消耗するので、交通機関も上手に使いこなして快適に観光しましょう。
- モノレール
モノレールはストリップの7ヵ所に駅があります。「MGMグランド」、「バリーズ/パリス」、「フラミンゴ/シーザース・パレス」、「ハラーズ/ザ・リンク」、「ラスベガス・コンベンションセンター」、「ウエストゲート」、「SLSラスベガス」です。
始点から終点まで所要時間は約20分ほどです。ホテルによっては最寄り駅からも随分歩くことになるので、位置関係を把握して利用しましょう。
料金は、片道$5、ワンデイ・パスは$12、2〜 7日間有効のパスの値段は$22~56です。
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トラム(無料)
路線は少ないですが、無料なので上手に活用すれば便利です。- ベラージオ〜シティセンター〜パークMGM
クリスナルズなどのあるシティセンターと両脇のホテル、ベラージオとパークMGMを結んでいます。 - エクスカリバー〜マンダレイベイ
エクスカリバーとマンダレイベイ間を直通運行する路線と、エクスカリバーとルクソールとマンダレイベイの各駅に停車する2つの路線があります。 - ミラージュ〜TI:トレジャーアイランド
ミラージュの正面玄関近くに乗り場があり、TI:トレジャーアイランドの2階と連絡しています。
- ベラージオ〜シティセンター〜パークMGM
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タクシー
ラスベガスにおける最もメジャーな交通手段です。台数は非常に多く、街のいたるところをいつでもタクシーが運行しています。利用する際は、必ずホテルでタクシーを手配してもらいましょう。タクシー待ちのために並ぶことはほとんどないです。ただし、料金は割高です。 -
Uber(ウーバー)
ライドシェア・サービス「Uber」はサンフランシスコに本社を持つ、新しい配車サービスで、すっかりアメリカでは定着しています。タクシーと比べると格安であることから人気です。また、使う人に合わせた様々なサービスがあるので便利です。
ドライバーから見つけやすい場所に配車を依頼する手順ですが、主要スポットでは、Uberの位置が予め定められていますので場所を決めたり、探す苦労もありません。
- デュース
地域交通局が運営するラスベガス公営で、ストリップを南北に走る2階建てのバスです。ストリップとダウンタウンに行く2つの路線が使いやすいです。
「デュース・オン・ザ・ストリップ線」はストリップにあるほとんどの施設に停車します。また、「SDX ストリップ&ダウンタウン・エクスプレス線」は快速ですが「デュース・オン・ザ・ストリップ線」より停留所数は半分です。24時間、15〜20分間隔の運行ですので、ホテル間の移動に便利ですが、時間帯によっては渋滞に巻き込まれることもありますので注意しましょう。
料金は、2時間パス$6、24時間パス$8、3日間パス$20です。バス車内で切符が購入できます。SDXとデュースのチケットは「共通券」のため、チケットを購入すればSDXとデュースどちらでも利用できます。
- SDX(Strip & Downtown Express)
2両連結型バス。ダウンタウンの南に位置する「ラスベガス・ノース・プレミアム」からストリップ南に位置する「ラスベガス・サウス・プレミアムアウトレット」と「サウスストリップ・トランスファーターミナル」の間を走ります。必ず乗車前に停留所の自動販売機で乗車券を購入しておきましょう。
料金は、2時間パス$6、24時間パス$8、3日間パス$20です。バス車内で切符が購入できます。SDXとデュースのチケットは「共通券」のため、チケットを購入すればSDXとデュースどちらでも利用できます。
なお、目的地が明確であれば、送迎付きのオプショナルツアーを利用するのもオススメです。
ラスベガスの年間イベント情報
2月
旧正月
ラスベガスの旧正月のデコレーションは全米一と言われています。チャイナタウンだけでなくストリップのリンクプロムナードなどでもフェスティバルが開催され、迫力たっぷりの獅子舞や龍の舞を見られます。
また、ベラージオホテルの「コンサバトリー&ガーデン」のほか、パラッツォホテルやウィンホテルのアトリウムではチャイニーズニューイヤーをテーマにした展示が春節気分を盛り上げています。この時期は休暇を利用した中国人観光客が大勢見受けられます。
3月
ナスカー・スプリントカップ

全米で最も人気のあるモータースポーツ「NASCAR」。NASCARはNational Association for Stock Car Auto Racing, Inc.という主催団体の名称の頭文字からつけられています。「ラスベガス・モーター・スピードウェイ」で開催されます。地元だけでなくアメリカ各地から12万人近いNASCARファンが観戦に訪れます。一般車両を改造したごついレースです。
カーレースに興味がなくてもストリップ通りで楽しめるのが、参戦用のレースカーを運ぶセミ・トレーラーのパレード。「ウェルカム・トゥ・ファビュラス・ラスベガス・サイン」からスタートして「サハラ通り」まで、ストリップ通りを40台もの超大型トラックが大音量のホーンを鳴らしながらゆっくりとながしていく様子は圧巻です。
5月
エレクトリック・デイジー・カーニバル
北米最大のダンス・ミュージック・フェスティバル、通称EDCです。日本でも2017年から開催されています。2010年から拠点をラスベガスへ移し、参加者は3日間で延べ40万人。「ラスベガス・モータースピードウェイ」の会場では人気DJをはじめとした250組以上のライブパフォーマンスが深夜から明け方まで続きます。この時期はホテルの予約が困難になりますので、予定が決まったら早めに押さえておくのが無難です。
7月
独立記念日
ラスベガス観光でも最も盛り上がる7月4日。アメリカ合衆国の独立記念日です。この時ばかりは全米がお祭り騒ぎの状態、休日ということもあり、アメリカ国内から観光客が訪れます。
日中からイベントやライブなどで大いに盛り上がります。ショッピングセンターでは、大型のセールを行います。また、各地で盛大に花火が上がり、ラスベガスのどこからでも花火が見れる状況です。町全体が異常な混み方をするので、移動計画を事前に立てておく方が賢明です。
9月
ライフ・イズ・ビューティフル
ラスベガスのダウンタウンにて開催される、音楽・アート・料理が融合した一大フェスです。このイベントの特徴は街全体が会場になってしまうところにあります。その年のトレンドをしっかりと反映したラインナップが揃うことに加え、ダンス・アート・音楽・コメディなどのライブが3日間に渡って行われます。
11月
ロックンロール・ラスベガスマラソン

音楽とマラソンが融合したロックンロールマラソン。アリゾナやワシントンDCなど年間30以上の都市で開催されますが、なかでも特に大規模なのがラスベガスのものです。大晦日のイベント以外で唯一、閉鎖されたラスベガスの象徴的ネオンに満ちた煌びやかなストリップ上を走ることができます。
当日のお昼前後からモノレール以外の公共の交通網がストップし交通整備が行なわれます。いたるところにランナーが見られ、街はマラソンムード一色です。
フルマラソン、ハーフマラソン、10km、5kmからエントリーが可能。1マイル毎に音楽ステージが設けられ、ウェディングスルーポイントも設置されるなど、楽しみながら走ることができるのが魅力です。マラソンの途中で結婚式ができるのも名物の1つです。
仮装をしたり、音楽と一緒にダンスしたり、給水ポイントで用意された食べ物を補給しながら進むと、さほど疲れること無くゴールが見えてきます。普段、走りに自信がない人でも気軽に参加できます。時期的に暑くも寒くもない、マラソンには絶好の条件がそろっています。
12月
ロデオ世界チャンピオン決勝戦

12月のラスベガスといえば、「ロデオ」です。カウボーイの祭典「ラングラー・ナショナル・ファイナルズ・ロデオ(WNFR/Wrangler National Finals Rodeo)」が10日間に渡って行なわれ、装いからカウボーイ風な人たちで、町はあふれかえります。
アメリカズパーティ

大晦日にはストリップ地区とダウンタウン地区で、2つのカウントダウン花火が開催されます。通りを埋めつくす人たちとともに新しい年の幕開けを祝います。例年7つのホテルの屋上から88,000発以上の花火が盛大にラスベガスの夜空に舞います。
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