エジプトツアー選びのポイント
エジプトツアーの特徴
日本からエジプトへのツアーは最短でも2泊5日
エジプト行きツアーの予約を検討している方の中に「現地滞在時間は短くても夢のエジプトに行ってみたい!」という方居ませんか?日本ーエジプト間は、長い飛行距離と時差の都合で、機中泊が往復それぞれ1泊ずつ含まれる旅程を持つツアーが一般的です。
そのため、仮に現地での宿泊日数が2泊だとしても、機中泊2泊が追加されるのと、エジプトから日本に戻った時に到着国の時間に合わせてエジプトの時刻よりも7時間進むため、到着日が更に1日進みます。
そのため、現地滞在日数が最短なツアーの予約を検討されている方でも、最低5日という旅行期間を設ける必要があるので注意が必要です。
エジプトに加えてもう1ヵ国へ足を延ばすことも可能
日本からエジプトを訪れるツアーは、直行便を利用する場合と、乗り継ぎ便を利用してトルコのイスタンブールや、アラブ首長国連邦のドバイを経由する2つに分けられています。エジプトは広大な面積を有する国で、しっかり観光するとなると非常に時間がかかってしまう国です。
しかし「せっかく遠くの国まで旅行するのだから乗り継ぎ地のイスタンブールやドバイも訪れてみたい!」という方の為に、利用する便に合わせて経由地での滞在が旅程に含まれているプランが用意されていますので、一気に2ヵ国旅行してみたいという方は是非チェックしてみると良いでしょう。
アラブ首長国連邦の大都市ドバイは、エジプトの首都カイロとは異なり多くの近代的なビルが建ち並ぶ近未来都市で、これらの国のギャップを肌で感じるのも楽しいですね。
またトルコの首都イスタンブールは、美しい宗教建築と活気のある街並みが特徴で、現地の物価を考慮するとドバイを経由する場合よりも滞在中にかかる費用が安く収まるので、目的と予算を照らし合わせた上で予約することをオススメします。
日本から催行されているツアーの多くは成田または関空発
日本からエジプトへ催行されているツアーの出発地の多くは、エジプトへの直行便が就航している成田空港または関西国際空港を出発してエジプトの周辺国の主要都市を経由してのアクセスとなります。
その為その他の地域から出発される場合、東京または大阪発のツアーを予約いただく場合がほとんどです。
そして名古屋発のツアーもいくつか催行されているものの、高速バスを利用して関西国際空港へ移動してそこから出国するプランとなっているのに注意してください。
日本語ガイドと専用車で移動するプランが便利
エジプトは日本と宗教、文化および価値観が全く異なる国です。
多くの観光客が巻き込まれるトラブルの一つが「バクシーシ」と呼ばれる現地のチップ文化で「裕福な者が貧しい者へ分け与える」というイスラムの文化からきています。
欧米式の、自身が受けたサービスに対し、感謝の気持ちを込めて相手にお金を渡すチップとは異なり、サービスを提供した側から不当な額を要求されるというものです。
現地でタクシーで移動する際にドライバーが勝手に観光案内をしたり、少しだけ荷物を運んでもらったり、最悪の場合は「道を教えてあげた」などといった単純な理由でも、不当なチップを要求されることがありますので、現地で単独行動する際には注意が必要。
また首都カイロをはじめとする主要都市では、交通量が非常に多い上に信号が少なく、現地のドライバーは歩行者の為に停車する、という意識が薄いので道路を横断するのは難しいです。
これらの理由から、エジプトでの通用言語も含めて「現地での単独行動に自信が無い」という方は日本語ガイド同伴で、専用車で移動するツアーを予約するのが理想と言えます。
リゾートを楽しめるツアーもある
歴史のある有名な世界遺産群と砂漠のイメージが強くなりがちなエジプトですが、実は豊かな自然も有することで知られています。日本各地から催行されているエジプトツアーのうち、いくつかは紅海リゾートの「シャルム・エル・シェイク」への滞在が含まれているものがあります。
エジプト東部にあるシナイ半島南部のアカバ湾に位置し、1年中安定した温暖な気候を持ち、現地の方のみならず世界中の観光客によって訪れられているエジプト国内屈指のリゾート地です。
美しい珊瑚礁を持つ「シャルム・エル・シェイク」には多様な海洋生物が生息しているのでシュノーケリングやスキューバダイビングを楽しむのも良し、ウインドサーフィンやカイトサーフィンをはじめとするスポーツを楽しんだり単純にビーチで日光浴をしながらゆっくりと流れる時間を楽しむのも良いでしょう。
このようにエジプトの魅力は歴史的遺産のみならず美しい自然も含まれています。
そのため旅行日数に余裕がありリゾート地も訪れてみたいという方には是非シャルム・エル・シェイクへの滞在が含まれているツアーを予約することをオススメします。
ピラミッドの景色が美しいホテルに泊まりたいとき
「せっかくエジプトを訪れるのなら憧れのピラミッドの景色が美しいホテルに滞在したい」という方居ませんか?日本各地から催行されているエジプトツアーのいくつかは宿泊ホテルが「メナ ハウス指定」となっているものがあります。
「メナ ハウス」の正式名称は「マリオット・メナ・ハウス」で1869年のオープン以来、世界中のVIPや著名人をはじめとするゲストを迎えてきた歴史ある5つ星ホテルです。また数あるギザのホテルの中でも、ピラミッドに最も近い場所に位置しているのが特徴です。
憧れのピラミッドを間近に、贅沢な時間を過ごしたい!という方はカイロでの宿泊先が「メナ ハウス指定」となっているツアーを選びましょう。
ラマダーンの時期に旅行を計画される場合は注意が必要
「ラマダーン」とはイスラム教徒の方々が1年に1度、約1ヵ月間行う断食のことで、その期間は日の出から日没まで飲食が禁止されています。イスラムの暦でいう第9月に行われるため、私たちが普段目にするようなカレンダーとは全く異なり、その開始日は毎年異なりますが4〜6月に該当します。
この期間、多くの飲食店は営業時間が不規則になり、博物館の閉館時間が早まるなど、エジプトを訪れる観光客の行動にも影響を与えかねないので、旅行を計画される際はラマダーンの時期に十分注意が必要です。
しかしながらラマダーンの時期は悪いことだけではなく、その時期に旅行するからこそ堪能出来るメリットもあります。
例えば、普段多くの観光客で賑わう観光スポットを混雑が緩和された状態で観光できる、日没以降の食事が出来る時間に普段よりも賑わいをみせる街を訪れることが出来る、そして何より中東の文化を肌で感じることが出来るといったメリットが挙げられます。
そもそもエジプトってどんなところ?
エジプトの基本情報
エジプトはアフリカ大陸北東部に位置し、紀元前3000年頃から約5,000年という長い歴史を持つ国で、正式名称を「エジプト・アラブ共和国」としています。
国土の面積は約100万平方kmと、日本の総面積の約2.7倍の広大な土地を持ち、南北にアフリカ大陸最長の川「ナイル川」が縦断しているのが特徴で、ナイル川沿岸部には高くそびえるパームツリーやオリーブをはじめとする豊かな緑が広がっています。
また多くの歴史的な世界遺産が点在しているエジプトですが、その自然の魅力は砂漠だけでなく、訪れる人々の想像をはるかに上回ります。
例えば北部は地中海、東部は紅海に面し、透明度の高い海と、鮮やかなサンゴ礁が魅力の美しいビーチリゾートが点在しているほか、東部に位置するシナイ半島には、朝日が差し込むと一面オレンジ色に変化する絶景が魅力の「シナイ山脈」があります。
西部には、300万年前から人類が住んでいたとされる、透き通る多くの泉が残るオアシスの町「シワ」、ため息が出るほど美しい白砂漠を持ち、これまでの人生で最も美しい星空に出会える「バハレイヤ・オアシス」など是非足を運んでいただきたい観光スポットがたくさんあります。
首都は北部に位置するカイロで公用語はアラビア語ですが一部の観光地やホテル、レストランなどで英語が通じます。
時差は日本のマイナス7時間でサマータイムは実施される年とそうでない年があるので事前に確認が必要です。
エジプトの歴史を理解する上で重要な5つの時代
古代エジプト文明は、世界4大文明の一つにも数えられ、その時代は主に以下の5つに分けられます。
・初期王朝時代 =紀元前3000年以降
・古王国時代 =紀元前2500年前後のエジプト国内で王権が確立された時代。最初の首都メンフィスが置かれた
・中王国時代 =紀元前2000年前後、この国の首都がテーベ(現在のルクソール)にはじめて置かれた時代
・新王国時代 =紀元前1500年頃〜1,000年頃まで続いたエジプト史上最も多くのファラオが活躍した時代
・末期王朝時代 =エジプトの新王国が紀元前525年以降ペルシャ王国やギリシャをはじめとする他国から異民族の支配下に置かれるまで続いた時代
一般的にこれらの5つの時代を総称して「古代エジプト」と呼び、時代の流れからも読み取れるようにその歴史は約3,000年もの間繁栄と衰退を繰り返しながら続きました。
エジプトの歴史
5,000年にも及ぶエジプトの長い歴史上、特に重要な時代は古王国時代、中王国時代、新王国時代の3つで、各時代に複数の王朝が名を連ねているのが特徴です。
現在の首都は、エジプト北部に位置する大都市「カイロ」に置かれていますが、最初の首都は「メンフィス」というカイロから40km程離れた場所に置かれていました。
メンフィスに首都が置かれるきっかけとなった出来事が「メネス王」による「上・下エジプトの統一」でした。紀元前3000年頃にさかのぼる「初期王朝時代」にあたるエジプトは上・下の2つに分かれていました。
それらを統一して以降、首都をメンフィスに置いた時代を古王国時代と呼びます。
この時代には、メンフィスからほど近い町サッカラに位置する、世界最古のピラミッドの「ジェゼル王の階段ピラミッド」をはじめ、私たち観光客にお馴染みの「ギザの三大ピラミッド」など、多くのピラミッドが建設されたことで知られています。
その後時代は古王国時代へと流れ、首都は現在の「ルクソール」にあたる「テーベ」へとかえされました。
そして何度か衰退しながらも、時代は紀元前1500年頃の最も歴史上活躍した人物が登場する、新王国時時代に突入します。この時代には、王家の谷やカルナック神殿をはじめとする、歴史上非常に重要な建築物が多く建てられました。それらの多くが今も非常に良い状態で保存されていることから、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。
その後は残念ながらペルシャ王国やギリシャをはじめとする他国からの侵略を受け、長く続いた古代エジプトの歴史は衰退の一途を辿り、7世紀にはアラビア半島で誕生したイスラム教の支配下に置かれ現在に至ります。特に古代エジプト文明末期には、色々な国との間でその主権が動いたため宗教・文化そして建築などに多大なる影響を与えました。
これらを肌で感じてみたいという方は、エジプト北部の地中海に面するエジプト第2の都市アレキサンドリアを訪れてみることをオススメします。
アレキサンドリアは古代エジプト最後の王朝があった青い海とヨーロッパ調の建築物のコントラストが非常に美しい街です。その後紀元10世紀頃には、首都はカイロに遷されイスラム文化の中心として繁栄しこの地域のアラブ化が一気に進みました。
エジプトの宗教について
エジプトは国民の約9割がイスラム教徒でイスラムの習慣に従って生活しています。
観光立国なので現地の宗教が旅行者に影響することは少ないですが、いくつか日本と文化が明らかに異なる部分がありますので、紹介したいと思います。
まずエジプトの休日は基本的に土日ではなく「金曜日」で、一部のお店や公的機関は休みとなることがあります。またイスラム教では、肌の露出があまり好まれていないので、特に女性は暑くても露出度が高い服装は避けるのが無難です。
これはイスラム教を信仰するの方々への配慮と、露出が原因で現地の男性達からの性的被害など、不要なトラブルが起こることを避ける為に大変重要なので、常に頭の片隅に置いておいていただきたいです。
※圧倒的に少数派ですがエジプトにはキリスト教(コプト教)を信仰する方々も存在しますのでそれらの地域を訪れる場合はイスラムの常識や慣習からは外れますので臨機応変な対応を心掛ける必要があります。
エジプトの通貨事情
通貨は「エジプト・ポンド(£E)」と「ピアストル(PT)」で2019年11月現在、1エジプト・ポンド=6.74円となっております。
また1エジプト・ポンドは100ピアストルと置き換えることも可能ですが、エジプトを旅行する際はあまり見る機会が無いと思いますので参考程度に知識として抑えておくと便利です。
紙幣は9種類、コインは5種類あり、日常的に使用されるのは100ポンド、20ポンド、10ポンド、5ポンドなどの紙幣と1ポンド硬貨です。
紙幣にはアラビア数字と、私たちが普段慣れ親しんでいる算用数字が用いられているため、紙幣を見分けるのは難しく無いと思いますが、硬貨はアラビア数字のみで表記されているため注意が必要です。アラビア数字の「1」は算用数字の同数字と非常に似た形をしているので簡単に見分けることが出来ると思います。
両替はカイロ国際空港などの主要な空港、ホテル、銀行などで行うことが可能で、特に都市部を中心にATMも街のいたるところに設置されているので、現金の引き出しも安心して行うことができます。
エジプト国内での移動手段
エジプト国内の面積は大変広く、観光で移動する際の交通手段は主に鉄道、飛行機、長距離バス、ナイル川クルーズのための船などが利用されています。
鉄道は、基本的にナイル川に沿うように路線が延びているため、例えば首都「カイロ」から古都「ルクソール」や「アブ・シンベル神殿」の観光拠点となる町「アスワン」へ移動などの都市へ移動される場合は大変便利です。
しかしながら「カイロ」から「ルクソール」よりも遠距離の移動となると、移動時間が片道10時間を超えてしまうので、安全で快適な観光客向けの寝台列車の利用をオススメします。また長距離バスも観光客に人気な主要都市を中心に、毎日多くの便が運行されていますので気軽に利用することが可能です。
しかしながら現地での滞在時間にあまり余裕が無い場合は国内線を利用して各都市間を移動するのが無難でしょう。ナイル川クルーズを利用して、エジプト南部を船で移動しながら観光したい場合は、事前に予約が必要です。
エジプト旅行の見どころ
世界遺産巡りをする
エジプトに位置する世界遺産は大きく分けて7ヵ所あります。
その数は長い歴史を持つ国の割に、意外と少ないという印象を持たれるかと思いますが、その多くは「遺跡群」としてまとめて登録されているため、実際には「7エリア」と数えるのが適当だと思います。
エジプトで訪れるべき世界遺産の数は非常に多く、一度の旅行で全てを訪れるには相当な時間と体力が必要ですが、実は7ヵ所中2ヵ所の世界遺産エリアは首都「カイロ」とその近郊に位置する「ギザ」にあるため、短い日程でエジプトを訪れる方でも、気軽にいくつもの世界遺産を訪れることが可能なのが嬉しいですね。
首都カイロで、1973年に世界文化遺産に登録されたエリアは「カイロ歴史地区」と呼ばれ、7世紀以降この国のイスラムの中心として栄えた、多くのイスラム調の宗教建築が建ち並ぶ姿が美しい「イスラム地区」と、「カイロ」発祥の地でありイスラム地区とは対照的に、ローマ時代の塔や多くの「コプト教会」が建ち並ぶ「オールド・カイロ」と更に2ヵ所に大別されています。
またカイロ近郊の、ピラミッドで有名な「ギザ」から車で約1時間程でアクセス可能で、1979年に世界文化遺産として登録された「メンフィスとネクロポリス」も古代エジプトで最初に置かれた首都「メンフィス」、そして現在のピラミッドの形の原点となった世界最古のピラミッド「階段ピラミッド」が位置する死者の町「サッカラ」なども挙げられます。
街歩きをしながらイスラム建築の伝統や異なる文化を楽しむ
国民の9割がイスラム教徒であると言われる国「エジプト」は、日本とは全く異なる文化と建築様式が、訪れる観光客を楽しませます。
もちろん、世界遺産に登録された数々の歴史的建造物を巡るのも楽しいのですが、エジプトを訪れた際は、日本ではなかなか見かけることの無いモスクをはじめとした宗教施設や、地元の方々の活気に包まれた市場に足を運んでみてください!
特に首都カイロは、かつてこの国のイスラムの中心地として栄え、多くの宗教建築群が魅力の「カイロ歴史地区」そしてそれとは対照的に多くの「コプト教会」が集まるカイロ発祥の地と呼ばれる「オールド・カイロ」、そしてナイル川沿岸に広がる「新市街」など新旧入り混ざった文化や、建築物が驚くほど良く調和されていて、散歩をしているだけでも楽しいのが魅力です。
新市街には、カイロ市内を360度見渡すことが可能な「カイロ・タワー」や、1874年に宮殿として建てられたのち、大統領府としても利用された「アブディーン宮殿」など様々な見所があります。
時間が許す限り、とにかくいろんな場所に足を運んで、長い歴史を持つカイロの街を満喫しましょう!
エジプトを南北に縦断する「ナイル川」をクルーズ船で旅する
ナイル川は、長さ6,650kmのアフリカで一番長い川で、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ、ウガンダ、コンゴ民主共和国、南スーダン、ケニア、エチオピア、スーダンそしてエジプトの10ヵ国を流域に跨いでいます。
ナイル川はエジプト国内を南北に縦断しており、かつてはその流域を中心に多くの文明が発達してきました。
そんなエジプトの長い歴史と共に、今も昔も変わらずエジプトの人々に愛されているナイル川を、豪華客船で優雅に楽しむのが「ナイルクルーズ」です。クルーズは基本的にルクソールからアブシンベル間を運航しています。
予約するクルーズ日程にもよりますが、2泊3日または3泊4日かけて、ナイル川流域に位置する「コム・オンボ神殿」や「ホルス神殿」をはじめとする世界遺産を観光する為に、何度か寄港するのが一般的です。
クルーズ会社はいくつかあり、船によって館内および客室の設備や提供される料理が異なりますので、個人で旅行される方は予算に合わせて予約されると良いでしょう。
乗船中は朝〜夕の3食が提供され、エジプトの民族衣装「ガラベーヤ」を着てダンスを楽しむ「ガラベーヤ・パーティー」および「ベリーダンスショー」など毎日楽しいイベントが開催される為、乗船中も退屈しないでしょう。
日本から催行されているツアーを利用してエジプトを訪れる方は、旅行日程が長めに設定されているツアーを選ぶと、ナイルクルーズが旅程に組み込まれていることが多いので、日程と予算に合わせて色々なプランを見比べてみることをオススメします。
クルーズ船に乗ってゆっくりとした時間を過ごしながら客室や展望デッキから流域に広がる豊かな自然を眺めたり夕日を楽しんでみてはいかがでしょうか?
憧れの砂漠はラクダで歩こう
エジプトを訪れる方が必ずと言って良いほど訪れる場所が砂漠です。
その砂漠の中に、突如として現れる巨大遺跡「ギザのピラミッド」を背にラクダに乗って散歩する自身の姿や、幻想的な景色を写真におさめたい、という方は多いと思います。
日本では動物園でしか出会うことが無いラクダですが、エジプトではそんなラクダに乗って砂漠を散歩する、という夢が簡単に実現します!
訪れる季節にもよりますが、砂漠は日中非常に強い日差しに晒される上に、気温も高く上昇しますので午前中の比較的早い時間帯、または夕方の日没付近の時間帯に利用することをオススメします。
エジプト特有のエスニック料理を楽しむ
旅行先での楽しみのひとつは、やはり現地のグルメを味わうことでは無いでしょうか?実はエジプトは隠れたグルメ大国です。そして意外にも、私たち日本人の口に合う料理が多く存在し、そのラインナップは小腹が空いた時に口にするスナック感覚で食べられるものから、朝食の定番料理、前菜そしてメインディッシュなど多岐にわたります。
アフリカ大陸に位置しながら、歴史的に中東文化の影響を強く受けてきたエジプトの料理は、周辺に位置する国の食文化と共通する部分があり、これまでに中東近辺の国を旅行されたことがある方は、それらの国とエジプト料理の共通点や異なる点を探してみるのも楽しいでしょう。
またエジプトは、北部沿岸が「地中海」そして東部沿岸が「紅海」と、国土が美しい海に面していることもあり、新鮮な魚介類が手に入るためシーフード料理が非常に美味しく、「ガンバリ・マクリー」と呼ばれるエビフライや「ムーサ・マクリー」と呼ばれる舌ヒラメのフライなど、日本でもお馴染みの料理もいくつかありますので、新しい食べ物に挑戦することに抵抗がある方も、安心して食事していただくことが可能です。
現地の朝食の定番は「フェティール」と呼ばれるエジプト風パンケーキで、チーズや野菜が入ったおかず系パンケーキから、ハチミツやクリームが乗ったデザート系パンケーキなど、様々な種類があるのが特徴です。また「ターメイヤ」と呼ばれるソラマメのコロッケも朝食および間食のメニューとして人気です。
エジプト人によく親しまれている料理が「コシャリ」というマカロニと短いパスタ、ご飯、レンズ豆などを混ぜてトマトソースをかけたもので、エジプトの国民食です。
とても美味しいのに1食100円程で楽しめ、注文から提供までの時間が短いので、忙しい観光の合間のランチなどでエジプトの国民食「コシャリ」に挑戦してみることをオススメします。
他にもエジプトでは、夕食時にはナスと挽肉を重ねてトマトソースと一緒に焼いた「ムサカ」や、ハトのグリルなどをはじめとするメインディッシュと一緒にサラダやスープを楽しむのが一般的で、現地の方々に人気のスープは「レンズ豆のスープ」そして「モロヘイヤスープ」です。
このようにエジプト料理のバラエテイーは非常に豊富で、日本とは全く異なる食文化を持つため非常に面白いです。現地に滞在している間はとにかく色んなエジプト料理に挑戦し、思わず舌鼓を打ってしまうような、お気に入りの料理を見つけるのも楽しいでしょう。
定番スポット10選
ギザのピラミッド【世界遺産】
エジプトを訪れる観光客の中で、一番人気の観光スポットが「ギザのピラミッド」です。首都カイロから南西に約20kmの場所に位置し、周辺には観光客向けの多くのホテルが立地しています。
ピラミッドは3基あり、全てこの国の首都がまだ「メンフィス」という場所にあった古王国時代に造られたもので、左から「メンカウラー王のピラミッド」「カフラー王のピラミッド」「クフ王のピラミッド」と並んでいます。
中でも世界最大の石造建築物と言われているのが「クフ王のピラミッド」で、ひとつあたり平均2.5トンもある石灰岩を230〜300万個、合計210段もの高さに積み重ねて造られています。世界最大の石造建築物という名に相応しく、実際に訪れてみるとその大きさと迫力に驚くはずです。
「クフ王のピラミッド」のすぐ左に位置し、他のピラミッドとは異なり頂上に少し白っぽい石がまるで雪が降った山のように残っている特徴的なピラミッドが「カフラー王のピラミッド」です。このピラミッドは「クフ王」の息子、「カフラー王」によって建設されました。
高台に建てられているので、一見「クフ王のピラミッド」よりも大きく見えますが、実際には2番目に大きいのがこちらのピラミッドです。頂上に残る美しい石は化粧石と呼ばれています。実はかつてこれら3基のピラミッドは全面化粧石で装飾されていたため、今よりも更に美しい外観をしていました。
実際に訪れる際は、現在のピラミッドの色と少しだけではありますが、残っている化粧石の色を見比べて、完成当初のピラミッドの姿に思いをはせてみるのも良いかもしれませんね。
3基あるピラミッドの中で最も左側に位置し、他の2基と比べても圧倒的に小さく、北部に大きな破壊の痕が残っているのが「メンカウラー王のピラミッド」でカフラー王の息子、メンカウラー王によって建造されました。
かつてはピラミッドの3分の2が石灰石、残りが花コウ岩で覆われてたと言われ、他のピラミッドとは見た目も材料も異なるのが特徴です。今でも花コウ岩の一部は残っており、実際に確認することが出来ますので、訪れた際には是非違いを比べてみて下さい。
3基のピラミッドが位置するエリアの入場料とは別に、追加料金で「クフ王のピラミッド」「カフラー王のピラミッド」それぞれ内部に入場することが出来るので興味のある方には是非憧れのピラミッドの内部へ冒険に出掛けてみるのもオススメです。
※内部の傾斜はかなり急なため、足腰に自身がない方は入場すると大変苦労されると思います。
また、足元が滑りやすくなっているので足腰に自身がある方も必ずスニーカーなど歩きやすい靴を履いて訪れるようにしましょう。
またピラミッド同様の地名度を誇るライオンの体に人間の頭を持つと言われる"スフィンクス”は、中央に位置するカフラー王のピラミッドの前に鎮座しています。
これらの遺跡は全て砂漠に囲まれていますが、実はこれらのピラミッドは全て巨大で丈夫な石灰石の岩盤の上に建てられていて、なんとスフィンクスはひとつの岩山を削ってつくられたと言われています。高さは20m、長さは57mで古代エジプトでつくられた中では最大です。
かつては美しい彩色が施されていたとされ、石灰岩の風化がかなり進んでしまった今も、目元にかすかに残るアイラインを確認することが出来ます。気になる建設年代とその目的ですが諸説あり、今も多くの考古学者がその謎解きに取り組んでいます。
前足の間には「夢の碑文」と呼ばれる石碑が立ち、まだ王子だった「トトメス4世」が見たスフィンクスの夢に関する物語が記されています。
スフィンクスが現在のように、私たちの前に現れるきっかけとなった重要な物語なので、時間がある方はスフィンクスの前での撮影だけでなく、碑文も訪れてみましょう。
アブ・シンベル神殿 【世界遺産】
エジプト南部のスーダン国境から程近い場所に位置する、巨大な岩窟神殿が「アブ・シンベル神殿」です。
この神殿は高さ32m、幅38mの大きさを誇り、「ファラオのなかのファラオ」と呼ばれ絶大な権力を誇った「ラメセス2世」が建設した建物のなかでも不朽の名作と呼ばれています。
この神殿の建設が開始されたのは、おおよそ紀元前1275〜1269年の間とされ、一説では紀元前1250年頃に完成式典が行われた、とも言われ、その主な建設目的は、エジプトの国力を他に誇示するためだった、とされています。神殿は大・小神殿の2つに分けられ、内部はそれぞれ美しいレリーフ(浮き彫り)で埋め尽くされているのが特徴です。
これらのレリーフは、古代エジプトの神々や、ラメセス2世の活躍および妻「ネフェルタリ」に関するものなど、あらゆるものが残され、当時のエジプトの様子を知る貴重な手がかりとなっています。
その他にも、エジプト神話に登場する神々をはじめ、神格化された「ラメセス2世」が祭られている至聖所(しせいじょ)、保存状態の良い図書館や、細部までしっかりと彫刻が施され、訪れる人々を魅了する列柱室(れっちゅうしつ)など、非常に多くの見どころがあります。
この「アブ・シンベル神殿」では2月22日と10月22日の年に2度、朝日が至聖所まで真っ直ぐと差し込んで、神々の像を美しく照らします。古代の人々が、朝日の差し込む方角を正確に計算して神殿を建設したのは驚きですよね。
1954年に発表されたダム建設事業計画によって、この神殿は水没の危機にさらされましたが、1963年から5年の歳月をかけて移築し現在私たちが訪れる神殿の場所になりました。神殿は1,036ピースに分解され、再び元の状態に組み直すという大変手の込んだものでした。
神殿の敷地内に、移築当時の様子を残したいくつかの写真や、細かい工程が展示されているので観光で訪れる際は併せて訪れてみましょう。
カルナック神殿
「カルナック神殿」は、エジプト南部の古都「ルクソール」に位置する国内最大級の神殿です。この神殿は最初に建設当初から歴代のファラオが増改築に携わり、約2,000年もの時をかけて現在の姿に変化しました。
広い敷地内にはなんと10ヵ所の塔門があり、中心には「アメン大神殿」、敷地南部には「ムート神殿」そして北部には「メンチュ神殿」が位置しています。
神殿の見どころは非常に多く、中でも大列柱室の迫力は「アブ・シンベル神殿」の内部を超える迫力が特徴で、134本もの巨大な石柱があり訪れる者を圧倒します。うち12本は、高さ21mの「開花パピルス柱」で、その他は少し低めの高さ15mの「閉花パピルス柱」で構成されています。
上を見上げると、天井に当時の鮮やかな色彩が残る美しいレリーフを確認することが出来ますので、訪れた際は是非確認してみましょう。
副殿には、ルクソール市内中心部に位置する「ルクソール神殿」が挙げられ、カルナック神殿と結ばれている参道には多くのスフィンクスが並んでいます。その距離は3kmにもわたり、古代にはこの参道の両脇にスフィンクスが並び、神殿を守る働きをしていたと言われています。
現在カルナック神殿で訪れることが出来るスフィンクス参道は、第一中庭から運び出されたものです。
ルクソール神殿
ルクソール神殿は古都ルクソールのナイル川東岸に位置し、カルナック神殿の副殿として建てられました。それはナイル川西岸が「死者の町」と呼ばれているのとは対照的に、東岸は日が昇る方向より「生者の都」そして「神の都」であったのが理由とされています。
そのため、東岸のハイライトはズバリ「カルナック神殿」と「ルクソール神殿」と言えるでしょう。
現存する神殿の大部分は新王国時代第18王朝のファラオ「アメンへテプ3世」そして後に「アメン神」を信仰の対象として首都をテーベ(現在のルクソール)から、アマルナに遷したアメンへテプ3世の息子「アクエンアテン王」によって建設されました。
アメン神信仰を酷く嫌っていた「アクエンアテン王」によって遷都された後は、神殿が放置されてしまったため、施設は荒廃してしまいました。しかしながら「アクエンアテン王」の息子「ツタンカーメン王」の時代になると、再び「アメン神」への信仰を取り戻し、神殿は修復されその一部が完成されました。
【見どころ】
- ラムセス2世によって健立された高さ25mのオベリスクとカデシュの戦いのレリーフが美しい「第一塔門(一対のうち片方はフランスのパリにあります)」
- 存在感の強いラムセス2世の立像が一対並び、閉花式パピルス柱に囲まれた「ラムセス2世の中庭」
- 高さ19mにもおよぶ巨大な開花式パピルス柱が並ぶ「大列柱廊」
- アメンへテプ3世の中庭
- ローマ帝国がエジプトへ侵攻した際に、ローマ皇帝を崇拝するためローマ時代に神殿を改造してつくられた「天皇崇拝の場」
ハトシェプスト女王葬祭殿
「ハトシェプスト女王葬祭殿」は、かつてファラオが亡くなった時に葬儀を行っていた葬祭殿です。エジプト南部ルクソールの西岸に位置し、崖の麓に突如現れる3階構造の葬祭殿は「ハトシェプスト女王」の側近で建築家の「センムト」によって全体の設計が施されたものです。
細部まで細かく施され、未だ美しい色彩を放つレリーフは「ハトシェプスト女王」の誕生伝説や、ナイル川での祭りの様子など、当時の歴史を知る上で非常に貴重なものばかりです。
また葬祭殿3階には冥界の神として知られるオシリス神の柱「オシリス柱」も多数並び、いくつかは完全に破壊されてしまっているものの、今もなお圧倒的な存在感を放っているのが特徴です。
王家の谷
王家の谷はルクソールの西岸に位置する「エルクルン山」の麓にある「死者の町」です。エルクルン山と聞いて緑豊かな山をイメージする人が多いと思いますが、ここは「リビア山脈」が侵食されて出来た谷で、緑は無く非常に乾燥しています。ここには「トトメス1世」以降の新王国時代の歴代ファラオが葬られていて、これまで既に65の墓が発見されています。
敷地は非常に広大で、多くの墓があるため考古学ファンの方は是非全ての墓を訪れてみたいところですが、お金も時間も掛かるのが「王家の墓」です。しかしながら、重要な見どころを比較的短時間でしっかりと観光しておきたいという方は、以下の見どころを中心に回るのが効率的でしょう。
【主な見どころ】
- 1922年にハワード・カーターという考古学者によって発見され世界中の話題となり最も有名で色鮮かな内部のレリーフと豪華な副葬品の数々が魅力の「ツタンカーメンの墓」
- 新王国時代第20王朝のファラオの墓で色鮮かな壁画と特徴的な人型棺を持つ「ラメセス4世の墓」
- 太陽光線に導かれて昇天するファラオをはじめとする細部までよく描かれたレリーフが美しい「ラメセス9世の墓」
- 新王国時代第18王朝のファラオの墓で他とは少し異なったユニークなレリーフを持つ「トトメス3世の墓」
イシス神殿
エジプト南部最大の商業都市「アスワン」近郊に浮かぶ「アギルキア島」。島周辺はアスワンハイダムの建設と共に形成された「ナーセル湖」の青さが、より島の美しさを引き立てます。このアギルギア島に位置する美しい神殿が「イシス神殿」です。
この神殿はかつてフィラエ島に浮かんでいましたが、ダム建設を原因に水没の危機に晒されたため、現在の島に移転されました。敷地面積はエジプトの観光スポットと比較しても、見どころが非常に多いのも観光客を惹きつける魅力のひとつと言えるでしょう。
これらはプトレマイオス王朝から古代ローマ時代に建てられたもので、ローマ帝国の侵攻により550年に閉鎖されるまで、古代エジプトの信仰の対象として存在し続けた最後の神殿です。かつては隣の「ビーガ島」に夫の「オシリス神」が祭られていましたが、現在観光客が訪れることは不可能となっています。
【見どころ】
- イシス神殿
- 島に戻ってきたイシス女神の休憩場所であったという逸話が残るトラヤヌス帝のキオスク
- 女神に捧げられた小神殿で音楽に関する珍しいレリーフが確認できるハトホル神殿
- 古代神話にまつわるレリーフが美しいハドリアヌス帝の門
ホルス神殿
「ホルス神殿」は、エジプト神話におけるハヤブサの神「ホルス」を祭り、国内で最も美しいホルス像をその中庭に持つことで有名です。現在の神殿は紀元前237年に建設が始まり180年もの歳月をかけて紀元前57年、クレオパトラの父親「プトレマイオス12世」の時代に完成したとされています。
建設以降、長い年月が経過しているにも関わらず、神殿としての保存状態が非常に良好で、所々に残る鮮かなレリーフ、天井や天体図やハゲワシの絵がある迫力の列柱室、そして上下エジプトの統一を象徴する二重王冠を被った美しいホルス神は必見です。
神殿はエジプト南部のナイル川近郊に位置している小さな町「エドフ」にあり、ナイル川クルーズに参加する方にとっては必ずと言っていいほど旅程に組み込まれる寄港先です。
ルクソールまたはアスワンからアクセスする場合は、タクシーかバスのみの利用となりますが、片道平均2〜3時間かかってしまうのでクルーズ船で訪れた方が体力的な負担は少ないでしょう。
シャルム・エル・シェイク
「シャルム・エル・シェイク」は、エジプト東部に位置するシナイ半島南部の紅海に面するビーチリソートです。紅海は透明度が非常に高い海と色鮮やかなサンゴ、そしてその豊かな自然を目当てに訪れる、多様な海洋生物を観察出来ることが魅力です。
日本から催行されているエジプトツアーのうち、いくつかはシャルム・エル・シェイクに数泊滞在するプランが含まれています。シナイ半島に位置していますが、治安も良好なことから季節を問わず、世界中から多くの観光客が訪れている人気ビーチリゾートです。
シャルム・エル・シェイクでの主な過ごし方は、ビーチでの日光浴やスキューバダイビング、シュノーケリング、そしてカイトサーフィンやウインドサーフィンなどのスポーツ、そして美しい海を眺めるスカイダイビングなど様々です。また、周辺は砂漠なためサファリツアーに参加するのも楽しいでしょう。
聖カタリナ修道院
「シャルム・エル・シェイク」と同様に、シナイ半島に位置するのが2002年に世界遺産として登録された「聖カタリナ修道院」。
聖カタリナ修道院は、シナイ山脈の麓に527~565年に皇帝「ユスティニアヌス1世」の命令により建てられた後、「モーセの十戒」が行われたことで有名な、非常に長い歴史を持つ教会です。
主な見どころはモーセが神の言葉を授かったとされる”燃える柴”で、イスラム、キリストそしてユダヤ教から聖地として信仰されているため毎年多くの信者が訪れています。
シャルム・エル・シェイクやダハブからはシナイ山から朝日を眺めるトレッキングツアーも開催されていますので、海だけではなく山も楽しみたいという方は、参加することをオススメします。
エジプトのおすすめホテル10選
ラムセス ヒルトン ホテル (Ramses Hilton Hotel)
基本情報
【住所】1115 Corniche El Nile, ダウンタウン, カイロ, エジプト, 12344
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可能
グランド ロイヤル (Hotel Grand Royal)
基本情報
【住所】1 Talaat Harb Square, ダウンタウン, カイロ, エジプト
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】可能
カイロ マリオット ホテル&オマル ケイヤム カシノ (Cairo Marriott Hotel & Omar Khayyam Casino)
基本情報
【住所】16 Saraya El Gezira - Zamalek, ザマーレク アイランド, ギザ, エジプト, 11211
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
アザール ブティック ホテル (Azar Boutique Hotel)
基本情報
【住所】9 Adly St , DownTown, ダウンタウン, カイロ, エジプト, 11553
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
トライアンフ ラグジュアリー ホテル (Triumph Luxury Hotel)
基本情報
【住所】Block 19 in front of Katamyia Heights 5th , New Cairo, ニュー カイロ, カイロ, エジプト, 11865
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
Sunrise Arabian Beach Resort
基本情報
【住所】Sharks Bay, Entrance of Convention Center, シャーク ベイ, シャルム エル シェイク, エジプト
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
アルバトロス アクア パーク シャルム エル シェイク (Albatros Aqua Park Sharm El Sheikh)
基本情報
【住所】Hadaba Umm El Seed, ラス ウム シド, シャルム エル シェイク, エジプト
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
シュタイゲンベルガー アルカサル ホテル (Steigenberger Alcazar Hotel)
基本情報
【住所】Nabq Bay, シャルム エル シェイク, シャルム エル シェイク, エジプト
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
サフィアー ホテル カイロ (Safir Hotel Cairo)
基本情報
【住所】Refaa Street, ドッキ, ギザ, エジプト, 138 Orman
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
グレート ピラミッド イン (Great Pyramid Inn)
基本情報
【住所】14 Abou al hool al seaihi street - Nazlet elsaman - Haram - Giza, ハラム, ギザ, エジプト
【Wi-Fi】全室使用可
【子供連れ】0歳から可能
【ペット】不可
エジプトの年間イベント
1月
カイロ国際ブックフェア
カイロ国際ブックフェアは毎年1月の最終週と2月の最初の週にカイロ国際空港から程近いヘリオポリスに位置するナスルシティを会場に開催されるアラブ世界最大で最古のブックフェアです。
17のアラブ諸国とその他10か国の合計27の国々が参加し、毎年およそ200万人もの人々に訪れられています。
その規模や歴史からアラブ諸国の出版界では最も重要なイベントとされています。
エジプト国際マラソン
エジプト国際マラソンはエジプト南部に位置する古都ルクソールで毎年1月下旬または2月上旬に開催されている、国内では唯一AIMS(国際ロードレース連盟)公認のマラソン大会です。
この大会は世界で唯一古代遺跡を巡る走行ルートを持っていて、そのユニークさから毎年約35ヵ国以上のランナーが参加しています。
革命記念日
2011年に起こった革命を記念する国民の休日のひとつです。
2月
国際釣り大会
紅海リゾートのフルガダで開催され世界中から釣り人が参加します。
ラムセス2世の昇天(2月22日)
エジプト南部に位置するアブ・シンベル神殿では、2月そして10月の年に2度だけ太陽の光が神殿の内側の聖域に差し込み内部に祭られた像を照らします。
とても神秘的な朝日を拝むことが出来るためこの日は世界中から多くの観光客が訪れます。
3月
D-CAF(ダウンタウン現代芸術祭)
D-CAFは、エジプトで唯一の国際的かつ学際的な現代芸術祭で、毎年3月から4月に3週間にわたりカイロの中心部(ダウンタウン)の複数の場所で開催されます。
4月
3alGanoobミュージックフェスティバル
このミュージックフェスティバルはエジプト東南部に位置するビーチリゾート、マルサアラムのさらに南14 kmにあるトンドバ湾で2001年以降毎年春に3日間開催されています。
一般的にコプト教のイースターの時期に行われるのが特徴です。
音楽のジャンルの幅は広く、エレクトロニックからオルタナティブロックまで様々で、同国最高のミュージックフェスティバルと呼ばれています。
コプト教における復活祭
カトリック教およびプロテスタント教では、16世紀以降に登場したグレゴリオ暦を用いて日にちを計算しているため、毎年4月1日に復活祭(イースター)を祝っています。
対照的にコプト教の復活祭(イースター)は4世紀に「春分の日(3月21日)の後に来る満月の次の日曜日に行う」と決められたため復活祭が開催される日付が異なります。
また、コプト教はユリウス暦という紀元前45年から導入された暦に従っているため、満月の日付もグレゴリオ暦と7日異なる計算となります。
以上の理由からコプト教のイースターはカトリック教およびプロテスタント教におけるイースターよりも7日遅いと覚えていてもらえるとわかりやすいでしょう。
エジプトでは公園や川岸など公共の場所でピクニックをしながら祝います。
春香祭
春の訪れを祝うお祭りで、コプト暦の復活祭(イースター)の翌日なので必ず月曜日に催されます。
復活祭と春香祭の2日間はエジプトの祝日に該当しますので観光で訪れる場合は
お店やレストランの営業時間および公的機関の開館の有無に注意が必要です。
シナイ半島解放記念日
1982年4月25日(日)にイスラエルが15年間占領していたシナイ半島領土をエジプトに返還したことを受けて定められた祝日を指します。
5月
メーデー
メーデーとは、毎年5月1日に行われる国際的な労働者の祭典を指します。
エジプトでは祝日でもありますので、旅程にメーデーが含まれる場合は一部のお店およびレストランそして公的機関が休みになるので注意しましょう。
ラマダーン(断食月)
ラマダーンとは、イスラム暦における第9月を指し断食月とも呼ばれています。期間は約1ヶ月間で、イスラム教徒は日の出から日没まで断食を行います。
そもそもイスラム暦とは預言者「ムハンマド」が聖地メッカからメディナに移住した622年を元年としてつくられた暦で、月の満ち欠けを利用した太陰暦を利用しており1年の長さは354日と、私たちが普段目にする暦よりも11日短くなっています。
そのためラマダーンが行われるイスラム暦の9月が訪れるのも毎年11日ずつ早くなっていくと考えていただければ理解しやすいと思います。
6月
断食明け大祭
断食明け大祭は、ラマダーンの終わりを告げるお祭りで、人々は断食明けを祝ってごちそうを食べます。期間は3日間ですが、イスラム暦に従っているため、渡航前に日程を確認しておくことをオススメします。店や官公庁は休みになることが多いので注意が必要です。
7〜8月
イードルアドハー
イードルアドハーとは通称、犠牲祭と呼ばれイスラム教徒および国民の休日を指し、毎年7〜8月の4日間行われる、イスラム教徒にとって1年に1度の最高なお祭りです。
9月
イスラム暦新年
預言者「ムハンマド」がメッカからメディナへ移住した日。ムハンマドが亡くなった後のイスラム国家の指導者が、その年をイスラム暦元年と定めて祝うこととなったのがはじまりとされています。
シタデルフェスティバル
シタデルフェスティバルは、伝統的なものからクラシックそして中東のオーケストラなど様々なジャンルの音楽が演奏されるお祭りです。例年毎年8〜9月の10日間、首都カイロにあるオペラハウス、および世界遺産のイスラム地区「シタデル」の両方で開催されますが、開催期間の詳細などは変更される可能性もありますので、事前に確認されることをオススメします。
10月
ラムセス2世の昇天(10月22日)
2月22日同様、アブ・シンベル神殿で太陽の光が神殿の内側の聖域に差し込み内部に祭られた像を照らす特別な日です。
戦勝記念日
エジプトが1973年の第4次中東戦争に勝利したことを記念する国民の休日のひとつです。
11月〜12月
預言者誕生祭
エジプトの国民の休日のひとつで、イスラム教において大変重要な預言者ムハンマドの生誕を祝い、彼の人生などについて語らう日です。
シヤハ祭り
シヤハ祭りとは、西部に位置するオアシスの町「シワ」で開催されるデーツと呼ばれるナツメヤシの実の収穫祭を指します。毎年11月の満月の日に3日間かけて行われ何千人もの地元の人々で賑わいをみせ流のが特徴です。
この祭りの期間中シワの人々は経済的・社会的地位に関係なく毎日正午に行われるお祈りの後一緒に食事をします。宗教的都合からシワの女性はお祭りに参加することはありませんが、12歳以下の女の子たちは日没まで参加資格が与えられています。
開催に関しては事前に観光局に問い合わせるとスムーズでしょう。
カイロ国際映画祭
カイロ国際映画祭は、毎年11〜12月にカイロ新市街に位置するオペラハウスを会場とし、開催されている映画祭で中東地域で最も長く続いているイベントのうちの一つです。この映画祭では、世界中のあらゆる映画を上映し賞を与えますが、主に中東およびアフリカ地域への貢献に焦点を当てているのが特徴です。
また会場のオペラハウスは、初代の建物が消失したため1988年に日本政府の協力のもと再建されたもので、夜にはライトアップされる姿が美しいです。
カイロジャズフェスティバル
毎年10月の3日間開催されるジャズ音楽の祭典で、エジプト国内で有名なミュージシャンのみならず国際的に有名なミュージシャンも招いて行われます。
エジプトへの主要エリアからのアクセス・所要時間
- 成田空港から: 直行便の利用で往路の約14時間25分、復路は約11時間45分
- 成田以外の空港から: 現在日本からエジプトへの直行便は成田ーカイロ間のみで運航されています。
そのため成田空港以外から出発される場合は目的地の周辺国の主要都市を経由してアクセスすることになります。
経由地での乗り換え時間の長さのもよりますが、経由地での乗り換え時間を含めても往路で必要とされる最短所要時間は約18時間前後、復路では約14時間前後となっています。
就航している航空会社
直行便
エジプト航空が成田国際空港から週2便運航しています。
経由・乗り継ぎ便
トルコ航空やエミレーツ航空を利用してそれぞれの主要な都市(イスタンブール、ドバイ)で乗り換えてアクセス。
ヨーロッパの主要な都市で乗り換えてアクセスすることも可能です。
ツアーを選ぶときのTips集
何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?
エジプト旅行が初めてで「まずは首都カイロ周辺とギザのピラミッドを見てみたい」という方は、現地のホテルに2泊滞在するツアーの利用でも、しっかり世界遺産や異国情緒漂う雰囲気の街並みを味わうことが出来るので、十分楽しめると思います。
しかしツアーを利用してエジプトを訪れる場合は、日本からの長い移動距離や時差の都合で、往復それぞれ1泊ずつ機中泊が旅程に含まれる為、体力に自信がある方の参加をオススメします。
エジプトの国土は広大なため見どころが広く散らばり、全て廻ろうと思うと観光に1ヵ月以上かかってしまいます。しかしながら有名な世界遺産を巡り、エジプトの歴史を堪能することが目的であれば8〜 10日以上の滞在が望ましいでしょう。
カイロまでは飛行機でどのくらいかかりますか?
日本からエジプトまでの直行便はエジプト航空によって成田~カイロ間で運航されています。飛行時間は成田空港からカイロ国際空港まで片道約14時間25分、反対にカイロから成田へ戻るフライトの場合は所要約11時間45分と行きの所要時間よりも短くなっています。
また大阪、愛知、福岡などその他都市および羽田空港からの出発の場合、利用航空会社によって経由地点が異なりますので、乗り継ぎ便を利用してカイロまで移動する場合は所要約15〜18時間です。
エジプトの時差は日本のマイナス7時間です。
エジプトの気候は?ベストシーズンはいつですか?
エジプトは砂漠特有の雨が少ない気候で、年間を通じて雨季は存在しません。
また一年を通してかなり気温が高いイメージがあると思いますが、11〜2月は暑さが和らぎ観光に適している為、ベストシーズンとされています。この時期はエジプト北部の首都カイロで平均最高気温が約20度以下、南部の都市アスワンでも平均最高気温は約22度以下と他の月と比較してもかなり過ごしやすいでしょう。
また3〜5月はカマシーンと呼ばれる砂嵐が発生し視界が非常に悪くなる為、しばしば交通機関の運航に乱れが生じることもありますので、この時期にエジプト旅行を計画される際には、念のためある程度スケジュールに余裕を持っておくことをオススメします。
6〜9月は非常に暑く、エジプト全土で平均最高気温が40度を超えることが珍しくありません。日本とは異なり日差しがとても強い為、水・帽子・サングラス・日焼け止め(3〜5月に旅行される場合は砂嵐から身を守る為のマスク)は常に携帯するようにしましょう。
英語が話せないのですが、日本語が通じますか?
カイロやギザ、ルクソール、アスワン、アブシンベルなどの主要観光地や、外国人が多く訪れるレストランでは英語が通じることが多いですが、エジプトの公用語はアラビア語なので「おはよう」といった挨拶や「ありがとう」など日常会話でよく使用する単語を少しでも覚えておくと便利でしょう。
現地の方々の英語レベルは人によって異なり、特にタクシーを利用する場合や買い物の場面で双方の誤解によってトラブルが起こるなんてこともあるので注意が必要です。
相手が英語を話していても安心せずにこちらの意思がしっかり伝わっているかどうか相手に必ず意思確認すること心掛けてください。
エジプトを訪れる際に気を付けたいことはありますか?
エジプト国民の約9割にあたる人口はイスラム教を信仰しています。そのため、この国の習慣もイスラム教の規則に従ったものが多いのが特徴です。
特に女性に注意していただきたいのが肌の露出に関する項目で、胸、肩そして脚を露出する文化がイスラム教には存在しないため旅行する際はなるべく露出を抑えた服装を心がけましょう。
夏の時期は気温が40度に達することも珍しくないため、体温管理が非常に難しいですが、どうしても肩や胸が露出してしまう服装の方は、必要に応じてストールをまとうなどして暑さに対処しましょう。
ラマダーンの時期を知るためにはどうしたらいいですか?
先にも述べた通りラマダーンの時期はイスラムの暦に従っているため毎年異なります。一般的にはインターネットで検索すると、毎年のラマダーン開始日および終了日が表示されるので、この時期旅行するのを避けたい方は参考にすると良いでしょう。