スイスツアー選びのポイント
ツアーの特徴
利用する航空会社と便が指定されている場合がほとんど
日本からスイスへ催行されているツアーは一部の例外を除いて、ほぼ全てのツアーに対し利用する航空会社が指定されています。出発地により利用できる航空会社は異なるほか、航空会社により出発時間も大きく異なります。
スターアライアンスやワンワールドなど、好みのマイレージグループがある場合はツアーで利用予定の便が、提携航空会社による運航であるかどうかを確認しておくとマイレージが貯まるので嬉しいですね。
日本からスイスまでの最短移動時間は片道約12時間10分前後で、復路に機中泊が含まれるのが一般的です。
この移動時間はあくまで成田空港からチューリヒまで「スイスインターナショナルエアラインズ」が運航する直行便を利用した場合の計算であるため、【航空券情報】に記載されている航空会社が異なれば、乗り継ぎ便を利用してアクセスする事となります。その場合の最短所要時間は経由地での乗り換え時間の長さにもよりますが、片道約14時間前後となります。
旅程に乗り継ぎが含まれる場合、乗り継ぎをご自身で行っていただく必要があるため、個人での乗り換えが不安な方には直行便を利用して行くツアーへの参加をオススメします。
また、追加料金を支払えばお連れ様との並び席の手配や、ビジネスクラスまたはファーストクラスへのアップグレードも可能なので、旅行の予算に余裕がある場合はそれらも検討されるのが良いでしょう。希望される方はツアーを予約する際に催行会社にリクエストしておくとスムーズです。
ツアー日程は基本的に終日自由行動
ツアーといえば、ツアーガイドをはじめ大勢のツアー客と一緒にマイクロバスに乗って一日中集団行動を共にすると思う方も少なくないと思います。しかし、日本からスイスへ催行されているツアーのほとんどは、自由行動が可能なフリープランです。
そのため、旅行先での過ごし方は集団行動を強いられるスケジュールのツアーと比べ、かなり融通が利くのが特徴です。また、この場合空港〜ホテル間の移動に関しては基本的にご自身で行っていただく必要があります。
現地到着後に宿泊先のホテルまでご自身で移動するのが不安な方は、事前にツアー催行会社へ連絡の上、追加料金を支払って送迎車両を手配してもらうと安心です。
追加料金で現地ツアーをアレンジして自分だけの旅行プランをカスタムしよう
日本からスイスへ催行されているツアーのほとんどは、利用する航空便や滞在先のホテル、訪れる予定の都市や交通手段をはじめとする重要項目が、あらかじめしっかりと組まれています。これは裏を返すと、その他の行動に関しては全て自由に決めて良いということで旅先でのスケジュールに個性を求める方やプライバシーを重視したい方にはとても魅力的に映るのではないかと思います。
各プランが持つツアー日程は、あくまで大まかなものなので効率的に現地を観光したい方、その土地ならではのオシャレなレストランを予約したい方など、通常のプランに一味変化を加えたいという場合は、ぜひ旅程に現地ツアーをプラスして、より充実した旅を楽しみましょう。
【現地ツアー例】
- 日本語ガイドと行く絶景半日プライベートハイキングツアー
- 列車で行くハイジの故郷マイエンフェルト1日ツアー
- マッターホルンを望む絶景レストランでのディナー
- 日本語ガイドと行くピラトゥス1日ツアー
ホテルは指定もしくは同等クラス
スイスを訪れるツアーは、指定ホテルでの宿泊またはツアー日程下の【ホテル情報】に記載されているホテルと同等クラスでの宿泊の2種類から選ぶことが可能です。
また、ツアーで滞在するホテルや、宿泊するお部屋のアップグレードを行いたい場合、1泊1人あたりの追加料金を支払うことで可能となる事がほとんどなので、予約をされる際にアップグレード希望の旨をツアー催行会社に伝えましょう。
食事は朝食のみ含まれている
日本からスイスへ催行されているツアーのほとんどは、フリープランであるためホテルでの朝食のみ含まれているのが一般的です。
ランチやディナーは、街中のカフェやレストランでお好きなものを楽しみましょう。この国は様々な言語圏が混在しているため、食文化が非常に豊かであるのが特徴です。現地の物価は日本よりもお高めですが、出来る限り多くのローカルグルメに挑戦してヨーロッパならではの味覚を堪能しましょう!
旅行日数と訪れるエリアを決める
スイスは小さな国でありながらも、中世の面影が残る街並みや緑豊かな自然など、見どころ満載な旅行先です。主な人気観光都市は以下でも紹介しますが、東部にはチューリヒ、ルツェルンおよびツークで、西部にはベルン、ツェルマットおよびレマン湖周辺の町などが挙げられます。
しかしながら、日本からスイスへ催行されているツアーにはこれら全てを訪れる周遊プランが存在しないので、あらかじめ旅行の目的に合わせて訪れたい都市をいくつか絞っておくと、ツアー選びをよりスムーズに行う事ができるでしょう。
日本からスイスへのツアーは基本的に2泊5日から
ツアーを利用してスイスを訪れる場合の最低必要旅行日数は5日間です。この場合の現地宿泊日数は2泊のみで、往路もしくは復路に機中泊が更に1泊含まれるのが一般的です。
これは日本ースイス間の長距離移動と8時間の時差によるものであるため、旅行期間に対しての移動時間がどうしても長めな印象を持ってしまう方が多いと思います。長時間の移動が苦手な方は、座席クラスをビジネスクラスもしくはファーストクラスにアップグレードすることで、より快適な移動時間を過ごしていただくことが可能です。
※日本ースイス間の時差:サマータイム時は7時間に変わります。
その他のヨーロッパ諸国を一緒に訪れることも可能
日本からスイスへ催行されているツアーでは、スイス国内の観光地に加え周辺に位置するヨーロッパの国々も一緒に訪れるプランが多くあります。これはひとつの国だけではなく、いくつかの国を周遊したい方にオススメのプランです。
訪れる国や都市は、利用するツアープランにより異なるので、ツアー概要欄に記載されている目的地を確認しながら、旅行の予算と日数に合わせていくつかの候補から自、分に合うものを選ぶのが理想です。
ホテル選びのコツ
滞在先のホテルを選ぶ場合は、訪れたい観光スポットや、公共交通機関へのアクセスの利便性を考慮した上で、予算と照らし合わせていくとスムーズでしょう。せっかく広めの客室を比較的安い値段で予約出来た場合でも、主要な観光地までの距離が遠く、アクセスするのに毎回タクシーを利用するのでは、かえって旅行に必要な予算がかさんでしまいます。
反対に現地でレンタカーの利用を希望される方は、主要な観光スポットが多く集まる市内中心部や、旧市街エリアからは少し離れた方が駐車場が無料で利用できるなどのメリットが期待出来ます。
ホテルは、観光で忙しく動いた一日の疲れをしっかりと癒す場所です。ホテルを決める際、時間に余裕がある方はホテルの公式ホームページのほか、SNSなどを活用して付随するサービス内容や実際の雰囲気を確認しておくと、宿泊先選びで失敗するリスクが軽減されるのでオススメです。
そもそもスイスってどんなところ?
スイスの基本情報
スイスはヨーロッパ中央部に位置する自然豊かな国で、正式名称はスイス連邦、首都は国土北西部に位置するベルン(Bern)です。国土面積は約41,285平方kmと、九州よりやや小さめくらいで、外務省基礎データによると総人口は842万人、大阪府の人口よりもやや少ない程度に留まります。
日本との時差はマイナス8時間で、サマータイム期間中は通常よりも1時間進んでマイナス7時間となります。実施期間は毎年異なるものの、一般に3月の最終日曜〜10月の最終日曜を目処に適用されます。
公用語は地方により異なり、主にドイツ語、イタリア語およびフランス語が話されているほか、ごく一部の限られた地域でロマンシュ語という希少言語が話されています。しかしながら、この国では英語も広く通じるので観光で不便を感じることはほとんど無いでしょう。
また、国民の大多数はキリスト教を信仰しており、イースターやクリスマスといった宗教に関連する祝祭日や建国記念日には、公共機関はもちろんのこと、観光地でもお店やレストランなどの営業時間が変則的になるので、注意が必要です。
治安が良く、その他ヨーロッパ諸国からのアクセスも便利なので、毎年夏の時期を中心に多くの観光客が訪れる人気旅行先です。
電圧とプラグに関して
現地の電圧は220〜230ボルトで、日本のそれと比較しても2倍以上なのが分かります。ヘアドライヤーやヘアアイロンなど、日本の電化製品を持ち込んで使用される際は、変圧器を使用しないと故障の原因となりますので注意が必要です。
また、スイスではプラグの形状も日本とは異なり、Cタイプのアダプターを使用するのが一般的です。普段日本で使用しているスマートフォンの充電器なども変換プラグが無いと、差し込み口が異なるため使用不可能です。スイスを訪れる際は、事前にCタイプのプラグを購入しておくと便利です。
スイスの歴史
アルプスの高峰を有し、起伏に富んだ地形に豊かな自然が広がるスイス。「永世中立国」として不動の立場を貫くこの国がこれまでに歩んだ歴史は、その他のヨーロッパ諸国と比較しても非常に珍しく興味深いのが特徴です。
先史時代からローマ帝国による支配
スイスが位置する土地の歴史は先史時代まで遡り、この時には既に人々が湖畔に高床式の住居を構え、生活を営んでいたといわれています。
実際にスイス中央部および東部に位置するいくつかの湖周辺では湖畔住居群のほか、当時の人々の生活の様子を知るための大変重要なモノがこれまでにいくつも発見されてきました。過去に発掘された最も古い住居は当時のケルト系先住民、ヘルウェティイ族やラエティア族のモノです。
現在イタリアと国境を接しているスイスですが、その他のヨーロッパ諸国と同様に、紀元前3世紀以降多大な影響と支配力を誇っていたローマ帝国の支配を受けた歴史を持ちます。これは紀元前1世紀にシーザーがガリア遠征を行ったことを機に、4世紀半までの約400年間続きました。
現在スイス国民の大多数が信仰するキリスト教は、ローマ人によってこの時代に広められたとされています。
ゲルマン系民族の流入によるローマ帝国の撤退から原初3州の盟約成立
3〜5世紀にはゲルマン系民族が流入し、ローマ人は混乱のなか遂に撤退へと追い込まれてしまいました。その後は、様々な民族による侵攻や支配を受けながらも、10世紀末まで神聖ローマ帝国の一部としての歴史を歩みました。
1291年7月になると、サンゴッタルド峠のウーリ、シュヴィーツおよびウンターヴァルデンの3つの州がハプスブルク家の強権下に置かれることを恐れた為、現在のスイス連邦の原型とされるスイス盟約者団を結成し、相互に援助することを約束しました。スイスでは、この出来事を「リュトリの誓い」と呼び、盟約の成立が行われた8月1日を建国記念日としています。
当初は3つの州で構成されていた盟約者団でしたが、1332年にはルツェルン、その後チューリヒ、グラールス、ツークの順で加盟した後、18世紀末には「13州同盟」まで成長しました。
国家としてのスイス連邦確立
同盟結成以降も各州が持つ独自の法律を保ちながら相互援助の姿勢を崩さなかった、スイス。国家としての「スイス連邦」が確立されたのは1848年で、紀元前までさかのぼる多民族により構成された長い歴史のことを考えると、意外と最近の出来事であることが分かります。
スイスの通貨と両替事情
スイスの基本通貨はスイスフラン(CHF)で、フランという単位を用いて表記されるのが一般的です。2020年2月24日(月)現在、1フランあたりの両替レートは約113.73円です。
紙幣はCHF10、CHF20、CHF50、CHF100、CHF200、CHF1000の6種類、硬貨はCHF1/2、CHF1、CHF2、CHF5の4種類が存在します。その他にも、サンチームと呼ばれる少額の通貨(単位Ct)が3種類あり、100CtでCHF1とみなすので参考までに覚えておきましょう。
日本円からスイスフランへの両替は空港や主要駅の構内、銀行および観光客向けのホテルなどで広く行うことが出来ます。しかしながら、現地ではホテルやお店をはじめレストランなど、非常に多くの施設で国際クレジットカードでの支払いを受け付けているため、現金の両替は必要最小限で大丈夫です。
お店により、利用可能なクレジットカードの銘柄が異なるため、利用前に店先やレジ横に表示されているカード会社の種類を確認しておくとスムーズでしょう。
また、両替時に英語でやり取りするのが不安という方は、日本を出国する前に、あらかじめ国内の主要国際空港や銀行などで、スイスフランを入手しておくと安心です。
気候について
スイスの気候は日本同様、四季がはっきりとしています。一般的に4月から6月中旬が春、6月下旬から9月初旬が夏、9月中旬から11月が秋、そして12月から3月が冬にあたりますが、その平均気温は一年を通して東京の平均気温を下回ります。
そのため、夏の時期は最も気温が上がる7月でも平均最高気温は約20.4度程度と涼しく、代わりに冬の時期で最も気温が下がる1月は平均最高気温が約1.7度と非常に寒いのが特徴です。しかしながら、スイスは国土の約70%が山間部に該当し、起伏に富んだ地形をしていることから実際の気温は訪れる地域やその標高に大きく左右されます。
また、スイスの国土は日本の北海道よりも北に位置しているため、特に5月から7月頃は日没時刻が21時前後になります。少しでも長く観光を楽しみたい方には是非この時期の旅行をオススメします。
春(4〜6月中旬)
長い冬が終わり山に積もった雪が溶け始める時期で、南部地方や湖畔に位置する街で花々が咲き始めます。この時期は、ロープウェーをはじめ各種山岳設備のメンテナンスが行われるほか、山間部にはまだ雪が残っているため、ハイキングを楽しむには適していません。
サン・モリッツやルツェルンの町から美しいアルプスの景色を楽しんだり、ベルンやチューリヒなどの都市部および湖畔エリアを中心に観光することをオススメします。
夏(6月下旬〜9月初旬)
夏のスイスでは山間部の緑がより一層深まり、高山植物が最盛期を迎えるので、ハイキングを楽しみたい方にはとてもオススメです。日本の夏よりも湿度が低いので、過ごしやすいです。
また、国内各地で様々なイベントが開催されるためホテルや登山鉄道等の予約が一年で最も混雑します。この時期に旅行を計画している場合は、必要な予約をなるべく早く済ませる様にしましょう。
秋(9月中旬〜11月)
山岳リゾート周辺やブドウ畑の木々が黄金色に色付く、紅葉の秋。夏に比べて気温はグッと低くなるものの、天候が安定するので観光には十分適しています。国内各地では収穫祭が催されるほか、レストランにはジビエやキノコといったこの季節ならではの食材が提供されます。
冬(12〜3月)
スイスの冬は、日本と比べ二足ほど早くやって来ます。標高が高いエリアでは、10月に入る頃には初雪の便りが届き、一気に気温が下がります。この時期のアルプス地方は晴天率が高いので、スキーをはじめとするウィンタースポーツを楽しむ人々で賑わいます。
服装について
スイスを訪れる場合の服装は、基本的に「日本の四季に合わせた服装プラス1枚」と想像していただくと分かりやすいと思います。上でも紹介した通り、現地の平均気温は一年を通して東京の平均を約3〜4度前後下回ります。
そのため、現地を訪れる時期に該当する季節と日本での服装を照らし合わせ、それにカーディガンやシャツを一枚プラスすると快適に過ごしていただくことが出来ると思います。しかし標高が高いエリアや山間部では、夏の時期でも日中と比べ朝晩の気温が一気に低くなるため、防寒対策をしっかりと行うことをオススメします。
スイスの文化
スイスでは、国民の大多数がキリスト教を信仰しています。そのため、この国の文化はキリスト教の影響を強く受けているのが特徴です。クリスマスやイースターをはじめとする、キリスト教に関連する祝祭日には公共機関はもちろん、お店やレストランも休みになることがほとんどなので、この時期に旅行を予定している方はスケジュールの作成に注意が必要です。
また、現地のビジネスアワーは日本と若干異なるので、銀行やお店を訪ねる場合は時間に気を付けましょう。銀行の場合、営業は基本的に月曜から金曜日の8:30〜16:30、商店は月曜から金曜日までが8:30〜18:30、土曜は9:00〜16:00の営業で日祝は休みなのがほとんどです。
マナーについて
スイス人の一般常識や生活マナーに関する価値観は、日本人と非常に似ています。
例えば、現地の社会システムには時間厳守の価値観がしっかりと浸透していて、親しい相手以外とは程よい距離感を保ち、相手のプライバシーを尊重すること、および清潔感を重視するところなど、共通点がいくつも存在するのが特徴です。そのため、現地では比較的心地よく過ごしていただく事が可能です。
チップについて
訪れる国により、大きく異なる「チップ文化」。日本には存在しない価値観であるため実際にいくら渡せば良いか、そもそも渡すべきなのか迷ってしまうことも多いはずです。
しかし、スイスでは基本的にチップを渡す習慣が無く、ホテルのポーターに荷物を運んでもらう場合など限られた場面でしか渡す必要が無いので安心です。チップとして渡す金額は2〜3CHFが一般的なので、参考までに覚えておきましょう。
スイスの治安
スイスはヨーロッパで最も治安が良い国の一つですが、都市部や空港や駅などをはじめとする多くの人々が集まる場所での油断は禁物です。
特にチューリヒ、バーゼル、ローザンヌおよびジュネーヴでは地元の人々や観光客の他に、不法滞在者の外国人や失業者も紛れている可能性が高く観光客を狙ったスリや置き引きなどの軽犯罪の被害が報告されています。外出する際はパスポートや貴重品などはホテルの客室にあるセーフティーボックスに保管し、必要最小限の現金とクレジットカードを持ち歩きましょう。
また、夜間に外出される場合は治安が良い国だからと安心せずに、なるべく人通りの多い道を歩いて下さい。現地では、海外旅行中の病気やケガの治療費は基本的に全額自己負担となってしまうため、あらかじめ海外旅行保険に加入しておくと安心です。
スイス国内での主な移動手段
スイス国内を観光で移動する為の主な移動手段は、鉄道、バス、レンタカーおよび湖船の4種類があります。なかでも、バスと鉄道は都市間を移動するために利用する方が多いので詳細を以下に紹介したいと思います。
鉄道
スイスの鉄道システムは非常に発達しており、列車の運行時間が正確で設備が清潔なのが特徴です。列車の種類は主にスイス国鉄と観光列車の2種類に分けられています。
列車の時刻表はスイス国鉄(SBB)のホームページ、または公式のスマートフォンアプリであるSBB Mobileで確認することが可能なので、旅行の計画を立てる際は運行スケジュールを事前に把握していると、時間の無駄がなく行動できるでしょう。また、これらでは切符の事前購入が可能であるほか、列車の運行ルートも確認出来るので利用をオススメします。
その他にも、駅の窓口や自動券売機での購入も可能なので状況に合わせて使い分けましょう。
【スイス国内で運行されている列車の種類】
- 特急列車「インターシティ(IC)」、「インターシティ・ナイゲツーク(ICN)」
- 急行列車「インターレギオナル(IR)」
- 快速列車「レギオエクスプレス」、「レギオナールツーク」
- 普通列車「Sバーン」
【絶景を堪能するパノラマ列車の種類】
- サン・モリッツ〜イタリアのティラーノを結ぶ「ベルニナ・エクスプレス」
- ツェルマット〜サン・モリッツ間を結ぶ「グレーシャー・エクスプレス」
- ルツェルン〜モントルー間を結ぶ「ゴールデンパス・パノラミック」
- ルツェルン〜ロマンスホルン間を結ぶ「フォアアルペン・エクスプレス」
- ルツェルン〜ルガーノ間を結ぶ「ゴッタルド・パノラマ・エクスプレス」
- その他、各種登山列車が存在します。
バス
スイスの公共バス「ポストバス」は、黄色い車体が目印で非常に分かりやすいのが特徴です。バスの名前は、かつて鉄道網が整備されていない山奥に位置する町や村に、郵便物を届けるために走っていたことに由来しています。現在でも、郵便物は運んでいるそうですが郵便物の配達よりも乗客の輸送がメインとなっているのが現状です。
バスの路線はシンプルかつ分かりやすく、鉄道ではアクセス困難なアルプスの峠など、地方を訪れる場合に便利です。バスのスケジュールは鉄道と同じくSBBのホームページで確認出来るほか、現地のツーリストインフォメーションおよび鉄道駅でも確認可能です。
切符はバスの運転手から直接購入するのが一般的ですが、大きなバスターミナルの切符売り場や郵便局でも購入可能な場合があります。車内アナウンスは訪れる地域の公用語で行われる場合がほとんどなので、スマートフォンの地図アプリなどで停留所の位置を確認しながら移動すると安心です。
人気観光都市
スイスには3つの世界自然遺産と9つの世界文化遺産があり、それらを中心に以下の観光地が人気です。
【主な人気観光地一覧】
- アーレ川沿いに広がる中世の雰囲気漂う旧市街を持つ首都ベルン
- ローマ時代からの歴史を持つスイス最大の都市チューリヒ
- 美しい旧市街が湖畔にまるで絵画を描いたかのように広がるルツェルン
- 人気登山鉄道の観光拠点であるサン・モリッツ
- マッターホルンを望むパノラマビューが訪れる者を魅了するツェルマット
- 迫り来る氷河の迫力を目当てに多くの登山客が訪れるグリンデルワルト
スイス旅行の見どころ
レマン湖畔に位置する可愛い街を巡る
レマン湖はスイス南西部でフランス国境にまたがる様に位置する「スイス最大の湖」です。その形は特徴的な三日月型をしており、総面積の約60%がスイス、そして残りの約40%がフランスに属しています。周辺を囲むアルプスの山々と青い湖のコントラストはまるで絵画に描いたかのように美しく、訪れる人々を魅了します。
レマン湖畔には小さな町や村が点在しており、鉄道やクルーズ船などを利用してそれらを巡るのが人気です。また、レマン湖クルーズのチケットは片道から購入可能なので、往路は遊覧船でゆっくりと湖上で過ごす時間を満喫し、復路は時間の節約のために鉄道を利用するというのも良いでしょう。
クルーズ船の時刻表は、現地を訪れる季節および出港する場所により異なるので、レマン湖クルーズを運営する会社であるCGNの公式ホームページをあらかじめ確認しておくとスムーズでしょう。
レマン湖周辺で訪れておきたい町
湖の周辺には、美しい自然を望むヨーロッパらしい雰囲気漂う可愛い町がいくつも点在しており、それぞれが異なる魅力を持ちます。ここでは、湖畔に位置する町や村のなかでも、特に観光客に人気が高い町を紹介します。
- モルジュ=一年中色鮮やかな花で彩られ「レマン湖の花」として親しまれる町
- ジュネーヴ=様々な国際機関が活動拠点を置く、国際色豊かな都市
- モントルー=夏にはジャズフェスティバルが開催され、多くの人で賑わう人気リゾート
- ローザンヌ=「ゴシック建築の傑作」と称される大聖堂を中心に広がる街並みが素敵で、国際オリンピック委員会の本部がある
- ヴヴェイ=白ワインの産地として有名で、古くから多くの芸術家や貴族に愛されてきた町
- ニヨン=ローマ遺跡と12世紀の古城が残る町
アルプスの絶景を堪能する
アルプス山脈が国土の約6割を占め、標高4,000m級の高峰がいくつも連なることから「アルプスの国」と称されるスイス。アルプスの5大名峰として知られるモンブラン、マッターホルン、ユングフラウ、ピッツ・ベルニナおよびミシャベル・アルプスのうち4峰を有し、巨大氷河や白銀に輝く万年雪など、壮大なスケールを誇る自然を間近で体感できるのが魅力です。
そんな自然豊かな国スイスには、一生に一度は必ず目にしておきたい絶景がいくつも存在します。アルプスの山々はサン・モリッツやツェルマット、およびグリンデルワルトをはじめとする町から確認していただけるほか、先ほど紹介したレマン湖畔からも眺めることができます。
しかし、せっかくスイスを訪れるなら壮大なアルプスの魅力を是非間近で堪能していただきたいです。この国には、自然を満喫するためのハイキングルートや展望台がいくつも整備されています。ご自身の体力や現地での滞在可能時間を考慮した上で、都合の良い方を選択するのが良いでしょう。
憧れの登山鉄道に乗車
世界有数の鉄道大国と称されるスイス。その鉄道網は非常に密度が高く、観光で訪れるような場所は全て路線がカバーされていると言っても過言ではありません。この国の国土は約6割が山岳地帯に該当するため、移動中は基本的にどこに居ても美しい車窓風景に出会うことが出来ます。
登山鉄道は文字通り、山の頂に向かって進むため、通常私たちが想像する車窓の風景とは、全く次元が異なる絶景を眺めることが出来るのが魅力です。また、山頂に位置する展望台からのパノラマビューは、感動のあまり思わず涙してしまう人も居るほどの美しさを誇ります。
この登山鉄道は「スイス観光のハイライト」として、世界中から訪れる観光客に人気が高いアクティビティーであるため、乗車を希望される場合は事前に座席を予約しておくことをオススメします。
【スイスの登山列車】
- ゴルナーグラート鉄道
- ユングフラウ鉄道
- ロートホルン鉄道
- フルカ山岳蒸気鉄道
- リギ登山鉄道
中世の街並みをゆっくりと散策する
スイスには中世の時代に築かれた建造物や、街並みが多く残っています。これは、この国が第二次世界対戦で永世中立国としての立場を貫き、スイス連邦成立以降も他国に侵略されることがなかった歴史が背景にあり、戦争が原因で多くの歴史的な建造物を失い、それらに修復の手が加えられた、もしくは街そのものが造り直されたヨーロッパ諸国とは大きく異なります。
ユネスコの世界文化遺産として登録された、石畳の街並みが魅力の首都ベルンの旧市街や、5,000年の歴史を持つスイス最古の町クールをはじめ、スイス各地には街歩きを楽しめる魅力的な観光地がたくさんあります。
教会を訪れて宗教建築を楽しんだり、美術館や博物館を訪れて現地の文化に触れたり、そしてカフェでゆっくりと寛ぎながら街を行き交う人々を眺めたり、街歩きには楽しみがいっぱいです。
また、この国はその他のヨーロッパ諸国と比較しても治安が大変良いため、女性のひとり旅でも安心して観光を楽しんでいただけます。街をゆっくりと散策しながら、ヨーロッパならではの素敵な雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?
スイスならではのご当地グルメを味わう
イタリア、フランス、ドイツおよびオーストリアの4ヵ国と国境を接し、4つの異なる言語圏が存在する「スイスの食文化」は地域により異なる特徴を持ちます。そのため、スイスでは西部はフランス、南東部はイタリア、そして北部はドイツの食文化をルーツとする様々な料理が楽しめます。
また、古くから酪農業が盛んなこの国では、色々な種類のチーズが消費されています。最も有名なチーズ料理と言えば「ラクレット」や「チーズフォンデュ」ですよね。その本場であるスイスを訪れる際、これらを食すのはマストであると言えるでしょう。
日本と同様に四季の変化がはっきりしているスイスでは、食べる食材が季節ごとに異なります。秋には日本で最近人気上昇中であるジビエ料理も登場するほか、旨味たっぷりのキノコなど山の幸も楽しめます。
定番スポット10選
フラウ・ミュンスター(チューリヒ)
フラウ・ミュンスターは、印象的な青緑色の屋根を持つ斜塔が特徴の教会で、スイス最大の都市であるチューリヒのリマト川左岸に位置しています。
教会は、カール大帝の孫として知られる、ルートヴィヒ王の娘ヒルデガルトにより、女子修道院として853年に建造されたのがはじまりです。それが12~15世紀にゴシック様式の教会へと変化し、今日に至ります。教会内部にはシャガールが1970年に制作した美しいステンドグラスがあり、主な見どころとして親しまれています。
フラウ(Frau)はドイツ語で夫人を、ミュンスター(Munster)は教会を意味し、かつてこの教会が修道院として使用されていたことに由来しています。また、教会前には14世紀にチューリヒ市長を務めたハンス・ヴァルトマンの騎馬像が立っています。
教会は通年開放されていますが、日曜の午前中は礼拝が行われるため観光はご遠慮ください。
グロース・ミュンスター(チューリヒ)
グロース・ミュンスターは、フラウミュンスターの対岸に位置する教会で、2本の塔を有する特徴的な外観が目印です。創建は11〜12世紀初頭までさかのぼり、かつてカール大帝が築いた教会堂の跡に建造されたと言われています。
教会の地下および窓付近の2ヵ所にはカール大帝の像が、内部にはジャコメッティが制作を手掛けたステンドグラスがあることでも知られ、今日ではスイス最大のロマネスク様式の教会として有名です。
ロマネスク様式が特徴である2本の塔は15世紀に建造された後、火災による焼失を原因に18世紀頃再建されたもので、塔部分にはCHF5の入場料を支払って登ることが可能です。
フラウ・ミュンスターと同じく、日曜の午前中は礼拝が行われるため観光はご遠慮ください。
ベルン旧市街(ベルン)
ベルンはスイス連邦の首都で、国土北西部に位置する人口14万人の都市です。ベルンの旧市街は「ヨーロッパで最も古い街並み」が残り、1983年にはユネスコの世界遺産として登録を果たしました。
旧市街の歴史は1191年までさかのぼり、西側を除く三方向がアーレ川に囲まれていて城壁の役割を果たしています。建物は丘の上に建てられ、ここがかつて要塞都市として機能していたことを物語っています。
美しい街並みを構成する建造物は中世の時代に造られたもので、砂岩が材料として使われているのが特徴です。戦争や火災による消失やダメージが原因で、16世紀以降に建て直された建造物が多いヨーロッパの街並みですが、スイスの歴史はほかの国と異なり、都市が戦争に巻き込まれることがなかったため、正真正銘の「中世の街並み」が良好な保存状態で残されているのも嬉しいポイントでしょう。
旧市街自体はさほど広くないものの、是非訪れておきたい見どころがいくつも存在するため、以下に代表的なスポットをいくつか挙げたいと思います。
【主な見どころ】
- 12世紀前半に旧市街の西門として築かれて以降、改築の手が加えられ約800年ものあいだ時を刻み続けている時計塔
- 現在の時計塔にあたる西門が造られた後、ベルン旧市街が拡張する事となった際に新たに建造された西門で、16〜18世紀には牢獄として使用されていた歴史を持つ牢獄塔
- 1421年に着工し、約450年もの歳月を費やして完成した、後期ゴシック様式が特徴の大教会であるベルナー・ミュンスター
カペル橋(ルツェルン)
カペル橋はスイス中央部に位置する、古都ルツェルンのシンボルとして親しまれる橋で、ヨーロッパでは最古の屋根付き木橋として知られています。橋の全長は204mにも及び、その歴史は1333年までさかのぼります。
今でこそ、ルツェルンが誇る美しい湖の景観の一部を構成する「カペル橋」ですが、かつては湖から敵が侵入してくる事を防ぐための砦として利用されていました。そのため、湖側の壁は旧市街側よりも高く造られており、警備を行う兵士たちが武器を据えやすい様に工夫が施されています。
橋と並んで立つ八角形の塔は「水の塔」と呼ばれ、外敵を監視する見張り台のほかに、拷問部屋や貯水塔としても使われていたそうです。また、屋根の梁(はり)には、守護聖人の生涯、および町の歴史に関連する内容が描かれた絵画が110枚飾られていて、非常に見応えがあります。
1993年8月に起きた火災により、残念ながら橋の大部分は多くの絵画作品と共に焼失してしまいましたが、現在でも17世紀前半に描かれたものが奇跡的に数枚残っています。夜には美しくライトアップされ、日中とは異なった幻想的な姿を見せてくれます。
ルツェルンでの滞在時間に余裕がある方は是非、昼夜両方とも足を運んでみることをオススメします。
ライオン記念碑(ルツェルン)
ライオン記念碑は、スイス傭兵の死を悼む目的で大きな岩盤を削って造られた慰霊碑で、ルツェルン旧市街の外れに位置しています。大きな砂岩に彫り込まれた「瀕死のライオン」は非常に見応えがあります。
このライオンは1792年にフランス革命の際、チュイルリー宮殿でルイ16世とマリーアントワネットを守って命を落とした786名のスイス兵を悼み、この名誉ある出来事を称えるために1821年に彫られたものです。
永世中立国として知られ、他国で戦争が起きてもそれに加わることが無いスイスですが、スイス兵は堅実かつ優秀であることから、当時フランスやイタリアをはじめとする他国へ傭兵として赴いていました。中立宣言をした以降も、経済的背景からこの様な状況を強いられた人々は多く存在しました。
他国のためでも、忠誠心を保ち敵と勇敢に戦った彼らは高い尊敬に値する存在です。かつての名残から、ローマのヴァチカン宮殿の護衛は現在でもスイス兵が担当しているといわれています。
カペル橋およびムゼーック城壁と並び、ルツェルンを代表する観光スポットの一つです。是非訪れてみて下さい。
ジュネーヴ
ジュネーヴはスイス最西端およびフランスとの国境付近に位置する都市で、国際連合の欧州本部や赤十字国際委員会をはじめ、合計20近くの国際機関の本部が置かれています。街はヨーロッパで2番目に大きいことで知られるレマン湖に面し、国際色豊かな雰囲気が漂っています。
観光で訪れる場合の目印はローヌ川で、旧市街である南岸と新市街にあたる北岸の間を流れています。ジュネーヴを鉄道で訪れる場合は、ジュネーヴ中央駅で下車の後、南の方角へ徒歩10〜15分程度で旧市街に到着します。
そんなジュネーヴの楽しみ方は非常に幅広く、歴史に関連する観光スポットのほかにも、レマン湖のクルーズ体験や国際機関の本部を尋ねたりと様々です。
マイエンフェルト
マイエンフェルトはスイス東部に位置し、チューリヒから電車で1時間10〜30分でアクセスできることから、日帰りで観光に訪れる人が多い村です。ここは、作家ヨハンナ・シュピリの名作『ハイジ』のモデルとなったことで知られ、ハイジの家やアルプの山小屋をはじめ、まるで物語の世界に入り込んでしまったかのように自然豊かなハイキングコースなど様々な見どころが存在しています。
この村の特産物はワインなので、辺りを散策すれば自然とぶどう畑が広がるのどかな風景に出会うことでしょう。チューリヒから日帰りでどこかへ出掛けたい場合にオススメの観光地です。
ディアヴォレッツァ
ディアヴォレッツァは、スイス南東部に位置するサン・モリッツから、鉄道とロープウェーを利用して行くことができる、標高2,973mの展望台です。目の前にはピッツ・パリュ(標高3,900m)、ピッツ・モルテラッチ(標高3,751m)およびピッツ・ベルニナ(標高4,049m)などの名峰が広がり、その足元にはペルス氷河、モルテラッチ氷河など、迫力ある氷河が横たわります。
サン・モリッツからベルニナ・ディアヴォレッツァまでの鉄道乗車時間は約35分、そこから更にロープウェーを利用して約10分でアクセス可能です。夏季、冬季共に営業していますが、春と秋はメンテナンスにより列車とロープウェーが運休となることがあるため、ご自身の旅行期間中の運行情報をあらかじめ確認をしておくことをオススメします。
ゴルナーグラート
ツェルマットからゴルナーグラート登山鉄道で約33分、標高3,131m地点に位置する展望台です。鉄道駅は標高3,089mに位置し、展望台との標高差が約40mあるため、傾斜を少し登る必要があります。
展望台から見える景色は360度のパノラマビューで、まさに絶景そのものです。マッターホルン、リスカム、およびモンテローザをはじめとする標高4,000m級の名峰が周辺にいくつも連なる景色は圧巻です。展望台にはホテルやレストランのほか、お土産屋さんもあるのでゆっくりと観光を楽しんでおきたいスポットです。
また、乗車時間は短いものの、車窓から眺める美しい景色は必見です。往路は車両右側の座席に座って雄大なマッターホルンの景色を楽しんで、復路は反対側に座って往路とはまた違った景色を楽しむのも良いでしょう。
ユングフラウヨッホ
ユングフラウヨッホは、名峰ユングフラウ、メンヒ、アイガーが連なる標高4,000m級のベルナーアルプスを望むクライネ・シャイデック(2,061m)から約100年前に開通したユングフラウ鉄道でアクセス出来る鉄道駅で、「ヨーロッパ最高地点に位置する鉄道駅」として知られています。
鉄道駅の標高は3,454m、その上に位置するスフィンクス展望台は3,571mで、そこから眺めるアルプスのパノラマビューが人気です。東にはメンヒ(標高4,107m)、西にユングフラウ(標高4,158m)、南にアレッチ氷河が広がる絶景はスイス観光のハイライトともいえます。
駅から展望台場までは高速エレベーターに乗って、約25秒で到着するため、体力に自信がない方も安心して訪れることが出来ます。また、その他にもユングフラウ鉄道やユングフラウ地方の歴史、文化に関する資料が展示されている「アルパイン・センセーション」や氷河を深さ30m程まで掘って造った氷の宮殿などの見どころもあります。
野外にも展望台が設けられているので、そこで万年雪を自分の足で踏み締めてみるのはいかがでしょうか。
スイスのおすすめホテル10選
ホリデイ イン エクスプレス チューリッヒ エアポート
基本情報
【住所】Hofwisenstrasse 30 Rumlang, クローテン, チューリッヒ, スイス, 8153
【WiFi】利用可
【ペット】可
ホテル モンタナ チューリッヒ
基本情報
【住所】Konradstrasse 39, 5区 ゲベルベシューレ エッシャーウイス, チューリッヒ, スイス, 8005
【WiFi】利用可
【ペット】可
ソレル ホテル ザイデンホフ
基本情報
【住所】Sihlstrasse, 1区 市庁舎/高校/リンデンホフ市, チューリッヒ, スイス, 8001
【WiFi】利用可
【ペット】可
ラディソン ホテル チューリッヒ エアポート
基本情報
【住所】Flughofstrasse 75, クローテン, チューリッヒ, スイス, 8153
【WiFi】利用可
【ペット】可
ホリデイ イン エクスプレス ジュネーヴ エアポート
基本情報
【住所】Route de Pré Bois 16, ジュネーヴ エアポート, ジュネーブ, スイス, 1215
【WiFi】利用可
【ペット】可
ナッシュ プラティク ホテル
基本情報
【住所】Chemin de la violette 13, ジュネーヴ エアポート, ジュネーブ, スイス, 1216
【WiFi】利用可
【ペット】不可
ナッシュ スイーツ ホテル
基本情報
【住所】88 Avenue Louis-Casaï, ジュネーヴ エアポート, ジュネーブ, スイス, 1216
【WiFi】利用可
【ペット】不可
ナッシュ エアポート ホテル
基本情報
【住所】Chemin de la Violette 11, ジュネーヴ エアポート, ジュネーブ, スイス, 1216
【WiFi】利用可
【ペット】不可
ホテル シミ
基本情報
【住所】Brantschenhaus 20, マッターストリート エリア, ツェルマット, スイス, 3920
【WiFi】利用可
【ペット】可
セントラル ホテル ウォルター
基本情報
【住所】Dorfstrasse 93, グリンデルワルト市内中心部, グリンデルヴァルト, スイス, 3818
【WiFi】利用可
【ペット】可
スイスの年間イベント情報
1月
ヘクセンアプファート
ヘクセンアプファートは、アレッチ氷河付近に位置する村のベラルプで毎年1月に開催される魔女スキーのお祭りで、村に残る魔女の伝説が原型であるといわれています。ヘクセン(Hexen)はドイツ語で「魔女」、アプファート(Abfahrt)は「滑降」を意味し、人々は魔女を模した格好でスキーを楽しみます。
スイス4大イベントとして数えられるほど人気のお祭りで、約1,000人もの魔女(参加者)が雪山を滑走する姿は迫力の一言です。
2月
ホム・シュトローム
ホム・シュトロームは、スイスの公用語の一つであるロマンシュ語で「藁の男」を意味する火祭りです。
これは、ウンターエンガディン地方のシュクオールで毎年2月の第1土曜日に開催される伝統的なもので、村の郊外に位置するグルライーナ地区の広場に設置した約8〜9m、重さ約500kgのポールに藁を縛り上げて作った藁の男(ホム・シュトローム)を伝統の歌を歌いながら燃やします。
冬のシンボルに見立てた藁の男を焼き払うことで、早い春の訪れと共に来季の豊作を願う意味が込められています。
3月
チャランダマルツ
チャランダマルツは、スイス南東部に位置するエンガディン地方およびその周辺が、かつてローマ帝国の属州であった頃から受け継がれている伝統のお祭りです。チャランダ(Chalanda)は月の始めを、マルツ(Marz)は3月を意味し、その名の通り毎年3月初旬に開催されます。
お祭りの内容は、「牧童を模した青いベストの衣装を着た子供たちが鈴やカウベルを鳴らしながら街中を練り歩く」という、いたってシンプルなもので、これには冬の悪魔を追い払って、良い1年を祈願する意味が込められているそうです。
4月
復活祭
復活祭は、通称「イースター」と呼ばれるイエス・キリストの復活を祝う行事です。この時期のスイスは、日本で言うお盆休みやゴールデンウイークなどのような大型連休にあたる為、山岳リゾートを中心に大変混雑します。登山鉄道やホテルを予約する場合は、なるべく早めに済ませておくことをオススメします。
イースターマンデー
イースターの翌日に祝われる日を「イースターマンデー」と呼びます。復活祭を含む2日間は、公共機関がお休みになるほか、観光客向けのお店やレストランの営業時間も変則的になるので注意が必要です。
聖金曜日
聖金曜日は復活祭前の金曜日で、「受難日」という別名を持ちます。これはイエス・キリストが十字架に掛けられた日に由来し、現地では宗教上、肉は食べずに魚を食べる習慣があります。
ランツゲマインデ
ランツゲマインデは年に一度、村の有権者が広場に集まって州の法案に関連する議論を行い、挙手によって賛否を示す青空議会です。これは中世から続く歴史を持ち、かつては8州で行われていたそうですが、現在はアッペンツェル・インナーローデン州、グラールス州の2州でのみ続けられています。
5月
昇天祭
昇天祭は、復活祭(イースター)から40日目にあたる、死後の復活を遂げたイエス・キリストが昇天した日を記念して祝われる国民の休日です。復活祭に関連する連休と同じく、一部の飲食店や公共交通機関を除き、公共機関やお店はお休みになるので注意が必要です。
6月
聖体祭
イエス・キリストが、十字架にかけられる前に12人の弟子達と食事を共にした「最後の晩餐」にまつわる祝日で、イエス・キリストの聖体の秘跡を称え、キリスト教を信仰する人々の真心を呼び覚ます日とされています。
ペンテコステ
ペンテコステは、復活祭の49日後に祝われる日で「聖霊降臨祭」という別名を持ちます。これは新約聖書のエピソードに由来するものでイースターと同様、キリスト教徒にとって大変重要な祝日です。
モントルージャズフェスティバル
1967年以来、レマン湖畔の町モントルーで毎年6〜7月開催されている世界的に有名な音楽イベントです。モントルージャズフェスティバルは毎年16日間の日程で行われ、世界三大ジャズ・フェスティバルのひとつに数えられています。
音楽のジャンルはジャズに限らず、ブルース、ロックおよびレゲエなど幅広いのが特徴です。
7月
ゲンミ峠の羊飼い祭り
ゲンミ峠の羊飼い祭りは、スイス南西部に位置するヴァレー州と、ベルン州の境であるゲンミ峠に羊飼いと1,000頭を超える羊が集う伝統イベントで、毎年7月の最終日曜日に開催されています。アルプスの山々に囲まれた湖のほとりに、多くの羊が群れをなす姿は圧巻です。
8月
建国記念日
毎年8月1日はスイス連邦の建国記念日です。
これは1291年8月1日(水)にウーリ、シュヴィーツ、および現在のオプヴァルデンとニトヴァルデンにあたる、ウンターヴァルデンの3つの州の代表が、フィアヴァルトシュテッテ湖のほとりに位置する村に集まりスイス盟約者団を結成し、「リュトリの誓い」をしたことを記念する国民の祝日です。
ジュネーヴ・フェスティバル
ジュネーヴ・フェスティバルは、毎年8月上旬にスイス西部の国際都市ジュネーヴで開催される夏の一大イベントです。市内各地では多数のコンサートをはじめ各種ショーやコンテストが開かれ、それらを目当てに約200万人の観客が訪れます。
夜には、レマン湖で盛大な花火大会が行われイベントの盛り上がりに華を添えます。
9月
チーズ分配の祭り
チーズ分配の祭りは、シグリスヴィルのユスティス谷で毎年9月に開催される「アルプスの収穫祭」です。夏の間、農夫がアルプの山小屋で作ったチーズを、自分の牛から搾取した乳量に応じて分配する伝統的な行事です。
会場には約3〜5kgのチーズがたくさん並べられるほか、ヨーデルの歌声やスイスオルガンの演奏、そして牛の牧下りなどが行われ、多くの参加者で賑わいます。
11月
ツィーベレメリット
スイスの首都ベルンで毎年11月に開催される伝統的な収穫祭です。「ツィーベレ」はドイツ語でタマネギを、「メリット」はマーケットを意味し、収穫祭ではその名の通りタマネギ市が開かれます。
これは1405年にベルンで起きた大火の際、近隣の農民たちが救援を手伝った褒美として、農作物を売る権利を与えられたことに由来しています。最初の市場が開かれたのは1439年で、以来約600年の歴史を持ちます。
12月
クリスマス
日本でも高い知名度を誇り、毎年12月に開催される一大イベント「クリスマス」。この日はキリスト教を信仰する人々にとって「イエス・キリストの後誕」を祝う重要な日であり、12月上旬になると国内各地でクリスマスマーケットがオープンします。
街中は素敵なイルミネーションで飾られ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。マーケットでは、オーナメントなどクリスマスの準備に必要なグッズのほか、ホットワインやラクレットの様な軽食類も販売されます。
ヨーロッパに位置するいくつかの国を周遊する予定の方は、この時期に旅行を計画すると各地のクリスマスマーケット巡りができるので、普段よりも充実した旅行になるでしょう。
主要エリアからのアクセス・所要時間
日本からスイスへは、直行便または乗り継ぎ便を利用してアクセスするのが一般的です。日本から直行便を利用して行くことが出来る都市はチューリヒのみで、成田空港からの最短所要時間は12時間10分、第3国を経由する乗り継ぎ便を利用する場合は13時間50分前後です。
就航している航空会社
直行便
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 全日空(上記航空会社とのコードシェア便)
経由・乗り継ぎ便
日本からスイスへの乗り継ぎ便を提供している主な航空会社
- エティハド航空
- エミレーツ航空
- カタール航空
- アエロフロート
- ターキッシュエアラインズ
- LOTポーランド航空
- 中国国際航空
- キャセイパシフィック航空
- タイ航空
- フィンエアー
ツアーを選ぶときのTips集
スイスまでは飛行機でどのくらいかかりますか?
日本からスイスへは、直行便または第3国を経由する、乗り換え便を利用してアクセスすることが可能です。日本から直行便を利用して行くことができる都市はチューリヒのみで、成田空港からの最短所要時間は約12時間10分、第3国を経由する乗り継ぎ便を利用する場合は約13時間50分前後です。
直行便を利用する場合の航空会社は、スイスインターナショナルエアラインズのみですが、全日空とのコードシェア便でもあるため、そちらのホームページおよび窓口からも予約可能です。
また、その他ヨーロッパの都市からはイージージェットや、ブエリング航空をはじめとする格安航空会社による路線も運航されているので、ヨーロッパ旅行のついでにスイスへ足を延ばしたい、という方には利用をオススメします。
何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?
スイスを訪れるのが初めてで、観光のハイライトをいくつか楽しみたい方には、現地での宿泊日数が7日間程度あるツアーを予約することをオススメします。
また、現地での滞在日数が短くてもスイスを訪れてみたいという方は、最低でも現地滞在日数2泊3日あれば、チューリヒもしくはジュネーヴなどの都市と、その近郊に位置する観光地へ日帰りで足を延ばしていただくことが可能です。
スイスの気候は?行くのにいい時期はいつでしょう?
スイスの気候は日本同様、四季がはっきりとしているのが特徴です。一般的に4月から6月中旬が春、6月下旬から9月初旬が夏、9月中旬から11月が秋、そして12月から3月が冬にあたりますが、その平均気温は一年を通して東京の平均を下回ります。
また、スイスを訪れるのにオススメなシーズンは、最も過ごしやすい気温に該当する6〜9月です。
英語が話せないのですが、日本語が通じますか?
スイスでは主にドイツ語、イタリア語、そしてフランス語がよく話されていますが、英語も広く通じます。しかしながら、日本語が通じる場所はハワイや東南アジアなどの、日本人観光客が多く訪れる国や地域に比べるとかなり少ないです。
現地でのコミュニケーションに不安がある場合は、日本語ガイドが同伴する現地ツアーを予約すると安心です。また、ホテルやレストランでのコミュニケーションに関しては翻訳アプリや指差し英会話の本があると便利でしょう。