ミャンマーツアー選びのポイント
日数と訪問都市を選ぶ
ミャンマーは近年、民主化への道を歩み始めたことで、旅行先として人気が出てきました。ミャンマーには、ヤンゴン、ヤンゴンに次ぐ第2の都市マンダレーを中心に、観光スポットが数多くあります。ツアーは、この2都市に加え、世界遺産に認定されているパガン遺跡観光を組み込んでいるツアーが多いです。
ヤンゴン、マンダレー、パガン遺跡を全て観光したい場合は、最低でもミャンマーに3泊する旅程を確保するのが理想です。ヤンゴン、マンダレー間は国内線の飛行機で2時間を要するため、半日は移動に取られることになります。また、パガン遺跡に行く場合は、飛行機とバスを利用した最速の方法でも、ヤンゴンから約3時間、マンダレーから1時間半程度必要です。
ミャンマー3泊の場合、
- ヤンゴン観光1日
- 移動とマンダレー観光2日間
- パガン遺跡観光に1日
という観光コースが可能ですが、かなり駆け足の旅程となります。訪れたい観光スポットがある場合や、ゆっくり時間をかけて観光したい場合は、行き先を絞るか、4泊以上のツアーを選ぶのがおすすめです。
また、ミャンマーは、近隣諸国のタイやラオス、ベトナムなどの各都市にもアクセスしやすいため、近隣諸国都市との周遊ツアーも多くあります。せっかくミャンマーに行くなら、近隣諸国も回ってみるツアーも検討してみてはいかがでしょうか。東南アジア諸国は、隣り合う仏教国同士でも、寺院様式や習慣が異なる点が多くあります。周遊ツアーでは、各国の文化の違いを体感できるでしょう。
利用する空港とエアラインを選ぶ
日本からミャンマーへの直行便は、成田国際空港ーヤンゴン国際空港の1路線のみです。そのため、成田国際空港から出発する場合や、ヤンゴン以外の空港に行く場合は、乗り継ぎが必須となります。
ツアーの多くは、最初にヤンゴンからミャンマーへ入国し、国内線で移動する場合が多いです。成田国際空港以外からの経路としては、
- タイ国際航空を利用してバンコクで乗り継ぎ
- マレーシア航空を利用してクアラルンプールで乗り継ぎ
- ベトナム航空を利用してハノイやホーチミンで乗り継ぎ
- キャセイパシフィック航空+キャセイドラゴン航空利用を利用して香港で乗り継ぎ
など複数の選択肢があります。時間に余裕がある場合は、乗り継ぎ地での観光を含めた周遊プランもおすすめです。
直行便を利用した場合、ミャンマーまでの所要時間は7.5時間程度ですが、乗り継ぎの場合は9~15時間が標準的です。航空券は時期にもよりますが、往復で10万円程度です。格安航空会社(LCC)を利用すれば半額程度にコストを抑えることも可能です。
しかし、格安航空会社(LCC)利用の場合、自身で乗り継ぎが必要なため、中継地での時間を長めに確保する必要があります。旅程が短く、観光の時間を長く確保したい場合は、乗り継ぎ便を選択して、移動時間をできるだけ短縮する方が良いでしょう。
観光に適したシーズン
ミャンマーは熱帯モンスーン気候で、乾季、暑季、雨季の3つの季節に分かれます。ミャンマーは南北に長い地形のため、同じ時期でも地域によって気候が大きく異なります。
ミャンマー北部は温帯、中部と南部は熱帯性気候で、北部の山岳地帯以外は年間を通じて高温多湿な気候です。ヤンゴンとその周辺都市は、年間を通じて降水量が多い地域で、湿度は年間を通じて80%以上と高く、蒸し暑さが特徴的です。特に雨季の4~10月には降水量も多くなります。
一方、ミャンマー中部に位置するマンダレーは、ミャンマー国内でも降水量が少ない地域として知られています。年間を通じて降水量は少ないですが、毎年3~4月は暑季となり、暑さが厳しい時期です。
ミャンマー旅行をするなら、ヤンゴンとマンダレー両都市のベストシーズン、10月中旬~3月中旬の乾季がおすすめです。乾季でも12月~2月頃の間は、最低気温は13℃前後になるため、朝夕の冷え込み対策の長袖が必要です。
やむを得ず、旅程が雨季になる場合でも、雨の時間帯を凌げば、雨と雨の間での観光は可能です。日本の梅雨のように長い時間続く雨はほとんどありませんが、まれに一日中降り続く地域もあります。また、ミャンマーでは、急に空模様が変化して豪雨になるので、常に雨合羽や折り畳み傘を携帯しておくと安心です。
ホテル選びのポイント
近年観光地として注目されているミャンマーは、観光客向けのホテルも多く建設されています。特にヤンゴン、マンダレー、観光客の多いバガン遺跡やインレー湖周辺には、バックパッカー向けのゲストハウスやホステルなどの安価な宿から、リーズナブルな中級ホテル、ラグジュアリーな高級ホテルまで様々あります。
ミャンマーでは、外国人を宿泊させる施設には、政府が発行するライセンスを取得することが義務付けられています。ツアーで利用するホテルや、観光客の多い地区、中級クラス以上のホテルは問題ありませんが、地方都市などでは「Burmese Only(ミャンマー人限定)」と記載のあるホテルもあるので、注意が必要です。
まず、ホテルを選ぶ際は、旅程と予算に加え、アクセスの良さを考慮したほうが良いでしょう。特にヤンゴンは交通渋滞が激しいため、空港から市内、市内から空港の移動時間が、想定以上に長くかかることがあります。特に、移動が朝夕の通勤ラッシュ時になる場合は、空港に近いホテルを選んで、渋滞が緩和する時間帯に移動するというのも、ひとつの方法です。
次に、ホテルクラスですが、ヤンゴンやマンダレーなどの都市部と有名観光地では、ラグジュアリーな4つ星・5つ星の高級ホテルに8,000円台から宿泊することができます。豪華な広い部屋、プールやフィットネスジム、エステサロンや高級レストランを備えた有名ホテル滞在が、リーズナブルな価格で利用できます。日本の1/2~1/4ほどの価格で、贅沢な気分を味わうことができます。
中級ホテルクラスは、1泊1部屋3,000円~8,000円くらいの価格ですが、セキュリティもしっかりしていて安心です。一通りのアメニティも揃っていて、朝から夜遅くまで観光してホテルは寝るだけ、というプランの旅行には十分でしょう。中級クラスのホテルの中には、日系のホテルもあり、日本語が通じるところもあります。
そのほか、ゲストハウスやホステルなどの宿泊施設もありますが、セキュリティや快適さは施設によってまちまちです。また、安価な宿はWiFiのアクセスも不安定な場所が多いので、予め現地のSIMカードや日本のレンタルWiFiを準備したほうが安心です。
そもそもミャンマーってどんなところ?
ミャンマー基本情報
ミャンマーは東南アジアに位置し、バングラデシュ、インド、中国、ラオス、タイの5ヵ国と国境を接しています。日本との時差はマイナス2時間30分で、南北に長い地形をしています。
ミャンマーは多数の民族から成り立っています。ビルマ族、モン族、シャン族、カチン族、カヤー族、カレン族、チン族、ラカイン族の8つの民族が多くを占めます。少数民族を合わせると135もの民族がいると言われていて、中には独自の文字や言語を使う民族もいます。さらに、中国からの華僑やインドからの印僑、イスラム教徒もいるため、信仰宗教も多岐にわたります。
ミャンマーの首都はかつてヤンゴンでしたが、2006年にネピドーに移転しました。しかし、今でもミャンマーで最大の都市はヤンゴンです。ネピドーは首都として開発が進みつつありますが、観光資源もないため、観光客が行くことはあまりない都市です。
ミャンマー国内での公用語はビルマ語ですが、英語も通じます。特に都市部や観光地、ホテルやショッピングセンターなどでは英語での会話が可能な場所が多いです。地方や小さな露店などでは、英語が通じない場合もありますが、買い物や食事程度であれば、身振り手振りで伝えることが可能でしょう。
次に通貨についてですが、ミャンマーで流通している通貨は「チャット」です。日本国内では、チャットに両替することができないため、現地到着後に両替する必要があります。チャットに硬貨はなく、紙幣のみが利用されています。紙幣は50、100、200、500、1,000、5,000、10,000チャットの7種類です。
ヤンゴンの空港にはいくつも両替所がありますが、日本円に対応しているところが非常に少ないです。時間帯によっては日本円対応をしている両替所が閉まっていることもあるので、事前に日本で米ドル等に両替しておくのが安心です。
ヤンゴン市内の両替所でも日本円対応をしているところが少ないため、旅行中に必要と思われる現金は、予め日本である程度の金額を米ドルにしておきましょう。
ミャンマーの歴史
ミャンマーでは近年、急速な民主化と経済改革が進んでいます。ミャンマーの歴史は、11世紀半ばにビルマ族によりバガン王朝が成立したところから始まります。その後、タウングー王朝やコンバウン王朝を経て、1800年代にイギリスとの間に3回に渡り「英緬戦争」が起こります。
戦争での敗北により、19世紀にはイギリス領となりました。その後、アウン・サン将軍率いるビルマ軍により、1948年にビルマ連邦として独立を果たしました。アウン・サン将軍暗殺後、ビルマ連邦社会主義共和国が発足し、ミャンマーは社会主義国家としての道を歩み始めます。しかし、1988年以降、国民的規模の民主化運動が起こり、国内情勢は非常に不安定になりました。
故アウン・サン将軍の娘であるアウン・サン・スーチー氏を中心に、民主化運動が進められますが、政府と民主化推進派との衝突は長く続きました。現在、長年にわたる軍事政権は幕を閉じ、アウン・サン・スーチー氏が率いる民主派政権が誕生しました。
ミャンマー人の民族性
ミャンマー人の9割は、敬虔な仏教徒です。また、ミャンマー人の13%が僧侶で占めていると言われており、僧侶の数は約800万人にものぼります。また、ミャンマー人は、仏教修行のために人生で2回出家すると言われています。ミャンマーの人々は、日常的に寺院へお参りをし、祈りをささげます。
観光の際、寺院を訪れる人も多いでしょう。その際、敬虔な仏教国であるミャンマーの慣習をしっかり守って見学する必要があります。まず身に着けるものですが、肌を露出しすぎない服装が必須です。短パン、ミニスカート、タンクトップなどでは、立ち入り不可の寺院も多くあります。 また、ミャンマーでは、原則裸足で寺院に入ります。靴はもちろん、靴下やストッキングも脱がなくてはならないので、サンダルなどの着脱しやすいものが良いでしょう。
ミャンマーの伝統的な暦は1週間が8日の「ビルマ暦」です。人々は、このビルマ暦をとても大切にしており、寺院参拝の際は、最初に自分の誕生曜日の祠にお参りします。せっかくミャンマーに行くなら、日本では経験できないミャンマー式の参拝を経験してみるのも良いですね。参拝前に、自分の誕生曜日をチェックしてみましょう。
ミャンマーの都市と特色
ヤンゴン
ヤンゴンは、ミャンマーの旧首都です。ミャンマー全人口の15%、約700万人もの人々が暮らすミャンマー最大の都市です。ヤンゴンは、軍事政権崩壊後のヤンゴンは、経済の中心地として急激な成長の最中にあります。ホテルやショッピングモール、高層オフィスビルなどの建設ラッシュで、海外の企業も多く進出しています。
ミャンマー最大の空港もあることから、多くの観光客はヤンゴンを訪れることになります。観光名所も多く、寺院やパヤー(仏塔)はメインの観光スポットとして有名です。また、ヤンゴンは、東南アジアで最も多くの植民地時代の建物が残されている街です。イギリス統治時代のコロニアル建築の建物が、ホテルやカフェになっていたり、現役のオフィスビルだったり、インスタ映えすると話題のスポットもたくさんあります。
敬虔な仏教国であるミャンマーは、比較的治安が良い国と言われていますが、ヤンゴンなどの大都市では外国人観光客が犯罪に巻き込まれることもゼロではありません。夜のひとり歩きや、人気の少ない場所へ行くのは、できるだけ控えたほうが良いでしょう。
マンダレー
ミャンマーのほぼ中心に位置するマンダレーは、ミャンマー第2の都市です。ミャンマー最後の王朝が置かれた王都で、現在も多くの歴史的建造物や遺跡が残されています。ヤンゴンと同様、急激な経済発展を遂げながらも、古い歴史を守る息遣いの感じられる都市です。
マンダレーの北東側には、マンダレーヒルと呼ばれる小高い丘があります。ここは、ミャンマーの国民にとって最も神聖な場所で、ミャンマー人からの信仰を集めています。この丘のふもとには、碁盤の目に整備された、日本でいう城下町が形成されています。のんびりと古都の雰囲気を味わうことができます。また、マンダレーにある寺院や宗教施設は700を超え、信仰の中心として栄えています。
観光客からも人気の高いマンダレーですが、日本からは直行便がないため、ヤンゴンや近隣諸国で乗り継ぎをして行く必要があります。そのため、ヤンゴンで1〜 2日観光をしてからマンダレーへ移動するという旅程が一般的です。
ミャンマー国内の交通手段
飛行機
ミャンマー国内の主要観光地間は、長距離移動になるため、主な移動手段は飛行機になります。飛行機は、国内の路線数も多く、主要都市間であれば1日数便は就航しているので、利便性は高いです。
国内線は、ミャンマーのレガシー航空会社のみで、エア・カンボーザ、ミャンマー・ナショナル航空、ゴールデン・ミャンマー航空などが就航しています。ミャンマーの主要観光都市間の飛行時間は、
- ヤンゴンとマンダレー間:約70分
- ヤンゴンとパガン間:約80分
です。
長距離移動には最適な飛行機ですが、ミャンマーでは外国人が飛行機を利用する際は、運賃が割高に設定されているため、最低でも片道100USドル程度必要です。また、遅延や運休も起こりやすく、雨季には、減便になる路線もあるので、国内線を個人手配する際には就航情報をチェックしましょう。
高速バス
ミャンマー人にとって、長距離移動で最も一般的な移動手段は高速バスです。ミャンマー国内のほぼ全ての都市間移動を、高速バスが網羅しています。昼間に運行する便から、夜遅くに運行するものまで路線や本数も豊富なので、利便性が高いのが特徴です。また、飛行機に比べて運賃が非常に安く、ミャンマーでは最もコストパフォーマンスの良い移動手段と言えるでしょう。
高速バスを利用する際は、事前にバスチケットを手配する必要があります。ヤンゴンの場合は、ヤンゴン中央駅前にあるバスチケットオフィスでチケットを購入することができます。宿泊しているホテルで頼んでも良いでしょう。
乗車時間が長い高速バスを利用する際は、乗り心地や安全性が気になる点ですが、主要な路線ではVIPバスが運行されています。VIPバスは、座席が広く、映画やテレビが見られるモニターつきのタイプもあり、非常に快適です。運賃は、普通のバスと500円程度の差なので、快適さを求めるならVIPバスの利用がおすすめです。
ただし、飛行機に比べ所要時間が長いことと、バスの運行状況は変わりやすいので、時間に余裕がない場合は、飛行機利用がおすすめです。
鉄道
ミャンマーでは、イギリスの植民地時代に、国策による鉄道建設が行われたため、鉄道はかなり発達しています。路線数も多く、国土の多くを網羅しています。車窓からしか見ることができない、街並みや自然、人々の生活をのんびりと眺めることができるので、旅行者には人気の移動手段です。
しかし、鉄道設備の老朽化により、ミャンマーの鉄道車両の多くはスピードが出せません。そのため、移動時間が長くなってしまうことと、乗り心地も決して良くないというデメリットもあります。鉄道を利用する際は、基本的に乗車直前にチケットを買うことになるので、ふらりと近距離を乗ってみるのは良いかもしれません。
路線バス(YBS)
ヤンゴン市内の短距離移動には、路線バスが便利です。ヤンゴンの路線バスは、YBS(Yangon Bus Service)と呼ばれ、市内を100近い路線が網羅しています。運賃は、距離に関係なく一律で、基本的には1回200チャットです。空港と市内を結ぶエアポート・バスは1回500チャットです。
本数も多く、安価で利便性の高い路線バスですが、朝夕のラッシュ時はかなり混雑します。また交通渋滞の多い時間帯では、所要時間も長くなるので、空港に向かう際に路線バスを利用する場合は、早めに乗車した方が良いでしょう。
路線バスは、基本的に、バスの前方から乗り、後方から降ります。運賃は前払いで、おつりが出ないのでぴったりの金額を用意しておきましょう。最初に乗る際は少し不安になるかもしれませんが、慣れると非常に使いやすい交通手段です。
タクシー
タクシーは短距離・中距離移動では最も便利な移動手段で、日本に比べて運賃は格安です。ヤンゴンであればGrabというタクシー配車アプリが普及し、観光客も利用しやすくなっています。
タクシーは基本的にメーター制ではなく、乗車前に運賃を交渉する必要があります。外国人は相場の2~3倍ほど高い運賃が提示されます。ある程度の価格交渉は可能ですが、現地の相場で乗るのは、ほぼ不可能です。タクシー配車アプリGrabを利用すれば、距離に応じて事前に設定された運賃で乗車できるので、是非使ってみると良いですね。
バイクタクシー
バイクタクシーは、狭い道や近距離の気軽な移動に利用可能です。運賃も格安で、交通渋滞がひどい時でも、車よりスムーズに移動できる利点があります。
しかし、基本的に1人しか乗れないことと、荷物が積めないこと、また、バイクなので安全面では車には及びません。万一事故にあった時のリスクを考えると、あまりおすすめはできません。利用する際には、運賃は事前交渉が必要です。
ミャンマー旅行の見どころ
ヤンゴンできらびやかなパヤー(仏塔)を見る
敬虔な仏教徒の多いミャンマーには、数多くの寺院やパヤー(仏塔)があります。人々は、日常的にこのような施設にお参りをします。ヤンゴンにもたくさんの観光スポットがあり、きらびやかな黄金に輝く寺院やパヤーは外せないスポットです。
シュエダゴン・パヤー
ヤンゴンでまず外せない観光スポットは「シュエダゴン・パヤー」です。2500年以上の歴史があるミャンマー仏教の総本山で、ミャンマー人にとっては特別な場所です。
「シュエ」は黄金、「パヤー」は仏塔という意味で、黄金に輝くきらびやかなパヤーを見ることができます。敷地の中心部分に立つ高さ約100mのパヤーは、7,000個ものダイヤやルビーなどの宝石で彩られています。これらは、信仰深い仏教徒によって寄進されたもので、ミャンマー人の信仰心の深さを表しています。
このパヤーを見るには、出入り口の門から階段やエスカレーターで向かいます。シュエダゴン・パヤーは、神聖な場所とされているため、境内は土足禁止です。そのため、パヤーへも裸足で向かうことになるのですが、エスカレーターにも裸足で乗ることになるため、怪我等には注意しましょう。
シュエダゴン・パヤーを訪れるなら、夕方から日没にかけての時間帯がおすすめです。日没後、黄金のパヤーがライトアップされると、美しく非常に幻想的な風景を見ることができます。パヤーの前には、たくさんのキャンドルが並べられ、神聖な空気を感じることができます。
スーレー・パヤー
スーレー・パヤーはシュエダゴン・パヤーにと並ぶ、ヤンゴン二大パヤーです。ヤンゴン中心部にそびえる高さ48mのパヤーで、黄金色に輝く姿は街の中でも、ひときわ目立つ存在です。とてもにぎやかな場所にありますが、境内に入ると、とても静かで厳かな雰囲気を味わうことができます。
スーレー・パヤーは、ブッダの髪の毛を納めるために建てられたパヤーと言われています。珍しい八角形にパヤーを見ることができるのも、魅力のひとつです。シュエダゴン・パヤー同様、夜にはライトアップされるので、幻想的な姿を見ることができます。他のパヤーと同様、靴や靴下は必ず脱がなくてはならず、靴を預けると預け料金がかかります。予め靴を入れる袋などを持参すると良いでしょう。
チャウッタッヂー・パヤー
チャウッタッヂー・パヤーは、ヤンゴンで最も大きな寝釈迦仏で有名な寺院です。ヤンゴン市内から車で15分ほどのところにあります。入り口で裸足になり、入場料3,000チャットを支払って寺院内へ入ります。
寝釈迦仏の足の裏には108個の絵柄が施されており、その中心部には仏教の宇宙観図が描かれています。宇宙観図の周囲には、ブッダの一生が絵で描かれています。女性のような美しい顔立ち、マニキュアが施された白い手、ガラスモザイクで飾られた袈裟は、とてもフェミニンで美しく、人気の観光名所となっています。
世界3大遺跡のバガン遺跡を巡る
バガン遺跡は、カンボジアのアンコールワット遺跡群、インドネシアのボロブドゥール遺跡とともに世界三大仏教遺跡と呼ばれます。ミャンマー第2の都市、マンダレーから南西に約200kmの場所にあり、広大な場所に、数多くの遺跡が残されています。
11世紀にバガン王朝の歴代の王によって建設された遺跡です。王は、自分の信仰心の強さや、強い権力を表現するため、パゴダや寺院を次々と建設しました。遺跡の広さは、約40平方キロメートル。その広大な敷地には、約2,400以上もの仏教建築が点在し、独特の雰囲気を醸し出しています。寺院や仏塔の内部には、きらびやかで美しい仏像が安置されており、貴重な壁画も残されています。
広大なバガン遺跡を巡るには、予め見学したい寺院や仏塔を決めておく必要があります。アーナンダ寺院やシュエジゴン・パヤーなど外せないスポットは必ず押さえておきましょう。
また、遺跡巡りをする際には、何らかの交通手段を利用する必要があります。馬車や電動自転車、自転車がありますが、馬車がおすすめです。行きたいところを伝えれば、チャーターすることも可能です。何より、なかなか乗る機会のない馬車で、悠久の遺跡を観光する醍醐味を味わうことができます。
最後に、アクセスですが、マンダレーから飛行機・バス・列車・船・観光専用車などを利用します。所要時間は、圧倒的に飛行機が短く、およそ30分ほどです。片道は1万円ほどです。バス・列車・船は約10~17時間程度必要になります。そのため、時間のない観光客にはあまりおすすめできません。
観光専用車は、貸し切りのできるワゴンタイプのチャーター車で、バガンまで4~5時間です。1台当たりおおよそ8,000円程度なので、人数が多い時には観光専用車択一になるでしょう。ホテルまでの送迎もしてくれるので、とても便利です。
アーナンダ寺院
アーナンダ寺院は、1105年に建てられた、バガン遺跡の内最大級の寺院です。一辺53メートルの正方形の寺院で、黄金に輝く中央塔の高さは51メートルにおよびます。黄金の中央塔と、白い外壁のコントラストが見事で、バガン遺跡の中で最も美しく華麗な建造物と言われています。
見どころは、内部に収められた高さ9.5メートルの黄金の釈迦仏。東西南北に計4体あり、表情や装飾がそれぞれ異なります。また、見る角度と光の具合によって、釈迦仏の顔の表情が違って見えると言われています。寺院内には、ほかにも歴史的な美術品が数多く展示されているので、時間をかけてじっくりと見るのがおすすめです。
シュエジゴン・パヤー
シュエジゴン・パヤーの「シュエジゴン」は「金の砂」を意味する言葉です。名前のとおり黄金色に輝く美しい寺院で、ブッダ遺骨や歯が収められていると言われ、ミャンマーの人々の深い信仰の対象となっています。仏塔は、きらびやかな装飾が施され、寺院内部には華やかな祭壇が祀られています。
バガンが最初の統一王朝ができた場所であること、また、ミャンマーの中間部にあることから、権力を誇示するために築かれたと言われています。ブッダの歴史を描いた色鮮やかな木彫り彫刻は必見です。夜は幻想的にライトアップされているので、夕方から訪れてみるのも良いですね。
ティーローミィンロー寺院
ティーローミィンロー寺院は、バガン王朝が最も栄えた13世紀初めに建てられました。レンガ造りの美しい仏教寺院です。当時の王が、傘が倒れる方向で、5人の王子の中から後継者を選んだという言い伝えがあります。そのため、寺院の内部にも傘が飾られているユニークな寺院です。
ティーローミィンロー寺院内には、東西南北それぞれの方位を向いて鎮座する、4体の黄金の仏像が安置されています。美しい仏像と併せて、寺院内に残るフレスコ画も見逃せません。この寺院の周辺には、ミャンマーらしいお土産物屋がたくさんあるため、観光のついでにショッピングを楽しむのもおすすめです。
タビニュ寺院
タビニュ寺院は、バガン遺跡の中で最も高い仏塔のある寺院です。塔の高さは65メートルあり、バガン遺跡内で特に目立ちます。「タビニュ」はブッダを表す言葉で、寺院内には、黄金のブッダ像が安置されています。また内部は、白い回廊に、金箔を貼られた大小さまざまな仏像が置かれており、その様相はまるで美術館のようです。
2階には眺めの良いテラスがありますが、ミャンマー地震の影響で残念ながら、現在閉鎖中です。美しいタビニュ寺院の全体像を見るには、近くのシュエグジー寺院のテラスに行ってみましょう。朝日を背景に眺める寺院は、とても幻想的でインスタ映え間違いなしのスポットです。
ダマヤンジー寺院
ダマヤンジー寺院は、バガンの中で最大規模の寺院で、一辺の長さが約78メートルあります。1170年、パガン王朝第5代王のもと建設が始められましたが、途中で建設が中断され、未完成のままの状態で現在まで残されています。言い伝えによると、パガン王朝第5代王は、権力を手に入れるため父と兄を暗殺し、その贖罪のためにダマヤンジー寺院を建てたと言われています。
この寺院の特徴は、非常に緻密なレンガ造りで、過去のミャンマー地震を経てもしっかりと残されています。アーナンダ寺院同様、4ヵ所の入り口があり、内部は2重の回廊になっています。寺院内には、2体の仏像が安置されており、これは、暗殺された父と兄を祀っているともいわれています。
マンダレーで絶景を楽しむ
ミャンマー第2の都市マンダレーは、寺院をはじめとした観光スポットが多くあります。盆地であるマンダレーの地形ならではの、美しい風景や夕日を眺めることができるスポットも人気です。マンダレー観光の際は、インスタ映えすること間違いなしの絶景ポイントも外せません。
マンダレーヒル
マンダレーヒルは、王宮のすぐ北側にある、高さ230メートル程の小高い丘です。ここは、ミャンマーではとても神聖な場所とされており、頂上にあるスタウンピー・パヤーには、多くの人が参拝に訪れます。
マンダレーヒルからは、マンダレーの街を一望することができます。頂上のスタウンピー・パヤーのテラスからの景色は、絶景と言われ、特に昇る朝日と、沈む夕日は格別です。そのため、早朝と夕暮れは、観光客と参拝のミャンマー人で賑わいます。
街中からマンダレーヒルへ行くには、タクシーかバスを利用しましょう。山もふもとに着いたら、階段もしくは坂道のどちらかで頂上まで行くことができます。30分程歩きますが、参道には仏像や寺院があるので、それらを見学しながら登ると良いでしょう。時間がない場合や、体力に自信がない人は、タクシーに乗って頂上まで行ってもらうこともできます。
ウー・ベイン橋
マンダレーから、約10キロメートルほど南にあるアマラプラは、かつて王都だった都市です。 ウー・ベイン橋は、160年ほど前に建設された、全長1.2キロメートルの橋で、アマラプラ東部のタウンタマン湖を渡るために架けられました。
木造の歩道橋としては世界最長と言われていて、橋脚には1,000本以上の木が使われています。観光名所にもなっているウー・べイン橋ですが、現地の人々が生活用に日常的に利用している橋なので、多くの人が行き交います。また、古い木造の橋のため、ところどころ老朽化していたり、修繕されていたりします。橋を歩くと片道20~30分ほどかかるので、必ず歩きやすい靴で行くようにしましょう。
タウンタマン湖に沈みゆく橋からの夕日は、息をのむ美しさです。橋の上から眺める夕日も美しいですが、乾季であれば橋越しに眺めるのも、また格別です。観光客用に休憩所が設けられていて、お酒や軽い食事をとることも可能。冷たいビールを片手に、絶景の夕日を楽しんでみてはいかがでしょうか。
定番スポット10選
シュエグーヂー寺院
シュエグーヂー寺院は、バガンにある寺院です。シュエグーヂーは「黄金の洞窟」を意味し、1131年に、アラントゥ王によって建てられました。この寺院には、約900年前に作られた木製扉があり、その扉には繊細なデザインが彫刻されています。
また、2階のテラスからは、アーナンダ寺院やタビィニュ寺院など、バガンの壮大な景色を見渡すことができます。このテラスから眺める朝日や夕日は、とても美しいので、早朝や夕方に訪れるのがおすすめです。
チャイプーン・パヤー
ミャンマーの古都のひとつであるバゴーは、ヤンゴンから北東に約70キロメートルの場所にあります。チャイプーン・パヤーは、ヤンゴンとバゴーを結ぶ幹線道路沿い、バゴーの中心部から4~5キロメートルのところにあります。
チャイプーン・パヤーは、高さ約27メートルもある四面仏です。1476年に、モン族の王によって建造されたとされています。4体の仏像は、同じような姿形で、いずれも化粧を施したような艶やかな容姿をしています。
この仏像は、4人のモン族女性がモデルになったとされており、このうち1人でも結婚をしたら、仏像が壊れると言われていたそうです。実際1人が結婚し、本当に1体の仏像が壊れたという伝説が残されています。
ヤンゴン市庁舎
かつてイギリスの植民地だったミャンマーには、その時代に建てられた建物が多く残されています。特にヤンゴンには、歴史的価値の高い貴重な建物が数多くあり、東南アジアで最も植民地時代の建築が多く残る街といわれています。
ヤンゴン市庁舎もそのひとつで、ミャンマーの近代建築家であるウーティンが設計したものです。緬洋折衷様式と呼ばれる、ミャンマーとイギリスの両方の建築様式が取り入れられた建物です。白亜の大きな建物は、ヤンゴン官公街でもひときわ目立ち一見の価値ありです。スーレー・パヤーのすぐ近くにあるので、観光ルートに入れてみましょう。
インレー湖
インレー湖は、標高800メートルの高地に位置し、長さが22キロメートル、面積が43.5平方キロメートルもある広大な湖です。ヤンゴンから高速バスで10時間以上かかりますが、どこまでも続く巨大な湖と、周囲を囲む山々の絶景を見ることができます。インレー湖では、現地ツアーに参加するか、個人で1日ボートをチャーターして観光することになります。
「インレー」は、ビルマ語で4つの小さな湖という意味を持ちます。その昔、湖の近くに住む鬼が、4つの湖が水路で繋げて現在の大きなインレー湖が誕生したと言われています。この広大な湖には、大きな水上村が形成されていて、およそ15万の人々が水上生活を送っています。家屋だけでなく、お寺や観光客用の水上コテージ、民芸品工房、畑などが造成されています。
湖上にある珍しい寺院「ファウンドーウー・パヤー」はインレー湖観光の際には是非見学したいスポットです。寺院内には、たくさんの金箔が貼られた仏像があり、観光客の間では、参拝するとご利益があると言われています。しかし、仏像のある中央の祭壇には男性しか入ることができないので、注意が必要です。
インレー湖では、他にも民芸品工房でのショッピング、水上で生活するインダー族の漁、水上レストランでの食事など、様々なユニークな体験ができます。
シュエダゴン・パヤー
シュエダゴン・パヤーは、ヤンゴンにあるミャンマー最大の仏塔です。仏教徒にとって憧れの聖地で、ミャンマー人だけでなく、観光客も多く訪れるヤンゴンでは外せない定番観光スポットです。高さ99.4メートル、基底部の周囲は433メートルもある巨大な仏塔には、約9,000枚もの金箔が貼りつけられています。また、7,000個ものダイヤやルビーなどの宝石で装飾されており、太陽の光が当たると眩いばかりに輝きます。
このパヤーを見るには、出入り口の門から階段やエスカレーターで向かいます。シュエダゴン・パヤーは、神聖な場所とされているため、境内は土足禁止です。そのため、パヤーへも裸足で向かうことになるのですが、エスカレーターにも裸足で乗ることになるため、怪我等には注意しましょう。
シュエダゴン・パヤーは、日中の太陽の光を浴びて輝く姿は圧巻ですが、日没後のライトアップされた幻想的な姿もおすすめです。
マンダレー王宮
ミャンマー第2の都市マンダレーにあるマンダレー王宮は、ミャンマー最後の王朝となったコンバウン朝の王宮です。1900年代に一度消失しており、現在の王宮は、復元されたものです。1990年代になって、外国人の立ち入りが可能になりました。しかし現在でも、敷地内で見学可能な場所は限られています。
王宮内部には、王座のある大きな建物と、多くの後宮があります。現在では、建物のみで中には何もありませんが、王朝時代の様子を想像しながら見学してみるのも面白いかもしれません。
マンダレー王宮の周囲はお濠と城壁で囲まれています。市街地とは、東西南北にある4本の橋で結ばれていますが、外国観光客の出入りは、東門のみに限られています。タクシー等で行く場合は、ドライバーさんが東門で降ろしてくれますが、念のため降りる前に確認したほうが安心です。また、王宮内は肌の露出の多い服装はNGなので、注意が必要です。
チャイティーヨー・パヤー(ゴールデンロック)
ゴールデンロックの名前で知られるチャイティーヨー・パヤー、は、ヤンゴンから北東約200キロメートルの場所にある、チャイティーヨー山の頂上にあります。山頂の巨大な岩壁の上に、今にも落ちそうなゴールデンロックがあります。落ちそうで落ちない、不思議な岩で、一説ではブッダの遺髪の効力による現象だと言われています。
ゴールデンロックは、高さ約7メートルの丸い岩で、参拝者よって金箔が貼られ、きらびやかな黄金の輝きを放っています。岩の上には7メートルのパヤーが建てられており、ミャンマー人の信仰を集めています。パヤーのため、裸足での参拝が必須、女性は近くで参拝することができません。
また、夜にはライトアップしたゴールデンロックを見ることができます。ライトアップによって、昼間とは異なる輝きを放ち、神秘的な雰囲気に包まれます。世界でも珍しい、落ちそうで落ちないゴールデンロック、是非訪れたいスポットです。
カックー遺跡
カックー遺跡は、インレー湖から車で約2時間の場所にあります。カックー遺跡へは、地元のパオ族のガイドが必須とされているため、最寄りのタウンジーという町で、ガイドさんを手配する必要があります。ツアーを利用するか、個人手配の場合は必ずタウンジーに立ち寄りましょう。
カックー遺跡は、紀元前3世紀に建設されたと言われており、その後少しずつ仏塔の数が増え、現在では約2,500の仏塔があります。仏塔の上部には、金色のベルが設置されており、風とともにシャラシャラと美しい音を奏でます。その音色を聞きながら、たくさんの仏塔の間を歩くと、別世界にいるような不思議な感覚を味わうことができると、外国人観光客に人気のスポットになっています。
敷地内は整備されていますが、裸足での観光が必須のため、暑い時期や日差しの強い時間帯には歩くのが大変な場合もあります。また、整備されているとはいえ、小石や砂などで怪我をしないよう注意が必要です。
ボーヂョーアウンサン・マーケット
ボーヂョーアウンサン・マーケットは、ヤンゴンにある、イギリス統治時代から続く歴史ある市場です。生鮮食品等はなく、ミャンマーの特産物に特化していますが、特に観光客向けというわけではなく、地元の人も多く利用します。屋根のあるマーケット内には、約1,800のお店が軒を連ねます。
ミャンマー特産の真珠、アクセサリー、竹・籐製品、少数民族の工芸品など、ミャンマーの特産物が何でもそろいます。ブロックごとに取り扱う商品の種類が決まっているので、お目当てのものを買うときは、同じブロックのいくつかのお店で比べてみると良いでしょう。お腹が空いたら、市場内にあるフードコートでミャンマー料理を。カフェやジューススタンドなど外国人が利用しやすい店もあるので、ゆっくりショッピングを楽しむことができます。
国立博物館
ミャンマー国立博物館は、ヤンゴンにある国内最大の博物館です。ヤンゴンに行ったら是非訪れてみたい観光スポットです。広い館内には、ミャンマー各地から集められた王朝時代の貴重な調度品や、各民族の伝統工芸品などが展示されており、ミャンマーの歴史や文化を学ぶことができます。
博物館で一番の見所は1階にある「獅子の玉座」です。高さ約10メートル、重さ3トン、精巧な金細工が施された重厚な玉座は、マンダレーの王宮内にあったものです。マンダレー王宮が戦災に遭った際も、一時的にインドにあったこの玉座は難を逃れ、マンダレー王宮時代の貴重な遺物として展示されています。
国立博物館では、無料で日本語の音声ガイドを借りることができます。また、館内は写真撮影禁止のため、手荷物は入り口のロッカーに預けましょう。
ミャンマーのおすすめホテル10選
セドナ ホテル インヤ ウィング (Sedona Hotel Inya Wing)
基本情報
【住所】No. 1 Kaba Aye Pagoda Road & No 1 Industrial Road, Yankin Township, インヤー湖, ヤンゴン, ミャンマー, 203, 11081
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
ザ ストランド ヤンゴン (The Strand Yangon)
基本情報
【住所】92 Strand Road, ヤンゴン市街, ヤンゴン, ミャンマー, 203, 11181
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
パン パシフィック ヤンゴン (Pan Pacific Yangon)
基本情報
【住所】Shwedagon Pagoda Road, ヤンゴン市街, ヤンゴン, ミャンマー, 203, 11143
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
バックパッカー ホステル (Backpacker Hostel)
基本情報
【住所】No.58/60, Bo Aung Kyaw Street, Bohtataung Township, Yangon, ヤンゴン市街, ヤンゴン, ミャンマー, 203
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
メリア ヤンゴン (Melia Yangon)
基本情報
【住所】192, Kaba Aye Pagoda Road, Bahan Township, Yangon, Myanmar, インヤー湖, ヤンゴン, ミャンマー, 203, 11201
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
チャトリウム ホテル ロイヤル レイク ヤンゴン (Chatrium Hotel Royal Lake Yangon)
基本情報
【住所】40 Natmauk Road, Tamwe Township, カンダウギ, ヤンゴン, ミャンマー, 203, 11211
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
ホテル ヤダナボン (Hotel Yadanarbon)
基本情報
【住所】No.125,31st St, Between 76th & 77th St, Chan Aye Thar Zan Township, 中央マンダレー, マンダレー, ミャンマー, 203
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
ヒルトン マンダレイ (Hilton Mandalay)
基本情報
【住所】No. 1 Junction of 26th and 66th Street, Chan Aye Tharzan Township, マンダレー東部, マンダレー, ミャンマー, 203, 11121
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
メルキュール マンダレー ヒル リゾート (Mercure Mandalay Hill Resort)
基本情報
【住所】No 9, 416B Kwin 10th Street, At The Foot Of Mandalay Hill, マンダレー北部, マンダレー, ミャンマー, 203
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
オステロ ベロ マンダレー (Ostello Bello Mandalay)
基本情報
【住所】No.54, 28th Street (Between 73rd and 74th street), Chan Aye Thar Zan Township, 中央マンダレー, マンダレー, ミャンマー, 203
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
ミャンマーの年間イベント情報
1月
独立記念日
毎年1月4日は、ミャンマーの独立記念日です。1948年、ミャンマーは60年以上に渡って統治国であったイギリスから「ビルマ連邦」として独立しました。その後、1989年に国名が「ミャンマー連邦」に変更されました。
独立記念日は、国内は祝賀ムードに包まれ、ヤンゴン中心部では式典が行われます。独立記念塔周辺では、首相や官僚などの政府要人が集まり、厳かな式典が執り行われます。式典中、ミャンマーがイギリスの植民地支配から解放された時刻の午前4時20分には、ミャンマー国旗が掲揚されます。
4月
ティンジャン祭り
ミャンマーの新年は毎年4月です。ティンジャン祭りは、年明けの直前に行われる水かけ祭りで、ミャンマー人では、1年で最も大切なイベントとされています。近隣の東南アジア諸国でも行われる「水かけ祭り」と同様、人に水をかけることで、1年分の不運を洗い流す、という意味が込められています。
ミャンマーはミャンマー暦に基づいてカレンダーが決まり、新年は4月17日です。その前後は10日間程度の連休になり、水かけ祭りは4月12日 〜 16日に行われます。国内中がお祭り騒ぎで、ヤンゴン市内では、水かけ用の特設ステージが作られます。観光客も参加可能なので、濡れたり汚れたりしても良い服装で参加しましょう。
ティンジャン祭りの期間は、毎年、交通事故が多発します。道路が、水で滑りやすくなったり、お祭りムードで飲酒運転が増えたり、観光の際にも十分な注意が必要です。
5月
カソン月の満月
カソン月の満月の日は、ブッダの誕生を祝う仏誕節の日です。ブッダは2,500年以上前のカソン月の満月の日に、インドのボーダガヤにある菩提樹の下で悟りを開いたと言われています。この日は、仏教徒にとって重要な伝統行事とされていて、ミャンマー国内の各寺院では、菩薩樹に水をかけて祈りを捧げます。
7月
殉職者の日
7月19日は、ミャンマーの建国の父、アウン・サン将軍が暗殺された日です。ミャンマーではこの日を「殉職者の日」に制定し、祝日にしています。この日は、ミャンマー各地で式典が行われ、多くの人が参列します。
ヤンゴン市内の「殉職者廟」では毎年、追悼記念式典が盛大に開催され、多くの市民が参列します。また、アウン・サン将軍が暗殺された時刻の10時37分には、走行中の車は一時停止し、クラクションを鳴らして追悼の意を表すという習慣もあります。習慣を知らない観光客は、突然の大きなクラクションに驚くかもしれませんが、数分で鳴り止みます。
10月
ダディンジュッ
ダディンジュッは、伝統的な仏教行事である、満月のお祭りです。ミャンマーで第2番目に大きな祭りの日で、雨安居(うあんご)が明ける10月初旬の満月の日に行われます。毎年この日に、お釈迦様が地上に降りて来るとされていて、多くの人々がパヤーに集まります。また、仏前や家の門にも火を灯して、お釈迦様を迎え入れます。
ダディンジュッの日には、各家が灯す明かりが連なり、幻想的で美しい景色を見ることができます。その明かりを見ながら屋外で食事を楽しむミャンマー人も多くいます。
11月
カティン祭り
カティン祭は、ミャンマーの仏教徒にとって重要な日です。ミャンマーの人々は、僧侶が使う袈裟や傘などを寄付するために寺院へ出向きます。僧院に寄付しに行く道中では、伝統的なミャンマー舞踊や歌を披露します。
また、シャン州にあるタウンジーという町では、熱気球祭りが行われ、約300個の熱気球が空高く打ち上げられます。空に打ち上げられるダイナミックな熱気球を見るために、国内外から多くの観光客が集まり、大変賑わいます。
ミャンマーへの主要エリアからのアクセス・所要時間
成田国際航空ーヤンゴン
日本からミャンマーへの直行便は、成田国際空港とヤンゴン国際空港を結ぶ全日空のみで、所要時間は、約7時間30分です。マンダレーや他のミャンマー国内の都市行く場合は、ヤンゴンで乗り継ぎが必須となります。
羽田国際空港、関西国際空港、中部国際空港、その他主要空港ーヤンゴン
成田国際空港以外からミャンマーへアクセスするには、近隣諸国での乗り継ぎが必要です。乗り継ぎ時間にもよりますが、概ね10~13時間程度の所要時間です。乗り継ぎのタイミングのよっては、所要時間が大幅に長くなる場合があります。旅程に余裕のない場合は、乗り換え時間の短いものを利用しましょう。
- エアアジア等LCC利用:バンコクやクアラルンプールで乗り継ぎ
- タイ国際航空利用:バンコクで乗り継ぎ
- 日本航空+バンコクエアウェイズ利用:バンコクで乗り継ぎ
- マレーシア航空利用:クアラルンプールで乗り継ぎ
- ベトナム航空利用:ハノイやホーチミンで乗り継ぎ
- キャセイパシフィック航空+キャセイドラゴン航空利用:香港で乗り継ぎ
- シンガポール航空利用:シンガポールで乗り継ぎ
成田国際航空、羽田国際空港、関西国際空港、中部国際空港、その他主要空港ーマンダレー
マンダレーへの直行便は日本からの就航がないため、乗り継ぎが必須となります。複数のエアラインを組み合わせて個人手配する場合は、一度経由地で出入国をしなくてはならない場合があるので、必ず事前に確認するようにしましょう。
- タイ国際航空利用:バンコクで乗り継ぎ
- 吉祥航空などの中華系航空会社+ミャンマー国際航空利用:南京で乗り継ぎ
ミャンマーへ就航している航空会社
全日空、タイ国際航空、ベトナム航空、マレーシア航空、エアアジア、バンコクエアウェイズ、ノックエア、キャセイドラゴン航空、シンガポール航空、ベトナム航空、チャイナエアライン
ミャンマーツアーを選ぶときのTips集
ミャンマーツアーには何日くらい必要でしょうか?
ミャンマー旅行には、多くの場合、乗り継ぎ便の利用が必要になります。飛行機の本数もそれほど多くはないため、日本国内からミャンマー国内までは、概ね半日ほど要すると考えておいたほうが良いでしょう。
ミャンマー国内の観光地は、ヤンゴンとマンダレーが中心ですが、遺跡や寺院は離れた場所に点在するものもあります。またインレー湖やカックー遺跡など、アクセスに時間を要する場所もあるため、事前に「ここは外せない」という観光スポットを決め、そこへの所要時間から逆算して必要日数を決めるというのも、一つの方法です。
ミャンマーは個人手配で行き辛い観光スポットもあるため、各旅行会社が提供しているツアーを利用するのもおすすめです。
観光に最適な季節はいつですか?
ミャンマーは、熱帯モンスーン気候です。3季のシーズンに分かれ、乾季・暑季・雨季があります。ミャンマー観光には、10月中旬~3月中旬の乾季と言われる期間がおすすめです。雨はほとんど降らず快適に過ごすことができ、観光には最適です。昼間は暑くなりますが、朝夕は涼しく、長袖の上着が必要なこともあります。
雨季の5月下旬〜10月中旬は、ミャンマーでは雨が多く降ります。豪雨時は、バケツをひっくり返したような大雨が降り、場所によっては道路が冠水したりもします。雨が続くと、道路事情が悪くなるため、山奥の観光地などに行くのが困難になる場合もあります。また、遺跡や寺院は屋外にあり、裸足での参拝が必須のため、雨で足元が滑りやすくなります。そのため、雨季は避けた方が良いでしょう。
また、夏季である3月下旬〜5月中旬は、ミャンマーで最も暑い時期になります。ヤンゴンでは、平均最高気温が35℃を超え、暑い日の昼間は40℃を超える日もあります。屋外に長くいるのが難しい日もあるので、夏季の旅行の際は熱中症に気を付けて、適度に涼しい場所で休憩を取りましょう。特に屋外に長くいる場合は、帽子や日傘などの暑さ対策グッズがあると良いですね。
ミャンマーの治安はどうですか?注意が必要なことはありますか?
ミャンマーを初めて訪れる際、治安が気になる人も多いでしょう。ミャンマーは、長く続いた軍事政権やロヒンギャ族の問題で、治安が悪い国だと思われがちですが、東南アジアの中でも比較的治安が良い国です。ヤンゴンやマンダレーなどの観光地を訪れる場合は、あまり心配する必要はありません。
しかしながら、ロヒンギャ族の問題が発生しているラカイン州というミャンマー西部に位置する地域は、未だ危険な地域です。ラカイン州では、イスラム教徒であるロヒンギャ族とミャンマー政府軍との衝突が、頻繁に起こっています。旅行者が近づくことは少ないと思いますが、旅行の際は頭の片隅に置いておくようにしましょう。
ミャンマー限ったことではありませんが、旅行の際は、スリや置き引きなどには、十分注意が必要です。特に現金を持っている観光客は狙われる場合があるので、多額の現金を持ち歩いたり、かばんの口を開けっぱなしにしたりするのは厳禁です。
また、人ごみに長時間滞在しない、レストランで食事の際もカバンは自分の目の届く場所に置く、夜の一人歩きはしない、など、ご自身で注意をして行動しましょう。
ミャンマーまで飛行機でどのくらいかかりますか?
日本からミャンマーへ行く場合、多くの場合は乗り継ぎが必要になります。直行便もありますが、成田国際空港とヤンゴン国際空港を結ぶ全日空のみです。なりたく国際空港以外の国内空港からヤンゴンへ行く場合、また、マンダレーや他のミャンマー国内の都市行く場合も、乗り継ぎが必須となります。おおよそ10時間~13時間の所要時間の便が多いです。
ミャンマー単独の観光であれば、移動に半日ずつ所要するとして、中3日の合計5日間の旅行から可能です。ヤンゴンとマンダレーの主要観光スポットだけを回る内容になりますが、日程的にタイトな場合は、5日あればミャンマー旅行は可能です。バガン遺跡をじっくり見たい場合や、足を伸ばして遠くの観光地に行きたい場合などは、1週間ほどの旅程を確保することをおすすめします。
また、乗り継ぎ便を利用すると、多くの場合はミャンマー近隣の東南アジア諸国を経由しますが、ツアーの中には経由地での観光をセットにしているものもあります。せっかく東南アジア方面へ行くのであれば、ミャンマーだけでなく、ベトナムやタイなどの経由地を観光するのも良いでしょう。近隣諸国も、ミャンマーと同じような気候なので、特に持ち物を追加する必要はありません。複数の国を観光すると、文化の違いを発見できて、おもしろいかもしれません。