クロアチアツアー選びのポイント
ツアーの特徴
利用する航空会社と便が指定されている
日本からクロアチアへ催行されているツアーは、全て利用する航空会社が指定されています。出発地により利用できる航空会社は異なるので、スターアライアンス提携航空会社の利用などを希望される場合は、あらかじめ指定されている便が、どの航空会社によって運航されているかどうかなど確認しておきましょう。
航空券は往復が同一会社で便も指定されているため、出発と帰国の時間はどのプランを選ぶかによって異なります。日本からクロアチアまでの最短移動時間は約13〜14時間前後で、往復の旅程に機内泊がそれぞれ一泊ずつ含まれます。
注意していただきたいのが、移動に乗り継ぎ空港での待ち時間が発生すること、そして乗り継ぎをご自身で行っていただく必要があることです。また、乗り継ぎ便を利用して経由地の国や都市と合わせて周遊するツアーもいくつか催行されています。
そして追加料金を支払うことで片道より、お連れ様との並び席の手配やビジネスクラス、またはファーストクラスへアップグレードも可能となっております。それらを希望される方はツアーを予約する際に催行会社にリクエストしましょう。
空港ーホテル間は基本的に自分で移動する必要がある
クロアチアへ催行されているツアーの多くは、空港ーホテル間の移動に関して自分で行うように記載されています。そのため、現地到着後個人で空港ーホテル間を移動するのが不安という方は、事前にツアー催行会社へ連絡の上、追加料金を支払って送迎車両を手配してもらうことをオススメします。
食事は付いていないフリープランが多い
フリープランでは朝昼夕食が付いていないことが多いですが、ホテルでの朝食のみ含まれているプランもあります。クロアチアはアドリア海から採れた新鮮な魚介類をはじめ、バルカン半島の郷土料理など私たち日本人の口にもよく合う料理がいっぱいです。
街には高級レストランから庶民的な食堂、カフェなどバラエティー豊かなお食事処が軒を連ねています。現地滞在期間中は、いろいろなグルメに挑戦してヨーロッパの味覚を堪能しましょう!
終日自由行動の日は現地ツアーをカスタムしてより充実した旅に
旅程に【終日自由行動】の印と共に「オプショナルツアーなどでお楽しみください」と記載がある場合は、大人1人あたりの追加料金を支払うことで、現地ツアー(またはオプショナルツアー)を手配する事が可能です。
ツアー内容は、専用ガイドと一緒に隣国の世界遺産の街を日帰りで訪れるものや、経由地での滞在時間を有意義に活用して効率的に観光地を巡るものなど様々です。
滞在時間の都合上、個人ではなかなか全ての観光地を周りきることが出来なかったり、ひとり歩きではなかなか歴史や現地の土地勘を掴むことが出来ない方のお悩みを解消してくれる強い味方ですね。
旅行日数と訪れる都市を決める
クロアチアは多くの歴史的建造物とアドリア海、そして緑豊かな自然などの見どころが非常に多い国です。それに加えて周辺の国へのアクセスも簡単かつ移動時間も短いため、ついつい色んなところへ足を延ばしてしまいたくなるもの。そんな魅力的なクロアチア旅行は、時間がいくらあっても足りないというのが正直な本音です。
そのためクロアチア行きのツアーを予約する際は、旅行先での目的に合わせた訪れたい都市をあらかじめ決めておくと、ツアー選びをよりスムーズに行う事ができるでしょう。
以下で主な人気観光都市や定番スポットを紹介していますので参考にしていただけると幸いです。
日本からクロアチアへのツアーは最低でも2泊5日
クロアチアを訪れるツアーを最短日程で予約したいという方は必ずこちらを読んでください。
ツアーを利用してクロアチアを訪れる場合、日本ークロアチア間は飛行距離が10時間以上と長く、そこに8時間の時差が加わるという理由から、旅程に機中泊が往復それぞれ1泊ずつ含まれる場合が最も一般的です。
そのため、仮に現地での宿泊日数が2泊だとしても、機中泊が往復で2泊追加され、クロアチアから日本に戻った時に到着国である日本の時間に合わせて出発国の時刻よりも8時間進むため、到着日が1日進みます。
そのため、現地滞在日数が最短のツアーでも最低5日の旅行期間を設ける必要があるので注意が必要です。
※日本ークロアチア間の時差:サマータイム時は7時間に変わります。
その他の国や都市を一緒に訪れることも可能
2020年1月現在、日本からクロアチアへの直行便は運航されておりません。そのため日本からクロアチアを訪れるツアーは、全て第三国を経由する乗り換え便を利用します。
クロアチアへのツアーでは、乗り換え便が経由する国や都市での滞在が旅程に含まれているツアーが多く催行されていますので、一度の旅行で2ヵ国以上を訪れることが可能です。経由する都市は利用する航空会社によって異なるため、利用したい航空会社と経由を希望する国や都市が一致しているかどうかを事前に確認するようにしましょう。
また、いくつかのツアーには経由地以外の国や都市での滞在が旅程に含まれているプランがありますので、ツアーを利用して色んな場所を訪れてみたいという方は、ツアーの目的地をしっかりと確認されることをオススメします。
このような場合、例えばオーストリアの首都ウィーンやイタリアの「水の都」として有名なベネチアなどの都市へ、公共バスや鉄道を利用して移動する場合がほとんどです。
【経由地例】
エミレーツ航空の経由地として知られるアラブ首長国連邦の大都市ドバイは、クロアチアが位置するヨーロッパとは雰囲気が全く異なり、近代的な高層ビルが多く建ち並んでいて、広大な砂漠やスーク(市場)など正反対とも言える観光内容を楽しめるのが魅力です。
エールフランス航空の経由地であるフランスの首都パリは、クロアチア特有のオレンジ屋根の街並みとは異なり、凱旋門を中心に放射線状に広がる統一感のある街並みは、訪れる人全てを魅了すること間違いなし。
またフランスはワインやチーズなど、私たち日本人にも馴染みのある食べ物の本場としてもよく知られています。パリを訪れた際は、是非本場で味わう食材や料理を満喫しておきたいですね。
ホテル選びのコツ
クロアチアを訪れるツアーは、指定ホテルでの宿泊または同等のグレードで選べるものがあります。
また、滞在するホテルや宿泊するお部屋のアップグレードは、1泊1人あたりの追加料金を支払うことで可能になることがほとんどなので、予算、出発日や日程のほか、旅行先で楽しみたいこと、訪れたい観光スポットなどの希望内容を踏まえたうえで、好みのツアーを選ぶ、もしくは滞在先のみをカスタムしましょう。
移動が不安な方には送迎付きプランがオススメ
「各都市間を個人で移動するのは少し心配」という不安を抱えている方居ませんか?でも大丈夫!日本からクロアチアへ催行されているツアーには、専用車で各都市間を送迎してくれるものがいくつかあります。
この場合の送迎は、滞在先のホテルから同国に位置し、目的とする都市や隣国の人気観光都市までの間の移動を専用車で行うことを意味し、常にガイドと一緒に行動するものではないのでプライベートな時間をしっかりと確保できるのが嬉しいですね。
訪れた先での自由時間は決められているものの、公共交通機関やタクシーなどを利用しての面倒な個人移動の手間が省けるのと、旅行先での限られた滞在時間を効率的に活用できるのは、専用車での移動が旅程に含まれているツアーを予約することの最大のメリットとも言えます。
そもそもクロアチアってどんなところ?
クロアチアの基本情報
クロアチアは東ヨーロッパのバルカン半島に位置する中世の街並みと自然が美しい国で、正式名称はクロアチア共和国、首都は国土北部に位置するザグレブ(Zagreb)です。
国土面積は九州の約1.5倍程と小さく、その人口は2018年発表の外務省基礎データによると409.6万人と、大阪府の人口(881.9万人)の2分の1以下となっています。
日本との時差はマイナス8時間で、サマータイム期間中は通常よりも1時間進んでマイナス7時間となります。実施期間は毎年異なりますが、3月下旬〜10月下旬に適用されるのが一般的です。
この国の人口を構成している主要民族はクロアチア人で全体の約89.6%、セルビア人が4.5%、その他スロヴェニアやイタリアなどの周辺国の民族が挙げられます。公用語はクロアチア語ですが、英語やドイツ語などといった外国語が広く通用します。
宗教はローマ・カトリックが約88%を占め、その他セルビア正教およびイスラム教などが信仰されていますが非常に少数派です。治安が比較的良好で、その他ヨーロッパ諸国からのアクセスも非常に便利なので、毎年多くの観光客が訪れる人気観光地となっています。
クロアチアの歴史
紀元前のクロアチア
クロアチアの歴史は、現在からさかのぼること約1,600年ほどの紀元前4世紀頃から始まったと言われています。しかしながらクロアチアの地ではイリュア人と呼ばれる、現在のクロアチア人とは異なる民族が既に生活していたとされています。
紀元前4世紀頃になると、この地にケルト人とギリシャ人が進出して国の一部は徐々に変化していきました。異民族の流入も束の間、そのすぐ2世紀後にあたる紀元前2世紀には、クロアチアの地はローマ人により征服され、ローマの属州へと変化しました。
現在のクロアチアを訪れても未だ、この頃に造られたローマ建築は各所で確認することが出来ます。代表的な遺跡は、スプリットのディオクレティアヌス帝の宮殿やプーラの円形劇場などが挙げられます。
紀元前のクロアチアは、いくつかの民族が暮らしていた地域をローマ帝国が支配したと考えていただくと分かりやすいでしょう。
紀元以降のクロアチア
クロアチアが王国としての歴史を正式に歩みはじめたのは、6世紀以降のこと。南スラヴ人がこの地へ移住してきたことがきっかけでした。後に、南スラヴ人はいくつかの民族に分裂し、現在の様なセルビア人、クロアチア人、モンテネグロ人などそれぞれのバルカン半島民族を形成する形となりました。
9世紀になるとビザンツ帝国はクロアチアの地にキリスト教を布教する為に、宣教師を派遣しました。現在のクロアチアでは、大変多くのキリスト教による宗教建築を訪れていただくことが可能です。この地に深く根ずいている宗教や文化は、今から11世紀も前の出来事がきっかけだったんですね。
10世紀初頭には、クロアチア王国が独立国家として誕生しました。王国としての歴史上最初の王はトミスラヴという人物が務めました。しかしながら1102年になると、クロアチア国王はハンガリー国王の妹を王妃に迎えたことをきっかけに殺されてしまい王権はハンガリー王へと移ってしまいました。
その後クロアチアの王権はハンガリーからオーストリアのハプスブルク家へ移行され、オスマン帝国との対立を強いられることとなりましたがオスマン帝国の撤退により、この国の歴史は第一次世界対戦をきっかけにオーストリア・ハンガリー帝国が崩壊するまで続くこととなりました。
クロアチア共和国としての歴史
崩壊以降の1918年には、現在のセルビア、スロベニアなどと共にユーゴスラヴィア王国を建国しましたが、1941年の第二次世界対戦中にはナチス・ドイツの統制のもと独立。それからすぐ4年後である1945年には、ナチス・ドイツの降伏を理由にユーゴスラヴィアは社会主義国家へと変化しました。
これまでの歴史のなかで、様々な民族と共存しいくつかの国からの支配を余儀なくされてしまったクロアチアですが、1991年6月に独立宣言を発表し、1992年1月15日(水)に正式に独立が認められました。
この独立には、当時クロアチアに住んでいた多くのセルビア住民の反対もあり大変な内戦へと発展しましたが、多くの困難を乗り越えた末に今日のクロアチア共和国が成り立っています。
クロアチアの通貨および両替事情
通貨について
クロアチアの基本通貨はクロアチア・クーナ(HRK)で、一般的にクーナ(Kn)と呼ばれています。2020年1月2日(木)現在、1クーナ(Kn)あたりの両替レートは約16.38円です。
紙幣は10Kn,20Kn,50Kn,100Kn,200Kn,500Kn,1000Knの7種類、硬貨は主に1Kn,2Kn,5Kn,25Knの4種類が存在します。また、クロアチア国内で流通している硬貨は以上の4種類の他にも、リーパ(Lipa)と呼ばれる大変少額なものも存在しますので注意が必要です。
リーパ(Lipa)は1Lipa,2Lipa,5Lipa,10Lipa,20Lipa,50Lipaの6種類存在し、100リーパ(Lipa)=1クーナ(Kn)なので参考までに覚えておきましょう。
両替について
両替は空港、市内の銀行、ホテルおよび外国人観光客が多く集まる観光地の両替所などで行うことが出来ますが、両替場所によってレートや手数料が異なるので、色々な両替場所を巡って最終的に手元に残る金額を確認しておくと、よりオトクに両替することが出来るでしょう。
また、クロアチアでは円よりもユーロからクーナ(Kn)に両替する方がレートが良いので、日本を出国する際は一度日本円からユーロに両替するのをオススメします。
クロアチアの気候と服装
気候について
クロアチアの気候は日本と同じく四季が存在し、春は3〜6月、夏は7〜9月、秋は9〜10月頃、そして冬は11月〜2月下旬頃がそれに当て嵌まります。
しかしながらクロアチアの国土は、アドリア海に面している沿岸部とハンガリーおよびセルビア方面へ広がる大陸側の大きく2つに分かれているため、一年を通した気温の変化も異なるのが特徴です。
沿岸部は春〜秋にかけて温暖な気候が広がり非常に過ごしやすいですが、ザグレブを含む内陸部では、特に秋の終わりから冬にかけて非常に厳しい寒さとなるので注意が必要です。
服装について
クロアチアを訪れる場合の服装は、日本の四季に合わせた服装をイメージしていただければ分かりやすいと思います。
春から夏にかけて旅行する場合は、薄手のカーディガンなど軽く羽織れるものを持っていくと便利でしょう。また、クロアチアの夏は日本のように湿度の高いジメジメとした暑さは無く過ごしやすいのですが、特に沿岸部を中心に紫外線が強めなので帽子やサングラス、そして日焼け止めなどの紫外線対策はしっかりと行うようにしましょう。
秋に旅行する場合は、日没以降は沿岸部でも少し肌寒く感じてしまうことがありますので、薄手のコートやジャケットを持っていくことをオススメします。冬の季節は内陸部を中心に本格的な冬の寒さが到来します。最高気温および最低気温は共に、日本の本格的な冬と変わらない気温になりますので、暖かい服装でお出掛けしましょう。
クロアチアの文化
かつては交易の拠点であり、他民族からの様々な影響を受けた歴史を持つクロアチア。実際に訪れてみると、東欧に位置しながら、どことなく西欧文化に似ている側面を持ち合わせていることに気付くでしょう。
クロアチアは複雑な歴史的背景を持ち、様々な国からの支配を強いられてきたため、訪れる地方や都市によって建築様式や街の雰囲気そのものが異なります。訪れる際はその違いに着目してみるとクロアチア観光をより楽しむことが出来るでしょう。
そしてクロアチアにも日本でいう「着物」のような民族衣装が存在します。その種類は10種類以上ともいわれておりますが、現在はイベントやお祭りなどの特別な日、もしくはお土産屋さんなどで目にすることが可能です。
女性の民族衣装は、細かな刺繍が施された可愛らしいエプロンで白いワンピースと一緒に着用し、男性の民族衣装は美しい装飾が特徴のベストやジャケットを着用します。またクロアチアはネクタイ発祥の地であり、その豊かなファッション性は必見と言えるでしょう。
クロアチアの治安
クロアチアの治安はヨーロッパ諸国の中でもかなり良好であると言えます。しかしながらドゥブロヴニクやスプリットをはじめとする人気観光地では、観光客を狙ったスリやひったくりなどの軽犯罪の被害が多く報告されています。
これらの他にもキャッシュカードおよびクレジットカードのスキミングや、ニセ警官による詐欺といった犯罪も確認されていますので、外出される際は注意が必要です。
犯罪の被害に遭わないよう注意すべき点を以下に紹介しておきます。
- カバンは必ず斜め掛けにして前に持つ
- カバンのチャックは閉める
- 食事の際(特にテラス席)、貴重品をテーブルの上に置かない
- カフェやレストランで席に座る際は、イスの背もたれに荷物を掛けない
- 携帯や財布などの貴重品をポケットに入れて持ち歩かない
- 夜間の外出はなるべく控える
- 警官を装った人が現れたら、相手の身分証を見せてもらってから近くの交番で話を聞くと伝える
- 多額の現金は持ち歩かない
- スキミング被害に遭わない為にも路上の銀行ATMはなるべく利用しない
クロアチア国内での主な移動手段
クロアチア国内を観光で移動する為の主な移動手段は鉄道、バス、フェリーそして飛行機の国内線です。
鉄道
クロアチア国内を鉄道で移動する場合、多くの主要都市に路線が広がるクロアチア鉄道の利用が便利です。
また国内路線の他、首都ザグレブからは隣国のスロベニアやハンガリーなどの隣国を結ぶ国際路線も運行されているので、周辺の国からアクセスする場合に利用するのも便利でしょう。
国内で運行されている列車の種類は、特急列車「インターシティ」、急行列車「エクスプレスニ」、快速列車「ブルズィ」、普通列車「プトゥニチュキ」の4種類があり、客席は1等車と2等車の2種類です。
また、クロアチアでは鉄道乗り放題パスである「ユーレイルパス」を利用することが可能です。滞在日数や利用日数によってはかなりオトクにクロアチアを旅行出来る場合もありますので、旅行前にチェックしてみると良いでしょう。
バス
国内での観光移動は中長距離バスの利用が便利です。路線は基本的に、観光客が訪れるような人気都市部は網羅されているので、気軽に利用することが出来るのも嬉しいポイントです。
但しイストゥラ半島の村間を移動する場合は、他路線と比べて運行本数が少ないので、スケジュールを事前に確認しておくことをオススメします。なお、クロアチアの中長距離バスは、大型の荷物をトランクに預ける場合に3〜10Knの追加料金を支払う必要がありますので、注意しましょう。
乗車券はバスターミナルで購入することが出来ますが、路上のバス停から乗車する場合は、運転手から直接購入することになります。座席は指定制ではありますが、乗車券に記載された座席に他の乗客が座っている場合もありますので、その場合は直接交渉する、もしくは自分の座席を譲って空いている席に着席のがスムーズでしょう。
ハイシーズンに観光客に人気の路線を利用される場合は、事前に乗車券を購入しておくことをオススメします。
国内線
クロアチアの国内線は、首都ザグレブを中心にクロアチア航空が主に以下の都市に就航しています。現地での滞在時間に余裕が無い方や、長距離の陸移動は体力的に厳しいという方には利用を強くオススメします。
- ドゥブロヴニク(Dubrovnik)
- ザグレブ(Zagreb)
- ザダル(Zadar)
- スプリット(Split)
- リエカ(Rijeka)
- プーラ(Pula)
フェリー
アドリア海に面しているクロアチアでは、フェリーの運航も盛んに行われています。特にフヴァール島やヴィス島といった島々を訪れる場合は利用することになるでしょう。
大抵の旅行者はレンタカーと一緒に乗り込むことは無いと思いますが、船は車を積み込めるフェリータイプと、乗船客のみ移送する高速船の2種類があります。
【クロアチアで運航している主なフェリー会社】
- ヤドロリニヤ(jadrolinija)
- クリロ(krilo)
- G&V Line
人気観光都市
クロアチアには9つの世界遺産登録地区があり、それらを中心に以下の観光地が人気です。
【人気観光地一覧】
- 新市街と旧市街がうまく調和するクロアチアの首都ザグレブ
- 大小16の湖の92ヵ所にも及ぶ美しい滝が注ぎ、鮮やかな緑に覆われたプリトゥヴィツェ湖群国立公園
- 城壁に囲まれ中世の歴史が色濃く残るクロアチアが誇る世界遺産の街ドゥブロヴニク
- 首都ザグレブに次いで同国第二の都市として知られるアドリア海に面した街スプリット
- アドリア海東岸で最も古く、歴史ある教会が多く点在する港町シベニク
- 紀元前にギリシャの植民都市として築かれた要塞の島トゥロギール
- 古代ローマ帝国が築いた数々の遺跡が残るイストラ半島最大の街プーラ
- ロマンチックな街並みが広がる港町ロヴィニュ
クロアチア旅行の見どころ
映画のワンシーンの中を歩いているかのような中世の美しい街並みを散歩する
古き良き中世のヨーロッパの雰囲気を今に残す東欧の国クロアチア。ドゥブロヴニクやロヴィニュのような人気観光地をはじめ、クロアチア各地にはおとぎ話に登場するような可愛い建物と、石畳の道からつくられた素敵な街並みが訪れる人々を魅了します。
国内には大聖堂や宮殿など美しいスポットがいっぱいです。遺跡や博物館を訪ねてクロアチアの歴史を学ぶのも良いですが、なんとなく散歩しているだけでも楽しいのがクロアチアのいいところだと言えます。
現地での滞在時間に余裕のある方は、あえて目的を持たずに、気がおもむくままに散歩してみて、素敵なカフェやお土産屋さんに出会うのも楽しいかもしれませんね。
感動の透明度を誇るエメラルドグリーンで日帰りハイキング
クロアチアを訪れたら絶対に見逃せない見どころの一つが、エメラルドグリーンが美しい湖と、滝が数多く密集するプリトゥヴィツェ湖群国立公園です。公園の敷地内には大小合わせて16の湖と約100ヵ所にも及ぶ滝が流れていて、壮大な自然の中でハイキングを楽しむ多くの観光客で連日賑わっています。
また、9月下旬から10月になると、園内は一面の紅葉に包まれて普段とは全く異なる姿を見せてくれます。そのエメラルドグリーンの透き通った湖と、色鮮やかな紅葉のコントラストは息を飲むほど美しいと言われています。
特に紅葉の時期は園内が大変混雑しますので、時間配分に注意して散策しましょう。
この国立公園は首都ザグレブからバスで約2時間〜2時間40分ほどでアクセス可能なため、首都ザグレブをはじめとする周辺都市から日帰りで訪れる方も非常に多いですが、もし可能であれば周辺に一泊して、壮大な自然を余すことなく楽しんでいただくのが理想です。それだけ価値のある絶景がこの場所には広がっています。
抜けるような青が美しいアドリア海のビーチリゾートを訪れる
国土の西側が海に面しているクロアチア。この国を観光で訪れるなら、その美しい海を訪れるのはマストと言えるでしょう。
クロアチアでは、歴史的に重要な観光地のほぼ全てが沿岸部または島の上に位置しているため、海は必ずと言って良いほど訪れることになります。一言に沿岸部と言っても、北部に位置するイストラ半島と南部のダルマチア地方では街やリゾートの雰囲気が異なるので実際に足を運んで比べてみると面白いです。
数多くあるクロアチア沿岸のリゾート地の中でも、一際多くの観光客が訪れる町が国土南部に位置している「ドゥブロヴニク」です。ドゥブロヴニクは世界遺産に登録された素敵な旧市街の街並みを持ち、映画「魔女の宅急便」のモデルになったという噂がある絶景が魅力のリゾート地です。
旧市街の城壁の中で、オレンジ色の屋根を持つ中世の建物がひしめき合う向こうに、青い地中海が広がっている姿は感動の美しさです。また、その横に広がるビーチでゆっくりとくつろぐのもまた旅行先ならではの贅沢と言えます。
海に入るのはちょっと抵抗があるという方は、少し高台に位置するカフェやレストランを訪れたり、それよりも高台にある丘の上までケーブルカーで移動すると、アドリア海を含む素敵な写真を撮ることが出来るでしょう。
ここではドゥブロヴニクを例として挙げましたが、クロアチアには観光と自然が同時に楽しめるような美しいビーチリゾートがいっぱいです。
ユネスコ世界無形文化遺産にも登録されたクロアチアの郷土料理
国土の西側がアドリア海に面したクロアチアは、新鮮な魚介類の宝庫。プーラやドゥブロヴニクといった沿岸部に位置する港町では漁業が盛んに行われているため、このような海の幸をふんだんに使った料理がよく食べられています。
食材はロブスターやムール貝、スズキなど私たち日本人も普段よく目にするものばかりなので、海外での食事が心配な方でも安心して食べていただけます。
また、内陸部では肉料理がよく食べられているのですが、それらはクロアチアがこれまでに歩んできた歴史と、それにより流入した文化の影響をよく反映したものが多いです。中でもクロアチアの食文化に強い影響を及ぼしたのが現在のオーストリアやハンガリーの存在でした。
例として挙げられる料理は、首都ザグレブの名物「カツレツ」や野菜をグツグツと煮込んだシチューである「グラーシュ」などです。
しかしながらクロアチアが位置しているバルカン半島特有の料理も存在していて、それらは近隣に位置するバルカン半島に属する国々と共通です。代表的なものとして、「ペカ」と呼ばれる鉄鍋で肉を蒸したものや「チェヴァピ」という一種のハンバーグのような料理が人気です。
その他にもクロアチアでは、地中海特有の気候の恵みを活かしてワインをはじめ、チーズや生ハムなども盛んに生産されています。
そんなバラエティー豊かな地中海料理はスペイン、ギリシャ、イタリア、モロッコ、キプロスそしてポルトガルと共に現在「世界無形文化遺産」に登録されています。
クロアチアを訪れる際は、美しい海や中世の街並みを見渡す眺めが良いテラスで、クロアチア料理を含む「地中海料理」に舌鼓を打ってみるというのはいかがでしょうか?
周辺の国から近いので日帰りでもう1ヵ国訪れることが可能
クロアチアは日本のような島国とは異なり陸続きであるという特徴を持ち、隣国だけでもスロベニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ハンガリーそしてセルビアの5ヵ国が挙げられ、非常に多くの国々と国境を接しているという特徴を持ちます。
これらの国々とは長距離バスもしくは鉄道路線がしっかりと確保されているので、それぞれの国との間を簡単に行き来する事が出来ます。
例えばモンテネグロのコトル、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルのように、クロアチアから車で移動する事が可能な国や都市に関しては、ツアーの旅程に目的地として含まれていることが多いです。特に個人で国境をまたぐことが不安な方や移動手段の確保が心配な方はあらかじめ専用車での送迎付きのプランを予約されると良いでしょう。
また、これらの人気観光地は公共バスや鉄道を利用して個人で訪れることも可能なので、参考までにクロアチアからアクセスしやすい周辺都市までの必要所要時間を以下で簡単に紹介したいと思います。
- サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)=首都ザグレブから所要6時間15分
- ベオグラード(セルビア)=首都ザグレブから所要5時間30分
- リュブリャナ(スロベニア)=首都ザグレブから所要2時間30分〜2時間45分
- コトル(モンテネグロ)=ドゥブロヴニクから所要2時間30分
- モスタル(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)=ドゥブロヴニクから所要約2〜3時間
定番スポット10選
聖母被昇天大聖堂(首都ザグレブ)
聖母被昇天大聖堂は、首都ザグレブのシンボルともいえる特徴的な塔を2つ有する宗教建築物です。1094年に着工されてから17世紀に完成に至るまで、建築様式の変更やオスマントルコおよびタタール人をはじめとする、異民族の侵攻を理由に中断を余儀なくされた「ザグレブの歴史を見届けてきた重要な建物」でもあります。
オスマン軍から守る目的でつくられた白い塀で囲まれており、訪れた者は誰もが思わず見上げてしまう2つの塔の高さは、それぞれ約100mであると言われています。内部はルネッサンスとバロック様式を取り入れた構造となっていますが、実際に訪れて見ると意外とシンプルであることに驚かれるのではないかと思います。
また、現在の姿は1880年に市街地で起きた地震の後に再建されたものです。
聖マルコ教会(首都ザグレブ)
特徴的なモザイク模様をした屋根が可愛らしい聖マルコ教会は、13世紀からの歴史を持つ首都ザグレブの定番観光スポットです。教会自体の歴史は13世紀からと古いのですが、屋根に施されたタイル模様は意外と新しく、1880年に教会の改築工事を行った際に加えられたものだそうです。
屋根の模様は2つの紋章を意味し、向かって右側のものがザグレブ市の紋章、左側がクロアチア王国、ダルマチア地方、そしてスラヴォニ地方の紋章を合わせてつくられたものです。
残念ながら内部の見学は不可能ですが、外観を見るだけでも十分楽しむことが出来るので是非足を運んでみて下さい。
城壁(ドゥブロヴニク)
ドゥブロヴニクはクロアチア南部に位置する世界遺産の街です。城壁に囲まれた旧市街は、オレンジ色の屋根が美しい中世の街並みと、アドリア海特有の鮮やかな青とのコントラストが素晴らしく、クロアチア有数の人気観光地となっています。
今や頑丈な城壁で囲まれているドゥブロヴニクの街ですが、実際に城壁で囲まれたのは街が誕生して間もない8世紀頃であったと言われています。現在私たちが訪れることが出来る城壁の姿は15〜16世紀に行われた大改築によるもので全長1,940m、高さは最高25mにもおよびます。
途中には要塞や見張り塔などが存在し、城壁を一周しても所要時間は2時間程度なので、ドゥブロヴニクでの滞在時間に余裕のある方は是非外壁を訪れてみましょう。ドゥブロヴニクの旧市街の街並みはどこを歩いてもフォトジェニックで嬉しいですが、そんな素敵な街並みを少し上から眺めるのも見え方がまた違って面白いですよ。
城壁の開放時間は夏季と冬季で異なるので、訪れるシーズンによって事前に確認しておくことをオススメします。
入り口は以下の3ヵ所です。
- ピレの門の脇
- 聖イヴァン要塞
- 聖ルカ要塞
聖ヤコブ大聖堂(シベニク)
聖ヤコブ大聖堂は、アドリア海沿岸に位置する教会の町「シベニク」最大の見どころといえる世界遺産です。聖堂は1431年から100年以上をかけて建築され、1535年に完成しました。
建築は完成までに長い年月を要した為、多くの建築家が携わったそうです。その為、時代の流れと共に最初はゴシック様式で建築が行われていた大聖堂も、完成時には見事なルネッサンス様式の建物へと変化しました。
主な見どころは洗礼室、身廊、ドアなど至るところまで施された細やかな彫刻の数々です。この教会の最大の特徴は建設に全て石材を用いていることです。特に教会建物の周囲には71もの人間の頭部の彫刻が施されており、それらは当時シベニクで暮らしていた市民の有力者を模してつくられたと言われています。
プリトヴィツェ湖群国立公園
プリトゥヴィツェ湖群国立公園は、首都ザグレブから南に110km離れた場所に位置する、湖と滝が美しい世界自然遺産です。緑豊かな国立公園の敷地内には大小16のエメラルドグリーンに輝く湖と、そこに注ぎ込む約100ヵ所にも及ぶ滝をはじめとした見どころが多数存在しています。
この雄大な自然が誕生したのは数百万年前にあたる氷河時代であったとされ、現在の上湖群に白川と黒川が流れ込んだことをきっかけに、途方に暮れるほど長い歳月をかけて石灰華が堆積し続けた結果、現在見られるような特徴的な地形が形成されたと言われています。
園内および周辺では川や湖の他、カワウソやヨーロッパコマドリをはじめとする野生動物や、季節の草花も観察することができるので可能な限り時間をかけてゆっくりと観光するのが良いでしょう。広大な敷地内には、いくつかのハイキングコースが整備されていますので、滞在可能時間と体力に合わせて決めるのをオススメします。
また、敷地内は徒歩以外にも、遊覧船および国立公園専用バスを利用して移動することも可能なので、ハイキングコースの一部をこれらの移動手段を活用して移動するのも良いでしょう。
ザグレブやザダルといった都市から日帰りで訪れることが可能なので、クロアチアの大自然を気軽に楽しみたいという方には是非オススメの観光スポットです。
大聖堂(スプリット)
スプリットの大聖堂はディオクレティアヌス宮殿の敷地内に位置するカトリックの教会です。祭られているのはスプリットの守護聖人である聖ドウニウス。その為、この大聖堂は「聖ドムニウス大聖堂」という名前も持ちます。
本来はディオクレティアヌス帝の霊廟として利用することを目的に築かれたのですが8世紀頃に改築されて以降、キリスト教の大聖堂として機能しています。
かつて大聖堂の中央部には、ディオクレティアヌス帝の石棺が置かれていましたが、ある日破壊されて以降石棺や安置されていたはずの遺体は姿を消してしまいました。聖堂内部には貴重な宗教関連品や美術品など、多数の見どころがありますので下記に挙げます。
また聖堂横には60mの高さがある鐘楼があり、上からはスプリットの素晴らしい景色を360度眺めることが出来るので是非足を運んでみて下さいね。
【主な見どころ】
- 13〜14世紀に造られたロマネスクの説教壇
- 18世紀前半に造られたバロック様式の聖ドムニウスの祭壇
- 1427年に造られたゴシック様式の聖ドムニウスの祭壇
- 1214年に造られた受胎告知からキリストの昇天まで新約聖書に登場する28の場面が彫り込まれた入口扉
ロヴィニュ
ロヴィニュはクロアチア北東部に位置する、三角形の地方であるイストラ半島で最も賑わうリゾートの一つです。この地域は地理的にもイタリアと大変近く、かつてヴェネツィアに約600年もの間支配されていた歴史を持つため、旧市街の街並みはイタリアとよく似ているのが特徴です。
ロヴィニュの旧市街は丘状になっており、頂上部分には高さ60mの尖塔を持つ聖エウフェミヤ教会が鎮座しています。この教会は1736年に建設されたバロック式の建物でカラフルな街並みはこれを中心に広がっています。
また、周辺には美しいフィヨルドをはじめハーブ園など自然を楽しめるスポットがいくつか存在しますので併せて訪れてみましょう。
円形劇場(プーラ)
プーラはイストラ半島の南端に位置し、ローマ帝国時代から貿易の中継地として栄えた歴史を持つ、古代都市であり港町です。
この街にはいくつかのローマ遺跡が残っていますが、円形劇場は現在も利用し続けられている大変保存状態の良いローマ遺跡として、世界中から多くの観光客が訪れるイストラ半島の定番観光スポットです。
プーラの円形劇場は今から約1,900年前にあたる1世紀に築かれたもので、長径130mの楕円形で最盛期には2万5000人もの人々を収容できたと言われています。
当時は闘技場として使用されていましたが、現在でもオペラやコンサートをはじめ様々なイベントが催されています。古代ローマの人々が熱狂し歓声をあげた円形劇場で音楽などの芸術を楽しめるだなんて贅沢ですよね。
聖ロヴロ大聖堂(トゥロギール)
聖ロヴロ大聖堂はギリシア時代までさかのぼる長い歴史を持ち、街全体が世界遺産の街トゥロギールで最も重要な建造物です。
この大聖堂は3世紀に殉教した聖ローレンスに捧げる目的で初期キリスト教の教会があった場所に、13世紀初頭から17世紀までの約400年以上もの歳月をかけて建てられました。
見どころは非常に多く、正面入口に施された細やかな彫刻、巨大な十字架が際立つゴシック様式の身廊、13世紀につくられた主祭壇、12使徒に囲まれた聖イヴァン礼拝堂など様々です。
中でもクロアチア中世美術の傑作とも称される門の彫刻は、13世紀に活躍したダルマチア地方出身の彫刻家マスター・ラドヴァンによって1240年頃に施されたもので、繊細に彫られた聖書の物語は必見の美しさです。
また、聖堂には3層構造を持つ高さ47mの鐘楼があり、各階の建築様式がそれぞれ異なっています。1階はゴシック建築、2階はヴェネツィアン・ゴシック建築、そして3階は後期ルネッサンスのマニエリスムの影響が見られる特徴的な建築です。これはヴェネチアから受けた攻撃によって発生したダメージを、少しずつ修復するために手が加えられた為だそうです。
トゥロギールはスプリットから西へ約20km程の場所に位置しているので、日帰りで訪れるのがオススメです。
エウフラシウス聖堂(ポレチュ)
ポレチュは今から2,000年以上昔の、紀元前2〜1世紀に古代ローマの都市として築かれた歴史のある港町。現在はアドリア海屈指のリゾート地として高い人気を誇っている観光地として知られていますが、実はローマ時代からイストゥラ半島の政治の中心として栄えた歴史を持ちます。
そんなポレチュ最大の見どころと言えるのが、4世紀から6世紀初頭に建設されたエウフラシウス聖堂です。現在私たちが訪れることの出来る建物は15世紀に完成したものですが、ビザンツ様式の建築は非常に美しく、内部に所蔵されている「キリストと12使徒」や「受胎告知」のモザイク画をはじめとする、文化的価値が非常に高い作品の数々は必見です。
聖堂の隣にはこれまでのキリスト教の歴史に関する様々な資料が展示されているほか、現在の聖堂が建てられる前にあった教会の跡が、古いモザイクと共に保存されています。展示品はどれも古代から中世にかけてのキリスト教の歴史をたどるのに、重要な手がかりとなるものばかりです。
また、聖堂横にそびえる鐘楼は今から約200年前である18世紀に付け足されたと言われていて、それほど古くない為か実際に登ることが可能となっています。上から眺めるポレチュの街並みはとても素敵です。
クロアチアのおすすめホテル10選
エスプラネード ザグレブ ホテル
基本情報
【住所】Mihanovićeva 1, ザグレブ市内中心部, ザグレブ, クロアチア, 10000
【子ども】可
シェラトン ザグレブ ホテル
基本情報
【住所】Kneza Borne 2, ザグレブ市内中心部, ザグレブ, クロアチア, 10000
【子ども】可
ホテル ドゥブロヴニク
基本情報
【住所】Ljudevita Gaja 1, ザグレブ市内中心部, ザグレブ, クロアチア, 10000
【子ども】可
ホテル スリシュコ
基本情報
【住所】Ivana Bunica Vucica street 7, マルティノフカ, ザグレブ, クロアチア, 10000
【子ども】可
キャノピー バイ ヒルトン ザグレブ シティセンター
基本情報
【住所】Ulica kneza Branimira 29, ザグレブ市内中心部, ザグレブ, クロアチア, 10000
【子ども】可
ホテル モレ
基本情報
【住所】K. Stepinca 33, ウォーターフロント, ドゥブロヴニク, クロアチア, 20000
【子ども】可
ドブロクニク ラグジュアリー レジデンス ロランジェリー
基本情報
【住所】Masarykov put 3, 라파드, ドゥブロヴニク, クロアチア, 20000
【子ども】可
ロイヤル ブルー ホテル
基本情報
【住所】Kardinala Stepinca 31, ウォーターフロント, ドゥブロヴニク, クロアチア, 20000
【子ども】可
プリマ ライフ スプリト
基本情報
【住所】Trg Gaje Bulata, スプリト市内中心部, スプリット, クロアチア, 21000
【子ども】可
ヘリテージ パレス ヴァロス
基本情報
【住所】Bilanova ulica 16, スプリット オールドタウン, スプリット, クロアチア, 21000
【子ども】可
クロアチアの年間イベント情報
1月
1月6日 公現祭
公現祭はキリスト教徒が祝う最古の祝祭の一つで、イエス・キリストがこの世の人々の前に再び現れたことを祝う日です。クロアチアを含むヨーロッパ諸国では公現祭を境にクリスマス期間の終わりが訪れ、本格的に新しい年が始まるといわれています。
4月
イースターとイースターマンデー
イースターはイエス・キリストの復活を祝う行事で「復活祭」という別名を持ちます。また、イースターマンデーはイースターの翌日に祝われる日でこの2日間は公共機関がお休みになるほか、レストランやお店などの営業時間が短くなる場合がありますので、イースターシーズンにクロアチアへ旅行される方は注意が必要です。
5月
メーデー
メーデーとは、毎年5月1日に行われる国際的な労働者の祭典を指します。公的機関はもちろんのこと、お店やレストランも休みになることが多いので注意が必要です。
6月
聖体節
聖体節はキリストの聖体の秘跡を称えると共に、聖体に対する信者の敬虔な心を呼び覚まそうという日です。イースターとして知られる復活祭から60日後の木曜日に行われるため、その日付は毎年異なります。
6月22日 反ファシスト闘争記念日
反ファシスト闘争記念日は「パルチザン」と呼ばれるユーゴスラビアでの共産主義国家の樹立を目指して活動した、後のユーゴスラビア人民軍が二次世界大戦中であった1941年6月22日(日)に結成されたことを記念する国民の休日です。
6月25日 国家の日
1991年のこの日、クロアチアは国会でユーゴスラビアからの独立を宣言しました。以降、6月25日はこの出来事を記念し「国家の日」と名付けられ、国民の休日として祝われています。
正式に独立を果たした日ではなく、それの為の宣言が成された日と覚えておくと良いでしょう。
7月
国際フォークロア・フェスティバル
国際フォークロア・フェスティバルは首都ザグレブで毎年7月下旬に開催される民族のお祭りで、クロアチアを含むいくつかの国が集まり、それぞれの民芸歌および踊り、そして独自の衣装などを披露します。
ドゥブロヴニク・サマーフェスティバル
ドゥブロヴニク・サマーフェスティバルはクロアチア南部に位置する、人気地中海リゾートであるドゥブロヴニクで毎年7月中旬から8月末まで開催されるお祭りで、クラシックをはじめとする音楽や演劇など様々な芸術が楽しめるお祭りです。
スプリット・サマー・フェスティバル
スプリット・サマー・フェスティバルは、クロアチア南部に位置するクロアチア第二の都市、スプリットで毎年7月中旬から8月中旬まで開催される演劇、オペラ、ダンスなど様々なイベントが街全体に設置した会場で開催されるお祭りです。
クロアチア出身のアーティストが多数集結し様々なジャンルのパフォーマンスを提供するので、クロアチアの現代文化に触れる良い機会でしょう。またこのお祭りの歴史は既に50年以上で、クロアチア国内でも大変有名なものとなっています。
8月
5日 解放の日
「解放の日」は「国民感謝の日」の別名を持つ国民の休日です。この日はクロアチアの公共機関がお休みになるほか、レストランやお店などの営業時間が短くなる場合がありますので、クロアチアへ旅行される方は旅行の計画を立てる際注意して下さい。
8月15日 聖母被昇天祭
毎年8月15日に祝われるカトリック教の祝日である聖母昇天祭。この日は「マリア昇天祭」という別名を持ち、肉体を伴ったまま天国へと召し上げられた聖母マリアの栄光を祝福するお祭りです。
10月
8日 独立記念日
1991年6月25日(火)に独立を宣言して以降、クロアチアが国家として正式にユーゴスラビアからの離脱を果たしたのが同年の10月8日のことでした。クロアチアではこの日を「独立記念日」として定め、国家の日と同様に国民の祝日として重要に扱われています。
11月
1日 万聖節
万聖節はカトリック教に登場するすべての聖人を崇拝する日で、別名「諸聖人の日」と呼ばれこの日は祝日とされています。実は近頃日本でもよく親しまれている10月31日のハロウィンは、万聖節の前夜祭です。
クロアチアではこの日、多くの人々がお墓参りに出掛けます。日本でいうお盆やお彼岸を想像してもらえると分かりやすいのではないでしょうか。
12月
25日 クリスマス
日本でもお馴染みの毎年12月に開催される一大イベントのクリスマス。多くの方がクリスマスはイエス・キリストの誕生日であると勘違いしがちですが、この日はキリスト教徒にとって「イエス・キリストの後誕」を祝う日として認識されています。
実際に後誕した日は諸説ありますが、現在ではキリスト教を信仰する多くの国々で、クリスマスの日にそれが祝われています。主な過ごし方は、日本の様に友達や恋人と過ごすのでは無く家族と過ごし、クリスマスツリーの下にプレゼントを置きます。
クロアチア国内でも、12月になると首都ザグレブを中心に数多くのクリスマスマーケットが街中に登場します。それと共に街はきらびやかなイルミネーションに包まれ一気にロマンチックな雰囲気に。
本格的なクリスマスムードは、12月24日のクリスマス・イヴから1月6日にあたる公現祭まで続きますがヨーロッパらしい雰囲気を求めて旅行されるのであれば、12月は最高な時期であると言えます。
クロアチアへの主要エリアからのアクセス・所要時間
2019年12月現在、日本ークロアチア間の直行便は就航されていません。
その為クロアチアへ向かう場合は第三国を経由してアクセスすることになりますが、主な乗り換え地としてヨーロッパの主要都市が挙げられます。
経由地での乗り換え時間の長さのもよりますが、乗り換え時間を含めても往路で必要とされる最短所要時間は約14時間前後、復路では約13時間前後となっています。
また、周辺国からは電車や長距離バスが運行しているほか、ヨーロッパ各都市からはライアンエアやイージージェットをはじめとするLCCも運航されていますので、ヨーロッパのその他都市へ旅行するついでにクロアチアへも足を延ばしたいという方は、安価でアクセスすることが可能でオススメです。
就航している航空会社
直行便
2019年12月現在、日本からクロアチアへの直行便は就航されていません。
経由・乗り継ぎ便
日本からクロアチアへの乗り継ぎ便を提供している航空会社と主な経由地
エールフランス航空(パリ・シャルル・ド・ゴール空港経由)
ルフトハンザ・ドイツ航空(フランクフルト経由)
フィンランド航空(ヘルシンキ経由)
ブリティッシュ・エアウェイズ(ロンドン経由)
全日空(ウイーン乗り換え)
ターキッシュ・エアラインズ(イスタンブール経由)
ツアーを選ぶときのTips集
何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?
クロアチアを訪れるのが初めてで、訪れる先を国内の定番観光地だけに絞った場合、現地での必要宿泊日数は3〜 5日間が理想でしょう。しかし、弾丸旅行でどうしてもクロアチアを訪れてみたいという方が居るなら、最低でも現地滞在日数2泊3日あればザグレブの市街地とプリトゥヴィツェ湖群国立公園を観光していただくことも可能です。
また、クロアチア国内の定番観光スポットはもちろん、周辺に位置する国へも足を運んで見たいという方は現地での滞在日数が7泊8日以上あると、非常に充実した旅行になると思いますので是非参考にしてみて下さい。
クロアチアまでは飛行機でどのくらいかかりますか?
2020年1月現在、日本ークロアチア間の直行便は就航されていません。
そのため、クロアチアへ向かう場合は第三国を経由してアクセスすることになりますが、主な乗り換え地としてパリやフランクフルトなど、その他ヨーロッパ諸国の主要都市が挙げられます。
移動時間は経由地での乗り換え時間の長さにもよりますが、その時間を含めても往路で必要とされる最短所要時間は約14時間前後、復路では約13時間前後となっています。
また、ヨーロッパからはLCCも運航されていますので、ヨーロッパ旅行のついでにクロアチアへも足を延ばしたいという方には利用をオススメします。
クロアチアの気候は?訪れるのにオススメなシーズンはいつですか?
クロアチアは主に沿岸部と大陸部の2エリアに分かれますが、この両方のエリアで一般的に雨が少なく穏やかで過ごしやすい時期が6〜9月です。この時期は街並みの観光はもちろん、アドリア海の美しい海を泳いだりクロアチアの魅力を120%満喫することが出来る時期であると言えます。
また、国内のあちこちで様々なイベントも開催されるので、ナイトライフを含め国内はより一層の盛り上がりをみせます。