フランク・ロイド・ライトってどんなひと?
シカゴの建築史を語る上で欠かせない人物が「フランク・ロイド・ライト」(Frank Lloyd Wright)です。「プレーリースタイル」の建築様式をシカゴの地で生み出し確立させた、アメリカ近代建築の生みの親の一人とも言われ、2019年にはライトの代表的な建築物8ヵ所が世界文化遺産に登録されました。アメリカには23ヵ所が世界文化遺産に登録されていますが、建築群の登録はフランク・ロイド・ライトの作品が初めてです。
フランク・ロイド・ライトは1867年6月8日(土)、ウィスコンシン州にて生をうけました。
教育熱心だったライトの母は、彼を建築家に育て上げたいと望み、幼少期から「フレーベル・ギフツ」という四角、円、三角などのブロック遊具で遊ばせたといいます。ライトは後年、「設計パターンデザインとして、三角形は私にとって最も大切なものであり、四角は完全を表し、円は無限を表している。これらの形態が立体である 三次元になった時に設計イメージが湧いてきて、私の遊び相手にもなってくれる」と語っています。
その後、ライトは建築家を志すため大学を中退しシカゴへ移り住み、ルイス・サリヴァンという建築家の指導のもと、6年間経験を積みました。サリヴァン事務所から独立し、最初の仕事のウィンズロー邸に始まり、ハートレー邸やロビー邸にも見られる、「プレーリースタイル(草原様式)」を生み出しました。
一躍有名建築家として名を広めたライトは、シカゴのみならず日本を含む世界中で近代建築の巨匠として活躍しましたが、シカゴはフランク・ロイド・ライトの原点と言える場所なのです。シカゴ市内、そしてシカゴ郊外のオークパークには、ライトの数々の建築遺産が点在しています。
ライトは23歳から生を終えるまでの約70年を建築家として、「有機的建築」の理想を一貫し、自然と共存して豊かな人間性を守ることを追求し続け、およそ1191にものぼる作品を設計し、その内の460作品が実現されました。
フライド・ロイド・ライトの見どころ
シカゴで生まれたアメリカ独自の近代建築
1871年に起こった「シカゴ大火」で街の3分の2が焼失したことをきっかけに、被災からの復興という名目で、フランク・ロイド・ライトを筆頭とする建築家やアーティストたちがシカゴに集まり、建築業界の「実験場」となりました。大火以前は、ヨーロッパの建築様式をベースとした新古典主義を用いた建築物が大半でしたが、大火からの復興をきっかけにアメリカ独自の近代建築様式が生み出されました。
シカゴ市が大火からの教訓から木造の建築を禁止したことをきっかけに鉄骨が使われるようになり、「シカゴ派」とよばれる鉄骨でできた超高層ビル群が実現しました。この「建築ブーム」が、のちにシカゴが「摩天楼の街」と呼ばれる所以となり、アメリカの名建築とよばれる作品を生み出しました。
もう一つ、シカゴ建築史のターニングポイントとなったのが、1893年にシカゴで開催された「コロンビア万国博覧会」(シカゴ万博)です。このときに海外から様々な国が集まり、それぞれの文化を展示としてお披露目しました。その海外からの出展がシカゴでの建築様式の研究にも影響を与えました。
フライド・ロイド・ライトもシカゴ万博で、海外からの影響を受けた人の一人でした。シカゴ博覧会での日本の出展が評判を呼び、文部省技師の久留正道が設計した日本館「鳳凰殿」は、当時シカゴにいたフランク・ロイド・ライトを日本文化に惹きつけるきっかけともなったのです。
プレーリースタイル
シカゴで高層ビルが続々と建てられた一方、ライトは郊外住宅を中心に「プレーリースタイル」という新しい建築様式を発展していきました。
ライトが生み出したプレーリースタイルの特徴は、「草原様式」という名のとおり、地を這うような水平のラインを意識し視覚的な広がりをつくることで大地と一体化したような、安心・安定感を印象としてもたらすデザインです。
ライトが提唱したのは「有機的建築」という建築理念で、従来の四角い「箱」としての住宅建築ではなく、外部と内部の空間をつなげ、「自然と建物の一体化」を目指しました。大地や緑、風などを室内に招き入れ、また外観も自然と溶け込み、「外から内へ、内から外へ空間を連続させる」デザインを追及しました。
現在私たちはこのような近代的な空間の使い方に慣れていますが、当時の人々にとっては画期的で真新しいデザインとして話題を集めました。
日本建築との関係性
先述したとおり、シカゴ万博の日本の展示に感銘を受けたライトは、自身の建築デザインにも左右対称の構造や軒の深さなど、日本の建築様式を用いています。
ライトは1905年に来日し、日本でも建築活動をします。日本はアメリカ以外で唯一フランク・ロイド・ライトの作品が現存する場所です。
1919年に「帝国ホテル」の再設計に携わり、1923年に完成させました。1923年といえば 関東大震災が起こった年ですが、地震で周辺の建物が崩れて行く中、帝国ホテルは堅牢で崩れなかったという逸話もあります。建設にあたり石材や木材の選定までライト自らで管理し、日本ではまだ出回っていなかった材料を作るための「帝国ホテル煉瓦製作所」まで設立したといいます。
その帝国ホテルも老朽化と新館設立に伴い1967年に解体されてしまいましたが、現在では「旧帝国ホテル」として愛知県犬山市の明治村に正面玄関部分だけ移築されており、ライト建築の面影を実際に観ることができます。
もう一つ、日本にあるフランク・ロイド・ライトが手掛けた作品で有名なのが「自由学園明日館」です。東京の池袋にある自由学園明日館は、国の重要文化財に指定された建築物で、1921年に羽仁吉一、もと子夫妻が創立した自由学園の校舎です。明日館建設にあたり、羽仁夫妻の友人であり帝国ホテル設計の際に助手を務めていた遠藤新が、フランク・ロイド・ライトを夫妻に推薦しました。
明日館の顔ともいえるホールの大きな窓には、ライト建築の特徴である幾何学模様の窓枠にステンドグラスがあしらわれています。また、ホールや食堂に置かれた椅子は建物との調和が意識された六角形の背もたれに水平のスリットでデザインされていて、家具と建物の調和を重視したライトのこだわりが表れています。
フライド・ロイド・ライトを巡る、シカゴのおすすめスポット
フランク・ロイド・ライト邸
シカゴ郊外のオークパークにある一番人気のライトゆかりの観光スポットが、彼が20年間暮らした邸宅兼事務所である「フランク・ロイド・ライト邸」です。このスタジオは一般公開されていて、10時から16時まで30分おきに行われる1時間のツアーに参加すると、内部を見学することができます。
フランク・ロイド・ライト邸は1889年に完成し、その後20年間、妻と6人の子供の8人家族で暮らしていました。年代をみてもわかる通り、フランク・ロイド・ライト邸はライトが建築家として名を馳せる前に建てた、彼の建築人生の原点とも言える建築遺産です。
ライトが生み出したプレーリースタイルが用いられているライト邸に入ると、重厚感のある木の温もりと、大地や樹木を連想させるあたたかい色合い、そして8角形の窓枠のステンドグラスから入る光の心地よさを感じることができます。
また、フランク・ロイド・ライト邸の至る所でライトの空間へのこだわりを垣間見ることができます。ライトが従来の「箱」としての住宅デザインではなく、空間に繋がりや流動性を持たせるために用いた手法が「圧縮と拡張」です。
たとえばフランク・ロイド・ライト邸の中でも有名な「プレイルーム」に繫がる廊下は「圧縮」、プレイルームに入ると丸く高い天井と空間の広がりで「拡張・リリース」を演出し、リズム感のある空間を楽しむことができます。
フランク・ロイド・ライト邸には、そのほかにも子供たちが遊んでいた跡やライトの父親からのメッセージなど、ライトのプライベートが垣間見えるものが至るところに残っています。
見学可能時間
月曜日~木曜日の午前10時~午後15時
ダウンタウンからのアクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$17~
- 電車・地下鉄:約45分~、Green Lineで$2.25
ユニティ・テンプル
2019年に世界遺産に登録されたフライト・ロイド・ライトの建築遺産のひとつが「ユニティ・テンプル」です。オークパークにあるユニティ・テンプルは、1905年に落雷で焼失したキリスト教の聖堂を、1905年から1909年の間にライトが建て直した宗教建築物。またライトが最初に手掛けた大規模公共建築物です。
「チャーチ」(教会)ではなく「テンプル」(神殿)と呼ばれるこの建物は、ライトがユニテリアンのために建てたものです。ユニテリアン主義とは、イエス・キリストを宗教指導者としては認めつつも、神の唯一性を強調しキリストを神として崇めることは否定する主義です。ライトの家族は代々ユニテリアン主義を貫いてきたこともあり、彼が設計を託されました。
十字架が一つもない礼拝堂は、キリストの神性を否定するユニテリアンの教えが反映されています。
ユニティ・テンプルの外観や内装、インテリアのディテールに至るまでライトのデザインで、天窓も自然光の入り方などを計算しつくされた設計です。また、木材や石材、鉄筋などがよく建築物に用いられていた時代に、コンクリートを用いた建築物として注目されたそうです。
外観はコンクリートで固められたシンプルな箱のようなデザイン。テンプル内に入ると、ライトの空間デザインでよく用いられる「圧縮」と「拡張」をみることができます。天井が高く広いキューブ型の礼拝堂が「拡張」、そして礼拝堂の周りには狭い回廊で「圧縮」を表現しています。
内装は外観のシンプルですこし冷たい印象がある外観とは変わって、ライト建築特有の大地や樹木の色を用いたインテリアと自然光で温もりのある空間となっています。幾何学模様やキュービズムを用いた内装デザインは、現代建築デザインの時代の片鱗を垣間見ることができます。
テンプルの建設直前にライトは訪日していて、その際に訪れた日光東照宮からインスピレーションを受けたという説がありますが、ライト自身が認めることはありませんでした。しかし、ライトが日本建築の影響を受けたという事実は変えられないものでしょう。
日曜日の礼拝と改修工事が行われている日以外、月曜日から土曜日に見学が可能です。
見学可能時間
月曜日~土曜日の午前9時~午後16時15分(土曜日は午前11時15分まで)
ダウンタウンからのアクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$17~
- 電車・地下鉄:約40分~、Green Lineで$2.25
ロビー邸
シカゴ南部のハイドパークにある「ロビー邸」も、世界遺産に登録されたライトの建築遺産のひとつです。1909年から1910年にかけてフレデリック・C・ロビーのために建設されたロビー邸は、ライトのプレーリースタイルの代表作であり、ライト建築の中でも一番美しい作品という人も少なくありません。
外観は大地を意識した水平感と茶色のレンガで統一されていて、内部は重厚感のある深い色の木でできたインテリアが規則正しく設置されています。またプレーリースタイルの特徴の一つである実りの色、大地の色、樹木の色などのぬくもりのある色を使ったステンドグラスも美しいです。
ロビー邸は特に、日本建築の影響が垣間見える建築物です。格子や照明などは日本の伝統的な家屋に置いてありそうな、和のテイストをみることができます。
見学可能時間
月曜日~木曜日の午前10時~午後15時
ダウンタウンからのアクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$13~
- バス:約45分~
ルッカリー
シカゴのダウンタウンに位置している「ルッカリー」は、1888年に完成した世界で最も古い鉄骨ビルの一つです。シカゴ博覧会の設計で有名な建築家ダニエル・バーナムと、彼とともに活動し、シカゴ派建築の創設者であるジョン・ウェルボーン・ルートの設計で、近代の高層建築の原型とも言われています。アメリカ合衆国国家歴史登録財にも指定されるほど、アメリカの歴史の中で大変意義のある建築物として認識されています。
外観は茶色が基調となっており、どっしりとした重量感に溢れています。内装はフランク・ロイド・ライトが改装に関わったというロビーが見どころで、「ライトコート」(光の庭)と呼ばれています。このロビーのガラス屋根からは太陽光が差し込み、明るく開放的な空間が広がります。
エミル・バッハ邸
1915年に完成し、シカゴのノース・サイドにあるロジャーズパークに位置しているのが「エミル・バッハ・ハウス」。ライトの建築物の中で唯一バケーションやイベント用に貸し出されている家です。1915年に完成した直後、帝国ホテルの設計のため、ライトは日本へ向かったため、エミル・バッハ・ハウスは、ライトがシカゴで手がけた最後のプロジェクトのひとつとされています。
5月から9月の間、11時から14時の間に、ガイド付きツアーも開催されています。
見学可能時間
5月から9月までの午前11時~午後15時
ダウンタウンからのアクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$13~
- バス:約45分~
オークパーク
フランク・ロイド・ライト邸やユニティ・テンプルがある「オークパーク」は、シカゴのダウンタウンから西へ車で30分、電車で45分行った郊外住宅地です。
アメリカを代表する文豪アーネスト・ヘミングウェイの出生地でもあるオークパークには、ほかにもアーサー・B・ヒュートレイ邸、ロバート・P・パーカー邸とトーマス・H・ゲイル邸、ウィリアム・H & フランシス・コープランド邸などのライト建築の邸宅が点在しています。
アクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$16~
- 電車・地下鉄:約50分~、Red Lineで$2.25
シカゴへの主要エリアからのアクセス
日本からは、成田と羽田からシカゴ・オヘア国際空港まで直行便が出ています。成田・羽田からだと、直行便で平均11時間50分を要します。大阪など東京以外の日本の都市からは成田・羽田か、アメリカ国内やほかの国の都市を経由する必要があります。乗り継ぎ便だと、最短でも15時間以上を要します。
シカゴ・オヘア国際空港
「シカゴ・オヘア国際空港」はシカゴ郊外に位置しており、ちょうどアメリカの中心部分にある一番大きな都市なので、空のハブとして確立しています。2005年までは離着陸回数が世界一を誇っていました。現在でもアメリカの150都市、世界中の60都市を繋いでおり、年間約7,000万人もの旅行客が利用する巨大空港です。
オヘア国際空港には4つのターミナル(1、2、3、5でターミナル4はない)があり、カナダ以外の国際線はすべてターミナル5に到着します。そのため、日本からの飛行機も例外なくすべてターミナル5に到着です。その他、ターミナル1、2、3には国内線とカナダからの飛行機が到着します。
空港での過ごし方
空港内にはレストランやお土産屋さん、免税店などが豊富に揃っているため、シカゴを出る際に念のため早く空港に着いたとしても、十分に時間を有効に使うことができます。
空港内で購入できる人気のお土産は、やはりシカゴを本拠地としているスポーツチームグッズです。その他にも、日本でも人気のあるシカゴ発祥のポップコーンショップ「ギャレットポップコーンショップス」や、こちらのシカゴ発祥の高級チョコレートショップ「ボージュオーショコラ」などが揃っています。
また空港内には、先ほど紹介したディープディッシュピザの老舗「ジノス・イースト」や、世界の空港レストラン第3位にも輝いた「TORTAS FRONTERA(トルタスフロンテア)」などがあるため、美味しい食事を楽しむことができます。
ダウンタウンへのアクセス方法
シカゴ・オヘア国際空港からダウンタウンへのアクセス方法と料金は下記です。
- Uber(オンライン配車サービス):所要時間は約30分~(渋滞時は1時間以上かかる可能性あり)、料金は$35~
- 正規タクシー:所要時間は約30分~、料金は$40~+チップ
- Go Airport Express(シャトルバス):所要時間は約40分~、料金は$30、朝4時から夜23時半まで10から15分間隔で運行
- CTAトレインのブルーライン(電車): 所要時間は約1時間~、料金は$5
就航している航空会社
日本からの直行便を運航する航空会社
全日空(ANA)
日本航空(JAL)
ユナイテッド航空
アメリカン航空
乗り継ぎ便・その他シカゴまで就航している航空会社
デルタ航空
大韓航空
中国国際航空(エア・チャイナ)
エールフランス
エミレーツ航空
ターキッシュ・エアラインズ(トルコ航空)
など
よくある質問Q&A
シカゴの治安はどうでしょうか?
シカゴというと、昔からマフィアやギャングの街として治安が悪いことで有名でした。2010年初期までみても、シカゴの南側では傷害事件が絶えなく、アメリカ全土で一番危険な地域ともされていたほどです。現在の統計を見てみると、殺人や強盗は以前と比べると大幅に減っていますが、スリなどの窃盗などは現在でも横行しています。
シカゴ内でも治安の良いエリアと悪いエリアで安全性は大きく変わります。観光客は大抵ダウンタウン周辺に滞在しますが、このエリアではやはり窃盗などが多発しています。観光をする際は、高価なものは身に着けず、必要最低限の荷物を持ち歩くようにしましょう。
シカゴの北部にいくと、高級住宅街などがあるため、比較的に治安はいいです。ただ、夜に一人で出歩くのは避けましょう。
一番注意が必要なのは、シカゴ南部です。南部の中でもハイドパークとよばれる地域にはシカゴ大学があるので、学生の街として閑静で安全なエリアですが、シカゴ大学より南、シカゴブルズとブラックホークスの本拠地であるユナイテッドセンターより西側は、シカゴ内でも最も危険なエリアになります。
下記がシカゴ内で一番治安の悪いとされるエリアなので、極力近づかないようにしましょう。
- リバーデール(Reverdale)
- エングルウッド(Englewood)
- ワシントンパーク(Washington Park)
- フォラーパーク(Fuller Park)
- バーンサイド(Burnside)
英語が話せないのですが、日本語が通じますか?
シカゴで日本語を話せる人をさがすのは、難しいです。ただ、シカゴの地元の人々はフレンドリーなので、頑張って伝えようとすれば助けてくれるケースが多いかと思います。観光などに必要な英単語やフレーズは覚えておき、グーグル翻訳などのツールを常時使えるようにしましょう。
シカゴの気候はどうですか?どの時期にいくのがお勧めでしょうか?
シカゴは北緯約41度、北海道の函館とほぼ同じ緯度だと考えると、想像がつきやすいかと思います。春と秋は短く、夏は涼しく、冬場には1月でマイナス5℃、ときにはマイナス18℃まで下がります。「ウィンディーシティ」(風の街)とも呼ばれ、ミシガン湖からの風が摩天楼の合間でビル風となり激しく吹くので、体感温度はさらに低く感じます。
そのため冬場よりも、夏だと湿度が低くさわやかな気候なので、快適に過ごすことができます。また、夏には野外イベントが目白押しで、野外コンサートやエアーショーなどが開かれます。
9月に入ると街中の木々が色づき始め、色とりどりの紅葉が風に揺れる風景はとても綺麗です。しかしこの時期になると数々のコンベンションが開かれ、人の出入りが激しくなるのでホテルの価格も上がります。
冬は寒いですが、12月になると街中がイルミネーションで煌めき、公園にはスケートリンク現れ、クリスマス一色となります。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
アメリカ・イリノイ州の都市、シカゴ行きのツアーは最短でも3泊5日が理想的です。シカゴの面積は約600平方kmで、東京都と大体同じ規模だと考えると想像ができるかと思います。アートや音楽、グルメからショッピングまで様々な魅力があるため、シカゴを満喫するには最低3泊が必要となります。
また日本から直行便だと約12時間、乗り換え便を使うと15時間以上かかるので、飛行機の往復で24時間以上かかります。また、日本とシカゴの時差は15時間で日本が先を進んでいます。
このように移動に時間がかかるのと、時差のため、シカゴツアーのほとんどは移動時間を含めて、最短でも5日間が必要となります。
飛行機でどのくらいかかりますか?
日本からは、成田と羽田からシカゴ・オヘア国際空港まで直行便がでています。成田・羽田からだと、直行便で平均11時間50分を要します。大阪など東京以外の日本の都市からは成田・羽田か、アメリカ国内やほかの国の都市を経由する必要があります。乗り継ぎ便だと、最短でも15時間以上を要します。