オークパークってどんなところ?
「オークパーク」はシカゴのダウンタウンから西へ車で30分、電車であれば約45分、郊外の閑静で優美な高級住宅地です。摩天楼がひしめくダウンタウンの喧噪から離れて、緑を楽しめるエリアで、近年はダウンタウンエリアからオークパークに移り住む人々が増えているといいます。
1835年にジェセフ・ケトルストリングというイギリス人が、現在オークパークと呼ばれている地域を購入しました。当時はほとんど居住者はいませんでしたが、1848年にユニオン鉄道が設けられたことで、違う地域から人々を引き寄せるようになり、1871年のシカゴ大火があったのをきっかけに、被害にあった人々がぞくぞくとオークパークに移住するようになりました。
人口が増えるにつれ、町は整備され、電気が引かれるなど、アメリカの中でも進歩的な居住区へと発展していきました。
元々はイギリス系やドイツ系の人々が暮らすコミュニティーでしたが、移民によってアメリカ、およびシカゴの人口が増えるのと比例してオークパークの人口も増え、イタリア系やアイルランド系の移民も住むようになりました。現在ではアフリカ系やヒスパニック系、アジア系の人々も住む、多様性あふれる地域となりました。
オークパークの特筆すべき歴史上の特徴は、1920年から1933年までにアメリカで施行された禁酒法の影響を強く受けた地域で、1972年まで市内で酒類の販売や許されていなかったそう。1973年にはレストランやホテルで提供されるようになったものの、2002年までは食料品店での販売は禁止されていました。
見どころ
オークパークはシカゴを代表する2人の著名人のゆかりの地として有名です。一人は近代建築の3代巨匠の一人、フランク・ロイド・ライトで、彼が設計した邸宅や作品がこの地域に点在しています。もう一人はアメリカ文学を代表する作家であるアーネスト・ヘミングウェイで、彼が生まれた地として、彼の生家や博物館などが人気のスポットです。
このような知的好奇心を刺激する歴史建築物や博物館のほかにも、まわりには緑が豊富にあります。公園や植物園、温室などもあるので、コンクリートジャングルのシカゴに疲れてしまったら、オークパークを散歩するだけでも気分転換になるはず。
もともとヨーロッパ系のレストランが多かったこの地には、ラテン料理やアメリカ南部の料理、中華料理などのレストランも軒を連ねるようになり、今ではシカゴの周辺地域屈指のグルメスポットとなりました。
歴史、自然、娯楽がすべて集まるオークパークは、シカゴに初めて来た人も旅行通にとっても親しみやすく、温もりを感じる場所なのではないでしょうか。観光都市であるシカゴのダウンタウンから離れて、「アメリカの地元」を経験したいならおすすめのエリアです。近年では、シカゴではなくオークパークに宿泊先を手配する観光客も増えているそうです。
フランク・ロイド・ライトについて
オークパークにゆかりの深い人物といえば「フランク・ロイド・ライト」(Frank Lloyd Wright)。「プレーリースタイル」の建築様式をシカゴの地で生み出し確立させた、アメリカ近代建築の生みの親の一人とも言われています。2019年にはライトの代表的な建築物8ヵ所が世界文化遺産に登録されました。アメリカでは23ヵ所が世界文化遺産に登録されていますが、建築群の登録はフランク・ロイド・ライトの作品が初めてです。
フランク・ロイド・ライトは1867年6月、ウィスコンシン州にて生をうけました。
教育熱心だったライトの母は、彼を建築家に育て上げたいと望み、幼少期から「フレーベル・ギフツ」という四角、円、三角などのブロック遊具で遊ばせたといいます。ライトは後年、「設計パターンデザインとして、三角形は私にとって最も大切なものであり、四角は完全を表し、円は無限を表している。これらの形態が立体である 三次元になった時に設計イメージが湧いてきて、私の遊び相手にもなってくれる」と語っています。
その後、ライトは建築家を志すため大学を中退しシカゴへ移り住み、ルイス・サリヴァンという建築家の指導のもと、6年間経験を積みました。サリヴァン事務所から独立し、最初の仕事であるウィンズロー邸に始まり、ハートレー邸やロビー邸にも見られる、「プレーリースタイル(草原様式)」を生み出しました。
一躍有名建築家として名を広めたライトは、シカゴのみならず日本を含む世界中で近代建築の巨匠として活躍しましたが、シカゴはフランク・ロイド・ライトの原点と言える場所なのです。シカゴ市内、そしてシカゴ郊外のオークパークには、ライトの数々の建築遺産が点在しています。
ライトは23歳から生を終えるまでの約70年を、建築家として「有機的建築」の理想を一貫、自然と共存して豊かな人間性を守ることを追求し続け、およそ1,191にものぼる作品を設計し、その内の460作品が実現されました。
アメリカ独自の建築スタイルの誕生と日本の影響
1871年に起こった「シカゴ大火」で街の3分の2が焼失したことをきっかけに、被災からの復興という名目で、フランク・ロイド・ライトを筆頭とする建築家やアーティストたちがシカゴに集まり、建築業界の「実験場」となりました。大火以前は、ヨーロッパの建築様式をベースとした新古典主義を用いた建築物が大半でしたが、大火からの復興をきっかけにアメリカ独自の近代建築様式が生み出されました。
シカゴ市が大火の教訓から木造の建築を禁止したことをきっかけに鉄骨が使われるようになり、「シカゴ派」とよばれる鉄骨でできた超高層ビル群が実現しました。この「建築ブーム」が、のちにシカゴが「摩天楼の街」と呼ばれる所以となり、アメリカの名建築とよばれる作品を生み出しました。
もう一つ、シカゴ建築史のターニングポイントとなったのが、1893年にシカゴで開催された「コロンビア万国博覧会」(シカゴ万博)です。このときに海外から様々な国が集まり、それぞれの文化を展示としてお披露目しました。その海外からの出展がシカゴでの建築様式の研究にも影響を与えました。
フライド・ロイド・ライトも、シカゴ万博で海外からの影響を受けた一人でした。シカゴ博覧会での日本の出展が評判を呼び、文部省技師の久留正道が設計した日本館「鳳凰殿」は、当時シカゴにいたフランク・ロイド・ライトを日本文化に惹きつけるきっかけともなったのです。
シカゴ万博の日本の展示に感銘を受けたライトは、自身の建築デザインにも左右対称の構造や軒の深さなど、日本の建築様式を用いています。ライトは1905年に来日し、日本でも建築活動をします。日本はアメリカ以外で唯一フランク・ロイド・ライトの作品が現存する場所です。
プレーリースタイル
シカゴで高層ビルが続々と建てられた一方、ライトは郊外住宅を中心に「プレーリースタイル」という新しい建築様式を発展させました。
ライトが生み出したプレーリースタイルの特徴は、「草原様式」という名のとおり、地を這うような水平のラインを意識し視覚的な広がりをつくることで大地と一体化したような、安心・安定感を印象としてもたらすデザインです。
ライトが提唱したのは「有機的建築」という建築理念で、従来の四角い「箱」としての住宅建築ではなく、外部と内部の空間をつなげ、「自然と建物の一体化」を目指しました。大地や緑、風などを室内に招き入れ、また外観も自然と溶け込み、「外から内へ、内から外へ空間を連続させる」デザインを追及しました。
現在私たちはこのような近代的な空間の使い方に慣れていますが、当時の人々にとっては画期的で真新しいデザインとして話題を集めました。
オークパークに点在するライトの建築遺産
フランク・ロイド・ライト邸
シカゴ郊外のオークパークにある一番人気のライトゆかりの観光スポットが、彼が20年間暮らした邸宅兼事務所である「フランク・ロイド・ライト邸」です。このスタジオは一般公開されていて、10時から16時まで30分おきに行われる1時間のツアーに参加すると、内部を見学することができます。
フランク・ロイド・ライト邸は1889年に完成し、その後20年間、妻と6人の子供の8人家族で暮らしていました。年代をみてもわかる通り、フランク・ロイド・ライト邸はライトが建築家として名を馳せる前に建てた、彼の建築人生の原点とも言える建築遺産です。
ライトが生み出したプレーリースタイルが用いられているライト邸に入ると、重厚感のある木の温もりと、大地や樹木を連想させるあたたかい色合い、そして8角形の窓枠のステンドグラスから入る光の心地よさを感じることができます。
また、フランク・ロイド・ライト邸の至る所でライトの空間へのこだわりを垣間見ることができます。ライトが従来の「箱」としての住宅デザインではなく、空間に繋がりや流動性を持たせるために用いた手法が「圧縮と拡張」です。
たとえばフランク・ロイド・ライト邸の中でも有名な「プレイルーム」に繫がる廊下は「圧縮」、プレイルームに入ると丸く高い天井と空間の広がりで「拡張・リリース」を演出し、リズム感のある空間を楽しむことができます。
フランク・ロイド・ライト邸には、そのほかにも子供たちが遊んでいた跡やライトの父親からのメッセージなど、ライトのプライベートが垣間見えるものが至るところに残っています。
ツアー・見学可能時間
- 毎日:午前10時~午後4時
- 1月から2月の間:午前10時~午後3時
※感謝祭、クリスマスイブとクリスマス、元旦は休業
入館&ツアー料金
大人: $18
65歳以上: $15
学生: $15
3歳以下: 無料
ミュージアムショップの営業時間
毎日:午前9時~午後5時
1月から2月の間:午前9時~午後4時
シカゴダウンタウンからのアクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$17~
- 電車・地下鉄:約45分~、Green Lineで$2.25
ユニティ・テンプル
2019年に世界遺産に登録されたフライト・ロイド・ライトの建築遺産のひとつが「ユニティ・テンプル」です。オークパークにあるユニティ・テンプルは、1905年に落雷で焼失したキリスト教の聖堂を、1905年から1909年の間にライトが建て直した宗教建築物。またライトが最初に手掛けた大規模公共建築物です。
「チャーチ」(教会)ではなく「テンプル」(神殿)と呼ばれるこの建物は、ライトがユニテリアンのために建てたものです。ユニテリアン主義とは、イエス・キリストを宗教指導者としては認めつつも、神の唯一性を強調しキリストを神として崇めることは否定する主義です。ライトの家族は代々ユニテリアン主義を貫いてきたこともあり、彼が設計を託されました。
十字架が一つもない礼拝堂は、キリストの神性を否定するユニテリアンの教えが反映されています。
ユニティ・テンプルの外観や内装、インテリアのディテールに至るまでライトのデザインで、天窓も自然光の入り方などを計算しつくされた設計です。また、木材や石材、鉄筋などがよく建築物に用いられていた時代に、コンクリートを用いた建築物として注目されたそうです。
外観はコンクリートで固められたシンプルな箱のようなデザイン。テンプル内に入ると、ライトの空間デザインでよく用いられる「圧縮」と「拡張」をみることができます。天井が高く広いキューブ型の礼拝堂が「拡張」、そして礼拝堂の周りには狭い回廊で「圧縮」を表現しています。
内装は外観のシンプルですこし冷たい印象がある外観とは変わって、ライト建築特有の大地や樹木の色を用いたインテリアと自然光で温もりのある空間となっています。幾何学模様やキュービズムを用いた内装デザインに、現代建築デザインの時代の片鱗を垣間見ることができます。
テンプルの建設直前にライトは訪日していて、その際に訪れた日光東照宮からインスピレーションを受けたという説がありますが、ライト自身が認めることはありませんでした。しかし、ライトが日本建築の影響を受けたという事実は変えられないものでしょう。
日曜日の礼拝と改修工事が行われている日以外、月曜日から土曜日に見学が可能です。
見学可能時間
月曜日~土曜日の午前9時~午後4時15分(土曜日は午前11時15分まで)
シカゴダウンタウンからのアクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$17~
- 電車・地下鉄:約40分~、Green Lineで$2.25
ヒストリック・ネイバーフッド・ウォーキング・ツアー
オークパークには、その他にも25を越えるライトの建築遺産たちが残っています。その中でも代表的なものをピックアップしました。
- ロバート・P・パーカー邸(1892)
- ウォルター・H・ゲイル邸(1893)
- フランシス・J・ウーレイ邸(1893)
- ネイサン・G・ムーア邸(1895)
- フランク・W・トーマス邸(1901)
- アーサー・B・ヒュートレイ邸(1902)
- エドワード・R・ヒルズ邸(1906)
- ピーター・A・ピーチー邸(1906)
- ウィリアム・H・コープランド邸(1909)
まさに、ライトの建築人生の初期をオークパークで過ごし、自身のスタイルを磨いた原点なのだということを感じることができます。オークパークに点在しているライト建築は、「ヒストリック・ネイバーフッド・ウォーキング・ツアー」で廻ることができます。ツアーは40分〜50分で、フランク・ロイド・ライト邸で予約が可能です。
ツアー料金
大人: $15
65歳以上: $12
学生: $12
3歳以下: 無料
おすすめ周辺スポット
オークパークにはフランク・ロイド・ライトにゆかりのある地以外にも、チェックしておくべきスポットが目白押しです。その中でもおすすめなスポットを厳選して紹介させていただきます。
アーネスト・ヘミングウェイの生家
「老人と船」や「日はまた昇る」で有名な、アメリカを代表する小説家で詩人でもある「アーネスト・ヘミングウェイ」は、1889年7月にオークパークで生を受けました。
オークパークには生家が残っており、現在では一般の人々にも公開されています。元々一般の人に貸し出されていましたが、1992年から修復工事が行われ、現在では元々のビクトリア朝スタイルの家に生まれ変わりました。1890年に建てられたこの家は、町で初めて電気がひかれた家だそうで、その時代の近代化の片鱗をみることができます。
入場券は$15で、1時間ごとに行われるツアーに参加することができます。
見学時間
日曜日~金曜日の午後1時~午後5時
土曜日の午前10時~午後5時
アーネスト・ヘミングウェイ博物館
アーネスト・ヘミングウェイの生家から徒歩5分、とほど近いところに、「アーネスト・ヘミングウェイ博物館」があります。貴重な写真、映像、子どもの頃の日記、手紙などが展示されていて、ヘミングウェイの幼少期、家族、生活環境を垣間見ることができます。博物館のショップには、グッズやヘミングウェイの本が数多く売られています。
見学時間
日曜日~金曜日の午後1時~午後5時
土曜日の午前10時~午後5時
ダウンタウン オークパーク
シカゴのダウンタウンとオークパークをつなぐ電車グリーンラインの駅、ハーレム/レイク駅周辺はオークパークのダウンタウンとなっていて、多彩なグルメやショッピングを楽しめるエリアとなっています。
「ヘミングウェイ・ビストロ」はオークパークで一番有名なレストランで、アメリカのミッドウェスト地方の郷土料理とフランス料理のフュージョン料理を提供するそう。
また、「リトル・ジェム・カフェ」(The Little Gem Cafe)も有名で、ステーキやポークチョップ、オニオングラタンスープなどが人気なんだとか。ラテン系の料理を味わいたいなら、「マヤ・デル・ソル」(Maya Del Sol)がおすすめです。開放的なパティオがあり、春から秋にかけてオリジナルカクテルを味わうことができます。
シカゴはクラフトビールが有名ですが、オークパークにも「オークパーク・ブルーイング」(Oak Park Brewing)やキンズラーガー・ブルーイング・カンパニー(Kinslahger Brewing Company)などのブルワリーがあり、地元の人で賑わっています。
また、ぬくもりのあるハンドメイドの雑貨やアクセサリーが売られるお店が軒を連ね、シカゴのダウンタウンでは手に入らないアメリカ土産を探せること間違いなしです。「ヒギンズ グラス」(Higgins Glass)というガラス細工の雑貨を取り扱うお店と、「オークパーク ジュエラーズ」(Oak Park Jewelers)という手作りジュエリーのお店が人気です。
壁アート
ハーレム/レイク駅の壁には、オークパーク出身のアーティストが描いた個性的な絵がズラリと並んでいます。2010年から始まったアートプロジェクトで、現在も壁アートの数は増えていっています。芸術の街、シカゴにふさわしいパブリックアートとして、写真映えすること間違いなしのスポットです。
オークパーク・コンサーバトリー
電車ブルーラインのオークパーク駅から徒歩圏内に、「オークパーク・コンサーバトリー」(Oak Park Conservatory)とよばれる温室があります。南国や砂漠地帯に生息する緑や花、果物やオウムまでが暮らしているそう。冬には寒くなるイリノイ州で、常に暖かい室内は、少し立ち寄るのに最適です。入館料も無料なのでぜひ訪れてみてください。
営業時間
月曜日が定休日
火曜日から日曜日: 午前10時~午後4時
毎週木曜日は午後7時まで営業
ギャロッピング・ゴースト・アーケード
「ギャロッピング・ゴースト・アーケード」は、世界最大のゲームセンターと言われているオークパークの人気スポットです。80年代に流行したアーケードゲームを集めて2010年にオープンし、現在では約450点のゲームが置かれていて、$20で遊び放題だそうです。中に入ると、ズラリと懐かしのゲームが置かれていて、80年代を舞台にした映画やドラマの中に入ったような錯覚に陥ります。
営業時間
午前11時~午前2時 年中無休
オークパークと合わせて観光におすすめ
ここからは、オークパークにはないけれどシカゴに点在しているライトの建築作品を紹介いたします。
ルッカリー
シカゴのダウンタウンに位置している「ルッカリー」は、1888年に完成した世界で最も古い鉄骨ビルの一つです。シカゴ博覧会の設計で有名な建築家ダニエル・バーナムと、彼とともに活動し、シカゴ派建築の創設者であるジョン・ウェルボーン・ルートの設計で、近代の高層建築の原型とも言われています。アメリカ合衆国国家歴史登録財にも指定されるほど、アメリカの歴史の中で大変意義のある建築物として認識されています。
外観は茶色が基調となっており、どっしりとした重量感に溢れています。内装はフランク・ロイド・ライトが改装に関わったというロビーが見どころで、「ライトコート」(光の庭)と呼ばれています。このロビーのガラス屋根からは太陽光が差し込み、明るく開放的な空間が広がります。
ロビー邸
シカゴ南部のハイドパークにある「ロビー邸」も、世界遺産に登録されたライトの建築遺産のひとつです。1909年から1910年にかけてフレデリック・C・ロビーのために建設されたロビー邸は、ライトのプレーリースタイルの代表作であり、ライト建築の中でも一番美しい作品という人も少なくありません。
外観は大地を意識した水平感と茶色のレンガで統一されていて、内部は重厚感のある深い色の木でできたインテリアが規則正しく設置されています。またプレーリースタイルの特徴の一つである実りの色、大地の色、樹木の色などのぬくもりのある色を使ったステンドグラスも美しいです。
ロビー邸は特に、日本建築の影響が垣間見える建築物です。格子や照明などは日本の伝統的な家屋に置いてありそうな、和のテイストをみることができます。
見学可能時間
月曜日~木曜日の午前10時~午後3時
シカゴダウンタウンからのアクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$13~
- バス:約45分~
エミル・バッハ邸
1915年に完成し、シカゴのノース・サイドにあるロジャーズパークに位置しているのが「エミル・バッハ・ハウス」。ライトの建築物の中で唯一バケーションやイベント用に貸し出されている家です。1915年に完成した直後、帝国ホテルの設計のため、ライトは日本へ向かったため、エミル・バッハ・ハウスは、ライトがシカゴで手がけた最後のプロジェクトのひとつとされています。
5月から9月の間、午前11時〜午後2時の間に、ガイド付きツアーも開催されています。
見学可能時間
5月から9月までの午前11時~午後3時
シカゴダウンタウンからのアクセス
- 車・タクシー:約20分~、オンライン配車サービスで$13~
- バス:約45分~
よくある質問Q&A
オークパークの治安はどうでしょう?
オークパークは、高級住宅街なので基本的に安全です。しかし、道を一つ入ってしまうとホームレスが多く、危険なエリアに入ってしまうので、くれぐれもご注意ください。
特に、ノースオースティンブールバード(North Austin Blvd)を過ぎると、地域柄がガラッと変わりますので常にマップを見ながら行動しましょう。
シカゴは近年治安改善に力を入れていますが、現在も安全とは言い切れない地域があります。下記がシカゴ内で一番治安の悪いとされるエリアなので、極力近づかないようにしましょう。
- リバーデール(Reverdale)
- エングルウッド(Englewood)
- ワシントンパーク(Washington Park)
- フォラーパーク(Fuller Park)
- バーンサイド(Burnside)
オークパークのホテルの相場はいくらでしょうか?
オークパークは、シカゴのダウンタウンと比べるとホテル代も比較的安いです。1泊100ドル以下でもキレイで満足感のある滞在ができるかと思います。
英語が話せないのですが、日本語が通じますか?
シカゴで日本語を話せる人をさがすのは、難しいです。ただ、シカゴの地元の人々はフレンドリーなので、頑張って伝えようとすれば助けてくれるケースが多いかと思います。観光などに必要な英単語やフレーズは覚えておき、グーグル翻訳などのツールを常時使えるようにしておくと良いでしょう。
オークパークを含むシカゴの気候はどうですか?どの時期にいくのがお勧めでしょうか?
シカゴは北緯約41度、北海道の函館とほぼ同じ緯度だと考えると、想像がつきやすいかと思います。春と秋は短く、夏は涼しく、冬場には1月でマイナス5℃、ときにはマイナス18℃まで下がります。
そのため冬場よりも、夏だと湿度が低くさわやかな気候なので、快適に過ごすことができます。また、夏には野外イベントが目白押しで、野外コンサートやエアーショーなどが開かれます。
9月に入ると街中の木々が色づき始め、色とりどりの紅葉が風に揺れる風景はとても綺麗です。しかしこの時期になると数々のコンベンションが開かれ、人の出入りが激しくなるのでホテルの価格も上がります。
冬は寒いですが、12月になると街中がイルミネーションで煌めき、公園にはスケートリンク現れ、クリスマス一色となります。
シカゴを含め、オークパークを観光するには何泊くらいが最適ですか?
シカゴ行きのツアーは最短でも3泊5日が理想的です。シカゴの面積は約600平方kmで、東京都と大体同じ規模だと考えると想像ができるかと思います。アートや音楽、グルメからショッピングまで様々な魅力があります。またシカゴから電車で20~30分のオークパーク観光も満喫するには最低3泊が必要となります。
また日本から直行便だと約12時間、乗り換え便を使うと15時間以上かかるので、飛行機の往復で24時間以上かかります。また、日本とシカゴの時差は15時間で日本が先を進んでいます。
このように移動に時間がかかるのと、時差のため、シカゴツアーのほとんどは移動時間を含めて、最短でも5日間が必要となります。
飛行機でどのくらいかかりますか?
日本からは、成田と羽田からシカゴ・オヘア国際空港まで直行便がでています。成田・羽田からだと、直行便で平均11時間50分を要します。大阪など東京以外の日本の都市からは成田・羽田か、アメリカ国内やほかの国の都市を経由する必要があります。乗り継ぎ便だと、最短でも15時間以上を要します。