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【モロッコツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

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「砂漠の国」のイメージがある北アフリカの国、モロッコ。イスラム教を信仰する国でありながら、かつては様々な国からの植民地支配を受けた歴史を持ち、不思議なことにヨーロッパおよび中東の文化がお互いにどこかうまく調和しています。迷路のような旧市街「メディーナ」で出会う美しい宗教建築や、世界遺産に登録された都市遺跡などをはじめ、街で出会う可愛い雑貨の数々、ヘルシーで美味しいモロッコ料理など旅の楽しみ方は無限大!このページではモロッコ旅行に必要な基本情報、おすすめのツアーやホテル、その他知っておくと便利な情報を紹介しています。

目次

 

モロッコツアー選びのポイント

ツアーの特徴

トドラ渓谷
トドラ渓谷

モロッコへ催行されているツアーは、東南アジア行きのツアーでよく見かける様なフリープランツアー(往復航空券+ホテルのみ)とは異なり、旅行会社によって観光スケジュールがあらかじめ設定されたツアーが目立ちます。

モロッコは人気観光都市が点在している上に、それらを訪れる為の移動手段の手配が面倒ですが、ツアーには空港から市内への移動はもちろんのこと、各都市間を移動する為の交通手段が事前にしっかりと確保されています。

そのため「人気観光都市を時間の無駄なく効率よく巡りたい」という方はツアーの利用が非常に便利なのでオススメです。予算、出発日や日程のほか、モロッコ旅行で楽しみたいこと、行きたい観光スポットなど、ポイントを押さえて好みのツアーを選びましょう。

日本からモロッコへのツアーは最低でも2泊5日

飛行機
飛行機

モロッコ行きツアーの予約を検討している方の中に「弾丸旅行でもいいから短い休暇を利用してモロッコへ行ってみたい」という方居ませんか?日本ーモロッコ間は、長い飛行距離と8時間の時差の都合で、機中泊が往復それぞれ1泊ずつ含まれる旅程を持つツアーが一般的です。

そのため、仮に現地での宿泊日数が2泊だとしても、機中泊2泊が追加されるのと、モロッコから日本に戻った時に到着国である日本の時間に合わせて出発国の時刻よりも8時間進むため、到着日が1日進みます。

そのため、現地滞在日数が最短のツアーの予約を検討されている方でも、最低5日の旅行期間を設ける必要があるので注意が必要です。

モロッコツアーの旅程は主に一部自由行動と終日自由行動の2種類のプランがある

ツアーバス
ツアーバス

モロッコ行きのツアーは、朝昼夕食付きで一部のみ自由行動可能なプランから、宿泊先であるホテルの朝食のみがプランに含まれ、その他は終日自由行動というものまで幅広いです。

ツアーに求める自由度は人それぞれですが、全てのプランはツアー日程の詳細がきちんと明記されているので様々なプランを見比べて納得のいくものを選びましょう。

オプションでツアー内容をカスタムすることができる

マラケシュ
マラケシュ

有料ではありますが、利用するフライトの搭乗クラスをエコノミーからビジネスへアップグレードしたり、半日および終日自由行動の日程を含むツアーに参加する場合は、オプションで現地ツアーを追加したりおしゃれなレストランを予約して旅にアレンジを加えることもできます。

希望の場所が通常のツアーパッケージに含まれていなくても大丈夫!自由行動のタイミングにオプショナルツアーに参加すれば問題解決ですね。

また経由地での滞在を含むプランの場合、経由地の人気観光スポットを滞在時間が限られた中で効率的に巡ることができることもあってオプショナルツアーがとても人気です。

【オプショナルツアー例】

  • フェズ市内観光
  • マラケシュ市内観光
  • 世界遺産メクネス・ヴォルビリス終日観光
  • サハラ砂漠ツアー(1泊2日)
  • 世界遺産アイト・ベン・ハドゥ日帰り観光
  • ボスポラス海峡クルーズとベリーダンスショー(経由地:イスタンブール)
  • モンサンミッシェル1日観光 日本語ガイド、昼食付(経由地:パリ)

名古屋または福岡発着のツアーは旅程に国内での乗り継ぎが含まれる

空港 スーツケース
空港 スーツケース

日本から催行されているツアーの多くは東京(羽田・成田)または関空発です。そのため名古屋発着のツアーを利用される場合は関西国際空港までの高速バスが、福岡発着の場合は福岡ー羽田間の国内便が旅程に含まれ、それらの国際空港まではご自身で乗り継ぎする必要があります。

東京および大阪発着のツアーよりも余分に移動時間がかかってしまうので注意が必要です。

モロッコに加えてもう1ヵ国へ足を延ばすことも可能

イスタンブール
イスタンブール

日本からモロッコを訪れるツアーは、全て第三国を経由する乗り換え便を利用します。

そのためパリやイスタンブールなど利用する便の経由地での滞在が旅程に含まれているプランもありますので、「せっかく遠くまで来たのだから周辺の国にも行ってみたい」という方は、思い切って2ヵ国訪れるプランを予約するのも良いでしょう。

エミレーツ航空の経由地として知られるアラブ首長国連邦の大都市ドバイは、モロッコとは全く異なり多くの近代的な高層ビルが建ち並ぶ近未来都市で、同じアラブの国なのにも関わらず全く異なる雰囲気を感じられるのが魅力です。

エールフランス航空の経由地フランスの首都パリは、ヨーロッパならではの美しい街並みと美味しいワインやチーズをはじめとした、私たち日本人にも馴染みのある食べ物が本場でいただけるなど、経由地ならではの短い滞在でも十分に楽しめます。

またトルコ航空の経由地イスタンブールは、モスクをはじめとした宗教建築と活気のある街並みが特徴で、現地の物価を考慮するとパリやドバイを経由する場合よりも安いので、現地のレストランでの飲食やお土産代が安めに収まるのも嬉しいポイントでしょう。

モロッコと併せて訪れる国の選択肢はいくつかありますので、目的と予算に合わせてツアーを予約しましょう。

ホテル選びのコツ

ホテルの部屋
ホテルの部屋

ツアーの場合、ホテルが指定されていることが多いです。

プランによってはモロッコの伝統的な邸宅を改装した「リアド」に滞在できるもの、そしてサハラ砂漠での滞在が旅程に含まれている場合には砂漠に囲まれたホテルに滞在するもの、またはモロッコの伝統的なビルビルテントで一晩キャンプするものなど宿泊先が異なるので、ご自身のニーズに合ったツアーを選びましょう。

宿泊ホテルは追加料金を支払うことで変更もしくはアップグレードをすることが可能なので、特に都市部に滞在する場合は回りたい観光スポットに近い、または利用する駅やバス停へのアクセスが便利な立地のホテルを選ぶとより良いでしょう。

旅行日数と訪れる都市を決める

モスクのドア(デザイン)
モスクのドア(デザイン)

モロッコの国土は日本と比較してもやや大きめで、見どころも多いため、目的に合わせて訪れる都市はあらかじめ決めておきたいところです。先にも述べた通り、モロッコは日本から遠いうえに時差が8時間もあるため、往復の移動時にそれぞれ機内泊が含まれてしまいます。

旅行を計画される場合は、それも考慮したうえで予定を立てる必要があります。まずはツアープランの中に、モロッコで訪れたてみたい都市が含まれているかどうか確認しましょう。

ラマダーンの時期に旅行する場合は注意が必要

イスラム教徒
イスラム教徒

「ラマダーン」とはイスラム教徒の方々が1年に1度、約1ヵ月間行う断食のことで、期間中は日の出から日没まで飲食が禁止されています。ラマダーンはイスラムの暦でいう第9月に行われるため、私たちが普段目にするようなカレンダーとは全く異なり、その開始日は毎年異なりますが通常4〜6月に該当します。

この期間、多くの飲食店は営業時間が不規則になり、博物館の閉館時間が早まるなど、モロッコを訪れる観光客の行動にも影響を与えかねないので、旅行を計画される際はラマダーンの時期に十分注意が必要です。

しかしながらラマダーンの時期は悪いことだけではなく、その時期に旅行するからこそ堪能出来るメリットもあります。

例えば、普段多くの観光客で賑わう観光スポットを混雑が緩和された状態で観光できる、日没以降の食事が出来る時間に普段よりも賑わいをみせる街を訪れることが出来る、そして何より中東特有の文化を肌で感じることが出来るといったメリットが挙げられます。

そもそもモロッコってどんなところ?

モロッコの基本情報

モロッコ旗
モロッコ旗

モロッコはアフリカ大陸北西部のマグリブ地方に位置する「砂漠の国」で、正式名称はモロッコ王国、首都は国土北部に位置するラバト(Rabat)です。

国土面積は西サハラを除いても日本の約1.2倍程度の大きさですが、その人口は2018年の世界銀行発表データによると3,603万人と、日本の首都圏の総人口(約3,800万人)よりもやや少ない数字となっています。

日本との時差はマイナス8時間で、この国の人口を構成している主要民族はアラブ人が65%、ベルベル人が30%な為、公用語はアラビア語とベルベル語ですがフランス語も広い範囲で通用します。

国教はイスラム教で、国民の大多数はイスラムの二大宗派のうちのスンニ派と言われています。治安も比較的良好かつ、日本からビザなしで訪れることが出来ることもあって、近年多くの観光客が訪れています。

モロッコの歴史

モロッコ 旧市街
モロッコ 旧市街

フェニキア人およびローマ帝国による支配

モロッコの歴史は、同じアフリカ大陸に位置するエジプトと同様、紀元前3000年頃まで遡ります。当時モロッコに住んでいたと言われているのが今もこの国の総人口の約30%を構成する先住民族として知られる「ベルベル人」でした。

紀元前12年頃 モロッコ沿岸に、当時レバノン周辺で繁栄し現在チュニジアがある場所に、巨大な都市「カルタゴ」を築いていたフェニキア人が到来し、モロッコにも港湾都市を築いた為その後カルタゴの植民市となりました。

紀元前146年 第三次ポエニ戦争のカルタゴの戦いが起こり、古代カルタゴ(前650年–前146年)がローマ帝国により滅ぼされたことにより、モロッコはローマ帝国の植民地として支配されました。

現在、ユネスコの世界遺産であり人気の観光地でもある「ヴォルビリスの古代遺跡」は、この時代にあたる紀元前3世紀にローマ帝国属州「マウレタニア」の首都として築かれた商業都市です。

バンダル人および東ローマ帝国による支配

モロッコがローマ帝国の支配下に置かれている時代はそう長く続くことはなく、幾多の反乱が続いた結果その支配力は次第に弱まり、その後はゲルマン民族の一派で5世紀半ばに北アフリカまで南下してきたバンダル人、それから東ローマ(ビザンチン)帝国に支配される時代が6世紀はじめ頃まで続きました。

イスラム教がモロッコに布教されて以降の歴史

フナ広場
フナ広場

国土のイスラム化

紀元788年 モロッコにアラブ人が到来し、その後の9世紀はじめには同国北部に位置する都市「フェズ」がモロッコ最初のイスラム王朝であるイドリス朝の都となり、一気にイスラム化が進みました。

現在この国の公用語として話されているアラビア語が、先住民であるベルベル人に浸透していったのもこの頃であったと言われています。

ファーティマ朝の滅亡からスペインの後ウマイヤ朝による支配

紀元788〜926年まで続いたイドリス朝でしたが、王朝を率いていたイドリス2世が亡くなると、残された地をエジプトのファーティマ朝およびスペインの後ウマイヤ朝が狙った為、度々戦火に見舞われるようになりました。

紀元974年 モロッコが後ウマイヤ朝の支配下に入ったものの、1031年に後ウマイヤ朝が滅亡した為、モロッコはいくつかのベルベル人の王国へと分裂しました。

マラケシュに首都が遷されてからのモロッコ

紀元1056年 イドリス朝がムラービト朝により滅ぼされ、首都は現在のマラケシュに築かれました。

紀元1147年 ムラービト朝は、イスラム教において絶対唯一の神を主張するサンハージャ系マスムーダ族で宗教運動の中心人物となっていたアブド・アル・ムーメンにより滅されます。

紀元1152年 イスラム教スペインおよびマグレブ(アルジェリア・モロッコ・チュニジア)を征服。

一時期はスペインのアンダルシア地方、マグレブ、リビア東部を支配下に入れていたムワッヒド朝でしたが、1212年ナバス・デ・トローサの戦いでカスティーリャ王国に敗れたことをきっかけに没落しはじめ、現在のようにアルジェリア・モロッコ・チュニジアの三国に分裂しました。

紀元1258年 フェズがマリーン朝の首都として再び置かれたましたが、各地の反乱とペストの流行などを理由に紀元1465年に滅亡。

紀元1549年 モロッコ南部のトドラ峡谷出身のムハンマド・エシュ・シェイフは混乱が続くモロッコを統一してサアード朝を統一し、以降同国首都はマラケシュに位置しています。

紀元1666年 アラウィー朝 サハラ砂漠の玄関口リッサニ周辺のフェラリ族のムーレイ・ラシッドは、モロッコを統一して強い権力を持ち、19世紀初頭まで続きました。

紀元1912年 フェズ条約により1956年までの間フランスの保護国に(北部地方はフランス・スペイン条約によりスペインの支配下に)。

紀元1930年代 国民の民主運動が盛んになり、第二次世界大戦後の1956年にベン・ユーセフがフランスから独立を勝ち取り現在のモロッコ王国があります。

通貨事情

モロッコ・ディルハム
モロッコ・ディルハム

モロッコの基本通貨はディルハム(DH)と呼ばれ、2019年12月4日(火)現在1ディルハム(DH)あたり約11.3円です。

紙幣は20DH,50DH,100DH,200DHの4種類、その他にも5C,10C,20C,50C,1DH,2DH,5DH,10DHの8種類の硬貨が存在します。

モロッコでの滞在中に通常見掛ける通貨は4種類の紙幣とディルハム硬貨4種類です。

稀に現地の市場などで5〜50C硬貨を見掛ける場合があると思いますが、この場合1DH=100Cなので細かい硬貨を使い切りたいという方は参考にしてください。

両替事情

両替
両替

両替は空港、ホテル、市内の銀行および両替所で行うことが出来ますが、ホテルでの両替はレートがあまり良くないので空港または市内の両替商での両替をオススメします。

空港出発ターミナルでのモロッコ・ディルハムからその他通貨への再両替は可能ですが、レートが非常に悪いので出国時までに手持ちの現金を使い切るのが理想でしょう。

人気観光都市

フェズ旧市街
フェズ旧市街

モロッコには9つの世界遺産登録地区があり、それらを中心に以下の都市が人気です。

【人気観光都市一覧】

  • ベルベル語で「神の国」を意味するかつての帝都マラケシュ
  • 「白い家」という意味を持ち空の玄関口として知られるカサブランカ
  • かつてイスラム王朝が首都として定めていた迷路のような内陸都市フェズ
  • まるで絵本の中の世界を歩いているかのような可愛い街並みが特徴のシャウエン
  • アメリカ大陸とほぼ同じ大きさを持つ「世界最大の砂漠」として知られるサハラ砂漠
  • 17世紀に「モロッコのヴェルサイユ」を目指して造られた古都メクネス
  • ヨーロッパ調の建物とイスラム調の古い建物が見事に調和する、モロッコの首都ラバト
  • 世界遺産なのにリゾート地としての側面も持つエッサウィラ

気候事情

砂漠とラクダ
砂漠とラクダ

モロッコの気候は日本と同様に四季が存在します。

しかしながらその違いは比較的緩やかで、夏は内陸部および砂漠地帯を中心に最高気温が50度に達することもあるのに対し、冬でも最高気温が20度前後を保ち、日本のようにコートが必要な程気温が下がらないのが特徴です。

砂漠エリアは夏の間でも、日中は強い日差しとうだる様な暑さにも関わらず、日没以降は一気に気温が下がるため夏の時期に訪れる場合でも、ある程度の防寒対策を講じる必要があります。

モロッコを観光するのに適したシーズンは、春にあたる3〜5月と秋にあたる9〜11月で、この時期は気温が暑すぎず、寒すぎず丁度いい気温で過ごしやすいため一般的に、最も多くの観光客訪れる「ハイシーズン」に該当します。

細かい服装の調節は必要なものの、この時期はモロッコ国内のほぼ全ての観光地を快適に訪れることが可能です。しかし、ピンポイントで「この地域に行ってみたい」という方にとっては、訪れる地域により一般的なハイシーズンが通用しにくい場合もありますので、以下で紹介する地域別の具体的な観光に適したシーズンを参考にしてください。

【地域別のハイシーズン一覧】

タンジェおよびフェズ=4〜6月および9〜10月頃まで
アトラス山脈=5〜6月
マラケシュ=3〜6月、10〜11月
サハラ砂漠=9〜11月

治安事情

シャウエン
シャウエン

多くの人にとって旅行に行くうえで心配な事柄のうちの一つが旅行先の「治安」。色々と治安が不安定な印象が強いアフリカ大陸ですが、モロッコの治安は中でも比較的良いとされています。

しかしながら、殺人や強盗などといった重犯罪の報告件数は少ないものの、外国人観光客を狙ったスリやひったくりといった軽犯罪の被害が多く報告されているのも事実です。

ひったくられやすい鞄は持たない、携帯電話や財布などの貴重品は隠して持ち歩く、携帯を持ったまま歩かない、食事中に携帯をテーブルに置かない、レストランで席に座る際はリュックを椅子の背もたれにかけない、所持金は分散するなどといった工夫が必要です。

文化について

モロッコ
モロッコ

モロッコでは国民のほとんどがスンニ派のイスラム教徒であると言われているため、イスラムの習慣に従った生活を送っています。

そのため祝祭日はイスラム教に従ったものが多く、飲酒出来る場所が制限されていたり、豚肉を食べることを禁じているのはもちろん、ムスリムにとっての断食月にあたるラマダーン期間中は、お店やレストランの営業時間が不規則に変化したり、お祈りの日である金曜日は、日本でいう土日にあたるような休日に該当するなど、日本とは日常生活の過ごし方が異なります。

またイスラム教では、特に女性の肌の露出があまり好まれていないので、暑くても肩や胸元が出る服装の場合はスカーフやカーディガンを一枚羽織るなどの工夫をして、肌の露出を避けるのが無難です。

これはイスラム教を信仰するの現地の方々への配慮と、露出が原因で現地の男性達からの性的被害およびセクハラなど、不快に感じる余計なトラブルを避ける為にも大変役立ちます。

気になるモロッコ国民の基本性格ですが、非常に親切でホスピタリティーに溢れています。たまにその親切さが故に鬱陶しく思われてしまうこともありますが、モロッコ人の親切さとフレンドリーさには、モロッコを訪れる私たちの心を温めてくれる不思議な力があります。

国内での主な移動手段

電車旅
電車旅

モロッコ国内を観光で移動する為の主な移動手段は鉄道、タクシー、バスそして飛行機の国内線です。

鉄道

モロッコの鉄道は、カサブランカ、マラケシュそしてフェズなどの主要都市間、またはカサブランカ内で空港と市内の間で運行している「ONCF」とカサブランカからタンジェ間を最高時速320km、所要2時間10分で結ぶ「LGV」という高速鉄道があります。

主な座席は1等および2等の2種類で、車内は広く快適なのが特徴です。バスよりも運行している本数が多いうえに利用料金もさほど変わらないので、主要都市間を移動する場合はとても便利です。列車の時刻表や運賃はONCFの公式ホームページで調べることが可能です。

またモロッコでは夜行列車も運行されているので、時間の節約の為に利用を希望される方が居ると思いますが、車内での盗難件数が大変多く報告されているのであまりオススメしません。

長距離バス

モロッコの長距離バスは鉄道会社のONCFが運営している「SUPR@TOURS(スープラトゥール)」というバスと国営である「CTM」があります。どちらの会社もほぼ時刻表通りにバスが運行されているほか、新しいバスを使用していて長時間の移動も快適に過ごすことができます。

特にハイシーズンを中心に乗車券が売り切れることも珍しくないので、観光客が多く訪れる人気路線を利用する場合は、利用の前日までには購入しておきたいところ。

他にも民営バスが運行されていますが、CTMやスープラトゥールに比べ価格の差は殆ど無いにも関わらず、設備が古く乗り心地が悪いうえに多くの地元の方が乗っていて、バス停が無い場所でも乗客が乗り降りするため時刻表が不規則なので、紹介は割愛します。

タクシー

バスが満席の時や急いでいる時に使えるのがタクシーですね。モロッコでは中長距離を移動する方々向けに「乗合タクシー」を利用することができます。大抵はバスターミナルなどへ行くと、声を掛けて来るので時間が無い場合は耳を傾けてみるのもアリです。

バスの本数が少ない地域などで利用することで、移動時間を短縮出来る反面、定員人数が集まらないと発車しないので、出発時間の予想がつかないのがデメリットとして挙げられます。

国内線

モロッコを観光する場合に最もポピュラーな交通手段として電車やバスが挙げられますが、現地での滞在時間に余裕の無い方および車酔いなどが心配な方は国内線を利用するのがベストでしょう。

モロッコの国内線を運航しているのは「モロッコ航空(RAM)」と「エアアラビア・モロッコ」というLCCキャリアです。

国内では主要観光都市を中心に毎日多くの便が運航していますので、旅行の計画を立てる際にフライトも一緒にチェックして移動手段を検討してみると良いでしょう。

モロッコ旅行の見どころ

旧市街のメディナを巡ってイスラムの宗教建築を楽しむ

フェズ
フェズ

モロッコを訪れる観光客が必ずといって良いほど訪れる場所が、旧市街を表す「メディナ」です。

モロッコは紀元788年にアラブ人が到来して以降、一気にイスラム化が進んだ歴史を持つ国です。現在も国民の多くがイスラムの二大宗派のうちのスンニ派を信仰するイスラム教徒であるのも、この国の歴史の影響が大きいと言えるでしょう。

この「メディナ」は、城壁で街が取り囲まれていて周辺にいくつかの門が設置されているので、訪れる場合はそのうちのどれかを潜って旧市街の散策へ出掛けることになります。

メディナはモロッコ国内にも多く存在しますが、そのどれも細い路がまるで迷路のように入り組んでいるというのが特徴です。路地には名前が付いてはいるものの、とても迷子になりやすい構造となっております。

メディナは全て、この国のイスラム化が行われて以降に建設された街です。その為、街を歩いているとイスラム教の影響を強く受けた様々な宗教建築に出会うことが出来ます。その多くはイスラム教徒にとっての祈りの場であるモスク、および神学校であるマドラサです。

このようなイスラム建築は、普段日本の街を歩いていてもなかなか出会うことが無いため、モロッコへ旅行する際はしっかりとチェックしておきたいところですね!

世界遺産巡りをする

メクネス
メクネス

北アフリカに位置するモロッコは、地理的に中東およびヨーロッパから近いことから、これまでの長い歴史の中で宗教、文化共に色々な国の影響を受けてきた国です。その理由は大きく2つに分けられ、植民地としてモロッコを支配した国の文化的影響、そして新たな王朝がイスラム化を行ったことによる宗教の介入でした。

その為、この国の歴史と文化を理解する上で世界遺産を訪れるのはマストと言えるでしょう。

モロッコの世界遺産は全部で9つで、その特徴として建造物単体が世界遺産として登録されているというよりも、旧市街および古代都市(集落)全体が世界遺産として登録されていることが挙げられます。モロッコへ旅行する際は、なるべく多くの世界遺産を訪れて、時間が許す限りその魅力を堪能したいところです。

【モロッコ王国の世界遺産】

  • ラバト(新市街・旧市街)
  • フェズのメディナ
  • マラケシュのメディナ
  • アル・ジャディーダのポルトガル都市
  • アイット・ベン・ハッドゥ
  • ヴォルビリスの考古遺跡
  • 古都メクネス
  • ティトゥアンのメディナ
  • エッサウィラのメディナ

感動の大自然と夜は満点の星空が広がるサハラ砂漠で一夜を過ごす

砂漠 星空
砂漠 星空

モロッコ観光のハイライトのうちの一つは、何といっても「サハラ砂漠の大自然を訪れる」ことです。

サハラ砂漠は世界最大の砂漠として知られ、その面積はなんとアメリカ合衆国の面積とほぼ同じと言われています。そんなサハラ砂漠の魅力は、どこまでも続く広大なオレンジ色の砂漠と夜には空一面に広がる満点の星空。

そんな途方もない大きさを誇り、360度の大パノラマが魅力のサハラ砂漠から眺める夕日または朝日は、感動の美しさです。

サハラ砂漠を訪れた場合は、是非美しい眺望が自慢のホテルに宿泊、または砂漠の真ん中でキャンプをすることをオススメします。モロッコの先住民の伝統的なテントである「ビルビルテント」で過ごす夜はきっと一生の思い出になることでしょう。

訪れる季節にもよりますが、砂漠地帯では日中の日差しが非常に強く、夏は最高気温が50度近くまで上昇しますので砂漠を訪れる予定がある方は、サングラスと帽子を必ず持っていくようにしましょう。

また日没後は一気に気温が下がり、日中との寒暖差が20〜30度に至ることもありますので、服装に工夫を施すなど夜の時間帯の防寒対策も忘れないで下さい。

異国情緒溢れるスークで可愛いモロッコ雑貨を購入する

モロッコ雑貨
モロッコ雑貨

物価の安いモロッコは隠れた買い物天国です。旅行中に雑貨やお土産を購入できる場所は非常に多く存在しますが、鉄板のオススメスポットはやはり「スーク」と呼ばれるマーケットです。

スークは基本的に各都市の旧市街に位置していますが、中でもお土産の買い物にオススメしたいのが、広大で迷路のような構造で有名なマラケシュのスークで、その品揃えは抜群。異国情緒漂うスークは、実際に歩いてみると分かると思いますが、本当に迷子になってしまいそうな迷路構造になっています。

その為、迷子になってせっかくのモロッコ旅行での滞在時間を無駄にしてしまいがちです。スークへ買い物に出掛ける際は、スマートフォンのGPS機能などを利用しながら歩くと迷子になりにくく便利です。

しかしながら現地での滞在時間に余裕があるという方には是非「スークで迷子になること自体」を楽しんでいただければと思います。

スークで購入出来る具体的なお土産としては、アラブの国特有のエスニック調デザインが可愛い雑貨や「バブーシュ」と呼ばれる革製のスリッパなど様々なものが売られています。時間が許す限りモロッコならではのスークを散策してみてはいかがでしょうか。

現地独特の料理を堪能

タジン鍋
タジン鍋

日本でも最近人気のモロッコ料理。「タジン」と呼ばれる三角錐の特徴的なフタを持つ伝統的な土鍋料理や、世界一小さいパスタとして知られる「クスクス」など、その料理はどれも私たち日本人にも親しみやすいものばかりです。

モロッコ料理はクミンやサフランなどの香辛料をふんだんに用いた料理が多いですが、香りや色付けおよび食材の臭みを消すといった理由で用いられるため、意外にも辛い料理は少ないです。

モロッコでは新鮮な魚介類のほか、牛肉や羊肉、そして南部地域ではラクダがよく食べられています。また主食は日本とは異なり、パンがよく食べられています。

モロッコは、ポルトガルやスペインなどの周辺に位置するヨーロッパの国々と比べても物価が低い為、高級なレストランで食事をしてもさほど高くないのも嬉しいですね。滞在中はとにかく色んなモロッコ料理を堪能してみてはいかがでしょうか?

アラブおよび先住民の文化に触れる

イスラム教 お祈り
イスラム教 お祈り

日本から遠く離れた国「モロッコ」。国民の大半がイスラム教を信仰し、異なる文化と宗教観を持つモロッコは、モスクをはじめとする多くの宗教的建造物やイスラム調の歴史的建造物などが多く、ただ街を歩いているだけでも楽しい旅行先です。

砂漠などの自然や世界遺産建造物などの人気観光スポットを訪れる旅も、もちろん楽しいのですがモロッコをより楽しむ鍵は「現地の文化に触れる」ことにあるでしょう。

例えばモスクを訪れることによってイスラム教という宗教への理解を深めたり、食材本来の味を活かしたモロッコ料理の作り方を学びに料理教室に参加してみる、街のカフェで地元の方々とおしゃべりしてみる、アラブの公衆浴場であるハマムを体験するなど、私たちが普段日本では体験することが出来ない非日常的な経験をしてみるのはいかがでしょうか?

それらの経験を通すことで、あなたはきっとモロッコという国での滞在をより楽しめること間違い無しです。

定番スポット10選

フェズのメディナ

フェズのメディナ
フェズのメディナ

フェズのメディナ(旧市街)は、首都ラバトから東へ約200kmのところに位置する「世界一の迷宮都市」。

城壁に囲まれた旧市街東側は、9世紀初頭にモロッコ最初のイスラム王朝となった「イドリス朝」のイドリースニ世によって建設され、それから1,000年もの時が経過しているにも関わらず今もなお、良い保存状態が保たれているのが特徴です。

城壁内は、細い道が複雑に入り組んだ迷路のような構造で「イスラムの町」ならではの美しさを持っていますが、あまりに複雑すぎて地図アプリに載っていない道があるということも度々耳にするほどです。

その主な見どころは、当時建設されたマドラサと呼ばれる神学校、宿屋、宮殿および邸宅。モスクなどをはじめとした美しいイスラム建築群です。

城壁に囲まれた迷路のような旧市街は主に2つのエリアに分かれ、東側に位置するのがイドリス朝時代に築かれた「フェズ・エル・バリ」、その後の13世紀に繁栄したマリーン朝時代に城壁内西側に築かれたのが「フェズ・エル・ジェディド」です。東側に位置する「フェズ・エル・バリ」は、1981年に世界遺産として登録されました。

フェス旧市街

フェス旧市街

モロッコ フェス フェス旧市街

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シャウエン

シャウエン
シャウエン

シャウエンは正式名称を「シェフシャウエン」とする「青の街」です。近年その青の美しさと街並みの可愛さから、日本からも多くの観光客が訪れているモロッコ国内でも人気の観光スポットです。

シャウエンの歴史は、1471年に「ムーレイ・アリ・ベン・ラシッド」によりモロッコ北部のリフ山脈の麓に建設されたのがはじまりで、その後1492年以降にはスペインから逃れてきたイスラム教徒が加わって人口が増大し、イスラムの聖域となりました。

約400年後の1920年には、モロッコ北部はスペイン領に組み込まれ、この街も例外ではありませんでした。その為シャウエンはモロッコに位置しているにも関わらず、スペイン語がよく通じるのが特徴です。

シャウエンの魅力は何と言っても「美しい青の街並み」にありますが、その青さの理由は諸説あり、中でも有力と言われている説が「イスラム教徒にとって青色が神聖な色である」というものですが、はっきりとした理由は未だにわかっていません。

シャウエン

シャウエン

モロッコ シャウエン

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ジャマ・エル・フナ広場(マラケシュ)

ジャマ・エル・フナ広場
ジャマ・エル・フナ広場

モロッコの首都ラバトから南約340kmのところに位置する都市「マラケシュ」。その旧市街であるメディナは、11世紀にアル・ムラービト朝により王都として建設されて以降、17世紀まで政治および文化の中心地でした。

主な見どころとしては、12世紀に建造された「クトゥビア・モスク」、16世紀に建造された「エル・バディ宮殿跡」、「ベン・ユーセフ新学校」や旧市街を守るように取り囲む高い壁に沿うようにいくつかある門などがあります。

そんなマラケシュのメディナ観光のハイライトと言えるのが、旧市街中心地にある「ジャマ・エル・フナ広場」で通称「フナ広場」と呼ばれています。ここはかつて公開処刑場として使用されていた場所でしたが、現在は歩行者天国になっています。

日中は広場でショーを行う大道芸人や音楽家が目立ちますが、日没以降はどこからともなくやってきた、多くの屋台で賑わいます。

フナ広場には毎晩多くの屋台が出店しますが、迷子になりやすいので気になった店は、屋台のテントに付けられている番号を覚えておきましょう。また大変多くの人が集まる場所なので、スリの被害も度々聞き受けられますので、訪れる場合は貴重品の管理に注意しましょう。

同広場は2001年に世界無形文化遺産として登録されました。

ジャマ・エル・フナ広場

ジャマ・エル・フナ広場

Place de Marché Animée Jemaa el-fna by a-maps، Marrakech 40000 モロッコ

旧市街観光の中心的な市場。夜の方が華やかです。 屋台の食事なども夜中心です。 鮮やかな色合いのお皿やスリッパ、クッションカバーなどに目を惹かれます。

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ハッサン2世モスク(カサブランカ)

ハッサン2世モスク
ハッサン2世モスク

「ハッサン2世モスク」は、1986年から8年もの歳月をかけて1993年8月に完成されたアフリカ最大のモスクです。同モスクは全敷地に対し8万人、モスク内部には2万5000人が収容可能で高さ200mの美しいミナレットを持ち、その高さは世界最高です。

外観は緻密な彫り模様が施され、内部はイタリアのヴェネツィアに位置するムラーノ島から取り寄せた55ものシャンデリア、そして白い大理石でつくられた支柱や美しいタイルなど非常に豪華なのが特徴で、モロッコ全土から職人と芸術家約1,000人を動員して造られました。

夜は美しくライトアップされるので、カサブランカでの滞在時間に余裕のある方は、昼と夜両方の姿を眺めることをオススメします。

ハッサン 2 世モスク

ハッサン 2 世モスク

Bd de la Corniche, Casablanca 20000 モロッコ

1993年けんぞうで高さ210mの尖塔で海に接する珍しいモスク

2

ヴォルビリスの考古遺跡(メクネス)

ヴォルビリスの考古遺跡
ヴォルビリスの考古遺跡

モロッコ北東部に位置し、メクネスから北に約30kmとアクセス抜群の立地にあるローマ古代遺跡が「ヴォルビリスの考古遺跡」です。同遺跡は1997年に世界遺産として登録され、モロッコにある都市遺構では唯一の世界遺産といわれています。

その歴史は、モロッコにローマ人が入る前の紀元前1世紀までさかのぼり、マウレタニアの王である「ユバ2世」がこの地に王国の首都を置いたのがはじまりでした。

時代はローマ時代に移り、ヴォルビリスの町はローマ帝国の勢力範囲西限に位置する重要な都市として、ローマ属州の州都となり全盛期には2万人もの人々が住んでいました。

「ヴォルビリスの考古遺跡」は見どころが非常に多く、40ヘクタールにも及ぶ広大な敷地に、多くの家屋跡、浴場、宮殿および礼拝堂など、保存状態の良い遺跡が数多く残っています。

【主な見どころ】

  • 鮮やかで美しいモザイク「ダイアナとアクタエオン」を持つヴィーナスの家
  • かつて大きな家々が並んでいた幹線通りであるデクマヌス・マクシムス
  • 紀元277年にカラカラ帝への感謝を捧げるために建造されたカラカラ帝の凱旋門
  • 保存状態の良い古代のサウナを確認することができるガリエヌス帝の浴場
  • 大きく美しいモザイクが見事なオルフェウスの家

ヴォルビリス世界遺跡

ヴォルビリス世界遺跡

Meknes, モロッコ

4

タンジェ

タンジェ
タンジェ

「タンジェ」はモロッコ北部に位置するジブラルタル海峡に面した港湾都市です。スペインやジブラルタルから多くのフェリーが行き来する国際都市として栄えているタンジェですが、その歴史は意外と古く、ここはモロッコ国内でもアラブ人によって征服された最も古い町のひとつです。

過去にはスペインの植民地であった歴史を持つため、街並みは白く植民地時代の名残を残しています。そんなタンジェの歴史を感じられる場所が城壁に囲まれた旧市街で、見どころはそのほかの大都市にある旧市街と比べると少なめな傾向にある為、半日ほどあれば全て楽しむことが可能です。

【主な見どころ】

  • 旧王宮内に位置しているカスバ博物館
  • 古くは神学校(マドラサ)であったグラン・モスク
  • イブン・バットゥータの墓
  • アメリカ史上初の公館として建てられたタンジェ・アメリカ公使館協会

タンジェ

タンジェ

モロッコ タンジェ

1

エッサウィラのメディナ

エッサウィラ
エッサウィラ

「エッサウィラ」はモロッコ南西部に位置する芸術の町です。この町の歴史は紀元前800年代のフェニキア時代まで遡り、その頃からすでに港町として栄え、紀元1世紀のローマ時代には古代紫という澄んだ赤みを持つ、巻貝のパープル腺からとれる紫色の染料の生産地として有名になりました。

現在私たちが訪れることができるエッサウィラの旧市街は、1765年にフランス人建築家である「テオドール・クールニュ」によって設計されたもので、18世紀末にヨーロッパの軍事建築様式に従って建設された後、2001年に世界遺産として登録されました。

要塞都市の役割を果たしていたエッサウィラの旧市街であるメディナは、海のすぐ隣に位置し、多くのギャラリーやかつて要塞であった名残が感じられる展望台、および工芸品が多数展示されているシディ・ムハンマド・ベン・アブダラー博物館などの見どころがあります。

エッサウィラは、20世紀以降にフランス保護下でカサブランカやタンジェなどの港の開発が進められるまでの間、モロッコそしてサハラ以南に位置する国々とヨーロッパをはじめとした国々とを結ぶ重要な貿易港として栄えました。

エッサウィラ

エッサウィラ

モロッコ エッサウィラ

1

ウダイヤのカスバ(ラバト)

ウダイヤのカスバ
ウダイヤのカスバ

「ウダイヤのカスバ」は、モロッコの首都ラバト市内に位置するメディナ(旧市街)に位置しています。ラバトのメディナは2004年に世界遺産として登録されたため、町全体が世界遺産で見どころが非常に多いのが特徴です。

中でもウダイヤのカスバは旧市街北部に位置する要塞地区で、「カスバ」はアラビア語で「砦」を意味しています。現在の呼び名は18世紀にウダイヤ・アラブ族という軍隊をこの地に駐屯させたことにちなんで付けられたものです。

ムラービト朝以降に繁栄した、ムワッヒド朝(1130〜1269年)時代に築かれた城壁を利用して、17世紀にムーレイ・ラシッドにより建造されたのが城塞地区「ウダイヤのカスバ」です。

城塞を囲むかつての門、ウダイヤ庭園、ウダイヤ博物館などの見どころがあります。

Kasbah of the Udayas

Kasbah of the Udayas

Lot Abtal Numero 37 Temara، Rabat 12000 モロッコ

0

メルズーガ(サハラ砂漠)

砂漠
砂漠

「メルズーガ」は、モロッコ東部に位置する「サハラ砂漠の小さな村」です。モロッコでサハラ砂漠を訪れる観光客は、メルズーガを拠点にする方が多く、マラケシュやフェズなどの人気観光地から直行バスも運行されているため、アクセスの良さが抜群なのも嬉しいですね。

この村には、砂漠の美しい自然が眺められるホテルやキャメルトレッキング、およびサンドバギーなどの充実したアクティビティを楽しむことが可能です。

また事前にアレンジをすれば、憧れのサハラ砂漠で先住民のベルベル人の伝統的なテントで知られるビルビルテントに泊まって、美しい星空の下キャンプを楽しむことも可能です。

メルズガ

メルズガ

モロッコ メルズガ

サハラ砂漠はモロッコの息を呑む絶景!見たこともない満天の星を眺めたり、らくだに乗って砂漠の向こうから昇る朝日をみたり…

4

アイト・ベン・ハッドゥ

アイト・ベン・ハッドゥ
アイト・ベン・ハッドゥ

首都ラバトから南へ約460kmのところに位置し、モロッコで最も古いカスバを訪れることができるのが「アイト・ベン・ハッドゥ」です。アイト・ベン・ハッドゥ村は「クサル」と呼ばれる要塞化された村の一つで、日干しレンガ造りの住居が構成する集落を、村の防衛目的でつくられた城壁で囲んでいるのが特徴です。

1987年には世界遺産として登録されました。この村には特別な歴史があるという訳ではありませんが、その美しい姿は訪れる多くの人々を魅了します。それもそのはず、この村は数々の映画のロケ地にも選ばれるほどで、今では「モロッコで最も美しい村」と呼ばれています。

時代の流れと共に建造物の傷みが進んでしまった為、現在この村に住んでいるのは3〜4家族のみですが、周辺に広がる砂漠と植物の緑と調和するその姿は一見の価値ありです。

アイット=ベン=ハドゥの集落

アイット=ベン=ハドゥの集落

モロッコ アイット=ベン=ハドゥの集落

モロッコの要塞の村で、映画「グラディエーター」のロケ地として有名になりました。1987年世界遺産として登録。昔の住居が多数残る。隊商交易の中継地として栄えていました。

5

モロッコのおすすめホテル10選

オペラ プラザ ホテル


基本情報
【住所】Corner of Avenue Mohammed VI and Avenue Hassan II, グエリッツ, マラケシュ, モロッコ, 40000
【WiFi】利用可
【ペット】不可

リヤド シディ アヨーブ


基本情報
【住所】113/114 Derb El Arsa, Palace Sidi Ayoub Medina, メディナ, マラケシュ, モロッコ, 40000
【WiFi】利用可
【ペット】不可

ロダモン リヤド マラケシュ


基本情報
【住所】Amssafah 32 Quartier Assouel, Medina, メディナ, マラケシュ, モロッコ, 40000
【WiFi】利用可
【ペット】不可

ケッチ ブティック ホテル アンド スパ


基本情報
【住所】Avenue Mohamed VI - Zone touristique Agdal, メディナ, マラケシュ, モロッコ, 40000
【WiFi】利用可
【ペット】不可

リアッドゾーラ ホテル


基本情報
【住所】114-116 Derb El Hammam, Mouassine, メディナ, マラケシュ, モロッコ
【WiFi】利用可
【ペット】可

レ ドゥ ツアー


基本情報
【住所】Douar Abiad Palmeraie, 北部郊外, マラケシュ, モロッコ, 40000
【WiFi】利用可
【ペット】可

リアド サルミヤ デューン


基本情報
【住所】187 Rue Siljilmassa Quartier du Borj 1, プリフェクチャー デエサオウイラ エリア, エッサウィラ, モロッコ, 44000
【WiFi】利用可
【ペット】不可

ムムターズ マハル


基本情報
【住所】5, Rue Youssef El Fassi, エサウイラ市内中心部, エッサウィラ, モロッコ, 44100
【WiFi】利用可
【ペット】不可

フォーシーズンズ ホテル カサブランカ


基本情報
【住所】Anfa Place Boulevard de la Corniche, ブルゴーニュ, カサブランカ, モロッコ, 20050
【WiFi】利用可
【ペット】可

Suite Hotel Casa Diamond


基本情報
【住所】Angle Avenue Hassan II et Rue Othmane Ibn Affane, フォンシエール, カサブランカ, モロッコ, 20070
【WiFi】利用可
【ペット】不可

モロッコの年間イベント

1月

マラケシュマラソン

マラソン
マラソン

マラケシュマラソンは、旧市街から新市街にかけて走り抜ける国際的なマラソン大会で、毎年世界各国から多くの人々が参加しています。コースはハーフマラソンおよびフルマラソンの2種類があり、歴史のある世界遺産の街並みを駆け抜ける非日常的な体験は、きっと参加した人にしか分からない素晴らしさがあるはずでしょう。

2月

マラケシュビエンナーレ

ビエンナーレは、マラケシュで隔年の2〜5月まで開催されるイベントで、同市内の会場では映画や舞台などの芸術、アート、そして文学に関連する地元および国際的なアーティストを紹介しています。

3月

almond blossom festival(アーモンド花祭り)

アーモンドの花
アーモンドの花

アーモンド花祭りは、モロッコ南部に位置するTafraoute(タフロウト)地域でアーモンドの収穫を祝うために開催されているお祭りです。祭りでは、伝統的な歌やダンスが楽しめるほか、いくつかの屋台も出店し多くの地元の人で賑わいます。

この時期は開催地周辺がアーモンドの花で薄いピンク色に染まります。私たち日本人にも馴染み深いさくらの花にとても似た見た目をしているので、イベントの為のみならず花の見頃に合わせて訪れてみるのも良いでしょう。モロッコの文化を体験したい方にオススメです。

サハラマラソン

砂漠
砂漠

サハラマラソンは世界最大の砂漠である「サハラ砂漠」を野宿しながら7日間かけて約230〜250kmの距離を走破する、過酷なマラソン大会です。

このレースに参加するランナーは、大会期間である7日間を過ごすのに必要な衣食住に関わる全ての物資を自ら背負って、日中の最高気温が約40度にも達する程の過酷な環境の中を走り抜けます。

大会は毎年春に開催され、世界各国から1,300人もの参加者が集まる人気のマラソン大会です。

4月

jazz blanca(ジャザブランカ・フェスティバル)

ジャズ
ジャズ

ジャザブランカは、カサブランカで毎年2会場を設け、6日間開催されるジャズと世界の音楽祭で、ジャズ、ポップおよび世界の様々な文化との交流をはかることを目的に2006年にはじまりました。

5月

5月1日 メーデー

メーデーとは、毎年5月1日に行われる国際的な労働者の祭典を指します。

モロッコでは祝日でもありますので、旅程にメーデーが含まれる場合は一部のお店およびレストランそして公的機関が休みになるので注意しましょう。

ラマダーン(断食月)

聖典
聖典

ラマダーンとは、イスラム暦における第9月を指し断食月とも呼ばれています。期間は約1ヵ月間で、イスラム教徒は日の出から日没まで断食を行います。

そもそもイスラム暦とは預言者「ムハンマド」が聖地メッカからメディナに移住した622年を元年としてつくられた暦で、月の満ち欠けを利用した太陰暦を利用しており1年の長さは354日と、私たちが普段目にする暦よりも11日短くなっています。

そのためラマダーンが行われるイスラム暦の9月が訪れるのも毎年11日ずつ早くなっていくと考えていただければ理解しやすいと思います。

6月

6月5日 ラマダン明けの祭★

断食明け大祭は、ラマダーンの終わりを告げるお祭りで、人々は断食明けを祝ってごちそうを食べます。期間は3日間ですが、イスラム暦に従っているため、渡航前に日程を確認しておくことをオススメします。店や官公庁は休みになることが多いので注意が必要です。

Fez World Sacred Music

モロッコ北部に位置するフェズで、毎年5月または6月の1週間開催される音楽祭です。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ゴスペル、セネガルの音楽など様々なジャンルの音楽を楽しむことが可能で1994年から開催され続けている、長い歴史を持つイベントです。

7月

7月30日 国王即位の日

Asilah festival(アシラー・フェスティバル)

アシラーフェスティバルは、毎年モロッコ北部の「アシラー」という小さな港町で毎年開催されるアートイベントを指します。

この町は白壁の美しい街並みが特徴で、まるでヨーロッパのサントリーニ島やミコノス島にでも来たかのような錯覚を覚えるほど美しい建物が並んでいるのが特徴です。

祭の期間中は世界各国から多くのアーティストが集い、町の家屋の壁面にアート作品を描くことで知られています。お祭りは毎年開催されるため、町の姿は毎年変わります。

8月

犠牲祭★

イスラム教徒
イスラム教徒

犠牲祭はイスラム教徒および国民の休日を指し、毎年7〜8月の4日間行われる、イスラム教徒にとって1年に1度の最高なお祭りです。

8月21日 ムハンマド6世誕生日

ムハンマド6世は、モロッコの現国王で8月21日は国王の誕生日であり国民の休日です。国王の肖像画はモロッコで発行されている全ての紙幣の表に載っている為、訪れる場合は紙幣を確認してみてくださいね。

ムハンマド6世誕生日は、日本でいう天皇誕生日をイメージしていただけると分かりやすいでしょう。

9月

9月1日 イスラム暦新年★

ムスリム
ムスリム

ラマダーン同様、預言者「ムハンマド」が聖地メッカからメディナに移住した622年を元年としてつくられた暦「イスラム暦」に従った祝日がイスラム暦新年です。

この新年は、ムハンマドがメディナに移住した日を祝うもので、この時期にモロッコを旅行される方は、訪れる先の営業時間などが不規則に変化する可能性がありますので注意してください。

TANJAZZ(タンジャズ)

フェスイメージ
フェスイメージ

タンジャズは、モロッコ北部の港町タンジェで2000年から20年以上も開催され続いている、国際ジャズフェスティバルです。地元および国際的なミュージシャンが参加し、毎年多くの人で賑わいます。

11月

11月6日 緑の行進記念日

緑の行進は、1975年11月6日(木)に行われたモロッコの歴史上でも重要なイベントの一つです。

この日、約35万人にも及ぶモロッコ人が同国南端に位置する「タフ」を出発し、当時スペインの植民地であった西サハラの国境を越えて「この地は王様のものだ」と叫び戦略的な大規模デモンストレーションを行いました。これによりスペインは、最終的にモロッコとの係争地域であった西サハラの割譲を余儀なくされました。

モロッコの100DH紙幣にも印刷されるほど、国家にとって重要な歴史的イベントを祝う日です。

11月10日 ムハンマド生誕祭★

イスラム教の教祖として知られる預言者ムハンマドの生誕を祝う日で、通称「預言者生誕祭」とも呼ばれています。この日はモロッコだけでなく、イスラム教を国教とする多くの国々で祝日扱いとなります。

11月18日 独立記念日

モロッコ国旗
モロッコ国旗

1956年11月18日(日)にモロッコが独立したことを祝う国民の休日です。

12月

マラケシュ国際映画祭

映画祭
映画祭

マラケシュ国際映画祭は、2001年にモロッコ国王により設立された映画祭です。マラケシュという活気のある街の魅力やヨーロッパからのアクセスが良いなどといった好条件を理由に、ヨーロッパからの豪華ゲストが多数集結することで知られています。

★はイスラム暦に従っているため毎年変わります。

モロッコへの主要エリアからのアクセス・所要時間

2019年12月現在、日本ーモロッコ間の直行便は就航されていません。そのためモロッコへ向かう場合は第三国を経由してアクセスすることになりますが、主な乗り換え地として中東およびヨーロッパの国々の主要都市が挙げられます。

経由地での乗り換え時間の長さにもよりますが、乗り換え時間を含めても往路で必要とされる最短所要時間は約18時間前後、復路では約16時間前後となっています。

また、ヨーロッパからはLCCも運航されていますので、ヨーロッパ旅行のついでにモロッコへも足を延ばしたいという方には利用がオススメです。

就航している航空会社

直行便

2019年12月現在、日本からモロッコへの直行便は就航されていません。

経由・乗り継ぎ便

日本からモロッコへの乗り継ぎ便を提供している航空会社と主な経由地

  • エールフランス航空(パリ・シャルル・ド・ゴール空港経由)
  • ルフトハンザ・ドイツ航空(フランクフルト経由)
  • エミレーツ航空(ドバイ経由)
  • トルコ航空(イスタンブール・アタテュルク空港経由)

ツアーを選ぶときのTips集

何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?

初めてモロッコへ旅行に行かれる方で、サハラ砂漠を旅程に組み込みたいという方は最低でも2泊もしくは3泊滞在すれば、マラケシュの賑やかな異国情緒溢れる旧市街や、スークでの買い物およびサハラ砂漠を楽しめるほか、タジン鍋をはじめとしたモロッコ料理もいくつかのレストランで味わうことが出来るので楽しめると思います。

また、迷路のようなアラブの街並みが美しいフェズ旧市街や青の街シェウエンを訪れたいという方で、現地滞在時間に余裕が無い方は最低でも3泊は現地に滞在するのが理想です。

モロッコは見どころが大変多い国ですが、初めてモロッコを訪れる際は一通り重要な観光地を巡るためにも最低6泊以上の滞在時間は欲しいところです。

モロッコまでは飛行機でどのくらいかかりますか?

2019年12月現在、日本ーモロッコ間の直行便は就航されていません。

そのため、モロッコへ向かう場合は第三国を経由してアクセスすることになりますが、主な乗り換え地として中東およびヨーロッパの国々の主要都市挙げられます。

移動時間は経由地での乗り換え時間の長さにもよりますが、その時間を含めても往路で必要とされる最短所要時間は約18時間前後、復路では約16時間前後となっています。

また、ヨーロッパからはLCCも運航されていますので、ヨーロッパ旅行のついでにモロッコへも足を延ばしたいという方には利用をオススメします。

モロッコの気候は?訪れるのにオススメなシーズンはいつですか?

主なベストシーズンは春にあたる3〜5月と秋にあたる9〜11月で、この時期はちょうどいい過ごしやすい気温なのが特徴です。しかしながら気候が安定していて多くの観光客が訪れる反面、宿泊費用が他のシーズンと比べて高くなるのも気をつけておきたいポイントです。

モロッコは、緩やかながら日本と同様に四季が存在します。夏はマラケシュやサハラ砂漠のエリアを中心に、日中の最高気温が50度に達することもありますが、それにも関わらず特に砂漠地帯を中心に夜は冷え込み、日中との寒暖差が凄いので一枚羽織れるものを持っていると便利でしょう。

またモロッコ北東部に位置しているアトラス山脈周辺は高山地帯な為、訪れるために適したシーズンが異なります。

【地域別のハイシーズン一覧】

  • タンジェおよびフェズ=4〜6月および9〜10月頃まで
  • アトラス山脈=5〜6月
  • マラケシュ=3〜6月、10〜11月
  • サハラ砂漠=9〜11月

英語が話せないのですが、日本語が通じますか?

モロッコでは観光客が多く訪れる都市のカフェやレストランおよびレストランでは英語が通じることが多いです。しかしながら未だ、この国で最も通じる外国語はフランス語、そして次に通じる言語がスペイン語。

そのため、もしも言葉が通じない場所で買い物などをする時は電卓を使用したり工夫が必要です。

ラマダーンの時期を知るためにはどうしたらいいですか?

ラマダーンの時期はイスラムの暦に従っているため毎年異なります。一般的にはインターネットで検索すると、毎年のラマダーン開始日および終了日が表示されるので、この時期旅行するのを避けたい方はあらかじめ検索しておくことをオススメします。

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【スペインツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

【カンボジアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

アンコールワットなどの世界遺産で有名なカンボジアは、最近日本でも人気急上昇の観光地です。貴重な歴史的遺跡や、映画の舞台となった寺院や秘境もあり、歴史好きでなくとも楽しめること間違いなしの魅力的な国です。 歴史的遺跡だけではなく、実は秘境ビーチがあるところもカンボジア観光のポイント! カンボジアを旅行するならぜひ知っておきたい人気観光スポット、おすすめホテル、国内の移動手段など、旅行に役立つ情報を紹介していきます。
【カンボジアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

【上海 観光スポット紹介】定番からSNS映えまで!上海のおすすめスポット34選

お隣の国・中国の中でも経済的にすさまじい発展を遂げた大都市・上海は、その勢いを超高層ビル群が象徴しています。一方で、千年以上の歴史を持つ寺院、明・清時代の名残りを感じさせる中国建築、欧米列強が進出してきた影響を色濃く残す、19世紀末から20世紀初頭のレトロな西洋風巨大建築といった上海の歴史を物語る観光スポットがうまく混在していて、独特の雰囲気にあふれています。 観光スポットを巡りながら、ご当地グルメを堪能したり、上海ならではの体験をしたり、お土産探しをしたりと、思い思いの観光を楽しんでみましょう。 今回は、初めての上海でめぐるのにオススメの定番から穴場の観光スポット、定番のお土産やアクセス情報、観光の移動手段まで、上海の観光に役立つ情報をご紹介します。
【上海 観光スポット紹介】定番からSNS映えまで!上海のおすすめスポット34選

カナダ旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

北アメリカ大陸に属するカナダは、北は北極圏と隣接し、南はアメリカ合衆国と隣接する広大な国土をもつ国です。 トロントやバンクーバーといった経済・エンターテイメントの最先端をゆく大都市と、季節ごとにさまざまな表情を見せる大自然が共存するカナダは、いつ誰と訪れても楽しめる場所だといえます。 この記事では、定番の観光スポットや必ず食べたい絶品グルメ、そして主要都市ごとの交通手段やアクセスに関する情報まで、カナダ旅行に役立つ情報をたっぷりご紹介していきます。
カナダ旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

【マレーシア 観光スポット紹介】歴史・自然・グルメまで!マレーシアのおすすめスポット41選

東南アジア有数の近代国家でありながら、海やジャングルなどの大自然も楽しめる魅力満載の国マレーシア。ビーチでリラックス、ジャングルで自然を満喫することもでき、東洋と西洋の文化が混ざり合い異国情緒あふれた街を歩くだけで旅情が掻き立てられる国です。 そんな魅力たっぷりのマレーシアの定番から穴場観光スポットまで、41ヵ所を紹介します。歴史や文化、自然を満喫、ショッピングやグルメを楽しみたいなど、カテゴリ別にスポットを選出しました。これからマレーシア旅行を予定している人は、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
【マレーシア 観光スポット紹介】歴史・自然・グルメまで!マレーシアのおすすめスポット41選

【バンクーバーツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

『世界で最も良い国』にランクインしたカナダの最西部、ブリティッシュ・コロンビア州最大の都市がバンクーバーです。カナダの西の玄関口であり国内第3の国際都市であるにもかかわらず、街には美しい自然が溢れ、温暖な気候と治安の良さが魅力の街です。 バンクーバーは多くの見どころや必見のスポットがひしめきあっているので、旅行の日程にあわせて事前に訪れたいところをチェックしておきたいディスティネーション。ここでは、数日間の滞在でも、そのの良さを実感できる観光スポットやイベントはもちろん、街をもっと楽しむためのポイントや基本情報なども合わせてご紹介します。
【バンクーバーツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

【トロントツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

カナダ最大の都市であるトロントは広大なオンタリオ湖を眺めるハーバーフロントや、周辺の古い街並みも美しいセント・ローレンスマーケット、トロントのダウンタウンが一望できるCNタワーなど世界的に有名な観光スポットが多数あります。スポーツ観戦や美術館、ショッピングスポットやグルメスポットも充実しているほか、ナイアガラの滝へのアクセスも便利なトロントの観光情報をご紹介します。
【トロントツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

上海旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

上海は、日本からの直行便も多く、気軽に訪れることができる海外です。中国最大の経済都市として、超高層ビルなどが林立する一方、古き良き中国の歴史を感じさせる寺院や庭園などもみられます。 19世紀末から20世紀初めに、欧米や日本などのアジアに開かれた国際都市としての歴史を今も色濃く感じさせる観光スポットや町並みも多く残されていて、たくさんの魅力にあふれています。 ショッピングやグルメ、アート鑑賞、そして上海ディズニーランドまで、楽しみ方もいろいろです。上海旅行に役立つ情報を見どころや人気の観光スポット、ホテルまで、まとめてご紹介いたします。
上海旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

【ベトナム観光スポット紹介】歴史的建造物から世界遺産まで!おすすめスポット36選

フランス統治時代の建造物や、王朝時代の名残が感じられる遺跡など、ベトナムには複数の国の文化が感じられる観光スポットがたくさんあります。せっかく異国情緒溢れるベトナムに訪れるなら、そういった文化や歴史、遺産に触れられるスポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。 今回はそんな魅力たっぷりのベトナムで、おすすめの観光スポットを36箇所紹介します。定番だけでなく穴場スポットも紹介するため、少しディープな場所が気になる人は要チェックです。これからベトナム旅行を予定している人は、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
【ベトナム観光スポット紹介】歴史的建造物から世界遺産まで!おすすめスポット36選

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ホリデー編集部
ホリデー編集部からのコメント

ローマ遺跡からイスラム文化が浸透し、独特の雰囲気を持つ旧市街(メディナ)に美しいイスラム建築、鮮やかなオレンジ色が一面に広がるサハラ砂漠、そして親しみやすいヘルシーなグルメの数々。楽しみ方は多岐にわたり、何度も訪れてしまいたいほど魅力的なのが「モロッコ王国」。今回はモロッコのツアー選びのポイントや旅の見どころ、および旅を計画するために知っておきたい情報を一気に紹介しました!

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