台湾旅行は何泊がベスト?

日本各地の国際空港と台湾桃園国際空港間、羽田空港から台北市内の松山国際空港間を運行している主な航空会社は日本航空、全日空、中華航空、エバー航空で、台北を中継地点として他国籍の航空会社の他、LCC等も飛んでおり毎日複数の便が運航しています。
便数は台北ほどありませんが、台中や台南、高雄へのフライトもあります。
およその飛行時間
- 東京-台北間 片道約4時間
- 大阪-台北間 片道約3時間
- 福岡-台北間 片道約2時間半
比較的短く、また、日本と台湾には時差があり台湾の方が1時間遅いです。
お昼ごろ到着、夕刻出発のフライトを利用すれば2泊でも十分に台北を楽しめます。台北市郊外も行きたいなら2日目に日帰りで。地方の観光もご検討なら3泊~4泊の滞在がお勧めです。
現金の準備は必要?

台湾の通貨は「新台幣/ニュータイワンドル」。一般では「台湾元(圓)」や「台湾ドル」と言い、 お店等では「NT$〇〇」や「〇〇元」と表記されています。日本円との換算レートは2021年11月現在で、およそNT1≒JPY4.1。
実は台湾旅行では意外と現金を使う所がたくさん。現金は準備しておきましょう。カードも利用可能ではありますが、他国に比べ普及していないので、現金との併用をお勧めします。
台湾のカード事情について
カードはホテル、デパート、レストラン(一部不可)、ブティック、大型スーパー、台鉄・新幹線切 符購入時等で使用可能。 特にホテルではチェックインの際、デポジットが必要なほとんどの場 合でカードナンバーを記録します。
スーパー等では「カードOK」でも、一定の金額でなければ使えない所があるので要注意!台湾で使用されている主なカード会社はVISA、 Master、JCB、アメリカン・エクスプレス(AE)、ダイナーズの5社ですが、場所によってはAE、ダイナーズの使用出来ない所も!なので、VISA、Master、JCBの利用をお勧めします。
また、外国からのお客様のスマホ決済は不可。しかし、クレジットカード紐づけの「LINE Pay」が一部で利用可能です。
ここではカードが使えない!
夜市、露天・屋台のお店、一部のレストラン、食堂、かき氷店、ドリンクスタンド、小型スーパー、個人経営のお店、コンビニ(一部で)、タクシー、バス等ではカードが使えません。
現金支払いの所でも、夜市、露天、ドリンクスタンド等、消費額が小さい所では「おつりがない!」なんて事もありますので、小さな額の紙幣や小銭を準備していた方がいいですよ。
バスや地下鉄(MRT)、台鉄の乗車、コンビニ(一部を除く)では、交通系のICカード「悠遊卡(Easy Card)」の利用が便利です。
両替について
旅行客の方が両替をする際パスポートが必要。帰国の際、日本円に再両替するなら両替のレシートが必要になる場合もありますので、レシートはきちんと保管をして下さい。両替する方法は幾つかありますので、安心して両替出来る方法をご案内します。
両替で一番便利なのは空港にある銀行です。早朝、深夜に到着しても対応可能で、窓口によっては24時間営業ですので、時間を気にせず両替出来ます。
観光途中の場合は、政府指定銀行で両替。台湾全土にあり、比較的レートがいい、「台湾銀行」、「土地銀行」がお勧めです。手数料も必要ありません。
郵便局の「中華郵政(郵局)」も全土にあり両替出来ますが、指定の支店のみ可能。 台北では台湾駅1階にある窓口で手数料不要で両替できます。駅は分かりやすいですね!
銀行、郵便局の営業時間外なら、「新光三越」、「SOGO」等の大型デパートや、ご宿泊のホテル(両替サービスがある場合)で出来ますが、レートは銀行と異なり、手数料も必要です。
旅行社企画のツアーにご参加で、ショッピング店立ち寄る場合、そのお店でも両替は可能。また、両替でなく台湾の銀行のATMでクレジットカードを使ってキャッシングする方法もあります。台湾のATMは24時間営業で、コンビニの中にもATMがありますので、時間に関係なく利用することができ、タッチ画面には英語表記もあります。
台湾の物価について
台湾の物価は日本に比べると全体的に少し安いですが、外国からの輸入品(日本製品を含む)は日本より高く、贅沢品は日本と同じくらいか、もしくは高い物もあります。台北の有名ホテル内のお食事は、日本と同じくらいですね。
交通費は日本に比べると大変安く、台北ではタクシー初乗りNT$70(各都市によって異なる)、日本円では約285円。台北市内バスは区間計算になっていて、運賃は1区間NT$15、約62円。市内移動なら2区間料金でほとんどの所へ行けます。
一般の食堂、夜市での食事も大変安く、ルーロー飯ならNT$35、約145円程度。レストランは日本よりお安いですが、チップの習慣はないものの、10%のサービスチャージが必要な所がほとんどなのでご留意くださいね。
コンビニ商品、台湾製のお菓子や飲み物、ビール、ドリンクスタンドのタピオカミルクティー、マンゴー等の台湾産フルーツ等お安いので、ご滞在中に是非味わって下さい!
台北2泊3日 モデルプラン

台北へはフライトが複数あるので、お昼に到着、夕刻もしくは夜に出発するフライトの利用をお勧め。初日、最終日の午後も観光しちゃいましょう!ホテル選びも、台北駅周辺や交通に便利なMRT駅付近のホテルをお勧めです。
2泊で台北を満喫する王道コースのご紹介です!
【初日】
桃園空港:お昼到着フライトが多く、通関に1時間くらいかかります。
台北へは桃園捷運機場線や國光號バス(所要時間40~60分)が便利。
台北駅(下車駅)からはMRT、タクシーでホテルへ。
松山空港:空港の規模が小さいので、30分~40分で通関出来ます。
台北市内にある空港なので交通は便利!MRTやタクシーでホテルへ。
ホテルチェックインできたら、これからMRTやバスを利用して市内観光です!
MRT龍山寺駅
龍山寺(約60分)
まずは台北最強パワースポットで旅行安全祈願!この一帯は台北発祥の地。近くに以前港町で栄えた頃から残る建築群「剥皮寮」も一緒に観光です!
MRT、市内バス301番で龍山駅から北門駅へ (約15分)
廸化街と霞海城隍廟(約90分)
約1kmの問屋街で古い街並みが印象的。台湾雑貨や永楽布市場、リノベカフェ等が並びます!霞海城隍廟には縁結びの神様が祀られています。
MRTで大橋頭駅から剣潭駅へ(約20分)
士林夜市で食べ歩きの夕食(約90分)
台北最大の夜市。地元食から、アクセサリーまで多くのお店が並んでます!「蒸し焼きまん」、「ジャンボチキンカツ」、「フルーツジュース」等たくさんの地元食が楽しめます!
【2日目】
MRT台北101駅
台北101展望台(9:00から約90分)
台北のシンボルスポット。展望台から市内を一望。地震や強風でのビルの揺れを軽減するためのウィンドタンパーもすごい!
MRT台北101駅から東門駅(約8分)
鼎泰豐(約60分)
11:00ごろから早めの昼食。人気店で待ち時間があるのでピーク時前に、本場の小籠包に舌鼓!
永康街(約150分)
ここは台湾雑貨やティーハウス、フルーツかき氷店等がある人気のエリア。お土産探し、台湾茶体験、台湾スイーツをここで満喫。
徒歩約15分
中正紀念堂(約60分)
中華民国初代総統「蒋介石」のメモリアルホールで、青瓦と白壁の建物が印象的!1階に展示室、4階には座像があり、開放時間内の正時には衛兵交代が行われます。
MRTで中正紀念堂から中山駅へ(約10分)
中山エリア(約100分)
デパート、ブランド街、有名ホテル等が集まる所。路地にはおしゃれなカフェもあり、少し行けば台湾式シャンプー店、台湾式マッサージ店があるので、リラックス体験もできちゃいます。
青葉台湾料理レストラン
台湾に来たらやっぱり台湾料理。50年以上愛されているレストラン「青葉」で本格台湾料理の夕食。
徒歩15分
台北駅周辺
街の雰囲気が変る「夜散策」です。台北駅西側周辺には、北門、郵便局等歴史建築があり夜はライトアップされています。他にもMRT善導寺駅に近い「華山1914文化創意産業園区」やMRT松山駅に近い饒松河街夜市入口にある「松山慈祐宮」もライトアップされて綺麗です。
【3日目】
MRT雙連
雙連朝市(8:00から約30分)
MRTの駅のすぐ横にあり、現地の台所で日曜雑貨等も並んでいます。台湾朝市で地元の人体験です。
市内バス247番、内湖幹線で台泥大楼から忠烈祠へ(約15分)
忠烈祠(約30分)
9:00からの衛兵セレモニーを見学。忠烈祠はお国の為に殉難した烈士を追悼しており、正時に行われる息ぴったりの衛兵交代式が人気です。
タクシーで故宮博物院へ(約15分)
故宮博物院(約100分)
世界4大博物館の一つ。中国から運ばれてきた至宝の数々が展示されています!普段見ることのできない貴重な芸術品です。
市内バス紅30番とMRTで移動
鬍鬚張魯肉(約30分)
帰国のフライトまでお時間がある方はMRT民権西路で途中下車。台湾のソウルフード「魯肉飯」、「鶏肉飯」がおいしい「鬍鬚張魯肉」での昼食をオススメ。
ホテルに戻り荷物をピックアップ。離陸2時間前に空港へ到着するように台北出発。
台北郊外も日帰りで楽しみたい方は、2日目に行くことをお勧めいたします。
郊外のスポットは、MRTで行ける貿易港として栄えた「淡水」と温泉街「北投」や、列車とバスで行くノスタルジックな「九份」、ローカル列車と願いを込めた天燈上げ体験が人気の「十分」などがお勧めです。
地方への旅行も楽しみたい方は

2007年に台湾高鉄(新幹線)が開通、南部への移動が便利になり、台北-高雄間を最短105分で移動できるようになりました。
「台北旅行と一緒に地方にも」という方には、中南部へ行く3泊コースお勧めです。
例)
初日 お昼ごろ台北到着後、新幹線で南部高雄もしくは台南へ移動。 南部泊
2日目 南部観光の後、夕刻新幹線にて台中へ。 台中泊
3日目 台中観光の後、夕刻新幹線にて台北へ。 台北泊
4日目 午前中台北観光、午後帰国。
各1泊の欲張りコースは、主要都市を一度に回れます。行きたい所に2泊してじっくり観光されるのもいいですね!
さらに、日月潭(台湾の中央)にも行きたい!という方は4泊にすることをお勧め。台中から日月潭行きバスは出ていますが、本数が少ないのと日月潭の交通は不便ですので、レンタカー利用やタクシーチャーターされることをお勧めします。