シドニー旅行は何泊がベスト?
初めてのシドニー旅行であれば3泊5日以上をおすすめします。全日空、またはカンタス航空の羽田ーシドニー便を利用すれば、往路は羽田を深夜発、復路は早朝に羽田着なので、少々弾丸ではありますが、週末を絡めて1日お休みを取るだけでじっくりシドニー旅行が楽しめます。
全日空/ANAまたはカンタス航空
(往路)羽田発 22:00頃 → シドニー着 翌9:30頃
(復路)シドニー発 21:30頃 → 羽田着 翌5:00頃
(日本航空/JAL便の復路は、朝にシドニーを発ち、夜に羽田(成田)に着くので、最終日は観光にほとんど使えません)
フライト時間:9時間30分
空港からシティ中心までの移動時間
- タクシーで約20分($40〜50程度)。
Uber利用も可能ですが、乗り入れ可能な場所がターミナルから離れているのでお勧めしません。空港に向かう際は出発ゲートまで乗り入れできるので、Uber利用がタクシーより若干リーズナブル($30程度)です。 - 電車(エアポートリンク)で30分($17.69〜18.79/時間帯による)。
バスは乗り換えが必要なので、お勧めしません。
現金の準備
1〜3万円程度で十分。シドニーでの支払いはクレジットカードが主流。カフェやレストランをはじめ、スーパーやファーマーズマーケットに至るまで、基本的にどんな場所でもカード決済が可能です。特にコロナ禍以降はカード払いしか受け付けていないお店も増えています。
郊外の食堂や小さな商店、食べ物系の屋台などの中には稀に「現金のみ」のお店もあるので、軽い食事やチップにも使える小銭程度の現金があれば安心でしょう。
(日常生活で現金を使うことはほとんどないので、体感的には1万円でも十分過ぎるくらいだと考えます。)
ちなみに電車やバス、フェリーなどの公共交通機関は交通系ICカード「Opal Card(オパールカード)」で乗り降りしますが、非接触型クレジットカードでも乗り降り可能なのであるとかなり便利です。
3泊5日モデルプラン、コース
【1日目】
- 深夜 日本・羽田発(全日空、またはカンタス航空)
【2日目】
<午前>
- 朝 シドニー(キングスフォード・スミス)空港着
- サーキュラーキーにあるホテル@シャングリラ・シドニーに移動
チェックインしたら荷物を預け、フェリーに乗ってキリビリへ
- ブランチ:海の上のカフェでブランチ@セルシウス・コーヒー
キリビリのフェリー乗り場すぐ脇にある、海の上のカフェ。ロケーションはもちろん、フォトジェニックなフードや美味しいコーヒーも大人気。
- キリビリからミルソンズ・ポイントまでお散歩
カフェを出たらキリビリの住宅街を散策し、建物の間からオペラハウスを垣間見ながら海沿いの遊歩道へ。対岸のシティを眺めながら「ミルソンズ・ポイント」のフェリー乗り場までお散歩しましょう。
- ミルソンズ・ポイントからフェリーに乗ってサーキュラーキーへ
フェリー乗り場からF4フェリーに乗り、サーキュラーキーに戻ります。 体力に余裕があればハーバーブリッジを徒歩で渡るのもオススメです(サーキュラーキーまで約40分)。
- 世界遺産の館内を見学@シドニー・オペラハウス
サーキュラーキーからオペラハウスへ。日本語ツアーに参加して、館内を巡りながら建物の歴史を感じましょう(ツアーはネットで予約可能)。
<午後>
- 昼食:ルーフトップにあるカフェ@MCAカフェでランチ
オーストラリア現代美術館の最上階にあるカフェへ。天気が良ければシドニー湾が見渡せる絶景のテラス席でのランチがおすすめ。美術館併設のカフェながら、アルコール類も充実しています。
- 美術鑑賞@オーストラリア現代美術館(MCA)
ランチ後はオーストラリア現代美術館で現代アートを鑑賞。常設展であれば無料で楽しめます。
- サーキュラーキー〜ロックス散策
海の街らしさを感じるシドニー湾周辺のエリアを散策。オペラハウスやハーバーブリッジなどシドニーらしいスポットが目白押しです。石畳や砂岩の建物が並ぶロックスではショッピングも楽しめます。
- 休憩:疲れた体に甘いケーキ@ルネッサンス・パティスリー
ロックスの人気ベーカリー&カフェで、パリパリの皮が香ばしいパイやペイストリー、繊細なケーキで休憩しましょう。建物内の中庭席が、雰囲気があっておすすめです。
- 美しいサンセットを眺める@オブザーバトリー・ヒルパーク
@アーガイルカットを通って坂道を上がり、丘の上にある「シドニー天文台」脇の公園へ。270°のシドニー湾の大パノラマが楽しめるスポットで、芝生の上に座りながら美しい夕日を眺めます。
- 夕食:ハーバーの夜景を見ながらカクテル@ヘンリー・ディーン
ロックスの高台にあるパブの最上階にあるレストラン&バーは、築100年以上の建物をリノベしたクラシカルな中にもモダンな雰囲気の空間。美味しい食べ物とオリジナルカクテルを飲みながら美しい夜景を眺めて、1日目の夜を締めくくりましょう。
- ホテルへチェックイン
バーからホテルまでは歩いて10分程度。比較的治安の良いシドニーですが、夜遅い場合はタクシーやUberを利用しましょう。
【3日目】
<午前>
*マーケットのある土曜日想定
- ホテル 出発
- 朝食:世界一の朝食@ビルズ・ダーリングハースト本店
「世界一の朝食」として日本でもお馴染みのbillsは、ここダーリングハースト店が本店。セレブもお忍びで訪れるという本店で、シドニー発祥の本場のリコッタホットケーキやスクランブルエッグで朝を迎えます。
- 人気マーケットでショッピング@パディントンマーケット
毎週末シドニー各地で行われるマーケットの中でも最大規模。billsからはバスで15分程度、徒歩でも20分程度です。アーティストの街・パディントンらしい新進デザイナーや若手アーティストの小物が揃います。
<午後>
- 昼食:マーケット内の多国籍な屋台でランチ
マーケットの醍醐味でもある屋台フード。多文化な街・シドニーらしく多国籍な屋台の中から好きなものをピックアップして、生バンドの演奏も行われる賑やかな雰囲気の中ランチを楽しみましょう。
- パディントン散策
マーケット周辺のオックスフォード・ストリートやウィリアム・ストリート沿いはアパレルや雑貨などおしゃれな店が並ぶショッピング通り。路地裏にも小さなショップが点在しているので、可愛い街並みを眺めながら散策しましょう。
- 北欧風カフェで休憩@フンキス・シャーケット
テラスハウスを改装した、スカンジナビアンなライフスタイルショップとカフェ。大通り沿いにもかかわらず、喧騒から離れた居心地のいいカフェは休憩スポットにぴったり。適度にシックな中にも温かみのあるセンスのいいインテリアも必見です。
- フォトジェニックな公園@パディントン・レザボア・ガーデンズ
元貯水池だった場所をリノベした公園は、石や鉄、木や緑など様々な素材が使われたラピュタの様な世界観。ウェディングやファッションフォトの撮影も行われるフォトジェニックな空間で、写真撮影してみては?
- 夕食:夕日を眺めながら乾杯@オペラバー
オペラハウスの麓にあるオープンエアのバー。開放的な雰囲気の中でのランチはもちろん、生バンドの演奏も入るムーディな雰囲気の中で楽しむサンセットは、1日の締めくくりにはぴったりです。
- ホテルへ
いよいよ明日は最終日。夜のフライトまで精力的に動くので、ゆっくり休んで体力を温存させましょう。
【4日目】
<午前>
- ホテルチェックアウト
ホテルをチェックアウトしたら荷物を預け、バスに乗ってボンダイビーチへ。(333番のバスに乗れば30分程度で到着) タクシーやUberを使えば15〜20分程度です。
- 朝食:インスタ映えカフェでブランチ@スピードス・カフェ
シドニー有数のインスタ映えカフェで海を眺めながら朝食を。カラフルなプレゼンテーションが美しいフードは見ているだけで元気が出ます。ボンダイビーチを見渡す席に座り、海風を感じながら最終日がスタートです。
- ボンダイビーチ周辺を散策
ビーチ沿いに並ぶカラフルなウォールアートを眺めながらお散歩したり、コーヒーをテイクアウェイしてビーチでのんびりしましょう。ビーチ中央にある@ボンダイ・パビリオンにはシャワー&ロッカーもあるので、サーフィンのメッカであるボンダイビーチで泳ぐのもいいですね。
- ボンダイの街でショッピング
「ボンダイらしさ」と言われる程、カルチャーとして確立しているボンダイスタイル。様々なボンダイ生まれのブランドも多く、ここでしか買えない商品は自分へのお土産にも。日曜日であればマーケットも行われています。
<午後>
- 昼食:アイコニックなプールのある@ボンダイ・アイスバーグス・クラブ
豪快な波が打ち寄せるプール「アイスバーグス」はボンダイで外せないアイコニックな存在。そんなプールとビーチが見渡せる眺望抜群のレストランで、シーフードをつまみながら冷たいワインで贅沢ランチを。
- シティに戻りCBD周辺でショッピング
バスでシティに戻り、美しいショッピングアーケードの「QVB」や「ストランド・アーケード」、ショッピングモールの「ウェスト・フィールド」などを中心に、締めのお土産ショッピング。
- 休憩:映画のセットの様なカフェ@グラウンズ・オブ・ザ・シティ
映画のような世界観の素敵なインテリアのカフェで休憩。15時過ぎには閉まってしまうシドニーのカフェには珍しく、17時まで(金土曜は21時まで)オープンしています。美味しいケーキはもちろん、凍らせたエスプレッソにミルクを注ぐ「アイスコーヒー」を是非試してみて。
- スーパーやドラッグストアでばらまき土産をゲット
タウンホール周辺は、大型スーパー「ウールワース」やドラッグストアの「プライスライン」や「ケミストウェアハウス」が。定番お菓子のティムタムやニキビや肌荒れにいいと人気の「ポーポー軟膏」など、「ばらまき土産」を購入するならこのエリアです。
- 18:00頃 ホテルへ
ホテルのあるサーキュラーキーまではライトレールで10分。買い物を済ませたらホテルに戻って荷物を受け取り、電車またはタクシー(Uber)で空港へ向かいます。
- 21:30頃 シドニー(キングスフォード・スミス)空港 発
出発の2時間前までには空港に到着しましょう。シドニー空港は税関内外にフードコートやレストラン、ショップが充実しているのでお買い物をしたり、シドニーならではのコーヒーを最後に楽しんだり、ご飯を食べながらゆったりとした時間が過ごせます。
【5日目】
- 早朝 日本・羽田 着
お疲れさまでした!東京に到着するのはかなり早めの朝の5時頃。機内ではゆっくり休みましょう。体力が回復すれば、そのまま出勤なんてことも可能です。
少し足を伸ばして楽しみたい方
もう1日日程が取れるようであれば、シドニー郊外にあるワイン銘醸地「ハンターバレー」のワイナリー巡りはいかがでしょうか?
<午前>
- ホテル 出発
ハンターバレーへは車で約2時間30分。レンタカーを借りる他、ドライバーをチャーターするか、ツアーに参加するのもオススメです。
- スパークリングワインで有名な@ピーターソンハウス
ハンター唯一のスパークリングワイン専門のワイナリー。オーストラリア発祥と言われる赤ワイン「シラーズ」を使ったスパークリングは是非ここで試してみましょう。
<午後>
- 昼食:ワインリー併設のレストラン@キュヴェ
ピーターソンハウス併設の葡萄畑を見下ろすレストラン。メニューにはワイナリーのワインがペアリングされているので、「飲みたいワインに合わせて食事を決める」ということも。
- 大手オーガニックワイナリー@タンバレイン
オーストラリア最大規模のオーガニック・ワイナリー。オーガニックなだけでなく、動物由来の製品を使わないヴィーガン仕様のワインは、数々の歴も受賞しています。
- プロヴァンスな雰囲気のブティックワイナリー@クリンクル・ウッド
ハンターの中心街から少し離れたエリアにある小規模なバイオダイナミック・ワイナリー。ハンターの他のワインに比べて冷涼な気候のため、スッキリしたエレガントなワインが特徴。プロヴァンス風な建物や敷地全体の雰囲気も可愛らしいです。
- オーガニックワイナリーの老舗@マコーリーデール
ハンターバレー初のバイオダイナミック認定を受けた、オーガニックの先駆者的なワイナリー。オーナーの子供達の名前を冠したワインや、濃厚で香り高い貴腐(きふ)ワインがおすすめ。
- 湾岸沿いのグルメ街@ストリート・オブ・バランガルー
シドニーの湾岸エリア「バランガルー」にあるハーバー沿いのグルメストリート。海を眺める遊歩道沿いに、シーフードレストランからスパニッシュバル、アジアンフードにインド料理など人気店が軒を連ねています。
- ホテルへ
治安の良いシドニーですが、ホテルへは徒歩よりもタクシー(Uber)がおすすめ。10分も掛かりません。
まとめ
「世界三大美港」と言われ、入り組んだ海岸線を持る海の街・シドニーは、高層ビルが立ち並ぶシティからは徒歩圏内にハーバー、車を走らせれば美しいビーチにすぐ辿り着けます。
ワイナリーの街「ハンターバレー」や世界遺産の岩山「ブルー・マウンテンズ」に少し足を延ばしてもいいですし、多民文化な国ならではのバラエティ豊かなグルメも満載。都市と自然、両方の魅力を満喫できる、唯一無二の旅先です。