上海は何泊何日がオススメ?
中国最大の国際都市上海、超高層ビルの写真や映像を見たことある人は多いと思いますが、どんなイメージでしょうか。きらびやかな夜景から歴史的建築・お洒落なレストランなどがあり、実は女子旅オススメスポットが満載です。
2泊3日モデルコース
【1日目】
11:30 上海到着
12:00 リニアモーターカーで市内へ移動
13:00 浦東(プードン)エリアを散策
東方明珠旋転餐厅でランチ
14:00 東方明珠電視塔からの眺望を楽しむ
15:30 グランドハイアット上海でお茶
18:30 外灘(ワイタン)で夜景鑑賞
19:00 上海国金中心商場で夕食
上海から東京まで約3時間。羽田空港を朝9:30頃出発して上海浦東国際空港へ11:30頃到着する便や、価格を重視するなら成田空港を9:00頃出発して11:30頃上海へ到着する便がオススメです。
上海浦東国際空港から市内への移動には、エアポートバスやタクシー、地下鉄などがありますが、ぜひともオススメなのが「マグレブ」と言われるリニアモーターカーです。まだ日本でも体験できないリニアに是非乗ってみて下さい。バスや電車だと1時間ほどかかるところを、なんと8分程で市内で行けます!
時間帯によっては最高時速430kmになります。日本の新幹線が250kmなので、比べるとその速さがわかるかと思います。あっという間の乗車時間なので景色を堪能しているとすぐ駅に到着しますよ!
リニアモーターカーと地下鉄を乗り継いてまず向かいたいのは「浦東(プードン)エリア」と言われる場所。上海有数の開発エリアで超高層ビルが所狭しと立ち並びます。高層ビルの上層階はホテルなっていることも多く、高級ホテルが多いエリアです。
まず初めに紹介するのは、丸い展望フロアが特徴的な「東方明珠塔(東方テレビタワー)」です。こちらの建物では展望台で、上海の街並みを一望できるだけではなく、床が360°回転するレストランです。景色を見ながら食事を楽しめるのでとてもおすすめです。
「上海国金中心商場」「グランドハイアット上海」など、どのビルも高いだけでなく形が特徴的。各タワーには展望フロアがあるので上海の街並みを一望したいなら是非行ってみて下さい。上海国金中心商場は多国籍なレストランが沢山入っているので、迷った方はこちらでお食事するのも良いですよ。また、グランドハイアット上海は中国式のアフタヌーンティーを頂けるので、とてもおすすめです。
【2日目】
10:30 上海水族館
13:30 グリーンマッサージで脚の疲れを取る
15:00 上海環球金融中心で買い物&ランチ
16:00 浜江大道を散歩
18:00 浦東エリアを散策&夕食
21:00 黄浦江遊覧で夜景鑑賞
2日目は、世界最大級規模の水族館である、「上海水族館」をオススメします。上海海洋水族館は総投資費5000万ドル、総建設面積20500平方メートルの世界最大級の水族館です。中国とシンガポールの企業が共同で建設し、2002年2月にオープンしました。
建物は地上3階地下2階で、世界を9つのゾーンに分け300種類、約1万匹の世界中の水中生物を展示しています。中でも中国長江流域の水を使用し、絶滅の危機に瀕している天然記念物の生物を展示している3階の「中国ゾーン」は、世界でここでしか見られない貴重なものです。
水族館で歩き疲れた後は、在住外国人の間で知名度No.1の高級マッサージ店である、グリーンマッサージがオススメです。マッサージの質だけでなく、モダンチャイニーズの装飾を施したインテリア空間が全体の雰囲気を盛り上げてくれます。お値段もとてもお手頃なので、時間がある人は立ち寄ってみてくださいね。
日が暮れたてきたら、浜江大道で散歩するのも良いですよ!上海の定番デートスポットで、晴れている日は夕陽がとても綺麗です。街灯がつき始める夕暮れ時は、午前中とはイメージが変わりロマンティックな雰囲気になります。レストランやカフェなども立ち並び、上海屈指のデートスポットとして多くのカップルでにぎわいます。
夕食後には外灘・嘴角エリアを一望できる、「黄浦江遊覧」がおすすめです。その名のとおり、黄浦江遊覧船クルーズは黄浦江という川を遊覧船で巡ります。時間にして1時間弱。いったん北上し、途中でUターンして折り返すので場所移動しなくてもすべての夜景を見ることができます。
黄浦江を挟んで東側が東方明珠塔(写真中央)のある浦東エリア。レーザー光線はごくわずかで、ビル自体に模様が浮きあがったり、「I LOVE SH」などの文字が表示されたりします。真っ暗な空ときらびやかなビルのコントラストがとても美しく、上海の夜景を思う存分楽しめますよ。
【3日目】
10:30 豫園
11:30 緑波廊酒楼でランチ
13:00 豫園商城で買い物&散策
14:00 湖心亭で一休み
15:30 南翔饅頭店で点心を頂く
18:00 浦東空港着
「豫園」の周辺は「豫園商城」と言うグルメとショッピングを楽しめるエリアになっています。観光地ではありますが、赤壁と黒瓦の建物が密集していて思わずタイムスリップしたような気分も味わえます。伝統的な上海土産からプチプラお土産まで、多くのお店が並ぶので見て歩くだけでも楽しい場所です。
ランチには風格と格式がある、「緑波廊酒楼」がおすすめです。クリントン元大統領など世界の要人も訪れた名店で、伝統上海料理から高級食材を使った料理が頂けます。
豫園を散策した後は、「湖心亭」と呼ばれる荷花池の茶館でのんびり過ごすのも良いですよ。豫園入口近くにある荷花池に浮かぶように建つ茶館なのですが、清朝時代をしのばせる優雅な時間が流れています。釘を一本も使っていない建物としても有名なこの湖心亭。
豫園の建築物の一環として建てられたのですが、1784年に豪商の集会所として使われたのを経て、1855年に上海最古の茶楼としてオープンしました。
湖心亭の「お茶受け」ですが、小豆抹茶アイスクリーム(50元)、中国ちまき(10個30元)、五香豆(10元)など、ついつい手が伸びそうなものばかり。また、美容に目がない方は「美容養生茶」から桂花龍井(58元)がおすすめです。
「豫園商城」の名物と言えば「南翔饅頭店」の小籠包が有名ですが、ここへ来たらオススメしたいのが同じ南翔饅頭店の「カニ味噌入り巨大湯包」です。肉まんと小籠包が合わさったようなこちらの湯包(タンバオ)にはストローが刺さっていて中のカニ味噌スープを飲むんです。とても不思議な光景ですがB級グルメとは思えないスープの美味しさには驚くかも知れません。
現金の準備について
上海はキャッシュレス決済が主流です。中国のQR決済アプリがない状態で観光できるのか不安もあると思いますが、上海に限っては現金とクレジットカードだけでも十分支払いは可能です。日本円から中国元に換金するのなら空港が1番オススメ。次に現地の銀行やホテルがレートが比較的良いと思います。
上海付近の地方旅行も楽しみたい方
高速鉄道に乗って行ける、蘇州・杭州のプランもオススメです。
蘇州
上海まで来たなら足をのばして見ておきたいのが、人気の蘇州&水郷西塘の夜景です。また、世界遺産の蘇州の古典園林や蘇州ラーメンも有名です。そして老舗レストランの「得月楼」「松鶴楼」「江南首席」もあります。時間がある方は是非訪れてみて下さい。
杭州
上海から高速鉄道列車で片道45時間の世界遺産への旅がおすすめです。中国では「上有天堂、下有蘇杭(天に極楽があり、地には蘇州杭州がある)」と言われるほど美しい観光名所として知られています。
「雷峰夕照」で西湖を一望し、「三潭印月」では中国らしい風景を楽しむことができます。湖は時間帯や角度によってさまざまな表情を見ることができ、夕暮れどきが特におすすめです。 泊まりで行けば夜景も楽しめますよ。
まとめ
上海は目まぐるしく進化を続ける面白い都市です。上記以外のスポットの他に、インスタ映えスポットとしては武康路の武康大楼(ノルマンディー・アパート)が再注目されたり、2018年にオープンしたコロンビア・サークルなどが新スポットとして人気があります。上海へ旅行する前はSNSなどで、まだあまり知られていない最新スポットを探すと楽しい旅になるかもしれません。