一番過ごしやすいのは秋!
台湾は、日本のようにはっきりとはしていませんが四季があり、旅行のベストシーズンは過ごしやすくなる秋(10月~11月)です。台湾には北回帰線(北緯23度)が通過しており、それを境に北は亜熱帯に、南は熱帯モンスーンに属し1年中温暖です。湿度は島国という事もありやや高めです。
春(3月~5月)は北部台湾では晴天日の気温はそこまで高くなく過ごしやすいですが、雨天日または雨の降りやすい日が続きます。
夏(6月~9月)は晴天日の気温が30度以上、7、8月は最高38度前後になる日のあるので、観光の際は熱中症対策で水分補給を!また、午後には突然スコールが降るときもありますので、雨具のご準備もお忘れないよう!
そして、台風の季節でもありますので注意が必要です。台風の予想進路により、フライトの離陸時間が大きくずれたり、欠航する場合もあります。
秋(10月~11月)は日差しが柔らかくなります。雨天日も北部は少なくなり、南部はほどんどありません。朝晩もすずしくなり、大変過ごしやすくなります。
冬(12月~2月)は、どんよりとした曇りや雨の日が多く、寒波が来ると北部では最低気温が10度以下になる場合もあるので、厚手の上着などが必要になる場合もあります。
もう1点、台湾には暖房のあるところが少なく、レストランやショップは冬でも冷房を付けているところが多いです。特に夏の冷房は大変強いので、薄手のジャケット等を準備されることをおすすめいたします。
航空券が安いの時期はいつ?
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆期間、シルバーウィーク、旧正月期間中、他連休の航空券は高くなります。
日本から台湾へはLCC等も飛んでおり、フライト数は比較的多く、新年度が始まった4月初め~6月や、年末に近い11月~12月初旬は比較的安くなる傾向にありますが、出発日が週末にかかったり、朝便出発、夜便戻りなどの条件により費用は高くなります。また、早期割引のチケットや、平日のご旅行の場合は比較的お安くなります。
近年では、日本からの台湾への修学旅行の団体が9月~11月に多く、この期間は予約がしにくく料金も少し高くなる場合もあります。
目的別のベストシーズン
台湾の旬のフルーツを楽しむ
台湾と言えばフルーツ。日本ではあまり食べる事の出来ない旬の南国フルーツを、是非台湾で味わってみては!街の果物屋さんにパインやスイカなどカットして販売しているところもあります。マンゴー、バナナ等は量り売りですので、少量でも購入することができます。
夜市等、海外からの観光客が多い所のカットフルーツは少々お高めな所もあります。ライチや蓮霧(レンブ)、グアバ等、茎とつながっていた部分には虫がいないか注意してくださいね。
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パイナップル 1年中、旬は4月~8月
パイナップルは台湾語で「旺莱(オンライ)」といい、縁起物とされているフルーツです。財運、子孫繁栄など、何事にも隆盛を極めるような、意味が込められています。完熟パインは大変甘く、酸味も少ないので食べやすいです。 -
台湾バナナ 1年中、旬は5月~8月
産地としては南投県が有名で、形は少し短めで丸っこい物から大きめのものまで種類も色々あります。1口食べれば、その甘さがたまりません。少し割高ですが、コンビニに1本、2本売りのバナナがあります。 -
マンゴー 5月~9月
台湾を代表するフルーツで有名なのは台南産の赤くて大きな愛文マンゴー。もう一つは緑色で小さな土マンゴーという少し酸味のあるものもあります。フルーツかき氷やさんのマンゴーアイスもお勧めです。 -
ライチ 6月~7月
台湾を代表するフルーツで、楊貴妃が愛したフルーツとしても有名。中でもドラゴンライチ(玉荷包)は甘くて、とってもジューシー。 -
スイカ 1年中、旬は6~9月
台湾のスイカはとても大きく楕円形をしています。そして、本当に甘い!!暑い日には水分補給でついつい。。夜市やドリンクスタンドにはスイカジュースがあります! -
ドラゴンフルーツ 6月~10月
果肉が白のものと、赤のものがあります。味は、意外にさっぱりしています。ドリンクスタンドにドラゴンフルーツを使った物もあります。 -
パッションフルーツ 7月~8月
真ん中を半分に切り、スプーンですくい生で食べますが、ハンドシェイクドリンクでは、果肉と種部分を緑茶などに混ぜた飲み物もあり、その甘酸っぱさが癖になります。 -
パパイヤ 1年中、旬は7月~10月
台湾ではパパイヤに牛乳を入れて飲む「パパイヤ牛乳」というドリンクが有名です。もちろんカットして食べられていますよ、ほのかな甘さが口に広がります。 -
釈迦(頭) 8月~3月
台東産が有名。販売しているのは少し硬めなので、何日かおいて完熟させ、一粒一粒
つまんでいただきます。完熟が進むと崩れやすいのでご注意を!お味はクリーミーです。 -
蓮霧 12月~4月
一口目の口当たりは梨のようにサックサックで、中の方はスポンジのようにスカスカに。甘さも丁度良く、食べやすい大きさ。下の割れている部分は食べずに残してくださいね。 -
グアバ 1年中
台湾では生でも食べられていて、くし形に切りにし種の部分を取って食べます。少し固めで歯ごたえがあり、噛めば噛むほど甘くなります。また、台湾のグアバは中がピンクのものもありますが白い物の方が多いんですよ。
台湾の主なイベント
カウントダウンイベント 各地12/31夜
毎年12月31日の夜は、台湾各地で年越しのイベントが行われます。なかでも有名なのは台北市市政府広場で行われるカウントダウンイベントで、台北101ビルからの花火は、現在は台湾を代表するイベントになっています。
台北はもう1ヵ所、美麗華百樂園(ミラマーエンターテイメントパーク)の花火イベントがあります。
台北の他にも、南部では高雄義大遊樂世界(EdaThemePark)の花火も大変有名。年末イベントが行われる場所周辺では、当日午後から交通規制が行われますのでご留意ください。
台北年貨街 旧正月大晦日(除夕)以前の約2週間
新年を迎えるために、春聯や紅包(中華ポチ袋)、食料品、お菓子等の販売が行われる期間で、旧正月前の賑わいを感じます。台北では迪化街が有名で、店舗の軒先には提灯がぶら下げられ多くの人がここを訪れ新年の準備を行います。
平溪天燈節 旧暦1月15日
台湾の北を代表する元宵節イベント。 元宵節の夜に平溪國中、十分広場などで行われ、参加者が一斉に飛ばす天燈が大変幻想的で、世界14大イベントに選ばれたほど。
開催当日、列車平渓線周辺は交通規制が行われ、規制時間帯は許可のない車は入れません。指定場所よりバスに乗り換えて、もしは平渓線の列車にて会場へ行きます。
鹽水烽炮 旧暦1月15日
台湾の南を代表する元宵節イベント。台南北部の鹽水というところで行われる、爆竹のお祭りです。お祭り当日は、地面に大量の爆竹が置かれ、ロケット花火が大量に差し込まれた移動式の板などがセッティングされ、参加者は素肌が出ないよう、ジャケットを着てフルフェイスメットで安全防備をしている人も。。。疫病払いがこのお祭りの由来。
台湾燈会(台湾ランタンフェスティバル) 旧暦1月15日より約2週間
台湾交通部観光局が主催しているランタンフェスティバル。開催地は毎年異なり、2022年は高雄、2023年は台北の予定。規模も大きく、干支の形をしたものや、開催地特有の色々なランタンが光を放ちながら並んでいます。
周辺は交通整備が行われています。また、会場が広いのでおトイレの場所は先に確認されることをおすすめします。
市や県で行われているランタンフェスティバルも行われているので、この期間に台湾に来ればフェスティバルを見ることができますよ。
その他
陽明山花季フラワーフェスティバル 毎年3月
福隆国際サンドアートフェスティバル 毎年夏~秋
日月潭花火音楽フェスティバル 毎年秋 約2週間 など
デパートの年に1度の感謝セール
日系デパート、地元のデパートの年に1度の感謝セールが9月~12月に行われます。
- 台北中山エリア 新光三越 南西店 10月に10日間 全館20%引き等
- 新光三越 台北駅前店 11月下旬約2週間 指定商品大幅割引等
- 台北東区エリア 統一時代 10月に10日間 NT3000以上購入金額の1割商品券等
台北のみならず、桃園、新竹、台中、嘉義、台南、高雄等でも秋にセールが行われています。
この時期は避けたほうがいいかも!
旧正月及び前後の期間
旧正月期間中は、台北市内のお店はお休みとなり、里帰りなどで街を歩き人もすくなく活気が無くなります。 また、有名な中華レストランは旧正月期間はお休みとなり、それ前後は、忘年会や新年会などでテーブル料理の予約が多く、少人数の場合割高になる場合も。
また、旧正月中はタクシーも拾いにくいですし、運賃も割り増し料金となります。台北以外の地方は、ホテルも取りにくく高くなり、観光地も混雑しています。
国慶節 10月10日
台湾の連休、清明節、端午節、中秋節等も、連休の為混雑いたしますが、国慶節は混雑する他、国慶節の式典が総統府付近で行われるため、9月末からリハーサルが行われる日は、周辺の交通規制が行われます。式典当日の規制範囲は広いので、目的地に行くのに遠回りをしなければならない場合も。
また、付近には警察官や憲兵がたくさんいて、知らずに規制エリアに近づいてしまうと注意されてしまうこともあります。
まとめ
気候的に一番過ごしやすいのは秋。台湾フルーツを満喫したい方は、5月~7月に!夏なら、日傘兼用の雨具のと薄手の上着の携帯と水分補給をお忘れなく!!旧暦のお正月の雰囲気を味わいたい方は、旧暦大晦日の14〜 7日前をおすすめします。