名古屋ってどんなところ?
愛知県西部に位置し、日本三大都市にも数えられる名古屋。関東・関西からのアクセスも抜群、観光スポットも豊富で、名古屋を訪れる訪日外国人も年々増えています。
「尾張名古屋は城でもつ」という言葉の通り、名古屋は江戸時代は尾張徳川家のお膝元として栄え、その後も東海地方の中心として発展してきました。市内に残る名古屋城や徳川園では、その歴史を感じることができます。
数多くの観光スポットを持つ名古屋ですが、各スポットへは地下鉄やバスでアクセス可能。距離も離れていないので、短い時間でも存分に観光を楽しめる街です。
名古屋旅行の見どころ
まずは外せないスポット 名古屋城で『金の鯱(しゃちほこ)』を見る
日本100名城のひとつに登録され、国の特別史跡にも指定されている名古屋城。1609年に徳川家康が天下統一の最後の布石として建立したお城で、天守閣にそびえる金の鯱(しゃちほこ)は、名古屋城だけでなく名古屋の象徴的な存在となっています。
現在耐震強化工事のため、名古屋城天守閣は補修工事のため2018年5月7日(月)より閉館となっています。
名古屋城の歴史は、決して順調なものではなく、本丸御殿は第二次世界大戦の空襲で焼失しました。2009年1月より開始された復元工事は、現在すでに完了し内部を観覧することができます。復元された本丸御殿の壁に描かれた狩野派の障壁画も一見の価値ありです。
名古屋城へ行ったら、2018年にオープンしたばかりの新スポット「金シャチ横丁」にも立ち寄ってみましょう。ひつまぶしや味噌カツ、あんかけスパなどの有名な名古屋グルメのお店が軒を連ね、何を食べようか迷うこと必至のグルメスポットです。和風スイーツが楽しめるカフェもあるので、ちょっと休憩にもぴったりです。
子供も大人も一日楽しめるテーマパーク3選
名古屋市内には、子供から大人まで楽しめるテーマパークがいくつもあります。その中でも特に人気を集めているのが、
- 東山動植物園
- 名古屋港水族館
- レゴランド・ジャパン
です。
「東山動植物園」は飼育種類数が約500種類と、その数は日本一を誇り、敷地面積も日本最大級の大型テーマパークです。園内は、朝から夕方まで丸一日かけても、すべての動物を観て回ることができないほど広いので、開園からゆっくり時間をかけて見て回るのがおすすめです。
東山動物園の人気者イケメンゴリラ「シャバーニ」をはじめ、絶滅危惧動物のツシマヤマネコ、珍種のユキヒョウ、かわいらしいフェネックなどは見逃せません。
「名古屋港水族館」は名古屋港に隣接しており、国内最大級の水族館です。シャチとベルーガの展示が有名ですが、ペンギンやイルカが間近で見られる水槽も人気です。名古屋港にはそのほかにもたくさんの観光スポットがあるので、まとめて効率よく見て回るのがおすすめです。
2017年4月のオープン以降、名古屋の新たな観光スポットとなっている「レゴランド・ジャパン」も幅広い世代に人気の施設です。こちらには、40以上のアトラクションが設けられ、たくさんの乗り物を楽しんだり、レゴブロックで作られた大きなオブジェに触れたりと、レゴの世界に入り込んだような気分になれます。
子どもはもちろん、大人も童心に帰ってワクワクすること間違いなしです。家族みんなで1日中思いきり楽しめるレゴランド・ジャパンも名古屋では外せないスポットです。
楽しい街歩き 大須観音と商店街
大須商店街は、地下鉄の2つの駅を間をまたぐ、大きな商店街です。4つの通りに囲まれたエリア内に、伝統工芸品からファッション小物、食品や名古屋グルメを楽しめるレストランまで、約1,200軒のお店が軒を連ねています。
ここは、観光客だけでなく地元住民にも生活にも欠かせない場所となっているので、名古屋の街の雰囲気を肌で感じることができます。
商店街内には、和菓子の実演販売やテイクアウトができるお店がたくさんあります。「大須=食べ歩きの街」というイメージも定着してきていることもあって、数多くの食べ歩きグルメを楽しむことができます。
特におすすめなのが、「納屋橋まんじゅう」の「揚げまん棒」で、納屋橋まんじゅうをドーナツ生地で包んであげたオリジナルスイーツ。揚げたて熱々を頬張りながら、商店街内の大須観音をお参りするのが、大須エリア観光の王道です。
B級グルメの宝庫?!名古屋メシを堪能
名古屋に行ったら絶対に外せないのが、名古屋グルメ。全国的にも有名なものから、B級グルメと呼ばれるご当地ならではのユニークなものまで、名古屋は食の宝庫とも呼べるほど、おいしいグルメが満載です。特に尾張地方の豆味噌を使った濃い目の味付けメニューは、やみつきになるおいしさです。
ひつまぶし、味噌煮込みうどん、味噌カツ、手羽先などは、「名古屋メシ」とも呼ばれ、地元の人のみならず、観光客にも絶大な人気を誇ります。名古屋市内には、多くの名店があるので、どれを食べようか迷ってしまうこと必至。旅程を考えるときには、食事も組み込んでおくと良いかもしれません。
各名古屋グルメには、本店や老舗と呼ばれる店舗があります。本店でゆっくり味わうのも良いですが、名古屋中心部のデパートにはいくつもの定番店が入っているので、行き帰りに気軽に立ち寄ることができます。また、デパ地下でテイクアウトできる「天むす」などは、お土産にもぴったりです。
自然のなかで思い切り遊ぼう「愛・地球博記念公園」
名古屋市の隣の長久手市に位置する、「愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)」。名古屋市内からも近いので、是非訪れたいスポットです。
愛・地球博記念公園は、2005年に開催された「愛・地球博」の会場跡地を利用して作られた広大な公園で、現在も整備が進んでいます。自然いっぱいの公園には、たくさんの種類の花が咲き乱れ、サイクリングや水遊びなど、年間を通して様々なアクティビティを楽しむことができます。
この公園を訪れるなら、必ず立ち寄りたいのが「サツキとメイの家」。映画「となりのトトロ」に登場する家を忠実にを再現した、大人気の施設です。中に入れば、昭和30年代にタイムスリップ。入場にはチケットが必要なので、事前購入がおすすめです。
名古屋市内からのアクセスは、地下鉄東山線終点の藤ヶ丘駅下車、東部丘陵線(リニモ)に乗り換え「愛・地球博記念公園駅」下車してすぐです。
名古屋中心エリア(栄・名駅)
名古屋駅・栄を中心とするエリアは、名古屋一の繁華街です。名古屋城、名古屋テレビ塔を中心とする観光名所や、ショッピングが楽しめるデパート、ショッピングビルが立ち並び、朝から夜まで多くの人が訪れます。
栄エリアでおすすめの観光スポットのひとつ、「サンシャイン サカエ」は屋外に大きな観覧車があり、ひときわ目を引きます。SKE48劇場もあり公演日には多くの人が訪れます。その他、「LACHIC」や「名古屋インターシティ」「広小路クロスタワー」など大型の商業施設が軒を連ね、食事やショッピングを楽しむ人でに賑わっています。
名古屋城
年間約174万人近くもの人が訪れる名古屋城は、名古屋で最も有名かつ人気の観光スポットです。日本100名城、日本の歴史公園100選、国の特別史跡に指定されています。
名古屋城は、関ヶ原の合戦後、徳川家康が天下統一の最後の布石として1609年から1615年にかけて築いたお城です。天守閣には、名古屋のシンボルにもなっている、有名な金の鯱(シャチホコ)が設置されています。(天守閣は、2018年5月より修復工事が行われています)
名古屋城は国の重要文化財に指定されていて、「名古屋城」「名古屋城旧二之丸東二之門」「名古屋城二之丸大手二之門」の3ヵ所がそれに該当します。また、名古屋城本丸御殿の障壁画と天井板絵である「名古屋城旧本丸御殿障壁画」と「名古屋城旧本丸御殿天井板絵」も重要文化財に指定されている絵画です。訪れた際には必ず見学しておきたいですね。
名古屋城には、無料で城内を案内してくれる観光ガイドの方がいます。正門と東門のガイド案内看板周辺に、平日は10時と13時半からの1日2回、土・日・祝日は9時半と11時と13時半からの1日3回のツアーがあります。是非このツアーに参加して、名古屋城の魅力を存分に味わうのもおすすめです。
城内観光が終わったら、「本丸御殿ミュージアムショップ」に立ち寄ってみましょう。名古屋城ならではのお土産を買うことができます。
名古屋テレビ塔
「名古屋テレビ塔」は、2005年にタワーとして全国で初めて、国の登録有形文化財として認定された施設です。
栄の久屋大通り公園内にあり、散策の途中にちょっと立ち寄ることができます。高さ90mのスカイデッキ、100mのスカイバルコニーからは、名古屋市内を一望することができます。晴れた日には伊勢湾、中部山岳も一望できるので、是非お天気の良い日に訪れるのがおすすめです。
夜は、また違った雰囲気を楽しむことができます。屋外の展望デッキは夜風を浴びながら夜景を望むことができ、ライトアップされた名古屋市内の街は昼間とは違う幻想的でロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。(2019年1月より耐震工事のため一時休業しています)
名駅
ファッション、インテリア、雑貨や家電まで、名古屋駅周辺はショッピングスポットが豊富に揃っています。駅直結のお店も多く、行き帰りにちょっと寄ることができるのも魅力ですね。「ジェイアール名古屋タカシマヤ」や「名鉄百貨店」など、名古屋を代表する百貨店、2016年にオープンした駅直結の「KITTE名古屋」などの商業施設は、お買い物もグルメも楽しめる便利なスポットです。
四間道(しけみち)
名古屋駅から徒歩15分の間所にある「四間道」は、江戸時代の初め名古屋城築城の際に造成された江戸商人の町です。古い石垣の上に土蔵や町家が建ち並び、江戸時代にタイムスリップした気分を味わうことができます。土蔵をリノベーションしたレストランや、古民家を利用したカフェなど、町並みを生かした素敵なお店がたくさんあります。
江戸の風情を残す町並みですが、レストランはフレンチやイタリアンなど、シェフこだわりの絶品メニューが味わえるお店も多く、事前の予約必須の人気店もあります。お目当てのレストランがある場合は、事前に予約しておでかけしましょう。
栄(オアシス21)
オアシス21は、栄のシンボルともいえる都心の立体型公園です。町の中心部にありながら、自然を感じることができる心地よい空間で、水が流れるガラスの大きな屋根、芝生広場、バスターミナル、イベント広場、ショップが入った複合施設です。
ここの人気No.1エリア「水の宇宙船」と呼ばれる施設の天井は必見。ガラスの天井にはたっぷりの水がたたえられていて、その周囲を歩けば、まさに都会の中のオアシスを感じることができます。観光客のみならず、地元の人の憩いの場としても人気です。
ノリタケの森
陶磁器メーカーのノリタケが、創立100周年記念として2001年にオープンした「ノリタケの森」は、名古屋駅から徒歩15分の好立地。広大な敷地には、噴水のある庭園を囲むように赤レンガ造りの建物が5つあり、散歩するだけでも気持ちの良い空間が広がっています。
各建物内では、ノリタケの陶磁器を見たり、職人さんによる絵付けを見学したり、お皿やマグカップの絵付けが体験できるほか、ノリタケの食器を使ったレストランやカフェで食事を楽しむこともできます。
素敵なノリタケ製品に出会えるショップも併設しているので、旅の記念となる食器を探してみるのも良いですね。
名古屋市科学館
名古屋市中心部の白川公園内にある「名古屋市科学館」は、世界最大のプラネタリウムを有する総合科学館です。名古屋駅から電車で1駅という便利な場所にあり、子供から大人まで楽しめるので、是非訪れてみたいスポットです。
ここへ来たら、絶対外せないのがプラネタリウム。1日6回の投影があるので、入場したら最初にお目当ての時間の鑑賞チケットを購入しましょう。
広い館内は、「プラネタリウム」「天文館」「理工館」「生命館」の4つに分かれていて、各フロアごとに科学に触れることができるプログラムを展示しています。
特に人気なのが、理工館内にある3つのラボです。マイナス30度の世界を体験できる「極寒ラボ」や大きな人工竜巻を体験できる「竜巻ラボ」、放電による電気エネルギーを実際に体験できる「放電ラボ」などの展示です。
時間に余裕のある場合は、1日ゆっくり時間をかけて見て回るのも良いですね。
大須観音
名古屋市中心部の大須にある「大須観音」は、正式には「北野山真福寺宝生院」と呼ばれ、日本三大観音のひとつに数えられる格式高い寺院です。通称「大須文庫」と呼ばれる寺内の書庫には、国宝の古事記写本をはじめ、貴重な書物約15,000冊が所蔵されています。
大須観音周辺には、多くの屋台が立ち並び、参拝の帰りに食べ歩きをするのも楽しみの1つです。名古屋名物の味噌串カツやどて煮、ベビーカステラなどをつまみながら、大須観音から続く大須商店街を散策してみましょう。ファッション小物の屋台などもあるので、のぞいてみると面白い出会いがあるかもしれません。
名古屋東部エリア
東山動植物園
観光客だけでなく、地元の人にも愛される東山動植物園。年間来場者数は、なんと上野動物園に次ぐ国内第2位!動物園、植物園。遊園地から成る60haもある広い施設で、名古屋に来たら見逃せない観光名所です。
動物園内では日本最大数約500種類の動物が飼育されていて、有名なコアラ舎はもちろん、ここでしか見られないラーテル、メキシコウサギなどの珍しい動物も見ることができます。
タイミングが良ければ、動物の食事風景を見ることもできます。各動物の1日の食事量の展示などもあるので、普段なかなか知ることのできない動物の生態に触れることができるのも嬉しいですね。
お腹がすいたら、園内のフードコートへ。7店舗のバリエーション豊富なメニューから選ぶことができます。また、動物の形のパンやアイスクリームなどの軽食も園内で販売されているので、そちらも要チェックです。
名古屋北部エリア
徳川園
「徳川園」は、徳川家の大名屋敷跡を整備して作られた広大な日本庭園です。名古屋駅から電車と徒歩で約20分で行くことができ、自然と日本文化を満喫できる人気の観光スポットです。
美しい庭園を有する徳川園ですが、その大部分は第二次世界大戦の空襲で焼失しました。2005年に開催された「愛知万博」開催を機に再整備され、2004年に現在の形でオープンしました。
徳川園は、紅葉の名所としても有名で、見ごろは毎年11月下旬から12月上旬。この期間に開催される「紅葉祭」には、美しい紅葉を目当てに多くの人が訪れます。紅葉の時期は、夜間のライトアップをはじめ、ナゴヤカブキの特別公演、筝曲(そうきょく)の演奏会、生花展など様々なイベントが園内で行われます。徳川園の紅葉を目当てに、この時期に名古屋を訪れる人も多いそうです。
徳川美術館
徳川美術館は、徳川園敷地内にあり、徳川家が代々使用していた様々な種類のな大名道具を展示しています。収蔵数は13,000点以上と言われ、国宝「源氏物語絵巻」や徳川美術館でしか見ることのできない貴重な重要文化財などの展示物も見ることができます。
徳川美術館では、毎年2月から3月の雛祭りの前後の期間に、徳川家の姫君が使用していた雛人形や雛道具の展示が行われます。徳川家の家紋の入った人形や小道具が、高さ約2m・幅7mにも及ぶ大きな雛壇に飾られます。雛祭りの時期に訪れたら必見の美しさです。
ナゴヤドーム
プロ野球「中日ドラゴンズ」の本拠地である「ナゴヤドーム」。プロ野球のシーズン中は野球の試合に使われることが多いナゴヤドームですが、その他にもコンサートや各種イベントなど、年間を通して様々な催しが行われています。
ドーム内のショップでは、中日ドラゴンズのオフィシャルグッズが購入できるほか、売店では「球弁」と呼ばれる、野球場で食べられるお弁当や各種名古屋グルメも販売されています。
名古屋南部エリア
熱田神宮
「熱田神宮」は、名古屋の主要観光スポットで、近年はパワースポットとしても人気を集めています。熱田神宮の本殿には、ご祭神である熱田大神が鎮られており、三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)が、御神体として祀られています。
広い神宮内は、樹齢千年を超える楠(くすのき)をはじめ、多くの緑が生い茂り厳かな雰囲気を感じることができます。大小の神社や社殿を参拝しながら、神宮内を散策してリフレッシュした時間を過ごしてみましょう。
リニア・鉄道館
「リニア・鉄道館」は2011年3月にオープンした、JR東海の鉄道博物館です。館内には歴代の新幹線、JR在来線の車両が展示されており、鉄道の歴史を学ぶことができます。国内最大級の鉄道ジオラマを見たり、電車の運転を体験できるシュミレーター、時速500キロのの疑似体験など、見どころ満載の大人気の施設です。
館内では昭和の駅弁や子供用の新幹線型のお弁当など、この施設ならではのお弁当が販売されていて、屋外の新幹線車両内で食べることができます。昭和時代の鉄道の旅に思いをはせながら、電車内でのお弁当タイムも良いですね。小さな子供から、おじいちゃんおばあちゃんまで、世代を超えて楽しむことができる嬉しい施設です。
名古屋港水族館
名古屋駅から電車で30分の名古屋港水族館は、500種5万点の海洋生物を展示する日本最大級の水族館です。内部には南館と北館の2つの建物があり、それぞれの館でたくさんの海の生き物を見ることができます。
ここの目玉は、何と言っても、現在国内2ヵ所でしか展示されていないシャチ。海の王者と呼ばれる迫力満点のシャチを、間近で見ることができます。
また、イルカショーやシャチ、ベルーガの公開トレーニング、ウミガメ・ペンギンなどのエサやりも体験できます。特に、シャチのトレーニング風景は迫力満点です。見逃さないよう、イベント時間をチェックしてのお出かけしましょう。
館内に、水槽を見ながら食事のできるレストランもあるので、海の生き物を鑑賞しながらゆっくりランチや休憩をするのも、水族館ならではの楽しみ方ですね。
南極観測船「ふじ」
南極観測船「ふじ」は、1965年から18年間、南極観測のため日本と南極を往復していた船です。現在は、名古屋港ガーデンふ頭に係留されていて、実際に乗船して船内を見学をすることができます。当時のまま保存してある船内は、南極観測の歴史や南極大陸について学べる博物館となっています。
船内の見学を終えたら、隣接する「名古屋海洋博物館」に立ち寄って、名古屋港の歴史についてさらに知識を深めることもできます。定期的にワークショップなどのイベントも開催されているので、参加してみるのもおすすめです。
レゴランド・ジャパン
子供連れの旅行なら、ぜひ訪れたい「レゴランド・ジャパン」。2017年4月に世界で8番目となるレゴランドとしてオープン、当初から大人気のスポットとなっています。
園内は、レゴブロックでできた巨大なオブジェや、メリーゴーランドのアトラクションなど、見渡す限りレゴブロックの世界。ブロックで遊ぶことはもちろん、製造工程を見学したり、様々なアトラクションやショーを楽しむことができます。当日チケットを購入することもできますが、事前のネット予約が確実でお得です。
レゴランド・ジャパンのすぐ近くには、レゴランド・ジャパン・ホテルもあります。泊まりがけで満喫したい場合は、こちらのホテルへ滞在してみてはいかがでしょうか。
名古屋のご当地グルメ
きしめん
「きしめん」は、うどんを平たくしたような独特の形状の麺で、名古屋名物の1つです。薄い麺は火の通りが早いので経済的、 という理由で名古屋の食文化に根付いたと言われていますが、もちもちとした麺は誰にも好まれる美味しさです。
名古屋市内にはたくさんの有名店がありますが、中でもJR名古屋駅のホームにある「名代きしめん 住よし」は特に有名です。もちもちとした少し厚めの麺が人気で、早朝からお客さんの足が絶えません。新幹線に乗り込む前に食べられるのも嬉しいポイントですね。
お土産でも定評のある「宮きしめん」も名店の1つです。神宮店は、観光名所でもある熱田神宮内にあり、オープンエアーの席で熱田神宮の緑を眺めながら、きしめんを味わうことができます。
お店によって、麺の太さやスープの味に特徴があるので、食べ比べしてみるのも楽しそうですね。
味噌煮込みうどん
「味噌煮込みうどん」は、冬だけでなく夏でも食べるべき、名古屋めしの代表格です。ぐつぐつと煮立った土鍋で提供される味噌煮込みうどんは、東海地方の名産品である「赤味噌」を豊富に使ったメニューです。土鍋の麺を蓋に一度移し、少し冷ましてからいただくというユニークな食べ方も特徴。
1907年(明治40年)創業の老舗「山本屋本店」は、なんとメニューが味噌煮込うどんのみ。創業当時の製法と味を守り続けている名店です。名古屋市内に11店舗あるので、観光の途中に立ち寄りやすいお店に行ってみましょう。自宅で調理できる味噌煮込みうどんセットも販売しているので、お土産にしても喜ばれそうですね。
ひつまぶし
言わずと知れた名古屋グルメの代表格「ひつまぶし」。実は明治6年創業の「あつた蓬莱軒」の登録商標で、創業当時、出前を効率化するために大きなおひつにご飯と細かく切った鰻を入れ、それを混ぜて小分けにした料理が原点と言われています。
ひつまぶしは、小さく刻んだ鰻を乗せたご飯がおひつで提供され、いくつかの食べ方を楽しみます。まずはそのまま食し、次はネギや海苔などの薬味を乗せて味の変化を楽しみ、最後はお茶やだし汁でお茶漬けのように食べるのが代表的な食べ方です。
熱田神宮に行ったら、「あつた蓬莱軒」を訪れたいものですが、ほかにも名古屋市内には多くの「ひつまぶし」の名店があります。
名古屋駅からすぐの大名古屋ビルヂングにある「ひつまぶし名古屋備長」は、愛知県丹羽郡に本店を構えるひつまぶし専門店です。備長炭で焼き上げる鰻は独特の香ばしさがあります。
また、名古屋城の近くに本店をもつ「しら河」は、お茶漬け用に薄味の出汁をベ―スに豊かな薫りを加えたオリジナルの「吸茶」を使用しているので、一味違う味わいが楽しめます。名古屋へ行ったら、絶対外せない「ひつまぶし」観光ルートに是非入れてくださいね。
味噌かつ
サクサクのとんかつに、八丁味噌などの豆味噌をベースにした味噌だれをたっぷりかけた名古屋名物「味噌カツ」。
名古屋市内には、多くの人気店がありますが、お店ごとにオリジナルの味噌だれがあり、そのこだわりも様々です。全国展開しているお店もありますが、名古屋に来たら是非本場の味噌カツを味わってみましょう。
まず外せないお店が「矢場とん」です。今や全国区で有名な味噌カツのお店で、多くの観光客が「名物わらじとんかつ定食」を目当てに訪れます。こちらは通常の2倍量のとんかつに、たっぷりの味噌だれがかかっており、ボリューム満点。「矢場とん」へ来たら是非食してみたい一品です。
地元の人に人気なのが、親子三代で50年以上の歴史を持つの老舗洋食店「八千代味清」です。こちらの看板メニューは、「味噌カツ丼」。ごはんの上にたっぷりのキャベツ、その上にとんかつとオリジナル味噌だれがたっぷりです。
そしてこちらの特徴は、仕上げに半熟の目玉焼きがのっている点。とろりとした卵と味噌だれの相性が抜群と、大人気のメニューです。
天むす
「天むす」は、エビの天ぷらを具にしたおにぎりで、サクサクのエビの天ぷらに濃い目のたれが染み込んでいて、ご飯との相性は抜群です。
今や、名古屋グルメのひとつとして有名な「天むす」ですが、実は発祥の地は三重県津市。50年ほど前、津市にある天ぷら定食のお店「千寿」が、まかないとして作ったものが、天むすの始まりだと言われています。この「千寿」は現在は名古屋市内にも出店しており、気軽に元祖天むすを味わうことができます。
もうひとつ、全国的に有名な天むすのお店が「地雷也」です。デパートの地下をはじめ、路面店も多く、市内のあちこちで購入することができます。
「地雷也」の天むすは、エビ天が大きくはみ出しているのが特徴で、冷めてもおいしいとお土産や差し入れなどにも利用されています。名古屋駅や栄周辺のデパートでもテイクアウトができるので、帰り際にお土産として買うのもおすすめです。
カレーうどん
「きしめん」「味噌煮込みうどん」に並び「カレーうどん」も、名古屋を代表する名物麺類のひとつです。カレーうどんは全国各地にありますが、名古屋のものは
- スープが鶏ガラベース
- スパイスが効いた、とろみのある辛めのカレースープ
- 麺が極太
と、一般的なカレーうどんとは一線を画す、独特の風味が特徴です。
全国展開している「若鯱屋」は有名ですが、地元住民に有名なお店が、栄にある「手打うどん錦」です。賑やかな繁華街にあるお店は、深夜2時まで営業しています。お酒を楽しんだ〆にカレーうどんを食べるのが名古屋流なのだそう。
もちもちの手打ち麺とにクリーミーでピリッとスパイスの効いたカレースープ、名古屋ならではのカレーうどんをぜひ味わってみてください。
あんかけスパ
名古屋のB級グルメとして有名な「あんかけスパ」は、名古屋でしか味わうことのできないユニークなメニューです。あんかけスパは、極太のパスタ麺を茹でて油で炒め、胡椒の辛味が効いたトマトベースのソースをあんかけにした、独特の味わい。その見た目と味に、初めての時は驚く人も少なくありません。
あんかけスパには、トッピングの具材によって特有の呼び方があります。肉類のトッピングの場合は「ミラネーゼ」、野菜のトッピングは「カントリー」、肉と野菜の両方のトッピングを「ミラカン」、エビやイカのフライをトッピングしたものを「バイキング」と呼びます。
あんかけスパには「ヨコイ」と「そ~れ」の2大有名店があります。「そ~れ」はあんかけスパ発祥の店、一方「ヨコイ」は元祖あんかけスパの店。
「そ~れ」は、2種類のソースからお好みを選ぶことができ、定番から卵や唐揚げをトッピングしたボリューム満点のメニューまで、バリエーション豊富です。「ヨコイ」は極太麺とそのボリュームが人気で、男性にも人気のお店です。
どちらのお店もお昼時には、とても混雑するので、少し時間帯をずらしてくのがおすすめです。名古屋のB級グルメ「あんかけスパ」お好みのお店を見つけて、ぜひ試してみてくださいね。
台湾ラーメン
「あんかけスパ」に並ぶ名古屋のB級グルメ「台湾ラーメン」。名古屋のご当地ラーメンとして、地元の人に絶大な人気を誇っています。台湾ラーメンは、名古屋市内に本店を構える台湾料理店「味仙」の店主が、台湾のタンツーメンをベースに考案したものです。
このラーメンは、何と言ってもその辛さが特徴です。醤油ベースのラーメンに、唐辛子で辛く味付けした豚ミンチ、ニラ、モヤシや長ネギなどを具材をトッピング。
唐辛子で赤くなったスープからはその辛さが伺えますが、ただ辛いだけではなく濃厚な旨味も味わえます。一度食べたら病みつきになると、全国からファンが訪れるという台湾ラーメン。是非「味仙」の今池本店へ行って味わってみましょう。
手羽先
パリパリに揚がった手羽先に、甘辛スパイシーなたれが程よく染み込んだ、名古屋では定番の「手羽先」。
名古屋市内には、「世界の山ちゃん」「風来坊」の2大有名店があり、どちらも全国に進出していますが、せっかく名古屋に来たのなら、地元のお店で味わってみたいもの。ぜひ地元の人に混ざって、おいしい手羽先を頬張ってみましょう。
「世界の山ちゃん」の手羽先は、手羽先全体を2度揚げし、外側はパリパリなのに中はジューシー。甘辛たれをくぐらせた後に、表面にたっぷりのコショウがまぶしてあるのが特徴です。コショウのスパイシーさが後を引く美味しさです。
一方「風来坊」は、手羽先の元祖ともいわれ、手羽の先の部分が無いのが特徴。辛さも控えめなので、子供でも食べやすい形と味になっています。一度食べたら止まらなくなると言われる名古屋の手羽先、大勢で賑やかに食べたいですね。
モーニング
名古屋では、昔から朝食を喫茶店で食べる文化「モーニング」は根付いており、街のあちこちの喫茶店でモーニングをいただくことができます。ゆで卵とトーストの定番から、サンドイッチやオムレツがボリュームたっぷりメニュー、和食メニューを提供するお店まで、喫茶店モーニングはとてもバリエーション豊か。
少し早起きして、モーニングで名古屋の1日をスタートしてみましょう。
今や全国でも有名になった名古屋の喫茶店といえば「コメダ珈琲店」。こちらのモーニングサービスは、コーヒー等のドリンクを注文すると、厚切りトースト+ゆで卵がついてきます。
表面はサクサク、中はふんわりとしたトーストは、オリジナル食パンというこだわり。ゆで卵の他に「たまごペースト」と「おぐらあん」も選ぶことができます。どこか懐かしい店内の雰囲気は、ゆったり落ち着いて朝を過ごすのにぴったりです。
小倉トースト
名古屋の喫茶店では、必ずと言っていいほど目にする「小倉トースト」。トーストの上に小倉あんがのっているタイプから、サンドイッチのように間に挟んであるもの、小倉あん+ホイップクリームやフルーツが一緒になっているものなど、その形状や味も様々です。
小倉トーストは、名古屋市内にあった喫茶店で生まれたと言われています。大正時代、喫茶店の店主が、バタートーストをぜんざいにつけて食べる学生たちを見て、バタートーストに小倉あんをのせたメニューを思いついたのが始まりなのだとか。
どこの喫茶店でも「小倉トースト」を食べることができますが、せっかく名古屋に来たなら老舗のノスタルジックな雰囲気に浸りながらいただくのがおすすめです。名古屋駅地下街メイチカ内の「コンパル」や栄駅地下街の「ラムチー」は、老舗の味わいを楽しむことができます。
スガキヤラーメン
「名古屋人のソウルフード」と呼ばれるスガキヤラーメンは、東海地区を中心に300店舗以上展開するラーメン店です。老若男女に愛されるラーメンは、豚骨スープと昆布・魚介で取った出汁を合わせた和風豚骨のあっさり味です。なんと1杯320円というリーズナブルさで、気軽に食べることができるのも人気の理由です。
スガキヤラーメンでは、箸ではなく「ラーメンスプーン」というオリジナルの食器を使用しています。スプーンの先にフォークがついたような特徴のある形状で、ここでしか見ることのできないユニークな食器です。先の部分で麺を、スプーンの部分でスープを、一度にすくうことができる画期的な食器です。
ショッピングモールのフードコートや、駅の地下街など、あちこちに出店しているので、ちょっとお腹がすいたな・・・というときに名古屋のソウルフードを味わってみてはいかがでしょうか。
名産品(守口漬・貝新佃煮・名古屋ういろう)
- 守口漬
守口漬は、世界一長いといわれる「守口大根」を酒粕・みりんなどの調味料で漬け込んだものです。漬ける行程や気温、湿度など、様々な要素を判断し、漬け替え作業を繰り返す熟練の職人技が必要とされる尾張地方の伝統的な食品で、その長さから縁起物としても重宝されています。酒粕の芳醇な香りを楽しむことができる逸品です。
- 新之助貝新佃煮
「貝新」は三重県桑名市を発祥とする貝類の佃煮の名店です。揖斐川(いびがわ)・長良川・木曽川の三大河川で採れる貝類を丁寧に炊き上げた佃煮は、上品な風味で栄養満点。看板商品の蛤、しじみ、浅利など、各種詰め合わせも販売されています。日持ちもするので、お土産にもぴったりです。
- 名古屋ういろう
「ういろう」言わずと知れた名古屋土産の定番です。名古屋のういろうは、うるち米の含有率が高いため、一般的なものよりモチモチとしていて弾力があるのが特徴です。
「青柳総本家」は、名古屋でもっとも有名なういろうのお店で、代々続く伝統的な製法で作られています。名古屋の主要なショッピングセンターにも店舗を構え、また駅の売店等でも気軽に購入できるので、ご自宅用、お土産にお勧めの名産品です。
名古屋への主要エリアからのアクセス・所要時間
日本の真ん中に位置し、新幹線や在来線の鉄道、飛行機、車のどれを使ってもアクセスしやすい名古屋。出発地や旅程に合わせて、交通機関の選択肢が豊富なのも、名古屋が人気の観光地である理由のひとつです。日程や予算、人数にぴったりのアクセス方法を選んで、名古屋観光を楽しみましょう。
東京からのアクセス方法
- 新幹線(JR東海道新幹線)
東京 → 名古屋:約1時間40分 - JR在来線
東京 → 名古屋:約6時間 - 高速バス
東京 → 名古屋:約4~9時間 - 飛行機
羽田空港 → 中部国際空港:約1時間 - 車(東名高速道路、中央道)
東京IC → 名古屋IC:約4時間40分~5時間30分
大阪からのアクセス方法
- 新幹線(JR東海道新幹線)
新大阪 → 名古屋:約55分~1時間10分 - 在来線(近畿日本鉄道)
大阪 → 名古屋:約2時間10分~3時間20分 - 高速バス
大阪 → 名古屋:約3~5時間 - 車(名神高速道路、東名阪自動車道)
吹田IC → 名古屋IC:約2時間30分~3時間40分
北海道からのアクセス方法
- 飛行機
新千歳空港 → 中部国際空港:約2時間
仙台からのアクセス方法
- 飛行機
仙台空港 → 中部国際空港:約1時間15分 - 新幹線(JR東北新幹線、JR東海道新幹線)
仙台駅 → 名古屋:約3時間30分~約3時間50分
福岡からのアクセス方法
- 飛行機
福岡空港 → 中部国際空港:約1時間15分 - 新幹線(JR東海道山陽新幹線)
博多駅 → 名古屋:約3時間20分
各交通網に関する詳細情報は、下記公式ホームページをご参照ください。
JR西日本HP
JR東日本HP
JR東海HP
名古屋鉄道HP
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中部国際空港・新幹線の停車駅名古屋駅を紹介
中部国際空港
中部国際空港、通称「セントレア」は、愛知県常滑市にある国際空港です。国際線・国内線ともに運航しており、年間1,000万人が利用しています。中部国際空港へは、名古屋駅から特急電車で最短28分と、とても便利な空港です。
この空港は、飛行機に乗るだけではなく、様々な体験ができるテーマパークのような複合施設です。空港スカイデッキからは、目の前で飛行機が離陸する様子を見ることができます。飛行機の大きな音と迫力満点の姿は、大人から子供まで感動すること間違いなしです。
また、展望風呂「風(フー)の湯」では、飛行機の駐機場を見ながら入浴することができます。大きな露天風呂やジャグジー、サウナまで完備した本格的な入浴施設です。
お腹がすいたら、4階の「ちょうちん横丁」で名古屋グルメに舌鼓を打ちましょう。大きなエビフライで有名な名店「まるは食堂」や、きしめんの名店など、多くのお店が軒を連ねます。このフロアにはお土産店もたくさんあるので、そちらもチェックしてみてくださいね。
JR名古屋駅
名古屋駅は、JR東海道新幹線、JR各在来線(東海道本線・中央本線・関西本線)、名古屋市営地下鉄各線、近鉄名古屋線、名鉄名古屋本線、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線が乗り入れている駅です。名古屋駅直結の商業施設も多く、名古屋市の玄関口・中心地として多くの人が利用しています。
名古屋駅のホームには、立ち食いきしめんの有名店「住よし」があります。新幹線ホーム店は、上りに2店舗、下り1店舗あります。常にお客さんで混みあっており、お店の外に行列していることもありますが、回転が良いので少し並んででも食べたい一品です。
新幹線地下街「エスカ」は、新幹線口直結のショッピング施設です。グルメ・ファッション・お土産などバラエティ豊富なお店が並びます。名古屋グルメも楽しむことができ、ひつまぶし・味噌煮込みうどん・カレーうどん・手羽先・みそかつ、など30以上の飲食店があります。名古屋駅周辺で働くビジネスマンや観光客の需要が多い、テイクアウト品も充実しています。
名古屋の年間イベント情報
1月
きねこさ祭
尾張三大奇祭の一つに数えられている「きねこさ祭」。名古屋市無形民俗文化財に指定されており、毎年旧暦1月17日に行われます。役者と呼ばれる12名の男性が中心となり、川祭り、古式行列、本祭り・厄除け神事を執り行います。厄除け神事は、役者が持つ祭具に触れることで厄除けになると伝えられており、役者に叩かれようと、多くの人が役者に群がります。
2月
尾張徳川家の雛祭
毎年雛祭りの時期に、徳川美術館では「尾張徳川家の雛祭」が開催されます。徳川美術館には、徳川家の代々の姫君のためにあつらえられた雛人形や雛道具が保存されており、緻密で精巧な作りの雛人形がお目見えします。期間中は、雛祭りにちなんだ特別なイベントや展示も行われます。
しだれ梅まつり
「しだれ梅まつり」は毎年2月下旬~3月中旬の期間、名古屋市天白区の名古屋市農業センターで開催されます。呉服枝垂(くれはしだれ)、緑萼枝垂(りょくがくしだれ)などの12品種約700本の梅が咲き乱れます。しだれ梅だけで700本も植樹されているこちらの梅園は、国内でも有数の大規模梅園です。白、ピンク、紅色の色とりどりの梅を愛でることができます。
5月
若宮まつり
「若宮まつり」は、名古屋中心部にある「若宮八幡社」で行われる名古屋三大祭りのひとつです。約350年前から続く「若宮まつり」は、毎年5月15日と16日の2日間にわたって「試楽祭」と「例大祭」という2つのお祭りが開催されます。1日目の試楽祭では、神社の境内で、山車のからくり人形の実演が行われます。
2日目の本祭では、みこし渡御(とぎょ)・山車奉曳(だしほうえい)があり、那古野神社まで約4キロの距離を練り歩きます。町の中心部を練り歩く迫力満点の山車を見物しようと、毎年多くの見物客が訪れます。また、からくり人形は、「離れからくり」と呼ばれるもので、珍しい妙技は必見です。
6月
熱田まつり
「熱田まつり」は、熱田神宮で毎年初夏に開催されるお祭りで、夏の到来を告げるお祭りとされています。1年間に熱田神宮で執り行われる行事の中で、最も重要なものとされ、毎年25万人ほどの来場者が訪れます。
宮内では、弓道や柔道などの武道や、舞踊や詩吟などの演芸等、様々な奉納行事が行われます。祭りの最後には、神宮公園で約1000発の花火が打ち上げられ、見ごたえ十分です。
有松絞りまつり
有松絞りは、有松地区で生産されている絞り染めで、国指定の伝統的工芸品に指定されています。有松絞り祭りは毎年6月に開催され、「絞り回廊」と呼ばれる東海道沿いに多くの有松絞りの作品が並びます。絞り染めのワークショップや、職人さんが実際に絞り染めをする様子を見学することもできます。絞り染めの作品だけでなく、山車やパレード等のイベントも多く開催されており、毎年多くの来場者でにぎわいます。
木曽川鵜飼
「木曽川鵜飼」は、1,300年の歴史を持つ伝統行事で、毎年6月1日に開幕し10月中旬ころまで続きます。観覧船に乗って鵜舟に近づき、迫力満点の鵜飼の様子を間近で見学することができます。木曽川は名古屋市内から、電車もしくは車で30~40分の犬山市に位置しますが、毎年多くの観光客が訪れる人気の行事です。
7月
名古屋みなと祭
「名古屋みなと祭り」は毎年7月の「海の日」に、名古屋港で開催されるお祭りです。第2次世界大戦後に戦後復興祭として始まったお祭りで、名古屋港の夏の名物となっています。
神楽やコンサートなどの各種イベントが行われますが、このお祭りの見どころは、約3,000発が打ち上げられる花火大会。迫力満点の尺玉や、音楽と融合させた芸術性の高い「メロディ花火」など、見る人を魅了する花弁大会です。混雑必至なので、早めのお出かけがおすすめです。
8月
名古屋城夏まつり
「名古屋城夏まつり」は、毎年8月に名古屋城周辺で10日間にわたり開催されます。名古屋城の天守閣がライトアップされ、メインイベントの大盆踊り大会は、10日間連続で開催されます。
このお祭りの盆踊りはユニークで、ポピュラーミュージックやダンスミュージックの音楽に合わせて、幅広い層の市民が踊りを楽しみます。特設ステージでは、ダンスや音楽などのイベントも多彩。会場内には多くの飲食ブースが出店し、お酒から名古屋グルメ、スイーツなどを食べるのも楽しみのひとつとなっています。
大須夏まつり
「大須夏祭り」は、大須観音と大須商店街を中心に、毎年開催される盛大なお祭りです。大須商店街では、サンバの衣装に身を包んだ女性たちが、ブラジルのサンバミュージックに合わせてダンスを踊りながらパレードを行います。また、2日目の夜に大須観音境内で行われる、大須太鼓と手筒花火のコラボレーションは、祭りの締めくくりとして大変な賑わいを見せます。
にっぽんど真ん中まつり
日本最大級の踊りの祭典とされる「にっぽんど真ん中祭り」は、通称「どまつり」と呼ばれます。久屋大通公園に設けられたメインステージでは、国内外から集まった約200チームが、毎年その地域ならではの衣装・音楽で踊りを披露します。このお祭りの特徴は、踊りに誰でも参加が可能なこと。夏の名古屋の熱気を感じることができる、名古屋の夏の風物詩です。
10月
東山公園秋まつり
「東山公園秋まつり」は、東山動植物園で毎年秋に開催されます。動物にご飯やおやつをあげるふれあいイベントや、アニマルトークなど秋まつり恒例催しのほか、動物の特別展示も行われます。週代わりで多彩なイベントが開催されるので、子どもから大人まで1日中楽しむことができます。
また、植物園では紅葉が見ごろを迎えます。夜はライトアップされて幻想的な雰囲気の紅葉を見ることができるのも、このお祭りの魅力のひとつ。日中は動物園で、夕方からは植物園で、自然をたっぷり感じることができます。
名古屋まつり
「名古屋まつり」は、名古屋の秋を象徴する最大のお祭です。名古屋市中心部の会場で2日間に渡って行われます。
このお祭りのメインは、豪華絢爛な大名行列。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が約600人の侍従とともに行進する「郷土英傑行列」は必見です。また、「にっぽんど真ん中祭り演舞」や「郷土芸能」など、様々なステージイベントも行われます。
お祭りの期間中は、名古屋城・東山動植物園などの、名古屋市内の観光施設の無料開放も行われるので、お祭り期間中に名古屋へ訪れる際は、無料開放日に観光を予定するのも良いですね。
大須大道町人祭り
「大須大道町人祭り」は、市民のための市民によるお祭をコンセプトに、1978年(昭和53年)に始まりました。この祭の目玉イベントは「おいらん道中」で、一般公募で選ばれた女性たちが、華やかで美しいおいらんに扮し、大須の街をパレードします。
もうひとつのメインイベントは、「大道芸」で、日本で初めて大道芸を行ったのが「大須大道町人祭り」と言われています。日本全国から多くの大道芸人が集結し、お祭り期間中を通して様々な大道芸を見ることができます。
名古屋城菊人形・菊花大会
愛知県は菊の生産量が日本一で、毎年秋には名古屋城で菊花と菊人形の展示が行われます。正門と東門では、「徳川義直・春姫」の菊人形の展示、西之丸広場では菊花大会が開催されます。
大会は、東海地方最大級で会員から出品された「大菊」や「山菊」など約450点が展示されます。展示即売会や菊の栽培相談所も設けられていて、期間中、場内は菊の香りで満たされます。開催期間中に名古屋へ行く際は、名古屋城観光の際に是非立ち寄ってみましょう。
11月
やっとかめ文化祭
「やっとかめ文化祭」は、名古屋の伝統文化を街中で体感することができるイベントです。狂言や歌舞伎などの伝統芸能が、名古屋市内の街角で上演されるほか、街の歴史や文化を学ぶ「まちなか寺子屋」や、名古屋市内をテーマごとに散策する「まち歩きなごや」など、80を超えるプログラムが毎日開催されます。
名古屋の歴史や芸能に気軽に触れることができるお祭りなので、観光の途中に興味のあるイベントに参加してみるのも良いですね。
名古屋観光の移動手段
電車
名古屋市内では、名駅を中心に地下鉄などの交通網が発達しており、旅行の際の移動手段に最適です。名古屋の観光スポットの多くは、市街地から30分以内の場所に位置しているため、降車駅から徒歩で複数のスポットを回ることもできます。
電車は、名古屋市内だけでなく名古屋郊外や三重・岐阜にもアクセスしやすいので、少し足を延ばしたいときにもおすすめの交通手段です。
- JR東海
- 名古屋鉄道
- 名古屋市営地下鉄
- ゆとりーとライン
- 近畿日本鉄道
- 愛知高速交通(リニモ)
- 名古屋臨海高速鉄道
バス
名古屋市内には主に、名古屋市交通局が運行する「名古屋市バス」と名古屋鉄道が運行する「名鉄バス」があります。
どちらのバスも市内をくまなく走っていて便利なバス、観光の際には是非利用したいところですね。バスは、必ずと言っていいほど観光スポットに停車するので、観光地間を直接移動する場合は電車よりも短い時間で移動できる場合もあります。
車社会の名古屋は、朝夕の通勤通学ラッシュ時には渋滞が発生することもありますが、主要な幹線道路には「バスレーン」と呼ばれるバス専用車線が設けられています。そのため、渋滞時にも比較的スムーズに運行しています。
タクシー
名古屋市内は交通網が発達していることと、観光スポットが比較的近いところにあるので、観光には電車やバスで十分ですが、大勢で観光する場合や、荷物が多い場合、また時間を有効活用したい場合は、タクシーもおすすめです。
例えば、名古屋城~熱田神宮~大須観音などのルートは、貸し切りタクシーを利用すれば、移動が楽で時間も短縮できます。名古屋市内のタクシー会社は、主要観光スポットを回る貸し切りタクシープランを設けているので、タクシーを検討する場合は直接問い合わせてみましょう。
地元に詳しいタクシーの運転手さんから、穴場のグルメスポットや、とっておきの名古屋情報を聞くこともできるかもしれません。
レンタカー
トヨタ自動車の本社があるだけあって、名古屋は車社会です。レンタカー会社も多く、名古屋駅や栄にもレンタカー会社がたくさんあります。
街中の公共施設や商業施設は駐車場を完備しているところがほとんどですが、観光スポットに必ず駐車場があるとは限らないため、レンタカーで観光する際には注意が必要です。
名古屋市内のみの観光であれば、電車やバスで十分ですが、「愛・地球博公園」や、愛知県の他の市区町村、岐阜の方まで足を延ばしたい場合は、レンタカーが最適です。
お得なフリーチケット
バス・地下鉄全線一日乗車券(名古屋市交通局)
【含まれるもの】
- 地下鉄1日乗車券
- 名古屋市バス1日乗車券
【料金】
- 大人:850円
- 子供:430円
【有効期間】
1日
【発券所】
- 地下鉄駅改札窓口
- 市バス車内
- 駅長室
- マナカ対応券売機
- 市バス営業所
- 交通局サービスセンター(定期券うりば)
- 乗車券販売店(店舗によって取り扱いのない券種があります)
【公式サイト】
https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/TICKET/TRP0000310.htm
ドニチエコきっぷ(名古屋市交通局)
【含まれるもの】
- 地下鉄1日乗車券
- 名古屋市バス1日乗車券
(ただし、土曜・日曜・休日と毎月8日のみ)
【料金】
- 大人:600円
- 子供:300円
【有効期間】
1日
【発券所】
- 地下鉄駅改札窓口
- マナカ対応券売機
等
【公式サイト】
https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/TICKET/TRP0000310.htm
地下鉄全線24時間券(名古屋市交通局)
【含まれるもの】
- 地下鉄24時間乗車券
【料金】
- 大人:740円
- 子供:370円
【有効期間】
最初に改札を通過してから24時間
【発券所】
- 地下鉄駅改札窓口
- 市バス車内
- 駅長室
- マナカ対応券売機
- 市バス営業所
- 交通局サービスセンター(定期券うりば)
- 乗車券販売店(店舗によって取り扱いのない券種があります)
【公式サイト】
https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/TICKET/TRP0000310.htm
まる乗り1DAYフリーきっぷ(名古屋鉄道)
【含まれるもの】
- 名鉄電車全線乗車券
【料金】
-
大人:3,100円
-
子供:1,550円
(2019年9月30日(月)まで) -
大人:3,200円
-
子供:1,600円
(2019年10月1日(火)から)
【有効期間】
1日
【発券所】
名鉄出札係員配置駅および名鉄名古屋駅サービスセンター
【公式サイト】
https://www.meitetsu.co.jp/train/ticket_fare/discount/1dayfree.html
名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ(名古屋鉄道)
【含まれるもの】
- 名鉄電車全線乗車券
【料金】
- 大人:4,000円
- 子供:2,000円
【有効期間】
2日
【発券所】
名鉄出札係員配置駅および名鉄名古屋駅サービスセンター
【公式サイト】
https://www.meitetsu.co.jp/train/ticket_fare/discount/2dayfree.html
なごや観光ルートバス メーグル1DAYチケット(名古屋市観光文化交流局)
【含まれるもの】
- なごや観光ルートバス メーグル全線乗車券
【料金】
- 大人:210円
- 子供:100円
【有効期間】
1日(火曜~日曜のみ運行)
【発券所】
- JTBExternal link
- ジェイアール東海ツアーズ
- 日本旅行
- 近畿日本ツーリスト
- ANAセールス
- オアシス21センター
- 名古屋市金山観光案内所
- 名古屋市内各ホテル
【公式サイト】
https://www.nagoya-info.jp/routebus/info.html
名古屋のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
関東・関西からはどのくらいの移動時間が必要ですか?
日本の真ん中に位置する名古屋は、関東・関西いずれからもアクセスしやすい位置にあります。関東(東京)から新幹線利用で約1時間半、関西(大阪)からは新幹線利用で約1時間です。そのため日帰り旅行が可能で、週末に気軽に訪れることができる観光地として人気を集めています。
名古屋観光にベストな時期はいつですか?
名古屋は盆地ということもあり、夏はとても暑い地域です。そのため、屋外をメインに観光をする場合は、真夏はあまりお勧めできません。しかし、名古屋は夏にお祭りやイベントが数多く開催されるので、夏の名古屋らしさを味わいたい場合は、その時期に訪れてみるのも良いでしょう。
冬は積雪するほどの寒さになるので、やはりお勧めは春と秋です。特に秋は、名古屋城や東山動植物園等の紅葉も楽しむことができるので、のんびり散策したり、観光スポットできれいな写真を撮ったりするには最適です。
名古屋グルメの名店は予約が必要ですか?
どのお店もお昼時や休日は混雑するので、少し時間をずらしていくことをお勧めします。特に本店や創業の地と呼ばれる場所は、観光客のみならず地元の人にも人気なので、とても混雑します。
お店によっては予約を受け付けていないところもあるので、行きたいお店が決まったら予約可能か否か確認し、もし不可であれば比較的空いている時間帯を聞いてみましょう。特に提供に時間がかかるメニューの場合は、店内に入ってからも待つ場合があるので、時間に余裕をもって行きましょう。
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