名古屋市内おすすめ紅葉スポット3選
名古屋城
名古屋といえば名古屋城が有名な観光スポットですが、実は名古屋城は紅葉もとてもきれいなんです。お城を見ながら紅葉を楽しむのは季節の趣があって素敵です。特に城内にある二之丸庭園と呼ばれる庭園の紅葉がとても美しいです。庭園内には休憩場所としてお茶屋さんもあります。暖かい抹茶を提供しているので、お茶をすすりながらゆったりと紅葉を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
見頃はおよそ11月中旬から12月にかけてです。
徳川園
徳川園は名古屋駅からほど近い場所にある池泉回遊式の日本庭園です。江戸時代の大名庭園の様式を取り入れていて、そのさまは日本の自然景観そのものです。この庭園では1年中草木や花を楽しむことができ、秋には特にモミジやニシキギなどの約300本もの木々が一斉に鮮やかに色づきます。11月中旬から12月上旬にかけての紅葉の期間に徳川園は紅葉祭と称し、開演時間を20時まで延長して園内をライトアップします。紅葉祭中は夜にはえる紅葉の様子を楽しむこともできます。
八事山興正寺
八事山興正寺は名古屋駅から地下鉄で約30分の場所にある真言宗のお寺です。
江戸時代に尾張藩2台目藩主の徳川光友が帰依して以来尾張徳川家の祈願寺になっていました。現代においても広い土地と美しい自然は変わらず、毎月開かれる「興正寺マルシェ」と呼ばれる農産物や加工食品の即売会は大人気で大きな賑わいを見せています。
そんな八事興正寺は紅葉の時期になると境内の自然が一気に色づき始めます。紅葉を一目見に全国から観光客が集まってくるのです。特に文化5年(1808年)に建てられた五重塔と紅葉はため息が出る美しさです。
名古屋市内のおすすめ公園4選
鶴舞公園
JR中央本線鶴舞駅からすぐの場所にある大きな公園です。明治42年に名古屋市が都市公園として整備したところから始まりました。明治時期の西洋の文化を取り入れる風潮の影響を受け、公園内には日本庭園の他に西洋風の並木道や噴水があったりする、和と洋どちらもの趣を持つ100年以上の長い歴史がある公園なのです。公会堂や図書館、グラウンドも完備していてたくさんの人の憩いの場になっています。
春には桜の名所になっていて多くの花見客で賑わいますが秋もコスモスなどをはじめとする季節の花々が咲き乱れています。季節の花を愛でながら散歩してみてはいかがでしょうか。
白鳥公園
平成3年にオープンした池泉回遊式の日本庭園です。実は日本庭園の規模は市内随一で、庭園は中部地方の地形をモチーフにしています。公園内にはカフェも多くあり、特に汐入亭という和風うのカフェは大きな窓が特徴で、庭園を眺めながらゆったりと過ごすことができると人気のカフェです。また、芝生広場という大きな広場もあるのでレジャーシートとお弁当を持ってピクニックに行くのもいいかもしれません。
名城公園
名城公園は名古屋城からほど近い場所にある大きな公園です。緑豊かな木々に囲まれていて、せせらぎの流れる芝生広場、江戸時代の名残のあるふろおけ池、藤の回廊などがあり、1年を通して自然を楽しむことができます。公園の外周はおよそ1.3㎞あり、ランニングをする人も多いです。他にも野球場や庭球場などの施設や、スポーツショップ、カフェやレストラン施設も多く1日中楽しめる公園です。さらに公園内のフラワープラザでは、温室内で咲く美しい花々を鑑賞することができたり、園芸に関するワークショップなども行っています。
久屋大通庭園フラリエ
名城線矢場町駅から徒歩3分の場所にある公園です。名前の「フラリエ」は「ふらり」+「フラワー」+「アトリエ」の造語で、地域の人にとって「ふらりと立ち寄れる花いっぱいのアトリエ」でありたいという意味が込められています。花や緑、水辺などの自然を楽しむことができるテーマガーデンがいくつかあり、それらを中心にショッピングやグルメ、散策などを楽しむことができます。また、その他にイベントや各種ワークショップもあります。
都会のど真ん中にある癒しの空間でゆったりとした時間を過ごすことができるスポットです。
芸術・文化に触れるおすすめスポット4選
文化のみち二葉館
名古屋城から徳川園にかけての一体は歴史的遺産が多いことから「文化のみち」と名付けられています。
二葉館はこの道沿いにある歴史的遺産の1つです。日本の女優第一号として名をはせた川上貞奴と電力王と言われた福沢桃介が共に暮らした家です。2,000坪を超える広大な敷地に建てられた和洋折衷の建物はその豪華さから「二葉御殿」と呼ばれ、各界の著名人が集まるサロンになっていました。
館内は当時の文化のみちや街並みを紹介している大広間や川上貞奴の生涯について知ることができる展示室、当時の人々の暮らしが分かる資料室などがあります。
文化のみち揚輝荘
こちらも文化の道沿いにある家です。揚輝荘は、大正から昭和初期にかけて株式会社松坂屋の初代社長15代伊藤次郎左衛門祐民によって構築された別荘です。かつては迎賓館、社交場として華やぎ、国際的なコミュニティを形成した場所でもありました。現在では昔の暮らしぶりがわかるような5棟の文化財と庭園が残されています。1階のテラスに面した旧食堂はいまは喫茶室になっていて、園内を眺めながらお茶や軽食を楽しむことができます。
ノリタケの森
JR名古屋駅から徒歩15分の場所にある陶磁器に関する複合施設です。
世界的に有名な陶磁器の食器を作っている株式会社ノリタケカンパニーリミテドの創立100周年を記念してオープンしました。
この森は名古屋中心部にありながらとても広い土地に文化と触れ合えるカルチャーゾーン、暮らしを楽しむコマーシャルゾーン、歴史を感じるヒストリカルゾーンをコンセプトに、実際に洋食器を作ってみたり、歴史的に価値の高い陶磁器を鑑賞することができたり、食器を購入することができるようになっています。
他にも自然豊かなビオトープでゆったりとくつろぐことができたり、フレンチの創作料理が楽しめるようなレストランなどがあります。
名古屋能楽堂
日本の伝統文化である能や狂言を振興して文化交流の先駆けとするためにオープンした能楽堂です。1997年にオープンした名古屋能楽堂は能楽堂としては最大規模の大きさを誇っています。日本建築様式の洗練された美しさを持つ外観や総木曽檜造りの能舞台が最大の特徴です。客席も630席あり壮大なスケールの能舞台が楽しめるようになっています。
能舞台を観てみたいけれど理解できるか不安な方には演能の解説が聞けるイヤホンガイドも無料で借りることができるのでこの機会に能の世界に足を踏み入れて観てはいかがでしょうか。
行楽シーズンだからこそ行きたいおすすめスポット2選
名古屋市東谷山フルーツパーク
名古屋市内で一番高い山である、東谷山のふもとにある名古屋市東谷山フルーツパークは、たくさんのフルーツが栽培されている場所で、秋の行楽シーズンにぴったりのスポットです。
果樹園ではリンゴやナシ、ブドウなどに加えて、キウイやアンズ、イチジクなど約190種類以上の果実が栽培されています。2つのドームの中は「世界の熱帯果樹温室」呼ばれる温室になっていてバナナやパパイヤなどの熱帯地域に群生している果実を観察することができます。
もちろん果樹園で収穫された果実は売店で購入することができる他、その場でカットフルーツやしぼりたてのジュースを味わうことができます。
名古屋市農業センターdelaふぁーむ
名古屋市の農業振興を目的として開設された名古屋市農業センターが開園50周年を記念して「delaふぁーむ」という愛称がつきました。ここではウシやヒツジの放牧場や色々な鶏の種類を展示している展示鶏舎、野菜の栽培温室や花の展示施設などもあります。特に農業センターで搾った生乳を使用したアイスクリームはここでしか味わうことのできない逸品です。放牧場をゆったり眺めながらアイスクリームを食べる、そんな幸せなひと時を過ごすことができます。
また、約700本の梅の木があるしだれ梅園も人気で、2月や3月は梅見の観光客で賑わいます。