大須商店街ってどんなところ?
大須商店街は名古屋駅から地下鉄で10分の「大須駅」から「上前津駅」にかけて広がるとても大きな商店街です。大須観音前から伸びる大須観音通から始まり大須本通、仁王門通、門前町通、赤門通、万勝寺通、東仁王門通、新天地通からなるこの商店街には食べ歩きのお店はもちろん、喫茶店やお土産屋さん、老舗のお菓子屋さんや名古屋めしのお店、古着屋や雑貨屋、着物屋までが軒を連ねています。その数、なんと約1,200店舗です!
伝統と最新のカルチャーが雑多に混じり合う、活気溢れる商店街でグルメや買い物を心ゆくまで楽しむのはいかがでしょうか?
見どころ
大須商店街に行ったら食べるべき!食べ歩きグルメ
大須商店街といえば食べ歩きです!商店街の中には古着屋や雑貨屋も数多くありますが、やはり食べ物のお店が一番多いです。その中でも最新のスイーツや老舗のお菓子、一口で食べられる食べ歩きにぴったりなもの、行列必至のかき氷屋まで来たら絶対に食べたい!そんな外すことができないスイーツを中心にいくつかご紹介したいと思います。
納屋橋饅頭万松庵
万松寺通りのちょうど真ん中に位置している老舗和菓子屋さんです。「揚げまん棒」はこのお店オリジナルの商品で、開店中はずっと実演販売をしてくれています。コロッとした見た目が特徴で、この揚げた饅頭生地の中には熱々のあんこが入っています。
揚げた上にあんこが入っているので重たい甘さなのかと思いきや、甘すぎず、くどくない上品な甘さでした。
はぴぱん
大須館音から大須観音通りへ進んでいくとあるお店です。お店の周りがすでにいい匂いに包まれていました。
毎日50個限定のプレミアムメロンパンは表面はさっくりと香ばしく、中はふんわりとした生地で、一口食べると香ばしいバターの香りとともに優しい甘さが口いっぱいに広がりました。楽しい食感とバターの香ばしさ、ちょうどいい甘さが絶妙なバランスでした。
フルッタジフルッタ
2019年11月に移転リニューアルオープンしました。新鮮なフルーツを使ったミックスジュースは色々な種類があってどれにしようか迷ってしまいまうほど。
この日は暑かったのでパインレモンを選んでみましたが、パインの甘みとレモンの酸っぱさが絶妙なバランスでくどくなく、ミックスジュース特有のどろっと感も気にならず、一気に飲み干してしまいました。
新雀本店
仁王門通りの1番奥に店を構えるお団子屋さんです。1本90円でお団子を販売しています。そのほかにもせんべいの販売も行っています。
しょうゆ味とみたらし味の2種類があり、どちらも90円とは思えないボリュームのお団子でした。みたらし団子はとっても香ばしく、あまじょっぱいタレが癖になる味で、お餅は柔らかくて美味しかったです。
納骨堂の最先端?白龍
新天地通り沿いにある万松寺の納骨堂である「白龍館 彩蓮」です。名前にもあるように白い龍のモニュメントが目印です。実はこの白龍は1日に何度か光と水を使った演出のパフォーマンスを行っていて、とても話題になっています。
噴水が上がり白龍がライトアップされるこのパフォーマンスは思わず商店街を歩く足を止めてみてしまいます。こんなに派手な納骨堂も大須商店街ならではではないでしょうか。
一度は食べたい!行列必至のかき氷たち
大須商店街から少し脇道に入った周辺にもお店が多く立ち並びます。特にかき氷はその味はもちろん、写真映えもバッチリです。並んでも食べたいと思ってしまうかき氷屋さんをご紹介いたします。
一口目を食べる瞬間は至福のひとときになること間違いありません。
吾妻茶寮
ピーク時は整理券を取得してからなんと3時間待ちのかき氷屋さんです。しかしながら待った甲斐があったと思えるかき氷でした。
まず見た目からすでにおいしさが伝わってくるのですが、中までしっかりとみたらしのたれがしみていて、さらにバニラアイスまで入っていました。ふわりと柔らかい氷は口の中ですぐ消えて、濃厚なみたらしのたれとホイップクリームが口に残る新しい食感と味覚がとても楽しく、おいしいかったです。
ホイップクリームの上に付いているあられとあんことみたらしのタレは別皿で多めに付いてくるので追いがけして楽しみます。他にも小さなみたらし団子や葛餅がお皿に乗っていて、かき氷の合間に楽しむことができます。
商店街に行ったら絶対寄るべき!大須観音参り
大須商店街の隣にある大須観音は商店街と並ぶ名古屋の王道の観光名所です。宗教法人としての公称は実は「宝生院」と言いますが、一般には大須観音の名で知られています。日本3大観音の1つとも言われる観音霊場です。その他にも『古事記』の最古写本やその他貴重書も多数収蔵している「真福寺文庫」もあります。
また、月に1度骨董市が開かれたり、ストリートシンガーや大道芸人がパフォーマンスを行っているご利益があって活気に溢れたお寺です。
大須観音の歴史
発祥は、建久年間(1190年)に尾張国長岡庄大須郷(今の岐阜県羽島市大須)に中島観音ができたことが始まりです。元亨四年(1324年)後醍醐天皇は、勅願を下し長岡庄に北野天満宮を造営しました。この後醍醐天皇は能信上人という僧をとても気に入り、お寺を開創するようにと頼みました。
能信上人はお寺を開創するために伊勢大神宮に100日間こもって「この世の人々が救いを受け、恵みを得るみは誰をまつればいいのだろう」とお祈りしていたところ夢の中で「大慈大悲の観世音が良いでしょう」とお告げを受けたことから観音様をまつることにしたそうです。
荘厳な雰囲気の本堂
御本尊である聖観音さまをお奉りする『大悲殿』。大須観音の中心部に当たります。本堂は明治時代の大須の大火、戦災で二度焼失しているため、現在の本堂は、1970(昭和45)年に建て直されたものです。
大悲とは観音菩薩の別名で、世の人々を苦しみから救おうとする仏や菩薩の慈悲の心を表します。本堂横にはお守りを販売している場所があります。
また、御朱印の受付は本堂の階段下右奥の寺務所です。実は大須観音は御朱印が5種類もあるんです。1枚300円ですので好きな種類を選んでみたり、全種類コンプリートしてみたりするのもいいかもしれません。
なぜか凶率の高いおみくじ
「大須観音のおみくじは凶ばかり出る」という噂が触れ回るぐらい、大須観音のおみくじは凶が多いです。
しかし、凶ばかり出るのは実はちゃんとした意味があるんです。大吉が出てしまうと人は安心して努力を怠りがちになってしまうため、自分の運を自分で切り開いて行くためにたゆまぬ努力をしてほしいという願いを込めて凶を多くしているのです。
オススメの周辺情報
大須商店街から徒歩10分圏内のランチ
ナポリピッツァ
互楽亭
Cafe molly
大須商店街と合わせて観光におすすめ
大須商店街と合わせて観光におすすめの人気スポットには、大須観音駅から徒歩すぐのところにある大須観音や大須観音駅から徒歩3分のところにある大須演芸場、大須観音駅から徒歩約2分のところにある那古野山古墳などがあります。
大須観音
大須観音は大須観音駅から徒歩すぐの位置にあり、大須商店街からも徒歩約10分ほどで着きます。
真言宗智山派の別格本山で、開山は能信上人。ご本尊は弘法大師作聖観世音菩薩。寺号は「北野山真福寺宝生院(ほうしょういん)」といいますが、大須観音と呼ばれ広く親しまれています。
1324(元亨4)年、北野天満宮の別当寺として現在の岐阜県羽島市桑原町大須付近に創建されました。名古屋城築城の際に大須観音も、犬山城主・成瀬正茂によって現在の場所に移転されました。この移転により、名古屋城下・東の寺町として東桜周辺に対して西の寺町として大須周辺が栄えました。
1892(明治25)年の大須の大火、第二次世界大戦の空襲によって二度焼失しましたが、1970(昭和45)年に再建、現在に至っています。大須観音は、国宝の『古事記』の最古写本「真福寺本古事記」をはじめ、貴重な古典籍を多数所蔵しています。「真福寺文庫」(大須文庫)といい、仁和寺、根来寺の文庫と合わせて本朝三文庫とも称されます。
そもそも、家康が名古屋への移転を決めた理由にこれら古典籍を水害から守るという目的があったと言われています。 毎月18日、28日には境内で骨董市が催され、多くの人々でにぎわっています。
大須演芸場
大須演芸場は大須観音駅から徒歩3分の位置にあり、大須商店街からも徒歩約5分ほどで着きます。
中京圏唯一の寄席です。江戸が徳川吉宗による享保の改革により、質素倹約を強いられていた当時、尾張では、御三家筆頭である尾張徳川家の第7代藩主・徳川宗春が、開放政策、規制緩和を行い、芸術、芸能を厚く保護し、空前の繁栄を見せます。
芝居小屋が建ち並ぶ大須界隈は「芸どころ名古屋」の中心地であり、以来大須は町人たちに愛され続けてきました。この伝統を受け継ぎ、今をさかのぼること約50年、大須演芸場は誕生しました。
かつては、常打寄席所として連日連夜の賑わいを見せていましたが、近時は経営体制や建物老朽化の問題等から閑古鳥が鳴く状況となり、2014(平成26)年2月に、やむなく閉館となりました。
しかしながら、大改修工事を行い、大須と芸能を愛する強い気持ちの同士が新たに集い、「伝統と変革」、そして「継続」を旨に、2015(平成27)年9月に新生「大須演芸場」が開場しました。毎月1日 〜 10日中部地方唯一の定席寄席開催、11日 〜月末貸席として様々な公演を行っています。寄席観覧には欠かせないオリジナル弁当も楽しみのひとつです。
那古野山古墳(なごのやまこふん)
那古野山古墳は大須観音駅から徒歩約2分の位置にあり、大須商店街からも徒歩約5分ほどで着きます。
大須古墳群と呼ばれる古墳群のうちのひとつです。6世紀頃に作られたもので、現在は後円部だけが残っていますが、もともとは前方後円墳でした。
清寿院が1872(明治5)年に廃寺となったのち、1879(明治12)年に愛知県初の公園「浪越公園」として市民に開放され、広く愛され親しまれましたが、1910(明治43)年に鶴舞公園の完成にともない、廃止になりました。
しかし、1914(大正3)年、名古屋市が那古野山公園として再び公園化、大幅に縮小され現在の大きさになりました。1991年、1995年には発掘調査が行われ、これによって出土した遺物は名古屋市博物館に収蔵されています。
さらにおすすめ
アクセス情報
地下鉄で
名古屋市地下鉄鶴舞線「大須観音駅」と名城線「上前津駅」から徒歩2分
車で
公式サイトをご覧ください
http://osu.co.jp/access/car.html
よくある質問
駐車場はありますか?
大型の駐車場が4ヵ所あります。
- 万松寺駐車場(875台)
- 万松寺パーキングビル(300台)
- 若宮パーク(400台)
- 市営大須駐車場(200台)
※そのほか、大須内にコインパーキング(有料)がたくさんあります。
商店街の定休日はありますか?
商店街としての定休日はありません。店舗によって異なります。
大須マップはどこでもらえますか?
商店街数カ所に設置された配布用ラックや「大須マップ」掲載店などの店舗や名古屋市内有名ホテル、及び名古屋市の施設などでも配布しています。
基本情報
【営業時間】
店舗により異なる
【定休日】
店舗により異なる
【住所】
愛知県名古屋市中央区大須3-38-9 大須商店街連盟会館3F
【TEL】052-261-2287
【駐車場】
万松寺駐車場
万松寺パーキングビル
若宮パーク
市営大須駐車場
【問い合わせ先】
愛知県名古屋市中央区大須3-38-9 大須商店街連盟会館3F
[公式HP]http://osu.co.jp