岡山県初観光の方向け!定番スポット10選
倉敷美観地区(くらしきびかんちく)
倉敷市といえば、倉敷らしいフォトジェニックな風景に出会える「倉敷美観地区」が有名です。白壁の蔵屋敷やなまこ壁、柳並木の風景などのレトロモダンで情緒豊かな町並みを楽しむことができます。本町・東町の界隈は大部分が町並み保存地区に指定されており、現在でも約200世帯の人々が暮らしています。
1917(大正6)年に建てられた洋風木造建築の倉敷町役場は、現在観光案内所「倉敷館」として観光施設や観光ガイドの紹介を行っているので、まずはこちらに寄ってみると情報が集めやすいと思います。建物は国登録有形文化財に指定されているので、インスタ映えする写真も撮影できそうです。
かつて物資を積んだ川舟の往来で賑わいをみせていた倉敷川の風情を味わうことのできる観光川舟「くらしき川舟流し」が人気です。ゆったりと進む舟から眺める白壁の町並みは、ひと味違う表情を見せてくれます。観光人力車もあるので、のんびりと案内してもらいながら雰囲気を楽しむことができますよ。
岡山後楽園(おかやまこうらくえん)
岡山市北区にある「岡山後楽園」は日本三大庭園の一つとされ、風光明媚(ふうこうめいび)な大名庭園です。岡山藩の2代目藩主であった池田綱政(つなまさ)が憩いの場として築きました。季節の花々が彩る園内には江戸時代さながらの別世界が広がります。1952年に歴史的文化遺産として“特別名勝”に指定され、さらにミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星の評価を得ています。
四季を通じ、茶摘みやお月見などさまざまな行事が開催されています。ゴールデンウイークや夏、秋には園内をライトアップする夜間特別開園「幻想庭園」が開催され、昼間とは趣の違う景色を楽しむことができます。園内のみどころ28ヵ所で解説を聴ける音声ガイドの貸し出しや、直接歴史や見どころを案内してもらえる園内ボランティアガイドもあるので、岡山後楽園をもっと知りたいという方におすすめです。
大原美術館
岡山県倉敷市にある「大原美術館」は倉敷美観地区のシンボル的な存在です。倉敷の文化発展に貢献された事業家の大原孫三郎により、日本初の私立西洋美術館として1930(昭和5)年に設立されました。エジプトの古代美術や西洋現代美術、日本近代、現代美術など約3,000点の美術品が収蔵されています。
本館にはクロード・モネ作「睡蓮」やエル・グレコ作「受胎告知」をはじめ、ルノワールやゴーギャン等有名な西洋の名画が多数展示されています。また、本館2階ギャラリー真ん中には世界三大ピアノメーカーに数えられるドイツの「ベヒシュタイン」のピアノが設置されています。
年に数回、ギャラリーコンサートが開催され、作品が展示されている室内でコンサートを行う独特のスタイルで名画と音楽のコラボレーションを楽しめます。
吉備津神社(きびつじんじゃ)
岡山市北区にある「吉備津神社」は県内最古の大社で、桃太郎伝説ゆかりの神社として有名です。桃太郎伝説の元となった吉備津彦命(きびつひこのみこと)と温羅(うら)と呼ばれる鬼にまつわる伝説が残っています。鬼退治の矢を置いたとされている「矢置岩」や鬼の首が埋められたと言われる「御竈殿(おかまでん)」などがあり、伝説を体感できるスポットです。
1425年に再建された全国唯一の吉備津造りの本殿と拝殿は国宝に指定されています。本殿から続いている約400mにわたる美しい回廊は一見の価値があると評判です。また、釜が鳴る音により吉凶を占う「鳴釜神事」も多くの人々に親しまれています。ほかにも境内には樹齢約600年のご神木のいちょうや、約400株のぼたんが4月下旬に見ごろを迎える「ぼたん園」などの見どころがあります。
毎月1日の早朝に行われる「ついたち参り」では、通常参入することのできない国宝・本殿に入ることができ、より神様の近くでお参りすることができます。国宝に入ることのできる数少ない機会ですので、日にちがあえば早朝に参拝されてみてはいかがでしょうか。
岡山城
日本100名城のひとつとして名高い「岡山城」は、豊臣秀吉の家臣だった豊臣五大老の一人・宇喜多秀家が築城しました。黒い下見板張りの外観から別名「烏城(うじょう)」とも呼ばれています。不等辺五角形をした三層六階建て、漆黒の天守閣は威厳を感じさせるたたずまいだと評判です。最上階からは岡山後楽園と市街地を360度見渡すことができ、眺望を楽しめます。
築城当時の天守閣は1945年の空襲で焼失されましたが、現在は再建されて城主の間等が復元されています。城内の2階では池田時代の資料展示、3階では宇喜多、小早川の時代の歴史展示など様々な展示で岡山城の歴史を学ぶことができます。春、夏、秋のシーズンごとに岡山城天守閣と周辺がライトアップされる「烏城灯源郷」が人気です。
1階には備前焼工房があり、土ひねり体験をすることができます。岡山城限定グッズを販売しているお土産ショップ、岡山城名物の「お城パフェ」を味わえる食事処もありますよ。
備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)
「雲海に浮かぶ天空の山城」として全国的に有名な「備中松山城」、その姿をテレビで見たことのある人も多いのではないでしょうか。標高約430mの小松山の山頂を中心に築かれていて、天守が残る日本唯一の山城としては随一の高さを誇り、江戸時代から残る現存天守12城のひとつです。
城の周辺には高さ10m以上の巨大な岸壁がそびえ立ち“難攻不落の名城”の面影を感じることができます。雲海が発生する9~4月頃の明け方に雲海展望台に上ると、幻想的な備中松山城の風景を撮影することができるそうです。「ふいご峠駐車場」までは車で行けますが、そこから天守まで徒歩で20分ほどかかります。
旧閑谷学校(きゅうしずたにがっこう)
岡山県備前市にある「旧閑谷学校」は、現存する日本最古の庶民のための公立学校です。1670年に岡山藩主の池田光政(みつまさ)が地方のリーダーを養成するために創立し、ここから日本の歴史を創る有能なリーダーが多く輩出されました。
国宝に指定されている講堂は、堂々とした入母屋造りで“学問の殿堂”と呼ばれています。2015年には近代日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-として日本遺産第1号に認定されました。
儒学の祖である孔子像が安置された聖廟(せいびょう)や中国の建築様式を模した校門、765mに及び学校全体を取り囲んでいる石塀(せきへい)など国の重要文化財に指定された施設が各所に点在しています。国宝の講堂で昔ながらの学習を体験できる「講堂学習」や、ボランティアガイドによるガイド、ガイドテープの貸し出しなども行われています。
鷲羽山(わしゅうざん)
「鷲羽山」は瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地として知られている、日本初の国立公園です。鷲が羽を広げた姿に似ていることからこの名前が付けられました。青い海と瀬戸大橋が織りなすパノラマの風景が絶景で、極上の夕景が望める場所として「日本の夕陽百選」にも選定されています。
麓から山頂にかけては遊歩道が整備されているので、瀬戸内海の絶景を眺めながら散策を楽しめます。山頂の展望台は雄大な瀬戸大橋とのどかな瀬戸内の島々、さらに対岸の四国までも見渡せる人気のビュースポットです。山頂真下には鷲羽山の様々な情報を提供している「鷲羽山ビジターセンター」があります。
犬島(いぬじま)
岡山市唯一の有人島である「犬島」は、岡山市東部、宝伝の沖約3kmに浮かぶアートの島です。犬島の集落の中にギャラリーが点在する犬島「家プロジェクト」で注目を集めています。家プロジェクトのギャラリーは、かつて建っていた民家の古材や瓦屋根、透明なアクリルや周囲の風景を映し出すアルミなど多様な素材で作られています。
約100年前、10年間だけ稼働していた製錬所を美術館にした「犬島精錬所美術館」も人気です。館内では柳幸典氏の作品を鑑賞することができます。アート鑑賞後は、島内の散策がおすすめです。犬島の石を使ったオブジェ等が点在しているので、ゆっくり散策しながらお気に入りのスポットを探してみてはいかがでしょうか。
倉敷アイビースクエア
「倉敷アイビースクエア」は明治時代の倉敷紡績所発祥工場の外観などを可能な限り保存・再利用した複合観光施設です。JR倉敷駅より徒歩で約15分、倉敷美観地区に隣接しています。2007年には国の「近代化産業遺産」に認定されました。紡績工場だった頃、工場内部の温度調整のために植えられた赤レンガを覆う蔦(アイビー)が印象的で、名前の由来にもなっています。
施設内には、陶芸や絵付け等の手作り体験ができる「愛美工芸陶芸教室」やクラシカルな空間で瀬戸内ならではの食事を楽しめるレストランやバー、お土産ショップなどがあります。レストラン蔦ではアフタヌーンティーも楽しめるので、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
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岡山県のミュージアムスポット4選
いがらしゆみこ美術館
愛と元気に再会できる少女漫画の美術館「いがらしゆみこ美術館」はその名のとおり「キャンディ・キャンディ」の著者であり漫画界の巨匠、いがらしゆみこの作品が展示されている美術館です。常時50点以上の原画や複製画を展示している「ゆみこギャラリー」や、絶版になった名作や70年代の懐かしい作品まで取り揃えている「秘蔵ライブラリー」があります。
秘蔵ライブラリーには「手塚治虫先生コレクション」もあるので、男性でも楽しめます。屋上3階は美観地区が一望できる展望テラスで、ここから阿智神社をバックに2ショットを撮ると恋が実るというジンクスもあるとか。手作り工房ではいがらしゆみこのイラスト等の転写紙を使って陶器に絵付けできる「ポーセ絵付け体験」ができます。
いがらしゆみこ美術館は「お姫様体験の聖地」とも言われ、ドレスを着てお姫様に変身して特設セットで撮影してもらえる「プリンセスフォト」が人気です。女子が胸キュンするようなアイテムがいっぱいあるので、より憧れのお姫様に近づくことができます。また、隣接している「カフェプリンセス」はカラフルなメニューでインスタ映え間違いなしのスポットです。
備前長船刀剣博物館(びぜんおさふねとうけんはくぶつかん)
鎌倉時代から日本刀の産地として栄えてきた瀬戸内市長船町にある備前おさふね刀剣の里「備前長船刀剣博物館」は全国でも珍しい日本刀専門の博物館です。施設内に設けられた「刀剣工房」や「鍛刀場」では実際に職人が日本刀を作る様子を見ることができます。空いている時間には質問に答えてくれることもあるとか。
毎月第2日曜日に行われる、1,200度の高熱で玉鋼(たまはがね)を打ち延ばす「古式鍛錬」は海外から日本刀ファンが押し寄せるほどの人気です。“相槌を打つ”という言葉の語源にもなった、職人が力強く鋼を打って火花が飛び散る様子は迫力満点です。博物館隣接のふれあい物産館では刀剣類や備前小刀、刃物など刀剣の里ゆかりの伝統美術作品が展示販売されています。
津山まなびの鉄道館
「津山まなびの鉄道館」は懐かしい車両が多数展示された鉄道ファン必見のスポットです。旧津山扇形機関車庫や転車台、展示車両、蒸気機関車の動輪など展示するスペースと、鉄道の技術や歴史を紹介している施設で構成されています。旧津山扇形機関車庫は1936年に建設され、現存するものでは国内2番目の規模を誇っている施設です。国内で1台のみ製造されたディーゼル機関車「DE50-1」が保存されています。
岡山の鉄道の歴史を学べる「あゆみルーム」、どのように正確な運行が行われているのか体験しながら学べる「しくみルーム」、津山のまちなみをジオラマで再現しNゲージ模型が走る「まちなみルーム」があり、様々な角度から鉄道について学ぶことができます。津山駅から徒歩で約10分、営業時間は9:00〜16:00となっています。
現代玩具博物館・オルゴール夢館
岡山県美作市にある「現代玩具博物館・オルゴール夢館」は、100年以上前のオルゴールやからくり人形など、おもちゃ約600点を展示しているおもちゃとオルゴールのミュージアムです。館内のプレイルームでは、積み木やままごとコーナー、ドイツ製のボードゲームやカードゲームなど収蔵されているおもちゃで実際に遊ぶことができます。
国内外で活躍するオートマタ(からくり人形)アーティストによる作品や、スイス製のシリンダー式オルゴールやドイツ製のディスク式オルゴールなど様々なオルゴールなどの紹介もされています。毎日5回行われるオルゴールコンサートでは、オルゴールやオートマタの歴史や仕組みなどの話を聞きながら、豊かな響きを楽しむことができます。
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岡山県を家族で楽しめるスポット5選
おもちゃ王国
岡山県玉野市にある「おもちゃ王国」は見て、触れて、体験できるおもちゃのテーマパークです。子供たちに大人気のトミカ・プラレールランドやリカちゃんハウス、メルちゃんのおうち、シルバニアファミリー館などがあります。全18種類のおもちゃパビリオンが屋内にあるので、雨の日も思い切り遊ぶことができます。
大観覧車やメリーゴーランド、園内を走るロードトレインなど、小さなお子さんも安心して遊べる乗り物も多数あります。「マイベア工房」では、自分だけのクマのぬいぐるみを簡単につくれるので来園の記念にいかがでしょうか。また、「あそびの学校」では子供たちに本物の体験、達人との出会いを提供するワークショップが行われています。達人たちに直接、技を伝授してもらうことができますよ。
おもちゃ売り場「トイズスタジアム」ではおもちゃパビリオンと連動した楽しいグッズが勢ぞろいしていて、トミカやリカちゃんとコラボレートしたここでしか買えないおもちゃ王国限定商品などが販売されています。毎日のイベントや季節ごとの催しも要チェックです。
ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド
瀬戸大橋と瀬戸内海の絶景を見下ろせる遊園地です。絶叫アトラクションやメリーゴーランドなど大人から子供まで家族で楽しめるスポットです。名物のサンバショーはビンゴやパラパラダンスなどを取り入れたレパートリーで、毎日開催されています。
日本初のループ付き逆走コースター「バックナンジャー」や、地上高16mの4階建てビルほどの高さの上空を自転車をこいで進む「スカイサイクル」、中四国で唯一の海抜170mの高さからのバンジージャンプなどスリル満点のアトラクションがたくさんあり、絶景を見ながらのスリル体験ができます。期間限定ですが、巨大な水流すべり台があるスパイラルスライダープールは入園者は無料で遊ぶことができます。
池田動物園
岡山市の中心部に近い京山に位置する「池田動物園」は、全国でも珍しい山を利用した動物園です。ライオンやキリン、フラミンゴやペンギンなど約100種類の動物たちがいます。動物とのふれあいやエサやり体験ができる家族に人気のスポットです。バレンタインデーやナイトZOO、サマースクールやクリスマスなど季節のイベントがたくさん開催されています。
園内には衣笠鉄道の蒸気機関車や西大寺鉄道の客車が展示されていて、運転席や客席に自由に乗ることができます。
岡山農業公園ドイツの森クローネンベルク
岡山県赤磐市にある「岡山農業公園ドイツの森クローネンベルク」は、緑に囲まれたドイツの農村を体験することのできる自然派テーマパークです。春にはチューリップや菜の花、秋にはコスモスがヨーロッパ調の建物の前に咲き誇り、異国の雰囲気を楽しめます。
牧羊犬による羊の追い込みショーやジャージー牛の乳しぼり体験、動物ふれあい広場などのふれあいイベントがあり、2019年にはテニスコート約20個分の西日本最大級ドッグランがオープンしました。また、「グルメ体験教室」ではソーセージやパン・バター作りの体験、「クラフト体験教室」ではモザイクキャンドルや白器の絵付け、オルゴールづくり、万華鏡や備前焼づくりなど様々な体験をすることができます。
ヒルゼン高原センター ジョイフルパーク
標高約500~600mの蒜山(ひるぜん)三座を望む高原地帯に西日本屈指のリゾート地、蒜山高原があります。その蒜山高原の緑に包まれた広大なアミューズメント施設が「ヒルゼン高原センタージョイフルパーク」です。絶景を一望できる大観覧車ヒルゼンタワーや、2回転が魅力のヒルゼンコースター、急流すべり、バイキングなどの絶叫マシーンからお子様向けのメリーゴーランドまで約30のアトラクションがあります。
蒜山高原の名物ジンギスカンやB級ご当地グルメ「ひるぜん焼きそば」を食べることのできるレストランが併設されているので、たくさん遊んでたくさん食べて思いきり遊びつくせそうです。売店内では「ヒルゼン高原饅頭」が毎日実演販売されていますよ。
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岡山県でまち歩きを楽しめるスポット4選
勝山町並み保存地区
岡山県真庭市にある勝山町は、出雲街道の宿場町として繁栄してきました。岡山県で最初に「町並み保存地区」に指定され、今でも白壁の土蔵や格子窓の商家などの古い町並みが残っています。町のシンボルとされている“のれん”が100軒もの家々に掲げられ、その風景が観光客の目を楽しませてくれています。
また、室町時代に始まった高瀬舟の発着場跡が旭川沿いの約700mに渡って残っており、玉石積みと白壁の景色が往時の賑わいをしのばせています。
吹屋ふるさと村
岡山県高梁市にある「吹屋ふるさと村」は、赤く統一されたノスタルジックな町並みが印象的なスポットです。中国山地の山懐に抱かれ、ベンガラの製造で莫大な富を得た豪商たちが創り上げてきました。赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された町並みは1974年岡山県のふるさと村に認定され、1977年には国の重要伝統的建造物保存地区に認定されました。
町並みから少し離れた場所には映画「八つ墓村」の撮影に使われた「広兼邸」や銅山跡、ベンガラ工場を復元した施設などがあり見学できます。また、吹屋案内所「下町ふらっと」では吹屋ベンガラ型染め、泥染体験をすることができます。
児島ジーンズストリート
「児島ジーンズストリート」のある児島は、明治時代から繊維の町として知られ、1960年代に国内で最初にジーンズ生産を手掛けた「国産ジーンズの聖地」として知られています。旧野崎家住宅から野崎の記念碑まで約400mの通りに地元のジーンズメーカーが軒を連ねています。オリジナリティーあふれる「ジャパンデニム」のジーンズが購入できるので、最近では海外からの観光客も増えているとか。
各所にジーンズやジーンズをモチーフにしたオブジェがあるので、インスタ映えも狙えそうです。同じ倉敷市内にはデニムまんやデニムバーガーなどの軽食がある「倉敷デニムストリート」もあるので、合わせて行ってみるとより楽しめそうです。
城東町並み(じょうとうまちなみ)
津山城の南から東にかけて走る旧出雲街道沿いにあった商家の町並みです。なまこ壁や虫籠窓(むしこまど)、袖壁(そでかべ)など当時の面影がそのまま残された建物が連なって、風情ある町並みを楽しめます。印象的な火の見櫓(ひのみやぐら)のある作州城東屋敷(さくしゅうじょうとうやしき)、江戸時代に建てられた町家が保存されている城東むかし町家などは必見のスポットです。
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岡山県で癒される!ヒーリングスポット4選
湯原温泉砂湯(ゆばらおんせんすなゆ)
岡山県真庭市の湯原ダムの下流に位置し、旭川沿いに広がっている「湯原温泉」は人気の温泉地です。湯量が多く、良質なアルカリ性の高い泉質が特徴で、肌触りがなめらかです。その温泉街のシンボルとなっているのが、川底から湧き出る温泉で作られた天然の大露天風呂「砂湯」です。地元の方の協力で24時間無料で開放されています。
全国露天風呂番付では「西の横綱」と評されていて、「美人の湯」「子宝の湯」「長寿の湯」という温度の異なる湯舟を楽しむことができます。男女混浴のため、女性は湯浴み着の着用をおすすめします。お湯に濡れても透けず、身体に張り付かない「はんざきちゃん湯浴み着」が各所で貸し出しされています。
瀬戸内貸切無人島KUJIRA-JIMA
瀬戸内海に浮かぶ無人島の竪場島(たてばじま)は、シルエットがクジラに見えることから地域の人々に「くじら島」の愛称で親しまれてきました。岡山県玉野市の宇野港から船で30分ほどで行くことができます。今では誰も住むものがいないくじら島を1日1組限定で貸切ってまるごと楽しめるキャンプ場が「瀬戸内貸切無人島KUJIRA-JIMA」です。無人島を自分だけの完全なプライベート空間として使える貴重な体験ができます。
周囲約2kmなので、カヤックなら20分ほどで一周でき、遠浅の海なので波も穏やかで釣りやSUPなどのアクティビティで瀬戸内海を満喫することができます。島内設備も綺麗に手入れしてあるので安心です。宿泊プランのほかに日帰りプランもあるので、家族や恋人と贅沢な時間を過ごすことができそうです。
満奇洞(まきどう)
岡山県新見市にある「満奇洞」は全長約450m、最大幅約25mの鍾乳洞です。1929年に歌人の与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだことから満奇洞と呼ばれるようになりました。県の天然記念物に指定されています。洞内は静寂に包まれ、カラフルなLEDでライトアップされて神秘的な雰囲気をかもし出しています。
最奥にある洞内湖にかかる「竜宮橋」や、日本屈指のリムストーン「千枚田」、「夢の宮殿」などの見どころがあります。夏は涼しく、冬は暖かく、常時15度前後の適温が保たれているので季節を問わず楽しめるヒーリングスポットです。映画「八つ墓村」のロケ地にも使われています。
牛窓オリーブ園(うしまどおりーぶえん)
山頂にある広場からの眺望は「日本のエーゲ海」とも呼ばれる「牛窓オリーブ園」は、ゆっくりと散策してリフレッシュできるスポットです。展望台のすぐそばにある「幸福の鐘」は恋人の聖地にも認定されており、3回鐘を鳴らすと幸せになると言われています。岡山県が外国人向けに設置した宿泊施設「牛窓国際交流ヴィラ」は、2011年から一般の人でも利用できるようになりました。
園内のオリーブショップでは「暮らしの中にオリーブを。」をテーマに食用オリーブやオリーブコスメなど多数のオリーブ製品が販売されています。2階にはカフェ、3階と5階には展望台があります。
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日本のエーゲ海、牛窓を満喫したらエモが過ぎた【牛窓モデルコース】
岡山の歴史を感じるスポット3選
最上稲荷(さいじょういなり)
岡山県岡山市北区にある「最上稲荷」は全国的にも珍しい縁切り・縁結び両方の神様がまつられていることで有名なスポットです。日本三大稲荷の一つとしても知られています。正式名称は「最上稲荷山妙教寺」で、神仏習合形態が許された貴重な霊地であり、お寺でありながら、神社で見かける鳥居が配されています。
家内安全、開運、商売繫盛などの参拝スポットですが、毎月7日に開催されている「両縁参り」を体験すると、良縁がやってくるかもしれません。2006年に作庭家齋藤忠一氏監修のもと生まれ変わった「妙教寺(みょうきょうじ)庭園」やお土産や縁起物のお店が並ぶ「門前町」なども見どころです。
吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)
桃太郎のモデル、吉備津彦命(きびつひこのみこと)をまつる神社は岡山県に2つあります。1つは岡山県観光の定番「吉備津神社」、もう1つがこの「吉備津彦神社」です。古代より神が降りる山として崇拝された“吉備の中山”はパワースポットとしても知られています。また、夏至の日に朝日が鳥居の正面から昇るので“朝日の宮”とも呼ばれています。
本殿は県指定の重要文化財に指定されていて、伝統的な建物と深い緑の樹木が一体となった景色は荘厳華麗な雰囲気です。吉備津神社とは約2kmほどしか離れていないので、合わせて行ってみるとより楽しめそうです。
誕生寺(たんじょうじ)
岡山県久米郡久米南町にある「誕生寺」は、1193(建久4)年に浄土宗の開祖である法然上人の生家跡に建立されました。1716(正徳6)年建造された山門は浄土宗寺院の中では例の少ない山門薬医門の典型的な様式で、装飾的にも優れた特色を持っている非常に価値の高い建築物です。1695(元禄8)年に再建された御影堂は由緒ある二重の五間堂の寺院建築で、浄土宗における仏堂型本堂の中でも本格的なものです。
その御影堂を浄土とし、約300m先にある娑婆堂を現実世界、再び御影堂に帰る「二十五菩薩練供養」は日本三錬供養の1つに数えられており、毎年4月第3日曜日に行われています。境内には阿弥陀如来像や安土法論の拝領品「太閤釜」などの数点の宝物が展示されている宝物館があります。
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