
岡山県史跡めぐり&フルーツパフェの街、岡山
岡山岡山県史跡めぐり&フルーツパフェの街、岡山
お出かけプラン「マニアだけが知っている☆岡山&姫路の”隠れパワースポット”めぐり」を公開した時、岡山在住の方々からこんなアドバイスをいただきました。 「岡山に住んでいながら、知らなかったところがいっぱい…。でも、マイナー観光だけじゃなく、岡山を代表する観光スポットや、”フルーツパフェの街岡山”も紹介してみては…?」 そこで、地元の方々のアドバイスを取り入れながら、もう一つお出かけプランを書いてみることにしました。 いつものパターンの”ややマイナーな(?)社寺めぐり”に定番観光スポット岡山後楽園、そしてフルーツパフェの店をプラス。 プランを書くにあたって、もう一度岡山を訪れました。 岡山出張の日の翌日に休みを取り、仕事が終わった日の午後5:00に行動開始です。 岡山市内に一泊。翌朝8時から夕方5時までレンタカーで、岡山県内を思いつくまま社寺めぐりをしました。 その後、岡山出張の度、フルーツパフェのお店に行っています。 行く度に違った”季節のフルーツ”に出会えて、新鮮な感動…!岡山フルーツパフェの魅力もお伝えできたら…。
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岡山後楽園は300年ほど前、藩主により作られた大名庭園です。岡山の方から、「ここは岡山の代表的な観光スポットです。ぜひプランでも紹介して…!」と言われました。 5月下旬に訪れた時と、6月中旬に訪れた時では庭園の表情が微妙に変わっているのに驚きました。 11月に訪れた時は夜間のライトアップも…! 四季折々で表情を変える庭園は、何度訪れても感動があります。 広大な庭園は見どころいっぱいですが、今回印象に残ったところだけをピックアップして紹介します。
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午後5時からでも入園OK
9月30日までの期間は午後6時まで開園しています。これなら仕事帰りに立ち寄れるので嬉しいです。午後5時ちょっと過ぎに園内へ。この時間は観光客の姿もまばらで、大名庭園を独り占め(?)
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岡山城がすぐそばに…!
夕方の岡山城です。日本庭園とお城の取り合わせは、ありふれているようでいて、やっぱり心に残ります。この日は岡山城内に入る時間はありませんでしたが、この景観を眺めて満足…!
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やっぱり登ってみたい唯心山
5月には色とりどりのサツキの花で彩られる唯心山です。山と言っても小高い丘です。山を眺めるだけでなく、やっぱり登って庭全体を見おろし、殿様…、いや、姫様気分を味わいたいですね。
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田畑が芝生になりました。
園内は芝生が広がっていて解放感溢れる空間です。でも後楽園が造られた頃は芝生ではなく、田畑が広がっていたと聞いてちょっとビックリ…!芝生の中に印象的な石灯籠がありました。
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花菖蒲がキレイ…!
5月に訪れた時は緑一色だったこの辺り、6月中旬にはたくさんの花菖蒲が咲いて彩りを添えていました。見事です。同じ後楽園でも花の時期により、こんなに印象が変わるものかと驚きました。
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花葉の池
じゃぼじゃぼと水音のする方に歩いて行くと、蓮でいっぱいの大きな池が広がっていました。蓮は5月に行った時に比べ、どんどん成長していました。7月になると白い大きな花を咲かせるそうです。
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鶴さんの叫び声が響く…!
園内にけたたましい鳥の叫び声が響きました。声のするほうに行てみると鶴の姿が…!鶴はみんな名前が付いています。自分の名前がワカルかな…?「コウさ~ん」と呼んだら「呼んだ…?」とちょっとだけ反応(?)してくれました。
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殿様の飲むお茶はここで…!
江戸時代から藩主さまが飲むお茶は後楽園の中で栽培されていたそうです。今も茶畑があり、ここで採れた新茶が販売されています。今の時代、殿様じゃなくても後楽園のお茶を飲むことができる…!
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地元、岡山の方がオススメのお店です。 「後楽園のそばにあるので、ぜひ後楽園とセットで行ってみて…!」とのこと。 実は以前、バスでこの古い建物の前を通過して「なぜか気になるスポット…。一度行かなくては…!」と思っていたお店でした。 午後7時までオープンしているので、後楽園の次にここへ…。 古い建物をリノベーションしたカフェですが、作り替え過ぎず、昔からあるものをそのまま生かした感じが気に入っています
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いづし大正浪漫パフェ
お店の看板メニューです。夏バージョンは完熟メロン、マスカットなどの岡山県産の旬のフルーツがいっぱい。見た目も華やかで、大正ロマンの面影を残すこの地区ならではのパフェでした。
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桃太郎の鬼パフェ
桃太郎の鬼をイメージしたパフェもありました。パフェの下の備前焼のお皿は鬼のパンツをイメージ。トッピングの綿菓子が鬼の頭をイメージ。遊び心満載のパフェでした。もちろん、中身はフルーツがいっぱい。
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もう一つ地元の方が、「駅から近くて便利。本当は教えたくない”フルーツパフェの穴場店”です。」と、教えてくれたお店がここです…! 岡山駅から歩いて4~5分のところ、裏通りにあるちょっと目立たない古いビルの一階にあります。 1960年からの歴史あるカフェで、お店に入ると”昭和の雰囲気”がありました。 ここも午後7時までオープンしています。
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苺と杏仁豆腐のパフェ
フルーツパフェは旬のフルーツを使っているため、収穫期によってパフェに使用するフルーツが変わります。これは5月に行った時の苺と杏仁豆腐のパフェ。食べてずっしり満足感がありました。
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「岡山のフルーツパフェはフルーツの収穫期によって内容が変わります。ここのフルーツパフェならどんな季節でもオススメ。クオリティ高いよ。」と、岡山在住の方に教えてもらいました。 ホテルグランヴィア岡山の2Fにあるカフェです。 11月末の季節のパフェは、”梨と栗のパフェ”でした。 大ぶりにカットしたシャリシャリの梨に感激…!大人味のパフェでした。
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岡山駅から近いところ、賑やかな通りに面した喫茶店です。 パフェは何種類もありますが、お店のスタッフさんお勧めの”岡山珈琲館フルーツパフェ”を注文しました。 6月のフルーツパフェは、岡山県産足守メロンと黄桃、ピーチソースとピーチアイスのパフェでした。税込550円はお値打ちです。この他、ちょっとクオリティの高い、贅沢に生フルーツを使ったタイプのパフェもありました。
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天満屋の地下の一角にあるフルーツジュースの小さなお店です。 フルーツジュースやジェラートのテイクアウト主体のお店なので、パフェが食べられる席は3席だけでした。穴場です。 6月の季節のパフェは、豪華足守メロンのパフェ。1200円でボリュームたっぷりです。メロンが器に溢れるように飾られ、メロンのジェラート、メロンピューレのハーモニーがいい感じ…。 果物専門店ならではのクオリティを感じました。
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岡山駅の前、駅の裏側にあるANAクラウンプラザホテル1階”カジュアルダイニングウルバーノ”は、アフタヌーンティーセットで知られていますが、フルーツパフェも人気です。ちょうどイチゴの季節になると、こんな素敵な”岡山産イチゴづくしのフルーツパフェ”が登場します。トッピングのイチゴのミルフィーユも豪華です。
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元公文庫だった建物がカフェになっています。 このカフェも季節のフルーツパフェが登場。 気候のよい時期はテラス席がオススメです。 爽やかな風を感じながらイチゴパフェを…!
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今回泊まったのがこのホテルです。 駅から歩いて5分の便利なところ、周囲は飲食店がたくさんあり、リーズナブルな宿泊料金、快適なホテルでした。 岡山駅周辺のホテルはいろいろ泊まりましたが、「みんなにお勧めしたい。」「また泊まりたい。」と思った数少ないホテルです。
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目の前は”西川緑道公園”
ホテルの近くに小川が流れて、川沿いが”西川緑道公園”として整備されています。クリスマスシーズンを前に、夜になると川べりがライトアップされます。美しく幻想的…。
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「帰りの新幹線の中で駅弁食べるの…?ちょっと待って…!駅の中にあるこのお店で岡山のご当地グルメ、”えびめし”を食べよう…!」と、勧められて入ったお店です。 ”えびめし”は、ご飯にドミグラソース、ケチャップなどを混ぜ、小海老を入れて炒めたもの。 見ためはこんな黒っぽい感じ…!「え~っ…!味、濃そう。食べられるかな…?」と思いましたが、おいしかったです。
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美作の国一宮で、創建は慶雲4年(707年)という古い歴史を持つ神社です。 「今昔物語」にこの神社の”猿神伝説”が書かれています。 現在の社殿は戦国時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。 神社まで岡山駅から車で2時間ほどの距離です。 朝8時過ぎに岡山を出発して10時着でした。
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これが”中山鳥居”です。
中山神社の鳥居は、一見普通に見える花崗岩でできた鳥居ですが、よ~く見るとちょっとユニークな形です。柱を支える”貫”はあるのですが、柱から出た”木鼻”の部分がありません…!
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”猿神社”への道
地元の人に「”猿神社への道、神社の森の散策路が雰囲気いいよ。ぜひ立ち寄ってみて。」と教えてもらいました。せせらぎの音を聞きながら、うっそうと茂る神社の森へ。”隠れパワースポット”の雰囲気ありました。
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安産の守り神”猿神社”
少し登っていくと今昔物語で知られる「中山の猿」を祀る神社がありました。猿田彦神も祀られているとか…。安産の守護神として信仰され、たくさんお猿さんのぬいぐるみが奉納されていました。
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狛犬の顔が猿…?
狛犬さんは神社を悪霊から守る”魔除け”です。なのにこの狛犬さんはちょっとカワイイ…!地元の方は「これは”魔除けのお猿さん”です。」そう言われると狛犬というより、お猿さんかも…!
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祝木(いほぎ)のけやき
神社の前にそびえ立つ巨大なご神木です。樹齢は800年ほどだとか…。ケヤキの木は複雑怪奇なかたちをしていて、すごい存在感です。根本には大黒様を祀る祠もありました。
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法然上人生誕の地に建立されたお寺です。 「法然さんが誕生されたお寺」だから”誕生寺”と名付けられたようですね。 1193年に建立。法然上人のお父さんの旧宅をお寺に改めたそうです。 Holidayのお出かけプランで見て、私も行ってみたいと思い、中山神社の次にここに立ちよりました。 中山神社からは約1時間半ほどの距離でした。 「人肌のれん木」など”誕生寺の七不思議”を探しながら、あちこち見て回りました。 見応え十分のお寺でした。
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客殿と方丈庭園へ
本堂の右側に客殿があります。本堂に参拝した後、事務所に申し出て客殿と庭園を拝観しました。(拝観料200円)客殿では襖絵、屏風絵、書、法然上人ゆかりの品など、いろいろ見ることができました。
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客殿の襖絵
客殿は「鶴の間」「唐獅子の間」など多くの部屋があり、江戸時代の襖絵、屏風絵の数々を見ることができます。襖絵は「幕末の雪舟」とうたわれた狩野義信の作品です。
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方丈庭園(法楽園)
客殿からは美しいお庭が眺められました。方丈庭園は”法楽園”と名付けられています。サツキの花が色とりどりの花を咲かせていました。紅葉の頃も見事だそうです。
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法然さんゆかりの”人肌のれん木”
法然上人の肌の温かさを保ち続けているれん木。法然さんが15歳で比叡山に旅立つ時、体を温めるために母に与えたれん木だと伝えられています。客殿に飾られていました。
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法然さんゆかりの”逆木の銀杏”
お寺の前にあるの銀杏は法然上人ゆかりの古木です。法然さんが15歳の時、杖にされた銀杏を地にさしたら、木になった。でも根の部分が上だったので逆さに伸びたという伝説の木です。
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浄土院(奥ノ院)八角堂
法然上人のご両親の菩提所です。八角堂に登ると本尊、阿弥陀如来さまが祀られていました。近くにご両親のお墓もありました。こちらでもご朱印がいただけます。
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江戸幕府の作事奉行であり、茶道、築城、作庭のカリスマ的アーティスト、小堀遠州ゆかりの庭園で知られるお寺です。 城下町高梁を訪れるのは2回目です。 1回目は城下町の面影を残す町並みを歩き、頼久寺へ。そして備中松山城に登りました。 雨上がりの頼久寺庭園の風情が忘れられず、今回も立ち寄りました。 時間の関係で今回は頼久寺を見るだけになり、すぐ岡山駅に戻りました。 高梁には他にもたくさん見どころがあります。またご紹介できることがあれば…。 頼久寺庭園は、国の名勝に指定されています。サツキの花の咲く頃(6月上旬)がお勧めです。
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若き日の遠州作の庭園です。
江戸時代初期、この地の奉行だった小堀遠州により作庭されました。背後の山が借景。広がりを感じさせ、大胆なさつきの大刈込みが印象に残ります。いかにも遠州らしい特徴を持つ庭でした。
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遠州もここに住んでいた…!
江戸時代初期、松山城が戦火で荒廃していたため、遠州はこのお寺を仮の館として、しばらく滞在したそうです。遠州が住んでいた所で、遠州が見たものと同じ景色を眺めている…!と、考えるだけでワクワクします。
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水琴窟を発見…!
お庭の片隅に水琴窟がありました。水を落とすと「チロチロリン」と微かな音が…。心癒される響きです。もちろん、これは遠州当時からのものではなく、最近できたもののようですが…。
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お庭は貸切(?)状態でした
今回頼久寺を訪れたのは、サツキの時期が終わりに近づいた6月中旬、午後3時ごろでした。ちょうどその時は他に観光客の姿もなく、見事なお庭は貸切状態。遠州庭園を独り占め気分でした。
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