2泊3日モデルプラン、コース
1日目
午後便で、香港国際空港に到着→市内へ移動
空港との行き来をスピーディーにしてくれるのが「エアポート・エクスプレス」。最も早く、香港の中心部まで移動できます。空港駅から九龍駅、香港駅まで所要時間20~25分ほど。10~12分間隔で運行しています。
宿泊ホテル付近で下車したいなら、空港からの移動手段にバス利用もおすすめ。空港バスターミナルから、路線別に九龍エリアや香港島エリアの有名ホテル、地下鉄駅などの主要地を巡ります。ただし、慣れていないと路線図の読み取りが難しく、ルートや道路状況によっては時間がかかります。
荷物が多く、スムーズな移動を優先させたいなら、空港のタクシー乗り場から、タクシーに乗車して。九龍・香港島へは赤いタクシーを利用します。(ランタオ島へは水色、新界エリアへは緑色のタクシーとなります。)
マッサージで、まずは移動の疲れをリセット
ホテルにチェックインしたあとは、足裏マッサージはいかが?街中にたくさんのローカルマッサージ店があるので、予約なしでふらっと入ってみて。ホテルスパも充実しているので、ちょっと奮発して、非日常的な空間で、日頃の疲れとストレスを洗い流してしまうのもおすすめです。人気のスパは、旅立つ前に予約しておきましょう。
リピーター率がとても高いのが、香港最高級ホテル「ペニンシュラ香港」のスパ。中国医学がベースのメニューを取り入れているのは、「マンダリン・オリエンタル」内のスパ。施術の前後にも、サウナやリラクゼーションルームで寛いで過ごせます。
ハイ&ロー!予算や気分に合わせて、よりどりみどりのディナー
世界最先端の美食からローカルなB級グルメまで、よりどりみどりなのが香港の魅力の1つ。明日の観光に備えて、ホテル付近のカジュアル店で軽めに済ませるもよし、ミシュラン掲載のレストランを攻めるもよし!
「シンフォニー・ライツ」鑑賞前に、尖沙咀プロムナード付近で食べるなら、大型ショッピングモール「ハーバー・シティ」や、旧警察署の建物を改装した「1881ヘリテージ」などに入っているレストランから選んでみても。
20時スタート「シンフォニー・オブ・ライツ」を鑑賞
夜になったらヴィクトリア・ハーバーへ。毎晩20時には、世界最大の光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」が行われます。香港島側と九龍側の両サイドにある、約40棟の高層ビルや建物に設置されたサーチライトからレーザーが放たれ、イルミネーションが点滅します。華やかなショーは、香港ならではの景観です。
おすすめの鑑賞スポットは、尖沙咀プロムナード。ヴィクトリア・ハーバーに面して、香港島側を180度見渡せる遊歩道です。香港文化センター前のに観景台にはベンチがあり、座って鑑賞できます。このエリアでは、音楽に合わせてショーを楽しめるので、臨場感満点です。散策路には、ブルース・リーの像もあるので、記念撮影スポットとしてもおすすめです。
香港では夜食べる!ヘルシーなデザートを求めてローカル店へ
香港では、老若男女問わずヘルシーな伝統的スイーツが人気。ディナー後に食べる習慣なので、夜遅い時間ほどスイーツ店が賑わいます。ほんのり甘い豆腐デザート「豆腐花」や、マンゴー果肉をふんだんに使った「マンゴープリン」など、おいしくて身体によいスイーツを楽しんでみて。テイクアウトして、ホテルの部屋でゆっくり食べるという手も!
2日目
朝飲茶で、ローカル気分を味わおう
アクティブな一日は、香港ならではの朝飲茶でスタート!昔ながらのスタイルの“ワゴン式飲茶”なら、より活気ある雰囲気を体験できます。点心が入ったアツアツの蒸籠をのせたワゴンが、客席から客席へと、店の中を巡回。そのワゴンを呼び寄せて、自分が食べたい点心を卓上に移動させます。指させば蒸籠の中身を見せてくれるので、言葉が通じなくても大丈夫。香港の点心を代表するエビ蒸し餃子のほか、動物の形をした点心など、いろいろな種類を味わってみて。
スター・フェリーに乗って、プチクルーズ気分
香港島⇔九龍半島の移動は、地下鉄やバスでも行けますが、ヴィクトリア・ハーバーを横断するアイコニックな船「スター・フェリー(Star Ferry 天星小輪)」の利用がおすすめ。尖沙咀~中環、尖沙咀~灣仔の2つの路線を就航。所要時間は約9分で、運賃も安く、移動手段としてはもちろん、プチクルーズ気分が味わえる香港ならではの乗り物です。
アフタヌーンティー
イギリス統治時代が長かった香港では、本格的なアフタヌーンティーが体験できます。香港ペニンシュラ・ホテル内にあるラウンジ「ロビー」のほか、香港内の主要なホテルで展開しています。パティシエ自慢のスイーツと、厳選されたお茶で、優雅な午後のひとときを楽しんでみて。
トラムで移動
アフタヌーンティーの後は、夕方まで市内を観光しましょう。香港島側を楽しむ予定なら、珍しいダブルデッカー(2階建て)の「トラム」に乗って移動してみて!
香港島の北側を東西に走るトラムは、街中を軽やかに走るカラフルな路面電車。庶民の足として活躍し、下町の懐かしい風景が広がる上環や高層ビルが立ち並ぶ中環など、車窓から見える景色から、旅行前にイメージしていた香港を体感できるはず。
展望台「スカイ・テラス」で100万ドルの夜景を観賞
ビクトリア・ピーク(Victoria Peak)は、香港で必ず訪れるべき夜景の名所です。ピーク・トラムと呼ばれるケーブルカーで山を登り、展望台「スカイ・テラス」から香港を一望することができます。夜には高層ビル群にライトが灯り、香港を象徴する100万ドルの夜景が見られます。展望台にはプロのカメラマンが常駐しているので、記念撮影もおすすめです。
眠らない街「蘭桂坊」でナイトライフを満喫
香港を代表するナイトスポット「ランカイフォン(蘭桂坊)」。香港島のセントラル(中環)付近にあり、おしゃれなレストランやバーが集まったエリアです。夜になると、どのお店もたくさんの人で溢れかえります。夜景観賞の後は、深夜営業するスタイリッシュなお店で飲んで、香港のナイトライフを楽しみましょう。
3日目
九龍駅でインタウン・チェックイン
「エアポート・エクスプレス」の九龍駅と香港駅には、通常空港で行うチェックイン手続きができるカウンターがあり、日本と香港を結ぶ主要な航空会社も対応しています。荷物を預けて身軽になったら、九龍駅周辺を散策しましょう!
エアポート・エクスプレスの乗車券があれば、このカウンターで機内預け荷物が預けられ、搭乗券を受け取れます。預けた荷物は、日本の空港(最終目的地)まで運んでくれます。受付は、出発の90分前まで。
最終日は、香港の最旬スポット「西九龍文化地区」へ
「西九龍文化地区」は、2021年末にオープンしたばかりの美術館「M+」、2022年にオープン予定の故宮博物館を初めとした、芸術的なエンターテイメントの宝庫。またヴィクトリア・ハーバーに沿って、プロムナードが整備されており、様々な角度から香港の象徴的な観光スポットを見ることができ、壮大な夕日を見るのにも最適です。
アジア初のグローバルな現代視覚文化ミュージアムとなる「M+」には、17,000平方メートルの展示スペースやミュージアムショップ、パブリックルーフテラスなどが充実。館内の展示物はさることながら、窓の外に広がるヴィクトリア・ハーバーもまた芸術作品とよぶのにふさわしい景色です。
ラストミニッツ!空港で、香港の味をもう一品
九龍駅から「エアポート・エクスプレス」に乗って香港国際空港に移動したら、ラストミニッツで最後のご飯はいかが?到着ロビーには、香港で人気の飲食店も勢揃いしています。旅行中は一食たりとも無駄にしないよう、食べたいもののリサーチはマスト。せっかくなら、いろいろ欲張って、モデルプランを参考に抜かりなく計画して、めいっぱい香港を満喫して!
少し足を延ばして楽しみたいなら、3泊4日
香港のみなら2泊3日で十分ですが、マカオや郊外へ足を延ばしてみるなら3泊がオススメです。マカオは、港珠澳大橋が開通し、香港からのアクセスも便利。また、マカオのカジノやエンターテイメントを満喫したり、世界遺産や個性的な巨大リゾートホテルを巡ってみたりと、見どころ盛りだくさん。
手軽にリゾート気分を味わえる離島も人気で、日帰りで行くことができます。香港島の中環フェリーターミナルからは、長洲島、ラマ島、大嶼(ランタオ)島、坪洲、馬湾などの離島を結ぶフェリーが定期運行しています。人気のラマ島へは香港島からフェリーで30分ほどです。
現地通貨の準備はどこでする?
旅行時に必要な、香港の通貨について勉強してみましょう。単位は香港ドル(HK$)。香港元、香港圓などと表記されることもあります。補助単位は香港セント(HK¢)で、1HK$=100HK¢。
紙幣は6種類、硬貨は7種類。香港では民間の3つの銀行と香港政庁が紙幣を発行しており、それぞれ絵柄が異なります。HK$10紙幣と硬貨は、香港政庁が発行する1種類のみ。旅行中によく使う紙幣は、HK$500、100、50、20,10となるでしょう。HK$1,000は、偽札対策で使えないショップやレストランもあるので、注意が必要です。
両替ができる場所は、主に空港内の両替所・銀行の窓口・街中の両替所となります。香港国際空港の到着フロアに両替所があるので、まずは当座の現金を両替するのがおすすめです。香港中心部への交通費など、すぐに必要なお金はここで用意しておきましょう。
主要な観光地では、クレジットカードが利用できるので、どのような旅のプランを予定しているかによって、必要となる金額も変わります。小規模の店舗やレストラン、タクシーやバスなどの移動時の支払いには使えないので、ローカルエリアを楽しむ旅程の場合には、多めに用意したほうがよいでしょう。
銀行での両替
銀行大手は「香港上海銀行(HSBC)」、「中国銀行」、「スタンダード・チャータード銀行」の3つ。営業時間が短く、土・日曜・祝日は休みなので、両替のチャンスを逃さないようにして。両替するのにパスポートの提示が必要となり、また手数料がかかります。
街中の両替所
街中の両替所は店によってレートに差がありますが、数が多いので、困ったときには気軽に利用できます。銀行よりレートがよい場合もあり、日々変わっていくので、よく見比べましょう。また受け取った金額に誤りがないか、しっかり確認したほうがよいでしょう。
ホテルでの両替
主要なホテルでは、宿泊者はフロントで両替ができることも。レートはあまりよくないですが、安全で便利なのが利点。街中での両替に不安がある人は、利便性を重視してもよいでしょう。
銀行のATM
銀行のATMは24時間使えるので、日本の自分の銀行口座から香港ドルを引き出すことも可能。提携カードは、機械の表示で確認できる。旅慣れている人にはおすすめの方法です。
香港では、どの言語が通じるの?
公用語は、広東語と英語の二つです。ホテルやショッピングモールなどでは、英語も使えますが、ほとんどの人は広東語で生活しているので、現地のレストランやスーパーマーケット等に行くと英語が通じず、広東語でのコミュニケーションが必要となります。
タクシーの運転手は、英語が通じない場合も多くあります。困った時には、中文のメモを用意し、住所やお店の名称などを提示するとよいでしょう。香港にはたくさんの外国人も住んでいるので、欧米人向けのレストランなどは、英語でのコミュニケーションが可能です。