ビビンバとは
ビビンバのビビンは「混ぜ」、バッは「ご飯」という意味。ご飯の上に野菜やナムル、お肉などをのせてコチュジャンとごま油を加えたら、よくかき混ぜていただきます。彩りが良く、栄養満点!手軽に作れることから人気が高いメニューです。
朝鮮の3大ビビンバ
韓国の王朝時代から地方ごとに発展してきたビビンバ。日本のラーメンが地方ごとに味が異なるように、韓国のビビンバも地方ごとに味が異なります。中でも有名なのが全州(チョンジュ)ビビンバ、晋州(チンジュ)ビビンバ、海州(ヘジュ)ビビンバで、「朝鮮の3大ビビンバ」と呼ばれています。
全州ビビンバ
具材の種類の多さが特徴で、牛骨肉のスープで炊かれたご飯の上に、ユッケや卵の黄身が盛り付けられています。
晋州ビビンバ
野菜や山菜のナムルと共に新鮮な牛ユッケがたっぷり乗っていることが特徴です。
海州(ヘジュ)ビビンバ
油で炒められたご飯に、山菜や魚介類、鶏肉などが具材として混ぜ込まれ、薬味醤油などで味付けされています。
それぞれの地方ごとに違ったトッピングと味付けが楽しめるので、韓国旅行に行ったらいろんなエリアに行って食べ比べするのもおすすめです。
その他のビビンバ
3大ビビンバ以外の地方でも、地元の食材を使って昔から受け継がれてきた伝統的なビビンバが数多くあります。日本でもお馴染み「石焼ビビンバ」の他にも、ユッケがのったものや、麦飯(ポリパッ)でつくられたものなど種類豊富です。最近では現代風にアレンジされたメニューも登場していますよ。
おすすめのお店7選
SURASUN 駅三店 (スラソン ヨッサムジョム/수라선 역삼점)
人気エリア江南にあるホテル「新羅ステイ駅三」の1階にある「スラソン」。おしゃれな空間で落ち着いて食事したい時におすすめのお店です。
スラソンの1番の人気メニューは「あわびビビンバ」。莞島(ワンド)産のあわびを使用していて、香りが良く、優しい味が楽しめます。
木覓山房(モンミョッサンバン/목멱산방)
ミシュランガイドでも紹介されたことがある「モンミョッサンバン」。
山房ビビンバ、プルコギビビンバ、ユッケビビンバなど、ビビンバの種類がとても豊富な人気店。素材が活かされた上品な味を求め、ランチ時には行列ができることもしばしば。ランチタイムの少し前にはお店に到着しておくのが良いでしょう。
古宮 明洞店(コグン ミョンドンジョム/고궁 명동점)
ショッピングと一緒に伝統的な全州ビビンバを味わうならここ!と言えるのが「古宮 明洞店」。
真鍮製の器で提供される全州伝統のビビンバは、古宮で特に人気のメニューです。牛骨スープで炊かれたごはんに野菜やナムル、栗、なつめ、松の実、銀杏が彩りよく盛られています。
プチョンユッケ 本店(プチョンユッケ ポンジョム/부촌육회 본점)
ミシュランに掲載されたユッケ専門店。看板メニューは「ユッケと活きテナガダコのタンタンイ」ですが、一緒にぜひ注文して欲しいのが絶品「ユッケビビンバ」。たっぷりとユッケが盛られ、その周りをきゅうりやえごまの葉、梨などが囲んでいます。
メニューは日本語記載が有り、オーダーシートで注文するので、韓国語が分からなくても安心です。
ソルナムキルテンジャン芸術 (ソルナムギル テンジャンイェスル/솔나무길된장예술)
ソウルでテンジャン(味噌)ビビンバを食べるなら「ソルナムギル テンジャンイェスル」へ。
定食に付いてくるたくさんの種類のおかずと、テンジャンチゲを自分でご飯に盛ってビビンバを作ります。それぞれのおかずは濃い目の味付けですが、ごはんに混ぜてビビンバにすると絶妙なバランスに…!
コッパベピダ(꽃, 밥에피다)
有機野菜を使った現代風韓国料理店「コッパベピダ」。
特に女性に大人気なのが「ポジャギビビンバ」です。ごはんとナムルを薄焼き卵で包み、海苔と花で飾り付けられています。味はもちろん、見た目もとても美しく、年々人気が増しているメニューです。利用の際は必ず予約をしてくださいね。
Ba Lat (バラッ/바랗)
海鮮料理専門店「Ba Lat」では、ケサルビビンバ(蟹味噌)、雲丹ビビンバ、ホヤビビンバなど海の幸がつまったビビンバが人気です。
季節ごとに旬の海鮮が食べられるので、日本からも多くの観光客が訪れます。日本語メニューもあるので、指差しでも注文できますよ。