デジタルアートミュージアム:チームラボ ボーダレスってどんなところ?
何時間居ても遊びたりない!子供から大人まで120%楽しめる!
一般的な美術館を想像した時に、頭の中にある美術館のイメージは、こうではないでしょうか。
- 順路が指定されている
- 館内マップやガイドブックがある
- 作品には触れない
順路にそって、作品ガイドを見ながら、展示作品を一つ一つゆっくりと歩いて観て鑑賞するイメージかと思います。
今回紹介するこの「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」は従来のミュージアムとはまったく異なるものでした。
- 順路の指定はなく自由に動き回れる
- 館内マップやガイドブックがない
- 作品に触れることができる
館内を自分の行きたいように回ることができ、さらには作品に触れたり、飛んだり跳ねたりして楽しむことができるミュージアムです。
アート作品の展示というよりも、ミュージアム全体がまるでひとつの作品のように、境界なく続いています。アートが部屋を移動し、ひとつの所にとどまることなく動き回っています。
それを追いかけたり、触れたりしながら、アートと触れ合うことで新しい体験を創りだしてくれるそんな場所です。
先進的かつ刺激的で、それでいて色彩豊かで、ハッと息をのむような美しい映像の数々は何時間いても、飽きることなく観続けられます。
鑑賞している私達も作品の一部として参加できる、参加型のミュージアムです。実際に目で見て触れて、感じてみてください。子供から大人まで充分に楽しめます。
これから東京の大注目スポットになるのは間違いないですね。
見どころエリア
フラワーフォレスト/Flower Forest
訪れる時間によって観れる景色が変わります!
このミュージアムに入って、いちばん最初に訪れるのはこのエリアではないでしょうか。暗闇の中を歩きます。癒やしの音楽が響く方へ歩いていくと、そこには大きなデジタルアートの世界が広がります。
一歩足を踏み入れた瞬間、そこに広がる美しさに圧倒され、その場に立ち尽くしてしまうほどの衝撃があります。まるで非現実な世界が広がっていて、自分がそこ迷い込んだようなそんな感覚になりました。
壁、床一面に広がる「ひまわり畑」、その上を蝶々が飛び、戯れる。色鮮やかな花々が咲き、花びらが舞う。水が何処からともなく流れて来たかと思えば、風が吹き、木々たちが揺れる。そんな夢の中にいるような映像が館内全体にひろがっています。
見事な程にフォトジェニックな空間なので、写真を撮ることに夢中になります。どの角度から撮ってもSNS映えは間違いないです。
床に座ってみたり、寝転んだり、ポーズをとったり、ここへ来る楽しみのひとつに「写真を撮りに行く」があると思います。
「光」「音」「映像」の感動体験を、ぜひ体験して欲しいです。館内はとても広く、自由に歩き回ることができます。歩くたびに目に飛び込んでくる美しい映像を楽しみましょう。
呼応するランプの森
日本でははじめての展示!
数年前にフランスで展示され、話題になった作品のようです。今回、日本で初めて展示ということで期待が膨らみます。
1階フロアから階段を登り、中2階にあたる所にある「呼吸するランプの森」です。マジックミラーの空間にランプが無数に広がっています。
まるでディズニー映画の「塔の上のラプンツェル」の名シーンに、自分が入り込んだ感覚になります。この無数のランプの光は一度観たら忘れられないほど感動的です。
ランプの近くで立ち止まって、しばらくじっとしていると、近くのランプが強く輝き、音色を響かせます。そしてそのランプの光は、近くのランプへと伝達し、伝達したランプはまたそれぞれが同じように強く輝き、音色を響かせます。繰り返される連続に、思わず自分の呼吸をランプの光の点滅に合わせてみたくなりました。
無数にあるランプそれぞれが順番に光り出す光景はとにかく幻想的で美しいです。とても人気のあるエリアなので、時間制限があります。入場するのに並ぶ場合がありますが少人数制でゆったりと観れるので中で写真を撮ることもできます。
この空間に入った時に観たランプの色と、出てきた時に、外からみたランプの色が変わっていることに気づきました。
時間に制限があるので、全てのカラーのランプをみることができません。光るランプの色は一体何色あるんだろう・・・。違う色のランプを観るために、何度でも訪れたくなるそんな空間です。
クリスタルワールド/Crystal World
アプリと連動して遊べる!
LEDのライトが無数に天井から吊るされている空間の中に入って行きます。そこはまるで光の世界です。歩いているだけで触れてしまいそうな距離にクリスタルが吊るされています。
「クリスタルワールド」は、チームラボの専用アプリを使って遊ぶとさらに楽しい体験ができます。ダウンロード方法は入り口付近に書いてありとてもわかりやすいです。アプリを起動してBluetoothと位置情報をセットしたらさっそく使ってみましょう。
画面に出てくる複数のイラスト文字から好きな文字を選択し、クリスタルに向かってスワイプします。
すると、その文字から連想する光が、クリスタルを伝って輝きます。試しに「雨」の文字をクリスタルに向かってスワイプしてみました。たちまち雨がザーザー降っているような演出をクリスタル達がしてくれました。
自分の操作したものがアート作品に伝わって動き出すというのは、なかなか体験することのできない新しい感覚でした。作品の一部として参加できる、まさに参加型のミュージアムですね。
お絵かき水族館
自分の描いた絵が水族館の中で泳ぐ!
ここでは、自分の書いた絵を、水族館の水槽に泳がせる事ができます。海の生き物が書かれた用紙と、クレヨンが置いてあり、どなたでも参加できます。
描いた絵は、スタッフの人がスキャニングします。スキャニングが終わると10秒ほどで、水槽の中へ自分の描いた絵が泳いで行きます。泳ぎ出した絵を追いかけて、一緒に写真を撮るのがおすすめです。
色んな絵の魚達が泳いでいるのを眺めるだけでも楽しいです。早速私は、「Holidayクラゲ」を描いてみました!どうでしょうか?
自分の描いた絵がアート作品の一部になるなんて、すごくうれしいですよね。ぜひ体験してみてください。
運動の森・未来の遊園地
自らの身体で体験!身体を動かすミュージアム
「運動の森」エリアは2階フロアにあります。1階からは長い階段を使って移動します。ただ階段を登るだけではないのがこのミュージアムのすごいところ。もちろん境界がないので、移動する時も常にアートとふれあえます。
壁に映し出される映像を追いかけて行けば、長くて辛い階段も、あっという間に登れます。階段を登った先に広がる広い空間は、地面が波打っていて面白い創りになっています。
入り口に行く前に靴を貸してくれる場所があります。もし、ヒール靴を履いて来た場合は、ぜひ利用してください。靴が変わると楽しみ方も増えます。
「運動の森」へ入ってすぐトランポリンがあります。巨大トランポリンでは宇宙空間が広がっていて、ジャンプするごとに宇宙の変化が楽しめます。
その他にも、重力にあらがう生命と題した、カラフルに光る玉子の形をした球体で遊んだり、アスレチックのような遊び場もたくさんあります。
特におすすめなのがこちらです。
- 彩る鳥の群のエアリアルクライミング
- 光りと森の3Dボルダリング
- すべって育てる! フルーツ畑
「エアリアルクライミング」は、アスレチックのような遊び場で、連なるブランコを綱渡りのように渡っていくものです。壁には無数の鳥の映像がながれていたのが印象的でした。
※100cm未満のお子様は保護者付き添いなら遊べます。
「3Dボルダリング」は、手足を使ってボルダリングのように、ゴールへと進んで行くものです。自分で決めた光の色だけをタッチしながら進んで行きます。夢中になると結構高い所まで登ってしまいます。光を触って行くにつれ、音楽と演出が豪華になるかも?!
※100cm未満のお子様は体験できません。
すべって育てる! フルーツ畑は「お花の滑り台」です。大きな滑り台を滑ると、滑った後に花々に果物、花火の様な光の演出がはしります。かかとをあげて滑るのがポイントです。
その他にもこのエリアには、赤ちゃんスペースがあったり、小さな子供でも安心して遊べる場所がありました。小さい子供から大人まで楽しめます。
花見台/Flower Deck
フォトジェニックな写真を撮りましょう!
1階フロアのフラワーフォレストを歩いていると、少し開けた空間があります。その奥に花見台があります。そこを登って写真を撮るのがおすすめです。花見台は斜めになっているので、子供たちがそこで滑り台のように遊んでいるのが印象的でした。
花見台のエリアはどことなく和の雰囲気になっていました。漢字が一文字づつパラパラと降っています。ぜひその漢字に触れてみてください。あら不思議!触れた漢字に連想する映像が壁一面に広がります。
「月」という漢字に触ると、月の映像が壁一面に広がり、「雷」という漢字に触れると雷の映像が広がります。降ってくる漢字全てに触れてみたくなりました。何時間あってもたりないくらい飽きのこない演出が楽しめます。
また、この花見台エリアは、上から写真が撮れるスポットがあります。1階から中2階に上がる場所があり、そちらから写真が撮れるようになっています。上から撮る写真も、いつもの目線の角度とは違って素敵に撮れるので、ぜひ行って写真を撮ってみてください。
Black Waves
クッションに寝転んで鑑賞!
葛飾北斎の「波」のような映像が壁一面に広がっています。床にもその波が反射されて波が渦巻いてみえます。
この空間の中心には大きなクッションが複数おいてあります。ゆったりとしたリラックス効果のある音楽の中、クッションに寝そべって眺めることができます。
日本ならではの落ち着く和の空間が広がります。外国の方が写真をたくさん撮っていたのが印象的でした。
ティーハウス
アーティスティックなティーハウス!
ミュージアムを観覧していたらいつの間にか喉も乾いて来ますよね。そんな時におすすめの場所「ティーハウス(EN TEA HOUSE)」になります。休憩したいなと思った時もここへ来て美味しいお茶を飲みましょう。
メニューは4つから選びます。
- 水出し茶(ICE)500円
- ゆず緑茶(ICE)500円
- 玉緑茶(HOT)500円
- ジャーマンカモミールほうじ茶ラテ(HOT)500円
注文と同時にお会計をします。その後、コの字のカウンターが並ぶ席に案内されます。テーブルは畳のような素材でどことなく和の雰囲気になっています。
注がれたお茶を見つめていると・・・器の中に美しい花々の映像が広がります。とても美しい演出になっています。
器の中で咲く花々は、種類や形を変えて咲き続け、器にお茶がなくなるまで続きます。目の前で繰り広げられるアーティスティックな映像にとても癒やされます。
おすすめの周辺スポット
デジタルアートミュージアムから徒歩10分圏内で行けるランチ
デジタルアートミュージアムと合わせて観光におすすめ
デジタルアートミュージアムと合わせて観光におすすめの人気スポットには、東京テレポート駅より徒歩約3分のところにあるMEGA WEBや緑あふれるスポットの青海中央ふ頭公園、お台場のシンボルとなっている、パレットタウン大観覧車などがあります。
MEGA WEB(メガウェブ)
MEGA WEBは、東京テレポート駅から徒歩約3分の位置にあり、デジタルアート・ミュージアムからも徒歩5分ほどで着きます。
MEGA WEBは、トヨタのテーマパークで、”見て、乗って、感じる”ことができます。テーマごとにつくられた3つの施設があります。
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トヨタ シティショウケース
トヨタブランドのニューモデルをいち早く展示しています。展示されたクルマは見るだけでなく、ドアを開けたり乗り込んでみたりして、実際の仕様を確認することができます。2Fではハイブリッド・安全・環境など、トヨタの世界での取り組みや次世代技術を紹介しています。また、さまざまなイベントも行っています。 -
ヒストリーガレージ
トヨタをはじめとする世界のヒストリックカーを展示し、“クルマの歴史”を見ることができます。カテゴリーごとに分けられた展示は、モータースポーツの歴史に関するコーナー等もあり、自動車の再生工房「レストアピット」では、名車の復元作業を見ることができます。ノスタルジックな街並には、展示車のみならず、ミニカーショップ、カフェなどもがあり、ゆったりと雰囲気を楽しめます。 -
ライド スタジオ
免許を持たないお子様でも運転できる「Camatte(カマッテ)」「e-kart ride(イーカートライド)」の他、幅広い年代に合わせた車両があります。小さなお子様も楽しめるプチライドワンもあります。運転する楽しさと、交通ルールを学ぶ体験ができる空間です。
また、お気に入りの車に試乗できるチャンスもあります。一部アトラクションは有料ですが、入場無料で見どころもりだくさんです。世界のトヨタを目の前で体感できます。ぜひ、一度訪れてはいかがでしょう。
青海中央ふ頭公園
青海中央ふ頭公園は、テレコムセンター駅から徒歩10分程の位置にあり、デジタルアートミュージアムからも徒歩15分ほどで着きます。
青海緑道公園に隣接した東京都の公園で、野球場と展望台があります。野球場は少年野球用の小さな球場ですが、予約無しで誰でも利用できます。お台場で野球ができる唯一の場所で、園内には花木も多く、緑がとても豊富なスポットです。
青海ふ頭のコンテナ船を眺めるビューポイントとしても知られています。またこの公園の海側は東京港のメインストリート「第一航路」で、東京港に出入りする船がたくさん航行しています。そして対岸には東京港最大の「大井コンテナふ頭」の様子も見えます。
青海中央ふ頭公園は、フジテレビ湾岸スタジオの東側に位置するす。青海緑道公園と水の広場公園に隣接し、背の高い樹木やツツジが生い茂り、豊かな緑を感じられるスポットです。
パレットタウン大観覧車
パレットタウン大観覧車は、東京テレポート駅から徒歩約3分の位置にあり、デジタルアートミュージアムからも徒歩約5分ほどで着きます。
お台場のシンボル、パレットタウンにある、高さ115メートルの大観覧車です。東京タワーとスカイツリー、東京ゲートブリッジとレインボーブリッジ、東京名所が一望できる抜群の眺望です。
年中無休(年2回点検休業あり)で10:00〜22:00(金・土・祝前日は22:40)まで営業しています。おとな一人1,000円、搭乗時間は約16分、シースルーゴンドラもあります。
ゴンドラに乗る前に記念写真が撮れたり、地上115mの空の上から、タブレットでARコンテンツを楽しめたりします。この2016年に登場した日本初、観覧車で楽しむAR観光案内「お台場そらでなび」は一度体験してみたいものです。
日中はもちろん、夜景はとてもロマンチックでデートにオススメです。
さらにおすすめ
デジタルアートミュージアムと合わせて訪れたい人気スポット
「豊洲市場」の観光ガイドはこちら
「ダイバーシティ東京」の観光ガイドはこちら
「teamLab★Planets TOKYO」の観光ガイドはこちら
アクセス情報
電車で行く場合
- りんかい線:「東京テレポート駅」出口Aより徒歩約5分
- 新交通ゆりかもめ:「青海駅」北口より約徒歩約3分
【ご注意】パレットタウンの開発事業の一部進捗に伴い、最寄駅(東京テレポート駅・青海駅)からのアクセスルートが変更となります。詳しくはこちらでご確認ください。
車で行く場合
- 首都高速「臨海副都心出口」から5分
- 首都高速「臨海副都心出口」で降りて、「お台場中央」交差点を右折、二つ目の信号「青海1」交差点を左折すると左側にパーキングの入り口表示があります。
タクシーで行く場合
- 新交通ゆりかもめ 青海駅にて下車 徒歩5分
※上記いずれかから、MEGA WEBを通り、パレットタウン大観覧車下です。
よくある質問Q&A
ベビーカーをひいて館内を回れますか?
ベビーカーでの入館はできかねます。
館内は階段が多いと聞きました、車いすは大丈夫ですか?
車いすでの入場は可能ですが、お客さま用のエレベーターがないため、上のフロアへは行くことができません。2フロアあるうちの1フロアのみのご鑑賞となります。
館内の中で飲食はできますか?
館内は飲食禁止です。館内に休憩所があるので飲み物は大丈夫です。(ペットボトルなどフタのついたものに限る)
館内にはティーハウスがあるのでそこを利用するのも良いかと思います。
子供が楽しめる場所はありますか?
4階にキッズエリアがあり、楽しめる場所は多くあります。
コインロッカーはありますか?
料金返却式の100円のコインロッカーがあります。館内は手ぶらで遊ぶのが楽しいので、荷物を預けると良いです。館内にティーハウスがあり、有料なので、行かれる場合は、お財布をロッカーにしまわないようにしてください。
駅から会場まで迷わず行けますか?
パレットタウンの大観覧車の真下にあるので、大観覧車に向かって歩いていけば、迷うことなく会場に行くことができます。
授乳室はありますか?
授乳室は「チームラボアスレチックス 運動の森」近くにあります。
基本情報
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
【営業時間】
- 平日:10:00〜19:00
- 土日祝:10:00〜21:00
※EN TEA HOUSE - 幻花亭は、OPEN1時間後から営業。ラストオーダーは閉館の30分前です。
※最終入館は閉館の1時間前です。
※営業時間はシーズンによって異なります。
【休館日】第2・第4火曜日
営業時間・休館日はシーズンによって異なります。詳しくは、公式ホームページで確認ください。
【料金】
エントランスパス(時間指定なし)
- 大人 高校生以上:3,200円
- 小人 中学生以下:1,000円
- 障がい者割引:1,600円
※手帳をお持ちの本人/同伴者1名まで。1人1枚必要
【住所】東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン
【TEL】03-6406-3949(10:00〜18:00)
【駐車場】
- タイムズ ヴィーナスフォートパーキング 24時間 (470台)
- タイムズ パレットタウンパーキング 24時間 (450台)
※車で来場の場合、会場出口で提携駐車場2時間無料券を渡しています。
【問い合わせ先】
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