わざわざ行きたい初詣スポット
宗像大社
「宗像・沖ノ島と関連遺産群」として、世界文化遺産に登録されている宗像大社は、日本最古の神社の一つです。宗像大社では1月1日には「歳旦祭」、3日には「元始祭」が行われます。大祓式・除夜祭が行われる大晦日から三が日の期間は、終日開門しているため、初詣におすすめです。
また、宗像大社では多くの屋台が営業します。焼きそばやはしまき、りんご飴、綿あめなど、食べ歩きにぴったりな屋台グルメを楽しめます。縁起物が当たる「福みくじ」もあわせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
十日恵比須神社
十日恵比須神社は、商売繁盛のご利益があると有名な神社です。十日恵比須神社で毎年1月8日 〜 11日の期間に行われる「正月大祭」には、大勢の参拝客が訪れます。三が日に初詣へ出かけそびれてしまった方にもおすすめのイベントです。
約400軒を超える露店も見どころの一つです。空くじのない「福引き」は人気があり、くじが引かれるたびに境内に響く「大当たり〜!」の声もあわせて、名物となっています。
宝満宮竈門神社
宝満宮竈門神社(ほうまんぐうかまどじんじゃ)は、縁結びにご利益のある神社です。可愛らしいお守りも揃えられ、女子同士で参拝するのにも人気があります。太宰府天満宮の近くに位置するため、2社を同じ日に訪れるのが良いでしょう。
元旦の午前7時頃からは、宝満山頂上宮で「歳旦祭」が斎行されます。夜明け前から山頂へと上がり、「歳旦祭」の厳かな神事と神々しい御来光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
絶景ではじまる一年!初日の出
愛宕神社
愛宕山頂に位置する愛宕(あたご)神社は、福岡を代表する絶景スポットです。福岡タワーや博多港、能古島、志賀島まで一望することができます。
約300段の階段を上がる必要がありますが、美しい眺望で迎える初日の出はその価値があります。西暦72年に創建された歴史の長い愛宕神社はパワースポットとしても人気があるので、新年を迎えるのに最適です。初日の出を楽しんだ後は、初詣も行いましょう。
能古島
能古島は人気スポットでありながらも、混雑が少ない、穴場の初日の出スポットです。360度見晴らしの良い標高195mの頂上からは、博多の海と名所を望むことができます。
姪浜渡船場からフェリーで10分というアクセスの良さも人気の理由です。初日の出をみる場合には、ぜひ早い時間のフェリーで能古島へ向かいましょう。また、1月には日本水仙やさざんか、つばきなどの花が見頃を迎えます。
皿倉山
標高622mの山頂から眺める夜景が人気の皿倉山は、初日の出を眺めるのにもおすすめのスポットです。当日は展望台レストランも朝早くから営業しているので、寒いのが苦手という方も安心して訪れることができます。
登山道でのハイキングで山頂まで向かうことができるほか、ケーブルカーとスロープカーを乗り継ぐと、楽に山頂まで移動することができます。元旦の朝は、5時台からケーブルカーが運行しています。混雑が予想されるので、早めに山頂まで移動しておくことをおすすめします。
歴史ある伝統行事
大江天満神社の「幸若舞」
幸若舞(こうわかまい)は、室町時代に流行した語りを伴う芸能「曲舞(くせまい)」の一種です。能や歌舞伎の原型といわれ、織田信長も桶狭間の戦いへ出陣する前に舞ったとされています。
現在、唯一受け継がれているのが、みやま市瀬高町大江に伝わる「大頭流幸若舞」です。毎年1月20日に、大江天満神社の幸若舞堂にて奉納されています。他では観ることのできない日本最古の舞楽を、ぜひ生で体感してみてください。
筥崎宮の「玉取祭」
「玉せせり」とも呼ばれている筥崎宮(はこざきぐう)の「玉取祭」は、九州三大祭にも数えられる神事です。毎年1月3日に行われます。「玉取祭」では、触ると悪事災難を逃れ、幸運を授かるといわれている玉が用いられます。
祓い清められた陰・陽の2つの木玉は、筥崎宮から東側へ250mほど離れた末社玉取恵比寿神社へと運ばれます。玉取恵比寿神社で、陽の玉が陸側と浜側に分かれた競り子達に手渡されると、争奪戦が行われながら本宮まで進みます。本宮の楼門に待つ神職へ玉を手渡す際に、陸側があげれば豊作、浜側があげれば豊漁といわれています。
おでかけした際には、筥崎宮名物の社日餅(やきもち)を露店でゲットしましょう。白餅とよもぎ餅の2種類があります。
櫻井神社の「餅押し」
糸島市の櫻井神社では、江戸時代から続く伝統的な新春祭「餅押し」が、毎年1月10日の夜に行われます。厄男が自分の厄に見立てた鏡餅を投げ込み、それを締め込み姿の若者衆が奪い合うことによって餅が割れ、厄を分散するという厄除け行事です。
「餅押し」の当日は、早朝から福引きが行われるのに加えて、厄年の人たちによって参拝者へお酒が振る舞われます。餅の奪い合いによる熱気を感じに、訪れてみてはいかがでしょうか。