梅雨に映えるあじさいを愛でる
筥崎宮(はこざきぐう)あじさいまつり
日本三大八幡に数えられる筥崎宮。毎年6月に、境内西奥にある「あじさい苑」が開苑されます。御社殿を借景におよそ1,700坪の敷地に咲き競う約100品種、3,500株のあじさいは見事です。期間中はミニコンサートなどのイベントが開催されます。
また、「参道花めぐり」と題して、神苑花庭園ではあじさい苑の開苑にあわせて約30品種、5,000本のユリの花が咲き誇ります。訪れた多くの参拝者の心を和ませてくれます。
千光寺あじさい祭り
久留米市にある、龍護山千光寺(曹洞宗)は、栄西がひらいた禅院で、およそ50種約7,000株のあじさいが咲き誇り、「あじさい寺」として親しまれています。
毎年6月「あじさい祭り」の期間中、本堂では信行真哉氏の「陶地蔵・仏画展」も開催されます。地域の特産品の販売もありますよ。
幻想的なホタルを見よう
一ノ瀬親水公園ホタルまつり
久留米市の「一ノ瀬親水公園」は、久留米市南東部の耳納山南麓地域における、豊かな森林やホタルが舞う清らかな高良川などを活用する地域間交流広場です。
その一ノ瀬親水公園の「ホタルまつり」では、そばうち体験や、カラオケ演芸大会が行われます。日没後には、ホタルの鑑賞が楽しめます。かなりの数のホタルが飛んでいて、とても幻想的、久留米の穴場スポットです。
宮若ほたる祭
宮若市では、5月下旬から6月中旬にかけて市内各所でホタルの乱舞を見ることができます。この時期、脇田温泉に宿泊して観賞を楽しむのもおすすめです。
宮若市観光協会では、例年、最盛期に「宮若ほたる祭」を開催しています。ステージショー、音と光を楽しむ「ほたるの夕べ」、ヨーヨーつりや食べ物の出店も楽しみの一つです。当日は、無料の臨時駐車場が設置されます。
宝珠山(ほうしゅやま)ほたる祭り
東峰村の宝珠山川や大肥川周辺では、毎年、数万匹の幻想的なホタルの乱舞を観ることができます。なかでも、棚田親水公園一帯は、ホタル観賞と学習ができる「ほたる館」(通称:ほたるっこ)が2008(平成20)年に完成し、「ほたるドーム」や「ほたるの小川」など生育環境が整えられています。都会では出会うことのできない貴重な風景です。
6月初旬に「ほたる祭り」が開催。当日は「親水公園」内に夜店が立ち並び、多彩なステージイベントで賑わいます。駐車不可ですので、シャトルバスなどの利用をおすすめします。
旬の魚・エツを味わう
エツ祭
久留米市の「六五郎橋河川敷公園」で開催される「エツ祭」。エツ(斉魚)は、国内では有明海にのみ生息するカタクチイワシ科の魚で体長は約30cm、この時期に産卵のため筑後川下流域に遡上してきます。
エツの解禁時期に合わせて、毎年6月下旬に開催されます。エツの骨きり体験や投げ網体験、ヨシ笛作り実演、ヨシの葉ちまき巻実演、粘土細工実演など、様々な体験や実演を無料で楽しめます。
城島エツバーガー、エツフライバーガー、エツの唐揚げ・エツ弁当・エツ寿司などが販売され、エツ料理を存分に堪能することができるお祭りです。
(株)キハラ
遊覧船の中でエツ料理が楽しめます。(株)キハラでは、4~5月の潮干狩りツアー、夏のエツ漁見学クルージング、花火大会が人気です。特に、エツは、5~7月にしか獲れない幻の魚です。筑後川の眺めを楽しみながら、遊覧船ちとせ、または、さくらで川上での贅沢な時間を過ごせます。
乗り合いプランの場合、約1時間程度で、弁当付きで4,000円ほど。歌い放題のカラオケ付き、採れた魚はその場で料理出来るキッチンを設置、暑い日も寒い日も快適な冷暖房完備です。
東すし
1960(昭和35)年創業、新鮮な材料を使った、すし・和食をお手頃な値段で提供している老舗「東すし」。初夏には大川名物の「エツ料理」が楽しめ、冬になれば自慢の「蒸し寿司」や「鍋物」などが楽しめます。
旬のえつの刺身はもちろん、南蛮漬けや唐揚げを堪能できます。なお、天候によってはエツが入らない場合もありますので、お店に行く前には必ず予約することをオススメします。