フォトジェニックを目当てに寺社へ
宮地嶽神社の「光の道」
福岡には嵐が出演したCMロケ地として、近年さらに注目を集めている絶景スポットがあります。宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)の参道を夕陽が照らす「光の道」です。これが見られるのは、一年のうち2月と10月の短い期間のみ。神社と海をまっすぐに結ぶ参道がオレンジ色に染まる様子はまさに神秘的な美しさを感じさせます。
この貴重な期間に、神社で「夕陽の祭」が催されます。「光の道」を見るためには、神社の敷地内の無料席か、あるいは祈願特別席のどちらかをおさえなければいけません。無料席は当日、整理券が配布されます。
宮地嶽神社には、大鈴・大太鼓・大注連縄(しめ縄)という、3つの日本一が揃います。注連縄の圧倒的なスケールを体感しに宮地嶽神社を訪れる人も多いでしょう。大願が叶うと言われている「奥之宮八社めぐり」は、宮地嶽神社の拝殿の奥にある8つの神社で印を集めるものです。旅の記念にぜひ回ってみてはいかがでしょうか。
太宰府天満宮の梅
太宰府天満宮は、学業の神様として知られている天神さま(菅原道真公)を祀る、福岡屈指の神社です。太宰府天満宮が最も華やぐのはまさに2月、梅が咲き誇る時期です。境内には約200種、約6,000本の白梅・紅梅が植えられており、例年2月中旬に見頃を迎えます。1月に御神木「飛梅」がいち早く花を咲かせ、3月上旬までさまざまな種類の梅が咲き誇ります。
道真公の命日である2月25日には毎年「梅花祭」が開催されます。また、2月の下旬には最高のおもてなしでお迎えするための「門前まつり」が催され、参道をはじめとする門前町にお土産や食事処など多くのお店が立ち並びます。
櫛田神社のお多福面
櫛田神社は、「お櫛田さん」の愛称で親しまれている神社です。有名なのが1月下旬から2月10日頃まで、節分の前後に飾られるインパクト大の「お多福面」です。高さ5.3m、幅5mと日本一の大きさを誇っているものです。「お多福面」の大きく開いた口の中を通って参拝すると、商売繁盛や家内安全の御利益があるといわれています。
「ひなの国 九州」!個性豊かな人気ひな祭り
雛の里・八女ぼんぼりまつり
ひな人形の生産地でもある「八女(やめ)市」では、毎年2月中旬から3月中旬までの約1ヵ月間、「雛の里・八女ぼんぼりまつり」が開催されます。白壁の町並みや市中心商店街の商店を中心とした約100軒に、江戸・明治時代の「箱びな」や現代のおひなさまを飾ります。
「箱びな」は八女の特徴的なひな人形です。江戸時代、非常に高価だったひな人形を庶民でも持てるようにするため、八女の仏壇屋さんたちが廃材などを使って作り上げたことが発祥の由来となっています。「八女人形会館」のひな人形、ひな道具は特に展示品として見応えがあります。
いいづか雛(ひいな)のまつり
飯塚市にある旧長崎街道沿いの商店街では、毎年2月上旬から3月下旬にかけて、「いいづか雛(ひいな)のまつり」が行われます。
最も注目を集めるのが「旧伊藤伝右衛門邸」の本座敷に飾られるひな人形です。毎年テーマを変えて、500体から800体もの座敷雛が登場します。今年の座敷雛のテーマは「平安の夢」で、1,000点以上の人形と道具を用いて源氏物語のさまざまな場面を再現します。また、「嘉穂劇場」、「千鳥屋本家」など各スポットにも特別な雛が飾られ、多くの人が訪れます。
筑後吉井おひなさまめぐり
普段あまり見かけないユニークなおひなさまを見たいという方におすすめなのが、うきは市吉井町で開催される「筑後吉井おひなさまめぐり」です。吉井町のおひなさまの特徴として、素朴な「箱びな」を囲むように「おきあげ」が飾られます。
「おきあげ」とは、おひなさまや歌舞伎、浮世絵を題材に、各家々の女性が手作りしたもののことです。羽子板の押し絵と同じように下絵を描き、綿を着物のはぎれなどの布地でくるみ、貼り合わせて作られます。
また、期間中に発行される「うきはスイーツめぐり」というパンフレットはぜひチェックしてみてください。うきは市のスイーツ情報満載です。
柳川雛祭り さげもんめぐり
2月の中旬から4月上旬まで、柳川市内の至るところで開催されている大規模なひな祭りイベントです。ここでは、縁起の良い鶴やウサギ、ひよこ、這い人形などの布細工と鮮やかな糸で巻き上げた「柳川まり」を組み合わせた「さげもん」が見どころです。
柳川地方では、ひな段と一緒に色とりどりの「さげもん」を飾り、女の子の誕生を盛大に祝うのが習わしとなっています。カラフルで細かな部分まで可愛らしい「さげもん」は、SNS映えもばっちりです。「流し雛祭り」「おひな様水上パレード」などのイベントも開催されるので、日にちをチェックして足を運んでみてください。
2月のおすすめグルメ・牡蠣!
カキハウス マルハチ
糸島市の船越漁港には多くの牡蠣小屋が立ち並んでいますが、ハズレのない定番を狙いたい方におすすめなのが、一番大きな牡蠣小屋「カキハウス マルハチ」です。糸島半島の冬の風物詩である牡蠣や車えび、サザエ、ホタテなどの海産物を炭火で豪快に焼いて味わうことができます。
さらに、「カキハウス マルハチ」のメニューは丼ものが豊富なのも特徴の一つ。いくら丼やウニ丼を片手に牡蠣を頬張る贅沢な体験ができます。海が見えるロケーションの良さも人気の理由です。
門司港レトロのかき焼き祭り
大正時代を感じさせる建築がおしゃれな「門司港レトロ」では、毎年冬になると「豊前海一粒かきのかき焼き祭り」が開催されます。2020年は2月8日(土)、9日(日)の2日間の日程です。
門司港レトロの中央広場が約200台のかき焼き台がセットされたかき小屋となって、福岡のブランド牡蠣「豊前海一粒かき」をその場で焼いて味わうことができるイベントです。また、地元産の食材を使った料理や加工品を販売するコーナーもあります。
ベイサイドプレイス博多のかき小屋
ベイサイドプレイス博多では、2019年11月29日(金)から2020年3月15日(日)までの期間、かき小屋のイベントが開催されています。その日の仕入れによって種類が変わる3種類のかき食べ比べセットや、サザエ・ホタテ・焼き鳥などまで味わえる湾岸セットなど、しっかり堪能できるメニューが揃っています。
海を眺めながら、プリプリの牡蠣を食べたいという方におすすめのイベントです。
冬の最後に見たい!イルミネーションスポット
門司港レトロ
福岡でイルミネーションを楽しむ際に、まず思いつくのが門司港レトロ。2020年3月15日(日)までの期間「門司港レトロ浪漫灯彩」というイベントが開催されています。
大正時代前後に建てられた建築物を中心に美しい街並みがライトアップされます。水面に映る色とりどりの光は、港町ならではの見どころです。ロマンティックな夜の散策デートにぴったりのスポットとなっています。高さ103mの門司港レトロ展望室から見下ろすイルミネーションも、また違った雰囲気があっておすすめです。
かしいかえん シルバニアガーデン
「かしいかえん シルバニアガーデン」では、2020年2月24日(月)まで「かしイルミえん~光の楽園~」というイルミネーションのイベントが行われています。広大な広場にイルミネーションが敷き詰められているほか、メリーゴーランドやターバンメイズなどのアトラクションもイルミネーションで彩られ、さらにロマンティックな空間となっています。
特に見ておきたいのが、「あかりの灯る大きなお家」です。夢の世界が投影されるプロジェクションマッピング、レーザーとスモークが織りなすレーザーショー、音楽に合わせてキラキラ光るイルミネーションライブは見応えがあります。
ベイサイドプレイス博多
2020年3月15日(日)までベイサイドプレイス博多を彩る「ベイサイドイルミネーション~光の港~」が開催されています。ベイサイド通り沿いに並ぶパームツリーやデッキフェンスのライトアップがとてもキラキラとしている魅力的なスポットです。
さらに、対岸は海面が色とりどりのイルミネーションできらめく様子を眺めることができます。期間中にはかき小屋も用意されているので、ぜひあわせて足を運んでみてください。