葛西臨海水族園ってどんなところ?
葛西臨海水族園は、1989年10月に開園した水族館です。東京ディズニーリゾートのある「舞浜」駅のひとつ隣である「葛西臨海公園」駅の目の前にある葛西臨海公園内にあります。
最も有名なのは大量のクロマグロがドーナツ型の水槽内を回遊する展示です。他にも、約650種の海の生物が展示されています。
東日本で最も人気のある水族館であるといわれており、開園初年度の年間入場者数355万人は、当時の日本記録である「神戸市立須磨海浜水族園」の入園者数240万人を大きく超えたことも話題となりました。
なお、葛西臨海水族園の入園には整理券の予約が必要です。
見どころ
海を感じることのできるワクワクする入口!
チケットを購入し、中に入ると出迎えてくれるのはこのワクワクするドームです。クラゲのような姿のガラスドームが水族園への入り口となっています。
この前で記念撮影ができるように、スマートフォンを設置してセルフタイマーでの自撮りも可能です。カップルやご家族で、ぜひこのフォトスポットで記念撮影をしてみてくださいね。
また、このガラスドームの周辺はこのように水が流れ、まるで海の中に浮かんでいるような気分を味わうことができます。向こう側に見えるオブジェは実は葛西江臨海水族園内の休憩スペースの一部なのですが、まるでヨットが浮かんでいるようにも見えます。
さらに、向こう岸には東京ディズニーリゾートも見えるためテンションが上がります!このガラスドームの前で記念撮影を楽しみながら、眺めの良い景色の中で気持ちのいい風を感じているうちにあっというまに時間が過ぎてしまいます。
マグロの群泳は必見!
葛西臨海水族園の中で最も見どころなのは、水族園の順路のちょうど真ん中らへんで登場する「アクアシアター」と名付けられた、マグロの展示です。ここでは2,200トンのドーナツ型水槽を群泳するマグロの展示を見ることができます。
クロマグロたちが大きな水槽内をひたすらものすごいスピードで泳ぎ続ける姿は圧巻!「マグロは泳ぎ続けなければ死んでしまう」というのは本当だったんだなと感じるほどのスピードは大人も子どもも釘付けです。
さらに、クロマグロに関するさまざまな豆知識コーナーも多数展示。子どもたちが興味を持つようなクイズ形式になっていて、骨や魚拓が展示されているため、楽しみながらクロマグロの生態について知ることができます。
また、生き物を観察するためのワークシートとして「水族園魚ッチングシート」がホームページからダウンロードできます。また、園内でスタンプラリーなどのイベントを開催していることも。マグロやその他の生き物に関するさまざまなクイズに答えていくうちに楽しみながら知識を身につけることができます。
国内最大級のペンギン展示施設
フンボルトペンギン、イワトビペンギン、フェアリーペンギン、オウサマペンギンと4種類ものペンギンたちが飼育されている国内最大級のペンギン展示施設です。なんと葛西臨海水族園には、フンボルトペンギンを日本で一番たくさん飼育しているのだとか。
ネットを介して分けられている、種類の違うペンギンたちを比べたり観察したりすることができます。
地下のような、一段下がった場所からは水槽内を優雅に泳ぐペンギンたちの様子をこんなに近くで見ることができます。気持ちよさそうに泳ぐ姿を見ていると、その可愛らしさにとても癒されます。
さらに、その水槽を上からみることも可能です。なぜか、あんなに優雅に見えたペンギンたちが、上から見るとバタバタとしていてそれもまた可愛いですよ!
世界の海コーナー
「世界の海コーナー」では太平洋、インド洋から大西洋、北極海、南極海まで、世界中のさまざまな場所の海中に生息する生物をエリアごとに観察することができます。
中でも大人気なのはこのタマカイ(中央)とナポレオンフィッシュ(奥)のコーナー。大きなインパクトのある見た目と鮮やかな青い色、そしてちょっと間抜けな顔に、岩の間から顔を出す度に歓声があがります!そんなことをおかまいなしにマイペースな姿が、見ているうちにクセになりそうな魅力がありました。
熱帯のサンゴ礁の水槽では、こんなに色鮮やかなサンゴ礁たちがたくさん!横を泳ぐ魚が思わず地味に見えてしまうほど。
さまざまな海の生物のリアルな生態
ほかにも、さまざまな海の生物を観察することができる水槽がたくさんあります。
まずは一大ブームを巻き起こしたダイオウグソクムシ。なぜか全員集結しています。色が薄いのでまだ子どもなのでしょうか。これだけあつまっているとちょっと気持ち悪いですね。
さらに、タコ!普段は奥に見えるタコツボの中からほとんど出てこないようですが、ごくまれに気まぐれに登場しては水槽のガラス上を、大きな吸盤を見せつけるように器用に操作しながら動き回ることもあります。観ることができたらかなりラッキーです。
また、足の長いカニが2匹展示されているコーナーではよくカニ達が喧嘩を始めることも。長い手足を駆使して互いをけん制し合います。子供たちから歓声が上がってなぜか大盛り上がり・・・!飼育員さんが上から棒を使ってエサを与えようとするものの、無視して喧嘩する姿はなかなか見ものです。
渚の生物コーナー
順路に沿って行くと、最後の方には外に面した「渚の生物コーナー」が登場します。浅瀬の渚を再現下コーナーで、覗き込むように生物の生態を観察することができます。
色鮮やかなイソギンチャクや貝たち。まるで着色されたかのように真っ赤なのがいるんですね。
さらに、ナマコやイソギンチャクなどを実際に水槽に手を入れて触れることができるコーナーも。このほかにも、「タッチンフィーリン」コーナーでは、水槽の中に手を入れてサメやエイに触れながら、スタッフの方にそのカラダの仕組みを教えてもらうことができるコーナーがあります。
参加するには整理券をもらう必要があります。午前の部は9:30〜整理券を配布しており、10:30〜12:00の全6回・午後の部は12:30〜と14:00〜整理券を配布しており、13:30〜16:00の間に全10回(平日は全8回)開催しています。参加したい方は事前に整理券をもらいに行っておきましょう!
東京の海コーナー
「東京の海コーナー」では、小笠原から伊豆七島や、東京湾の外湾部から内湾部までの東京近郊の海の中を再現した水槽を展示しています。
ここには葛西臨海水族園ならではの展示方法が!
このように普通に水槽を楽しむことができるのはもちろん、
階段を上ると、各水槽を上からのぞくことができるだけでなく、その仕組みや裏側が見えてしまうのです。
ライトで照らされているので、上から見ても魚たちが泳ぐ様子はバッチリ見ることができます。ちょっとした裏側探検をしているようでなんだかワクワクしますね。
葛西臨海水族園オリジナルグッズ・お土産コーナー
最後に気になるのはお土産コーナー。葛西臨海水族園オリジナルグッズもたくさんあります。日常使いできそうなかわいい文房具やマスキングテープが人気です。
さらに、他の水族館よりも特にぬいぐるみの種類が豊富な印象を受けました。人気のマグロやチンアナゴ、ペンギンなどのぬいぐるみがずらりと並びます。
さらにダイオウグソクムシのぬいぐるみまで・・・これはかなりレアなのではないでしょうか。ぬいぐるみだととても愛らしいですね。
葛西臨海公園でのんびりお散歩
ひととおり葛西臨海水族園を堪能したら、同じ敷地内にある葛西臨海公園もお散歩してみましょう。想像以上に広大で、なんと上野恩賜公園(53万平米)や新宿御苑(58万平米)より大きく、78万平米もあるのだそうです。
駅から続く「海へのプロムナード」というメインストリートから「水族園ゾーン」・「鳥類園ゾーン」・「芝生広場ゾーン」・「汐風の広場ゾーン」と用途に応じた名称で呼ばれています。
広い芝生の「芝生広場ゾーン」ではバドミントンやフリスビーで楽しむ人がたくさんいます。
また、「芝生広場ゾーン」をさらに海側に進んでいくと海に面する場所もあります。夕方には夕日がとても綺麗に見えるスポットとしても有名です。
展望レストハウス「クリスタルビュー」
葛西臨海公園内のビュースポットとして、展望レストハウス「クリスタルビュー」も見どころのひとつ。建物全体がシースルー状態になっており、ここから駅方面と海方面両方の眺めを楽しむことができます。
壁がすべて透明な窓になっているのでこの通り、見晴しがとてもよく気持ちがいいのです。夏の暑い日には冷房が効いているので、公園で暑さを感じたら一時的な休憩場所としてもおすすめです。地下には自動販売機と休憩スペースがあります。
望遠鏡も設置されているので、葛西臨海水族園のドームや東京ディズニーリゾート方面を眺めるのも楽しいです。※令和3年9月から令和4年5月(予定)まで改修工事のため閉館中
葛西臨海公園のシンボル「ダイヤと花の大観覧車」
そして、葛西臨海公園のシンボルとなっている「ダイヤと花の大観覧車」も忘れてはいけません。葛西臨海水族園から見て展望レストハウス「クリスタルビュー」を挟み反対側にあります。
2001年3月に運営を開始しました。完成当時は日本一大きな観覧車でしたが、大阪府の商業施設「エキスポシティ」にあるREDHORSE OSAKA WHEEL(レッドホース オオサカ ホイール)が日本一となり、現在では日本国内で2番目に大きな観覧車です。
直径111m・地上高117mもあり、1周約17分と一般的な観覧車よりも楽しめる時間はちょっと長めです。ゴンドラの数はなんと68台。それでも土日祝日には行列ができる大人気ぶりです。
近づいてみるとその大きさに圧倒されます!
おすすめの周辺スポット
葛西臨海水族園から徒歩10分圏内で行けるランチ
葛西臨海水族園と合わせて観光におすすめ
葛西臨海水族園と合わせて観光におすすめの人気スポットには、舞浜駅前にあるイクスピアリや東京ディズニーリゾート、葛西駅からすぐの地下鉄博物館などがあります。
イクスピアリ
イクスピアリは舞浜駅から徒歩すぐの位置にあり、葛西臨海水族園からも電車を使って20分ほどで着きます。
ディズニーリゾートに遊びに来るゲストたちがさらに楽しめるような仕掛けがたくさん詰まった華やかなショッピングモールなので人気です。
JR京葉線舞浜駅を出てすぐの場所にある巨大なショッピングモール「IKSPIARI(イクスピアリ)」は、ファッションやコスメ、グルメからエンタメまで多様な楽しみ方をできる充実した施設です。約140店舗がそれぞれのテーマごとに9つのゾーンに分かれ、こだわった空間が広がっています。
東京ディズニーリゾートの一部としてオリエンタルランドが運営しているので、様々な場所でディズニーに関連した施設を楽しむことができます。スクリーンは16ヵ所、100~300人規模までの大小のシアターが完備されている映画館「シネマイクスピアリ」はまるでハリウッドのような雰囲気です。
ディズニーストア正面入り口の前に広がる屋外広場「Celeblation Plaza(セレブレーション・プラザ)」はイベントスペースになっていて、様々なライブイベントや握手会などが開催されているそうです。
東京ディズニーリゾート
東京ディズニーリゾートは舞浜駅から徒歩すぐの位置にあり、葛西臨海水族園からも電車を使って25分ほどで着きます。
日本を代表するテーマパーク、東京ディズニーランド®と東京ディズニーシー®を中心としたショッピング施設や関連ホテルの総称が東京ディズニーリゾート。言わずと知れた国内有数の大人気テーマパークです。
1983年に、高さ51メートルのシンデレラ城をシンボルとして7つのテーマランドから構成されている「東京ディズニーランド®」が、2001年には海にまつわる物語や伝説をディズニー伝統のファミリーエンターテイメントとして体験できる「東京ディズニーシー®」が開園しました。
期間限定のスペシャルイベントをはじめ、パレードやステージショー、花火など楽しいイベントが開催されています。あらゆる世代が楽しめる世界が広がっています。
舞浜駅から各施設への移動はディズニーリゾートラインがおすすめです。車内はここでしか乗れないディズニーのキャラクターがモチーフのデザインとなっていて、さらにテンションが上がります。
地下鉄博物館
地下鉄博物館は東京メトロ東西線葛西駅から徒歩すぐの位置にあり、葛西臨海水族園からも電車を使って25分ほどで着きます。
地下鉄博物館通称“ちかはく”は、地下鉄の歴史や最新の技術を「見て、触れて、動かして」学ぶことができる参加型のミュージアムです。楽しんで学ぶことができる博物館なので人気のスポットです。
歴史コーナーには日本で初めて走った本物の車両があり、実際に乗ることができます。また、国の重要文化財にも指定されている車両1001号車が展示されています。
千代田線のシミュレーターではその揺れまで体感することができ、銀座線や有楽町線、東西線など3種類のシミュレーターを運転することもできます。そのほか、実物の80分の1の大きさの模型電車が動いていたり、ホールでは毎日違った映画をゆったり座って見ることができるので、家族で楽しめるスポットです。
売店「ミュージアムショップ」では、ここでしか手に入らない「ちかはくオリジナルグッズ」や電車や鉄道に関連した商品が販売されているので、電車好きにはたまらない空間です。
さらにおすすめ
アクセス情報
電車で行く場合
- JR京葉線「葛西臨海公園駅」駅 徒歩約5分
- 東京メトロ東西線「葛西」駅下車から、都バス「葛西臨海公園」徒歩約5分
車で行く場合
- 首都高速湾岸線「環七通り/都道318号線」経由葛西IC下車
タクシーで行く場合
- JR京葉線「葛西臨海公園駅」駅にて下車 徒歩約5分
よくある質問Q&A
ベビーカーレンタルはありますか?
ベビーカーの貸出はありません。
授乳室はありますか?
本館2階にあります。
離乳食を温めたいのですが、電子レンジを借りられますか?
レストランで可能です。
車いすレンタルはありますか?
正門・ゲート及び案内カウンターで無料貸出と返却を受け付けています。
ペット同伴での利用は可能ですか?
犬や猫などのペットと一緒に入園することはできません。ただし、補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)の入場は可能です。
基本情報
葛西臨海水族園
【営業時間】9:30〜17:00
【休館日】
- 水曜日(水曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日)
- 年末年始(12月29日 〜 1月1日)
【入園料】
- 一般:700円
- 65歳以上:350円
- 中学生:250円
- 小学校6年生まで、都内在住・在学の中学生(生徒手帳持参):無料
- 身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方:無料
【住所】東京都江戸川区臨海町6-2-3
【駐車場】葛西臨海公園駐車場 24時間 181台(うち身障者用18台)
【公式ホームページ】http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/
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