新宿で押さえておきたい定番スポット10選
東京都庁
JR新宿駅から徒歩10分にある現在の都庁は、丹下健三氏によって設計され1990(平成2)年に庁舎が竣工されました。その後1991(平成3)年に有楽町北側から移転し開庁しました。東京都庁舎は、48階建ての第1庁舎と34階建ての第2庁舎、7階建ての都議会議事堂と約300平方メートルの都民広場で構成されています。
特に人気なのが45階にある展望室で、地上202mからの眺めは東京のまち、東京スカイツリー、東京タワー、東京湾、時には富士山まで見えることもあります。無料で楽しめるスポットとあって観光客に人気です。
展望室には東京の特産品を集めたギフトショップもあります。都庁は特に用事がなければ入りにくいイメージがありますが、東京での思い出づくりに訪れてみるのもオススメです。
新宿ゴールデン街
新宿区歌舞伎町一丁目、花園神社の近くにある飲食店街です。名前はよく聞くけれど初心者でも楽しめるのかな、と少し躊躇してしまいそうなイメージですが、昔とだいぶ変化してきて実際はそんなことはありません。外国の方の観光スポットとしても人気です。
常連客として作家、編集者、映画監督、俳優といった文化人が多く集まることで知られています。文壇バーなど個性豊かな店もあります。「はしご酒」をしてみたり、常連さんと盛り上がったり、おひとりさまでも仲間同士でも楽しめます。
花園神社
「花園神社」は、江戸時代より以前に大和国吉野山から勧請(かんじょう)した稲荷神社です。当時は「三光院稲荷」「四谷追分稲荷」、また近隣の尾張徳川家別邸の花園にちなみ「花園稲荷」とも称されました。
しばしば火災に遭い焼失し、そのたびに復興資金をあつめるための芝居小屋が境内に設けられ「三光院芝居」としてにぎわいを見せました。第二次大戦末期に戦災によって全焼したため、現在の社殿は、1965(昭和40)年に建立されたものです。
ご祭神は倉稲魂神(うがのみたまのかみ)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、受持神(うけもちのかみ)で、御利益は何と言っても商売繁盛です。地元の人からも愛される、都内有数のパワースポットです。
また、関東三代酉の市の一つとされる「酉の市」が毎年開かれることで有名です。主に商売繁盛を願い、装飾された熊手を求めて大勢の人で賑わいます。多くの屋台も楽しみの一つです。
新宿中央公園
新宿西口の都庁舎などの超高層ビル群が立ち並ぶビジネス街にある「新宿中央公園」は都会のオアシスです。新宿区立の公園としては最大の面積を誇る都市公園で、西は十二社通り、北は青梅街道に囲まれている扇形の公園です。
8万本の樹木や「白糸の滝」、「新宿ナイアガラの滝」などの池や噴水を配していて、中・小の広場や児童公園、野外ステージなどがあり、ビジネスマンのみならず、広く一般に親しまれています。休日には広場でフリーマーケットなどのイベントも開催され、夏は「ジャブジャブ池」に多くの親子が訪れています。
明治神宮外苑
「明治神宮外苑」は、明治天皇とその皇后、昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)のご事績を永く後世に伝えるために造られました。国の重要文化財である「聖徳記念絵画館」を中心に、神宮球場やゴルフ練習場、アイススケート場等のスポーツ施設が充実しています。
1926(大正15)年に全国民からの寄付金と献木、青年団による勤労奉仕により、明治神宮に奉献されました。創建から終戦までは、国の施設として管理され、その間の1931(昭和6)年には水泳場(神宮プール)が開場。その後、軟式球場・テニスコート・ゴルフ練習場・アイススケート場・打撃練習場(バッティングドーム)・フットサルコートなど次々と時代の先端の施設が作られました。
そして、明治神宮外苑といえば「いちょう並木」です。青山通りから聖徳記念絵画館に向かって約300mの四列に木々が連なるその景観は東京を代表する風景のひとつとなっています。見頃は11月中旬から12月初旬の黄葉が最も美しく、毎年木々の色づきとともに多くの方が散策に訪れます。都心における秋の風物詩として定着し、エリア全体で毎年かなりの賑わいをみせています。
歌舞伎町
ネオンがきらめく繁華街「歌舞伎町」は、新宿駅寄りの「歌舞伎町一番街」や「セントラルロード」が歌舞伎町のメインストリートとなっていて、国内外の人々を惹きつける魅力的なスポットです。ナイトライフを楽しむためのスポットが多く、夜になってからの街がより活気づくため「眠らない街」とも呼ばれています。
歌舞伎町が誕生したのは1947(昭和23)年のことです。戦災からの復興事業として歌舞伎座の誘致を目指していたことから名付けられました。誘致は実現しなかったものの、昭和20年代後半から劇場や映画館などの娯楽施設が次々と建設されて、数多くの飲食店が建ち並ぶようになり、日本最大規模の繁華街に発展しました。
東京オペラシティ
「21世紀の劇場都市」をコンセプトにした、ビジネスや文化、商業の3つのゾーンが一体となっている複合文化施設です。東京オペラシティビル3階にある客席数1,632席のクラシック音楽専用コンサートホールでの公演や、近現代美術を中心に企画展が開催されるアートギャラリー、ビルに隣接している新国立劇場でのバレエやオペラなど、芸術活動が盛んです。53~54階、1~2階と地下1階にはショップやレストランもあります。
また、都内屈指の夜景スポットとしても人気で、上層階のレストランから絶景を眺めながらの至福のディナーを楽しめます。超高層ビル群や新宿副都心を巡る首都高の美しいカーブを間近に見ることができるロケーションも魅力です。黄昏ともなれば西新宿の圧倒されるような夜景を見ることができます。
新宿御苑(新宿御苑)
新宿御苑は広さ58.3ヘクタール、周囲3.5kmで、園内には風景式庭園、整形式庭園、日本庭園が巧みに組み合わされています。新宿御苑が誕生したのは1906(明治39)年のことです。明治を代表する近代西洋庭園といわれ、特色あふれる様式の庭園が楽しめます。
皇室の庭園として造られましたが、戦後、国民公園となり、多くの方に親しまれてきました。都心で自然を楽しみたい人々にとってのオアシスとして人気です。
新宿駅から歩いてすぐの場所であるにもかかわらず、どこからとなく聞こえてくる鳥のさえずりと共に散策が楽しめます。木々の隙間から眺める高層ビル群も新宿ならではの光景です。春には千本を超える桜、秋には見事な紅葉が楽しめます。
タカシマヤタイムズスクエア
新宿髙島屋を中心とした百貨店や専門店などで構成される大型複合商業施設です。新宿駅新南改札から直結で、さまざまなショップが集結していることから便利が良いのが人気です。新宿の老舗デパートといえば「高島屋」というイメージがあり、1966年の誕生から長年愛されています。ファッションをはじめとし、東急ハンズ、紀伊國屋書店など有名店による多彩で豊富な品ぞろえが魅力です。
また、エステサロン、スポーツジム、クッキングスタジオなどもあり、どなたでも1日中楽しめます。
神楽坂(かぐらざか)
新宿という大都会にありながら、ひとつ細い路地に入ると江戸時代の面影も今に残す街で、カフェや雑貨店などの散策が楽しめます。坂名の由来については諸説あり、江戸時代中期にはすでに坂の由来は不明になっていました。市谷八幡の祭礼でみこしがここで神楽を奏するため、または、若宮八幡の神楽が坂まで聞こえてくるため、さらに赤城明神の神楽堂があったため、などさまざまあります。
神楽坂にある「かくれんぼ横丁」は、「お忍びで遊びに来た人を後ろからつけて来ても、横に入られるとわからなくなる」ところから名付けられたと言われています。趣のある石畳の路地に昔ながらの美しい黒板塀が続き、新宿にいることを忘れるような風景です。
また「猫の街」としても有名です。「吾輩は猫である」の著者・夏目漱石ゆかりの地で、運が良ければ路地裏で猫を見つけることもできたり、看板猫や猫グッズを探すのも楽しみ方のひとつです。
大人も子供も楽しめるアミューズメントスポット3選
新宿末廣亭
「新宿末廣亭」は1946(昭和21)年に建てられました。江戸以来の寄席の伝統を重んじており、その雰囲気を現代にとどめている落語色物定席です。落語や漫才をはじめ、奇術、曲芸、俗曲など 様々な色物を揃えており、各演芸分野の第一人者が次々に登場します。
おもむきのある木造の建物で、畳敷の桟敷席と椅子席があります。興行は約10日ごとに落語芸術協会と落語協会の二つの協会が交互に出演し、毎週土曜日に若手噺家による深夜寄席が行われます。
落語というと身構えてしまいそうですが、「深夜寄席」であれば、1,500円というお手頃価格です。近年では土地柄、若い女性客も増えてきているのだそうです。派手な演出ではなく、噺家さんが表情と身振り手振りで繰り広げるステージは必見です。当日券(2階自由席)もありますが前売券の販売状況では席数に限りがあるので注意です。
TOHOシネマズ新宿
2015年春にオープンした、歌舞伎町の実物大のゴジラヘッドが話題の映画館です。新宿に現れたゴジラが、映画館などの巨大な建物を襲撃しているかのようなスケールに、誰もが目を奪われてしまうほどの迫力があります。
12スクリーン、2,347席の規模もさることながら、革新的な 4K レーザー投影システムと最新の 12Ch サウンドシステムを採用した「IMAX®レーザー」という最新システムを導入しているので、より迫力と興奮を味わえます。また、「プレミア ラグジュアリーシート」などのリクライニングできるノンストレスな座席も備えてあり、ゆったり贅沢な映画鑑賞が可能です。
消防博物館
江戸時代からの消防の歴史や、世界の消防車などが12,000点も展示されている博物館です。正式には東京消防庁消防防災資料センターと言い、東京の安全と安心を進める消防がまるごとわかる広報・教育施設として1992(平成4)年12月3日に開館しました。
地下1階から地上10階までのフロアで成る充実の施設で、屋外には消防ヘリコプターがあり、操縦席に乗ることもできます。普段あまり見る機会のない、実際に使われていたポンプ車やはしご車は圧巻です。防災ラウンジでは、新宿副都心や東京スカイツリーをはじめ、晴れた日には富士山を見ることができます。
新宿でショッピングを楽しめるスポット3選
新宿ミロード
「新宿ミロード」は、レディースファッションに特化した小田急新宿駅南口直上のファッションビルです。コスメやファッション、ギフト&グッズ、レストラン、カフェなどを含む120以上の専門店があります。
駅チカなので便利がよく、ショッピングはもちろん待ち合わせにも最適です。飲食店も目白押しで、和・洋・中さまざまなお店が並んでいます。ランチもディナーも楽しめます。
また、長年愛されてきた新宿駅の西口〜南口を結ぶ全長約200メートルのオープンモール「モザイク通り」が2023年3月25日、約38年の歴史に幕を下ろしました。新宿駅西口周辺の再開発計画によるもので、今後超高層ビルへの建て替えが予定されています。
新宿サザンテラス
タカシマヤタイムズスクエアと線路を挟んだ反対側にある遊歩道です。全長350mの新宿駅南口から代々木方面に広がる遊歩道の両脇には、レストランやカフェ、インテリア雑貨、カジュアルウェアのショップが点在します。オフィスやショップから成る「小田急サザンタワー」もあります。
新宿サザンテラスといえば、「新宿ミナミルミ」という冬期恒例のイルミネーションも人気です。「新宿ミナミエリア+「みんなで見るイルミネーション」という、2つの思いを込めて始まり、新宿サザンテラスを含む新宿南口エリア全体が光に包まれます。ショッピングや仕事帰りに立ち寄ってクリスマスムードを盛り上げてくれます。
NEWoMan新宿(ニュウマン)
「NEWoMan新宿」は、2016年春、新宿南口にオープンした新宿駅直結の複合施設です。JR新宿駅新南エリアの改札内・外にショップが集結しています。
「JR新宿ミライナタワー」内のフロアと、JR新宿駅新南口駅構内と線路上空部にあるフロアからなり、世界中からより厳選されたファッションだけではなく、ライフスタイル、ビューティ、カフェ・レストラン、フード、カルチャーの様々なジャンルが約100店舗も揃っています。
インスタ映え確実!フォトジェニックスポット2選
東急歌舞伎町タワー
「東急歌舞伎町タワー」は、ホテルと映画館・劇場・ライブホールなどのエンタメ施設からなる、地上48階・地下5階の超高層複合施設です。コンセプトは”好きを極める”で、近年注目度の高い施設です。
仲間同士でダンジョンを攻略していく体験型アトラクション施設「THE TOKYO MATRIX」や、最新のガチャポンやクレーンゲームがありイベントも行われ、ネオンが輝くアミューズメント「namco TOKYO」、祭りをテーマとして食と音楽と映像が融合するエンターテインメントフードホール「新宿カブキhall〜歌舞伎横丁」など、エンタメ性に溢れたフォトジェニックなスポットです。
新宿アイランド
西新宿でひときわ目をひく存在感の「LOVEのオブジェ」でお馴染みの「新宿アイランド」です。オブジェは新宿アイランドの正面入り口にあります。「LOVE」の前で待ち合わせしてからデートなんていう、カップルにとっては定番のスポットです。
アメリカの作家ロバート・インディアナが手がけたこのオブジェは、数々のテレビドラマにも登場しました。身体を触れずに「V」と「E」の間を通り抜けられたら恋が実るなど、いくつかの恋愛にまつわる都市伝説もありますよ。そのほかにも随所にパブリックアートが設置されているので注目してみてください。
東京都庁舎、一流ホテル、大企業の本社等が軒を連ねる新宿副都心の超高層ビル街に立地する「新宿アイランド」は、オフィス、店舗をはじめ、住居、専門学校、広場などの都市機能をあわせ持ったビルです。どこからも、どこへでも、容易にアクセスできる優れたロケーションとなっています。
新宿でアートにじっくり浸れるスポット3選
SOMPO美術館(そんぽびじゅつかん)
日本初の高層階美術館として1976年に開館した「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」が「SOMPO美術館」に生まれ変わりました。
1987年には巨匠・ゴッホの「ひまわり」が常設展示のコレクションに加わり、以降日本で唯一、ゴッホの「ひまわり」を見ることができる美術館として、親しまれています。やわらかな曲線の建築デザインとじっくり作品と向き合える空間が魅力で、新宿のアートランドマークとして、多様な芸術・文化の発信しています。
草間彌生(くさまやよい)美術館
2017年10月に開館した、日本を代表する前衛芸術家である草間彌生さんの作品をはじめ、貴重な関係資料を展示している美術館です。展示を通じ、草間さんが繰り返し訴えてきた世界平和や人間愛のメッセージをひろく世界に伝えることを目指します。
草間彌生さんは、1929年長野県松本市生まれ、幼少期から幻視・幻聴を体験し、網目模様や水玉をモチーフにした絵画を制作し始めました。1957年には渡米し、前衛芸術家としての地位を確立しました。
エレベーターも水玉模様で、なんともキュートな美術館です。入場は日時指定の完全予約・定員制です。
聖徳記念絵画館(せいとくきねんかいがかん)
明治神宮外苑にある、明治天皇と昭憲皇太后の遺徳を記念するための絵画が展示されています。一見、美術館には見えない、国会議事堂を思わせる外観が特徴的です。展示フロアを中心に、大理石の大広間、採光のためのガラス天井などを取り入れた建物は、2011年に明治神宮宝物館と共に国の重要文化財に指定されました。
展示絵画は、明治天皇、昭憲皇太后の生涯と主要な業績を一流画家が史実に基づき制作してます。内部は中央に巨大なドームをはさみ、明治時代の歴史が一目でわかる日本画・洋画各40枚、計80枚の壁画が展示されています。
神宮外苑の中心的な建物でもあり、青山通りの外苑入口からイチョウ並木越しに見る景観や、夜間の幻想的なライトアップも素敵です。
女子会で集まりたいカフェ3選
MOVE CAFE(ムブカフェ)
地下鉄「新宿三丁目」駅のE2出口より徒歩1分ほどのところにある隠れ家的カフェ「MOVE CAFE」は、可愛らしいスイーツやドリンクが人気です。
アットホームな店内は、テーブルもイスも温かみが感じられます。土日は夜9時まで営業していて、ディナーや夜カフェの利用も可能です。
cafe AALIYA(カフェ アリヤ)
銅板で焼き上げる究極のフレンチトーストが絶品で、行列のできる有名店です。ふわふわトロトロのフレンチトーストは、オーナーこだわりの逸品。ランチであれば、スープやサラダとセットになって、さらにお得です。
トッピングも種類があり、アイス・生クリーム・リンゴのジャムなど、好みに合わせて友達と食べ比べもオススメです。夜も22時まで営業しているので仕事帰りやディナーの後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
絵本の国のアリス
「不思議の国のアリス」がテーマのファンタジックな空間で楽しむアリスレストランです。ホテル出身のシェフ監修による、物語にインスパイアされたフォトジェニックで本格的なメニューがわくわくさせられます。「アリス」の生まれた国・英国風のメニューや、氷温熟成肉・トリュフなどの素材にこだわったメニューをご用意し、大人の女性でも十分満足です。
エントランスには大きな本が積み重ねられていて、アリスの世界に迷い込むような感覚になります。 メインフロアには、ハートの女王の城の庭をモチーフにした 緑の彫刻・トピアリー・ガーデンやメインテーブルの「終わらないお茶会」が空間を彩ります。
合間に立ち寄りたい穴場スポット3選
赤城神社(あかぎじんじゃ)
「赤城神社」は、700年を超える歴史を持つ一方で、東京駅丸の内のJPタワー(KITTE)や、歌舞伎座と歌舞伎座タワー(GINZA KABUKIZA)などを手掛けた建築家・隈研吾(くまけんご)の監修により、2010年にスタイリッシュでモダンな社殿がリニューアルしました。「東京で一番オシャレな神社」と言われ、神楽坂のおしゃれパワースポットになっています。
「赤城神社」には「岩筒雄命(いわつつおのみこと)」のほかに、「赤城姫命(あかぎひめのみこと)」がまつられています。この御神体はお詣りに来た女性の願い事を叶える女神様と言われています。多くの女性が良縁成就や安産、夫婦円満などを願って赤城神社を訪れます。江戸時代には徳川幕府により江戸大社の一つとされていた、由緒正しい神社です。
「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの漫画家・水木しげるとのコラボ「鬼太郎お守り」「目玉おやじお守り」は必見です。また、境内には「あかぎカフェ」があり、お参りの後に、神楽坂散策の休憩にピッタリです。
新宿区立 林芙美子記念館(はやしふみこきねんかん)
「放浪記」「浮雲」で有名な小説家・林芙美子が1941(昭和16)年から約10年間亡くなるまで生活していた旧居です。芙美子は客間よりも掘りごたつのある茶の間や風呂などに十二分にお金をかけるように考え、そのこだわりがあちこちに垣間見えます。執筆活動をした書斎も見逃せません。
この家には、芙美子の意向も強く反映させられていて、建築家・山口文象(やまぐちぶんぞう)の設計によるものです。数寄屋造りの平屋建てで、当時は建坪の制限があったので、芙美子名義である生活棟と、夫で画家の緑敏名義の仕事場棟の2棟を建て、渡り廊下で繋ぎました。ここでは彼女の代表作である、「うず潮」「浮草」「晩菊」などが執筆されました。
戸山公園
緑の豊かな都立「戸山公園」は、新宿区で一番高い山である「箱根山」を中心とした一帯が桜の名所としても知られています。頂上からは新宿の高層ビルが一望できる絶好の展望ポイントです。しかし、高さはわずか44.6メートル、新宿で「山」と言われても少し違和感があるかもしれません。
もとは尾張徳川家の下屋敷であり、通称「戸山山荘」と言われていました。総坪数は13万6,000坪あまりで、小石川の水戸家の後楽園と並ぶ名園でした。園内には季節を感じさせる散策路があり、特に春には桜、秋は紅葉が楽しめ、たくさんの人で賑わいます。
アスレチック広場やグラウンドでのボール遊びなどのお子さんの楽しめるエリアも充実しており、箱根山登山道があるのでお手軽なプチ登山が体験できます。
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