ハナウマ湾ってどんなところ?
ハナウマ湾はオアフ島南東部に位置する島内屈指の人気シュノーケリングスポットです。遠浅の海は透明度が非常に高く、2004年と2016年に「全米ビーチランキング」で1位を獲得しました。
ハナウマ(Hanauma)とはハワイ語で「曲がった湾」を意味するそうで、その名の通り海岸沿いに深く食い込むような個性的な地形をしているのが特徴です。これは今から3万年以上前の火山活動によって形成されたもので、波の浸食で火口壁の一部が削られたことにより現在見られるような姿になったとされています。
湾内には美しいサンゴ礁が広がり、アオウミガメやバタフライフィッシュをはじめとする約450種類もの海洋生物が生息しています。なかにはハワイモンクアザラシやハワイ固有の熱帯魚など、この海域でしか見ることのできない希少な生き物の姿も。これらの生態系を保全する目的で、ハナウマ湾一帯は海洋生物保護区域に指定されています。
波がとても穏やかなので、浅瀬であれば小さなお子さま連れや泳ぎにあまり自信のない方でも安心して楽しめるスポットです。
ハナウマ湾の楽しみ方
ビジターセンターでハナウマ湾の歴史や生態系を学ぶ
ハナウマ湾に到着したら、まずビジターセンターでチケットを購入しましょう。「ビーチを訪れるのに入場料が必要なの!?」と思われるかもしれませんが、ハナウマ湾は貴重な生態系や自然景観を保護する目的で厳格に管理されているため、他のビーチとは異なります。
敷地内では飲酒や喫煙はもちろんのこと、水溶性サンオイルの使用が禁止されているので訪れる際は注意が必要です。
またビジターセンターではビーチへと入場する前にハナウマ湾の歴史や生態系、環境保護の取り組みなどを理解するための動画の視聴が義務付けられています。これからも海の生き物たちが気持ちよく暮らしていけるよう、マナーをしっかりと守って楽しみましょう。
シュノーケルで色鮮やかなハワイの海中世界を満喫
ハナウマ湾を訪れるなら絶対に体験しておきたいのが、シュノーケリングです。色鮮やかな熱帯魚が優雅に泳ぎまわる光景は、地上とはまた違った魅力を感じることができます。湾内には様々な生き物が暮らしているので、ゆっくりと泳ぎながら海の楽園を探検してみましょう。
シュノーケリングはスキューバダイビングとは異なり、ライセンスを持っていない人でも気軽に楽しめるのがポイント。初心者でも気軽に楽しめるアクティビティなので、体験したことがない人はこの機会にぜひ挑戦してみてください。
絶景に感動すること間違いなし!展望台からハナウマ湾を一望
ハナウマ湾の背後にそびえる丘には、絶景を一望する展望台が設けられています。こちらは自然保護区域の外に位置しているため、園内に入場しなくても訪れることができます。
ハナウマ湾はエルビス・プレスリー主演の映画「ブルー・ハワイ」の舞台としてもお馴染みのスポットです。展望台から海を眺めながら、映画の世界に思いを馳せてみるのもおすすめの楽しみ方です。
アクセス情報
ハナウマ湾が位置するのはホノルルの東側で、観光客で賑わうワイキキ(Waikiki)からは約17kmほど離れています。車でアクセスする場合の所要時間は約20〜25分、最寄りの駐車場は3ドルで利用することができます。
また、移動距離が短いのでUberやタクシーを利用するのもおすすめです。片道25〜35ドル程度で行くことができるので、海外で運転するのが不安な方は検討してみてはいかがでしょうか。
交通費をなるべく安く抑えたい方は、公共交通機関を利用するのがおすすめです。ワイキキ周辺にお泊まりの場合は公共バス「ザ・バス」の1系統、1L系統または80系統「ハワイ カイ行き」に乗車ください。
以前はワイキキを経由してハナウマ湾付近に停車するバスが運行されていたのですが、2022年3月現在は約2km離れた場所にある「Lunalilo Home Rd + Kalanianaole Hwy(バス停ID #1203)」が最寄りとなります。
運賃は片道2.75ドルですが「1Dayパス」を購入すれば、5.5ドルで1日乗り放題となります。また、乗車位置や時刻表、路線図など詳しい情報はスマートフォンの無料アプリ「DaBus2」でご確認いただけるので、ぜひ活用してみましょう。
よくある質問
入場料はありますか?
ハナウマ湾自然保護区を訪れるには、1人 25ドルの入場料が必要です。12歳以下のお子さまの入場は無料となりますので、訪れる際はパスポートなど年齢確認ができるものを持参すること忘れずに。
いつでも好きな時間に訪れて大丈夫ですか?
ハナウマ湾の開園時間は火曜を除く午前6時から午後7時(冬季は午後6時まで)です。毎週火曜日は定休日となり、入場することができません。
シュノーケリング用品のレンタルはありますか?
ビーチ脇にシュノーケリング用品のレンタルショップがあるので、レンタルを希望する際はそちらを利用しましょう。
レンタル料は備品の内容によって異なりますが、20〜40ドルが相場です。週末やホリデーシーズンは非常に混雑するので、可能であれば持参することをおすすめします。
何か気を付けるべきことはありますか?
貴重品を含む手荷物の管理はしっかりと行うようにしましょう。これはハワイだけに言えることではないのですが、観光地では少し目を離した瞬間に手荷物が盗まれるというケースが多発しています。
ハナウマ湾は一般的なビーチとは異なり入場料の支払いが必要なので、通常に比べて置き引きの被害に遭う可能性は低いですが、それでも確実に安全とは言い切れません。そのため、多額の現金や高額な貴重品を持ち歩くのは控えましょう。
レンタルショップには有料ロッカー(10ドル〜)があるので、心配な方は有料ロッカーを使用しましょう。