今回お話を伺った方
カナダ・オンタリオ州観光局 日本事務所
アカウントディレクター
田中恵美 さん
カナダ・オンタリオ州の基本情報
トロント、オタワを擁し、多くの人口が集まっているカナダの政治、経済の中心の州です。北は北極海につながるハドソン湾、南は五大湖でアメリカ国境にも面している広大の面積で、都会から雄大な自然まで様々なアクティビティを楽しむことができるエリアです。
現在の状況
新規感染者が増加しているため、現在外国人の入国を禁止しています。
例外的に入国する全ての者に対して、症状の有無にかかわらず宿泊先又は指定の施設で14日間の自主隔離を義務付けています。(7月8日現在)
観光客の受け入れ状況
警戒が必要な状況が続いており、渡航を避けるよう要請が出ています。まずは国内需要の復活に向けて動き出しており、秋以降に商用での往来復活、その後に一般観光客の往来が許可されると期待しています。2022年始あたりが観光復活の目処になるのではと見ています。
州で行われている感染症対策
日本と同様に下記の予防策が推奨されています。
- ソーシャルディスタンス2メートル
- 公共の交通機関などでのマスク着用
- 発熱など具合の悪い人はステイホーム
- 手洗い、うがい推奨
- ホテルではエレベーターやフロントに消毒・サニタイザーを設置
- ホテルの朝食ビュッフェは提供停止
- 全てのサービス業では、新しい衛生ガイドラインに沿ってカスタマーサービスを行っています。
担当者おすすめ!日本で現地の雰囲気を味わえるスポット
生産数が少なく日本ではあまり流通していないカナダワインを扱っている貴重なお店で、後述のアイスワインなど高級なものも味わえます。
カナダの特産品メープルシロップ
オンタリオ州内にはシュガーシャックと呼ばれる、メイプルシロップファームが沢山あります。メープルシロップは、3つのグレードに分け、その中でさらに5段階のカラークラス(エクストラライト、ライト、ミディアム、アンバー、ダーク)に分けて表示するよう規定されています。これはシロップの色の濃さによって決定されるもので、おもにシーズン初期に収穫されたものは色が薄く、後半になるほど濃くなりますが、色の濃さによって味や香りも異なり、また用途も異なってきます。いずれにしても、これらの表示がカナダ政府認定の本物のメープルシロップである証拠。さらにそれを参考に好みや目的にあった製品を選ぶことができます。
担当者のおすすめするカナダ・オンタリオ州のスポット
カナダのワイナリースポット
ナイアガラ半島
ワイナリーに日本人のソムリエがいる場所もあるので、テイスティングやブドウ畑ツアーも日本語で案内してくれます。ナイアガラは冬の厳しい寒さで凍ったブドウから果汁を取る、甘いアイスワインが有名です。凍っているため1粒のブドウから1滴程度とわずかな量しか果汁が取れず大変貴重です。秋の紅葉に染まったメープル街道が有名ですが、冬の凍ったナイアガラの滝も神秘的で、かつ観光客が少なく空いてるためおすすめです。
エリー湖ノースショアのピーリーアイランド
カナダ最古のワイン産地として有名なエリー湖に浮かぶ島です。豊かな自然に恵まれた島で、ワインのテイスティング以外にもハイキングもおすすめです。
プリンス・エドワード・カウンティ
ワイナリー周辺には、地産地消のレストランやカフェ、チーズ工房など良いお店があります。小さな工房のため少人数での体験がおすすめです。
現地の雰囲気が味わえるウェブサイト
日本語情報サイト:「オンタリオスタイル」http://www.ontariostyle.com/
Facebook(@DestinationOntario Japan) https://www.facebook.com/DestinationOntarioJapan/
Twitter(@OntarioJapan)https://twitter.com/ontariojapan
Holidayユーザーへのメッセージ
厳しい状況ですが、観光再開に向けて現地では安全対策を進めています。今は情報を発信する事しかできないのですが、是非今後の旅の候補にして頂き、コロナ明けの際には美しいナイアガラフォールズの大自然の迫力を是非見に来てください。