今回お話を伺った方
スイス政府観光局メディアマネージャー 押尾雅代さん
スイスの基本情報
ヨーロッパの中心に位置し、豊かな自然に恵まれた国です。アルプスの山々や湖を楽しむハイキングやスキーなどのアクティビティから、歴史のある街並みまで、非常に見どころが多く観光産業が発達しています。安定した通貨を基盤とした経済的に非常に競争力の強い国でもあり、金融などの産業も発達しています。多くの国際機関の本部が置かれていることでも知られています。
感染の状況
7月8日時点での累計感染者数:3,787,760人となっています。最新の状況はこちらをご確認ください。
観光客の受け入れ状況
現在、英国・南アフリカからの入国を禁止しています。また、全世界に対する感染症危険情報を発出しており、スイスにおいても「レベル3:渡航中止勧告」を発令中です。
現在の国や地域の様子
外出制限などの対策や医療体制
スイス政府のガイドラインにより、日本同様、観光地やレストラン、駅、ショッピング時はソーシャルディスタンスを確保することやマスクの着用が義務付けられています。
スイスでは感染拡大の早い段階から、外出の制限、店舗の閉店などの対策を講じるとともに、周辺諸国と比べても高度な医療体制が提供/維持されており、製薬会社でのワクチン開発も世界的に進んでいます。また、スイス人はロックダウンを律儀に守っており、国民の不安も少ない状況です。
観光再開後感染症対策は?
「Clean & Safe Label」という観光サービスの衛生と安全の新基準が定められました。スイス政府観光局が支援するスイスの旅行業界の協働プロジェクトで、8種類(宿泊、飲食、スパ・ウェルネス、セミナー・会議、山岳交通、鉄道・公共交通機関、旅客船・クルーズ、観光サービス)あり、各サービスにおける安全基準を明確にして実践していることを示し、安心に旅行してもらうためのラベルです。ラベルの使用は無料で各協会から提供されます。実施とその責任は各団体、その監査は自治体が責任を担っています。詳しくこちら。こうした取り組みもあり、スイスはコロナ後の「安全な国ランキング」で1位に選ばれています。
担当者おすすめ!日本で現地の雰囲気を味わえるスポット
スイスとの姉妹都市や、姉妹電車、スイス人建築家ゆかりの地、また来年のオリンピック&パラリンピックのスイスのホストタウンまで、日本全国のスイスに触れられる場所を集めたサイトを作りました。ぜひスイスの雰囲気を味わってみてください。
https://grandtourofswitzerland.jp/jp/
東京には素晴らしいスイスレストランもあるのでおすすめです。
担当者のおすすめするスイスのスポット
どんなものに興味があるか、また訪れる季節によってもお勧めは様々ですが、世界遺産はやはり誰が観ても感激するのではと思います。スイスには現在、9カ所の文化遺産と3カ所の自然遺産があります。
https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/attractions/unesco-world-heritage-sites-biospheres/
また、スイスならではの体験として、4つの言語圏の異なる街を訪れてみてはいかがでしょうか?スイスには、ドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏があり、それぞれ雰囲気も、建築も、食も異なるため、まるで4つの国を一度に旅したような多様性に出会えます。
現地の雰囲気が味わえるウェブサイト
スイス政府観光局では、季節ごとに移り変わる動画を公式ウェブサイトにて公開しています。またFACEBOOK、Instagramでも季節の話題や美しい写真が満載です。
スイス政府観光局 https://www.myswitzerland.com/ja/
Facebook https://www.facebook.com/MySwitzerlandJA
Instagram https://www.instagram.com/myswitzerland/
Holidayユーザーへのメッセージ
旅好きのホリデーユーザーなら、行動制限が解除されれば、今までの我慢を解放して旅行で羽を伸ばしたいはず。私達は今まで当たり前だったことが、世界中である日突然変わってしまうことを体験しました。「いつかそのうち」は来ないかもしれないからこそ、行きたいと思ったところへ行けるよう、今から夢を育み、計画を立てましょう。
スイス政府観光局は、未来の旅へのインスピレーションを届けたく、「Dream Now - Travel Later」の動画を公開しています。