東京タワートップデッキってどんなところ?
東京のシンボルともいえる「東京タワー」は、約60年間テレビ放送の電波を送ってきました。しかし、都心部に高層ビルが増えたことで、さらに高い電波塔が必要になり、2012年にはスカイツリーが完成。東京タワーは電波塔としての役目を終えました。
その後リニューアルオープンしたのが、地上150mにある展望台「メインデッキ」(下の矢印)と地上250mにある展望台「トップデッキ」(上の矢印)です。東京タワーで一番高い展望台トップデッキに行くには、予約制の「トップデッキツアー」に参加する必要があります。
地上250mの特別展望台「トップデッキ」は"東京の未来を映し出す鏡"をコンセプトに、国際的に活躍するアーティストKAZ SHIRANE氏によってデザインされたジオメトリックミラーが張り巡らされたキラキラとした空間です。
天気の良い日は、万華鏡のように光が乱反射して、まぶしいほどの明るさ。対して夜は日中とは全く異なり、さまざまな色に変化するLED照明と煌めく夜景があいまって幻想的な雰囲気を体感できます。
トップデッキに行くことができる「トップデッキツアー」は、事前予約・時間指定制で15分おきに予約が可能になっています。空きがあればチケット売り場で当日予約することもできますが、Web上で事前に予約していくと確実で若干割安です。東京タワーオフィシャルサイトより予約することができます。
【トップデッキツアー料金】
- 大人
WEB事前予約:2,800円 当日窓口購入:3,000円 - 高校生
WEB事前予約:2,600円 当日窓口購入:2,800円 - 子供(小中学生)
WEB事前予約:1,800円 当日窓口購入:2,000円 - 幼児(4歳以上)
WEB事前予約:1,200円 当日窓口購入:1,400円
東京タワートップデッキツアーに行ってみた!
ここからはHoliday編集部が実際に参加した、東京タワー展望台「トップデッキ」を巡る「トップデッキツアー」の様子をご紹介します。
予約の時間が近づいたら、フットタウン1階トップデッキレーンに向かいます。上記写真にある、グレーの壁の右奥がツアーの集合場所です。予約時刻に遅れると、ツアーに参加できなくなってしまうので注意しましょう。
こちらで受付を行います。Web予約の場合はQRコードを差し出し、いよいよツアースタートです。
まずは13言語対応の音声ガイドを受け取ります。その後、専用のエレベーターに乗って150m地点のメインデッキに移動します。
メインデッキに着いたら、「トップデッキゲート」に移動します。メインデッキが気になるところですが、トップデッキゲート通過時刻が決められているため速やかに移動しましょう。メインデッキはトップデッキに昇った後、立ち寄ることができるのでご安心を。
トップデッキゲートを通過すると、「タワーギャラリー」に案内されます。タワーギャラリーでは、東京タワーの建設風景や、昔と今の東京の街並みが紹介されていました。
その次に案内される「シークレットライブラリー」の内容は秘密になっていて、ここでしか聞くことのできない貴重な話を聞くことができます。
シークレットライブラリ―の後、「プラットフォーム」に移動すると、まずはフォト撮影サービスがあります。このとき撮影した写真のフォトカードは、1枚無料でツアー後にもらうことができます。台紙付きの大きいサイズの写真は、1,500円で購入できます。
エレベーターを待っている間に、ドリンクのサービスがあります。今回はお茶と水のどちらかを選択することができました。
いよいよ、エレベーターに乗ってトップデッキに移動します。窓が大きく浮遊感があるので、アトラクションに乗っているような気分になります。
エレベーターを降りるとトップデッキ到着です!キラキラとしたジオメトリックミラーが目に飛び込んできて眩しい空間が広がっています。複雑な角度をつけて配されたミラーに、東京の空とビル群が無数に映り込み、万華鏡の中にいるかのような気持ちに。
また眺めだけでなく香りにも注目です。トップデッキでは世界的な調香師クリストフ・ラウダミエル氏による香りの演出がされており、いい香りが漂っています。
150m地点のメインデッキからも眺めを楽しむことはできますが、地上250mからの景色はさらに遠くまで見渡すことができて格別です。周りを遮るものがなく、スカイツリーもはっきりと捉えることができます。
トップデッキでは、はじめに受け取った音声ガイドで案内を聞きながら、東京の景色を楽しむこともできます。展望台から実際に見える建物と照らし合わせながら、高層ビルや歴史的建造物の説明を聞いていると、より東京の街への理解が深まり愛着が湧いてきます。
さほど広くはない空間ですが、窓から景色を眺めたり、ジオメトリックミラーに映る東京を堪能したり、香りを楽しんだり。帰るまでの時間は決まっていないので、展望台の空間を自分のペースでじっくりと堪能しましょう。
トップデッキを楽しんだ後は、150m地点の展望台メインデッキに立ち寄ることもできます。メインデッキは、トップデッキと比べて窓が大きく開放感があります。
メインデッキでは、真下を覗くことができる「スカイウォークウィンドウ」でスリルを味わうことも。必ず立ち寄って欲しいスポットです。
東京タワーらしいおみやげを探したり、小腹が空いた時などに気軽に利用したりできる飲食店などが並ぶ「フットタウン」。ツアーの前後にのぞいてみるのもおすすめです。
注意点とマナー
東京タワートップデッキツアーに参加する前に、注意点を確認しましょう。
事前確認
- Web上での事前予約の際、ツアー予約完了時に表示されるQRコードを、保存、画面撮影、印刷するなどして、受付の際に提示できるようにしておきましょう。
- 予約時刻までに、1階のトップデッキレーンに到着し、QRコードを提示して受付を済ませましょう。予約時刻に遅れるとツアーに参加できなくなります。
ツアー中の注意
- 「メインデッキ」でエレベーターを乗り継ぎする際、「トップデッキゲート」の通過時刻を守りましょう。トップデッキゲートでもう一度QRコードを提示するのですが、時刻を過ぎてしまうとその後のツアーに参加できなくなります。
よくある質問Q&A
ツアーの予約・購入の際、現金は使えますか?
Webチケットの予約・購入は、クレジットカードでのみ可能ですが、東京タワーフットタウン1階のチケットカウンターでは、現金で予約・購入することができます。
予約のキャンセルはできますか?
キャンセルは来塔日3日前の23:59までできますが、一度の購入につき1,000円のキャンセル料がかかります。キャンセル可能期間を過ぎた場合は、キャンセルや払い戻しはできません。
ツアーは何時から何時まで開催していますか?
トップデッキツアーは、9:00〜9:15の回から始まります。最終ツアーは、22:00〜22:15の回ですが、トップデッキは22:45まで見学できます。東京タワーの営業時間は23:00までです。
※感染症対策のため、通常とは異なる時間で営業している可能性があります。詳細は東京タワーオフィシャルサイトにてご確認ください。
トップデッキの滞在時間に制限はありますか?
ツアーごとの制限時間はありません。トップデッキの見学時間内であれば、時間を気にせず楽しむことができます。
基本情報
東京タワー
【住所】東京都港区芝公園4-2-8
【営業時間】9:00〜23:00(最終入場22:30)
(感染症対策のため、通常とは異なる時間で営業している可能性があります。)
【公式サイト】東京タワー公式サイト