コスタリカってどんなところ?
コスタリカの基本情報
コスタリカは中米南部に位置する緑豊かな国で、正式名称はコスタリカ共和国、首都は国土中央部に位置するサン・ホセ(San Jose)です。国土面積は約51,100平方kmと、九州および四国の大きさを足し合わせた程度で、ニカラグア共和国およびパナマ共和国と国境を接しています。
外務省基礎データによると総人口は約499万人で、東京都の総人口に比べ半分程度に留まります。
日本との時差はマイナス15時間で、公用語としてスペイン語が話されています。
また、国境はキリスト教で、国民の85%はカトリック、そして15%がプロテスタントを信仰しています。そのため、復活祭やクリスマスといった宗教に関連する祝祭日および独立記念日には、官公庁や銀行は休みになるほか、観光客向けのお店やレストランでも営業時間が不規則になるので注意が必要です。
コスタリカの歴史
先住民の歴史
この地では紀元前約12000年頃には、既に人類が生活を営んでいたと言われ、現在コスタリカの首都であるサン・ホセから60km程離れたところに位置するトゥリアルバ(Turrialba)では当時の人々が使用していたとされるナイフやハンマーなどの石器が発見されています。
紀元前1000年頃には、さつまいもやトウモロコシなどの植物を栽培する農耕民族が誕生し、それまでとは異なる定住式の生活により人口も増加したと言われています。これを機に生まれたのが社会的ネットワークで、紀元500年頃には部族の中で「カシカスゴ」と呼ばれる階級社会に変化し、中南米がスペインに征服されるまで続いたとされます。
また、この辺りで宗教が誕生したのもこの時代であると言われており、コスタリカ南部に位置し2014年にユネスコの世界遺産として登録された「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」は紀元300〜800年頃のものであると推測されています。
スペイン植民地としての歴史
この地が初めてヨーロッパに知られる運びとなったのは1502年のことで、コロンブス率いる第四次探検隊によりニカラグアやホンジュラスと共に発見されたのがキッカケです。この時、彼らがたどり着いたのはカリブ海沿岸に位置するプエルト・リモンという町でしたが、数年後に入植したスペイン人が植民支配の拠点として選んだのは、太平洋側に位置するブルセラス(現在のプンタレナス)という港町だったと言われています。
1560年にはスペインの支配力が中央高原にまで及び、カルタゴが統治時代の首都として約250年もの間繁栄しました。現在のコスタリカで先住民の人口が圧倒的に少ない理由は、この時代に多くの先住民が奴隷として海外に輸出されたこと、および先住民とスペイン人の間で起きた度重なる戦いにあるそうです。
以降、コスタリカの地はその他の中米諸国と共に「グアテマラ総督府」を結成し、1821年にはスペインから独立することになりました。また、1823年には中米諸国連合の一員としてメキシコ帝国に合併されましたが、グアテマラの反連邦主義者ホセ・ラファエル・カレーラによる連邦分離政策により、中米連邦共和国は完全に崩壊した後、新たな首都をサン・ホセとしてコスタリカ共和国が建国されました。
コスタリカ共和国としての歴史
独立後のコスタリカは、ヨーロッパで起こったコーヒーブームに乗って大きく経済が成長することになりましたが、その一方で富裕層出身の政治家による独裁政治やクーデターなど様々な困難も経験しました。
それでも、1920年代以降にはいくつもの政党が結成され、死刑の廃止などを盛り込んだ民主主義的な憲法が公布されたほか、その後も多数の政治家により民主的な共和国づくりに向けて血も滲むような努力が続けられました。また、1949年には軍隊を保持しない非武装中立国としての新憲法が公布され、1983年にモンヘ大統領がこれを宣言しました。
コスタリカの通貨および両替事情
通貨について
コスタリカの基本通貨はコスタリカ・コロン(CRC)で、コロン(C)という単位を用いて表記されるのが一般的です。2020年4月9日(木)現在、1コロンあたりの両替レートは約0.19円です。
また、硬貨はC5、C10、C25、C50、C100、C500の6種類、紙幣はC1,000、C2,000、C5,000、C10,000、C20,000、C50,000の6種類が存在しますが、国内では2009年以降に発行された新札およびそれ以前に利用されていた旧札の両方が出回っているので参考までに覚えておきましょう。
両替について
日本円からコロンへの両替は出来ないので、日本出国時にあらかじめ米ドルを用意しておくと便利です。
コスタリカは周辺に位置する中米諸国と比べても米ドルの流通量が非常に高いので、外国人観光客が多く訪れるホテルやレストランでは、直接ドルで支払いすることが可能です。しかしながら、お釣りはコロンで渡されるので注意が必要です。
また、現地通貨への両替は、空港や銀行、および観光客向けのホテルなどで簡単に行うことが可能です。その際のレートですが、一般的に銀行、中級以上のホテル、国際空港の順でレートが良い傾向にあります。
国際キャッシュカードもしくは海外キャッシング機能付のクレジットカードをお持ちの場合には、銀行ATMでキャッシングすることも可能で、引出し通貨をコロンもしくは米ドルの2種類から選べることがほとんどです。
最近では、観光地を中心にVISAやMASTERをはじめとするクレジットカードが利用出来る場所も増えてきているので、レストランやお店を訪れる際は入口もしくはレジ付近に掲示されているカード会社のロゴを確認しましょう。
コスタリカの気候と服装
コスタリカの気候は、主に5〜11月の雨季および12〜4月の乾季に分けられます。国土はカリブ海と太平洋に挟まれ、中央部には標高1,000〜1,500mの高原地帯が広がっていることから、訪れる地域によって降雨量が全く異なります。
例えば、国土北部にあたるカリブ海沿岸地域では7月と12月を中心に1年中雨が多く降るのに比べ、国土南部にあたる太平洋沿岸エリアおよび首都サン・ホセ周辺に広がる高原地帯では、オサ半島を除き、雨季でも降雨量が少ない傾向にあります。
また、コスタリカには日本の様な四季が存在しないため、平均気温は年間を通じて一定です。首都サン・ホセおよびその周辺のエリアでは、平均最高気温が約25〜27度、平均最低気温は約19〜20度ほどで過ごしやすいです。
しかしながら、パナマ国境周辺およびカリブ海沿岸を中心とする標高が低いエリアでは、湿度が高く蒸し暑いので、カジュアルな夏服で過ごすのがオススメです。森林散策にお出掛けされる場合は、念のため薄手の長袖など簡単に一枚羽織れるものを持って行くと便利でしょう。
コスタリカの文化
コスタリカは、様々な地域に居住する先住民の部族に伝わる伝統およびヨーロッパから伝わった宗教が混ざり合う、特徴的な文化を持つ国です。国民の大多数はカトリック教を信仰しており、主な年間行事や生活習慣は宗教の影響を強く受けているのが分かります。
この国を訪れると、中米ならではの文化や伝統、そしてこれまでにスペインから受けてきた植民地支配を含む歴史背景など、全ての要素がバランス良く調和しあっていることに気付くでしょう。
また、この国はかつてニカラグアやホンジュラスと共に中米連邦共和国を構成していた為、周辺国と共通する文化的要素がいくつも存在します。その典型的な例として、ラテン音楽のリズムに合わせて踊る「サルサ」や民族音楽である「フォルクローレ」が挙げられます。
チップについて
訪れる国により、大きく異なる「チップ文化」。日本には存在しない価値観であるため実際にいくら渡せば良いか、そもそも渡すべきなのか迷ってしまうことも多いはずです。
コスタリカでは本来チップを渡す習慣がありませんが、この国は欧米からの観光客が多いため近年習慣化しつつあります。レストランではサービス料が含まれているのでチップを渡す必要はありませんが、ルームサービスを利用する場合や、ホテルのポーターに荷物を運んでもらう場合には1米ドル程度、そしてツアーガイドには5〜10米ドル程度のチップを渡すのが理想です。参考までに覚えておきましょう。
コスタリカの治安
コスタリカの治安はその他の中米諸国に比べ、良好な傾向にあります。特に、人口の少ない田舎町やその周辺に位置する国立公園では犯罪の発生件数が低く、日本人でも安心して観光を楽しむことが可能です。
一方、首都サン・ホセやアラフエラなどの大都市では、麻薬に関連する事件および強盗など凶悪犯罪による被害が多く報告されているほか、カリブ海沿岸のビーチでは置き引きも多発しています。
例え複数人で旅行する場合でも、夜間に出歩くのは絶対に止めて下さい。また、日中でも人通りの少ない場所は犯罪の被害に遭う確率が非常に高いので、通行をなるべく避ける様にしましょう。現地の強盗は、大抵拳銃もしくはナイフを所持しているほか、無理に抵抗すると殺害されることが非常に多いです。もしも運悪く遭遇してしまった際には、潔く相手の指示に従って手荷物を手渡して下さい。
また、これらの犯罪が起因する負傷、旅行先での病気、および携行品損害に備え、海外旅行保険に加入することを強く推奨します。
コスタリカを旅行する上で特に注意が必要なエリア
- 首都サン・ホセ中心部(サバナ国立公園含む)およびコカコーラ・バスターミナル周辺
- アラフエラ市(Alajuela)アラフエラ地区、モンテス・デ・オカ市(Montes de Oca)サンペドロ地区
- アラフエリータ市(Alajuelita)、デサンパラドス市(Desamparados)
- プエルト・リモン(Limón)
犯罪の被害に遭わないよう注意すべき主なポイント
- カバンはチャックを閉めて必ず斜め掛けにして前に持つ
- レストランで席に座る際はテーブルの上に貴重品を置かない、そしてイスの背もたれに荷物を掛けない
- パスポートを含む貴重品はセーフティーボックスに保管して、持ち歩く現金は最小限にする
- スマートフォンを操作する場合は目立たない様に使用する
- 財布や携帯などの貴重品をポケットに入れて持ち歩かない
- バスなどの公共交通機関を利用する際は居眠りをしない
人気観光都市
太平洋とカリブ海に面し、熱帯雨林や高原地帯、火山および常夏のビーチなど小さな国にも関わらず非常に豊かな自然条件と多様な生態系を有するコスタリカ。そんな「自然の楽園」とも呼べるこの国は、国土面積の約25%が国立公園や自然保護区として管理され、全世界の動植物のうち約5%に相当する種類が生息していると言われています。
そんなコスタリカには、国内最高峰として知られるチリポ山(標高3,820m)を有する「タマランカ山脈地帯」をはじめ、世界中のダイバーが目指す聖地として知られる「ココ島国立公園」、絶滅危惧種や固有種が多く生息する「グアナカステ保全地域」、および数々の謎が未だ多く残る「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」など世界遺産が4つあります。
また、これらの他にもコスタリカの自然や文化が楽しめる様々な見どころがあるので、観光客に人気の都市を以下に紹介します。
首都サン・ホセ(San Jose)
サン・ホセは、1737年の入植にはじまり1823年にカルタゴから遷都したコスタリカの新首都で、標高1,150mの高原地帯に位置しています。はじめは小さな集落だったものの、コーヒーやタバコの生産をはじめとする農産業により急速に発展した為、近郊には現在も多くのコーヒー農園が点在しています。
主な見どころは、コスタリカの歴史や文化に関連する展示が魅力である国立博物館、18世紀末に建造されたヨーロッパ式の国立劇場、および考古学的評価が高いヒスイ博物館などが中心で、特に目立った歴史的建造物は存在しないのが特徴です。
これは、過去に発生した地震により多くの古い建物が倒壊してしまったのが理由とされており、現在ではコロニアルな雰囲気がどことなく漂う程度に留まっています。
しかしながら、サン・ホセは国際空港を有する上に、国内外の様々な都市へアクセスするのに大変便利な交通の要衝です。コスタリカ国内で観光拠点とする町を一つだけ選択するのであれば、サン・ホセに宿泊して各種国立公園へ催行されているツアーに参加するのがオススメです。
ラ・フォルトゥーナ(La Fortuna)
ラ・フォルトゥーナは、首都サン・ホセから車で約4時間半のところにある小さな町で、コスタリカで最も活動が激しい火山として知られるアレナル火山の裾野に位置しています。
周辺にはアレナル火山国立公園のほか、コスタリカ最大の人造湖であるアレナル湖、糸を引くように流れる美しい滝、そして温泉がいくつもあり、火山でのハイキング、湖でのウォータースポーツ、乗馬、およびジップラインなど様々なアクティビティーを楽しむことが出来ます。
また、温泉施設は中米屈指のクオリティーを誇り、まさに近代的そのものです。なかでも国内外から訪れる観光客に高い人気を集めているのが「タバコン・リゾート」で充実した設備や、露天風呂から眺める火山の美しさが評判です。
その他にも手頃な料金で利用できる温泉施設がいくつかあるので、旅行で疲れた身体を癒しにローカル温泉を訪れてみるのも良いでしょう。
町には手頃な料金で宿泊出来るホテルやレストラン、そして旅行会社が多くあるので、ここを起点に周辺の観光スポットへ足を延ばすと便利でしょう。
カルタゴ(Cartago)
コスタリカ最古の町として知られる古都で、スペイン人によって1563年に築かれて以来、約250年の間この国の首都として繁栄した歴史を持ちます。町の中心部には、聖母マリアにまつわる伝説が残る国宝「ロス・アンヘレス大聖堂」が位置し、この場所に祀られている黒いマリア像を一目見ようと多くの巡礼者が訪れます。
しかしカルタゴは、1841年および1910年に発生した地震により壊滅的な被害を受けてしまった為、残念ながらロス・アンヘレス大聖堂以外に訪れることが出来る歴史的観光スポットはありません。実際に訪れてみると周辺にはいくつかのコロニアル様式の建物がありますが、それらは全て再建されたものだそうです。
カルタゴ近郊にはコーヒー農園をはじめ、ロス・ケツァーレス国立公園やイラス国立公園など観光客に人気の国立公園が位置しているので、これらを訪れるための観光拠点として利用すると便利でしょう。
リベリア(Liberia)
太平洋北部に位置するニコヤ半島の付け根からニカラグア国境にかけて広がるエリアで、中米最大の熱帯乾燥林地帯でユネスコの世界遺産に登録されている「グアナカステ保全地域」への観光拠点として知られる町です。
この辺りは古くから先住民文化が栄え、8世紀頃にはメキシコから南下してきたオルメカ族の生活拠点とされていました。また、1824年7月25日(日)にコスタリカへ併合されるまでは独自の文化背景や地理的条件を理由にニカラグア領に属していました。
サンタ・ロサ国立公園をはじめ、パロ・ベルデ国立公園やリンコン・デ・ラ・ビエハ国立公園へ訪れる場合は、この町から現地ツアーに参加するのが一般的です。
コスタリカ旅行の見どころ
エコツーリズム発祥で自然の楽園を満喫
国土の4分の1が国立公園および自然保護区に指定されているコスタリカでは、観光を通じて環境保全や自然保護への理解を深める「エコツーリズム」が積極的に行われています。
そのため、この国では自然豊かな環境で野生の動植物を観察することが観光の目玉であるほか、ハイキングをはじめ、マウンテンバイク、ジップライン、急流でのラフティング、サーフィンやスキューバダイビングなど自然好きには堪らない数々のアクティビティーが楽しむことが出来ます。
絶景の南国温泉リゾートでリラックス
日本と同様に火山を多く有する国であるコスタリカには、いくつもの源泉が点在しているため、天然温泉を楽しむことが出来ます。
なかでも、アレナル火山の麓に位置するタバコン・リゾートは、南国の植物に囲まれた敷地に温泉の川が流れているほか、アレナル火山を望む露天風呂をはじめスケールが大きな滝湯など、日本では味わうことが出来ないユニークな温泉体験が出来ることで評判です。
古くから温泉に浸かることが文化として定着している私たち日本人には、とても嬉しいです。長時間のフライトや忙しい観光で疲れた身体は、異国の温泉でゆっくりと癒しましょう。
ケツァールをはじめとする希少な野生動物に出会える
コスタリカは国土面積の約半分が海抜500m以上の高原地帯であり、中央部にはグアナカステ火山脈、ティララン火山脈、中央火山脈、タラマンカ山脈が連なり、南北が海に挟まれているため、小さい国でありながら非常に多様性に富んだ地形を有するのが特徴です。
そんなコスタリカでは、サバンナや熱帯雨林、高温多湿のカリブ海沿岸地域など、様々な動植物が生息するのに適した環境が広がっており、全世界の約5%に相当する動植物(野鳥に限れば約10%)が生息していると言われています。
国立公園や自然保護区を訪れれば、「幻の鳥」として知られるケツァールをはじめ、オセロットやオオアリクイなどの希少動物をはじめ、非常に多くの動植物と出会うことが出来ます。個人的に散策が可能なエリアもありますが、現地の生態系に詳しいツアーガイドと訪れればこれらの動物に出会える確率がさらに高くなります。
コーヒーの農園を訪れて知識を深める
世界的に有名なコーヒーの産地としてグアテマラやニカラグアなどの中米諸国と、その名を連ねるコスタリカ。この国は、年間を通じて気候が安定していて、火山性の土壌が栄養をたっぷりと含んでいることから、良質なコーヒー豆が採れることで有名です。
コスタリカ産のコーヒーは、酸味豊かで深いコクと、程よい苦味が特徴であるバランスのとれた味が魅力で、日本でも高い人気を誇っています。本場コスタリカを訪れる際は、街中のカフェやレストランで是非新鮮なコーヒーをお楽しみ下さい。
また、首都サン・ホセ近郊に位置するカフェ・ブリット社をはじめとする一部のコーヒー農園では、観光客向けに半日ツアーを開催しており、コーヒーの生産工程や興味深い歴史などを紹介しているほか、コーヒーの試飲などを楽しむことが出来ます。
普段カフェや自宅で何気なく嗜んでいるコーヒーですが、実際にツアーに参加してみると、とても奥が深い世界であることが分かります。
異国の文化や歴史に興味がある方には非常にオススメなので、時間に余裕がある方は国立公園などの観光の他にコーヒー農園見学をプラスして、より充実した旅行を楽しみましょう。
中米ならではのご当地グルメを味わう
日本での日常生活ではあまり馴染みの無い中米料理。コスタリカをはじめ、グアテマラやパナマ、ホンジュラスなど中米地域に属している国々ではどんな料理を食べているのでしょうか。
中米では米や豆、そしてトウモロコシなど私たち日本人もよく口にしている食材が主食として食べられています。地元の郷土料理にはインゲン豆などの豆類やバナナが多く使われているのが特徴で、メインディッシュとして肉や魚も多く食べられています。
黒インゲン豆をじっくりと煮込んで作ったフリホーレス(Frijoles Negros)、フリホーレスと同様の具材である黒インゲン豆で炊き込んだご飯を豆の茹で汁と野菜で炒め煮して作るガジョ・ピント(Gallo Pinto)、そして大きめに切った具材を煮込んで作る中米版の肉じゃがであるオージャ・デ・カルネ(Olla de Carne)は、「コミーダ・ティピカ」と呼ばれる郷土料理として総称されています。
また、コスタリカにはその他にも中米ならではの料理がたくさんあるので、旅行で訪れる際は是非色々な食べ物を味わってみてはいかがでしょうか。
首都サン・ホセおよび近郊エリア
古都カルタゴを含む首都近郊エリアで、コスタリカに旅行する観光客のほとんどが訪れる「コスタリカの玄関口」です。このエリアは、国内各地への移動に便利な交通の要衝として知られる都市サン・ホセが位置しているほか、コスタリカの歴史や文化に関連する様々な見どころが集まっています。
国立博物館
首都サン・ホセ中心部に位置するパステルイエローが美しい建物は、この国の歴史や文化、および動植物の生態系などに関する展示を行なう国立博物館です。
この建物は1917年に築かれた要塞で、かつてはコスタリカ陸軍の拠点として使用されていた歴史を持ちます。そのため、外壁には1948年に起こった市街戦による弾痕が多く残されており、当時行われた戦いの生々しさを現在に伝えています。
この場所が博物館としてオープンしたのは1950年のことで、以来地元の人々をはじめ、世界各国から訪れる多くの観光客を迎えてきました。
主な展示内容として、先史時代の石器、土器、鉱石、および化石などの考古学関連、スペイン植民地時代における人々の生活の様子がうかがえる家具や装飾品の数々、そして歴代大統領の肖像画などが挙げられるほか、この国の主要産業の一つとして知られるコーヒー産業の歴史に関する展示もされているため、非常に見応えがあります。
国立劇場
「コスタリカで革命が起きないのは、国立劇場を壊したくないからだ」と言われるほど、地元の人々に深く愛されている劇場です。コスタリカでは1888年12月下旬に起こった地震により、町の劇場を含め多くの歴史的建造物が崩壊しました。
現在の国立劇場は、震災からの復興の意味を込められて1897年に完成されたものです。その建築には約7年もの歳月が費やされ、建設にかかる費用はコーヒー豆の輸出に関わる税金、および寄付などで賄われたと言われています。
パリのオペラ座を模して造られたとされる美しい劇場は、ヨーロッパの一流技師が参加して、細部までこだわった装飾が施されているのが特徴です。劇場正面の屋根には「舞踊」、「音楽」および「名声」を表す3体の彫刻が立っており、強い存在感を主張しています。
また、入口の左右にはイタリアの彫刻家により制作された、スペインの劇作家カルデロン・デ・ラ・バルカおよびベートーベンの像が立っています。
内部はコンパクトに造られているものの、大理石の階段、豪華で上品なデザインのシャンデリアや燭台、コーヒーを摘み取る様子が描かれた美しい天井画など見どころが多く、まるでヨーロッパの美術館や宮殿を訪れているかの様な素晴らしい内装は、訪れる人全てを魅了します。
同劇場では年間を通じてダンスやミュージカル、そしてバレエなどの芸術鑑賞が楽しめるほか、9時から19時まではガイドによる館内ツアー(10米ドル)も行われています。その他にも、お土産や雑貨を扱っているショップおよびカフェが併設されているので、サン・ホセを訪れる際は是非気軽に足を運んでみて下さい。
ヒスイ博物館
コスタリカ国内で出土したヒスイの装飾品をはじめ、先コロンブス期の土器や装飾品、および石像など様々な展示が魅力の博物館です。入場料は大人15米ドルと少しお高めですが、芸術性の高いヒスイ作品や現地の古代文明に関わる興味深い展示は訪れる価値ありです。
民主広場を挟んで国立博物館のすぐ向かいに位置しているので、滞在時間に余裕のある方はついでに訪れてみると良いでしょう。
ロス・アンヘレス大聖堂
ロス・アンヘレス大聖堂は、コスタリカ最古の都市として知られるカルタゴ中心部に位置するカトリック教の大聖堂です。
その歴史は1639年の創建までさかのぼりますが、1723年と1910年に発生した地震により、2度倒壊しました。現在の建物は1926年に再建されたもので、ビザンチン様式が美しい壮大な造りをしているのが特徴です。
この教会には、コスタリカの守護聖母として知られている「黒いマリア」が祀られており、奇跡を起こすと信じられています。これは、約350年前にこの町で起こった聖母伝説にまつわるもので、現に教会の建物はマリア像が最初に発見された場所に建てられています。
現在、マリア像は教会内部の地下に安置されているので、それを一目見ようと信者が列を成して参拝に訪れています。また、毎年8月2日に祝われる「聖母ロス・アンヘレスの日」には、自宅からこの教会まで歩くと願い事が叶うという言い伝えがあることから、多くの信者が国内各地から巡礼しに訪れます。
イラス火山国立公園
標高3,432mを誇る火山を有する国立公園で、首都サン・ホセから車で約2時間ほどの場所に位置しています。イラス火山は、先住民の言葉で「雷の山」を意味する活火山であり、コスタリカで最も高い活火山として知られています。
その姿はポアス火山およびバルバ火山とともに、コスタリカ国旗の紋章にも描かれる程で、国民によく親しまれています。山頂付近に設けられた駐車場からは2本の遊歩道が整備されており、噴火口をはじめ、太平洋およびカリブ海両方の景色を楽しむことが可能です。
オロシ渓谷
多くのコーヒー農園に囲まれた緑豊かなエリアで、パライソ(Paraíso)、ウジャラス(Ujarrás)、およびオロシ(Orosi)などの小さな町が点在する渓谷地帯です。
主な見どころは17世紀半ばに建造され、コスタリカ最古の建造物として知られるサン・ホセ教会(Iglesia de San José Orosi)で、植民地時代の面影を残す数少ない場所として多くの人々により親しまれています。
また、周辺には美しい渓谷を見渡す展望台や16世紀末に建てられた教会遺跡など、いくつかの見どころが点在しています。
高原地帯および近郊エリア
ティララン山脈、中央山脈、およびタラマンカ山脈など、国土の中央部を貫いている高原地帯およびその近郊エリアで、夏でも過ごしやすい気候が特徴です。人気の温泉リゾートをはじめ、多様な生き物が生息する自然豊かな観光スポットなど、見どころ満載であるため、コスタリカ観光のハイライトを揃って満喫したいという方にとてもオススメです。
モンテベルデ自然保護区
コスタリカ北西部に位置する民間運営の自然保護区で、約11,000ヘクタールの広大な敷地にハチドリやケツァールをはじめとする合計400種以上の鳥類や、様々な動植物が生息する熱帯雲霧林が広がっています。ここは、乾季である1〜3月を除き、ほぼ毎日雨が降ることで知られる非常に湿度が高い密林で、頻繁に雲や霧で覆われています。
保護区の敷地内には初心者でも気軽に挑戦することが出来るトレッキングコースや眺めの良いつり橋が複数整備されているほか、ケーブルに吊るした滑車で大自然を一気に駆け抜けるキャノピーなど、年齢を問わず楽しめるアトラクションがいくつもあり、いろんな角度から自然観察を堪能できるような工夫が施されています。
観光の起点となるサンタ・エレーナ(Santa Elena)からは、黄色い車体のバスが1日4本運行しており、所要25分程度でアクセスすることが可能です。また、町の周辺に位置する宿泊施設は手頃な料金で泊まれるペンションやロッジから高級リゾートまで様々なので、ご自身の予算に合わせて選ぶことが出来ます。
サンタ・エレーナ自然保護区
モンテベルデ自然保護区から北へ約5km程の場所に広がる、自然保護区です。約600ヘクタールの面積を誇る高原地帯には、モンテベルデ自然保護区に似た素晴らしい雲霧林が広がっており、展望台や見晴台がある全長約12kmのループトレイルが4本整備されています。
モンテベルデ自然保護区に比べ、ケツァールなどの野鳥や動物に出会える確率は高く、入場料が割安で訪れる観光客も少なめなので穴場の観光スポットです。観光の起点となる町はサンタ・エレーナ(Santa Elena)で、バスを利用して約30分ほどでアクセスすることが出来ます。
アレナル火山国立公園
標高1,633mのアレナル火山を有する国立公園で、首都サン・ホセから所要約4時間半ほどの場所に位置しています。アレナル火山は富士山を想わせる美しい円錐型の見た目が特徴で、コスタリカで最も活発な火山として知られています。
山麓にはコスタリカ最大の人造湖であるアレナル湖やタバコン・リゾートをはじめとする保養地があります。観光の拠点はラ・フォルトゥーナ(La Fortuna)という小さな町で、アレナル火山でのハイキングやジップライン、そして乗馬など各種アクティビティーを楽しむことが可能です。
タバコン・リゾート
アレナル火山の麓に位置する高級温泉リゾートで、緑豊かな熱帯植物が生い茂るジャングルに囲まれた環境で温泉が楽しめることから、国内外から訪れる多くの観光客に人気のスポットです。
施設内には5つの源泉を持つ、大小8つの温水プールおよびジャグジーなどの設備が備えられているほか、エステやカフェ、宿泊施設なども併設されているので、是非時間を贅沢に使って異国の温泉地を楽しんでいただきたいです。
入場料は一人あたり85米ドルと少し高めですが、温泉に浸かりながらお酒やソフトドリンクが楽しめるバーや火山を望む露天風呂、滝のような打たせ湯など、日本ではなかなか体験することが出来ない「新感覚の温泉」が楽しめるのでオススメです。
首都サン・ホセからは現地ツアーに参加して訪れるのが便利ですが、時間を気にせず温泉を楽しみたいという方は、アレナル火山の麓に位置するホテルやロッジに宿泊して、周辺の観光施設もあわせてゆっくりと楽しむのが理想です。また、温泉では水着の着用が義務付けられているので、忘れずに持っていきましょう。
ロス・ケツァーレス国立公園(カルタゴ)
カルタゴ中心部から南方面へ約30kmの場所に位置する国立公園で、「世界一美しい鳥」として名高いケツァールが観察しやすいことで知られています。サベグレ川が流れる渓谷の斜面には湿度が高く冷涼な雲霧林が広がり、そこで育つリトルアボカドを目当てに多くのケツァールが集まります。
これらが最も観測しやすいシーズンは、アボカドの実が豊かに成長する乾季(12〜3月)ですが、国立公園のガイドはケツァールの巣がある場所をよく把握しているので、その他のシーズンでも高い確率で観測することが可能です。
ロス・ケツァーレス国立公園を訪れる場合は、首都サン・ホセから催行されている現地ツアーを利用する、もしくは国立公園周辺に位置するロッジに宿泊して早朝か夕方に専用ガイドと共に観測するのが便利です。
ボルカン・テノリオ国立公園
コスタリカ北部に位置し、標高1,916mのテノリオ火山を有する国立公園です。熱帯雨林が生い茂る公園敷地内の植生は標高差により8つに分けられていて、バクやプーマ、そしてナマケモノをはじめとする多様な野生動物が生息しています。
最大の見どころは、かつて「世界で最も美しい川の一つ」に選ばれたことがあるセレステ川で、まるで宝石を散りばめたようなターコイズブルーは訪れる人全てを魅了します。これはテノリオ火山から流れ込む硫黄と炭酸カルシウムが起こす化学反応によるもので、天気が良い日にはとても神秘的な姿を見ることが出来ます。
また、川の一部は30m級の滝となって密林の中に注いでおり、観光のハイライトの一つとして親しまれています。
チリポ国立公園
コスタリカ最高峰であるチリポ山(標高3,820m)を有する国立公園で、コスタリカ南部に位置しています。チリポとは、先住民の言葉で「永遠の水の台地」を意味するそうで、その名の通り山麓に広がる大地には小さな湖がいくつもあることで知られています。
また、チリポ国立公園は、イトイ・セレレ生物圏保護区をはじめ、リオ・マンチョ森林保護区、ラス・タブラス保護地域、ラ・アミスター国立公園、バルビジャ国立公園、およびタパンティ国立公園と共にユネスコの世界自然遺産である「タラマンカ山脈=ラ・アミスター保護区群とラ・アミスター国立公園」を構成していることで知られ、熱帯雨林と雲霧林の両方を楽しむことが可能です。
山頂からは太平洋やカリブ海はもちろん、コスタリカ全土を見渡すパノラマビューが楽しめます。同国立公園を訪れる際は登山許可証が必要なので、観光拠点であるサン・ヘラルド・デ・リバス(San Gerardo de Rivas)に位置する国立公園局で忘れずに入手しましょう。
カーニョ・ネグロ野生保護区
ニカラグア国境からほど近い場所に位置する国立の自然保護区で、シラサギやヘビウなどの水鳥、およびカワセミやマイコドリなど色鮮やかな鳥が多く生息する野鳥の楽園です。
緑のヤシが生い茂る熱帯雨林のジャングルには、コスタリカとニカラグアの国境をまたいで流れるフリオ川やカーニョ・ネグロ湖があり、サルやワニなどの野生動物、そして世界で最も美しいトカゲとして知られるグリーンシバリスクやケイマンなどの爬虫類に出会うことが出来ます。
観光の起点となる村は、保護区から約20kmほど離れたところに位置するロス・チレス(Los Chiles)ですが、首都サン・ホセからの直通バスが1日2本のみの運行と少ないうえ所要時間が片道5時間もかかってしまうため、アレナル火山やタバコン・リゾートといった観光スポットから程近いラ・フォルトゥーナ(La Fortuna)から日帰りツアーに参加して訪れるのが最も一般的です。
太平洋エリア
コスタリカ西部に位置する太平洋沿岸のエリアで、映画や冒険小説のモデルとなった島をはじめ、世界屈指のダイビングスポットや白砂のビーチなど、高原地帯とは全く異なる自然を観察することが可能です。
カリブ海と太平洋の両方に面しているコスタリカですが、どちらか一方を訪れるのであれば、多様な観光オプションが存在する太平洋エリアをオススメします。それぞれの観光スポットの特徴を比較して、自身のニーズに合った国立公園を訪れましょう。
マヌエル・アントニオ国立公園
白砂のビーチと太平洋沿岸に広がる熱帯雨林のコントラストが非常に美しく、首都サン・ホセからのアクセスも便利なことからコスタリカで最も人気のある国立公園の一つとして多くの観光客が足を運ぶ定番の観光スポットです。
公園の敷地内には、沖合にサンゴ礁が広がる国内有数のビーチが4ヵ所あり、海水浴はもちろんのこと、カヤックやシュノーケリング、およびスキューバダイビングなど様々なアクティビティーを楽しむことが出来ます。また、緑豊かな熱帯雨林には様々な鳥類や昆虫類、そして野生のイグアナやナマケモノ、ノドジロオマキザル、およびリスザルなどの生き物が生息しています。
トレイルは観光客でも迷子にならない様にしっかりと整備されているほか、国立公園の入口では地図も入手することが可能なので、安心して散策を楽しむことが出来ます。
カラーラ国立公園
首都サン・ホセの西約60kmに位置する国立公園で、タルコレス川下流の流域に広がる緑豊かな密林地帯にアメリカヘビウ、レンカク、カワセミ、およびマングローブツバメなどの野鳥やアメリカワニなど、多種多様な動植物が生息していることで知られています。
カラーラ国立公園を訪れる場合は、首都サン・ホセから現地ツアーを利用する、もしくはプンタレナスでバスを乗り継いでアクセスするのが一般的です。マヌエル・アントニオ国立公園から約100km程しか離れていないので、2つの国立公園を同日に散策することも可能です。
行動時間に余裕を持つためにも、なるべく朝早くに移動することをオススメします。
コルコバード国立公園
東京23区の総面積よりやや狭い54,350ヘクタールの面積を誇るコスタリカ最大の国立公園で、コスタリカ南部の太平洋岸に位置しています。手付かずの熱帯雨林と眼下に広がる太平洋にはジャガーやオセロット、キタコアリクイなど貴重な哺乳類が生息しているほか、ミユビナマケモノをはじめとする4種類のサルなど、非常に多様な生き物が生息しています。
首都サン・ホセからアクセスする場合は、国内線を利用するのが便利です。また、コルコバード国立公園を訪れる際は公園敷地内に設置された4ヵ所のレンジャー小屋のいずれかで名前、国籍、パスポート番号、および年齢を登録する必要があるので、念のためにパスポートを携帯しておくことをオススメします。
ココ島国立公園
太平洋岸から南へ約550km離れた洋上に浮かぶ、小さな無人島で国立公園に指定されています。起伏に富んだ地形は熱帯雨林に覆われており、島のあちこちに美しい滝が流れています。
また、周辺の海はいくつかの海流が混ざり合っているため非常に栄養豊富で、イルカをはじめ、エイ、マグロ、およびサメなど様々な海の生き物が生息しています。そんなココ島は、世界有数のダイビングスポットとして名高いほか、映画「ジュラシックパーク」およびスティーブンソンの海洋冒険小説「宝島」のモデルになったことでも知られています。
カリブ海沿岸エリア
コスタリカ東部に位置するカリブ海沿岸のエリアで、未だに手付かずの豊かな自然が残されているのが魅力です。毎年2〜10月には数千におよぶウミガメが産卵しに訪れることで知られ、産卵見学ツアーが開催される7〜9月を中心に多くの観光客が訪れます。
トルトゥゲーロ国立公園
コスタリカ北部のカリブ海沿岸地域に位置する国立公園で、年間5,000ミリ以上の雨が振る密林地帯として知られています。その敷地面積は18,800ヘクタールにも及び、ナマケモノやジャガーをはじめ、バク、ホエザル、イグアナ、ノドジロオマキザル、そしてクモザルなどの野生動物のほか、マングローブスワローやトゥカンといった様々な野鳥を観察することが出来ます。
また、トルトゥゲーロ(Tortuguero)はスペイン語で「ウミガメの営巣地」を意味する単語で、この国立公園の名前の由来になっています。その名の通り、公園の敷地内にある浜辺には毎年2〜10月に数千ものウミガメが産卵しに来ると言われており、月明かりに照らされた砂浜で複数の巨大なウミガメが産卵するという、自然の神秘を体験することができるのが魅力です。
トルトゥゲーロの海岸を訪れるウミガメは、主にアオウミガメとオサガメの2種類が知られていますが、私たちが産卵を見学できるのはアオウミガメだけに限られており、7〜9月に催行されているガイドツアーでのみ訪れることが許されています。
バラ・デル・コロラド野生保護区
コスタリカ北東部、トルトゥゲーロ国立公園から10数km離れた場所に位置する国立野生保護区です。ニカラグア国境を流れるサンフアン川の支流であるコロラド川の河口付近に生息する多様な魚を目当てに、多くの愛好家が訪れることで知られており、海と川の両方で釣りを楽しめるのが魅力です。
バラ・デル・コロラド野生保護区を訪れる場合は、トルトゥゲーロ国立公園からボートをチャーターしてアクセス、もしくは首都サン・ホセから催行されている現地ツアーに参加するのが一般的です。保護区域内には禁漁エリアも存在するので、釣りをする場合は必ずガイド同伴で楽しみましょう。
グアナカステ保全地域および近郊エリア
コスタリカ北西部のニカラグア国境付近に位置する、グアナカステ保全地域およびその近郊の国立公園を含むエリアで、約500種類の生き物が生息しているといわれる中米最大の乾燥林や中米最大級である水鳥の繁殖地を有する、動物の楽園です。
パロ・ベルデ国立公園
コスタリカ北西部を流れるテンピスケ川の下流沿いに位置する国立公園で、「中米有数の水鳥の繁殖地」として知られています。
約16,804ヘクタールの面積を誇る広大な湿地帯には、トキ、ズグロハゲコウ、ホウカンチョウ、およびバラ色のヘラサギなど約300種類の野鳥が生息しており、乾季にあたる12〜3月を中心に多くの観光客がバードウォッチングを楽しみに訪れます。
観光の拠点はグアナカステ県の中心都市であるリベリア(Liberia)で、現地ツアーを利用して訪れるのが一般的です。また、ハイシーズンである12〜3月以外は、参加人数が4人以上集まらないとツアーが催行されないため、注意が必要です。
リンコン・デ・ラ・ビエハ国立公園
リンコン・デ・ラ・ビエハ火山(標高1,895m)およびサンタ・マリア火山(標高1,916m)を有する国立公園で、リベリア中心部から車で約35分程の場所に位置しています。国立公園の敷地内にはいくつもの美しい滝をはじめ、熱水泉や噴気孔などの見どころが点在しており、乾季を中心にトレッキングを楽しむ多くの人々で賑わいます。
公園敷地内にあるレンジャー小屋では、必要な情報や地図を手に入れることが出来ます。なるべく早い時間帯に訪れて、ゆっくりと満喫することをオススメします。
また、この辺りは多くの鳥類をはじめ、ピューマ、キンカジュー、およびジャガーなど野生の哺乳類が生息していることで知られています。これらの野生動物を発見する確率を少しでも上げたいという方は、レンジャー小屋手前にあるホテルから催行されているツアーに参加する、もしくは専用のガイド同伴でハイキングを楽しむと良いでしょう。
サンタ・ロサ国立公園
中米最大の乾燥林地帯を有する国立公園で、コスタリカ北西部のニカラグアとの国境近くに位置しています。公園の敷地内にはサバンナをはじめ、湿地帯、落葉樹林、およびマングローブのジャングルなど多様な植物のほかに、ジャガー、オセロット、アカクモザル、そしてコヨーテなど約500種類以上の生き物が生息していると言われています。
サンタ・ロサ国立公園はその豊かな生態系から、グアナカステ国立公園およびリンコン・デ・ラ・ビエハ国立公園などと共に「グアナカステ保全地域」としてユネスコの世界自然遺産に登録されています。
コスタリカのご当地グルメ
オージャ・デ・カルネ (Olla de Carne)
オージャ・デ・カルネは、大きめに切ったジャガイモやニンジン、およびトウモロコシなどの野菜を牛肉と一緒に煮込んだ、コスタリカに伝わる伝統料理です。オレガノやセロリといったハーブ類と塩コショウでシンプルに味付けされているので、とてもさっぱりとしていて食べやすいのが特徴です。
ガジョ・ピント(Gallo Pinto)
ガジョ・ピントは、タマネギ、ニンニク、ピーマン、およびコリアンダーリーフを炒めたものに、黒インゲン豆で炊いたご飯に豆の茹で汁とサルサ・リサーノを加え、炒め煮して作る中米の伝統料理で、主にコスタリカとニカラグアを中心に親しまれています。
コスタリカでは、副食としてメインディッシュの横に添えられ、ワンプレートで楽しむのが一般的です。
アロス・コン・ポジョ(Arroz con Pollo)
アロス・コン・ポジョは、タマネギやピーマンなどの野菜を鶏肉と炒め煮した鍋で米を炊いて作る「中米版チキンライス」で、ラテンアメリカ諸国をはじめ、スペインやアメリカの一部地域に伝わる郷土料理です。
中米地域を中心に広いエリアで親しまれている料理ですが、その作り方や具材は訪れる国や地域によって異なります。鶏肉のダシが効いていて日本人の口にもよく合う一品です。
コスタリカへの主要エリアからのアクセス・所要時間
2020年4月現在、日本からコスタリカ間の直行便は就航されていません。
そのためコスタリカへ向かう場合は第三国を経由してアクセスすることになりますが、主な乗り換え地としてアメリカおよびメキシコ主要都市が挙げられます。
経由地での乗り換え時間の長さにもよりますが、乗り換え時間を含めても必要とされる最短所要時間は約19時間前後となっています。
コスタリカの空港を紹介
フアン・サンタマリーア国際空港
フアン・サンタマリーア国際空港は、首都サン・ホセ中心部から約18km離れたアラフエラ県に位置する国際空港で、カナダやアメリカを中心に様々な国からの便が就航しています。
また、空港ターミナルは1ヵ所のみで、構内には各航空会社のカウンターや免税店の他に、スターバックスコーヒーを含む各種飲食施設、外貨両替所、およびお土産屋さんなど観光客が必要とする設備が整っているため便利です。
【同空港へ就航している主な航空会社】
デルタ航空/ユナイテッド航空/アメリカン航空/アビアンカ航空/コパ航空
空港から市内中心部へのアクセス
サン・ホセ中心部へのアクセス手段は、主にタクシー、路線バス、およびホテルによる送迎サービスのいずれかを利用するのが一般的です。なかでも、コスタリカを訪れる観光客に最も頻繁に利用されている移動手段がタクシーで、空港の到着ゲートにあるタクシーカウンターで政府公認の車両を手配することが可能です。
空港から市内中心部への所要時間は、平均約30〜40分ほどで、利用料金の目安は片道25米ドルです。また、これらのタクシーはオレンジ色に塗られているのが特徴で、全ての車両に識別番号とタクシー会社のロゴが付いているため、乗車前に必ず確認しましょう。
コスタリカの年間イベント情報
1月
パルマレスフェスティバル(Las Fiestas de Palmares)
アラフエラ州のパルマレス市で毎年1月に約2週間にわたって開催される、コスタリカ最大のお祭りの一つです。
その歴史は30年以上を誇り、期間中は食べ物や飲み物を売る多くの屋台が立ち並ぶほか、カーニバルをはじめ、闘牛、ホースパレード、コンサートや舞台などのイベント、および花火が行われ、多くの人々で賑わいます。
ロデオと闘牛のフェス(Fiesta de la Santa Cruz)
ニコヤ半島に位置するサンタクルスという町で、毎年1月の第2週目に開催される伝統のお祭りです。その起源は16世紀までさかのぼり、ロデオと闘牛のイベントを中心に、巨大人形によるパレードやコンサート、そして花火などで盛り上がります。
2月
エンビジョンフェスティバル(Envision Festival)
コスタリカ南西の太平洋沿岸部に位置するウビタ(Uvita)という町で毎年2月下旬に開催される祭りです。祭りの期間中は、様々なアーティストが集い、ビーチでのライブコンサートをはじめ、ダンス、サーフィン、ヨガ、および芸術やスピリチュアルに関連するワークショップを開催して盛り上がります。
3月
セマナ・サンタ(Semana Santa)
セマナ・サンタは、「聖週間」の別名を持つ祝祭日です。これは十字架に架けられて天に召されたイエス・キリストの受難を記念するもので、毎年復活祭を含む1週間の間祝われています。
この復活祭(イースター)の日付は、「春分の日以降で満月になる夜のすぐ後に訪れる最初の日曜日」と決められているため毎年異なります。また、コスタリカでは聖週間の木曜日から日曜日は国民の休日とされ、公的機関をはじめ、企業、そして学校などが休みとなるほか、木曜日と金曜日にはバスなどの公共交通機関の運行も停止します。
この時期にコスタリカへの旅行を計画している方は、これらの事情を考慮した上でスケジュールを作成することをオススメします。
家畜の日(Día del boyero)
首都サン・ホセのエスカス(Escazú)地区で、毎年3月の第2日曜日に開催される祭りです。かつてコーヒー豆の輸送に用いられていた牛車にユニークでカラフルな塗装を施し、町の中心部から隣のサンアントニオ地区まで練り歩きます。
全国から集められた色鮮やかな牛車や特徴的な衣装を身にまとった子ども達により行われるパレードは必見です。その他にも音楽やダンスをはじめ、様々なアクティビティー、そして花火が行われるほか、一般的なコスタリカ料理などを楽しむことが出来ます。
コスタリカの伝統と文化が感じられるうえに、首都サン・ホセ中心部からも車で約20分程でアクセス出来るので、3月に現地を訪れる予定の方は是非足を運んでみてください。
4月
フアン・サンタマリアの日(Día de Juan Santamaría)/4月11日
コスタリカで毎年4月11日に祝われている国民の休日です。ウィリアム・ウォーカー率いる軍との戦として知られる「リヴァスの戦い」でこの国の自由のために亡くなった、アラフエラ出身の国民的英雄フアン・サンタマリアを称える日で、彼の故郷であるアラフエラを中心に、パレードやダンスなど様々なイベントが開催されます。
5月
メーデー(Díade los Trabajadores)/5月1日
メーデーは、毎年5月1日に祝われる勤労感謝の日です。この日は大統領の演説やパレードが行われ、非常に賑やかな雰囲気に包まれます。
聖イシドロ農夫の日(Día de San Isidro Labrador)/5月15日
農業の守護聖人である聖イシドロを記念する日で、現地では首都サン・ホセのエスカス(Escazú)地区およびサン・イシドロ・デ・ヘネラル(San Isidros de El General)を中心に見本市をはじめ、牛車のパレードおよびダンスなどが行われるほか、伝統料理などが振る舞われます。
6月
聖ペドロ・聖パブロの日(Día de San Pedro & San Pablo)/6月29日
カトリックの聖人として知られる、ピーターおよびポールがの殉教を称える日で、毎年6月29日に祝われています。
7月
芸術祭(FIA)
首都サン・ホセで毎年6月下旬から7月上旬にかけて開催される、国際的な芸術の祭典です。その起源は1989年までさかのぼり、現在では世界28ヵ国から2,000人を超えるアーティストが集結し、期間中はコンサートや演劇をはじめ、ダンスパフォーマンス、芸術、および読み聞かせなど、アートに関連する様々なイベントで盛り上がります。
グアナカステ併合記念日(Día de Guanacaste)/7月25日
グアナカステ併合記念日は、1824年7月25日(日)にグアナカステ(現在の州都はリベリア)が自由選挙により、隣国ニカラグアからコスタリカに併合されたことを祝う国民の休日です。
8月
母の日(Día de la Madre)/8月15日
聖母マリアの被昇天の日の由来し、毎年8月15日に祝われています。銀行をはじめ公的機関や会社なども休みとなるほか、観光客向けの店やレストランの営業時間が不規則になるので注意が必要です。
聖母ロス・アンヘレスの日(La Virgen de los Angeles)/8月2日
コスタリカの守護聖人であり、La Negrita(ラ・ネグリタ)という名で親しまれる聖母ロス・アンヘレスの像が1635年8月2日(木)に発見されたことを祝う国民の休日です。
この日は、首都サン・ホセからカルタゴのロス・アンヘレス大聖堂まで多くのキリスト教徒が巡礼するほか、マリア像を掲げた山車が町を練り歩いてお祝いします。
9月
独立記念日(Costa Rican Independence Day)/9月15日
コスタリカが1821年9月15日(土)に、その他の中米諸国と共にスペインから独立したことを記念する国民の休日です。グアテマラからコスタリカへ「自由の聖火」が届けられるほか、路上でパレードなどが行われ、全国的に祝賀ムードに包まれます。
10月
文化の日(Día de la Raza)/10月12日
1492年10月12日(金)にクリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を発見および到着したことを祝う、国民の休日です。一般に、この祝日は「コロンブスの日」または「民族の日」としてアメリカ合衆国およびその他のラテンアメリカ諸国を中心に祝われていますが、コスタリカでは「文化の日」として親しまれています。
11月
死者の日(Día de los Muertos)/11月2日
ラテンアメリカ諸国における「お盆」で、特にメキシコのオアハカを中心に毎年盛大な祝祭が行われることで知られています。コスタリカでは、家族や知人が墓地を訪れて故人に思いを寄せるほか、死者に敬意を表す目的でキリスト教の習慣に基づいたパレードなどを行います。
12月
クリスマス(Navidad)
キリスト教を国教とするコスタリカでは、クリスマスは一年の中でも最も重要なイベントの一つです。日本では友人や恋人と過ごすイメージが強いクリスマスシーズンですが、この国では家族や親戚で集まり、特別な食事を共にするのが習慣です。
各家庭では、Tamal(タマル)と呼ばれる伝統のトウモロコシ料理をはじめとするご馳走がテーブルに並び、食卓に彩りを添えます。
光の祭典(Fiesta de la Luz)
首都サン・ホセで毎年12月の2〜3週目に開催されている、非常に賑やかで見応えのある祭りです。
これはクリスマスシーズンを知らせるもので、15頃からカラフルな衣装を身にまとった人々がパレードを始め、日没以降からはきらびやかな電飾が施された多くの山車が約3.2kmもの距離をマーチングバンドと共にパレードします。
小さな悪魔の祭り(Fiesta de los diablitos)
ボルカ(Boruca)で12月30日 〜 1月2日、そしてクレ(Curré)で2月5日 〜 8日に、それぞれ3日間の日程で開催される伝統の祭りです。征服者であるスペイン人と先住民の戦いの歴史がユニークな形で表現されており、非常に見応えがあるのが特徴です。
コスタリカ観光の移動手段
コスタリカ国内を観光で移動する為の主な移動手段は、国内線、中長距離バス、シャトルバス、およびレンタカーの4種類があります。なかでも、国内線やバスは各都市間を移動するために利用する方が多いので詳細を以下に紹介したいと思います。
国内線
コスタリカの国内線は、首都サン・ホセを中心にサンサ航空およびネイチャーエアーが主に以下の都市に就航しています。航空便の運航本数は目的地により異なりますが、ビーチエリアへのフライトはシーズン毎に全く異なるので注意が必要です。
- ケポス(Quepos)/所要約25分
- リベリア(Liberia)/所要約45〜55分
- トルトゥゲーロ(Tortuguero)/所要約25分
- パルマル・スル(Palmar Sur)/所要約45分
- プラヤ・タマリンド(Playa Tamarindo)/所要約40分〜1時間15分
- プエルト・ヒメネス(Punto Jimenez)/所要約50分〜1時間10分
中長距離バス
コスタリカでは、主要な町は全て幹線道路で結ばれています。そのため、観光移動は中長距離バスの利用が便利です。
バス乗り場は利用するバス会社もしくは目的地により異なり、バス会社が所有する小さな窓口で乗車券を購入する場合や、また首都サン・ホセ中心部に位置するコカコーラ・バスターミナルをはじめとする大きなバスターミナルで購入する場合の2種類に分かれています。
バスの運行本数は頻繁であるものの、金曜の夕方以降と土曜の朝、そしてクリスマスやイースターなどの休暇時期を中心に非常に混雑するので、あらかじめ乗車券を購入しておくことをオススメします。また、時刻表や利用運賃に関する最新情報は首都サン・ホセの観光インフォメーションセンターで手に入れることが可能です。
【バスを利用する際の注意点】
- コカコーラ・バスターミナル周辺の治安は昼夜問わずあまり良くないので、訪れる場合はタクシーを利用しましょう
- 現地ではバスの車内で盗難の被害に遭うこともあります。居眠りはなるべく避け、貴重品をしっかりと管理して下さい
シャトルバス
シャトルバスは、中長距離バスに比べ乗車料金がやや高めではあるものの、宿泊先の玄関口まで迎えに来て、目的地まで直接送り届けてくれるという観光客向けの便利な移動手段です。
主な会社はInterbus社とGrayline社で、首都サン・ホセを中心に7〜15人乗りのミニバンで人気観光都市間を運行しています。それぞれの公式サイトをはじめ、滞在先のホテルや旅行会社での予約が可能なので、利用を希望される場合は一般的な中長距離バスを利用した場合と金額を比較してから決めることをオススメします。
コスタリカのおすすめホテル10選
ベストウェスタン ハコ ビーチ オール インクルーシブ リゾート(Best Western Jaco Beach All Inclusive Resort)
基本情報
【住所】Pastor Diaz Av., フラヤ ジャコ, ハコ, コスタリカ, 61101
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
ウィンダム サン ホセ エラドュラ ホテル&コンベンション センター (WYNDHAM SAN JOSE HERRADURA HOTEL & CONVENTION CENTER)
基本情報
【住所】SOBRE LA AUTOPISTA GENERAL CAÑAS, FRENTE AL MALL REAL CARIARI, シウダッド カリアリ, エレディア, コスタリカ, 71880
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
ヒルトン ガーデン イン サンホセ ラ サバナ コスタ リカ (Hilton Garden Inn San Jose La Sabana, Costa Rica)
基本情報
【住所】Boulevard de Rohrmoser, La Sabana, マタ レドンダ, サンホセ, コスタリカ, 00000
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
グラノ デ オロ ホテル(Grano de Oro Hotel)
基本情報
【住所】30 Steet, 2 and 4 Avenue, ホスピタル, サンホセ, コスタリカ, 11856
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
ホテルプラザ レアルアパートメント & スイート (Hotel Plaza Real Apartments & Suites)
基本情報
【住所】La Uruca del BCR, 200 m. sur, 100 m. este, ウルカ, サンホセ, コスタリカ, 3794005
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
ベストウェスタン タマリンド ビスタ ヴィラズ (Best Western Tamarindo Vista Villas)
基本情報
【住所】1000 Calle Principal, タマリンド, タマリンド, コスタリカ
【Wi-Fi】利用可
【ペット】可
ホテル タマリンド ディリア ビーチ リゾート(Hotel Tamarindo Diria Beach Resort)
基本情報
【住所】Playa Tamarindo, タマリンド, タマリンド, コスタリカ, 50309
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
Hotel Villa Amarilla
基本情報
【住所】Playa Tamarindo, タマリンド, タマリンド, コスタリカ, 50309
【Wi-Fi】利用可
【ペット】可
カラ ルナ ブティック ホテル & ヴィラズ (Cala Luna Boutique Hotel & Villas)
基本情報
【住所】Tamarindo, Guanacaste , プラヤ ランゴスタ, タマリンド, コスタリカ, 50309
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
Sunset Hostel Tamarindo
基本情報
【住所】Calle del Parque, Sea Tower 3rd floor, タマリンド, タマリンド, コスタリカ, 50309
【Wi-Fi】利用可
【ペット】不可
よくある質問Q&A
何泊くらいのツアーが最も楽しめるでしょうか?
コスタリカは小さい国土面積でありながら、非常に見どころが多い国です。また、地理的にも日本から非常に離れているため移動に多くの時間がかかってしまいます。そのため、日本からコスタリカへ催行されているツアーに参加される場合は、最低でも8日間以上の日程でスケジュールが組まれているプランに参加するのが理想です。
6日間のツアーに参加する場合、首都サン・ホセおよびアレナルの2都市を訪れることになりますが、8日間のツアーでは更にいくつかの都市を訪れてコスタリカという国の自然や特徴的な中米文化をより満喫することが出来るのでオススメです。
コスタリカまでは飛行機でどのくらいかかりますか?
2020年4月現在、日本からコスタリカへの直行便は就航されていません。
そのため、コスタリカへ向かう場合は第三国を経由してアクセスすることになりますが、主な乗り換え地としてアメリカやメキシコの主要都市が挙げられます。
移動時間は経由地での乗り換え時間の長さにもよりますが、その時間を含めても往路で必要とされる最短所要時間は約19時間、復路では約19時間半となっています。
コスタリカの気候は?訪れるのにオススメなシーズンはいつですか?
コスタリカの気候は、主に5〜11月の雨季および12〜4月の乾季に分けられます。国土はカリブ海と太平洋に挟まれ、中央部には標高1,000〜1,500mの高原地帯が広がっていることから、訪れる地域によって降雨量が全く異なります。
例えば、国土北部にあたるカリブ海沿岸地域では7月と12月を中心に1年中雨が多く降るのに比べ、国土南部にあたる太平洋沿岸エリアおよび首都サン・ホセ周辺に広がる高原地帯では、オサ半島を除き、雨季でも降雨量が少ない傾向にあります。
コスタリカの気温は、年間を通じて温暖で過ごしやすいのが特徴ですが、旅行で訪れるのであれば雨が少ない12〜4月がオススメです。
電圧やプラグタイプは日本と異なりますか?
現地の電圧は、日本よりもやや高い120VでプラグタイプはAタイプを採用しています。Aタイプは私たちが普段使っている型と同じタイプなので、iphoneやipadなどの純正充電器の様に幅広い電圧に対応しているものは、そのまま使用することが出来ます。
しかしながら、現地の電圧は必ずしも安定している訳では無いため、ヘアドライヤーやヘアアイロンをはじめとする日本の電化製品を持ち込んで使用される際は、故障を防ぐためにも変圧器を使用するのが無難でしょう。