国立西洋美術館ってどんなところ?
上野公園(上野恩賜公園)の中にある国立西洋美術館は、西洋の美術作品を専門とする国立の美術館です。実業家・松方幸次郎が収集した「松方コレクション」と呼ばれている美術品を基として、1959(昭和34)年に開館しました。
川崎造船所(現在の川崎重工業)の社長を務めていた松方幸次郎は、大正初期から昭和初期にかけて印象派の絵画やロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクションを多く収集していました。
当時のコレクションは、モネやゴーガン、ゴッホからロダンの彫刻、近代イギリス絵画、中世の板絵、タペストリーまで、時代もジャンルも異なる作品が揃い、日本のために買い戻した浮世絵の約8,000点も加えると1万点を超えるものでした。
松方幸次郎が集めたヨーロッパの美術品の数々は、第二次世界大戦後、フランス政府によって差し押さえられ、一度はフランスの国有財産となりました。しかし、その後フランス政府は日仏友好のために、ゴッホの『アルルの寝室』などを除いてコレクションの大部分を“寄贈返還”という形で、日本に返還しました。
この時の寄贈返還において条件の一つであったのが、コレクションを展示するための専用の美術館を設置することでした。そのために建てられたのが国立西洋美術館です。370点におよぶ松方コレクションを核として始まり、現在は絵画、彫刻、素描、版画、工芸などの幅広い分野に渡って、約6,000点の作品が所蔵されています。
国立西洋美術館は、建築としても高い評価を受けています。ル・コルビュジエが設計を手掛けた本館は、2007年に国の重要文化財として登録されているとともに、2016年7月には「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」として、世界文化遺産に登録されました。日本で唯一、彼の建築が残るスポットです。
また、新館の設計はル・コルビュジエのもとで学んだ前川國男によるものです。上野公園内では、ル・コルビュジエが手掛けた本館を挟むように、前川國男による東京文化会館と新館が建っています。
見どころ
美しい外観と「19世紀ホール」
国立西洋美術館を鑑賞する際には、まず外観に目をむけてみましょう。本館外壁には緑色の玉石が埋め込まれたパネルが使用されています。遠くからは公園内の緑に溶け込むような調和が感じられ、また近づいてみることで玉石が敷き詰められている様子を実際に見ることができます。
1階の入り口付近まで歩いていくと、屋外に立ついくつかの柱が印象に残るでしょう。もともと本館1階部分は、ピロティ(高床)構造となっていましたが、現在ではガラスの外壁が設置され、大部分が室内に取り込まれています。しかし、現在も柱で建物を支えている構造を、館内の至るところから確認することができます。
さらに、美術館内を鑑賞する前後で目を向けていただきたいのが、前庭にある彫刻です。前庭では、オーギュスト・ロダンの作品を中心に、6つの彫刻作品が飾られています。入場料を払わなくても、前庭にある彫刻はじっくりと鑑賞することができます。
オーギュスト・ロダンの『考える人』や『地獄の門』は、彫刻作品としてあまりにも有名でしょう。人類の祖とされる『アダム』と『エヴァ』や『カレーの市民』も設置されています。『カレーの市民』は、自己犠牲のもとにカレー市を救った市民6人の様子を捉えた群像です。
さらに、エミール=アントワーヌ・ブールデルの『弓をひくヘラクレス』は、まさに矢を放とうとする瞬間を捉えている作品として注目です。
常設展の入り口は、屋上の明かり取り窓まで吹き抜けとなった開放感のあるホールで、ル・コルビュジエによって「19世紀ホール」と命名されています。吹き抜け空間が2階や中3階とつながった複雑な空間が特徴の、美術館の核となるホールです。ホールの中には、ロダンの彫刻が展示されています。
1階から2階へは、彫刻作品を眺めながら上れるように、階段ではなく傾斜のゆるいスロープが設置されています。ル・コルビュジエは移動の合間に移り変わる景色の感覚を得るための「建築的プロムナード」を提唱して、人の移動を重視してきました。
このスロープは、そんなル・コルビュジエの想いがしっかりと感じ取れる構造になっているので、ぜひ移り変わる19世紀ホールの景色を楽しみながら移動してみてください。
14〜18世紀の絵画が並ぶ「本館2階」
19世紀ホールからスロープを使って2階へと上っていくと、吹き抜けを囲むような回廊状の展示空間が広がっています。このホールから2階へとつながる巻き貝のような螺旋状の構造こそ、ル・コルビュジエが長年かけて練り上げていた「無限成長美術館」の思想を体現したものです。
ル・コルビュジエは、コレクションの増加に対して土地の広さが許す限り、螺旋を増やして美術館を大きくしていく「無限成長美術館」を構想していました。
実際に美術館を大きくすることは実現されていませんが、本館の常設展を巡ることで、「ピロティを通って中央のホールへ入り、そこから始まる四角い螺旋状の展示室を巡る」、「卍型の中3階が設けられている」、 「展示室を仕切る壁の長さによって室の大きさを変えたり見通しを与えたりして、様々な空間が作られている」という、「無限成長美術館」の基本的な原理を現在も見ることができます。
2階を順路に沿って歩いていると、中3階へと続く階段を見つけることになるでしょう。中3階は、会議室や小さな作品の展示空間として作られたバルコニー状の小部屋です。階段の幅が狭く、手すりが片方しか付けられていないことから現在は非公開となっています。
また、中3階には大きな窓がいくつも並んでいます。もともとこの窓は、屋上からの自然光を展示室に採り入れるためのものでした。しかしながら、太陽の光が作品を劣化させてしまうため、現在は人工の光のみ採り入れられています。
この本館2階では、14世紀から18世紀までのオールド・マスター絵画が展示されています。順路に沿って、14世紀からの後期ゴシック美術、ルネサンス美術、マニエリスム美術から、17世紀頃のバロック美術など、そして18世紀のロココ美術などへと、美術史を追うように観覧することができます。
パオロ・ヴェロネーゼ『聖女カタリナの神秘の結婚』や、ペーテル・パウル・ルーベンスの『眠る二人の子供』、マリー=ガブリエル・カペの『自画像』など、有名な作品からあまり知られていない魅力的な作品まで揃っているので、ぜひ一つ一つ丁寧に鑑賞してみてください。
「新館」まで足を伸ばそう
常設展を観覧する際には、2階の通路を使って本館から新館へ移動します。新館には、松方コレクションを代表するクロード・モネの『睡蓮』をはじめ、19世紀から20世紀の絵画が展示されています。写実主義や印象派、近代絵画に興味がある方にとって必見のスポットです。
新館は、国立西洋美術館設立20周年にあたる1979年に竣工した建物です。ル・コルビュジエが設計した本館とつながる形で増築されました。本館との間には三本のケヤキ・銀杏・クスノキなどを抱き込むように配置され、緑豊かな中庭があります。
中庭を眺めて休憩するには、新館2階の休憩所や、新館1階の彫刻展示スペース、本館1階の「カフェすいれん」が挙げられます。ガラス越しではありますが、美しい緑に目も休まるでしょう。
新館の2階へ足を進めると、19〜20世紀の西洋美術が展示されています。展示作品は、ウジェーヌ・ドラクロワや、ポール・セザンヌなどの素晴らしい画家によるものばかりです。また、吹き抜けからは1階の作品を眺めることができます。
そして新館2階の奥には、印象派を代表する画家であるクロード・モネの作品が多く展示されています。『睡蓮』、『舟遊び』、『セーヌ河の朝』、『陽を浴びるポプラ並木』など、柔らかな色づかいと光の表現が特徴的な作品ばかりです。印象派の起源となったクロード・モネの作品をたっぷりと堪能してください。
クロード・モネの作品が展示されている部屋のさらに奥へ進むと、版画素描展示室があります。貴重な版画や素描が常設で展示されている部屋です。また、小企画が開催される場合は、こちらの展示室が使われます。
1階に降りていくと、ポール・ゴーガン、フィンセント・ファン・ゴッホ、ピエール=オーギュスト・ルノワールなどの絵画作品と、近代彫刻が展示されています。彫刻が展示されているのは、陽の光が入るゆったりとした空間です。時間を忘れてアートに没頭してみてください。
ひと息つきたいミュージアムショップ&レストラン
常設展の出口から少し歩いたところにある、ミュージアムショップも忘れずにチェックしましょう。ショップでは、松方コレクションを代表するモネの『睡蓮』やゴッホの『ばら』をはじめ、国立西洋美術館の収蔵品をもとにしたさまざまなミュージアムグッズが販売されています。
また、国立西洋美術館の名作を集めた収蔵品カタログや、過去に開催された展覧会のカタログもあるので、家でじっくりと美術品の解説を読みたい、作品を眺めたいという方はぜひチェックしてみてください。
そのほか、子ども向けのものから、美術の研究者まで利用できる、約2,000種類の書籍が取り揃えられたコーナーもあります。開催中の企画展関連本はもちろん、建築や絵画技法、西洋美術関連、美術館ガイドまで取り扱われている本のジャンルはさまざまです。
常設展出口に近い、中庭に面したカフェレストラン「カフェすいれん」では、ランチタイムやカフェタイムを優雅に過ごすことができます。
ランチのメニューにはパスタやオムライスなどのアラカルトの料理はもちろん、ル・コルビュジエによる建築をイメージしたランチプレートなどがあります。美術館内のカフェでありながら、メニューが豊富で本格的だと評判です。
また、ケーキも数種類取り揃えられ、ドリンクはアルコールも含めてさまざまなものが用意されています。常設展や企画展のチケットがなくても利用できるので、周辺のスポットをメインに訪れる時にもおすすめです。
本館の地下には、企画展示室があります。企画展の多くが、普段なかなか日本・東京で観られない西洋の美術作品を取り扱っているため、会期中は多くの人々が訪れます。
ぜひ訪れる際には、企画展の内容もチェックしてみてください。企画展によって観覧料金は異なりますが、企画展のチケットを購入することで、常設展も観覧することができるようになります。
おすすめの周辺スポット
国立西洋美術館から徒歩10分圏内でいけるランチ
カフェ ヒビキ
東京文化会館の中にあるセルフスタイルのカフェです。国立西洋美術館に面した通りにも入り口があるため、すぐに利用することができます。ゆったりとした中の席もおすすめですが、天気が良く暖かい日にはぜひテラス席を利用してみてください。国立西洋美術館の建築を眺めながら過ごすことができます。
ドリンクメニューのほか、可愛らしいパンダがデザインされたパンダパンケーキ、パンダミルクパンなど、上野らしいメニューも揃っています。
上野の森 PARK SIDE CAFE
上野公園の中に位置する、落ち着きのあるカフェです。“野菜の持ち味や旨みを最大限に活かす”をコンセプトに、季節ごとに厳選した旬の野菜をたっぷり使用したメニューが揃います。
店内とテラス席を選ぶことができ、広々とした空間でランチを楽しむことができます。テラス席は、暖房も設置されているので冬でも暖かいです。
ギャラン
たまには昭和レトロな純喫茶でランチを味わってみてはいかがでしょうか。レトロな食品サンプルが並ぶ店先が目を惹く、「ギャラン」は1979(昭和54)年から続く老舗の純喫茶です。昔ながらのオムライスやナポリタン、ハヤシライスをきらびやかな店内で味わえば、非日常を満喫することができるでしょう。
和カフェ yusoshi chano-ma 上野
yusoshi chano-ma(ユソーシ チャノマ)は、上野マルイの9階にある、和カフェです。店内にマットレスタイプの小上がりの席があるのが特徴で、靴を脱いでゆったりと過ごしたい方や、小さな子どもを連れてのランチにぴったりのお店となっています。
ランチタイムは16時まで営業しているので、国立西洋美術館を満喫した後の遅めのランチにもおすすめです。美術館内を歩いて疲れた足を安めるスポットとして人気があります。
洋食屋 三代目 たいめいけん
日本橋に店を構える洋食の名店「たいめいけん」の支店が上野のエキナカ、エキュート上野に入っています。大人気のオムライスはもちろんのこと、ハンバーグやカニクリームコロッケ、カレーライスもリーズナブルな値段で味わうことができます。
7時から10時までモーニングも販売されているので、国立西洋美術館にいく前に朝ごはんとして利用しても良いでしょう。行列ができる「たいめいけん」のメニューをサクッと気軽に楽しむことができる穴場スポットです。
国立西洋美術館と合わせて観光におすすめ
国立科学博物館
日本で唯一の国立の総合科学博物館である「国立科学博物館」は、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが揃うスポットです。宇宙・科学技術・生き物・化石・自然環境などのトピックに分けられて、「日本館」「地球館」に展示されています。
親子で楽しめる体験室「親と子のたんけんひろば コンパス」や「全球型映像施設「シアター36O(サン・ロク・マル)」など、2000年代に入ってから新設されたエリアもあるので、昔行ったことがあるという方も新たに足を運んでみてはいかがでしょうか。
上野動物園
上野といえば、上野動物園にいるパンダを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。上野動物園では、ジャイアントパンダをはじめ、約350種2,500点の動物たちが飼育されています。東園と西園に分かれており、園内はかなり広いので、じっくりと見たい動物に絞って訪れても良いでしょう。
東園には、ジャイアントパンダや日本の動物、ゴリラ、トラ、ゾウ、ホッキョクグマやアザラシなどがいます。西園には、ウサギやモルモットとふれあえる体験プログラムが人気の「子ども動物園 すてっぷ」のほか、小型の哺乳類を展示する小獣館、生息地の自然環境を再現して展示する両生爬虫類館、天然の池を利用してツル、ペリカンなどの鳥類を展示している不忍池などがあります。
上野アメ横商店街(アメ横)
アメ横という名前で知られている上野アメ横商店街は、約500mの道の中に約400もの店舗が立ち並ぶ商店街です。その場で食べられるグルメを売っているお店が多いので、食べ歩きにもおすすめです。
驚きの安さで販売しているショップや、都内では珍しく値切りができるショップが多いので、気になるところはぜひ時間をかけてチェックしてみてください。
旧岩崎邸庭園
日本に西洋建築を伝えたジョサイア・コンドルの代表作「旧岩崎邸庭園」は、上野公園の隣に約5,000坪の敷地で広がっています。ジャコビアン様式を基調に、イギリス・ルネサンス様式やイスラム風のモチーフなどの要素が採り入れられ、さらに書院造りの和館も併設しているユニークな建築です。
英国ミントン製のタイルを敷いたバルコニーや、金唐革紙の壁紙、彫刻が美しい大柱など、贅が尽くされたゴージャスな装飾も見どころとなっています。
東京都美術館
日本で最初の国立美術館として歴史の長い「東京都美術館」は、魅力的な展覧会が多く開催されるおすすめアートスポットです。敷地内には無料で鑑賞できる立体作品が並んでいます。
建築に注目して美術館を楽しみたいという方にもおすすめです。国立西洋美術館のデザインを手掛けたル・コルビュジエのもとで学んだ、日本のモダニズム建築の巨匠・前川國男によって設計されています。カフェやレストラン、アートラウンジも充実している広々とした空間は、ゆったりと過ごすのに心地よいです。
アクセス情報
電車で行く場合
- JR線「上野駅」公園口出口から徒歩1分
- 京成電鉄「京成上野駅」徒歩7分
- 東京メトロ銀座線、日比谷線「上野駅」7番出口から徒歩8分
東京メトロ銀座線、日比谷線、JR線「上野駅」からの行き方
1.東京メトロ銀座線、日比谷線「上野駅」から行く場合は、7番出口を出ます。
2.7番出口は、緩やかな坂道が続いています。
3.緩やかな坂道を上り切り、まっすぐ歩くと大きな横断歩道が見えるので、そのまままっすぐ渡ります。渡った後は右手に進んでください。
4.右手に進み、階段から続く坂道を上ると、JR線「上野駅」の公園口出口が右手に見えてきます。このまま左手に東京文化会館が見えるまで、まっすぐ歩いてください。
5.JR線「上野駅」から行く場合は、公園口出口を出ます。目の前にある大きな横断歩道を渡ります。
6.上野公園内の敷地に入ると正面に東京文化会館が見えます。遊歩道に沿って斜め右方向に進むと、右側に国立西洋美術館が見えてきます。
京成電鉄「京成上野駅」からの行き方
1.改札を出て、「正面」と書かれている左方向に曲がります。駅の外に出る階段が見えてくるので、階段を上ってさらに左に曲がります。
2.階段を上がって左側に進むと、大きな階段と「UENO3153」が見えてきます。「UENO3153」側へ道なりに進んでください。
※この大きな階段から上がって上野公園内に入る方法もあります。
3.道なりに進むと、上野駅前の大きな横断歩道にたどり着きます。横断歩道は渡らず、このまま道なりに進んでください。ここからは上記(東京メトロ銀座線、日比谷線、JR線「上野駅」からの行き方)の4番以降と同じルートです。
よくある質問Q&A
駐車場はありますか
美術館には駐車場がありません。周辺の駐車場をご利用ください。
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上野パーキングセンター
【利用料金】
300円/30分
※最大料金 平日:2,000円 土日祝:3,000円
【営業時間】24時間
【国立西洋美術館利用の割引】
国立西洋美術館の観覧券(常設展・企画展)の半券で駐車料金の割引があります。 -
京成上野駅駐車場
【利用料金】300円/30分
【営業時間】6:00〜24:00 (入庫は22:00まで) -
上野中央通り地下駐車場
【利用料金】
8:00〜22:00:最初の30分間は300円・以降100円/10分
22:00〜8:00:300円/10分 最大料金500円
※最大料金 平日(8:00〜22:00): 2,000円、平日・土日祝(22:00〜8:00):500円
【営業時間】24時間
カフェやミュージアムショップだけ利用することはできますか
はい、できます。1階のカフェすいれん、ミュージアムショップともに、常設展や企画展のチケットを購入することなく、利用することができます。
音声ガイドはありますか
※新型コロナウイルス感染症予防のため、休止している場合があります。
はい、館内の常設展示室入口前で貸出しが行われています。また、団体の場合は予約をすることができます。
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常設展(所蔵作品展)音声ガイド(300円)
モネの『睡蓮』やロダンの彫刻作品など、国立西洋美術館が所蔵する西洋美術の名品の中から約16点を選び、その作家や作品の特徴などについて解説している音声ガイドです。解説時間は約40分です。 -
建築音声ガイド(300円)
ル・コルビュジエの建築の特徴が表れているスポットを、マップを見ながらまわり、実際に鑑賞しながら聞くことができます。解説時間は約20分です。
常設展の無料観覧日はありますか
※新型コロナウイルス感染症予防のため、休止している場合があります。
はい、あります。月の第2、第4土曜日、国際博物館の日(5月18日)、文化の日(11月3日)は、常設展に限り、どなたも無料となります。
作品の模写・撮影はできますか
本格的な模写はできません。国立西洋美術館が所蔵する作品(常設展示作品)については、写真撮影は可能です。ただし、フラッシュ等の光を発するものや三脚等は使用できません。なお、混雑の状況等によって、撮影が全面禁止になる場合もあります。また、企画展などで他の美術館などから借用された作品の撮影は一切禁止となっています。
常設展の鑑賞にはどれくらいの時間がかかりますか
1時間から1時間半ほどの時間をかけて、鑑賞する方が多いです。しかし、作品を飛ばして鑑賞する場合や、一つ一つの作品に時間をかけて回る場合はこの限りではありません。
基本情報
国立西洋美術館
【営業時間】
9:30〜17:30
※金・土曜日は常設展・企画展とも20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
【カフェすいれん営業時間】
10:00〜17:15(食事11:00〜16:30 喫茶10:00〜17:00)
※金・土曜日は、10:00〜21:00(食事11:00〜20:10 喫茶10:00〜20:30)
※時間延長期間は、10:00〜22:00(食事11:00〜21:10 喫茶10:00〜21:30)
【休館日】
毎週月曜日、年末年始(12月28日 〜翌年1月1日)
※月曜日が祝日または振替休日の場合は開館、翌日休館
※2020年10月19日(月)から2022年春(予定)まで全館休館
【常設展観覧料金】
- 一般:500円(400円)
- 大学生:250円(200円)
※()内は20名以上の団体料金
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上、心身に障害のある方及び付添者1名は無料
(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示ください)
※国立美術館キャンパスメンバーズ 加盟校の学生・教職員は無料(入館の際に学生証または教職員証をご提示ください)
※金曜・土曜日の夜間開館時(17:00以降)の常設展の観覧料は無料
※月の第2、第4土曜日、国際博物館の日(5月18日)、文化の日(11月3日)はどなたも無料
【住所】東京都台東区上野公園7-7
【問い合わせ先】公式サイトお問い合わせページはこちら